JPH08152764A - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JPH08152764A
JPH08152764A JP24144395A JP24144395A JPH08152764A JP H08152764 A JPH08152764 A JP H08152764A JP 24144395 A JP24144395 A JP 24144395A JP 24144395 A JP24144395 A JP 24144395A JP H08152764 A JPH08152764 A JP H08152764A
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contact
air flow
charging device
charging
charging roller
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JP24144395A
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Koji Kamiya
公二 神谷
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ローラの帯電ムラの発生を防止して画質
の向上を図る接触帯電装置を提供する。 【解決手段】 時計方向に移動する感光体ドラム10の
表面に帯電ローラ20を圧接し、この帯電ローラ20に
電圧を印加して感光体ドラム10の表面を帯電させるよ
うになっている。そして、帯電ローラ20と感光体ドラ
ム10との接触部Tの右側近傍に空気流発生装置30−
1が取り付けられている。これにより、空気流発生装置
30−1が、ホース32から供給した空気Aを開口部3
1から吹出して、接触部Tの近傍に空気流を発生させる
ことにより、帯電ローラ20に付着したゴミや残留トナ
ー等を除去すると共に、帯電ローラ20に均一な帯電電
位を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像技術を用
いた画像形成装置の露光前に感光体を帯電させる帯電装
置に関し、特に電圧を印加した帯電ローラを感光体に接
触させて帯電を行う接触帯電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電潜像技術を用いて、表面を帯電させ
た感光体上に画像を露光して静電潜像を形成し、その静
電潜像を現像してトナー像に変換した後、そのトナー像
を用紙(普通紙)上に転写し定着する画像形成装置とし
て、例えば複写機やレーザプリンタ等が広く使用されて
おり、帯電装置は、このような装置に適用されている。
【0003】従来、帯電装置は、コロトロン,スコロト
ロン等のコロナ放電による帯電チャージャを用いて非接
触で感光体を帯電させていた。コロナ放電による帯電チ
ャージャは、感光体を一様に帯電する点では優れていた
が、印加電圧が5KV〜8KVと高いためフライバック
トランス等を用いた特殊な高圧電源を必要とし、さらに
放電電流のロスが大きく、感光体の帯電には極く一部し
か有効でないので、放電電流が例えば数百μA〜数mA
と大きかった。
【0004】したがって、大量のオゾンが発生した。特
に感光体に負帯電型の有機光導電体が多用されるように
なると、帯電チャージャには負の高圧が印加されるた
め、オゾンの発生が増大した。そのため、特開平3−5
5572号公報に示されたような帯電チャージャ、即ち
感光体の近傍に発生した大量のオゾンを冷却ファンを利
用して効率的に強制吸排気する提案があった。
【0005】しかしながら、大量のオゾンが室内に排気
されると、不快な臭気を伴うだけでなく、室内の人の健
康を損なうという環境上の問題が発生した。そのため、
画像形成装置の待機中はコロナ放電を停止する等の対策
を行ってオゾンの発生量を抑えたり、オゾンを排出する
前に活性炭等を用いた吸着処理を行っていたが、活性炭
の交換時期を忘れる等の管理上の不便さがあった。
【0006】そのため、コロナ放電による非接触の帯電
方式に代って、導電体又は抵抗体からなり帯電のための
電圧を印加した帯電ローラを感光体の表面に接触させて
その表面を帯電させる接触帯電方式の帯電装置が用いら
れるようになった。接触帯電方式は、例えば印加電圧が
600V〜2KVと低く、帯電電流も(ロスがないた
め)数十μA〜200μA程度と略1/10に減少する
から小型の電源装置で済むと共に、原理的にはオゾンの
