JPH0818327A - 小型アンテナの製造方法 - Google Patents

小型アンテナの製造方法

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JPH0818327A
JPH0818327A JP14672494A JP14672494A JPH0818327A JP H0818327 A JPH0818327 A JP H0818327A JP 14672494 A JP14672494 A JP 14672494A JP 14672494 A JP14672494 A JP 14672494A JP H0818327 A JPH0818327 A JP H0818327A
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JP
Japan
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dielectric ceramic
ceramic substrate
conductor
small
antennas
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JP14672494A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kagami
慶一 鏡
Takeshi Segawa
健 瀬川
Satohiko Memesawa
聡彦 目々澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量産に適した製造方法を提案することを目的
とする。 【構成】 複数個の小型アンテナが得られる形状の誘電
体セラミック基板11の表面全体にメッキにより導体1
2を形成し、その後エッチングにより複数の側面導体3
をパターニングし、その後この誘電体セラミック基板1
1を切断して、複数個の小型アンテナを得るようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話機、GPS(衛
星測位システム)装置等の移動体通信に使用して好適な
小型アンテナの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機、GPS装置等の移動
体通信機器の小型化に伴いアンテナの小型化を図るため
高い誘導率(εr ≧10)の誘電体セラミック基板を使
用した図2に示す如き小型アンテナが提案されている。
【0003】この図2につき説明するに、図2におい
て、1は(Mg1-x Cax )TiO3(X=0.05)
組成の粉末をプレス成形し、1350℃で焼成した比誘
電率が20の誘電体セラミック基板を示し、この誘電体
セラミック基板1の形状は縦a×横b×厚さtが例えば
13mm×13mm×6mmである。
【0004】この誘電体セラミック基板1の上面及び下
面に例えばCuの如き上面導体2a及び下面導体2bを
形成すると共にこの上面導体2a及び下面導体2bを短
絡する側面導体3を形成したものである。
【0005】この小型アンテナを使用するときには図2
に示す如く、この小型アンテナの下面導体2bを例えば
携帯電話機の金属シャーシ4上に載置する如くして、受
信専用アンテナとして使用する。この場合、この小型ア
ンテナはマイクロストリップ形の逆Fアンテナを構成す
る。
【0006】斯る小型アンテナにおいては、図2に示す
如く、縦の長さをa、横の長さをb、この誘電体セラミ
ック基板1の比誘電率をεr 、受信電波の波長をλとし
たとき の関係が成立し、例えば800MHzの電波を13mm
×13mm×6mmの大きさの小型アンテナで受信する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、斯る図2に示す
如き小型アンテナを製造するときは誘電体セラミック基
板1を所定形状例えば13mm×13mm×6mmに成
形・加工した後に、上面導体2a、下面導体2b及び側
面導体3を形成するようにしていたが、この従来の製造
方法では、1個ずつ、この上面導体2a、下面導体2b
及び側面導体3を形成するので、手間がかかり、量産に
適さない不都合があった。
【0008】本発明は斯る点に鑑み量産に適した製造方
法を提案せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明小型アンテナの製
造方法は例えば図1に示す如く、複数個の小型アンテナ
