JPH08177992A - 自動変速機のキャリヤ結合構造 - Google Patents
自動変速機のキャリヤ結合構造Info
- Publication number
- JPH08177992A JPH08177992A JP6337553A JP33755394A JPH08177992A JP H08177992 A JPH08177992 A JP H08177992A JP 6337553 A JP6337553 A JP 6337553A JP 33755394 A JP33755394 A JP 33755394A JP H08177992 A JPH08177992 A JP H08177992A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- automatic transmission
- mounting
- coupling structure
- rotating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/08—General details of gearing of gearings with members having orbital motion
- F16H57/10—Braking arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立てが容易で、かつ信頼性も高い自動変速
機のキャリヤ結合構造を提供する。 【構成】 油圧により回転部材６ａを制動及び解放する
ブレーキ６と、遊星歯車列５ｄを支持するキャリヤ５ｅ
を備えた遊星歯車機構５を有し、かつ前記ブレーキ６の
センタリングされている回転部材６ａにキャリヤ５ｅを
結合した自動変速機のキャリヤ結合構造において、前記
キャリヤ５ｅの外周部に、軸線に対して垂直方向と円周
方向の２面に取付け面５ｇ、５ｈを有する取付け部５ｉ
を設け、また前記回転部材６ａには前記各取付け面５
ｇ、５ｈに当接する取付け面６ｂ、６ｃを有するフラン
ジ６ｄを突設すると共に、前記キャリヤ５ｅの取付け部
５ｉと回転部材６ａのフランジ６ｄの間をねじ部材９で
結合したものである。
機のキャリヤ結合構造を提供する。 【構成】 油圧により回転部材６ａを制動及び解放する
ブレーキ６と、遊星歯車列５ｄを支持するキャリヤ５ｅ
を備えた遊星歯車機構５を有し、かつ前記ブレーキ６の
センタリングされている回転部材６ａにキャリヤ５ｅを
結合した自動変速機のキャリヤ結合構造において、前記
キャリヤ５ｅの外周部に、軸線に対して垂直方向と円周
方向の２面に取付け面５ｇ、５ｈを有する取付け部５ｉ
を設け、また前記回転部材６ａには前記各取付け面５
ｇ、５ｈに当接する取付け面６ｂ、６ｃを有するフラン
ジ６ｄを突設すると共に、前記キャリヤ５ｅの取付け部
５ｉと回転部材６ａのフランジ６ｄの間をねじ部材９で
結合したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に搭載された自動
変速機のキャリヤ結合構造に関するものである。
変速機のキャリヤ結合構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来自動車に搭載された自動変速機には
遊星歯車機構を採用したものがあり、例えば、実開昭６
１−１３３１４７号公報では、自動変速機のプラネタギ
ヤ装置が提案されている。
遊星歯車機構を採用したものがあり、例えば、実開昭６
１−１３３１４７号公報では、自動変速機のプラネタギ
ヤ装置が提案されている。
【０００３】前記公報のプラネタリヤギヤ装置では、図
３に示すように遊星歯車列ａを支持するキャリヤｂと、
ブレーキｃのハブｄが別部材により構成されていて、前
記ハブｄの端部には切欠部ｅとスナップリング溝ｆが、
そして、キャリヤｂ側には前記ハブｄの切欠部ｅに嵌合
する凸部ｇが形成されていて、この凸部ｇを前記ハブｄ
の切欠部ｅに嵌合した後、スナップリング溝ｆにスナッ
プリングｈを嵌合することによりキャリヤｂに対してブ
レーキｃのハブｄが固定されていた。
３に示すように遊星歯車列ａを支持するキャリヤｂと、
ブレーキｃのハブｄが別部材により構成されていて、前
記ハブｄの端部には切欠部ｅとスナップリング溝ｆが、
そして、キャリヤｂ側には前記ハブｄの切欠部ｅに嵌合
する凸部ｇが形成されていて、この凸部ｇを前記ハブｄ
の切欠部ｅに嵌合した後、スナップリング溝ｆにスナッ
プリングｈを嵌合することによりキャリヤｂに対してブ
レーキｃのハブｄが固定されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の公
報のもののようにキャリヤｂ側に凸部ｇを形成し、また
ハブｄ側に切欠部ｅを形成したものでは、これらの加工
に多くの工数を必要として部品のコストアップを招くと
共に、組立て工数も多くなるため、変速機自体が高価と
なる不具合があった。