発生がなくなる。
【0007】実際問題として、感光体表面の帯電の大部
分は帯電ローラの接触によって行われるが、その接触寸
前の僅かな間隙で微小なアーク放電が始まるので、オゾ
ン等のイオンの発生が絶無とはいえないが、その発生量
は環境上の問題にならない位の微量である。
【0008】帯電ローラを感光体表面に確実に密着させ
るために、一般にバネ等によって感光体表面に接触する
方向に力が加えられているが、その負荷が帯電ローラの
両端すなわち芯金のジャーナル部にかかるため、僅かな
がら帯電ローラの中央部が浮上るような変形を生じる傾
向がある。そのため、帯電ローラ表面の導電体又は抵抗
体自体、あるいはその内側を弾性体で構成して、空隙の
発生を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中央部
の浮上りや表面層の膜厚ムラ等によって、部分的に接触
圧が少なくなったり、ゴミや残留トナーのためにその周
囲に浮上りが発生することを完全に抑えることは出来な
い。そのために帯電ムラが生じると、形成された静電潜
像にその影響が現れる。
【0010】微小な空隙であればアーク放電,コロナ放
電等によっても帯電は行われるが、コロトロン,スコロ
トロン等を用いた非接触のコロナ放電による帯電に比べ
て印加電圧が低いため、どうしても帯電ムラが発生し易
い傾向は避けられない。また、アーク放電,コロナ放電
等によって生じたイオンは微量であっても、局所的には
イオン濃度が高くなるため帯電ムラを助長する恐れがな
いとはいえない。
【0011】静電潜像の帯電ムラは、最終的に得られる
トナー像の濃度ムラとして現れる。特に中間濃度部にお
いて目立ち易いが、場合によっては高濃度部すなわち黒
ベタ部においても認められることがあり、画質低下の一
因になっている。また、表面層が弾性層の上にコーティ
ングされている帯電ローラでは、表面層の膜厚ムラに対
応して帯電のムラが生じる。そして、ハーフトーンコピ
ーのときには、この帯電ムラがそのまま画像濃度のムラ
となってしまう。さらに、連続コピー時には、雰囲気温
度や帯電ローラの表面温度が、通紙枚数と共に変化し
(主に温度上昇)、これに伴って帯電電位が変動してし
まう。また、ハーフトーンコピーで連続コピーすると、
感光体ドラム1回転のピッチに対応した白スジや黒スジ
が、1〜5枚目または1〜20枚目位までの用紙に発生
することがある。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、帯電ローラの帯電ムラの発生を防止して画質の向
上を図る接触帯電装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、移動する感光体表面に圧接し、
この感光体表面の移動に連れ回りする帯電ローラに電圧
を印加して感光体の表面を帯電させる接触帯電装置にお
いて、感光体と帯電ローラとの接触部の近傍に空気流を
発生させる空気流発生手段を設けた構成としてある。か
かる構成により、空気流発生手段が感光体と帯電ローラ
との接触部の近傍に空気流を発生させるので、この空気
流により、帯電ローラに付着したゴミや残留トナー等が
除去されると共に、帯電ローラに均一な帯電電位が形成
される。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の接触帯
電装置において、上記空気流発生手段が、感光体と帯電
ローラとの接触部に対向する開口部を備え、正圧の空気
を吹出すか負圧で空気を吸引する手段である構成とし
た。かかる構成により、空気流発生手段が正圧の空気を
吹出し、または負圧で空気を吸引するので、該接触部の
近傍に空気流を確実に発生させることができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2記載の接触帯
電装置において、上記空気流発生手段により発生した空
気流の前記開口部近傍における流速を、感光体表面の移
動速度の1/100倍から1000倍の範囲内に設定し
た構成としてある。かかる構成により、感光体表面の移
動速度の1/100倍から1000倍の範囲内の流速を
有した空気流が、感光体と帯電ローラとの接触部の近傍
に発生する。
【0016】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
接触帯電装置において、上記空気流発生手段が、感光体
と帯電ローラとの接触部の近傍に固設した部材からな
り、感光体の移動又は帯電ローラの回転によって該接触
