JPH08198582A - 加工ラインにおける形鋼材の搬送装置 - Google Patents

加工ラインにおける形鋼材の搬送装置

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JPH08198582A
JPH08198582A JP3152295A JP3152295A JPH08198582A JP H08198582 A JPH08198582 A JP H08198582A JP 3152295 A JP3152295 A JP 3152295A JP 3152295 A JP3152295 A JP 3152295A JP H08198582 A JPH08198582 A JP H08198582A
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JP
Japan
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conveyor
shaped steel
vertical
steel material
horizontal beam
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Application number
JP3152295A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Tsuchiya
敏彦 土屋
Katsumi Koike
克己 小池
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YUKISHIMA TEKKOSHO KK
Original Assignee
YUKISHIMA TEKKOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 形鋼材の搬送時に横揺れ、あるいは縦揺れを
防止することにより、安全性を高くするとともに、形鋼
材をコンベヤ又はテーブル上に正確に載置できるように
する。 【構成】 長尺の形鋼材をコンベヤ2により長手方向に
移送し、加工機によって所定の加工を行う加工ラインを
設け、コンベヤ2の移送始端側と移送終端側とに形鋼材
Wをコンベヤ2に対して搬入・搬出する搬送装置3を設
ける。コンベヤ2の上方を横断するジブ8をコンベヤ2
の延長方向に複数個設け、水平ビーム10をジブ8上で
側方に移動させる横送装置11を設け、前記水平ビーム
10の下方にコンベヤ2の延長方向に延びる吊りビーム
を配置し、吊りビームの下面に電磁吸着器30を所定ピ
ッチで設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺の形鋼材、例えば
H形鋼材を加工ラインに向けて搬送又は加工ラインから
搬出する形鋼材の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平2−1230
97号公報に記載されたものがあった。即ち、長尺の形
鋼材をコンベヤにより長手方向に移送し、コンベヤの途
中に設置した加工機によって所定の加工を行う加工ライ
ンを設け、コンベヤの移送始端側と移送終端側とに形鋼
材をコンベヤに対して搬入・搬出する搬送装置を設け、
該各搬送装置は、コンベヤの一側方で起立する支柱と該
支柱の上端にコンベヤの上方を横断するジブとを接合し
てなる倒立L形のフレームを、コンベヤの延長方向に一
対設け、各ジブにホイストを走行可能に設けるととも
に、各ホイストによりコンベヤの延長方向に延びる吊り
ビームを昇降可能に懸垂支持し、吊りビームの下面に形
鋼材を吸着する電磁吸着器を長手方向に所定ピッチで設
ける。上記電磁吸着器は圧縮ばねを介して吊りビームに
対して若干上下動可能に支承し、このうち吊りビームの
長手方向中央部に設けた電磁吸着器の支承部にリミット
スイッチを設け、このリミットスイッチにより上記電磁
吸着器の上下動を検知することにより、電磁吸着器が形
鋼材に当接したこと、および形鋼材が被設置面に当接し
たことを検知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、吊
りビームがホイストのワイヤ部のみによって懸垂支持さ
れていたので、搬送時に横揺れ(ジブに沿う横方向の揺
れ)、あるいは縦揺れ(コンベヤの延長方向の揺れ)が
発生し、危険を伴うとともに、載置位置が不正確になる
