JPH08178447A - マルチシステム空気調和機 - Google Patents

マルチシステム空気調和機

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JPH08178447A
JPH08178447A JP6315357A JP31535794A JPH08178447A JP H08178447 A JPH08178447 A JP H08178447A JP 6315357 A JP6315357 A JP 6315357A JP 31535794 A JP31535794 A JP 31535794A JP H08178447 A JPH08178447 A JP H08178447A
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air conditioner
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stopped
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Tomio Tanaka
中 富 雄 田
Naoki Yamaguchi
口 尚 樹 山
Norifumi Iimura
村 典 史 飯
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転ユニットの能力を低下させることなく、
停止中の室内ユニットからの冷媒回収を効率よく行いう
るマルチシステム空気調和機を提供する。 【構成】 能力可変圧縮機1Bを含む室外機と、それぞ
れ冷媒流量調整弁10を有する複数台の室内ユニットと
からなるマルチシステム空気調和機において、室外機が
所定時間、たとえば60分間継続して暖房運転した場
合、停止中の室内ユニットに冷媒が滞留したものと推定
し、その室内ユニットの冷媒流量調整弁10を開放する
と共に能力可変圧縮機1Bの能力を停止中の室内ユニッ
トの台数に応じ予め設定された能力だけ上昇させる。こ
うすることにより、効率的な冷媒回収を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、能力可変圧縮機を含む
複数台の圧縮機を有する室外機と、それぞれ冷媒流量調
整弁を有する複数台の室内ユニットとからなるマルチシ
ステム空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成を有するマルチシステム空気調
和機において、室外機が暖房運転をしている時に、検出
室温が設定温度に近づいたために一時停止とされている
室内ユニットが存在する場合、その運転停止となってい
る室内ユニットの熱交換器に冷媒が滞留するという現象
(「液寝込み」とも言われる)がある。運転停止の室内
ユニットの熱交換器への冷媒滞留は、システム運転上、
冷媒不足の状態を引き起こし、運転中の室内ユニットに
能力不足を生じたり、最悪の場合は冷媒の低圧異常など
により保護装置が動作してシステム全体を停止させるに
至ったりすることがあった。このような望ましくない事
態を回避するために、停止している室内ユニットの冷媒
流量調整弁を、ある一定の周期で一定時間開閉動作さ
せ、それにより、運転停止とした室内ユニットの熱交換
器内に滞留している冷媒を回収する冷媒回収運転が行わ
れている。
【0003】さらにまた、暖房運転中に一部の室内ユニ
ットが運転停止となっている場合、その停止中の室内ユ
ニットの配管および熱交換器が運転中の室内ユニットか
らの熱により暖められ、さらに上述の冷媒回収動作によ
っても停止中の室内ユニットに熱がこもるという現象が
発生する。たとえば、停止中の室内ユニットがその停止
前に冷房運転をしていた場合は熱交換器に水分が結露し
た状態となって付着しており、その状態のままで他の室
内ユニットが暖房運転を行うと、停止中の室内ユニット
の熱交換器の温度が上昇し、結露による水分が蒸発をし
始め、その室内ユニット内の板金等、熱交換器よりも低
い温度箇所部分に結露を生ずる。この結露が成長する
と、それは水滴となってしたたり落ちる。水滴が室内ユ
ニットから室内に落下するという事態はユーザーにとっ
ては室内ユニットの水漏れ故障として認識される場合が
多い。このような結露による水滴落下の事態を回避する
ために、室内ユニットの結露を生じそうな箇所に予め断
熱材を貼りつけ、また水滴落下を生じそうな箇所にドレ
ン皿や受け皿を配設したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、まず第一に、運
転停止中の室内ユニットに冷媒が滞留するという事態、
つまり液寝込みを回避するために冷媒回収運転をする場
合であるが、この場合、圧縮機の回転速度を上昇させず
に停止中の室内ユニットの冷媒流量調整弁を開閉するよ
うな冷媒回収運転を行うと、運転中の室内ユニットへ冷
媒が通流しにくくなり、とくに、「停止ユニットの熱交
換器容量」≧「運転中の熱交換器容量」、という関係に
ある場合、冷媒回収運転を行う度ごとに運転ユニットの
能力低下を来たす傾向がある。また、冷媒流量調整弁を
間欠開閉制御ではなく、運転時間のみの制御を行うとき
は、運転条件いかんにより冷媒回収が間に合わずにシス
テムすなわち運転中のユニットにとって冷媒不足すなわ
ち能力不足の事態をひきおこし、最悪の場合、冷媒圧力
の低下により保護装置が動作してシステム停止に至るこ
とは、すでに述べたところである。
【0005】次に、水滴落下に対する対策として断熱材
を貼りつけたりドレン皿や受け皿を配設したりするやり
方であるが、このような対策によっても室内送風機本体
に出来る結露を防止することはできないし、湿度の高い
箇所には断熱材の上にも結露を生ずる。また、断熱材や
ドレン皿、受け皿をさらに設けることにより、室内ユニ
ットのコストアップを招くことにもなる。さらに、たと
え断熱材等の貼付により結露を防止することは出来たと
しても、室内ユニット内の雰囲気が高温多湿となり、カ
ビや異臭の発生を招来することまでを防止することはで
きない。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、運転ユニットの能力を低下させることなく、停止中
のユニットからの冷媒回収を効率よく行いうるマルチシ
ステム空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】さらに本発明は、停止中の室内ユニット内
の高温多湿の雰囲気を除去し、結露を防止しうるマルチ
システム空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、能力可変圧縮機を含む複数台の圧
縮機を有する室外機と、それぞれ冷媒流量調整弁を有す
る複数台の室内ユニットとからなるマルチシステム空気
調和機において、暖房運転モードでの運転中に一部の室