部の近傍に空気流を発生させる手段である構成とした。
かかる構成により、何等特別の動力源を用いることな
く、感光体の移動又は帯電ローラの回転によって、該接
触部の近傍に空気流を発生させることができる。
【0017】請求項5の発明によれば、移動する感光体
表面に圧接し、この感光体表面の移動に連れ回りする帯
電ローラに電圧を印加して感光体の表面を帯電させる接
触帯電装置において、帯電ローラの周囲に空気流を生じ
させる空気流発生手段を、帯電ローラの周囲に配設した
構成としてある。かかる構成により、空気流発生手段が
帯電ローラの周囲に空気流を生じさせるので、帯電ロー
ラ表面の広範な領域に空気流を発生させることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)
【0019】図1は本発明の第1の実施形態に係る接触
帯電装置の側面図であり、図2はその立面図である。図
1に示した接触帯電装置1は、表面が感光体10aによ
り覆われた感光体ドラム10に接触している帯電ローラ
20と、帯電ローラ20に沿ってその有効幅一杯にカバ
ーするように設けた空気流発生手段としての空気流発生
装置30−1とにより構成されている。
【0020】帯電ローラ20としては、図3の(A)及
び(B)に示すような帯電ローラ20−1,20−2が
適用される。図3の(A)に示す帯電ローラ20−1
は、軸部(ジャーナル部ともいう)21を有する金属の
芯金22の周囲に導電体(以下抵抗体を含む)からなる
弾性層23を有し、この弾性層23の表面には、同じく
導電体からなる薄い表面層24が被覆されている。一
方、図3の(B)に示す帯電ローラ20−2は、同様な
芯金22の周囲を導電体からなる表面弾性層25により
覆われている。
【0021】いずれの帯電ローラ20−1,20−2
も、芯金22の軸部21の側面に当接する図示しないバ
ネによって、感光体側に接触するように付勢されると共
に、このバネを介して図示しない高圧電源から電圧が印
加されている。そして、芯金22に印加された電圧は、
それぞれ導電体からなる弾性層23,表面層24または
表面弾性層25を介して表面に達し、それぞれ図示しな
い接触部において感光体10aの表面を帯電させる。
【0022】また、図1において、感光体ドラム10
は、グランドに接続された状態で矢示したように時計方
向に回転する。自重と図示しないバネによって感光体ド
ラム10に接触している帯電ローラ20は、感光体ドラ
ム10の回転に連れ回って矢示したように反時計方向に
回転し、図示しない高圧電源からの印加電圧(−600
V〜−2KV)に応じて感光体10aの表面を帯電させ
る。
【0023】空気流発生装置30−1は、帯電ローラ2
0に沿ってその有効幅一杯にカバーするように設けられ
た中空の箱であり、帯電ローラ20の右側すなわち回転
の下流側に取り付けられている。この空気流発生装置3
0−1は、帯電ローラ20と感光体ドラム10との接触
部Tに対向する位置に、例えば長さ(帯電ローラの軸方
向)21cm,幅(軸と直交方向)5mmの矩形の開口
部31を有している。そして、空気流発生装置30−1
の上部には、開口部31から空気を送り込むホース32
が接続されている。これにより、ホース32からの空気
Aを開口部31から接触部Tに向けて吹出すことで、接
触部Tの近傍に空気流を発生するようになっている。
【0024】この空気Aの吹出し流速は、感光体ドラム
10の移動速度の1/100倍から1000倍の範囲内
に設定されている。ここで、上記範囲に設定した理由に
ついて述べておく。例えば、長辺方向に送り込まれるA
4判の用紙に毎分20枚の画像を形成するものとすれ
ば、感光体10aの移動速度すなわち感光体ドラム10
及び帯電ローラ20の周速度は、ほぼVs =29.7c
m×20枚/分=594cm/分である。
【0025】一方、ホース32から6.2リットル/分
の空気が供給されるとすれば、開口部31の面積は21
cm×0.5cm=10.5平方cmであるから、開口
部31における空気の流速は、Vair =6200ml/
分÷10.5平方cm=590cm/分になる。したが
って、空気の流速と感光体ドラム10の周速度の比は、
Vair /Vs =0.99であり、ほぼ1に等しい。上記
の条件で画像形成を行ったところ、相当厳しい点検を行
っても濃度ムラが認められなくなった。そこで、流速は
空気の流量に略比例し、開口部31の幅に略反比例する
ので、これらの設定を変えて比Vair /Vs を変化させ
て実験を行った。