欠点があった。
【0004】また、フレームの支柱は、その下端に接合
した小面積のベース板を介して地面に起立固定したり、
あるいは支柱の下部を地面に埋め込んで起立固定するよ
うにしていたため、起立力が低下したり、フレームの設
置に手数および日数を要したりする欠点があった。
【0005】また、電磁吸着器が形鋼材に当接したこ
と、および形鋼材が被設置面に当接したことを検知する
リミットスイッチを、吊りビームの長手方向中央部に設
けるようにしていたので、形鋼材の吸着位置が限定され
るとともに、分割加工された形鋼材が長手方向中央部の
電磁吸着器を挟んで到来した際には、上記リミットスイ
ッチが作動しなくなる等の欠点があった。本発明は上記
欠点を解消した新規な加工ラインにおける形鋼材の搬送
装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、長
尺の形鋼材をコンベヤにより長手方向に移送し、加工機
によって所定の加工を行う加工ラインを設け、前記コン
ベヤの移送始端側と移送終端側とに形鋼材をコンベヤに
対して搬入・搬出する搬送装置を設け、各搬送装置は、
コンベヤの上方を横断するジブをコンベヤの延長方向に
複数個設け、各ジブにコンベヤの延長方向に延びる水平
ビームを渡架するとともに、該水平ビームをジブ上で側
方に移動させる横送装置を設け、前記水平ビームの下方
にコンベヤの延長方向に延びる吊りビームを配置すると
ともに、水平ビームの長手方向両端部に前記吊りビーム
を昇降させるホイストを設け、前記吊りビームの下面に
電磁吸着器を長手方向に所定ピッチで設け、吊りビーム
に垂直ビームを上方に向けて起立固定するとともに、該
垂直ビームを水平ビームに上下方向にのみ摺動可能に連
結する構成にしたものである。また、前記ジブは、その
一端をコンベヤの一側方にて上方に起立する支柱の上端
に一体的に連結し、支柱の下端にコンベヤの延長方向と
コンベヤの下方を横断する方向とに延びる平面視T形の
脚を一体的に連結し、該脚を地面に係止して前記支柱を
起立固定する構成にしたものである。また、前記吊りビ
ーム側に水平方向の係止孔を設け、該係止孔にホイスト
側に連結される連結ピンを上下動可能に嵌合係止し、吊
りビーム側に前記連結ピンの下動を検知するセンサーを
設ける構成にしたものである。また、前記垂直ビーム
は、吊りビームの長手方向両端部に一対設け、各垂直ビ
ームの昇降量を検出する昇降検出装置を設け、各昇降検
出装置の出力を入力して各ホイストの駆動量を制御する
ホイスト制御装置を設ける構成にしたものである。この
場合、上記昇降検出装置は、水平ビームにエンコーダを
設けるとともに該エンコーダの回転軸に小径のピニオン
を設け、垂直ビームに前記ピニオンが歯合するラックを
上下方向に延長させて設け、前記エンコーダを弾性体に
よりラック方向に押圧してそのピニオンをラックに歯合
させる構成にするとよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本発明の実施例を示す全体図
の略画した平面図、図2はその搬送装置部の正面図、図
3は搬入側の搬送装置部の側面図、図5は搬出側の搬送
装置部の側面図である。図1において、1は長尺の形鋼
材、本例ではH形鋼材を加工する加工ラインであり、ロ
ーラー形のコンベヤ2を左右方向(以下X軸方向とい
う)に延長させて設け、このコンベヤ2の左端部(移送
始端側)にH形鋼材をコンベヤ2に搬入する第1搬送装
置3を、また右端部(移送終端側)に加工されたH形鋼
材をコンベヤ2から搬出する第2搬送装置4を設置し、
第1搬送装置3から第2搬送装置4に向かうコンベヤ2
の移送路上に所定の加工機、例えば孔明け機80、ショ
ットブラスト機81、切断機82等を順次配置する。
【0008】上記第1、第2搬送装置3、4は共に略同
構造の固定起立形クレーンからなり、このうち第1搬送
装置3を代表して説明する。図2および図3において、
5は搬送装置のフレームであり、コンベヤ2の一側方
(図3において左方)に支柱6を脚7によって起立支持
し、支柱6の上端に図3において右方(Y軸方向)に延
びてコンベヤ2の上方を横断するジブ8を接合固定す
る。上記脚7はX軸方向(コンベヤ2の延長方向)に延
びる縦脚7a,7bと、図3において右方(Y軸方向)
に延びてコンベヤ2の下方を横断する横脚7cとを一体
に接合して平面視T形とし、各縦脚7a,7bおよび横
脚7cの交点に上記支柱6を起立させてその下端を接合
固定する。そして、上記各縦脚7a,7bおよび横脚7
cをアンカーボルトにより地面に係止して支柱6のX軸
及びY軸方向の倒れを防止する。
【0009】上記フレーム5は、コンベヤ2の延長方向
(以下X軸方向という)に一対設置し、各フレーム5の
ジブ8の上面に、X軸方向に延びる水平ビーム10の両
端部を渡架し、該水平ビーム10を横送装置(モータ
ー)11によりジブ8に沿ってY軸方向に移動制御す
る。また、上記水平ビーム10の長手方向両端部にそれ
ぞれ2個のホイスト14を懸垂連結し、該ホイスト14
にX軸方向に延長配置した吊りビーム18の両端を懸垂
連結し、上記各ホイスト14を同期駆動させることによ
り吊りビーム18を水平に保持して昇降させる。
【0010】上記ホイスト14と吊りビーム18との連
結は図6および図7に示すようになっている。即ち、吊
りビーム18の上面に一対の上ブラケット19a,19
bを所定の間隔をおいて起立固定し、各上ブラケット1
9a,19bにY軸方向に貫通する係止孔20a,20
bを形成するとともに、図7において左部の係止孔20
aは右部の係止孔20bよりも大径に形成する。また、
上記係止孔20a,20bに連結ピン21を遊嵌させ
る。
【0011】上記連結ピン21は、図7に示すように、
各上ブラケット19a,19bの間隔に対して約2倍の
長さにするとともに、右端にストッパー用のフランジ2
1aを形成し、右半部に小径の括れ部21bを形成す
る。そして、上記連結ピン21を右方から係止孔20
a,20bに挿通して左半部21cを左部のブラケット
19aから大きく左方に突出させるとともに、左半部2
1cを右部の係止孔20bを中心として上下方向に回動
可能とし、無負荷時には、左半部21cが自重により左
部の係止孔20aの下部側に移動するようにする。な
お、上記左部の係止孔20aは上下方向に長い長孔とし
てもよい。
【0012】上記ブラケット19a,19bに連結ピン
21を介して連結具22を取り付ける。この連結具22
は、図6、図7に示すように、一対の倒立三角形状のプ
レート23を所定の間隔、即ち、上記上ブラケット19
a,19b間に嵌まる間隔で対抗させ、両者を左右端に
挿通したピン24により一体的に連結し、下端部に連結
ピン21が嵌合するピン孔(符号省略)を形成する。こ
の連結具22は、その下端部を上記上ブラケット19
a,19b間に嵌合させるとともに、該下端部に上記連
結ピン21を挿通してブラケット19a,19bに回動
可能に連結する。そして、上記ピン24にホイスト14
の吊りワイヤ15に連結したフック16を引っ掛け、連
結具22、ブラケット19a,19bを介して吊りビー
ム18を懸垂支持する。
【0013】また、上記吊りビーム18に、上記連結ピ
ン21の左半部21cが接触するリミットスイッチから
なるセンサー26を取り付ける。このセンサー26は、
上記連結ピン21の左半部21cが左部の係止孔20a
内を下方に移動した際に、該左半部21cに押されてホ
イスト14を駆動制御する制御部(図示省略)に信号を
発するようになっており、このセンサー26により後述
する吊りビーム18の電磁吸着器30が形鋼材Wに当接
したこと、および形鋼材Wが被設置面に当接したことを
検知する。
【0014】上記吊りビーム18の下面に一対の下ブラ
ケット29を介して電磁吸着器(永電磁吸着器)30を
X軸方向に所定ピッチで懸垂支持する。この各電磁吸着
器30は形鋼材Wを吸着保持するものであり、懸垂ボル
ト31により各下ブラケット29に若干の上下動可能に
懸垂支持するとともに、懸垂ボルト31の下部側にウレ
タンゴムからなる弾性体32を介在させ、該弾性体32
により電磁吸着器30が形鋼材Wに当接する際の衝撃を
緩衝する。
【0015】また、図2に示すように、上記吊りビーム
18の長手方向両端部に一対の垂直ビーム34を上方に
向けて起立固定し、該垂直ビーム34をリニアボールガ
イド35を介して水平ビーム10に上下方向にのみ摺動
可能に連結する。リニアボールガイド35は、図11に
示すようになっている。即ち、水平ビーム10に軸受3
6を固定する。この軸受36は無限循環するボール37
を上下方向の角溝の両側にそれぞれ2列設けてなる。ま
た、垂直ビーム34に角柱状のガイドバー38を上下方
向に延長させて固定する(図8、図9)。このガイドバ
ー38はその両側に上下方向に延びる2個のボール係合
溝(符号省略)を有し、該ボール係合溝を上記軸受36
のボール37に嵌合させ、これにより上記垂直ビーム3
4を水平ビーム10に上下方向にのみ摺動可能に連結
し、これにより吊りビーム18の不用意な揺動を防止す
る。
【0016】上記各垂直ビーム34の昇降量を昇降検出
装置40によって検出する。この昇降検出装置40は、
図10に示すようになっている。即ち、水平ビーム10
に弾圧支持具42を介してロータリー形のエンコーダ4
1を取り付ける。弾圧支持具42は、水平ビーム10に
ブラケット43を起立固定し、このブラケット43にベ
ース44を支持ピン45を介して垂直ビーム34方向に
摺動可能に支持するとともに、コイルバネからなる弾性
体46によりベース44を上記垂直ビーム34方向に押
圧付勢し、該ベース44に上記エンコーダ41を取り付
ける。このエンコーダ41の回転軸には小径(直径約3
0mm)のピニオン47を取り付ける。また、垂直ビー
ム34に上記ピニオン47が歯合するラック48を上下
方向に延長させて設け、このラック48に上記エンコー
ダ41のピニオン47をラックに弾圧歯合させる。上記
ピニオン47およびラック48の歯のピッチは1.57
mmとし、エンコーダ41の仕様(一回転60パルス)
に対応させて微量の計測ができるようにする。
【0017】上記各昇降検出装置40の出力はホイスト
制御装置50に入力され、該ホイスト制御装置50によ
り各垂直ビーム34の上下移動量の誤差が所定値以内と
なるように各ホイスト14の駆動を制御し、これにより
吊りビーム18、従って形鋼材Wを所定の水平度を保持
して昇降させる。
【0018】水平ビーム10は、前述したリニアボール
ガイド35と同様のリニアボールガイド51により各ジ
ブ8に走行可能に連結され、該水平ビーム10の走行量
を走行検出装置52によって検出し、横送装置11の制
御装置(図示省略)に出力する。上記走行検出装置52
は、図12に示すようになっている。即ち、水平ビーム
10に弾圧支持具57を介してロータリー形のエンコー
ダ56を取り付ける。弾圧支持具57は、水平ビーム1
0に水平ピン58を介してブラケット59を揺動可能に
垂下支持するとともに、コイルバネからなる弾性体60
によりジブ8方向(矢印(ア)方向)に押圧付勢し、該
ブラケット59の下端に上記エンコーダ56を取り付け
る。このエンコーダ56の回転軸には小径(直径約30
mm)のピニオン61を取り付ける。また、ジブ8に上
記ピニオン61が歯合するラック62をジブ8に沿うY
軸方向に延長させて設け、このラック62に上記エンコ
ーダ56のピニオン61を弾圧歯合させる。上記ピニオ
ン61およびラック62の歯のピッチは、前述と同様
に、1.57mmとし、エンコーダ56の仕様(一回転
60パルス)に対応させて微量の計測ができるようにす
る。
【0019】前述した第1、第2搬送装置3,4の側部
にサプライアー65、トラバース70を設置する。サプ
ライアー65は、図1、図3に示すように、コンベヤ2
の搬送始端部(図1において左端部)に長方形状のテー
ブル66を設置し、このテーブル66にコンベヤ2と直
交方向(以下Y軸方向という)に延びるチェーンコンベ
ヤ67を図1において左右方向に所定の間隔をおいて5
〜6個並列に設けてなり、各チェーンコンベヤ67上に
は、図3に示すように、加工前の形鋼材(H形鋼材)W
1がX軸方向(コンベヤ2と平行)に配置されて所定段
数毎に横方向に並列に載置される。各チェーンコンベヤ
67上の形鋼材W1は、第1搬送装置3によって図3に
おいて左端側からコンベヤ2に搬入され、左端側の形鋼
材W1がなくなると、残余の形鋼材W1が各チェーンコ
ンベヤ67により、コンベヤ2方向、つまり矢印(イ)
方向に順次移送される。
【0020】また、上記トラバース70は、図1、図4
に示すように、コンベヤ2の搬送終端部(図1において
右端部)に長方形状のテーブル71を設置し、このテー
ブル71に細長い各筒状の押しビーム72をコンベヤ2
と平行に配置して載置し、該押しビーム72をテーブル
71の両端部に設けたY軸方向に延びる送りチェーン7
3により図4において左右方向に移動させてなる。上記
押しビーム72は、図1に示すように、テーブル71の
左右方向(X軸方向)の長さに略対応する長さとする。
そして、第2搬送装置4により、図4においてコンベヤ
2からテーブル71の左端に搬出された加工済みの形鋼
材W2が所定段数になると、送りチェーン73により押
しビーム72を反コンベヤ2方向、つまり矢印(ウ)方
向に移動させ、加工された長尺、短尺の形鋼材W2(図
5)を一括してテーブル71上で滑らせながら該テーブ