内ユニットが運転停止とされ、または室内サーモオフに
より一時停止とされているとき、それを検知する第1の
検知手段と、室外機が第1の設定時間継続して暖房運転
をしたとき、それを検知する第2の検知手段と、停止中
の室内ユニットに滞留している冷媒を回収するため、第
1および第2の検知手段の出力検知信号に応答して停止
中の室内ユニットの冷媒流量調整弁を開放すると共に、
能力可変圧縮機の運転能力を停止中の室内ユニットの台
数に応じ予め設定された能力上昇させる暖房冷媒回収運
転を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】さらに請求項2の発明は、請求項1に記載
のマルチシステム空気調和機において、制御手段が、停
止中の室内ユニットの容量および台数に応じ、能力可変
圧縮機を予め設定された能力上昇させることを特徴とす
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1に記載のマル
チシステム空気調和機において、各圧縮機の吐出管温度
を検出する吐出温度センサと、吐出温度センサの検出温
度値が第1の設定温度以上を第1の設定時間よりも短い
第2の設定時間継続したとき検知信号を出力する第3の
検知手段とをさらに備え、この第3の検知手段の出力検
知信号に応答して制御手段が暖房冷媒回収運転を行うこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1に記載のマル
チシステム空気調和機において、圧縮機の吸込側圧力を
検出する吸込圧力センサと、圧縮機の吸込管温度を検出
する吸込温度センサと、吸込圧力センサの検出圧力値が
第1の圧力設定値以下で、かつ吸込温度センサの検出温
度値が設定温度以上の状態を第1の設定時間よりも短い
第3の設定時間継続したとき検知信号を出力する第4の
検知手段とをさらに備え、この第4の検知手段の出力検
知信号に応答して制御手段が冷媒回収運転を行うことを
特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1に記載のマル
チシステム空気調和機において、圧縮機が低能力領域で
運転中、吐出温度センサの検出温度値が第1の設定温度
より低い第2の設定温度以上の状態を第1の設定時間よ
りも短い第4の設定時間継続したとき検知信号を出力す
る第5の検知手段をさらに備え、この第5の検知手段の
出力検知信号に応答して制御手段が暖房冷媒回収運転を
行うことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1に記載のマル
チシステム空気調和機において、除霜終了後の暖房運転
への切り換わりを検知して検知信号を出力する第6の検
知手段をさらに備え、この第6の検知手段の出力検知信
号に応答して制御手段が暖房冷媒回収運転を行うことを
特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項1に記載のマル
チシステム空気調和機において、室内サーモオンによる
暖房運転起動を検知して検知信号を出力する第7の検知
手段をさらに備え、この第7の検知手段の出力検知信号
に応答して制御手段が暖房冷媒回収運転を行うことを特
徴とする。
【0015】さらにまた請求項8の発明は、能力可変圧
縮機を含む複数台の圧縮機を有する室外機と、それぞれ
冷媒流量調整弁および送風機を有する複数台の室内ユニ
ットとからなるマルチシステム空気調和機において、各
室内ユニットの熱交換器温度を検出する室内熱交温度セ
ンサと、暖房運転モードでの運転中に一部の室内ユニッ
トが運転停止とされ、または室内サーモオフにより一時
停止とされており、かつ室内熱交温度センサによって検
出された停止中の室内ユニットの熱交換器温度が所定の
設定値以上になったとき検知信号を出力する検知手段
と、この検知手段の出力検知信号に応答して停止中の室
内ユニットの送風機を駆動する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項8に記載のマル
チシステム空気調和機において、停止中の室内ユニット
の熱交換器温度の検出値と室内温度の検出値との差が所
定値以上になったとき検知信号を出力する検知手段をさ
らに備え、この検知手段の出力検知信号に応答して制御
手段が前記停止中の室内ユニットに属する送風機を駆動
することを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、請求項8または9に
記載のマルチシステム空気調和機において、制御手段は
停止中の室内ユニットの送風機の回転駆動を駆動時間が
所定値に達することにより停止させることを特徴とす
る。
【0018】請求項11の発明は、請求項8または9に
記載のマルチシステム空気調和機において、制御手段は
停止中の室内ユニットの送風機の回転駆動を、短時間の
回転駆動と比較的長い非回転駆動とを繰返すことによ
り、非回転駆動区間を回転駆動区間の駆動力による惰性
回転とすることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、室外機が所定時間、
たとえば60分間継続して暖房運転した場合、停止中の
室内ユニットに冷媒が滞留したものと推定し、その室内
ユニットの冷媒流量調整弁を開放すると共に能力可変圧
縮機の運転能力を停止中の室内ユニットの台数に応じ予
め設定された能力上昇させる。こうすることにより、室
外機が冷媒不足と予想される状態で圧縮機の能力を必要
最小限上昇させ、効率的な冷媒回収を行うことができ
る。
【0020】請求項2の発明によれば、能力可変圧縮機
を停止中の室内ユニットの容量と台数に応じ予め設定さ
れた能力上昇させることにより、圧縮機の能力上昇量を
より合理的に決定し、より効率的な冷媒回収を行うこと
ができる。
【0021】請求項3の発明によれば、各圧縮機の吐出
管温度のいずれかが所定値(たとえば120℃)以上の
状態を所定時間(たとえば5分間)継続したとき、冷媒
滞留の可能性ありと推定し、暖房冷媒回収運転を行うも
のとする。こうすることにより、比較的簡単な検知手段
によって冷媒不足と予想される事態を推定することがで
きる。
【0022】請求項4の発明によれば、圧縮機の吸込側
圧力が所定値以下で、かつ吸込管温度が所定値以上の状
態が所定時間(たとえば、圧力2kg/cm2 以下・温度0
℃以上・時間5分、または圧力3kg/cm2 以下・温度1
5℃以上・時間5分)継続したとき、冷媒滞留の可能性
ありと推定し、請求項3の発明と同様の作用・効果を奏
することができる。
【0023】請求項5の発明によれば、圧縮機が低能力
領域で運転中、吐出管温度が所定値以上(たとえば11
0℃以上)を所定時間(たとえば5分間)継続したと
き、冷媒滞留の可能性ありと推定し、請求項3または4
の発明と同様の作用・効果を奏することができる。
【0024】請求項6の発明によれば、除霜終了後の暖
