JPH09108218A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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JPH09108218A
JPH09108218A JP29167295A JP29167295A JPH09108218A JP H09108218 A JPH09108218 A JP H09108218A JP 29167295 A JP29167295 A JP 29167295A JP 29167295 A JP29167295 A JP 29167295A JP H09108218 A JPH09108218 A JP H09108218A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カテーテルの少なくともその中間部位を非直
線状態となるように癖付けすることにより、自由状態で
はカテーテルの基端部から先端部までの全長が短く、処
置具挿通チャンネル内に円滑に挿通できるようにする。 【解決手段】 操作部12から引き出されたカテーテル
11は、その可撓チューブ20の成形時に一部分に対し
てコイル状となるように癖付けを行う等により、基端側
直線部11aと、コイル状部11bと、先端側直線部1
1cとから構成され、基端側直線部11aは、操作部1
2に取り付けたクランプ部材39によるクランプ部位か
らコネクタ25までの長さ分の長さを持たせ、先端側直
線部11cは、カテーテル11の先端部分を挿入部3か
ら突出させた時に、その最長突出長さより長い寸法に設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の処置具挿
通チャンネル等をガイド手段として体腔内に挿入されて
超音波走査を行う超音波プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】体腔内の挿入されて超音波検査を行う超
音波検査装置は、操作部に体腔内への挿入部を連設して
なり、この挿入部の先端に超音波振動子を設けたもので
ある。そして、挿入部は、直接体腔内に挿入されるタイ
プのものと、内視鏡の処置具挿通チャンネル等のガイド
手段を介して体腔内に挿入されるものとがある。ガイド
手段を用いて体腔内に挿入される超音波プローブは、内
視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通可能な細径で、しか
も可撓性のあるカテーテルを有し、このカテーテルの基
端部には、操作部が連設されている。
【0003】内視鏡の挿入部を体腔内における検査を行
うべき部位にまで挿入して、内視鏡検査を行い、この内
視鏡検査の結果に基づいて超音波検査を行うべき部位が
発見されると、内視鏡の本体操作部に設けた処置具導入
部から処置具挿通チャンネル内に超音波プローブのカテ
ーテルを挿入して、このカテーテルの先端を挿入部の先
端から所定の長さだけ突出させる。この状態で、超音波
検査を行うが、所定の範囲にわたって体内組織断層に関
する情報を取得する場合には、超音波振動子を機械的に
動かし、その間に所定間隔毎に超音波パルスを体内に向
けて送信して、その反射エコーを受信することによっ
て、超音波走査が行われる。
【0004】ここで、超音波走査としては、超音波振動
子を直線方向に動かすことによりリニア走査が行われ、
また超音波振動子を回転方向に動かせば、ラジアル走査
が行われる。リニア走査は、カテーテル全体を軸線方向
に動かすことにより行われ、またカテーテル内で超音波
振動子を回転させることによりラジアル走査が行われ
る。従って、リニア走査を行う場合には、必ずしも必要
ではないが、ラジアル走査を行う際には、遠隔操作によ
り超音波振動子を回転駆動するために、カテーテルには
回転伝達手段が設けられ、この回転伝達手段の代表的な
ものとして、金属線材を密着コイル状に巻回したフレキ
シブルシャフトが用いられる。フレキシブルシャフトの
先端に超音波振動子を連結して、先端が閉塞した可撓チ
ューブ内に装着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リニア走査を行う場合
であれ、ラジアル走査を行う場合であれ、カテーテルは
挿入部の先端から所定の長さ突出させるが、このカテー
テルの先端部は、ラジアル走査を行う際には、軸線方向
に動かないように固定する必要があり、またリニア走査
を行う場合でも、走査原点位置を一定にするために、み
だりに軸線方向に動かないように、安定的に保持する必
要がある。このために、操作部を処置具導出部に着脱可
能に連結するように構成されている。従って、カテーテ
ルは、少なくとも本体操作部内に位置する部分の長さ