報のもののようにキャリヤｂ側に凸部ｇを形成し、また
ハブｄ側に切欠部ｅを形成したものでは、これらの加工
に多くの工数を必要として部品のコストアップを招くと
共に、組立て工数も多くなるため、変速機自体が高価と
なる不具合があった。
【０００５】また、スナップリングｇによりキャリヤｂ
にハブｄを係止する構造のため、強度的に弱い上、スナ
ップリングｇが抜け落ちる心配があるため信頼性に欠け
ると共に、キャリヤｂとハブｄの間に軸方向のガタを設
けないとスナップリングｇの組み付けができないため、
ガタの分周辺部品のクリアランスを大きくする必要があ
り、その結果変速機の全長が長くなって変速機が大きく
なるなどの不具合もあった。
にハブｄを係止する構造のため、強度的に弱い上、スナ
ップリングｇが抜け落ちる心配があるため信頼性に欠け
ると共に、キャリヤｂとハブｄの間に軸方向のガタを設
けないとスナップリングｇの組み付けができないため、
ガタの分周辺部品のクリアランスを大きくする必要があ
り、その結果変速機の全長が長くなって変速機が大きく
なるなどの不具合もあった。
【０００７】本発明はかかる従来の不具合を改善するた
めになされたもので、組立てが容易で、部品コストも安
く、かつ信頼性も高い自動変速機のキャリヤ結合構造を
提供することを目的とするものである。
めになされたもので、組立てが容易で、部品コストも安
く、かつ信頼性も高い自動変速機のキャリヤ結合構造を
提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる自動変速機のキャリヤ結合構造
は、油圧により回転部材を接続及び解放するブレーキ
と、遊星歯車列を支持するキャリヤを備えた遊星歯車機
構を有し、かつ前記ブレーキのセンタリングされている
回転部材にキャリヤを結合した自動変速機のキャリヤ結
合構造において、前記キャリヤの外周部に、軸線に対し
て垂直方向と円周方向の２面に取付け面を有する取付け
部を設け、前記回転部材に前記各取付け面に当接する取
付け面を有するフランジを突設すると共に、前記キャリ
ヤの取付け部と回転部材のフランジの間を結合手段で結
合したことを特徴とするものである。
めに、本発明に係わる自動変速機のキャリヤ結合構造
は、油圧により回転部材を接続及び解放するブレーキ
と、遊星歯車列を支持するキャリヤを備えた遊星歯車機
構を有し、かつ前記ブレーキのセンタリングされている
回転部材にキャリヤを結合した自動変速機のキャリヤ結
合構造において、前記キャリヤの外周部に、軸線に対し
て垂直方向と円周方向の２面に取付け面を有する取付け
部を設け、前記回転部材に前記各取付け面に当接する取
付け面を有するフランジを突設すると共に、前記キャリ
ヤの取付け部と回転部材のフランジの間を結合手段で結
合したことを特徴とするものである。
【０００９】そして、上記の自動変速機のキャリヤ結合
構造において、前記結合手段がねじ部材であることが好
ましいし、また、前記回転部材と変速機ケースの間に介
在されて一方向へのみ回転を許容する動力伝達手段によ
り一方向へのみ回転可能としてもよいし、また、遊星歯
車機構を複列遊星歯車列により構成してもよいし、ま
た、前記回転部材のフランジを取り付ける取付け部の位
置が、ショートピニオンを支持するボス部に設けられて
いることが好ましい。
構造において、前記結合手段がねじ部材であることが好
ましいし、また、前記回転部材と変速機ケースの間に介
在されて一方向へのみ回転を許容する動力伝達手段によ
り一方向へのみ回転可能としてもよいし、また、遊星歯
車機構を複列遊星歯車列により構成してもよいし、ま
た、前記回転部材のフランジを取り付ける取付け部の位
置が、ショートピニオンを支持するボス部に設けられて
いることが好ましい。
【００１０】
【作用】前記構成により、キャリヤと回転部材の間が結
合手段により容易かつ強固に固定できると共に、両者の
間に軸方向のガタを設ける必要がないため、軸方向の全
長を短縮できる。
合手段により容易かつ強固に固定できると共に、両者の
間に軸方向のガタを設ける必要がないため、軸方向の全
長を短縮できる。
【００１１】また、円周方向取付け面により回転部材に
対してキャリヤが位置決めされるため、キャリヤのセン
タリングが精度よく行え、これによってキャリヤに支持
された遊星歯車列の歯当たりが均一となるため、耐久性
も向上する。
対してキャリヤが位置決めされるため、キャリヤのセン
タリングが精度よく行え、これによってキャリヤに支持
された遊星歯車列の歯当たりが均一となるため、耐久性
も向上する。
【００１２】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して詳述す
る。図１は本発明に係わるキャリヤ結合構造を備えた自
動変速機の全体的な断面図、図２は図１のＡ円内の拡大
図である。
る。図１は本発明に係わるキャリヤ結合構造を備えた自
動変速機の全体的な断面図、図２は図１のＡ円内の拡大
