JPH10254224A - 非接触帯電装置 - Google Patents

非接触帯電装置

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JPH10254224A
JPH10254224A JP9070792A JP7079297A JPH10254224A JP H10254224 A JPH10254224 A JP H10254224A JP 9070792 A JP9070792 A JP 9070792A JP 7079297 A JP7079297 A JP 7079297A JP H10254224 A JPH10254224 A JP H10254224A
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charging roller
air flow
contact charging
contact
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JP9070792A
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Koji Kamiya
公二 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触帯電装置において、帯電ローラの表面
に付着したゴミや残留トナーを確実に除去するととも
に、帯電ローラを均一に帯電させる。 【解決手段】 帯電ローラ20の帯電面と感光体ドラム
10の表面との間に微小間隙をあけてこれらを対向配備
した非接触帯電装置において、感光体ドラムと帯電ロー
ラが最も近づく位置の近傍に空気流を発生させるための
空気流発生装置30Aを設ける。この空気流発生装置
は、帯電ローラの軸線に沿ってその有効幅一杯をカバー
するように設けた中空の箱とし、帯電ローラと感光体ド
ラムとの接近部Tに対向する位置に開口部31を形成す
る。空気Aをホース32および開口部31を介して吹き
出すことにより、接近部Tの近傍に空気流を発生させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザプリ
ンタ、ファクシミリなど電子写真方式の画像形成装置に
使用される帯電装置に関し、詳しくは、移動する感光体
に非接触な帯電ローラに電圧を印加して、前記感光体の
表面を帯電させる非接触帯電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記非接触帯電装置は帯電ローラの帯電
面を、感光体(例えば感光体ドラム)の表面との間に微
小間隙を確保して感光体と非接触状態で配置し、帯電ロ
ーラに帯電電圧を印加することで、上記微小間隙を介し
て感光体表面を所定の電位に帯電させるものである。
【0003】この非接触帯電装置では、空中コロナ放電
を利用するコロナ帯電器に比べてオゾンの発生量が少な
く、また、帯電ローラや帯電ブレードなどを感光体に接
触させて帯電を行う接触帯電器に比べて、感光体表面に
対する損傷が少ないなどの利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記非
接触帯電装置においても、原理的にはコロナ帯電器と同
じ空中放電を利用するため、コロナ帯電器ほどではない
ものの、オゾンをはじめとする放電生成物が発生する。
この放電生成物が感光体表面に徐々に付着し、蓄積され
ていくと、画像のボケや画像流れが発生することがあっ
た。
【0005】また、長期使用に伴い帯電ローラの表面
に、転写残トナーに含まれるシリカ等の添加剤や、転写
紙に含まれる填量等の成分が電気的または機械的に付着
・堆積すると、画像ムラが発生する問題があった。これ
らの付着物を除去するべく、ブラシ等の清掃部材で帯電
ローラ表面を清掃することがあるが、この場合、清掃効
率を高めるためにブラシを高速で回転させたり、ブラシ
の剛性を上げたりすると、帯電ローラ表面の摩耗が進
み、その寿命が短くなるという問題もあった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、帯電ローラ表面に付着したゴミや残留
トナーを確実に除去するとともに、帯電ローラを均一に
帯電させることができる非接触帯電装置を提供し、もっ
て画像形成装置において品質良好な画像を長期間安定し