と、処置具導出部から引き出されて操作部に連結される
までの長さ分と、挿入部の先端からの突出長さ分だけ、
内視鏡の挿入部の全長より長くなっている。
【0006】以上のように、超音波プローブのカテーテ
ルは可撓性があり、かつ長尺の部材で形成されているこ
とから、その持ち運び時には、カテーテルの先端部等が
床面や他の機器等に接触して、カテーテルが汚損される
おそれがある。超音波プローブは内視鏡の処置具挿通チ
ャンネル内に挿通されるものであり、またこの処置具挿
通チャンネル内には鉗子その他の処置具も挿通される。
超音波プローブを処置具挿通チャンネル内に挿通させ
て、超音波検査を行った後にも検査を継続して、必要に
応じて鉗子等の処置具を用いる必要が生じることがあ
る。この場合には、超音波プローブを処置具挿通チャン
ネルから取り出して、処置具を挿通させるが、それを処
置具挿通チャンネルから取り出すと、その先端部が床面
や器物等に触れるおそれは極めて高くなる。カテーテル
の先端は体液等が付着しており、カテーテルが他の物体
に触れると、その接触個所に汚損物が付着する等、衛生
上の観点から好ましくないだけではなく、カテーテル内
に設けた超音波振動子が損傷する等といったおそれもあ
る。とりわけ、超音波プローブには、そのカテーテルの
基端部が連設された操作部には、さらに超音波観測装置
に着脱可能に接続されるケーブルが導出されているの
で、このケーブルに規制されるから、超音波プローブを
必ずしも所望の位置に持ち運ぶことができない場合があ
る。以上のことから、超音波プローブは、処置具等と比
較して、持ち運び等の際には、極めて慎重な取り扱いが
必要となる。
【0007】また、カテーテルを処置具挿通チャンネル
内に挿入する際には、この処置具挿通チャンネルの壁面
に沿って摺動することになるが、カテーテルは処置具挿
通チャンネルの壁面と線接触乃至面接触した状態で送り
込まれることから、摺動抵抗が大きくなる。カテーテル
は可撓性部材で形成されているので、摺動抵抗が大きい
と、その処置具挿通チャンネル内への挿入操作に支障を
来すおそれがあるという問題もある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、処置具挿通チャンネ
ル内に挿通されない自由状態では、カテーテルの基端部
から先端部までの全長を短くし、かつ処置具挿通チャン
ネル内に挿通する際には、円滑に挿通できるようにする
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、操作部に連設したカテーテルをガイ
ド手段を介して体腔内に挿入される超音波プローブであ
って、前記カテーテルは、その操作部への連設部側から
所定の長さ分は非直線状態となるように癖付けされてお
り、先端部分の所定の長さ分は直線状態に保持する構成
としたことをその特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】カテーテルの外径は、処置具挿通
チャンネルの内径より小さくなっており、従ってカテー
テルは処置具挿通チャンネル内ではある程度は蛇行して
いても良い。また、カテーテルは可撓性を有することか
ら、それに曲げ癖が付いていたとしても、ガイド手段と
して、例えば内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通す
るのに、格別支障を来すことはない。
【0011】以上のことから、カテーテルに癖付けを行
う。この癖付けは、例えばコイル状に巻回したり、ジグ
ザグ状に蛇行させたりする。これによって、カテーテル
は、自由状態では、その操作部への連設部から先端部ま
での全長が短くなる。カテーテルの大半は処置具挿通チ
ャンネル内に位置しているから、処置具挿通チャンネル
内では癖を付けた部分がほぼ直線状態に矯正されるか、
または少なくとも癖が緩和されることになる。ただし、
カテーテルの先端部分は処置具挿通チャンネルから突出
させるものであり、この部分に癖が付いていると、挿入
部からカテーテルを真直ぐ延在できなくなる。従って、
カテーテルの先端部分における所定の長さ分は癖付けを
行わず、真直ぐな状態にする。このカテーテルの真直ぐ
な部分は、カテーテルを挿入部から突出させる長さより
ある程度長くする。
【0012】超音波振動子によりラジアル走査を行う場
合は回転伝達手段として、前述したフレキシブルシャフ
トが設けられ、このフレキシブルシャフトは可撓チュー
ブ内に装着される。リニア走査を行う場合には、必ずし
もフレキシブルシャフトを設ける必要はないが、超音波
振動子の方向調整を行うためのフレキシブルシャフトを
設けることができる。従って、カテーテルの癖付けは、
フレキシブルシャフトに対して行うことも可能である
が、可撓チューブを癖付けした状態に成形するのが最も
好ましい。