図である。
【００１３】図１において１は入力軸２の一端側に設け
られたトルクコンバータ、３は変速機ケース４内に収容
されたハイクラッチ、５は遊星歯車機構、６はロー及び
リバースブレーキ、７は一方向へのみ回転を許容する動
力伝達手段であるワンウエイクラッチを示す。
られたトルクコンバータ、３は変速機ケース４内に収容
されたハイクラッチ、５は遊星歯車機構、６はロー及び
リバースブレーキ、７は一方向へのみ回転を許容する動
力伝達手段であるワンウエイクラッチを示す。
【００１４】前記遊星歯車機構５は入力軸２より入力さ
れた動力を減速して出力軸８へ出力するもので、ハイク
ラッチ３の出力軸３ａに設けられたサンギヤ５ａと、こ
のサンギヤ５ａに噛合されたショートピニオンであるプ
ラネタリギヤ５ｂ及びプラネタリギヤ５ｂに噛合された
インタカレギヤ５ｃよりなる歯車列５ｄより構成されて
いて、前記プラネタリアギヤ５ｂは回転自在なキャリヤ
５ｅのボス部５ｋに軸５ｆを介して支承されている。
れた動力を減速して出力軸８へ出力するもので、ハイク
ラッチ３の出力軸３ａに設けられたサンギヤ５ａと、こ
のサンギヤ５ａに噛合されたショートピニオンであるプ
ラネタリギヤ５ｂ及びプラネタリギヤ５ｂに噛合された
インタカレギヤ５ｃよりなる歯車列５ｄより構成されて
いて、前記プラネタリアギヤ５ｂは回転自在なキャリヤ
５ｅのボス部５ｋに軸５ｆを介して支承されている。
【００１５】前記キャリヤ５ｅの外周部には、図２に示
すように中心軸に対して垂直方向と円周方向の２面に取
付け面５ｇ、５ｈを有する取付け部５ｉが形成されてい
て、この取付け部５ｉに前記ロー及びリバースブレーキ
６のハブを構成する回転部材６ａが取付けられている。
すように中心軸に対して垂直方向と円周方向の２面に取
付け面５ｇ、５ｈを有する取付け部５ｉが形成されてい
て、この取付け部５ｉに前記ロー及びリバースブレーキ
６のハブを構成する回転部材６ａが取付けられている。
【００１６】前記回転部材６ａの一端側には、前記キャ
リヤ５ｅに形成された取付け部５ｉの垂直方向の取付け
面５ｇと、円周方向の取付け面５ｈにそれぞれ密に当接
する取付け面６ｂ、６ｃを有するリング状のフランジ６
ｄが突設されていて、垂直方向の取付け面５ｇ、６ｂを
互いに当接させることにより、軸方向の位置決めが、そ
して円周方向の取付け面５ｈ、６ｃを互に当接させるこ
とにより、キャリヤ５ｅのセンタリングが行えるように
なっている。
リヤ５ｅに形成された取付け部５ｉの垂直方向の取付け
面５ｇと、円周方向の取付け面５ｈにそれぞれ密に当接
する取付け面６ｂ、６ｃを有するリング状のフランジ６
ｄが突設されていて、垂直方向の取付け面５ｇ、６ｂを
互いに当接させることにより、軸方向の位置決めが、そ
して円周方向の取付け面５ｈ、６ｃを互に当接させるこ
とにより、キャリヤ５ｅのセンタリングが行えるように
なっている。
【００１７】また、前記回転部材６ａのフランジ６ｄに
は円周方向に等間隔に複数の取付け孔６ｅが穿設され、
キャリヤ５ｅの取付け部５ｉには、前記取付け孔６ｅと
合致する位置にねじ孔５ｊが穿設されていて、取付け孔
６ｅ側より挿入した結合手段であるねじ部材９をねじ孔
５ｊに螺挿することにより、キャリヤ５ｅと回転部材６
ａの間が結合されている。
は円周方向に等間隔に複数の取付け孔６ｅが穿設され、
キャリヤ５ｅの取付け部５ｉには、前記取付け孔６ｅと
合致する位置にねじ孔５ｊが穿設されていて、取付け孔
６ｅ側より挿入した結合手段であるねじ部材９をねじ孔
５ｊに螺挿することにより、キャリヤ５ｅと回転部材６
ａの間が結合されている。
【００１８】一方、前記回転部材６ａの外周面にはスプ
ライン６ｆが、またこのスプライン６ｆと対向する変速
機ケース４の内周面にスプライン４ａが形成されてい
て、これらスプライン６ｆ、４ａに交互に重なり合うよ
うに設けられた複数枚のディスク６ｇ及びプレート６ｈ
が介在されている。
ライン６ｆが、またこのスプライン６ｆと対向する変速
機ケース４の内周面にスプライン４ａが形成されてい
て、これらスプライン６ｆ、４ａに交互に重なり合うよ
うに設けられた複数枚のディスク６ｇ及びプレート６ｈ
が介在されている。
【００１９】そして、各ディスク６ｇの内周部が回転部
材６ａ側のスプライン６ｆに、プレート６ｈの外周部が
変速機ケース４側のスプライン４ａに係合されていて、
これらディスク６ｇ及びプレート６ｈを油圧で動作する
ピストン６ｉにより互に圧着させることにより、回転部
材６ａを介してキャリヤ５ｅを制動できるようになって
いる。
材６ａ側のスプライン６ｆに、プレート６ｈの外周部が
変速機ケース４側のスプライン４ａに係合されていて、
これらディスク６ｇ及びプレート６ｈを油圧で動作する
ピストン６ｉにより互に圧着させることにより、回転部
材６ａを介してキャリヤ５ｅを制動できるようになって
いる。
【００２０】また、前記回転部材６ａと変速機ケース４
の内周面との間には、回転部材６ａを一方向のみ回転可
