JPH08162931A - スイッチング装置 - Google Patents

スイッチング装置

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JPH08162931A
JPH08162931A JP6295199A JP29519994A JPH08162931A JP H08162931 A JPH08162931 A JP H08162931A JP 6295199 A JP6295199 A JP 6295199A JP 29519994 A JP29519994 A JP 29519994A JP H08162931 A JPH08162931 A JP H08162931A
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JP
Japan
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voltage
transistor
source
fet
output
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Application number
JP6295199A
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English (en)
Inventor
Makoto Shichi
信 志知
Manabu Hayakawa
学 早川
Emu Raito Denisu
エム ライト デニス
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時におけるトランジスタのフラッシ
ュオン現象を簡単な構成で防止でき、オフ遅延時間をも
短縮できるスイッチング装置を提供する。 【構成】 電源VDから出力検出部(負荷)Lへの電流
経路にドレインとソースが直列に接続されたスイッチン
グ用のFET145と、そのゲート−ソース間に接続さ
れた抵抗器147と、内部回路151の出力に応じてF
ET145のゲート−ソース間に駆動電圧を与えるフォ
トボルカプラ149と、を備えた出力回路1において、
FET145のドレイン−ソース間にコンデンサ7と抵
抗器5,9からなる微分回路を設け、コレクタとエミッ
タがFET145のゲート−ソース間に接続されたトラ
ンジスタ3を、コンデンサ7の充電電流で駆動するよう
に構成する。この結果、FET145のドレイン−ソー
ス間に電圧の立ち上がりが発生すると、トランジスタ3
がオンしてFET145が強制的にオフされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源から負荷への電流
経路をトランジスタによりスイッチングして、負荷の通
電と非通電とを切り換えるスイッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のスイッチング装置
は、例えばプログラマブルコントローラにおいて、被制
御装置側へ制御信号を出力するための出力回路として用
いられており、図5に示すようなものが知られている。
尚、図5に例示する各出力回路は、出力トランジスタと
してFETを用いた場合のものである。
【0003】まず、図5(A)に示す出力回路101
は、電源VD及び電源VDのマイナス側に接続された負
荷としての出力検出部Lを備えた被制御装置103に接
続される、所謂ソース出力型のものである。この出力回
路101は、電源VDのプラス側と、出力検出部Lの電
源VDとは反対側と、電源VDのマイナス側とに、3つ
の端子P,O,Mを介して接続される。そして、電源V
Dのプラス側(端子P)にソースが接続されると共に出
力検出部Lの電源VDとは反対側(端子O)にドレイン
が接続されるPチャンネルのFET105と、FET1
05のソースとゲート間に接続されてFET105のゲ
ートを電源VDのプラス側にプルアップする抵抗器10
7と、FET105のゲートにコレクタが接続されると
共に電源VDのマイナス側(端子M)にエミッタが接続
されたフォトトランジスタ109a及びフォトトランジ
スタ109aを発光により駆動するLED109bから
なるフォトカプラ109と、フォトカプラ109のLE
D109bを制御結果に応じて発光させるマイクロコン
ピュータ等からなる内部回路111と、を備えている。
【0004】そして、このソース出力型の出力回路10
1においては、内部回路111がフォトカプラ109の
LED109bを発光させると、フォトカプラ109の
フォトトランジスタ109aに抵抗器107を介して電
源VDからの電流が流れ、これによりFET105のゲ
ート−ソース間に電位差が生じて、FET105がオン
する。すると、電源VDからFET105のソースとド
レインを介して出力検出部Lに電流が流れ、被制御装置
103側では、出力検出部Lに電流が流れたことを検出
して、内部回路111の制御結果を検出する。
【0005】次に、図5(B)に示す出力回路121
は、電源VD及び電源VDのプラス側に接続された出力
検出部Lを備えた被制御装置123に接続される、所謂
シンク出力型のものである。この出力回路121も、電
源VDのプラス側と、出力検出部Lの電源VDとは反対
側と、電源VDのマイナス側とに、3つの端子P,O,
Mを介して接続される。そして、電源VDのマイナス側
(端子M)にソースが接続されると共に出力検出部Lの
電源VDとは反対側(端子O)にドレインが接続される