【0013】カテーテルを非直線状態にすると、処置具
挿通チャンネル内に挿通させた時に、この処置具挿通チ
ャンネル内でカテーテルが蛇行することになる。従っ
て、処置具挿通チャンネルの内壁と線接触するのではな
く、実質的に複数個所において点接触し、接触面積が少
なくなる。従って、このカテーテルの挿入時における摺
動抵抗が小さくなり、処置具挿通チャンネル内への挿通
操作性も良好になる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。図面において、図1は超音波検査装置の全
体構成を示し、図2に操作部の断面を示す。
【0015】図中において、1は内視鏡を示し、内視鏡
1は術者が手で把持して操作を行う本体操作部2の先端
に挿入部3を連設してなるものであり、挿入部3は、基
端側から大半の部分は軟性部3aであって、この軟性部
3aにはアングル部3bが、またアングル部3bの先端
には先端部本体3cが連設されている。4は鉗子その他
の処置具を挿通するための処置具挿通チャンネルを示
し、この処置具挿通チャンネル4の基端部は、本体操作
部2に設けた処置具導入部5に接続されており、挿入部
3の先端部本体3cの先端面に開口している。
【0016】10は超音波プローブを示し、この超音波
プローブ10は、カテーテル11と、操作部12及び図
示しない超音波観測装置に着脱可能に接続されるケーブ
ルコード13とから構成される。
【0017】カテーテル11は、図2に示したように、
先端が閉塞した可撓チューブ20を有し、この可撓チュ
ーブ20内における先端部分には、回転体21が配置さ
れており、この回転体21に超音波振動子22が取り付
けられている。また、回転体21にはフレキシブルシャ
フト23が連結して設けられており、このフレキシブル
シャフト23は密着コイル等、曲げ方向には可撓性があ
る筒状の部材からなり、耐潰性が良好になものが用いら
れ、好ましくは金属線材を2重,3重等の多重に巻回し
たものまたは複数本の線材を並べた多条に巻回したもの
とする。そして、超音波振動子22から引き出された信
号ライン24a,24bは、このフレキシブルシャフト
23内に挿通されている。カテーテル11の基端部はコ
ネクタ25となっている。即ち、可撓チューブ20の基
端部には固定筒25aが連結して設けられており、また
フレキシブルシャフト23の先端部には回転筒25bが
連結して設けられている。
【0018】操作部12は、ケーシング30を有し、こ
のケーシング30内には回転軸31が回転自在に設けら
れており、この回転軸31はモータ32で回転駆動さ
れ、またこの回転軸31の回転はエンコーダ33で検出
される。従って、モータ32から回転軸31に回転力を
伝達し、また回転軸31の回転をエンコーダ33に伝達
するために、それぞれプーリとベルトとからなる伝達手
段を備えている。ケーシング30にカテーテル11を連
結するために、ケーシング30には開口34が開設され
ており、この開口34の周囲には円筒部35が立設さ
れ、回転軸31はこの開口34内に臨んでいる。カテー
テル11のコネクタ25における固定筒25aは円筒部
35に嵌合され、また回転筒25bは回転軸31に連結
される。さらに、回転軸31にはロータリコネクタ36
に接続され、このロータリコネクタ36からケーブル3
7が引き出され、このケーブル37は、モータ32,エ
ンコーダ33への電源供給ラインやエンコーダ33から
の信号ライン等と共に、ケーブルコード13内に挿通さ
れている。
【0019】操作部12は、処置具導入部5に取り付け
られるものであり、このためにケーシング30には連結
部38が連結して設けられている。この連結部38は、
処置具導入部5に挿嵌されるものであり、内部にカテー
テル11を挿通させる透孔が穿設されている。また、カ
テーテル11は、この連結部38から導出されて、操作
部12に連結されるまでの間はアーチ状に曲げられ、さ
らに連結部38に近接してクランプ部材39が設けられ
ており、連結部38から導出されたカテーテル11はこ
のクランプ部材39にクランプされて、ロックねじ39
aを螺挿することにより固定される。そして、クランプ
部材39によるカテーテル11のクランプ位置を変える
ことによって、このカテーテル11の先端における超音
波振動子22を内蔵させた部位の内視鏡1の挿入部3か
らの突出長さの調整を行えるようになされている。
【0020】以上の構成において、カテーテル11は、
図3に示したように、直線状とはなっておらず、コイル
状に巻回されている。このコイル状の部分は、カテーテ
ル11の全長にわたって設けられるのではなく、操作部
12への連結部、即ちコネクタ25から所定の長さ分
と、超音波振動子22を内蔵した先端側における所定の
長さ分とは直線部となっている。従って、カテーテル1
1は、基端側直線部11aと、コイル状部11bと、先