房運転切り換わり時、冷媒滞留の可能性ありと推定し、
請求項3〜5の発明と同様の作用・効果を奏することが
できる。
【0025】請求項7の発明によれば、暖房サーモオン
による暖房運転起動時、暖房冷媒回収運転を行う。これ
により請求項6の発明と同様の作用・効果を奏すること
ができる。
【0026】さらにまた請求項8の発明によれば、停止
中の室内ユニットの熱交換器温度が設定値以上になった
ことにより、室内送風機を運転する。このように停止中
の室内ユニットの熱交換器温度の検出出力を用いて室内
送風機を運転することにより結露を未然に防止すること
ができる。
【0027】請求項9の発明によれば、停止中の室内ユ
ニットの熱交換器温度の検出値と室内温度の検出値との
差が所定温度以上になった場合、室内送風機を回転させ
る。こうすることにより、より合理的な温度条件のもと
で室内送風機運転の必要条件を判断し、より合理的な
(過不足のない)送風機運転をすることができる。
【0028】請求項10の発明によれば、停止中の室内
ユニットの室内送風機を所定時間駆動したら停止させ
る。これにより請求項9に記載の作用・効果をさらに向
上させることができる。
【0029】請求項11の発明によれば、短時間の回転
駆動(駆動モータへの通電)と比較的長い非回転駆動
(駆動モータへの通電停止)とを繰返すことにより、非
回転駆動区間を回転駆動区間の駆動力による惰性回転と
する。こうすることにより、室内送風機の回転駆動にと
って必要最低限のエネルギー供給量とし、省エネルギー
を兼ねた、より安全な送風機運転とすることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳述する。図2は本発明を適用するヒートポンプ式冷
凍サイクルの一構成例を示すものであり、図3は本発明
による空気調和機の制御システムの装置構成を示すブロ
ック図である。
【0031】図2に示すように室外機SGは2台の圧縮
機1Aおよび1Bを備えており、一方の圧縮機1Aは商
用電源によりほぼ定速運転され、他方の圧縮機1Bは図
示していないインバータにより可変速運転される。両圧
縮機1A,1Bによりゼロ出力から各単独出力の和に相
当する出力まで圧縮機能力を連続的に調整しうる能力可
変型の圧縮機を構成している。全体として能力可変型に
構成しうるものであればよいのであって、たとえば定速
運転の圧縮機を2台以上備えたり、可変速運転の圧縮機
を2台以上備えたり、種々の組合せによって能力可変型
の圧縮機装置を構成することができる。定速運転の圧縮
機1Aの吐出側は逆止弁2を介して可変速運転の圧縮機
1Bの吐出側と接続され、四方弁3の第1の入力端に接
続されている。四方弁3の第2の入力端には両圧縮機1
A,1Bの吸込側がアキュムレータ4を介して接続され
ている。圧縮機1Aに対しアキュムレータ4を介してバ
イパスしうるように起動補償弁5Aが接続され、さらに
両圧縮機1A,1Bを逆止弁2の出力側でアキュムレー
タ4を介してバイパスしうるように高圧レリース弁5B
が接続されている。四方弁3は冷房運転か暖房運転かに
従い操作ソレノイドを無励磁または励磁とすることによ
り、室内熱交換器および室外熱交換器の冷媒循環方向を
切換える。
【0032】四方弁3の第1の出力端は並列接続された
2組の室外熱交換器6A,6B、暖房運転用膨張弁7お
よび冷房運転時にこれをバイパスする逆止弁8、および
リキッドタンク9を介して室内ユニット群に導かれる。
ここで室外熱交換器が2台というのは、あくまでも一例
であって、それ以外の台数であってもよい。室内ユニッ
ト群はこの実施例では3組の室内ユニットU1,U2,
U3からなっている。第1の室内ユニットU1は互いに
直列接続された冷媒流量調整弁10A、キャピラリ21
Aおよび室内熱交換器11Aからなっている。同様に第
2、第3の室内ユニットU2,U3は互いに直列接続さ
れた冷媒流量調整弁10B,10C、キャピラリ21
B,21Cおよび室内熱交換器11B,11Cからなっ
ている。室内熱交換器11A〜11Cの他端は四方弁3
の第2の出力端に共通に接続されている。図示の接続状
態は冷房運転モードに対応するものであり、四方弁3の
図示していないソレノイドを励磁することにより暖房運
転モードに切換えると、圧縮機1A,1Bからの冷媒は
先に室内熱交換器11A〜11Cを通ってから膨張弁7
を介して室外熱交換器6A,6Bに至る方向で循環す
る。
【0033】室外熱交換器6A,6Bには大気との間の
熱交換を促進するためにそれぞれ室外送風機12A,1
2Bが設けられており、同様に室内熱交換器11A〜1
1Cには冷房空気または暖房空気を室内に向けて送風す
るためにそれぞれ室内送風機13A,13B,13Cが
設けられている。各室内送風機は対応する室内熱交換器
の室内ユニットに含まれる。
【0034】図2のシステムにおいて、室内ユニットU
1〜U3以外の機器、すなわち両圧縮機1A,1B、逆
止弁2、四方弁3、アキュムレータ4、弁5A,5B、
室外熱交換器6A,6B、膨張弁7、逆止弁8、リキッ
ドタンク9および室外送風機12A,12Bにより室外
機SGが構成される。そして室外機SGは室外に設置さ
れる。
【0035】圧縮機1A,1Bの共通の吸込側圧力PS
が圧力センサ14によって測定され、吸込管温度TSが
温度センサ15によって測定される。両圧縮機の吐出側
圧力PDが逆止弁2の出口側で圧力センサ16によって
測定され、圧縮機1Aおよび1Bの吐出管温度TD1お
よびTD2がそれぞれ温度センサ17Aおよび17Bに
よって測定される。さらに室内熱交換器11A〜11C
の液側温度(膨張弁7側温度)TE1A,TE1B,T
E1Cがそれぞれ温度センサ20A,20B,20Cに
よって測定され、ガス側温度(四方弁3側温度)TE2
A,TE2B,TE2Cがそれぞれ温度センサ18A,
18B,18Cによって測定される。また室内ユニット
が設置されている部屋の室温TA1,TA2,TA3が
各室内ユニットの空気吸込口付近で温度センサ19A,
19B,19Cによって測定される。これらの各測定信
号はそれぞれ後述の各コントローラに送出される。
【0036】図3は図2に示した冷凍サイクルを制御す
る制御システムの一構成例を示すものである。各室内ユ
ニットU1,U2,U3ごとにマイクロプロセッサを含
む室内コントローラ30A,30B,30Cを備えてい
る。室内コントローラ30A〜30Cにはユニット運転
のオン・オフ指令を与えたり、設定温度を設定したりす
るためのリモートコントローラ(以下、「リモコン」と
いう)31A,31B,31Cが付属している。これら
の室内コントローラ30A〜30Cには温度センサ19
A〜19Cから対応する室温TA1〜TA3を表す信号
が入力されると共に、温度センサ20A〜20Cおよび
18A〜18Cから対応する室内熱交換器11A〜11
Cの温度TE1A〜TE1CおよびTE2A〜TE2C
を表す信号が入力され、後述の論理に従って所要の演算