【0026】図4の(A)は、実験により得られたVai
r /Vsと電位分布比との相関を示す線図であり、図4
の(B)は電位分布比が0.96のときの帯電ローラ2
0の帯電電位の分布を示す線図であり、図4の(C)は
電位分布比が0.85のときの帯電ローラ20の帯電電
位の分布を示す線図である。図4の(B)に示すよう
に、電位分布比の値が0.95以上であると、帯電ロー
ラ20の位置に対する帯電電位の分布がほぼ一定であ
り、帯電むらがほとんどない。これに対して、図4の
(C)に示すように、電位分布比の値が0.95よりも
小さいと、帯電ローラ20の帯電電位の分布が中央部で
減少し、帯電むらが発生する。したがって、電位分布比
の値が0.95以上になるように、Vair /Vsを設定
することが必要である。
【0027】実験の結果によれば、図4の(A)に示す
ように、Vair /Vsが1/100から1000の範囲
で、電位分布比の値が0.95以上になることが確認さ
れた。そこで、本実施形態では、空気Aの吹出し流速
を、感光体ドラム10の移動速度の1/100倍から1
000倍の範囲内に設定した。なお、吹出し流速Vair
は、開口部31の短手寸法に反比例するが、本実験で
は、開口部31の短手寸法を実用的な寸法0.05cm
〜0.5cmに設定した。また、空気流発生装置30−
1のホース32から空気を供給して、空気Aを吹出す場
合だけでなく、ホース32内を負圧にして空気を吸引し
た場合も、同様な結果が得られた。
【0028】本実施形態の接触帯電装置1が、上記のよ
うな構成になっているので、図1において、時計方向に
回転する感光体ドラム10の表面にゴミや残留トナーが
付着していると、これらの付着物が帯電ローラ20側に
付着されたり、または感光体ドラム10に付いたまま、
接触部Tの図示右側方向に移動する。このとき、空気流
発生装置30−1の開口部31から、流速が感光体ドラ
ム10の移動速度の1/100倍から1000倍の範囲
の空気Aが吹出されるので、その空気流によって、帯電
ローラ20や感光体ドラム10に付着されたゴミや残留
トナーが除去されると共に、図4の(B)に示すよう
に、帯電ローラ20の帯電電位がほぼ一定になる。この
結果、帯電ローラ20による良好な帯電作用が可能とな
り、接触帯電装置1による画質の向上が図られる。
【0029】なお、帯電ローラ等を用いた接触帯電方式
の帯電メカニズムは、接触によるものだけではなく、帯
電ローラ20の表面と感光体10aの表面が接近するに
つれて、印加電圧の絶対値が比較的低い(600V)時
にはアーク放電が、比較的高い(2KV)時にはさらに
コロナ放電が加わった放電がそれぞれ始まることは既に
説明した通りである。したがって、たとえ帯電ローラ2
0の中央部やゴミ等による僅かな浮上りが生じても、帯
電は行われる。その際、絶対量としては僅かではあって
も放電によってオゾン等のイオンが発生するが、局部的
に見ればその濃度は無視出来ないものになる。そのた
め、異極性のイオンは再結合して消滅するものもあり、
同極性のイオンは互いに強く反発する等のプラス要因と
マイナス要因をもつ現象が複合的に発生し、結果的に帯
電ムラとなって現れる。
【0030】しかしながら、空気流が存在することによ
り局部的にイオン濃度が減少し、マイナス要因をもつも
のが除去されてプラス要因をもつものが残る。あるい
は、イオン濃度の減少によって、次の新しい放電が円滑
に行われる。そのような現象がプラス方向に作用して帯
電が均一に行われ、帯電ムラがなくなるものと考察され
る。また、本実施形態において流速又は空気量を大きく
設定すれば、帯電ローラ20及び感光体ドラム10の温
度上昇を防止し、帯電のみならず現像,転写の条件が変
化しないようにすることも可能になる。
【0031】(第2の実施形態)図5は本発明の第2の
実施形態に係る接触帯電装置の側面図である。本実施形
態の接触帯電装置2では、空気流発生装置30−1と同
構造の空気流発生装置30−2を帯電ローラ20の左側
に取り付け、この空気流発生装置30−2の開口部31
を帯電ローラ20と感光体ドラム10との接触部Tに向
けた構成となっている。
【0032】かかる構成により、時計回りに回転する感
光体ドラム10の表面に付着したゴミや残留トナーが接
触部Tの近傍に至ると、空気流発生装置30−2からの
空気流によって、接触部Tの手前で除去される。すなわ
ち、本実施形態の接触帯電装置2では、ゴミや残留トナ
ーが帯電ローラ20に付着する前に除去すると共に、帯
電ローラ20に付着してしまったゴミや残留トナーも接
触部T手前で除去するので、より一層の除去効果を得る