端側直線部11cとから構成される。ここで、コイル状
部11bを形成するには、カテーテル11を構成する可
撓チューブ20またはフレキシブルシャフト23のいず
れか一方または双方に癖付けを行う。可撓チューブ20
は、例えば押し出し成形等により形成されるものであ
り、従ってこの可撓チューブ20の成形時にコイル状と
なるように癖付けを行うようにすれば、容易にコイル状
部11bを形成することができる。
【0021】カテーテル11における基端側直線部11
aは、少なくともクランプ部材39によるクランプ部位
からコネクタ25までの長さ分の長さを持たせる。ここ
で、クランプ部材39によるカテーテル11のクランプ
位置は適宜調整されることから、ある程度の余長を取る
必要がある。また、先端側直線部11cは、カテーテル
11の先端部分を挿入部3から突出させた時に、その最
長突出長さより長い寸法に設定する。
【0022】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、超音波プローブ10におけるカテーテル11
は、自由状態では、そのコイル状部11bがコイル状に
巻回された状態に保持しているから、このコイル状部1
1bを直線状態にした時より全長が短縮される。また、
操作部12を把持して、カテーテル11を振るように動
かしても、その先端部分の振幅は小さいものとなる。従
って、操作部12を把持してカテーテル11を下方に垂
らした状態で持ち運ぶ際に、このカテーテル11の先端
部分が床面や他の器物等に当接するおそれは少なく、従
ってカテーテル11が汚損されたり、また使用後におい
て、その表面に付着した体液等の汚損物が床面,器物等
に付着するおそれもない。従って、カテーテル11の持
ち運びに便利であり、またカテーテル11の全長が短く
なることは、不使用時等の収納や、洗浄及び消毒等を行
う際にも都合が良い。
【0023】内視鏡1の挿入部3を体腔内に挿入した状
態で、超音波検査を行うには、カテーテル11のコネク
タ25を操作部12に連結して、このカテーテル11を
処置具導入部5から処置具挿通チャンネル4内に挿入す
る。ここで、カテーテル11には、コイル状部11bが
設けられているが、カテーテル11は可撓性のある部材
であるから、このコイル状部11bを真直ぐな状態に矯
正しながら処置具挿通チャンネル4内に押し込むように
する。これによって、カテーテル11は処置具挿通チャ
ンネル4の内壁に摺接しながら進行するが、図4に示し
たように、カテーテル11におけるコイル状部11bは
真直ぐな状態となるように矯正されるが、なお曲がり癖
があり、しかもカテーテル11の外径は処置具挿通チャ
ンネル4の内径よりある程度小さくなっているから、コ
イル状部11bは完全に真直ぐにはならず、処置具挿通
チャンネル4に規制された範囲で蛇行状態になる。従っ
て、コイル状部11bの部分は、処置具挿通チャンネル
4の内面において、ほぼ点接触の状態となる。この結
果、カテーテル11は処置具挿通チャンネル4内におい
て、摺動面積が少なくなり、軽い力で円滑に進行して、
その先端部分が先端部本体3cから所定の長さだけ突出
することになる。
【0024】以上の状態で、操作部12のケーシング3
0内に設けたモータ32を作動させて、回転軸31を回
転駆動する。これによって、回転力がフレキシブルシャ
フト23に伝達され、このフレキシブルシャフト23が
軸回りに回転することになり、その先端に連結され、超
音波振動子22を搭載した回転体21が回転駆動され
る。そして、回転軸31の回転、即ち超音波振動子22
の回転角がエンコーダ33により検出されて、超音波振
動子22が所定角度回転する毎に、この超音波振動子2
2を駆動して、体内に向けて超音波パルスを送信し、次
いで体内組織断層部分からの反射エコーを受信する。こ
の超音波反射エコー信号を電気信号に変換して取り出
し、超音波観測装置に伝送して、超音波観測装置により
所定の信号処理を行うことによって、ラジアル超音波画
像が取得される。
【0025】このように、超音波走査を行う際には、カ
テーテル11の先端における超音波振動子22を設けた
部位は体腔内壁に対して所定の状態に保持する必要があ
る。従って、挿入部3の先端部本体3cから突出する部
分が反っていたり、曲がっていたりすると、体腔内壁に
対する状態が安定しないことになる。しかしながら、カ
テーテル11はコイル状部11bを有するが、その先端
部分は先端側直線部11cとなっており、挿入部3から
突出する部分は実質的に直線状態となるから、挿入部3
のアングル部3bを所望の方向に湾曲させる等によっ
て、先端部本体3cを所望の方向に向けて、カテーテル
11を突出させれば、超音波検査を行うべき部位に対し
て所定の状態に保持できる。
【0026】コイル状部11bは、処置具挿通チャンネ