て得ることができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の非接触
帯電装置は、移動する感光体に非接触な帯電ローラに電
圧を印加して、前記感光体の表面を帯電させる非接触帯
電装置において、感光体と帯電ローラが最も近づく位置
の近傍に空気流を発生させる空気流発生手段を設けたこ
とを特徴とする。この非接触帯電装置においては、上記
空気流によって、帯電ローラに付着したゴミや残留トナ
ーが除去されるとともに、帯電ローラに均一な帯電電位
が形成される。
【0008】請求項2に記載の非接触帯電装置は、請求
項1に記載の非接触帯電装置において空気流発生手段
が、感光体と帯電ローラが最も近づく位置に対向する開
口部を備え、この開口部を介して、正圧の空気を吹き出
すか、または負圧で空気を吸引するものであることを特
徴とする。この非接触帯電装置においては、上記構成に
よって、感光体と帯電ローラが最も近づく位置の近傍
に、空気流が確実に発生する。
【0009】請求項3に記載の非接触帯電装置は、請求
項2に記載の非接触帯電装置において、空気流発生手段
により発生した空気流の前記開口部近傍における流速
を、感光体表面の移動速度の1/100倍〜1000倍
の範囲内に設定したことを特徴とする。この非接触帯電
装置においては上記構成によって、請求項2の装置に比
べて更に効果的に、帯電ローラに均一な帯電電位が形成
される。
【0010】請求項4に記載の非接触帯電装置は、請求
項1に記載の非接触帯電装置において空気流発生手段
が、感光体と帯電ローラが最も近づく位置の近傍に固設
した部材からなり、感光体の移動または帯電ローラの回
転によって、これらの最接近部の近傍に空気流を発生さ
せるものであることを特徴とする。この非接触帯電装置
においては上記構成によって、何ら特別な動力源を用い
ることなく、感光体と帯電ローラが最も近づく位置の近
傍に空気流を発生させることができる。
【0011】請求項5に記載の非接触帯電装置は、移動
する感光体に非接触な帯電ローラに電圧を印加して、前
記感光体の表面を帯電させる非接触帯電装置において、
帯電ローラの周囲に空気流を発生させる空気流発生手段
を、前記帯電ローラの周囲に配設したことを特徴とす
る。この非接触帯電装置においては、空気流発生手段に
より帯電ローラの周囲に空気流が発生するので、帯電ロ
ーラ表面の広範囲な領域にわたって空気流が形成され
る。このため、帯電ローラに付着したゴミや残留トナー
の除去効果、および帯電ローラの均一帯電効果が著しく
高まる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 第1の実施の形態 図1は非接触帯電装置の側面図、図2はその立面図であ
る。図3(a)(b)および図4は、帯電ローラのそれ
ぞれ異なる適用例を示す側面図である。図1に示した非
接触帯電装置1は、表面が感光体10aにより覆われた
感光体ドラム10に接近している帯電ローラ20と、帯
電ローラ20の軸線に沿ってその有効幅一杯をカバーす
るように設けた、空気流発生手段としての空気流発生装
置30Aとにより構成されている。
【0013】帯電ローラ20としては、図3(a)
(b)および図4に示すような帯電ローラ20A,20
B,20Cが適用される。図4の(a)は側面図、
(b)は立面図である。図3(a)に示す帯電ローラ2
0Aは、軸部(ジャーナル部ともいう)21を有する金
属製の芯金22の周囲に導電体(以下抵抗体を含む)か
らなる弾性層23を有し、この弾性層23の表面には、
同じく導電体からなる薄い表面層24が被覆されてい
る。一方、図3(b)に示す帯電ローラ20Bでは、同
様な芯金22の周囲が、導電体からなる表面弾性層25
により覆われている。図4に示す帯電ローラ20Cは金
属製の円筒体である。
【0014】いずれの帯電ローラ20A〜20Cも、芯
金22の軸部21の側面に当接する図示しないバネによ
って、感光体10a側に接近するように付勢されるとと
もに、このバネを介して図示しない高圧電源から電圧が
印加されている。そして、芯金22に印加された電圧
は、それぞれ導電体からなる弾性層23、表面層24ま
たは表面弾性層25を介して表面に達し、それぞれ図示
しない接近部において感光体10aの表面を帯電させ
る。
【0015】また、図1において感光体ドラム10は、
グランドに接続された状態で矢印で示すように時計方向
に回転する。自重と、図示しないバネとによって感光体
ドラム10に接近している帯電ローラ20は、感光体ド
ラム10の回転とは異なる駆動系によって時計方向また
は反時計方向に回転し、図示しない高圧電源からの印加
電圧(−600V〜−5kV)に応じて感光体10aの
表面を帯電させる。
【0016】図1に示すように、空気流発生装置30A
は帯電ローラ20に沿ってその有効幅一杯をカバーする
ように設けられた中空の箱であり、帯電ローラ20の右
側に取り付けられている。この空気流発生装置30A
は、帯電ローラ20と感光体ドラム10との接近部Tに
対向する位置に、例えば長さ(帯電ローラの軸方向)2
1cm、幅(軸と直交する方向の寸法)5mmの矩形の
開口部31を有している。そして、空気流発生装置30
Aの上部には、開口部31から空気を送り込むホース3
2が接続されている。これにより、ホース32からの空
気Aを開口具31から接近部Tに向けて吹き出すこと
で、接近部Tの近傍に空気流を発生するようになってい
る。
【0017】この空気Aの吹出し流速は、感光体ドラム
10の移動速度の1/100倍から1000倍の範囲内
に設定されている。ここで、上記範囲に設定した理由に
ついて述べておく。例えば、画像形成装置に長辺方向に
送り込まれるA4版の用紙に毎分20枚の画像を形成す
るものとすれば、感光体10aの移動速度、すなわち感
光体ドラム10および帯電ローラ20の周速度Vsは、
ほぼ29.7cm×20枚/分=594cm/分であ
る。
【0018】一方、ホース32から6.2リットル/分
の空気が供給されるとすれば、開口部31の面積は21
cm×0.5cm=10.5cm2 であるから、開口部
31における空気の流速は、Vair =(6200ml/
分)÷(10.5cm2 )=590cm/分になる。し
たがって、空気の流速と感光体ドラム10の周速度の
比:Vair /Vsは0.99であり、ほぼ1に等しい。
上記の条件で画像形成を行ったところ、相当厳しい点検
を行っても画像濃度ムラは認められなくなかった。そこ
で、空気の流速はその流量に略比例し、開口部31の幅
に略反比例するので、これらの設定値を変えることでV
air /Vsを変化させて実験を行った。
【0019】図5(a)は実験により得られた、Vair
/Vsと電位分布比との関係を示す線図である。図5
(b)は電位分布比が0.96のときの帯電ローラ20
の帯電電位の分布を示す線図であり、図5(c)は電位
分布比が0.85のときの帯電ローラ20の帯電電位の
分布を示す線図である。
【0020】図5(b)に示すように、電位分布比が
0.95以上であると、帯電ローラ20の位置に対する
帯電電位の分布がほぼ一定となり、帯電ムラが殆どなく
なる。これに対して、図5(c)に示すように、電位分
布比が0.95よりも小さいと、帯電ローラ20の帯電
電位の分布が、その軸方向中央部で減少し、帯電ムラが
発生する。したがって、電位分布比が0.95以上にな
るように、Vair /Vsを設定することが必要である。
【0021】実験の結果によれば、図5(a)に示すよ
うに、Vair /Vsが1/100から1000の範囲
で、電位分布比が0.95以上になることが確認され
た。そこで、本実施の形態では、空気Aの吹出し流速V
air を、感光体ドラム10の移動速度の1/100倍か
ら1000倍の範囲内に設定した。なお、上記Vair
は、開口部31の短手寸法に反比例するが、本実験で
は、開口部31の短手寸法を実用的な寸法0.05cm
〜0.5cmに設定した。また、空気流発生装置30A
のホース32から空気を供給して、空気Aを吹き出す場
合だけでなく、ホース32内を負圧にして空気を吸引し
た場合も、同様な結果が得られた。
【0022】本実施の形態の非接触帯電装置1が、上記
のような構成になっているので、図1において、時計方
向に回転する感光体ドラム10の表面にゴミや残留トナ
ーが付着していると、これらの付着物が帯電ローラ20
側に付着されたり、感光体ドラム10に付いたまま、接
近部Tの図示右側方向に移動したりする。このとき、空
気流発生装置30Aの開口部31から、流速が感光体ド
ラム10の移動速度の1/100倍から1000倍の範
囲の空気Aが吹き出されるので、この空気流によって、
帯電ローラ20や感光体ドラム10に付着したゴミや残
留トナーが除去されるとともに、図5(b)に示すよう
に、帯電ローラ20の帯電電位がほぼ一定になる。この
結果、帯電ローラ20による良好な帯電作用が可能とな
り、非接触帯電装置1による画質の向上が図られる。
【0023】なお、帯電ローラ(等)を用いた非接触帯
電方式の帯電では、帯電ローラ20の表面と感光体10
aの表面が接近するにつれて、印加電圧の絶対値が比較
的低い(600V)時にはアーク放電が、比較的高い
(5kV)時にはさらにコロナ放電が加わった放電が、
それぞれ始まることは既に説明したとおりである。した
がって、たとえ帯電ローラ20の中央部やゴミ等による
僅かな浮上がりが生じても、帯電は行われる。その際、
絶対量としては僅かではあっても放電によってオゾン等
のイオンが発生するが、局部的に見ればその濃度は無視
できないものになる。そのため、異極性のイオンは再結
合して消滅するものもあり、同極性のイオンは互いに強
く反発するなどのプラス要因とマイナス要因をもつ現象
が複合的に発生し、結果的に帯電ムラとなって現れる。
【0024】しかしながら、空気流が存在することによ
り局部的にイオン濃度が減少し、マイナス要因をもつも
のが除去され、プラス要因をもつものが残る。あるい
は、イオン濃度の減少によって、次の新しい放電が円滑
に行われる。このような現象がプラス方向に作用して帯
電が均一に行われ、帯電ムラがなくなるものと考察され
る。また、本実施の形態において空気流速または空気流
量を大きく設定すれば、帯電ローラ20および感光体ド
ラム10の温度上昇を防止し、帯電条件のみならず現
像、転写の条件が変化しないようにすることも可能にな
る。
【0025】第2の実施の形態 図6は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯電
装置2では、空気流発生装置30Aと同構造の空気流発
生装置30Bを帯電ローラ20の左側に取り付け、この
空気流発生装置30Bの開口部31を帯電ローラ20と
感光体ドラム10との接近部Tに向けた構成となってい
る。
【0026】このような構成により、時計回りに回転す
る感光体ドラム10の表面に付着したゴミや残留トナー
が接近部Tの近傍に至ると、これらは空気流発生装置3
0Bからの空気流によって、接近部Tの手前で除去され
る。すなわち、本実施の形態の非接触帯電装置2では、
ゴミや残留トナーが帯電ローラ20に付着する前に除去
されるとともに、帯電ローラ20に付着してしまったゴ
ミや残留トナーも接近部Tの手前で除去されるので、よ
り一層の除去効果を得ることができる。この非接触帯電
装置2のその他の構成、作用効果は上記第1の実施の形
態と同様であるので、その説明は省略する。
【0027】第3の実施の形態 図7は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯電
装置3では、帯電ローラ20の両側に空気流発生装置3
0A,30Bをそれぞれ取り付け、帯電ローラ20の上
面側に、空気流発生装置30Cを取り付けた構成となっ
ている。
【0028】このような構成では、左側の空気流発生装
置30Bによってゴミや残留トナーを帯電ローラ20と
感光体ドラム10との接近部Tの手前で除去し、除去し
きれずに接近部Tの左側に移動したゴミや残留トナー
を、右側の空気流発生装置30Aで除去することができ
る。そして、右側の空気流発生装置30Aをすり抜けた
ゴミや残留トナーは、空気流発生装置30Cと左側の空
気流発生装置30Bとによって確実に除去される。
【0029】このように、本実施の形態の非接触帯電装
置によれば、帯電ローラ20の周囲に取り付けられた3
つの空気流発生装置30A,30B,30Cによって、
帯電ローラ20に付着したゴミや残留トナーを完全に除
去することができる。また、帯電ローラ20のほぼ全体
にわたって空気流を発生させるので、帯電ローラ20
に、より一層均一な帯電電位を形成することができる。
この結果、非接触帯電装置3の動作信頼性の向上を図る
ことができる。この非接触帯電装置3のその他の構成、
作用効果は上記第1、第2の実施の形態と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0030】ところで、以上は理解を容易にするため、
空気流発生装置を用いた非接触帯電装置の代表的な実施
の形態として、上記第1〜第3の実施の形態を挙げて説
明したが、本発明はこれらに限るものではない。すなわ
ち、本発明の要旨の範囲において、下記[表1]〜[表
3]のように種々の形態を採用することができ、かつ、
