JPH08170014A - 低光沢性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 - Google Patents

低光沢性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物

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JPH08170014A
JPH08170014A JP33457694A JP33457694A JPH08170014A JP H08170014 A JPH08170014 A JP H08170014A JP 33457694 A JP33457694 A JP 33457694A JP 33457694 A JP33457694 A JP 33457694A JP H08170014 A JPH08170014 A JP H08170014A
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JP
Japan
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resin
modified
acid
weight
resin composition
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JP33457694A
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English (en)
Inventor
Kazunari Inoue
一成 井上
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SABIC Innovative Plastics Japan KK
Original Assignee
GE Plastics Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた耐衝撃性を有しかつ成形品表面が低光
沢性で、しかも機械的及び熱的特性に優れたポリフェニ
レンエーテル(PPE)系樹脂組成物を提供する。 【構成】 (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂又はこ
れとポリスチレン系樹脂100重量部(但し、うち少な
くとも2重量部は、酸又は酸無水物によって変性されて
いること)、及び(B)エポキシ基を有する化合物によ
って変性されたポリオレフィン系樹脂 3〜30重量部
を含むことを特徴とする樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフェニレンエーテ
ル(以下、PPEということがある)系樹脂組成物に関
する。さらに詳しくは、耐衝撃性に優れ、かつ成形品表
面の光沢が少ないPPE系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテルは耐熱性、機械
的性質及び電気的性質に優れた樹脂として広く知られて
おり、通常、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレン(H
IPS)等との組成物からなる変性ポリフェニレンエー
テル樹脂として広く使用されている。その優れた機械的
性質、電気的性質ならびに加工性等のために、自動車部
品、事務機器、電気器具部品、室内調度品等の広範な用
途に用いられている。このような種々の用途の中でも、
自動車内装部品、家電部品、室内調度品等にあっては、
防眩効果を得、また落ち着いた雰囲気や高級感を得るた
めに、表面の光沢を抑えた(すなわち艶消しされた)低
光沢性の外観を有する成形品を得るための材料が要求さ
れるようになった。
【0003】従来、低光沢性の表面を得るためには、金
型表面をシボ加工したり、成形品に艶消し塗装を施した
りして成形品の表面を操作する方法が行われていた。ま
た、樹脂組成物中に艶消し効果を出す物質を添加する方
法も試みられている。例えば熱可塑性樹脂に、特定のゴ
ム状共重合体やフィラー(特開昭63-101456 号公報)を
配合することにより、低光沢性としている。また特開昭
61-89240号公報では、PPE系樹脂に、特定の粒径を有
するゴム粒子を含むゴム変性スチレン系樹脂を配合し
て、光沢性を低下させている。更に、本出願人による特
開平5-179131号公報では、PPE系樹脂に、炭素多重結
合及び特定の基を有する化合物並びに特定のシランカッ
プリング剤を配合して、低光沢性を改善している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金型表面の加工は、金
型の製作費がかさむ上、抜け勾配との関係で側面部分の
加工が困難である欠点があり、塗装による方法では、コ
スト高となり、また工程が複雑になる等の問題点があ
る。一方、樹脂組成物に、フィラーを添加する場合に
は、光沢性の低下の効果が低い上に、耐衝撃性が低下す
るという欠点がある。ゴム状共重合体を配合する場合に
は、耐熱性や剛性が低下し、溶融流動性が悪くなる欠点
がある。さらに、成形条件によっては、光沢の程度が変
動しやすい。また、ゴム粒子を含むゴム変性スチレン系