能にする前記ワンウエイクラッチ７が介在されている。
の内周面との間には、回転部材６ａを一方向のみ回転可
能にする前記ワンウエイクラッチ７が介在されている。
【００２１】次に遊星歯車機構５のキャリヤ６ｅとロー
及びリバースクラッチ６の回転部材６ａを組立てる際の
作用を説明すると、キャリヤ５ｅの外周部に形成された
取付け部５ｉの垂直方向の取付け面５ｇと円周方向の取
付け面５ｈに回転部材６に設けられたフランジ６ｄの取
付け面６ｂ、６ｃを図２に示すように当接させてキャリ
ヤ５ｅと回転部材６ａを組立てたら、フランジ６ｄ側の
取付け孔６ｅより挿入したねじ部材９を取付け部５ｉの
ねじ孔５ｊに螺挿してこのねじ部材９を締め付け、キャ
リヤ５ｅと回転部材６ａの間を強固に結合する。
及びリバースクラッチ６の回転部材６ａを組立てる際の
作用を説明すると、キャリヤ５ｅの外周部に形成された
取付け部５ｉの垂直方向の取付け面５ｇと円周方向の取
付け面５ｈに回転部材６に設けられたフランジ６ｄの取
付け面６ｂ、６ｃを図２に示すように当接させてキャリ
ヤ５ｅと回転部材６ａを組立てたら、フランジ６ｄ側の
取付け孔６ｅより挿入したねじ部材９を取付け部５ｉの
ねじ孔５ｊに螺挿してこのねじ部材９を締め付け、キャ
リヤ５ｅと回転部材６ａの間を強固に結合する。
【００２２】これによってキャリヤ５ｅと回転部材６ａ
の軸方向のガッタは皆無となると共に、円周方向の取付
け面５ｈ、６ｃを互いに当接させることにより、キャリ
ヤ５ｅのセンタリングが行えるようになる。また、キャ
リヤ５ｅと回転部材６ａを予め組立てておくことによ
り、自動変速機の組立ても容易となる。
の軸方向のガッタは皆無となると共に、円周方向の取付
け面５ｈ、６ｃを互いに当接させることにより、キャリ
ヤ５ｅのセンタリングが行えるようになる。また、キャ
リヤ５ｅと回転部材６ａを予め組立てておくことによ
り、自動変速機の組立ても容易となる。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係わる自
動変速機のキャリア結合構造は、遊星歯車機構のキャリ
ヤ外周部に、垂直方向及び円周方向の２面に取付け面を
有する取付け部を設け、ブレーキ側の回転部材に、前記
各取付け面に当接する取付け面を有するフランジを突設
すると共に、前記キャリヤの取付け部と回転部材のフラ
ンジの間を結合手段で結合したことから、キャリヤと回
転部材の結合部の構造が従来のスナップリングで係止す
るものに比べて単純となるため、結合部の加工が容易と
なり、これによって部品が加工費の低減が計れると共
に、軸方向にガタを設ける必要がないため、変速機の全
長を短縮することができる。
動変速機のキャリア結合構造は、遊星歯車機構のキャリ
ヤ外周部に、垂直方向及び円周方向の２面に取付け面を
有する取付け部を設け、ブレーキ側の回転部材に、前記
各取付け面に当接する取付け面を有するフランジを突設
すると共に、前記キャリヤの取付け部と回転部材のフラ
ンジの間を結合手段で結合したことから、キャリヤと回
転部材の結合部の構造が従来のスナップリングで係止す
るものに比べて単純となるため、結合部の加工が容易と
なり、これによって部品が加工費の低減が計れると共
に、軸方向にガタを設ける必要がないため、変速機の全
長を短縮することができる。
【００２４】また、キャリヤと回転部材の円周方向の取
付け面を互いに当接させてキャリヤと回転部材を結合し
たことにより、回転部材によってキャリヤがセンタリン
グされるため、キャリヤに支持される遊星歯車列の歯当
たりが均一となり、これによって遊星歯車列に偏摩耗な
どが発生しないため、遊星歯車機構の耐久性が大幅に向
上すると共に、キャリヤと回転部材との間の動力伝達が
結合手段を介して行われるため、動力の伝達が確実で、
これによって信頼性も向上する。
付け面を互いに当接させてキャリヤと回転部材を結合し
たことにより、回転部材によってキャリヤがセンタリン
グされるため、キャリヤに支持される遊星歯車列の歯当
たりが均一となり、これによって遊星歯車列に偏摩耗な
どが発生しないため、遊星歯車機構の耐久性が大幅に向
上すると共に、キャリヤと回転部材との間の動力伝達が
結合手段を介して行われるため、動力の伝達が確実で、
これによって信頼性も向上する。
【００２５】さらに、キャリヤと回転部材の間を予め部
分組立てすることができるため、変速機への組込みが容
易であると共に、スナップリング係止する従来のものに
比べて組立て前や組立て中にスナップリングが脱落する
心配がなく、しかも結合手段の締結状態のチェックも簡
単に行える。
分組立てすることができるため、変速機への組込みが容
易であると共に、スナップリング係止する従来のものに
比べて組立て前や組立て中にスナップリングが脱落する
心配がなく、しかも結合手段の締結状態のチェックも簡
単に行える。
【００２６】また、前記回転部材のフランジを取り付け
る取付け部の位置が、ショートピニオンを支持するボス