処理を施した上でユニット内の室内送風機13A〜13
Cを制御したり冷媒流量調整弁10A〜10Cの開度を
制御したりする。
【0037】室外機SGにはマイクロプロセッサを含む
室外コントローラ32が備えられている。室外コントロ
ーラ32には各室内コントローラ30A,30B,30
Cからの指令信号と共に、圧力センサ14,16から圧
縮機1A,1Bの吸込側圧力PS、吐出側圧力PD、お
よび温度センサ15,17A,17Bから吸込管温度T
Sおよび吐出管温度TD1,TD2をそれぞれ表す信号
が入力される。他方、室外コントローラ32は各室内コ
ントローラ30A,30B,30Cと接続されており、
各室内コントローラからの指令および各測定信号に従っ
て所要の演算処理を施した上で圧縮機1Aのオン・オフ
を制御したり、圧縮機1Bの能力を調整すべくその速度
調整をしたり、室外送風機12A,12B(室外送風機
12と総称する)や四方弁3、圧縮機起動補償弁5A、
高圧レリース弁5Bのオン・オフを制御したり、四方弁
3のオン・オフ(冷房運転/暖房運転の切換)を制御し
たりする。
【0038】本発明の冷媒回収制御の説明に入る前に、
図2および図3の装置の基本的な作用について説明して
おく。図2の装置において、室内ユニットおよび室外機
の運転のオン・オフ指令は各室内ユニットに付属するリ
モコン31A〜31Cを通して行われる。リモコンから
運転指令が発せられると、それぞれの室内ユニットごと
に各室内コントローラ30A,30B,30Cにおいて
室温TA1〜TA3と設定室温TB1〜TB3(内部に
予め設定された標準値またはリモコンによって修正され
た値)とが比較され、その偏差すなわち温度偏差ΔT
(=室温TA−設定室温TB)に対応して選択されるス
テップ信号F(X)を室外コントローラ32に対して送
信すると共に、冷媒流量調整弁10A〜10Cの開度を
調整し、また運転オンとされた室内ユニットの室内送風
機(13A〜13C)を駆動制御したりする。
【0039】ステップ信号F(X)は温度偏差ΔTに対
応させて冷房運転時および暖房運転時に分けて予め設定
されており、温度偏差ΔTの符号および絶対値に従い1
6ステップからなるステップ信号S0〜SF(2文字中
の第2の符号は0〜Fの16進表示)に分類して対応付
けられ、温度偏差ΔTが冷房運転時に所定値以下または
暖房運転時に所定値以上のときはS0であって、いわゆ
る「サーモオフ」となって運転停止とされる。温度偏差
ΔTが冷房運転時に所定値以上または暖房運転時に所定
値以下になると、いわゆる「サーモオン」となって冷房
運転または暖房運転が行われることになり、温度偏差Δ
Tに対応するステップ信号F(X)(信号S1〜SFの
中のいずれか)が室内コントローラ30A〜30Cから
室外コントローラ32に対して送出される。ステップ信
号F(X)におけるXは室内ユニットを特定するための
変数であって、コントローラ30AではX=1、コント
ローラ30BではX=2、コントローラ30CではX=
3である。室外コントローラ32は、室内コントローラ
30A〜30Cから送信されてきたステップ信号F
(X)を参照し、それを圧縮機の能力に対応する回転数
相当の要求周波数基本値G(X)に変換する。このステ
ップ信号F(X)と要求周波数基本値G(X)との関係
を示す対照表の一例を図4に示す。図4の例では、ステ
ップ信号F(X)=S0〜S2における要求周波数基本
値G(X)はゼロ(=0.0)である。室外コントロー
ラ32は、この対照表を参照してステップ信号F(X)
を要求周波数基本値G(X)に変換し、さらに送信元の
室内ユニットU1,U2,U3の容量に応じたウエート
H(X)を乗じてそれらの和Σ{G(X)・H(X)}
を求め、それを要求圧縮機能力とする。本実施例では3
台の室内ユニットが設けられていることを前提にしてい
るので、3つの値の和を求めることになる。また、各室
内ユニットの容量が等しいときは各ウエートH(X)は
等しい値になり、また運転しない室内ユニットに関して
は無条件にF(X)=S0とし、したがってG(X)=
0とする。このようにして求めた要求圧縮機能力に応じ
て室外コントローラ32は圧縮機1Bのみ、または両圧
縮機1A,1Bを運転する。その場合、要求圧縮機能力
のうち圧縮機1Aが定速回転に応じた固定能力部分を負
担し、可変速駆動の圧縮機1Bがその不足部分(可変能
力部分)を負担する。
【0040】さて、本発明は暖房運転時における冷媒滞
留問題を解消することを課題とするものである。この課
題を解決するために本発明に従って冷媒回収運転を行う
のであるが、以下、一連のフローについて図1および図
5以下のフローチャートを参照して説明する。
【0041】図1において、まず暖房運転か否かのチェ
ック(ステップ101)、除霜運転中か否かのチェック
(ステップ102)、および全室内ユニットが暖房サー
モオンか否かのチェック(ステップ103)を行い、そ
れらのチェックの結果、暖房運転であって、除霜運転中
でなく、しかも全室内ユニットが暖房サーモオンでない
ことを条件として冷媒回収制御条件を満足するか否かの
チェックを行う(ステップ104)。このステップにお
ける冷媒回収制御条件の詳細については図5〜図8を参
照して後述する。
【0042】ステップ102におけるチェックである
が、暖房運転中に室外熱交換器に霜が付着すると効率低
下を来たすので、室内側から見ると冷房運転に相当する
除霜運転を一時的に行うが、この運転モードは室内側か
ら見ると冷房運転に相当し、その終了直後に暖房運転を
する場合はそうでない場合と同様の取扱いをすることが
できない。そこで除霜運転終了直後の暖房運転か否かを
チェックする訳である。除霜運転終了後の暖房運転の場
合は、冷媒滞留の可能性が高いとみて冷媒回収運転を行
う。また、ステップ103におけるチェックであるが、
全てサーモオンなら冷媒回収運転の問題が生じない訳で
ある。
【0043】まず、各室内ユニットにとって共通である
室外機の運転時間T1をチェックする(ステップ3
3)。時間T1が60分を超えたら、冷媒回収運転(ス
テップ100)を行う。
【0044】ステップ104において冷媒回収制御条件
を満足したら、停止中の室内ユニットの調整弁10(調
整弁10A〜10Cの総称)を室内コントローラ30
(室内コントローラ30A〜30Cの総称)を介して開
放し(ステップ105)、圧縮機1Bに対し要求周波数
基本値G(X)として次の第1表における補正1に該当
するG(X)値に相当するG(X)=17を指令する。第1表 補正1=+17 , 補正2=+9 , 補正3=+0 この後、本発明に従う冷媒回収制御に入る(ステップ1
07)。
【0045】図5〜図8は冷媒回収制御条件の判断フロ
ーを示すものである。第1の冷媒回収制御条件は、図5
に示すように、吐出管温度TD1またはTD2が120
℃以上になった状態がT1=5分間継続したことである
(ステップ111,112およびステップ113,11