ことができる。その他の構成,作用効果は上記第1の実
施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0033】(第3の実施形態)図6は本発明の第3の
実施形態に係る接触帯電装置の側面図である。本実施形
態の接触帯電装置3では、帯電ローラ20の両側に空気
流発生装置30−1,30−2をそれぞれ取り付け、帯
電ローラ20の上面側に、空気流発生装置30−3を取
り付けた構成となっている。
【0034】かかる構成により、左側の空気流発生装置
30−2によって、ゴミや残留トナーを帯電ローラ20
と感光体ドラム10との接触部Tの手前で除去し、除去
し切れずに接触部T左側に移動したゴミや残留トナー
を、右側の空気流発生装置30−1で除去することがで
きる。そして、右側の空気流発生装置30−1をすり抜
けたゴミや残留トナーは、空気流発生装置30−3と左
側の空気流発生装置30−2とによって、確実に除去さ
れる。
【0035】このように、本実施形態の接触帯電装置に
よれば、帯電ローラ20の周囲に取り付けられた3つの
空気流発生装置30−1〜30−3によって、帯電ロー
ラ20に付着したゴミや残留トナーを完全に除去するこ
とができると共に、帯電ローラ20のほぼ全体に渡って
空気流を発生させるので、帯電ローラ20に、より一層
の均一な帯電電位を形成することができ、この結果、接
触帯電装置3の動作信頼性の向上を図ることができる。
その他の構成,作用効果は上記第1及び第2の実施形態
と同様であるので、その記載は省略する。
【0036】ところで、以上では、理解を容易にするた
め、空気流発生装置を用いた接触帯電装置の代表的な形
態として、上記第1〜第3の実施形態を揚げて説明した
が、これに限るものではない。すなわち、発明の要旨の
範囲において、下記表1のように種々の形態を適用する
ことができ、かつその適用において上記第1〜第3の実
施形態と同様の効果を得ることができることは勿論であ
る。
【0037】
【表1】
【0038】(第4の実施形態)図7は、本発明の第4
の実施形態に係る接触帯電装置の構成を示す側面図であ
る。本実施形態の接触帯電装置4は、図7に示すよう
に、感光体ドラム10と、感光体ドラム10に接触して
いる帯電ローラ20と、空気流発生手段としての引抜き
金具40−1とにより構成されている。引抜き金具40
−1は、帯電ローラ20に沿ってその有効幅一杯にカバ
ーし、僅かな間隙Bを残して、帯電ローラ20と対向す
るように、帯電ローラ20の右側に固設されている。
【0039】かかる構成により、帯電ローラ20が反時
計方向に回転すると、帯電ローラ20と引抜き金具40
−1との間隙Bの部分の空気が帯電ローラ20の表面か
ら剥ぎ取られて、引抜き金具40−1と感光体ドラム1
0との間から接触部Tに向って吹きつける空気流(層流
又は乱流)が発生する。また、引抜き金具40−1の間
隙を通った空気による空気流が間隙の出口側に発生す
る。
【0040】これにより、上記第1の実施形態の接触帯
電装置1と同様な効果が得られる。しかし、本実施形態
の接触帯電装置4では、第1の実施形態の接触帯電装置
1と異なり、空気流を発生するために、別に動力を必要
とするファンやポンプ等を必要としないし、また、スペ
ースも小さくて済む。このため、接触帯電装置の小型化
と製造コストの低廉化とを図ることができる。
【0041】なお、本実施形態では引抜き金具40−1
を使用しているが、導電体であれば放電防止のために帯
電ローラ20と同じ電圧を印加して、引抜き金具40−
1を絶縁体で保持する必要がある。しかしながら、引抜
き金具40−1に代えて同一型状の絶縁体を用いれば保
持が簡単になる。また、必ずしも図示した引抜き金具4
0−1と同一型状である必要はなく、帯電ローラ20の
代りに感光体ドラム10に対向して設けても同様な効果
が得られることはいうまでもない。その他の構成,作用
効果は上記第1の実施形態と同様であるので、その記載
は省略する。
【0042】(第5の実施形態)図8は本発明の第5の
実施形態に係る接触帯電装置の側面図である。本実施形
態の接触帯電装置5では、引抜き金具40−1と同構造
の引抜き金具40−2を、帯電ローラ20に沿ってその
有効幅一杯にカバーし、僅かな間隙Bを残して、帯電ロ
ーラ20と対向するように、帯電ローラ20の左側に取
り付けた構成となっている。これにより、上記第2の実
施形態の接触帯電装置2と同様な効果が得られる。しか
し、本実施形態の接触帯電装置5では、第2の実施形態