部に設けられているために、あえて取付け部をキャリア
に付加してこのキャリアを軸方向に長くする必要がなく
なり、従前のキャリアをそのまま使用することができ
る。
る取付け部の位置が、ショートピニオンを支持するボス
部に設けられているために、あえて取付け部をキャリア
に付加してこのキャリアを軸方向に長くする必要がなく
なり、従前のキャリアをそのまま使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わるキャリア結合構造を備えた自動
変速機の全体的な断面図である。
変速機の全体的な断面図である。
【図２】図１のＡ円内の拡大図である。
【図３】従来の自動変速機のキャリヤ結合構造を示す説
明図である。
明図である。
５ 遊星歯車機構 ５ｄ 遊星歯車列 ５ｅ キャリヤ ５ｇ，５ｈ 取付け面 ５ｉ 取付け部 ６ ブレーキ ６ａ 回転部材 ６ｂ，６ｃ 取付け面 ６ｄ フランジ ９ ねじ部材（結合手段）
Claims (5)
- 【請求項１】 油圧により回転部材を接続及び解放する
ブレーキと、遊星歯車列を支持するキャリヤを備えた遊
星歯車機構を有し、かつ前記ブレーキのセンタリングさ
れている回転部材にキャリヤを結合した自動変速機のキ
ャリヤ結合構造において、前記キャリヤの外周部に、軸
線に対して垂直方向と円周方向の２面に取付け面を有す
る取付け部を設け、前記回転部材に前記各取付け面に当
接する取付け面を有するフランジを突設すると共に、前
記キャリヤの取付け部と回転部材のフランジの間を結合
手段で結合したことを特徴とする自動変速機のキャリヤ
結合構造。 - 【請求項２】 前記結合手段がねじ部材である請求項１
記載の自動変速機のキャリヤ結合構造。 - 【請求項３】 前記回転部材と変速機ケースの間に介在
されて一方向へのみ回転を許容する動力伝達手段により
一方向へのみ回転可能とした請求項１又は請求項２記載
の自動変速機のキャリヤ結合構造。 - 【請求項４】 遊星歯車機構を複列遊星歯車列により構
成した請求項１又は請求項２又は請求項３記載の自動変
速機のキャリヤ結合構造。 - 【請求項５】前記回転部材のフランジを取り付ける取付
け部の位置が、ショートピニオンを支持するボス部に設
けられている請求項４記載の自動変速機のキャリヤ結合
構造。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6337553A JPH08177992A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 自動変速機のキャリヤ結合構造 |
| DE19546949A DE19546949B4 (de) | 1994-12-28 | 1995-12-15 | Planetenradträger-Verbindungsstruktur für ein automatisches Getriebe |
| US08/573,295 US5746675A (en) | 1994-12-28 | 1995-12-15 | Carrier connecting structure for an automatic transmission |
| KR1019950059773A KR0159981B1 (ko) | 1994-12-28 | 1995-12-27 | 자동변속기의 캐리어 결합구조 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6337553A JPH08177992A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 自動変速機のキャリヤ結合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177992A true JPH08177992A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18309734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6337553A Pending JPH08177992A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 自動変速機のキャリヤ結合構造 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5746675A (ja) |
| JP (1) | JPH08177992A (ja) |
| KR (1) | KR0159981B1 (ja) |