樹脂を配合する場合においても、やはり成形条件によっ
ては、光沢の程度が変動しやすいという問題がある。そ
こで本発明は、優れた耐衝撃性を有すると共に成形品表
面が安定した低光沢性を有し、しかも機械的及び熱的特
性に優れたPPE系樹脂組成物を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)ポリフ
ェニレンエーテル系樹脂又はこれとポリスチレン系樹脂
100重量部(但し、うち少なくとも2重量部は、酸
又は酸無水物によって変性されていること)、及び
(B)エポキシ基を有する化合物によって変性されたポ
リオレフィン系樹脂2〜30重量部を含むことを特徴と
する樹脂組成物である。
【0006】本発明においては、PPE系樹脂は公知の
ものが使用できる。PPE系樹脂とは、例えば一般式
(化1):
【0007】
【化1】 (上記式中、R1 、R2 、R3 及びR4 はそれぞれ独立
して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シ基及びハロゲン原子とフェニル環との間に少くとも2
個の炭素原子を有するハロアルキル基又はハロアルコキ
シ基で第3級α‐炭素を含まないものから選ばれた一価
置換基を表し、nは重合度を表わす整数である)で示さ
れる重合体の総称であって、上記一般式(化1)で示さ
れる重合体の1種単独であっても、2種以上が組合わさ
れた共重合体であってもよい。好ましい具体例ではR1
及びR2 が炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R3
及びR4 が水素原子もしくは炭素原子数1〜4のアルキ
ル基である。例えばポリ(2,6−ジメチル−1,4−
フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−エ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポ
リ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン)エーテ
ル、ポリ(2−エチル−6−プロピル−1,4−フェニ
レン)エーテル、などが挙げられる。またPPE共重合
体としては上記ポリフェニレンエーテル繰返し単位中に
アルキル三置換フェノール例えば2,3,6−トリメチ
ルフェノールを一部含有する共重合体を挙げることがで
きる。またこれらのPPEに、スチレン系化合物がグラ
フトした共重合体であってもよい。スチレン系化合物グ
ラフト化ポリフェニレンエーテルとしては上記PPEに
スチレン系化合物として、例えばスチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、クロルスチレンなどをグラ
フト重合して得られる共重合体である。
【0008】ポリスチレン系樹脂はそれ自体公知であ
り、一般式(化2):
【0009】
【化2】 (式中Rは水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基
であり、Zはハロゲン原子又は炭素原子数1〜4のアル
キル基である置換基を表し、pは0〜5の整数である)
で示される芳香族ビニル化合物から誘導された繰返し構
造単位を、その重合体中に少くとも25重量%以上有する
ものでなければならない。かかるスチレン系重合体とし
ては、スチレンもしくはその誘導体例えばp−メチルス
チレン、α−メチルスチレン、α−メチル−p−メチル
スチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン等の単独重
合体及び共重合体が挙げられる。また、上記した芳香族
ビニル化合物を70〜99重量%と、ジエンゴム1〜30重量
%とからなるゴム変性ポリスチレン(HIPS)を使用
することができる。HIPSを構成するジエンゴムとし
ては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の共役
ジエン系化合物の単独重合体、共役ジエン系化合物と不
飽和ニトリル化合物又は芳香族ビニル化合物との共重合
体さらには天然ゴムなどが挙げられ、1種又は2種以上
用いることができる。特にポリブタジエン、ブタジエン
−スチレン共重合体が好ましい。
【0010】HIPSは、乳化重合、懸濁重合、塊状重
合、溶液重合又はそれらの組合せの方法により得られ
る。
【0011】PPE系樹脂に対するPS系樹脂の配合比
率はPPE系樹脂10〜100重量部に対してPS系樹
脂90〜0重量部である。好ましくは、PPE系樹脂1
0〜90重量部に対してPS系樹脂90〜10重量部で
ある。
【0012】酸又は酸無水物で変性されたポリフェニレ
ンエーテル系樹脂及びはポリスチレン系樹脂とは、上記
PPE系樹脂及びPS系樹脂が、酸又は酸無水物によっ
て変性されたものである。用いることができる酸又は酸
無水物としては、不飽和カルボン酸又はその無水物、例
えば、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、エンド−ビシクロ
−[2.2.1]−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン
酸等のジカルボン酸、無水マレイン酸、無水イタコン
酸、エンド−ビシクロ−[2.2.1]−5−ヘプテン
−2,3−ジカルボン酸無水物(無水ハイミック酸)等
のジカルボン酸無水物等が挙げられ、特にジカルボン酸
及びその無水物が好ましい。
【0013】このような酸又は酸無水物によるPPE系
樹脂又はPS系樹脂の変性は、公知の方法、例えば上記
の変性剤化合物を上記樹脂にグラフト重合、或いはラン
ダム共重合させることにより行うことができる。
【0014】グラフト重合の場合は、まず、PPE系樹
脂又はPS系樹脂と、変性用の酸又は酸無水物、及び必
要に応じて触媒を、押出機や二軸混練機等に投入し、1
50〜400℃程度、好ましくは200〜350℃程度
で溶融しながら混練する。この際、酸又は酸無水物の添
加量は、特に限定されないが、本発明の効果を十分に発
揮するためには、PPE系樹脂又はPS系樹脂100重
量部に対して、0.1〜20重量部、特には0.5〜1
0重量部程度が好ましい。
【0015】上記溶融混練の際に、必要に応じて添加す
る触媒としては、通常のラジカル重合用触媒を用いるこ
とができ、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイ
ル、過酸化ジターシャリーブチル、過酸化アセチル、タ
ーシャリーブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジクミ
ル、ペルオキシ安息香酸、ペルオキシ酢酸、ターシャリ
ーブチルペルオキシピバレート、2,5−ジメチル−
2,5−ジターシャリーブチルペルオキシヘキシン等の
過酸化物類、又はアゾビスイソブチロニトリル等のジア
ゾ化合物類等が好ましい。触媒の添加量はPPE系樹脂
又はPS系樹脂100重量部に対して、0.01〜3重
量部程度が好ましい。
【0016】変性PPE系樹脂又はPS系樹脂中の酸又
は酸無水物の含有量は、特に限定されないが、0.01
〜10重量%の範囲内が好ましい。具体的には、無水マ
レイン酸又は無水ハイミック酸により変性する場合に
は、変性樹脂中の無水マレイン酸又は無水ハイミック酸
の含有量は好ましくは0.1〜10重量%、より好まし
くは0.2〜10重量%である。酸又は酸無水物の含有
量が、上記範囲を外れると所望の効果が得られない。
【0017】本発明で用いる(B)エポキシ基を有する
化合物で変性されたポリオレフィン(以下、POという
ことがある)系樹脂組成物とは、α−オレフィン類のモ
ノマーを主成分として重合したポリオレフィン系樹脂
を、エポキシ基を有する化合物で変性したものである。
【0018】α−オレフィンの例としては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキサン、3−メチル−
1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−
1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、4,4
−ジメチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1
−ヘキセン、5−メチル−1−ヘキセン、アリルシクロ
ペンタン、アリルシクロヘキサン、アリルベンゼン、3
−シクロヘキシル−1−ブテン、ビニルシクロプロパ
ン、ビニルシクロヘキサン、2−ビニルビシクロ[2,
2,1]−ヘプタンなどを挙げることができる。これら
のうち好ましい例としては、エチレン、プロピレン、1
−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、3
−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、
3−メチル−1−ヘキセンなどを挙げることができ、特
にエチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1
−ブテン及び4−メチル−1−ペンテンが好ましい。こ
れらのα−オレフィンは1種でもよく、また2種以上用
いてもよい。2種以上のα−オレフィンを用いる場合に
は該オレフィンが共重合体樹脂中にランダムに分布して
いてもよく、或いはブロック的に分布していてもよい。
【0019】変性剤であるエポキシ基を有する化合物と
しては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート、ビニルグリシジルエーテル及びヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートのグリシジルエーテルなどの
不飽和エポキシ化合物を挙げることができるが、グリシ
ジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートが好ま
しい。
【0020】このようなエポキシ基を有する化合物によ
るポリオレフィン系樹脂の変性は、公知の方法、例えば
上記の変性剤化合物を上記樹脂に、要すればラジカル重
合触媒の存在下でグラフト重合させることにより行うこ
とができる。
【0021】ポリオレフィン系樹脂に対するエポキシ基
含有化合物の量は特に限定されないが、本発明の効果を
発揮するためには、0.05〜20重量%、特には0.