の接触帯電装置2と異なり、接触帯電装置の小型化と製
造コストの低廉化をも図ることができる。その他の構
成,作用効果は上記第2の実施形態と同様であるので、
その記載は省略する。
【0043】(第6の実施形態)図9は本発明の第6の
実施形態に係る接触帯電装置の側面図である。本実施形
態の接触帯電装置6では、帯電ローラ20の両側に引抜
き金具40−1,40−2をそれぞれ取り付け、帯電ロ
ーラ20の上面側に、引抜き金具40−3を取り付けた
構成となっている。これにより、上記第3の実施形態の
接触帯電装置3と同様な効果が得られる。しかし、本実
施形態の接触帯電装置6では、第3の実施形態の接触帯
電装置3と異なり、接触帯電装置の小型化と製造コスト
の低廉化をも図ることができる。その他の構成,作用効
果は上記第3の実施形態と同様であるので、その記載は
省略する。
【0044】(第7の実施形態)図10は、本発明の第
7の実施形態に係る接触帯電装置の側面図である。本実
施形態の接触帯電装置7では、帯電ローラ20の両側及
び上面側に、断面矩形状の角材50〜52を取り付けた
構成となっている。このような構成においても、上記第
6の実施形態の接触帯電装置6と同様な効果が得られ
た。したがって、本実施形態の接触帯電装置7では、第
6の実施形態の接触帯電装置6と異なり、断面加工の必
要がない単純な断面形状の角材50〜52で、上記第6
の実施形態の接触帯電装置6と同様の効果を得ることが
できるので、接触帯電装置の製造コストのさらなる低廉
化を図ることができる。その他の構成,作用効果は上記
第6の実施形態と同様であるので、その記載は省略す
る。
【0045】ところで、以上では、引抜き金具40−1
等の部材を用いた接触帯電装置の代表的な形態として、
上記第4〜第7の実施形態を揚げて説明したが、これに
限るものではない。すなわち、発明の要旨の範囲におい
て、下記表2のように種々の形態を適用することがで
き、かつその適用において上記第4〜第7の実施形態と
同様の効果を得ることができることは勿論である。
【0046】
【表2】
【0047】(第8の実施形態)図11は、本発明の第
8の実施形態に係る接触帯電装置の側面図である。本実
施形態の接触帯電装置8では、帯電ローラ20に断面コ
字状の板材53を被せた構成となっている。このような
構成においても、上記第6及び第7の実施形態の接触帯
電装置6,7と同様な効果が得られた。したがって、本
実施形態の接触帯電装置8では、第6及び第7の実施形
態の接触帯電装置6,7と異なり、多数の部材を使用せ
ず、1つの板材53で、上記第6及び第7の実施形態の
接触帯電装置6,7と同様の効果を得ることができるの
で、接触帯電装置の製造コストをより一層低廉化するこ
とができる。その他の構成,作用効果は上記第6及び第
7の実施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0048】(第9の実施形態)図12は、本発明の第
9の実施形態に係る接触帯電装置の側面図である。本実
施形態の接触帯電装置9では、帯電ローラ20に断面円
弧状の板材54を被せた構成となっており、かかる構成
でも、上記第8の実施形態の接触帯電装置8と同様な効
果が得られた。その他の構成,作用効果は上記第8の実
施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る接触帯電装置によれば、空気流発生手段による空気
流が帯電ローラに付着したゴミや残留トナー等を除去す
ることで帯電ムラの発生を防止することができると共
に、空気流の発生によって、帯電ローラに均一な帯電電
位を形成することができ、この結果、接触帯電装置にお
ける画質の向上を図ることができるという優れた効果が
ある。
【0050】請求項2の発明によれば、空気流発生手段
の吸引,吹出しによって、接触部の近傍に確実に空気流
を発生させることができるので、帯電ローラに付着した
ゴミや残留トナー等の除去と均一な帯電電位の形成とを
一層効果的に達成することができるという効果がある。
【0051】請求項3の発明によれば、感光体表面の移
動速度の1/100倍から1000倍の範囲内の流速を
有した空気流を発生するので、帯電ローラに付着したゴ
ミや残留トナー等を除去することができるだけでなく、
より効果的に均一な帯電電位を形成することができると
いう効果がある。
【0052】請求項4の発明によれば、何等特別の動力
源を用いることなく、空気流を発生させることができる
ので、接触帯電装置全体の構造を簡単にすることがで