| DE (1) | DE19546949B4 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010144844A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の組立方法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19718744C1 (de) * | 1997-05-02 | 1998-11-19 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Fahrzeuggetriebe mit integrierter Bremse |
| SE509788C2 (sv) | 1997-07-18 | 1999-03-08 | Volvo Constr Equip Components | Planetväxel för ett fordonshjul |
| US6890282B2 (en) * | 2003-06-11 | 2005-05-10 | Zf Friedrichshafen Ag | Driveline for mobile vehicles |
| US6869380B2 (en) | 2003-06-11 | 2005-03-22 | Zf Friedrichshafen Ag | Driveline for mobile-vehicles |
| US7654929B2 (en) * | 2007-02-02 | 2010-02-02 | Ford Global Technologies, Llc | Assembly including a planetary pinion carrier and one-way clutch |
| DE102011080080A1 (de) * | 2011-07-29 | 2013-01-31 | Zf Friedrichshafen Ag | Getriebeanordnung |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2800036A (en) * | 1953-12-03 | 1957-07-23 | Chrysler Corp | Planetary transmission |
| JPS53134160A (en) * | 1977-04-28 | 1978-11-22 | Toyota Motor Corp | Gearing device in automatic transmission gear box for automobile |
| AU596993B2 (en) * | 1985-08-06 | 1990-05-24 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag | Gear system for a motor vehicle |
| DE3612046A1 (de) * | 1986-04-10 | 1987-10-15 | Ford Werke Ag | Rollen- oder klemmkoerper-freilauf, insbesondere fuer automatik-getriebe fuer kraftfahrzeuge |
| JP2832441B2 (ja) * | 1988-11-04 | 1998-12-09 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機のコーストクラツチとリバースクラツチの支持構造 |
| JPH02296041A (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-06 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機のクラツチ装置 |
| DE4029373A1 (de) * | 1990-09-15 | 1992-03-19 | Ford Werke Ag | Anlaufscheibenanordnung fuer planetenraeder eines planetenradtraegers |
| US5139468A (en) * | 1991-11-08 | 1992-08-18 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Two speed engine accessory drive with plastic planet gears |
| JPH05202998A (ja) * | 1992-01-30 | 1993-08-10 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の変速歯車機構 |
| US5328419A (en) * | 1992-04-10 | 1994-07-12 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Two-speed alternator drive |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP6337553A patent/JPH08177992A/ja active Pending