ル4内に蛇行状態にして挿入されている。この蛇行は処
置具挿通チャンネル4の内壁によりある程度は規制され
るが、この処置具挿通チャンネル4内での蛇行の状態等
によっては、なおその長さが変わってくる。しかしなが
ら、カテーテル11は、処置具導入部5の外部に位置す
る部分にある程度の余長を持たせており、しかもクラン
プ部材39で所望の位置をクランプできるようになって
いるから、処置具挿通チャンネル4内に位置する部分の
長さが多少変わったとしても、クランプ部材39による
クランプ位置を調整することによって、カテーテル11
の先端部分を挿入部3から所定の長さ分だけ突出した状
態に保持できる。しかも、このカテーテル11の基端側
も基端側直線部11aとなっているから、クランプ部材
39によるクランプ部及びそれから操作部12への連結
部までの間に曲がり癖が生じなく、アーチ状の部分の形
状が安定する。
【0027】次に、図5は本発明の第2の実施例を示す
ものであって、この第2の実施例においては、操作部4
0に連結したカテーテル41は、その操作部40への連
設側と先端側とにそれぞれ基端側直線部41a,先端側
直線部41cから構成され、基端側直線部41aと先端
側直線部41cとの間の部位は、癖付けされている点に
ついては、前述した第1の実施例と同様である。ただ
し、この癖付けは、コイル状とはなっておらず、ジグザ
グ状部41bとなっている。このように、ジグザグ状部
41bを設けることによっても、自由状態ではカテーテ
ル41の全長が短縮される。また、処置具挿通チャンネ
ル4内に挿入した時には、ほぼ真直ぐな状態に矯正され
て、引き伸ばされるようになる。しかも、処置具挿通チ
ャンネル4内では、カテーテル41のジグザグ状部41
bがほぼ点接触状態となるから、カテーテル41の処置
具挿通チャンネル4内への挿通操作性が良好となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、カテー
テルの少なくともその中間部位は非直線状態となるよう
に癖付けされ、先端部分の所定の長さ分は直線状態に保
持する構成としたので、処置具挿通チャンネル内に挿通
されない自由状態では、カテーテルの基端部から先端部
までの全長が短くなり、かつ処置具挿通チャンネル内に
挿通する際には、円滑に挿通できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す超音波検査装置の
全体構成図である。
【図2】操作部の断面図である。
【図3】カテーテルの外観図である。
【図4】カテーテルを処置具挿通チャンネル内に挿通さ
せた状態を示す作用説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すカテーテルの外観
図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 本体操作部 3 挿入部 4 処置具挿通チャンネル 5 処置具導入部 10 超音波プローブ 11,41 カテーテル 11a,41a 基端側直線部 11b コイル状部 11c,41c 先端側直線部 12,40 操作部 20 可撓チューブ 22 超音波振動子 23 フレキシブルシャフト 30 ケーシング 38 連結部 39 クランプ部材 41b ジグザグ状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部にカテーテルが連設され、カテー
    テルはガイド手段を介して体腔内に挿入される超音波プ
    ローブにおいて、前記カテーテルは、少なくともその中
    間部位は非直線状態となるように癖付けされ、先端部分
    の所定の長さ分は直線状態に保持する構成としたことを
    特徴とする超音波プローブ。
  2. 【請求項2】 前記カテーテルは、前記操作部への連結
    部分から所定の長さが直線状態となっており、前記操作
    部には、この直線状態の部位の任意の位置をクランプす
    るクランプ部材を設ける構成としたことを特徴とする請
    求項1記載の超音波プローブ。
  3. 【請求項3】 前記カテーテルの癖付けされた部位は、
    コイル状となったものであることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の超音波プローブ。
  4. 【請求項4】 前記カテーテルの癖付けされた部位は、
    ジグザグ状となったものであることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の超音波プローブ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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