が得られる形状の誘電体セラミック基板11の表面全体
にメッキにより導体12を形成し、その後エッチングに
より複数の側面導体3をパターニングし、その後この誘
電体セラミック基板11を切断して、複数個の小型アン
テナを得るようにしたものである。
【0010】また本発明小型アンテナの製造方法は例え
ば図3に示す如く、複数個の小型アンテナが得られる形
状の誘電体セラミック基板11の上面及び下面と複数の
側面導体部とにスクリーン印刷により導体ペースト14
を被着し、その後焼付けし、その後この誘電体セラミッ
ク基板11を切断して複数個の小型アンテナを得るよう
にしたものである。
【0011】
【作用】本発明によれば複数個の小型アンテナの得られ
る誘電体セラミック基板11に上面導体12及び下面導
体12と複数の側面導体3を形成した後に切断して複数
個の小型アンテナを得ているので生産性良く小型アンテ
ナを製造できる。
【0012】
【実施例】以下、図1を参照して本発明小型アンテナの
製造方法の一実施例につき説明しよう。先ず、図1Aに
示す如く、4個の小型アンテナが得られる形状の誘電体
セラミック基板11を用意する。
【0013】この誘電体セラミック基板11は、誘電体
セラミック材料として例えば(Mg 1-x Cax )TiO
3 (X=0.05)の組成のものを使用する。これは原
料としてMgO(酸化マグネシウム)、CaCO3 (炭
酸カルシウム)、TiO2 (酸化チタン)の粉末を秤量
し、ボールミルで15時間混合した後、大気中、100
0℃で仮焼を行い、再度ボールミルで15時間粉砕し
て、バインダーとして、PVA(ポリビニルアルコー
ル)を1重量%加えて造粒し、成形して大気中1350
℃で焼成することにより誘電体セラミック基板を作製す
る。この例の誘電体セラミック基板の比誘電率は20で
ある。
【0014】次にこの誘電体セラミック基板を所定の寸
法に例えば小型アンテナが13mm×13mm×6mm
のときは例えは4個の大きさの13mm×56mm×6
mmに研削、加工して図1Aの誘電体セラミック基板1
1とする。この誘電体セラミック基板11の形状の寸法
は使用する電波の波長λ、使用する誘電体セラミック基
板の誘電率εr により決定される。
【0015】次にメッキ工程により図1Bに示す如くこ
の誘電体セラミック基板11の表面全体に導体12を形
成する。この導体12としてはCU,Ag,Ni,Au
等を用いることができる。この場合メッキ膜即ち導体の
厚さは高周波例えば800MHzの表皮効果を考慮し
て、20μm程度とする。
【0016】次にメッキ工程である無電解銅メッキ工程
の例につき説明する。先ず、この誘電体セラミック基板
11をエースクリーン A−220(奥野製薬工業製)
を使用してアルカリ脱脂を行い、その後水洗いをする。
【0017】次に、密着性を増す目的でこの誘電体セラ
ミック基板11の表面をでこぼこにするためフッ酸40
%、硝酸60%の混合溶液を使用してエッチングし、そ
の後水洗いをする。
【0018】次に塩酸35%の溶液を使用してプリディ
ップし、その後OPC80キャタリスト(奥野製薬工業
製)と塩酸35%の溶液の混合液を使用し、パラジウム
を表面に付着するキャタライジングを行う。このキャタ
ライジング後、水洗いを行う。
【0019】次に硫酸97%の溶液にアクセレートX
(奥野製薬工業製)を混合した液を使用して触媒を活性
化するためにアクセレーティングを行う。このアクセレ
ーティング後に水洗いを行う。
【0020】次に銅の無電解メッキ液として、OPCカ
ッパーT(奥野製薬工業製)を使用して銅の無電解メッ
キを行う。この銅12を所定厚例えば20μm厚メッキ
した後に水洗いを行う。
【0021】次にグリコートを使用して防錆処理を行
い、その後N2 雰囲気中、300℃×1時間の条件で熱
処理を行い誘電体セラミック基板11と導体12である
銅メッキ膜との密着性を増す如くする。
【0022】次に、図1Cに示す如くこの誘電体セラミ
ック基板11の上面導体12上及び下面導体12上と4
つの側面導体3に対応する部分にスクリーン印刷技術を
使用してレジスト13を塗布し、その後このレジスト1
3を乾燥する。
【0023】この図1Cに示す如く、レジスト13を塗
布した誘電体セラミック基板11をエッチング液として
の塩化第2鉄溶液に浸し、このレジスト13の塗布され
ていない不用部分の導体12である銅メッキ膜をエッチ
ングにより除去する(図1D)。このエッチング後に、
十分に水洗いして、このエッチング液を落とす如くす
る。