-
1995
- 1995-12-15 DE DE19546949A patent/DE19546949B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-15 US US08/573,295 patent/US5746675A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-27 KR KR1019950059773A patent/KR0159981B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010144844A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の組立方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR0159981B1 (ko) | 1998-12-01 |
| DE19546949A1 (de) | 1996-07-11 |
| DE19546949B4 (de) | 2005-06-30 |
| KR960023920A (ko) | 1996-07-20 |
| US5746675A (en) | 1998-05-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3032807B2 (ja) | 二方ねじり減衰装置及び流体トルクコンバータにあるクラツチから成る装置 | |
| EP2044344B1 (en) | Roller, sprag or ratchet one-way clutch with two backing plates | |
| US7399252B2 (en) | Arrangement for driving a wheel of a vehicle, and a planet carrier | |
| US7402120B2 (en) | Planet transmission, drive device comprising the planet transmission and brake disc for the planet transmission | |
| US20020033310A1 (en) | Hydrodynamic torque converter | |
| US4793214A (en) | Planet wheel carrier | |
| JPS642823B2 (ja) | ||
| JP5005346B2 (ja) | パワーアシストステアリングシステム | |
| JPH08177992A (ja) | 自動変速機のキャリヤ結合構造 | |
| JP3016182B2 (ja) | 多重ディスク摩擦クラッチ | |
| US5370590A (en) | Securing means for a planetary gear unit | |
| US7748504B2 (en) | Hydraulic servo for a brake in an automatic transmission | |
| JPH0613395Y2 (ja) | 自動変速機のワンウェイクラッチ取付構造 | |
| JPH0220521Y2 (ja) | ||
| JPH11201182A (ja) | 多板クラッチ、多板クラッチの仮組み部材、及び多板クラッチのフライホイールへの組み付け方法 | |
| US5590571A (en) | Structure for mounting an output gear and bearing to a transmission | |
| JP4524533B2 (ja) | 自動変速機のブレーキ装置 | |
| JP4096519B2 (ja) | プラネタリギヤ装置 | |
| JP2020502447A (ja) | 自動車のトランスミッションに装備するためのトルク伝達モジュール | |
| JPH07145827A (ja) | 自動変速機用湿式多板クラッチまたはブレーキ | |
| JPH0849731A (ja) | クラッチ装置 | |
| JP3480136B2 (ja) | 自動変速装置 | |
| JPH0211770B2 (ja) | ||
| JPS6133300Y2 (ja) | ||
| JP2914290B2 (ja) | 自動車の車軸装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040317 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |