JP3499981B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3499981B2
JP3499981B2 JP23380895A JP23380895A JP3499981B2 JP 3499981 B2 JP3499981 B2 JP 3499981B2 JP 23380895 A JP23380895 A JP 23380895A JP 23380895 A JP23380895 A JP 23380895A JP 3499981 B2 JP3499981 B2 JP 3499981B2
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和弘 長沼
哲也 宇津井
知子 岩崎
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ペンタックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の挿入部
先端に設けられた湾曲部が遠隔操作によって湾曲される
ようにした内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の湾曲部を微細径化するために、
本願発明者等は、内視鏡の挿入部可撓管の先端に柔軟性
と伸縮性を有する棒状部材を連結して、その棒状部材の
中心軸からずれた位置に後方から加圧室を穿設し、その
加圧室に流体圧を付与するための加圧チューブを加圧室
の後端部に接続した内視鏡を発明して、先に特許出願し
てある(特願平6−199197号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような内視鏡に
おいては、棒状部材をその内部に穿設された加圧室内の
流体圧で湾曲させるので、棒状部材は相当に柔軟性が高
い必要がある。一方、挿入部可撓管は柔軟性がありすぎ
ては使い難いので、棒状部材(即ち、湾曲部)と可撓管
部分とでは柔軟性に相当の差が生じている。
【0004】そのため、湾曲部と可撓管との境界部分
が、各種の外力によって曲げられるような場合に急激に
曲がってしまい、そのため、加圧室に対する加圧チュー
ブの接続部が破壊されて加圧チューブが棒状部材から外
れてしまう場合があった。
【0005】そこで本発明は、棒状部材をその内部に穿
設された加圧室に流体圧を加えて湾曲させるようにした
内視鏡において、外力等によって破損し難い耐久性の高
い内視鏡を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、内視鏡の挿入部可撓管の先端に
柔軟性と伸縮性を有する棒状部材を連結して、その棒状
部材には中心軸からずれた位置に後方から加圧室を穿設
し、その加圧室に流体圧を付与するための加圧チューブ
を上記加圧室の後端部に接続して、上記加圧室内を加圧
することにより上記棒状部材が上記加圧チューブ接続部
より先側で湾曲するようにした内視鏡において、上記棒
状部材を、上記加圧チューブの接続位置より後方まで延
長して設けたことを特徴とする。
【0007】なお、上記棒状部材の後方延長部分の柔軟
性を、その後方の可撓管の柔軟性より高くするとよい。
また、上記棒状部材の柔軟性を、上記加圧チューブとの
接続部近傍において小さく形成するとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を参照して実施の形態を説明
する。図3は、本発明が適用された内視鏡装置の全体構
成を示しており、遠隔操作によって湾曲する湾曲部1が
挿入部可撓管2の先端に形成されている。
【0009】挿入部可撓管2は、体腔内への挿入に適し
た通常の柔軟性を有する手元側の第1可撓管部2aと、
第1可撓管部2aより柔軟で湾曲部1よりは柔軟でない
先端側の第2可撓管部2bとを含んでいる。
【0010】なお、各部の寸法は例えば、第1可撓管部
2aは外径が約2mmで長さが約80cm、第2可撓管
部2bは外径が2.5mmで長さが約18cm、湾曲部
1は外径が約2.5mmで長さが約2cmである。
【0011】観察用対物レンズは湾曲部1の先端部分に
内蔵されており、その観察像を伝達するためのイメージ
ガイドファイババンドル4、観察部位を照明するための
ライトガイドファイババンドル5、観察部位に水等を送
り込むためのチャンネルチューブ6及び湾曲部1を湾曲
させるために加圧流体(例えば空気)を湾曲部1に送り
込むための加圧チューブ7等が、可撓管2内を通って手
元側に引き出されている。
【0012】そして、イメージガイドファイババンドル
4の像射出端部に取り付けられた光学アダプタ9をテレ
ビカメラ10に接続することにより、内視鏡観察画像が
テレビモニタ11に表示される。
【0013】また、ライトガイドファイババンドル5の
入射端部は光源装置12に接続されて、観察範囲を照明
するための照明光がライトガイドファイババンドル5内
を伝達される。
【0014】チャンネルチューブ6の基端部には、図示
されていない送水具等を接続するための接続筒13が取
り付けられている。加圧チューブ7の基端部には、加圧
チューブ7に加圧流体を送り込むための注射器14が接
続されている。
【0015】図1は可撓管2の先端部分と湾曲部1を示
している。ただし、中心軸線に垂直な断面のレイアウト
は、II−II断面を示す図2に示されている通りであっ
て、図1には、説明の都合上、異なる断面にあるものを
同じ断面にあるかのように図示してある。
【0016】湾曲部1は、断面形状が円形で柔軟性と伸
縮性のある棒状部材21によって形成されており、その
素材としては、例えば伸び率が300ないし400%の
シリコンゴムが用いられる。
【0017】棒状部材21には、図2に示されるよう
に、イメージガイドファイババンドル4が通された第1
の貫通孔22、ライトガイドファイババンドル5が通さ
れた第2の貫通孔23、チャンネルチューブ6が接続さ
れて先端に開口するチャンネル孔24、及び加圧チュー