NチャンネルのFET125と、FET125のゲート
とソース間に接続されてFET125のゲートを電源V
Dのマイナス側にプルダウンする抵抗器127と、電源
VDのプラス側(端子P)にコレクタが接続されると共
にFET125のゲートにエミッタが接続されたフォト
トランジスタ129a及びフォトトランジスタ129a
を発光により駆動するLED129bからなるフォトカ
プラ129と、フォトカプラ129のLED129bを
制御結果に応じて発光させる内部回路131と、を備え
ている。
【0006】そして、このシンク出力型の出力回路12
1においては、内部回路131がフォトカプラ129の
LED129bを発光させると、フォトカプラ129の
フォトトランジスタ129aを介して抵抗器127に電
源VDからの電流が流れ、これによりFET125のゲ
ート−ソース間に電位差が生じて、FET125がオン
する。すると、電源VDから出力検出部LにFET12
5のドレインとソースを介して電流が流れ、被制御装置
123側では、出力検出部Lに電流が流れたことを検出
して、内部回路131の制御結果を検出する。
【0007】つまり、ソース出力型の出力回路101
は、電源VDから出力検出部Lへの電流経路を、出力検
出部Lのプラス側(ハイサイド)でスイッチングするよ
うにしており、シンク出力型の出力回路121は、電源
VDから出力検出部Lへの電流経路を、出力検出部Lの
マイナス側(ロウサイド)でスイッチングするようにし
ている。
【0008】一方、図5(C)に示す出力回路141
は、独立出力型と呼ばれるものであり、上述したソース
出力型及びシンク出力型の何れの出力形式でも使用する
ことができる。尚、図5(C)は、被制御装置143側
において出力検出部Lが電源VDのマイナス側に設けら
れた場合、即ちソース出力型の出力形式を採った場合を
示している。
【0009】この出力回路141は、電源VDのプラス
側と出力検出部Lの電源VDとは反対側とに、2つの端
子P,Oを介して接続される。そして、電源VDのプラ
ス側(端子P)にドレインが接続されると共に出力検出
部Lの電源VDとは反対側(端子O)にソースが接続さ
れるNチャンネルのFET145と、FET145のゲ
ートとソース間に接続された抵抗器147と、FET1
45のゲートからソースの方向へ向けて順方向に且つ抵
抗器147と並列に接続されたフォトダイオードアレイ
149a及び発光によってフォトダイオードアレイ14
9aに起電力を発生させるLED149bからなるフォ
トボルカプラ149と、フォトボルカプラ149のLE
D149bを制御結果に応じて発光させる内部回路15
1と、を備えている。
【0010】そして、この独立出力型の出力回路141
においては、内部回路151がフォトボルカプラ149
のLED149bを発光させると、フォトボルカプラ1
49のフォトダイオードアレイ149aに電圧が発生
し、これによりFET145のゲート−ソース間に電位
差が生じて、FET145がオンする。すると、電源V
DからFET145のドレインとソースを介して出力検
出部Lに電流が流れ、被制御装置143側では、出力検
出部Lに電流が流れたことを検出して、内部回路151
の制御結果を検出する。
【0011】ここで、上記のような出力回路101,1
21,141では、電源VDを投入した状態で被制御装
置103,123,143を接続したとき、或いは被制
御装置103,123,143を接続した状態で電源V
Dを投入したときに、FET105,125,145が
瞬間的にオン状態となって誤出力してしまい、被制御装
置103,123,143が誤動作するという問題があ
った。
【0012】これは、出力トランジスタとしてのFET
105,125,145のドレイン−ソース間に、急峻
に立ち上がる電圧が印加されると、図5に示すように、
ゲート−ドレイン間の接合容量Cgdに、抵抗器107,
127,147を介して電流Ifが流れ、接合容量Cgd
が充電されるまでの間、FET105,125,145
のゲート−ソース間に電位差が生じてFET105,1
25,145がオンしてしまう、所謂フラッシュオン現
象が発生するからである。
【0013】尚、図5(C)に示したような独立出力型
の出力回路141に使用されているフォトボルカプラ1
49は、駆動能力が数十μA程度と非常に小さいため、
FET145のゲート−ソース間に設けられる抵抗器1
47の抵抗値は数百kΩ以上に設定しなければならな
い。よって、特にこの場合には、僅かな電流でFET1
45のゲート−ソース間に電圧が発生してしまい、且つ
ゲート−ソース間の接合容量Cgsの放電時間が長いた
め、フラッシュオン現象が顕著に現れてしまう。
【0014】そこで、このようなフラッシュオン現象を
防止することのできる構成として、従来より、例えば特
開平5−37322号公報に開示されているようなもの
がある。この技術について、図5(B)に示したシンク
出力型を例に挙げて説明すると、例えば図6に示すよう
に、この技術が適用された出力回路161では、電源V
Dのプラス側に接続される端子PとFET125のソー
スとの間にコンデンサ163を接続すると共に、FET
125のソースとコンデンサ163との接続点から電源
VDのマイナス側に接続される端子Mへの経路に抵抗器
165を設け、更に、その抵抗器165と並列に、コン
デンサ163の端子間電圧が所定値以上になった場合に
抵抗器165をバイパスするためのバイパス回路167
を設けるようにしている。
【0015】そして、このように構成された出力回路1
61においては、被制御装置123が接続されるか、或
いは電源VDが投入された直後には、未充電のコンデン
サ163によってFET125のソースが電源VDのプ
ラス側と同電位になる。そしてその後は、時間の経過に
伴ってコンデンサ163が抵抗器165を介して充電さ
れていき、FET125のソース側の電圧が徐々に低下
していく。そして、更にその後、コンデンサ163の端
子間電圧が所定値以上になると、バイパス回路167が
短絡して、FET125のソースと電源VDのマイナス
側とを結ぶ経路から抵抗器165を排除するようにして
いる。
【0016】よって、この出力回路161に電源VDが
加えられた場合には、FET125のドレイン−ソース
間に加えられる電圧は、急峻でなく徐々に増加すること
となり、FET125が瞬間的にオン状態となるフラッ
シュオン現象が防止される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の出力回路161では、電流経路に設けられた抵抗器
165をバイパスするためのバイパス回路167が必要
であり、通常このバイパス回路167は、リレーやトラ
ンジスタによって構成される。
【0018】そして、バイパス回路167をリレーで構
成した場合には、それだけで装置が大型化してしまう。
また、バイパス回路167をトランジスタで構成した場
合にも、そのトランジスタとしては、出力トランジスタ
(上記例ではFET125)と同等以上の通電能力を有
するものを使用しなければならず、特に負荷としての出
力検出部Lの抵抗値が小さい場合や電源VDの電圧が大
きな場合等、通電電流が大きい場合に、やはり装置が大
型化してしまう。
【0019】一方、上記従来の出力回路101,12
1,141,161では、FET105,125,14
5がオン状態からオフするまでの時間、即ちオフ遅延時
間が大きいという問題もある。ここで、オフ遅延時間に
ついて、図5(C)に示した独立出力型の場合を例に挙
げて図7を用いて説明する。
【0020】まず、FET145をオン状態からオフさ
せる時には、内部回路151はLED149bの発光を
停止し、フォトダイオードアレイ149aでの電圧発生
を停止させる。すると、図7(A)の2つの矢印に示す
ように、まず、FET145のゲート−ソース間の接合
容量Cgsとゲート−ドレイン間の接合容量Cgdとが抵抗
器147を介して放電され、FET145のゲート−ソ
ース間電圧が所定のオフ電圧にまで低下して、FET1
45のドレイン−ソース間電圧が大きくなる(即ちオン
状態からオフ状態へ変化し始める)。ところがこの時、
ドレイン−ソース間電圧の立ち上がり変化によって、図
7(B)の矢印に示すように、ゲート−ドレイン間の接
合容量Cgdに抵抗器147を介して電流が流れ、ゲート
−ソース間の接合容量Cgsの放電が妨げられる。
【0021】つまり、オフ遅延時間は、FET145の
接合容量Cgs及び接合容量Cgdが放電して、FET14
5のゲート−ソース間電圧が所定のオフ電圧に低下する
までの時間T1と、FET145のドレイン−ソース間
電圧の立ち上がり変化によってゲート−ドレイン間の接
合容量Cgdが充電され、接合容量Cgsの放電が妨げられ
ている時間T2との和になるのであるが、上記従来の出
力回路では、このオフ遅延時間を短縮することができ
ず、この結果、より高速のスイッチング動作を実現する
ことはできなかったのである。
【0022】尚、上記各問題は、出力トランジスタとし
てFETを使用した場合だけではなく、バイポーラトラ
ンジスタを用いた場合、或いはパイポーラトランジスタ
の特徴とFETの特徴とを合せ持つIGBTを用いた場
合についても全く同様である。
【0023】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、簡単な構成でフラッシュオン現象を防止する
ことのできるスイッチング装置を提供することを第1の
目的とし、更にには、オフ遅延時間をも短縮することの
できるスイッチング装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の本発明は、電源から所定
の負荷へ電流を供給するための電流経路に、コレクタと
エミッタ又はドレインとソースからなる2つの出力端子
が直列に接続されたトランジスタと、該トランジスタの
ベース又はゲートからなる駆動端子に電流又は電圧を供
給して、該トランジスタをスイッチング動作させること
により、前記負荷への通電及び非通電を制御する駆動制
御手段と、を備えたスイッチング装置において、前記ト
ランジスタの前記2つの出力端子間に前記負荷を介して
前記電源からの電圧が印加されたか否かを検出する電圧
印加検出手段と、該電圧印加検出手段により前記電圧の
印加が検出されると、前記駆動端子の電圧を前記トラン
ジスタがオフする電圧レベルに所定時間だけ強制的に保
持する電圧制御手段と、を備えたことを特徴とするスイ
ッチング装置を要旨としている。
【0025】そして、請求項2に記載の本発明は、請求
項1に記載のスイッチング装置において、前記駆動制御
手段は、前記電源からの電圧を受けて前記トランジスタ
をスイッチング動作させるものであり、前記電圧印加検
出手段が、前記駆動制御手段に供給される電圧の立ち上
がりから前記電圧の印加を検出すること、を特徴とする
スイッチング装置を要旨としている。
【0026】一方、請求項3に記載の本発明は、請求項
1に記載のスイッチング装置において、前記電圧印加検
出手段が、前記トランジスタにおける前記2つの出力端
子間での電圧の立ち上がりから前記電圧の印加を検出す
ること、を特徴とするスイッチング装置を要旨としてい
る。
【0027】そして、請求項4に記載の本発明は、請求
項2又は請求項3に記載のスイッチング装置において、
前記電圧印加検出手段が、コンデンサと抵抗器とを直列
に接続してなる微分回路であり、前記電圧制御手段が、
前記コンデンサの充電電流が所定値以上であるときに前
記トランジスタの駆動端子を前記2つの出力端子のうち
エミッタ又はソースに短絡させる第2のトランジスタで
あること、を特徴とするスイッチング装置を要旨として
いる。
【0028】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載のスイッチング装置においては、電源から所定
の負荷へ電流を供給するための電流経路に、トランジス
タのコレクタとエミッタ又はドレインとソースからなる
2つの出力端子が直列に接続されており、駆動制御手段
が、トランジスタのベース又はゲートからなる駆動端子
に電流又は電圧を供給して、トランジスタをスイッチン
グ動作させることにより、負荷への通電及び非通電を制
御する。
【0029】そして、電圧印加検出手段が、トランジス
タの2つの出力端子間に負荷を介して電源からの電圧が
印加されたか否かを検出し、この電圧印加検出手段によ
って電圧の印加が検出されると、電圧制御手段が、トラ
ンジスタの駆動端子の電圧を、トランジスタがオフする
電圧レベルに所定時間だけ強制的に保持する。
【0030】つまり、請求項1に記載のスイッチング装
置では、図6に例示した従来装置のようにトランジスタ
の出力端子間での電圧変化を和らげるのではなく、トラ
ンジスタの駆動端子(ベース又はゲート)の電圧自身を
オフする電圧レベルに強制的に保持して、トランジスタ
がオンしないようにしている。
【0031】従って、請求項1に記載のスイッチング装
置によれば、トランジスタの出力端子と電源及び負荷と
を結ぶ電流経路に追加の部品を全く設ける必要なく、フ
ラッシュオン現象を防止することができる。よって、装
置の大型化を招くことなく、信頼性を向上させることが
できる。
【0032】次に、請求項2に記載のスイッチング装置
では、請求項1に記載のスイッチング装置において、駆
動制御手段が、負荷へ電流を供給する電源からの電圧を
受けて、トランジスタをスイッチング動作させるように
構成されており、電圧印加検出手段が、駆動制御手段に
供給される電圧の立ち上がりから、トランジスタの2つ
の出力端子間に電圧が印加されたことを検出する。
【0033】つまり、請求項2に記載のスイッチング装
置は、図5(A),(B)に例示したような構成を前提
としており、電源の電圧自体が立ち上がったことを検出
して、トランジスタの出力端子間に負荷を介して電源か
らの電圧が印加されたことを検出するようにしている。
尚、図5(A),(B)においては、抵抗器107及び
フォトカプラ109と、抵抗器127及びフォトカプラ
129とが、夫々、駆動制御手段に対応するものであ
る。
【0034】そして、このように構成しても、電源が投
入されてトランジスタの出力端子間に急峻に立ち上がる
電圧が印加された場合には、電圧制御手段によってトラ
ンジスタの駆動端子がオフする電圧レベルに所定時間だ
け保持されるため、フラッシュオン現象の発生を防止す
ることができる。
【0035】また、請求項2に記載のスイッチング装置
によれば、電源に高周波ノイズが乗った場合にも、電圧
印加検出手段によって電源の立ち上がりが検出され、こ
の結果、電圧制御手段によってトランジスタが強制的に
オフされることとなる。よって、電源に乗った高周波ノ
イズによってトランジスタの出力端子間に急峻な電圧の
立ち上がりが印加され、これによりフラッシュオン現象
が発生してしまう、といった不具合をも防止することが
できる。
【0036】一方、請求項3に記載のスイッチング装置
では、請求項1に記載のスイッチング装置において、電
圧印加検出手段が、トランジスタにおける2つの出力端
子間での電圧の立ち上がりから、トランジスタの出力端
子間に負荷を介して電源からの電圧が印加されたことを
検出するようにしている。
【0037】そして、このような請求項3に記載のスイ
ッチング装置によれば、トランジスタの出力端子間だけ
に急峻に立ち上がる電圧が印加された場合でも、フラッ
シュオン現象を防止することができる。つまり、上述し
た請求項2に記載のスイッチング装置では、電源電圧の
立ち上がりを検出するようにしているため、電源の電圧
が安定した状態でトランジスタの出力端子間だけに電圧
の立ち上がりが発生した場合には、フラッシュオン現象
が発生してしまう可能性がある。これに対して、請求項
3に記載のスイッチング装置では、トランジスタの出力
端子間での電圧の立ち上がりを直接検出するようにして
いるため、電源の投入時や高周波ノイズの発生等、トラ
ンジスタの出力端子間に印加されるあらゆる電圧の立ち
上がりに対して、電圧制御手段を作動させることがで
き、延いては、あらゆるケースのフラッシュオン現象を
確実に防止することができる。
【0038】そして更に、請求項3に記載のスイッチン
グ装置によれば、トランジスタのオフ遅延時間をも短縮
することができる。つまり、上述したようにオフ遅延時
間は、トランジスタがオン状態からオフ状態へ変化を開
始した時に、出力端子間の電位差が大きくなって両端子
間に電圧の立ち上がり変化が発生し、これによりフラッ
シュオンと同様の現象が発生することに起因している。
【0039】ここで、請求項3に記載のスイッチング装
置によれば、上述のように、トランジスタの出力端子間
に印加されるあらゆる電圧の立ち上がりに対して、電圧
制御手段を作動させることができるため、トランジスタ
がオン状態からオフ状態へ変化を開始して出力端子間に
電圧の立ち上がり変化が発生すると、これが電圧印加検
出手段によって検出され、電圧制御手段の作動によって
トランジスタが強制的にオフされる。つまり、オフ遅延
時間のうち、「発明が解決しようとする課題」の項で述
べた時間T2が短縮され、これによりトランジスタを素
早くオフさせることができるのである。
【0040】そして、請求項3に記載のスイッチング装
置によれば、このようにオフ遅延時間を短縮することが
できるため、スイッチング動作の高速化が可能となり、
しかも、トランジスタがリニアにオン状態となっている
時間(上述したT2)を短縮することができるので、ト
ランジスタのスイッチング損失を低減することができ
る。
【0041】次に、請求項4に記載のスイッチング装置
では、請求項2又は請求項3に記載のスイッチング装置
において、電圧印加検出手段が、コンデンサと抵抗器と
を直列に接続してなる微分回路によって構成され、電圧
制御手段が、そのコンデンサの充電電流が所定値以上で
あるときに前記トランジスタの駆動端子を2つの出力端
子のうちエミッタ又はソースに短絡させる第2のトラン
ジスタによって構成されている。
【0042】つまり、請求項4に記載のスイッチング装
置では、請求項2に記載のスイッチング装置の場合では
電源の両端に、また、請求項3に記載のスイッチング装
置の場合ではトランジスタの出力端子間に、コンデンサ
と抵抗器からなる微分回路を接続するようにしている。
【0043】そして、電源の両端又はトランジスタの出
力端子間に電圧の立ち上がりが発生すると、微分回路の
コンデンサは抵抗器との間で決まる所定の時定数で充電
されるため、請求項4に記載のスイッチング装置では、
コンデンサの充電電流が所定値以上であるときに、第2
のトランジスタによって出力用トランジスタの駆動端子
をエミッタ又はコレクタに短絡させ、これによって出力
用トランジスタを強制的にオフさせるようにしている。
【0044】このように、請求項4に記載のスイッチン
グ装置によれば、簡単な構成によって、電圧の立ち上が
りを検出することができ、そして出力用トランジスタを
強制的にオフさせることができる。
【0045】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。まず、図1は、第1実施例のプログラマ
ブルコントローラの出力回路1を表す回路図である。
尚、この出力回路1は、図5(C)に示した独立出力型
の従来の出力回路141に本発明を適用したものであ
り、図1において、図5(C)と同一の部材については
同一の符号を付している。そして、出力回路1の基本的
構成及びその動作については、図5(C)に示した出力
回路141と同一であるため詳細な説明は省略し、以
下、構成及び作用の相違点を中心に説明する。
【0046】図1に示すように、第1実施例の出力回路
1は、図5(C)に示した出力回路141に対して、更
に、FET145のゲートにコレクタが接続されると共
にFET145のソースにエミッタが接続された、第2
のトランジスタとしてのNPN形トランジスタ(以下、
単にトランジスタという)3と、トランジスタ3のベー
スに一端が接続された抵抗器5と、抵抗器5のトランジ
スタ3とは反対側に一端が接続されると共に他端がFE
T145のドレインに接続されたコンデンサ7と、トラ
ンジスタ3のベースとエミッタ間に接続された抵抗器9
と、を追加して備えている。
【0047】尚、本第1実施例の出力回路1において
は、フォトボルカプラ149及び抵抗器147が駆動制
御手段に対応しており、コンデンサ7と抵抗器5,9か
らなる微分回路が電圧印加検出手段に対応しており、ト
ランジスタ3が電圧制御手段に対応している。
【0048】そして、このように構成された出力回路1
では、電源VDを投入した状態で被制御装置143を接
続するか、或いは被制御装置143を接続した状態で電
源VDを投入すると、FET145のドレイン−ソース
間に、急峻に立ち上がる電圧が印加される。
【0049】すると、図5(C)に示したようにゲート
−ドレイン間の接合容量Cgdにはドレインからゲート方
向の充電電流が流れることとなるが、本実施例の出力回
路1では、これと同時に、コンデンサ7及び抵抗器5,
9からなる微分回路にも電流I1が流れ、この電流I1
(即ちコンデンサ7の充電電流)がベース電流の一部と
なってトランジスタ3がオンする。
【0050】よって、このときゲート−ドレイン間の接
合容量Cgdに流れる電流は、抵抗器147へ流れること
なく、トランジスタ3のコレクタ−エミッタ間電流I2
としてFET145のソース側へ直接流れることとな
り、FET145のゲート−ソース間に電位差が生じる
ことが防止される。
【0051】そして、コンデンサ7の充電が進んで電流
I1が所定値以下に減少すると、トランジスタ3はオフ
することとなるが、この時既に、FET145の接合容
量Cgdは十分に充電されており、もはや電流が流れるこ
とのない状態になっている。このように、本実施例の出
力回路1によれば、上記のような電源投入時にFET1
45が瞬間的にオンしてしまう現象、即ちフラッシュオ