2〜15重量%が好ましい。
【0022】変性されたPPE系樹脂及び変性されたP
S系樹脂と成分(B)の割合は、1:9〜9:1、特に
は8:2〜2:8が好ましい。上記範囲を外れると、ポ
リオレフィン系樹脂の相溶性が低下し、表面剥離を生じ
たり、十分な耐衝撃性が得られなくなる。
【0023】(A)100重量部に対して(B)が2重
量部未満では十分な低光沢性が得られず、30重量部を
越えると流動性及び剛性が低下する。
【0024】また、本発明の樹脂組成物においては、他
のポリマー成分がさらに共重合あるいはブレンドされて
いても良い。共重合あるいはブレンドされ得る他のポリ
マー成分としては、例えばポリエステル、ポリアミド、
ポリカーボネート、ポリスルフィド、ポリアクリレー
ト、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリアクリロ
ニトリル、ABS、AS、ポリオレフィン等が挙げられ
る。
【0025】本発明の樹脂組成物には、その物性を損な
わない限りにおいて、その目的に応じて樹脂の混合時、
成形時に、他のポリマー、各種ゴム、慣用の添加剤、例
えば顔料、染料、充填剤(ガラス繊維、炭素繊維、カー
ボンブラック、シリカ、酸化チタンなど)、耐熱剤、酸
化劣化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤、結晶核剤、可塑
剤、帯電防止剤、難燃剤等を添加することができる。
【0026】本発明の樹脂組成物を製造するための方法
に特に制限はなく、通常の方法が満足に使用できる。し
かしながら一般に溶融混練法が望ましい。少量の溶剤の
使用も可能であるが、一般に必要ない。装置としては特
に押出機、バンバリーミキサー、ローラー、ニーダー等
を例として挙げることができ、これらを回分的又は連続
的に運転する。
【0027】本発明の樹脂組成物が優れた低光沢性を有
するのは、樹脂組成物中の変性PPE系樹脂及び/又は
変性PS系樹脂と変性PO系樹脂が反応してゲル化する
ことによると考えられ、また優れた耐衝撃性を有するの
は、PO系樹脂とPPE系樹脂又はPS系樹脂とが変性
により相溶化されていることによると考えられる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】なお、実施例においては次の化合物を使用
した。 成分(A) PPE:固有粘度(クロロホルム、25℃)0.46 dl/
gのポリ(2,6‐ジメチル‐1,4‐フェニレン)エ
−テル、日本ジーイープラスチックス社製 PS:ポリスチレン(CR-3500 、大日本インキ株式会社
製) 変性PS:スチレン−無水マレイン酸共重合体(商標;
ダイラーク 232、エムティーシーアーコ社製)、無水マ
レイン酸含量 8重量% 変性PPE/PS:上記未変性PPE100重量部と上
記未変性PS10重量部、及び無水マレイン酸1重量部
とを、二軸押出機で320℃にて溶融混練し、ペレット
化した。 成分(B) 変性PO:エチレン−グリシジルメタクリレート共重合
体(商標;ボンドファストE、住友化学工業株式会社
製)、グリシジルメタクリレート含量 12重量% SEBS(比較用):水素添加ブタジエン−スチレン共
重合体(商標;クレイトン G1650、シェル化学株式会社
製)
【0030】実施例1〜2及び比較例1〜2 表1に示す量(重量部)の各成分を、二軸押出機(スク
リュー径30mm)を用いて、バレル設定温度280℃で溶
融混練して押出し、ペレットを作成した。なおすべての
樹脂組成物には、着色のため、カーボンブラックを0.
3重量%添加しておいた。得られたペレットから射出成
形により、150mm角で厚さ3mmの角板を成形し、JI
S K−7105に従い、60°光沢を測定した。ま
た、上記ペレットより各種試験片を成形し、以下の試験
に供した。
【0031】アイゾット衝撃強度:ASTM D256
に従い、1/8 インチ厚 ノッチ付アイゾット衝撃強度を
測定 引張り強度:ASTM D638に従って測定 引張り破断伸び:ASTM D638に従って測定 曲げ強度:ASTM D638に従って測定 曲げ弾性率:ASTM D638に従って測定 熱変形温度(HDT):ASTM D648にしたがっ
て、18.6kg/cm2荷重で測定 メルトインデックス(MI):ASTM D1238に
従い、250℃、10kg荷重で測定
【0032】
【表1】 実施例の樹脂組成物は、光沢が低くかつ耐衝撃性に優れ
ている。
【0033】
【発明の効果】本発明により、耐衝撃製に優れかつ成形
品表面が低光沢性で、しかも機械的及び熱的特性に優れ
たPPE系樹脂組成物を提供することができる。よって
本発明の樹脂組成物は広い分野で使用でき、工業的に有
用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂又
    はこれとポリスチレン系樹脂 100重量部(但し、う
    ち少なくとも2重量部は、酸又は酸無水物によって変性
    されていること)、及び(B)エポキシ基を有する化合
    物によって変性されたポリオレフィン系樹脂2〜30重
    量部を含むことを特徴とする樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 変性されたポリフェニレンエーテル系樹
    脂及び変性されたポリスチレン系樹脂と成分(B)の割
    合が、1:9〜9:1の範囲である請求項1記載の樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 酸又は酸無水物が、マレイン酸又はマレ
    イン酸無水物であり、かつエポキシ基を有する化合物が
    グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート
    である請求項1又は2記載の樹脂組成物。
JP33457694A 1994-12-20 1994-12-20 低光沢性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 Pending JPH08170014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7591344B2 (en) 2005-09-26 2009-09-22 Onkyo Corporation Peripheral component for audio equipment

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