4)。第2の冷媒回収制御条件は、図6に示すように、
圧縮機1Bに対しステップ信号F(X)=S3またはS
4という低値で指令されており、かつ吐出管温度TD2
が110℃以上であるという状態がT1=5分間継続し
たことである(ステップ115,116および11
7)。第3の冷媒回収制御条件は、図7に示すように、
吸込側圧力PSが2(kg/cm2 )以下であり、かつ吸込
管温度TSが0℃を超える状態がT3=5分間継続する
(ステップ118〜120)か、または吸込側圧力PS
が3(kg/cm2 )以下であり、かつ吸込管温度TSが1
5℃を超える状態が5分間継続する(ステップ121〜
123)ことである。第4の冷媒回収制御条件は、図8
に示すように、暖房サーモオフから暖房サーモオンに切
換わるか(ステップ124)、除霜運転終了直後の暖房
運転かをチェックする(ステップ125)。このチェッ
クは、暖房運転中に室外熱交換器に霜が付着すると効率
低下を来たすので、室内側から見ると冷房運転に相当す
る除霜運転を一時的に行うが、この運転モードは室内側
から見ると冷房運転に相当し、その終了直後に暖房運転
をする場合はそうでない場合と同様の取扱いをすること
ができない。そこで除霜運転終了直後の暖房運転か否か
をチェックする訳である。除霜運転終了後の暖房運転の
場合は、冷媒滞留の可能性が高いとみて冷媒回収運転を
行う。冷媒回収制御条件としてさらには暖房サーモオン
をT2=60分間(>T1)継続したとき(ステップ1
27)である。
【0046】以上のフローにより冷媒回収制御(ステッ
プ107)を行う場合の制御内容について以下説明す
る。
【0047】さて冷媒回収制御であるが、これは室内で
の温風吹き出し時間を短縮するため圧縮機の回転速度を
幾分増加させて行う。そして、この制御は「暖房起動パ
ターン」制御、「暖房運転中」制御および「除霜終了
時」制御の3パターンを区別して行われる。
【0048】まず「暖房起動パターン制御」について説
明する。暖房運転起動時のシステム運転にとって2台の
圧縮機1A,1Bの運転いかんによりモード分けを行
い、それに従って制御が行われる。 αモード…両圧縮機1A,1Bを運転 βモード…可変速圧縮機1Bのみ運転 第1の制御態様はα,β両モードに対し適用する。暖房
起動指令が発せられると、図9に従い、まずサーモオン
・オフ回数をチェックするための変数Nをクリア(N=
0に)して(ステップ201)、暖房サーモオンか否か
をチェックする(ステップ202)。サーモオフなら待
機状態となる。サーモオンになったらNをインクリメン
ト(N=N+1)し(ステップ203)、この段階でN
=1とする。なお、Nの値は後述のごとく「サーモオ
フ」→「サーモオン」を繰り返す度ごとに+1のインク
リメント処理される。したがって、ここでサーモオン回
数Nをチェックし(ステップ204)、N=1なら図4
の図表における要求周波数基本値G(X)が0.1以上
になったか否かをチェックする(205)。ここでG
(X)が0.1以上にならないというのは、つまりG
(X)=0のままであって、圧縮機を運転するまでに至
らないということであり、暖房起動運転を中止し、ステ
ップ201に戻って改めてサーモオンを待つ。G(X)
値が0から0.1以上になったと判断されたときは、本
発明による冷媒回収のために要求周波数基本値G(X)
に第1表に従い補正1(=+17)を加える。すなわ
ち、G(X)=G(X)+17の演算処理を行う(ステ
ップ206)。
【0049】ステップ204においてN=2であったと
きは補正2(=+9)を加える。すなわち、G(X)=
G(X)+9の演算を行う(ステップ207)。同様
に、N=3であったときは補正3(=+0)を加える。
すなわち、G(X)=G(X)+0の演算を行う(ステ
ップ208)。N≧4であったときは、それ以上の補正
を行うことなく、通常運転すなわち暖房サーモオンを条
件として、温度偏差ΔT(=TA−TB)に基づく前述
の基本制御に相当する通常制御を行う(ステップ21
4)。
【0050】ステップ206〜208においてG(X)
値の補正を行った後、このG(X)値の最大値(圧縮機
の最高速度に相当)を29.0として、各補正後のG
(X)値がそれを超えないように、G(X)≦29.0
か否かをチェックし(ステップ209)、もしもG
(X)>29.0であったら、G(X)=29.0の修
正を行う(ステップ210)。以上の条件で暖房起動運
転を行う(ステップ211)。この起動運転に入ったら
運転時間を計測し、20分が経過したか否かをチェック
する(ステップ212)。20分に達しないうちにサー
モオフになったら(ステップ213)、ステップ202
に戻り、次のサーモオンを待つ。サーモオンになった
ら、すでに述べたようにN=N+1のインクリメント処
理(ステップ203)を行い、G(X)値に関し1ステ
ップ上の補正値を加える補正を行う(すなわち、より小
さいG(X)値にする)。ステップ212において20
分経過したときはステップ206に移行し、初回起動時
と同様にG(X)値に補正1の補正すなわちG(X)=
G(X)+17の処理を行う。ステップ204において
N≧4の場合は、暖房起動運転および冷媒回収運転の終
了とみなし、サーモオン・オフおよび温度偏差ΔTに基
づいて決定される要求周波数基本値G(X)に従う暖房
通常運転に入る(ステップ214)。
【0051】この後、図10において暖房起動後、同一
起動運転条件のまま20分経過したらステップ201に
戻る(ステップ212)。また同一起動運転条件のまま
20分経過しないうちにサーモオフしたらステップ20
2に戻る(ステップ213)。ここで20分以内にサー
モオフしなかったときは圧縮機の吸込側圧力PSを監視
し(ステップ221)、PS<0.3(kg/cm2 )にな
ったときG(X)値の補正値が補正3であればステップ
211に戻り(ステップ222)、補正3のサーモオン
時20分間は、PS<0.3であっても停止させないよ
うにする。ステップ222において補正3以外(すなわ
ち、暖房起動運転をして20分以内にサーモオフせず、
かつ吸込側圧力PSが0.3を下回ったときは、停止制
御を行い(ステップ223)、再起動防止タイマをスタ
ートさせ(ステップ224)、補正を1ステップ大きく
し(+数値を小さくし)(ステップ225)、ステップ
201(図9)に戻る。
【0052】次に第2の制御態様であるが、これはαモ
ードおよび圧縮機1Aオフ条件のβモードに適用する。
【0053】この場合、図11に示すように運転開始時
にサーモオンを条件として(ステップ231)可変速の
圧縮機1Bに図4におけるステップ信号指令S5を送出
する(ステップ232)。この指令送出から時間をカウ
ントし(ステップ233)、2分間経過したら温度偏差
ΔTに基づいて決定される要求周波数基本値G(X)に
従う暖房通常運転に入る(ステップ233,214)。
【0054】第3の制御態様であるが、これは圧縮機1
Aオン条件での暖房起動パターンであって、βモードの
み適用する。
【0055】図12に示すように運転開始時にサーモオ
ンを条件として(ステップ241)圧縮機1Bに図4に
おけるステップ信号S5指令を送出すると共に、圧縮機
起動補償弁5Aにオン(開放)指令を出す(ステップ2
42)。この指令送出から時間をカウントし、1分間経
過したら(ステップ243)圧縮機1Aをオンすると共
に高圧レリース弁5Bをオン(開放)にする(ステップ
244)。このオン指令の後、5秒経過したら(ステッ
プ245)起動補償弁5Aをオフ(閉塞)する(ステッ
プ246)。また、圧縮機1Aへのオン指令後、2分間
経過したら(ステップ247)高圧レリース弁5Bをオ
フ(閉塞)する(ステップ248)。この後、温度偏差
ΔTに基づいて決定される要求周波数基本値G(X)に
従う通常運転に入る(ステップ214)。
【0056】以上3つのモードについて説明した。次に
暖房起動パターンの解除制御について図13を参照して
説明する。第1の解除条件は圧縮機の吐出側圧力PDが
20(kg/cm2 )以上になったことである(ステップ2
61)。第2の解除条件は圧縮機1A,1Bの吐出管温
度TD1,TD2の少なくとも一方が115(℃)を超
えたことである(ステップ262)。第3の解除条件は
室内側からの暖房運転指令がなくなったことである(ス
テップ263)。第4の解除条件は室内側で冷房運転モ
ードが選択されたことである(ステップ264)。最後
に第5の解除条件は第1表で補正値3が選択され、かつ
室温TAが設定値TBに達して暖房サーモオフとなって
いることである(ステップ265)。以上述べた6つの
条件のうちのいずれかが満たされたとき、暖房起動パタ
ーン制御が解除される(ステップ266)。
【0057】次に「暖房運転中」の冷媒回収制御につい
て説明する。この場合、図14に示すように、定速圧縮
機1Aをオフとし、可変速圧縮機1Bを単独で図4にお
けるS3指令(最低回転速度指令)での運転を行う(ス
テップ301)。それを2分間継続した後(ステップ3
02)、起動補償弁5Aをオン(開放)する(ステップ
303)。その状態を30秒間継続したところで(ステ
ップ304)、圧縮機1Aおよび高圧レリース弁5Bに
オン指令を発し(ステップ305)、このオン指令の5
秒後に起動補償弁5Aをオフし(ステップ306,30
7)、またステップ305における圧縮機1Aのオンの
2分後に高圧レリース弁5Bをオフする(ステップ30
8,309)。この間、ステップ301において発せら
れたS3指令は継続する。弁5Bのオフ後は通常運転に
移行する(ステップ214)。
【0058】次に「除霜終了時」の冷媒回収制御につい
て説明する。この場合、図15に示すように、除霜終了
(四方弁3がオフからオンに切換)から直ちに通常の暖
房運転に移行するのではなく、圧縮機1Aのオンおよび
圧縮機1BへのS3指令(図4)を2分間継続して(ス
テップ311,312)冷媒回収制御を行ってから通常
運転(ステップ214)に移行する。冷媒回収制御は室
内ユニットの制御にも関連し、除霜終了による冷媒回収
制御の開始に伴い、冷媒回収指令を室外コントローラ3
2から運転停止中の室内ユニットのコントローラ30
(コントローラ30A〜30Cの総称)に対して送信す
る(ステップ315)。この指令は少なくとも5分間継
続される(ステップ316)。この後、後述の暖房冷媒
回収制御終了条件を満たしたら、その時点で冷媒回収制
御指令の送信を停止する(ステップ317,319)。
ステップ317において暖房冷媒回収制御終了条件を満
たさないときであっても、ステップ316における5分
経過時点からさらに5分間経過(都合10分間経過)し
たら、冷媒回収制御指令の送信を停止する(ステップ3
18,319)。
【0059】次に暖房冷媒回収制御終了条件について説
明する。図16に示すように、暖房冷媒回収制御は次の
いずれかの条件を満たしたとき終了する。第1のケース
は図13を参照して説明した暖房起動パターン制御の解
除条件を満たしたときである(ステップ321)。第2
のケースは暖房冷媒回収制御を開始してから10分経過
したときである(ステップ322)。第3のケースはシ
ステム停止またはサーモオフ、冷房運転時である(ステ
ップ323)。これらの条件のいずれかを満たしたとき
は暖房冷媒回収制御を終了させる(ステップ324)。
この冷媒回収制御の終了後15分間(システム停止また
はサーモオフ、冷房運転時でも継続してカウントする)
は仮に冷媒回収制御条件を満足したとしても次の冷媒回
収制御を行わないように冷媒回収制御禁止とする(ステ
ップ325,326)。冷媒回収制御の終了後15分間
が経過したら圧縮機能力補正値をクリアし(ステップ3
27)、冷媒回収制御禁止を解除し制御開始条件を満た
したら再び冷媒回収制御を開始することができるように
する(ステップ328)。
【0060】以上述べた実施例によれば、各センサから
の情報により、室外機SGが冷媒不足と推定される状態
を検知し、さらに回収制御時の圧縮機の運転回転数を条
件に応じて変化させることにより、休止中の室内ユニッ
トからの冷媒回収能力を向上させ、効率的な冷媒回収を
行うことができる。
【0061】次に本発明の変形実施例を説明する。ここ
で説明する実施例は、停止中の室内ユニット内の結露を
防止するために、検出された熱交液側温度TE1に応じ
て送風機13をオン・オフ制御するものである。
【0062】図17は送風機13のオン・オフ制御のフ
ローチャートを示すものである。まず室内ユニットUが
停止しているか否かをチェックする(ステップ35
1)。運転しているときは、それに付属する送風機も運
転されていて室内ユニット内の空気は循環しており、こ
の実施例に従う送風機運転を行う必要がないので、待機
状態となる。室内ユニットUの停止を確認したときは、
熱交液側温度TE1を検出し(ステップ352)、それ
が設定温度α以上であるか否かをチェックする(ステッ
プ353)。このチェックの結果、TE1≧αなら送風
機オンとし(ステップ354)、TE1<αなら送風機
オフのままとする(ステップ355)。
【0063】上記の送風機13のオン・オフ制御に際し
て検出温度にヒステリシス特性を持たせることなく温度
上昇時も温度低下時も同一設定温度αで送風機13のオ
ンまたはオフを行わせてもよいし、温度上昇時は設定温
度αで送風機13のオンを行い、温度低下時は設定温度
αよりも幾分低い設定温度βでオフを行う形でヒステリ
シス特性を持たせてもよい。いずれにしても運転停止中
の室内ユニットの熱交液側温度TE1が所定値以上のと
きに送風機13をオンとして室内ユニットU内で空気の
循環を行わせ、熱交液側温度TE1が所定値以下のとき
に送風機13をオフとする。
【0064】他の変形実施例について説明する。図17
における熱交液側温度TE1の代りに、室温センサTA
を基準として考慮するように、熱交液側温度TE1と室
温センサTAとの差を用い、その差が設定値γ(<α)
以上になったとき送風機13を運転する。このようにし
ても図17を参照して説明したのと同様の作用・効果を
奏することができる。
【0065】さらに図18および図19に示すように、
図17の実施例においてTE1≧αの条件によって送風
機オンとしたとき(ステップ354)、そのオフ制御を
熱交液側温度TE1によるのではなく、送風機オンのと
きからその運転時間をカウントし(ステップ356)、
それが予め設定した時間Tonに達したら熱交液側温度T
E1のいかんにかかわらず送風機オフ(ステップ35
5)としてもほぼ同様の作用・効果を奏することができ
る。
【0066】さらにまた、停止中の室内ユニットの送風
機を回す時、作業者などの危険をできるだけ防止するた
めに、図20に示すように送風機13への通電を比較的
短い通電時間Tonと、それと同等もしくはそれより少し
長い非通電時間Toff との繰り返しとし、非通電時間T
off では通電時間Ton時の回転による惰性で回転し続け
るようにすることにより室内ユニットU内の空気の循環
を行わせる。つまり送風機13に連続して通電すること
なく、送風機が最低限回転しうるだけ間隔をおいて通電
する。これにより、送風機13に人の手が触れているよ
うな時は送風機13が回転し得ず、人身事故の発生を未
然に防止しながら少ない回転数により室内ユニットU内
の空気を循環させることができる。
【0067】かくして上記実施例によれば、断熱材等を
使用しなくても室内送風機の制御により室内ユニット内
の結露を防止することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、室外機が所定
時間継続して暖房運転した場合、停止中の室内ユニット
に冷媒が滞留したものと推定し、その室内ユニットの冷
媒流量調整弁を開放すると共に能力可変圧縮機の運転能
力を停止中の室内ユニットの台数に応じ予め設定された
能力上昇させる。こうすることにより、室外機が冷媒不
足と予想される状態で圧縮機の能力を必要最小限上昇さ
せ、効率的な冷媒回収を行うことができる。
【0069】請求項2の発明によれば、能力可変圧縮機
を停止中の室内ユニットの容量と台数に応じ予め設定さ
れた能力上昇させることにより、圧縮機の能力上昇量を
より合理的に決定し、より効率的な冷媒回収を行うこと
ができる。
【0070】請求項3の発明によれば、各圧縮機の吐出
管温度のいずれかが所定値以上の状態を所定時間継続し
たとき、冷媒滞留の可能性ありと推定し、暖房冷媒回収
運転を行うものとする。こうすることにより、比較的簡
単な検知手段によって冷媒不足と予想される事態を推定
することができる。
【0071】請求項4の発明によれば、圧縮機の吸込側
圧力が所定値以下で、かつ吸込管温度が所定値以上の状
態が所定時間継続したとき、冷媒滞留の可能性ありと推
定し、請求項3の発明と同様の作用・効果を奏すること
ができる。
【0072】請求項5の発明によれば、圧縮機が低能力
領域で運転中、吐出管温度が所定値以上を所定時間継続
したとき、冷媒滞留の可能性ありと推定し、請求項3ま
たは4の発明と同様の作用・効果を奏することができ
る。
【0073】請求項6の発明によれば、除霜終了後の暖
房運転切り換わり時、冷媒滞留の可能性ありと推定し、
請求項3〜5の発明と同様の作用・効果を奏することが
できる。
【0074】請求項7の発明によれば、暖房サーモオン
による暖房運転起動時、暖房冷媒回収運転を行う。これ
により請求項6の発明と同様の作用・効果を奏すること
ができる。
【0075】さらにまた請求項8の発明によれば、停止
中の室内ユニットの熱交換器温度が設定値以上になった
ことにより、室内送風機を運転する。このように停止中
の室内ユニットの熱交換器温度の検出出力を用いて室内
送風機を運転することにより結露を未然に防止すること
ができる。
【0076】請求項9の発明によれば、停止中の室内ユ
ニットの熱交換器温度の検出値と室内温度の検出値との
差が所定温度以上になった場合、室内送風機を回転させ
る。こうすることにより、より合理的な温度条件のもと
で室内送風機運転の必要条件を判断し、過不足のないよ
り合理的な送風機運転をすることができる。
【0077】請求項10の発明によれば、停止中の室内
ユニットの室内送風機を所定時間駆動したら停止させ
る。これにより請求項9に記載の作用・効果をさらに向
上させることができる。
【0078】請求項11の発明によれば、短時間の回転
駆動と比較的長い非回転駆動とを繰返すことにより、非
回転駆動区間を回転駆動区間の駆動力による惰性回転と
する。こうすることにより、室内送風機の回転駆動にと
って必要最低限のエネルギー供給量とし、省エネルギー
を兼ねた、より安全な送風機運転とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の制御フローの一実施
例を示すフローチャート。
【図2】本発明を適用する冷凍サイクルを種々のセンサ
と共に示す系統構成図。
【図3】本発明による空気調和機の制御装置のブロック
図。
【図4】室内ユニットから送信されるステップ信号と要
求周波数基本値との関係を示す図表。
【図5】図1におけるステップ104の一部の詳細を示
すフローチャート。
【図6】図1におけるステップ104の一部の詳細を示
すフローチャート。
【図7】図1におけるステップ104の一部の詳細を示
すフローチャート。
【図8】図1におけるステップ104の一部の詳細を示
すフローチャート。
【図9】暖房起動運転時の第1の運転モードに適用する
制御フローの一部を示すフローチャート。
【図10】暖房起動運転時の第1の運転モードに適用す
る制御フローの他の一部を示すフローチャート。
【図11】暖房起動運転時の第2の運転モードに適用す
る制御フローを示すフローチャート。
【図12】暖房起動運転時の第3の運転モードに適用す
る制御フローを示すフローチャート。
【図13】暖房起動パターンの解除制御フローを示すフ
ローチャート。
【図14】暖房運転中の冷媒回収制御のフローを示すフ
ローチャート。
【図15】除霜運転終了時の冷媒回収制御のフローを示
すフローチャート。
【図16】冷媒回収制御の制御内容を示すフローチャー
ト。
【図17】本発明の変形実施例に係る制御フローを示す
フローチャート。
【図18】図17の実施例に対する変形実施例を示すフ
ローチャート。
【図19】図18の実施例の一制御態様を示す線図。
【図20】図19の実施例に対する変形実施例を説明す
るための線図。
【符号の説明】