ン現象を、トランジスタ3とコンデンサ7及び抵抗器
5,9を設けるだけで防止することができ、しかも、追
加して設けるトランジスタ3は、出力検出部Lに流すべ
き通電電流の大きさに関わらず小さな通電能力のもので
よい。
【0052】また、本実施例の出力回路1によれば、高
周波ノイズによってFET145のドレイン−ソース間
に急峻な電圧の立ち上がりが印加された場合も、同様の
動作で誤動作を防止することができる。次に、当該出力
回路1が通常作動されており、FET145がオン状態
からオフされる場合の動作について説明する。
【0053】まず、内部回路151がLED149bの
発光を停止し、フォトダイオードアレイ149aでの電
圧発生を停止させると、FET145のゲート−ソース
間の接合容量Cgsとゲート−ドレイン間の接合容量Cgd
とが抵抗器147を介して放電される(図7参照)。そ
して、FET145のゲート−ソース間電圧が所定のオ
フ電圧にまで低下すると、FET145がオン状態から
オフ状態へ変化を開始し、ドレイン−ソース間に電圧の
立ち上がり変化が発生する。
【0054】すると、この場合にも、既述したようにゲ
ート−ドレイン間の接合容量Cgdにはドレインからゲー
ト方向の充電電流が流れることとなるが、本実施例の出
力回路1では、これと同時に、コンデンサ7及び抵抗器
5,9からなる微分回路にも電流I1が流れ、その電流
I1によってトランジスタ3がオンする。
【0055】よって、この場合も、ゲート−ドレイン間
の接合容量Cgdに流れる電流は、抵抗器147へ流れる
ことなく、トランジスタ3のコレクタ−エミッタ間電流
I2としてFET145のソース側へ流れ、また、FE
T145のゲート−ソース間の接合容量Cgsに充電され
ていた電荷もトランジスタ3を介して急速に放電される
こととなり、FET145が瞬時にオフ状態となる。そ
して、コンデンサ7の充電が進んで電流I1が所定値以
下に減少すると、トランジスタ3はオフすることとなる
が、この時既に、FET145の接合容量Cgdは十分に
充電され、且つ、FET145の接合容量Cgsは十分に
放電された状態になっている。
【0056】即ち、本第1実施例の出力回路1によれ
ば、FET145がオフする際にゲート−ドレイン間の
接合容量Cgdが充電されて接合容量Cgsの放電が妨げら
れている時間T2が短縮されることとなり、これによっ
てFET145のオフ遅延時間が短縮される。
【0057】このように、本実施例の出力回路1によれ
ば、FET145のフラッシュオン現象を簡単な構成で
防止することができる上に、オフ遅延時間をも短縮する
ことができる。そして、これによりFET145のスイ
ッチング動作を高速化することができ、しかも、FET
145がリニアにオン状態となっている時間(上記T
2)を短縮することができるため、FET145のスイ
ッチング損失を低減することができる。
【0058】次に、図2は、第2実施例のプログラマブ
ルコントローラの出力回路11を表す回路図である。
尚、この出力回路11は、図5(A)に示したソース出
力型の従来の出力回路101に本発明を適用したもので
あり、図2において、図5(A)と同一の部材について
は同一の符号を付している。そして、出力回路11の基
本的構成及びその動作については、図5(A)に示した
出力回路101と同一であるため詳細な説明は省略し、
以下、構成及び作用の相違点を中心に説明する。
【0059】図2に示すように、第2実施例の出力回路
11は、図5(A)に示した出力回路101に対して、
更に、FET105のゲートにコレクタが接続されると
共にFET105のソースにエミッタが接続された、第
2のトランジスタとしてのPNP形トランジスタ(以
下、単にトランジスタという)13と、トランジスタ1
3のベースに一端が接続された抵抗器15と、抵抗器1
5のトランジスタ13とは反対側に一端が接続されると
共に他端がFET105のドレインに接続されたコンデ
ンサ17と、トランジスタ13のベースとエミッタ間に
接続された抵抗器19と、を追加して備えている。
【0060】尚、本第2実施例の出力回路11において
は、フォトカプラ109及び抵抗器107が駆動制御手
段に対応しており、コンデンサ17と抵抗器15,19
からなる微分回路が電圧印加検出手段に対応しており、
トランジスタ13が電圧制御手段に対応している。
【0061】そして、このように構成された出力回路1
1でも、電源VDを投入した状態で被制御装置103を
接続するか、或いは被制御装置103を接続した状態で
電源VDを投入すると、FET105のソース−ドレイ
ン間に、急峻に立ち上がる電圧が印加される。
【0062】すると、図5(A)に示したようにゲート
−ドレイン間の接合容量Cgdにはゲートからドレイン方
向の充電電流が流れることとなるが、本実施例の出力回
路11では、これと同時に、コンデンサ17及び抵抗器
15,19からなる微分回路にも電流I3が流れ、この
電流I3(即ちコンデンサ17の充電電流)がベース電
流の一部となってトランジスタ13がオンする。
【0063】よって、このときゲート−ドレイン間の接
合容量Cgdへは、抵抗器107からではなく、トランジ
スタ13のエミッタ−コレクタ間電流I4が流れること
となり、FET105のゲート−ソース間に電位差が生
じることが防止される。そして、コンデンサ17の充電
が進んで電流I3が所定値以下に減少すると、トランジ
スタ13はオフすることとなるが、この時既に、FET
105の接合容量Cgdは十分に充電されており、もはや