ル71の端部側に移送する。なお、上記テーブル71の
上面には、Y軸方向に延びるレール74(図5)を小ピ
ッチで多数平行に設け、該レール74上で上記長尺、短
尺の形鋼材W2を滑らせる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、形鋼材Wを吸着する吊りビーム18に垂直ビー
ム34を上方に向けて起立固定するとともに、該垂直ビ
ーム34を水平ビーム10に上下方向にのみ摺動可能に
連結したので、形鋼材Wの搬送時にジブ8に沿う横揺れ
(Y軸方向の揺れ)、あるいは縦揺れ(X軸方向の揺
れ)が発生しなくなり、安全であるとともに、形鋼材W
をコンベヤ2又はテーブル71上に正確に載置すること
ができる効果を奏する。また、ジブ8を支持する支柱6
の下端にコンベヤ2の延長方向(X軸方向)とコンベヤ
2の下方を横断する方向(Y軸方向)とに延びる平面視
T形の脚7を一体的に連結し、該脚7を地面に係止して
上記支柱6を起立固定したので、地面を掘削することな
く支柱6を地面に堅固に固定することができ、取付け工
事が容易にかつ短時間でできることになる。また、上記
吊りビーム18側の係止孔20a,20bにホイスト1
4側に連結される連結ピン21を上下動可能に嵌合係止
し、吊りビーム18側に上記連結ピン21の下動を検知
するセンサー26を設けたので、任意の電磁吸着器30
で形鋼材Wを吸着しても、電磁吸着器が形鋼材に当接し
たこと、および形鋼材がコンベヤ2又はテーブル71等
の被設置面に当接したことを確実に検知することができ
る効果を奏する。また、上記垂直ビーム34は、吊りビ
ーム18の長手方向両端部に一対設け、各垂直ビーム3
4の昇降量を検出する昇降検出装置40を設け、各昇降
検出装置40の出力を入力して各ホイスト14の駆動量
を制御するホイスト制御装置50を設けたので、形鋼材
Wを常に所定の水平度を保持して搬送することができ、
形鋼材が搬送中に横滑りをしなくなり、安全性が高くな
る効果を奏する。また、上記昇降検出装置40は、水平
ビーム10にエンコーダ41を弾性体46を介して支持
し、該エンコーダ41ーの回転軸に小径のピニオン46
を取付け、このピニオン46を上記弾性体46の反力に
より垂直ビーム34に取り付けたラック48に弾圧歯合
させたので、エンコーダ56の仕様に対応させて微量の
計測ができるとともに、ピニオン46およびラック48
の歯丈が小さくても両者を確実に歯合させることができ
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体図の略画した平面図
である。
【図2】本発明による搬送装置部の正面図である。
【図3】本発明による搬入側の搬送装置部の側面図であ
る。
【図4】本発明による搬出側の搬送装置部の側面図であ
る。
【図5】本発明によるトラバース部の平面図である。
【図6】本発明によるホイストと吊りビームとの連結部
を示す要部側面図である。
【図7】図6のVII-VII 断面図である。
【図8】本発明による水平ビームと垂直ビームとの連結
部を示す要部側面図である。
【図9】図8のIX-IX 断面図である。
【図10 】本発明による水平ビームと垂直ビームとの連
結部を示す要部断面平面図である。
【図11 】図8のXI-XI 拡大断面図である。
【図12】本発明によるジブと水平ビームととの連結部
を示す一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 加工ライン 2 コンベヤ 3 第1搬送装置 4 第2搬送装置 5 フレーム 6 支柱 7 脚 7a,7b 縦脚 7c 横脚 8 ジブ 10 水平ビーム 11 横送装置 14 ホイスト 15 吊りワイヤ 16 フック 18 吊りビーム 19a,19b ブラケット 20a,20b 係止孔 21 連結ピン 21a フランジ 21b 括れ部 21c 左半部 22 連結具 23 プレート 24 ピン 26 センサー 29 下ブラケット 30 電磁吸着器 31 懸垂ボルト 32 弾性体 34 垂直ビーム 35 リニアボールガイド 36 軸受 37 ボール 38 ガイドバー 40 昇降検出装置 41 エンコーダ 42 弾性支持具 43 ブラケット 44 ベース 45 支持ピン 46 弾性体 47 ピニオン 48 ラック 50 ホイスト制御装置 51 リニアボールガイド 55 走行量検出装置 56 エンコーダ 57 弾性支持具 58 水平ピン 59 ブラケット 60 弾性体 61 ピニオン 62 ラック 65 サプライアー 66 テーブル 67 チェーンコンベヤ 70 トラバース 71 テーブル 72 押しビーム 73 送りチェーン 74 レール 80 孔明け機 81 ショットブラスト機 82 切断機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 57/18 B B66C 1/06 A 9528−3F 13/22 W