GS 室外機 1A 定速圧縮機 1B 可変速圧縮機 3 四方弁 6A,6B 室外熱交換器 7 膨張弁 8 逆止弁 10A,10B,10C 冷媒流量調整弁 11A,11B,11C 室内熱交換器 12A,12B 室外送風機 13A,13B,13C 室内送風機 U1,U2,U3 室内ユニット 14 吸込圧力センサ 15 吸込温度センサ 16 吐出圧力センサ 17A,17B 吐出温度センサ 18A,18B,18C 室内熱交温度センサ 19A,19B,19C 室温センサ 20A,20B,20C 室内熱交温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯 村 典 史 静岡県富士市蓼原336 東芝エー・ブイ・ イー株式会社富士事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】能力可変圧縮機を含む複数台の圧縮機を有
    する室外機と、それぞれ冷媒流量調整弁を有する複数台
    の室内ユニットとからなるマルチシステム空気調和機に
    おいて、 暖房運転モードでの運転中に一部の室内ユニットが運転
    停止とされ、または室内サーモオフにより一時停止とさ
    れているとき、それを検知する第1の検知手段と、 室外機が第1の設定時間継続して暖房運転をしたとき、
    それを検知する第2の検知手段と、 停止中の室内ユニットに滞留している冷媒を回収するた
    め、第1および第2の検知手段の出力検知信号に応答し
    て停止中の室内ユニットの冷媒流量調整弁を開放すると
    共に、能力可変圧縮機の運転能力を停止中の室内ユニッ
    トの台数に応じ予め設定された能力上昇させる暖房冷媒
    回収運転を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とす
    るマルチシステム空気調和機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のマルチシステム空気調和
    機において、前記制御手段は、停止中の室内ユニットの
    容量および台数に応じ、能力可変圧縮機を予め設定され
    た能力上昇させることを特徴とするマルチシステム空気
    調和機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のマルチシステム空気調和
    機において、 各圧縮機の吐出管温度を検出する吐出温度センサと、 前記吐出温度センサの検出温度値が第1の設定温度以上
    の状態を前記第1の設定時間よりも短い第2の設定時間
    継続したとき検知信号を出力する第3の検知手段とをさ
    らに備え、この第3の検知手段の出力検知信号に応答し
    て前記制御手段が前記暖房冷媒回収運転を行うことを特
    徴とするマルチシステム空気調和機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のマルチシステム空気調和
    機において、 圧縮機の吸込側圧力を検出する吸込圧力センサと、 圧縮機の吸込管温度を検出する吸込温度センサと、 前記吸込圧力センサの検出圧力値が第1の圧力設定値以
    下で、かつ前記吸込温度センサの検出温度値が設定温度
    以上の状態を前記第1の設定時間よりも短い第3の設定
    時間継続したとき検知信号を出力する第4の検知手段と
    をさらに備え、この第4の検知手段の出力検知信号に応
    答して前記制御手段が冷媒回収運転を行うことを特徴と
    するマルチシステム空気調和機。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のマルチシステム空気調和
    機において、圧縮機が低能力領域で運転中、前記吐出温
    度センサの検出温度値が前記第1の設定温度より低い第
    2の設定温度以上の状態を前記第1の設定時間よりも短
    い第4の設定時間継続したとき検知信号を出力する第5
    の検知手段をさらに備え、この第5の検知手段の出力検
    知信号に応答して前記制御手段が暖房冷媒回収運転を行
    うことを特徴とするマルチシステム空気調和機。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のマルチシステム空気調和
    機において、除霜終了後の暖房運転への切り換わりを検
    知して検知信号を出力する第6の検知手段をさらに備
    え、この第6の検知手段の出力検知信号に応答して前記
    制御手段が暖房冷媒回収運転を行うことを特徴とするマ
    ルチシステム空気調和機。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のマルチシステム空気調和
    機において、室内サーモオンによる暖房運転起動を検知
    して検知信号を出力する第7の検知手段をさらに備え、
    この第7の検知手段の出力検知信号に応答して前記制御
    手段が暖房冷媒回収運転を行うことを特徴とするマルチ
    システム空気調和機。
  8. 【請求項8】能力可変圧縮機を含む複数台の圧縮機を有
    する室外機と、それぞれ冷媒流量調整弁および送風機を
    有する複数台の室内ユニットとからなるマルチシステム
    空気調和機において、 各室内ユニットの熱交換器温度を検出する室内熱交温度
    センサと、 暖房運転モードでの運転中に一部の室内ユニットが運転
    停止とされ、または室内サーモオフにより一時停止とさ
    れており、かつ前記室内熱交温度センサによって検出さ
    れた停止中の室内ユニットの熱交換器温度が所定の設定
    値以上になったとき検知信号を出力する検知手段と、 この検知手段の出力検知信号に応答して停止中の室内ユ
    ニットの送風機を駆動する制御手段とを備えたことを特
    徴とするマルチシステム空気調和機。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のマルチシステム空気調和
    機において、停止中の室内ユニットの熱交換器温度の検
    出値と室内温度の検出値との差が所定値以上になったと
    き検知信号を出力する検知手段をさらに備え、この検知
    手段の出力検知信号に応答して前記制御手段が前記停止
    中の室内ユニットに属する送風機を駆動することを特徴
    とするマルチシステム空気調和機。
  10. 【請求項10】請求項8または9に記載のマルチシステ
    ム空気調和機において、前記制御手段は停止中の室内ユ
    ニットの送風機の回転駆動を駆動時間が所定値に達する
    ことにより停止させることを特徴とするマルチシステム
    空気調和機。
  11. 【請求項11】請求項8または9に記載のマルチシステ
    ム空気調和機において、前記制御手段は停止中の室内ユ
    ニットの送風機の回転駆動を、短時間の回転駆動と比較
    的長い非回転駆動とを繰返すことにより、非回転駆動区
    間を回転駆動区間の駆動力による惰性回転とすることを
    特徴とするマルチシステム空気調和機。
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