電流が流れることのない状態になっている。
【0064】このように、本第2実施例の出力回路11
によっても、電源投入時のフラッシュオン現象を、トラ
ンジスタ13とコンデンサ17及び抵抗器15,19を
設けるだけで防止することができ、しかも、トランジス
タ13は、出力検出部Lに流すべき通電電流の大きさに
関わらず小さな通電能力のものでよい。
【0065】次に、当該出力回路11が通常作動されて
おり、FET105がオン状態からオフされる場合の動
作について説明する。まず、内部回路111がLED1
09bの発光を停止し、フォトトランジスタ109aの
駆動を停止させると、FET105のゲート−ソース間
の接合容量Cgsとゲート−ドレイン間の接合容量Cgdと
が抵抗器107を介して放電される。そして、FET1
05のゲート電圧が上昇してゲート−ソース間電圧が所
定のオフ電圧に達すると、FET105がオン状態から
オフ状態へ変化を開始し、ドレイン−ソース間に電圧の
立ち上がり変化が発生する。
【0066】すると、この場合にも、ゲート−ドレイン
間の接合容量Cgdにはゲートからドレイン方向の充電電
流が流れることとなるが、本実施例の出力回路11で
は、これと同時に、コンデンサ17及び抵抗器15,1
9からなる微分回路にも電流I3が流れ、その電流I3
によってトランジスタ13がオンする。
【0067】よって、この場合も、ゲート−ドレイン間
の接合容量Cgdへは、抵抗器107からではなく、トラ
ンジスタ13のエミッタ−コレクタ間電流I4が流れる
こととなり、また、FET105のゲート−ソース間の
接合容量Cgsに充電されていた電荷もトランジスタ13
を介して急速に放電されることとなり、FET145が
瞬時にオフ状態となる。そして、コンデンサ17の充電
が進んで電流I3が所定値以下に減少すると、トランジ
スタ13はオフすることとなるが、この時既に、FET
105の接合容量Cgdは十分に充電され、且つ接合容量
Cgsは十分に放電された状態になっている。即ち、本第
2実施例の出力回路11によっても、FET105のオ
フ遅延時間が短縮される。
【0068】このように、本第2実施例の出力回路11
によっても、FET105のフラッシュオン現象を簡単
な構成で防止することができる上に、オフ遅延時間をも
短縮することができ、スイッチング動作の高速化と、ス
イッチング損失の低減を実現することができる。
【0069】次に、図3は、第3実施例のプログラマブ
ルコントローラの出力回路21を表す回路図である。
尚、この出力回路21は、図5(B)に示したシンク出
力型の従来の出力回路121に本発明を適用したもので
あり、図3において、図5(B)と同一の部材について
は同一の符号を付している。そして、出力回路21の基
本的構成及びその動作については、図5(B)に示した
出力回路121と同一であるため詳細な説明は省略し、
以下、構成及び作用の相違点を中心に説明する。
【0070】図3に示すように、第3実施例の出力回路
21は、図5(B)に示した出力回路121に対して、
更に、FET125のゲートにコレクタが接続されると
共にFET125のソースにエミッタが接続された、第
2のトランジスタとしてのNPN形トランジスタ(以
下、単にトランジスタという)23と、トランジスタ2
3のベースに一端が接続された抵抗器25と、抵抗器2
5のトランジスタ23とは反対側に一端が接続されると
共に他端がFET125のドレインに接続されたコンデ
ンサ27と、トランジスタ23のベースとエミッタ間に
接続された抵抗器29と、を追加して備えている。
【0071】尚、本第3実施例の出力回路31において
は、フォトカプラ129及び抵抗器127が駆動制御手
段に対応しており、コンデンサ27と抵抗器25,29
からなる微分回路が電圧印加検出手段に対応しており、
トランジスタ23が電圧制御手段に対応している。
【0072】そして、このように構成された出力回路2
1の動作は、内部回路131がフォトカプラ129(及
び抵抗器127)によってFET125を駆動する点以
外は、第1実施例の出力回路1の動作と全く同一であ
る。そして、このような第3実施例の出力回路21によ
っても、トランジスタ23とコンデンサ27及び抵抗器
25,29を設けるといった簡単な構成で、FET14
5のフラッシュオン現象を防止することができる上に、
オフ遅延時間をも短縮することができる。
【0073】ここで、上記各実施例の出力回路1,1
1,21は、FET145,105,125のドレイン
−ソース間に、コンデンサと抵抗器とを直列に接続して
なる微分回路を設け、その微分回路のコンデンサに流れ
る充電電流でトランジスタ3,13,23をオンさせる
ことにより、フラッシュオン現象の防止とオフ遅延時間
の短縮とを行うものであった。
【0074】これに対して、第2実施例の出力回路11
や第3実施例の出力回路21のように、被制御装置10
3,123に設けられた電源VDからの電圧を受けて、
FET105,125をスイッチング動作させるもので
あれば、図4(A),(B)に示すように、電源VDの
電圧が立ち上がったことを検出して、トランジスタ1
3,23をオンさせるようにしてもよい。
【0075】即ち、図4(A)に示す出力回路31は、
第2実施例の出力回路11に対して、コンデンサ17の
抵抗器15とは反対側を、FET105のドレインでは
なく、端子M側(電源VDのマイナス側)に接続するよ
うにしており、図4(B)に示す出力回路41は、第3
実施例の出力回路21に対して、コンデンサ27の抵抗