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の形鋼材をコンベヤ(2)により長
    手方向に移送し、加工機によって所定の加工を行う加工
    ライン(1)を設け、前記コンベヤ(2)の移送始端側
    と移送終端側とに形鋼材(W)をコンベヤ(2)に対し
    て搬入・搬出する搬送装置(3,4)を設け、各搬送装
    置(3,4)は、コンベヤ(2)の上方を横断するジブ
    (8)をコンベヤ(2)の延長方向に複数個設け、各ジ
    ブ(8)にコンベヤ(2)の延長方向に延びる水平ビー
    ム(10)を渡架するとともに、該水平ビーム(10)
    をジブ(8)上で側方に移動させる横送装置(11)を
    設け、前記水平ビーム(10)の下方にコンベヤ(2)
    の延長方向に延びる吊りビーム(18)を配置するとと
    もに、水平ビーム(10)の長手方向両端部に前記吊り
    ビーム(18)を昇降させるホイスト(14)を設け、
    前記吊りビーム(18)の下面に電磁吸着器(30)を
    長手方向に所定ピッチで設け、吊りビーム(18)に垂
    直ビーム(34)を上方に向けて起立固定するととも
    に、該垂直ビーム(34)を水平ビーム(10)に上下
    方向にのみ摺動可能に連結したことを特徴とする加工ラ
    インにおける形鋼材の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ジブ(8)は、その一端をコンベヤ
    (2)の一側方にて上方に起立する支柱(6)の上端に
    一体的に連結し、支柱(6)の下端にコンベヤ(2)の
    延長方向とコンベヤ(2)の下方を横断する方向とに延
    びる平面視T形の脚(7)を一体的に連結し、該脚
    (7)を地面に係止して前記支柱(6)を起立固定した
    ことを特徴とする請求項1記載の加工ラインにおける形
    鋼材の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記吊りビーム(18)側に水平方向の
    係止孔(20a)を設け、該係止孔(20a)にホイス
    ト側に連結される連結ピン(21)を上下動可能に嵌合
    係止し、吊りビーム(18)側に前記連結ピン(21)
    の下動を検知するセンサー(26)を設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の加工ラインにおける形鋼材
    の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記垂直ビーム(34)は、吊りビーム
    (18)の長手方向両端部に一対設け、各垂直ビーム
    (34)の昇降量を検出する昇降検出装置(40)を設
    け、各昇降検出装置(40)の出力を入力して各ホイス
    ト(14)の駆動量を制御するホイスト制御装置(5
    0)を設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の加工ラインにおける形鋼材の搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の昇降検出装置(40)
    は、水平ビーム(10)にエンコーダ(41)を設ける
    とともに該エンコーダ(41)の回転軸に小径のピニオ
    ン(47)を設け、垂直ビーム(34)に前記ピニオン
    (47)が歯合するラック(48)を上下方向に延長さ
    せて設け、前記エンコーダ(41)を弾性体によりラッ
    ク(48)方向に押圧してそのピニオン(47)をラッ
    ク(48)に歯合させたことを特徴とする加工ラインに
    おける形鋼材の搬送装置。
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