き、この結果、均一な帯電電位の達成だけでなく、接触
帯電装置の製造コストの低廉化をも図ることができると
いう効果がある。
【0053】請求項5の発明によれば、複数の空気流発
生手段によって、帯電ローラに付着したゴミや残留トナ
ー等の除去を完全に行うことができると共に、確実に均
一な帯電電位を形成することができ、この結果、接触帯
電装置の動作信頼性の向上を図ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る接触帯電装置の
側面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る接触帯電装置の
立面図である。
【図3】帯電ローラの適用例を示す側面図であり、図3
の(A)は第1の適用例を示し、図3の(B)は第2の
適用例を示す。
【図4】電位分布を示す線図であり、図4の(A)はV
air /Vsと電位分布比との相関を示し、図4の(B)
は電位分布比が0.96のときの帯電ローラの帯電電位
の分布を示し、図4の(C)は電位分布比が0.85の
ときの帯電ローラの帯電電位の分布を示す。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る接触帯電装置の
側面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る接触帯電装置の
側面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る接触帯電装置の
構成を示す側面図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る接触帯電装置の
側面図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係る接触帯電装置の
側面図である。
【図10】本発明の第7の実施形態に係る接触帯電装置
の側面図である。
【図11】本発明の第8の実施形態に係る接触帯電装置
の側面図である。
【図12】本発明の第9の実施形態に係る接触帯電装置
の側面図である。
【符号の説明】
1〜9:接触帯電装置 10:感光体ドラム 10a:感光体 20:帯電ローラ 30−1〜30−3:空気流発生装置 31:開口部 32:ホース 40−1〜40−3:引抜き金具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する感光体表面に圧接し、この感光
    体表面の移動に連れ回りする帯電ローラに電圧を印加し
    て前記感光体の表面を帯電させる接触帯電装置におい
    て、 前記感光体と前記帯電ローラとの接触部の近傍に空気流
    を発生させる空気流発生手段を設けたことを特徴とする
    接触帯電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の接触帯電装置において、 前記空気流発生手段は、前記接触部に対向する開口部を
    備え、正圧の空気を吹出すか負圧で空気を吸引する手段
    であることを特徴とする接触帯電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の接触帯電装置において、 前記空気流発生手段により発生した空気流の前記開口部
    近傍における流速を、前記感光体表面の移動速度の1/
    100倍から1000倍の範囲内に設定したことを特徴
    とする接触帯電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の接触帯電装置において、 前記空気流発生手段は、前記接触部の近傍に固設した部
    材からなり、前記感光体の移動又は前記帯電ローラの回
    転によって前記接触部の近傍に空気流を発生させる手段
    であることを特徴とする接触帯電装置。
  5. 【請求項5】 移動する感光体表面に圧接し、この感光
    体表面の移動に連れ回りする帯電ローラに電圧を印加し
    て前記感光体の表面を帯電させる接触帯電装置におい
    て、 前記帯電ローラの周囲に空気流を生じさせる空気流発生
    手段を、前記帯電ローラの周囲に配設したことを特徴と
    する接触帯電装置。
JP24144395A 1994-09-26 1995-09-20 接触帯電装置 Pending JPH08152764A (ja)

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