器25とは反対側を、FET125のドレインではな
く、端子P側(電源VDのプラス側)に接続するように
している。
【0076】そして、図4(A),(B)のように構成
された出力回路31,41においても、電源VDの投入
時には、コンデンサ17と抵抗器15,19からなる微
分回路、及びコンデンサ27と抵抗器25,29からな
る微分回路に、所定時間だけ電流が流れてトランジスタ
13,23がオンするため、FET105,125のフ
ラッシュオン現象を防止することができる。
【0077】尚、上記各実施例の出力回路1,11,2
1,31,41は、FETによって出力検出部Lの通電
及び非通電を切り換えるようにしたものであったが、F
ETに代えてバイポーラトランジスタやIGBTを用い
てもよい。また、上記各実施例の出力回路においては、
コンデンサと抵抗器からなる微分回路によって電圧の立
ち上がり変化を検出するようにし、これによって装置構
成を簡単にしたものであったが、例えば、電圧の立ち上
がり変化があった際に所定幅のパルス信号を出力するワ
ンショット回路を論理回路によって形成し、そのパルス
信号によってトランジスタ3,13,23をオンさせる
ようにしてもよい。
【0078】また更に、上記各実施例では、FET10
5,125,145を強制的にオフさせるために、バイ
ポーラトランジスタ3,13,23を用いたが、それら
に代えてFETやIGBTを用いてもよい。一方、上記
各実施例は、本発明のスイッチング装置をプログラマブ
ルコントローラの出力回路に適用したものであったが、
本発明は、例えばランプやソレノイド等といった様々な
負荷をスイッチング駆動するための駆動回路に適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の出力回路を表す回路図である。
【図2】 第2実施例の出力回路を表す回路図である。
【図3】 第3実施例の出力回路を表す回路図である。
【図4】 他の実施例の出力回路を表す回路図である。
【図5】 本発明の前提となる技術及びフラッシュオン
現象を説明する説明図である。
【図6】 従来装置を説明する説明図である。
【図7】 トランジスタのオフ遅延時間を説明する説明
図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41…出力回路 3,13,
23…トランジスタ 5,9,15,19,25,29,107,127,1
47…抵抗器 7,17,27…コンデンサ 103,123,14
3…被制御装置 105,125,145…FET 109,129…
フォトカプラ 111,131,151…内部回路 149…フォト
ボルカプラ L…出力検出部 VD…電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デニス エム ライト アメリカ合衆国 オハイオ州 44143− 2195 ハイランドハイツ アルファドライ ブ747 アレン−ブラッドリィカンパニー 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から所定の負荷へ電流を供給するた
    めの電流経路に、コレクタとエミッタ又はドレインとソ
    ースからなる2つの出力端子が直列に接続されたトラン
    ジスタと、 該トランジスタのベース又はゲートからなる駆動端子に
    電流又は電圧を供給して、該トランジスタをスイッチン
    グ動作させることにより、前記負荷への通電及び非通電
    を制御する駆動制御手段と、 を備えたスイッチング装置において、 前記トランジスタの前記2つの出力端子間に前記負荷を
    介して前記電源からの電圧が印加されたか否かを検出す
    る電圧印加検出手段と、 該電圧印加検出手段により前記電圧の印加が検出される
    と、前記駆動端子の電圧を前記トランジスタがオフする
    電圧レベルに所定時間だけ強制的に保持する電圧制御手
    段と、 を備えたことを特徴とするスイッチング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチング装置にお
    いて、 前記駆動制御手段は、前記電源からの電圧を受けて前記
    トランジスタをスイッチング動作させるものであり、 前記電圧印加検出手段が、前記駆動制御手段に供給され
    る電圧の立ち上がりから前記電圧の印加を検出するこ
    と、 を特徴とするスイッチング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスイッチング装置にお
    いて、 前記電圧印加検出手段が、前記トランジスタにおける前
    記2つの出力端子間での電圧の立ち上がりから前記電圧
    の印加を検出すること、 を特徴とするスイッチング装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のスイッチ
    ング装置において、 前記電圧印加検出手段が、コンデンサと抵抗器とを直列
    に接続してなる微分回路であり、 前記電圧制御手段が、前記コンデンサの充電電流が所定
    値以上であるときに前記トランジスタの駆動端子を前記
    2つの出力端子のうちエミッタ又はソースに短絡させる
    第2のトランジスタであること、 を特徴とするスイッチング装置。
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