【0024】その後、図1Dに示す如く、この誘電体セ
ラミック基板11上の導体12上に塗布したレジスト1
3をNaOH1%の水溶液により除去し、図1Eに示す
如く、誘電体セラミック基板11の上面及び下面に導体
12が形成されると共に4つの短絡導体である側面導体
3が形成されたものとなる。
【0025】次に斯る図1Eに示す如き誘電体セラミッ
ク基板11をダイヤモンド砥石等により、図1Fに示す
如く13mm間隔に切断して、4個の小型アンテナを得
る。
【0026】本例による小型アンテナの製造方法によれ
ば4個の小型アンテナの得られる誘電体セラミック基板
11にメッキ及びエッチングにより上面導体12及び下
面導体12と4個の側面導体3を形成した後に、切断し
て4個の小型アンテナを得ているので、生産性良く小型
アンテナを製造することができる利益がある。
【0027】図3は本発明小型アンテナの製造方法の他
の実施例を示す工程図である。この図3を参照して本発
明小型アンテナの製造方法の他の実施例につき説明す
る。先ず、図3Aに示す如く、図1Aと同様にして4個
の小型アンテナが得られる形状例えば13mm×56m
m×6mmの誘電体セラミック基板11を用意する。
【0028】次に図3Bに示す如く、この誘電体セラミ
ック基板11の上面及び下面と4個の側面導体部とにス
クリーン印刷により導体ペースト14を塗布する。この
場合この導体ペースト14としては例えば昭栄化学工業
製のH−9154の銀塗料を使用する。
【0029】この導体ペースト14を塗布後に200℃
で10分間乾燥する。その後大気雰囲気中、800℃で
15分間焼成し、この導体ペースト14を厚さ例えば2
0μmの銀導体とし、図3Bに示す如く、誘電体セラミ
ック基板11の上面及び下面に銀導体が形成されると共
に4つの短絡導体である側面導体3が形成されたものと
なる。
【0030】次に斯る図3Bに示す如き誘電体セラミッ
ク基板11をダイヤモンド砥石等により、図3Cに示す
如く13mm間隔に切断して、4個の小型アンテナを得
る。
【0031】本例による小型アンテナの製造方法によれ
ば4個の小型アンテナの得られる誘電体セラミック基板
11に上面導体及び下面導体と4個の側面導体3を形成
した後に、切断して、4個の小型アンテナを得ているの
で、生産性良く小型アンテナを製造することができる。
【0032】尚上述実施例においては4個の小型アンテ
ナを同時に製造する例につき述べたが、その他の複数個
を同時に製造するようにしても良く、この場合も上述同
様の作用効果が得られることは容易に理解できよう。ま
た本発明は上述実施例に限ることなく本発明の要旨を逸
脱することなく、その他種々の構成が採り得ることは勿
論である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば生産性良く小型アンテナ
を製造することができる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明小型アンテナの製造方法の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】小型アンテナの例を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11 誘電体セラミック基板 2a,2b,3,12 導体 13 レジスト 14 導体ペースト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の小型アンテナが得られる形状の
    誘電体セラミック基板の表面全体にメッキにより導体を
    形成し、その後エッチングにより複数の側面導体をパタ
    ーニングし、その後上記誘電体セラミック基板を切断し
    て、複数個の小型アンテナを得るようにしたことを特徴
    とする小型アンテナの製造方法。
  2. 【請求項2】 複数個の小型アンテナが得られる形状の
    誘電体セラミック基板の上面及び下面と複数の側面導体
    部とにスクリーン印刷により導体ペーストを被着し、そ
    の後焼付けし、その後前記誘電体セラミック基板を切断
    して複数個の小型アンテナを得るようにしたことを特徴
    とする小型アンテナの製造方法。
JP14672494A 1994-06-28 1994-06-28 小型アンテナの製造方法 Pending JPH0818327A (ja)

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