ブ7が接続された加圧室25が穿設されている。
【0018】なお、加圧室25は、棒状部材21の中心
軸線から位置をずらして、棒状部材21を貫通しないよ
うに、棒状部材21に後方から軸方向と平行に穿設され
ている。加圧室25の内面は気密壁になっている。
【0019】図1に示されるように、第1の貫通孔22
の先端部分は観察窓27になっていて、カバーガラス2
8で水密に塞がれている。そして、カバーガラス28の
裏面に固着されたレンズ枠29内に、対物レンズ30と
イメージガイドファイババンドル4の先端とが固着され
ている。なお、イメージガイドファイババンドル4に代
えて固体撮像素子を内蔵させてもよい。
【0020】棒状部材21の外周には、例えば細いバネ
用ステンレス鋼線製のコイル32が一定のピッチで巻回
されていて、棒状部材21が径方向に膨らむのを規制し
ている。
【0021】したがって、棒状部材21は軸方向に伸縮
したり任意の方向に湾曲することができるが、径方向に
膨らむことはできない。33は、コイル32の凸凹が表
面に現れないように、外周面に塗布形成された外皮コー
ティングである。なお、コイル32としてナイロン糸そ
の他のものを用いることもできる。
【0022】加圧チューブ7の先端は、湾曲部1の後端
位置(棒状部材21の途中)において、加圧室25の内
周面に接合されている。したがって、加圧チューブ7を
介して加圧室25内に加圧流体(例えば空気)を送り込
めば、湾曲部1内の加圧室25の部分で棒状部材21が
軸方向に伸びて、湾曲部1が湾曲する。
【0023】図1及び図2に示される状態では、加圧室
25が棒状部材21の上半部に形成されているので、棒
状部材21は図3に示されるように下方に湾曲すること
になる。
【0024】棒状部材21は、湾曲部1から後方に連続
的に延長して形成されていて、その延長部が第2可撓管
部2bを形成している。第1の貫通孔22、第2の貫通
孔23、チャンネル孔24及び加圧室25等を形成する
孔も、湾曲部1部分から第2可撓管部2b部分を真っ直
ぐに貫通して穿設されている。
【0025】また、コイル32と外皮コーティング33
も湾曲部1の外周面から第2可撓管部2bの外周面に延
長して設けられている。ただし、湾曲部1と第2可撓管
部2bとの境界部分ではコイル32のピッチを密にし
て、その部分で棒状部材21が圧縮力によって座屈して
加圧チューブ7の接合部に破壊力が加わることのないよ
うにしている。
【0026】また、第2可撓管部2bにおいて湾曲部1
よりコイル32のピッチを密にすることにより、第2可
撓管部2bの柔軟性を湾曲部1の柔軟性より小さくして
ある。ただしコイル32のピッチを第2可撓管部2bと
湾曲部1とで同じにしてもよい。
【0027】コイル32は、第2可撓管部2bからさら
に第1可撓管部2aへ延長して配置されているが、第1
可撓管部2aでは、巻き径を少し細くしてある。そし
て、その外周に、例えば熱収縮性の合成樹脂チューブか
らなる外皮チューブ35が被覆されている。その結果、
第1可撓管部2aの柔軟性は第2可撓管部2bの柔軟性
に比べて小さくなっている。
【0028】このように構成された内視鏡において、棒
状部材21は柔軟性に富むので、各種外力が加わると容
易に変形をする。しかし、棒状部材21が湾曲部1から
その後方の第2可撓管部2bへ一体的に延長されている
ので、湾曲部1と第2可撓管部2bとの境界部に位置す
る加圧チューブ7と棒状部材21との接合部部分が急激
に曲げられるようなことはなく、加圧チューブ7の接合
部が破壊されない。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、柔軟性と伸縮性のある
棒状部材を、その内部に穿設された加圧室に加圧チュー
ブを介して流体圧を加えて湾曲させるようにした内視鏡
において、棒状部材を加圧チューブの接続位置より後方
まで延長して設けたので、棒状部材が外力によって変形
されても、加圧チューブの接続部部分が急激に曲がるよ
うなことがなく、接続部の破損が発生せず優れた耐久性
を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡の挿入部の先端側
部分の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の挿入部の先端側
部分のII−II断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の内視鏡装置の全体構成図
である。
【符号の説明】
1 湾曲部 2 可撓管 2a 第1可撓管部 2b 第2可撓管部 7 加圧チューブ 21 棒状部材 25 加圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−204159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の挿入部可撓管の先端に柔軟性と伸
    縮性を有する棒状部材を連結して、その棒状部材には中
    心軸からずれた位置に後方から加圧室を穿設し、その加
    圧室に流体圧を付与するための加圧チューブを上記加圧
    室の後端部に接続して、上記加圧室内を加圧することに
    より上記棒状部材が上記加圧チューブ接続部より先側で
    湾曲するようにした内視鏡において、 上記棒状部材を、上記加圧チューブの接続位置より後方
    まで延長して設けたことを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】上記棒状部材の後方延長部分の柔軟性が、
    その後方の挿入部可撓管の柔軟性より高い請求項1記載
    の内視鏡。
  3. 【請求項3】上記棒状部材の柔軟性が、上記加圧チュー
    ブとの接続部近傍において小さく形成されている請求項
    1又は2記載の内視鏡。
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