これらにより上記第1〜第3の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】第4の実施の形態 図8は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯電
装置4は感光体ドラム10と、これに接近している帯電
ローラ20と、空気流発生装置としての引抜き金具40
Aとにより構成されている。引抜き金具40Aは、帯電
ローラ20に沿ってその有効幅一杯をカバーし、僅かな
間隙Bを残して、帯電ローラ20と対向するように、こ
のローラの右側に固設されている。
【0035】このような構成では、帯電ローラ20が反
時計回りに回転すると、帯電ローラ20と引抜き金具4
0Aとの間隙B部分の空気が帯電ローラ20の表面から
剥ぎ取られて、引抜き金具40Aと感光体ドラム10と
の間から接近部Tに向かって吹きつける空気流(層流ま
たは乱流)が発生する。また、引抜き金具40Aの間隙
を通った空気による空気流がこの間隙の出口側に発生す
る。
【0036】これにより、上記非接触帯電装置1と同様
な効果が得られる。しかし、本実施の形態に係る非接触
帯電装置4では、非接触帯電装置1と異なり、空気流を
発生させるために、動力を必要とするファンやポンプ等
を設ける必要がないし、配置スペースも小さくてすむ。
このため、非接触帯電装置の小型化と製造コストの低下
を図ることができる。
【0037】なお、本実施の形態では引抜き金具40A
を使用しているが、これを導電体で構成する場合には、
その放電防止のために帯電ローラ20と同一の電圧を印
加して、この引抜き金具40Aを絶縁体で保持する必要
がある。しかしながら、引抜き金具40Aに代えて、こ
れと同一形状の絶縁体を用いればその保持が簡単にな
る。また、必ずしも図示した引抜き金具40Aと同一形
状にする必要はなく、帯電ローラ20の代わりに、感光
体ドラム10に対向して設けても同様な効果が得られ
る。この非接触帯電装置4のその他の構成、作用効果は
上記第1の実施の形態(非接触帯電装置1)と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0038】第5の実施の形態 図9は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯電
装置5は引抜き金具40Aと同構造の引抜き金具40B
を、帯電ローラ20に沿ってその有効幅一杯をカバー
し、僅かな間隙Bを残して、帯電ローラ20と対向する
ように、帯電ローラ20の左側に取り付けた構成となっ
ている。これにより、上記第2の実施の形態(非接触帯
電装置2)と同様の効果が得られる。しかし、この非接
触帯電装置5では、非接触帯電装置2と異なり装置の小
型化と製造コストの削減をも図ることができる。この非
接触帯電装置5のその他の構成、作用効果は非接触帯電
装置2と同様であるので、その説明は省略する。
【0039】第6の実施の形態 図10は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯
電装置6では、帯電ローラ20の両側に引抜き金具40
Aおよび40Bを取り付け、帯電ローラ20の上面側に
引抜き金具40Cを取り付けた構成となっている。これ
により、上記第3の実施の形態(非接触帯電装置3)と
同様の効果が得られる。しかし、この非接触帯電装置6
では、非接触帯電装置3と異なり装置の小型化と製造コ
ストの削減をも図ることができる。この非接触帯電装置
6のその他の構成、作用効果は非接触帯電装置3と同様
であるので、その説明は省略する。
【0040】第7の実施の形態 図11は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯
電装置7では、帯電ローラ20の両側および上面側に、
断面矩形状の角材50〜52を取り付けた構成となって
いる。このような構成においても、上記実施の形態6
(非接触帯電装置6)と同様の効果が得られた。したが
って、この非接触帯電装置7では、非接触帯電装置6と
異なり断面加工の必要がない単純な断面形状の角材50
〜52で非接触帯電装置6と同様の効果を得ることがで
きるので、装置製造コストの一層の削減が可能となる。
この非接触帯電装置7のその他の構成、作用効果は非接
触帯電装置6と同様であるので、その説明は省略する。
【0041】ところで、以上では引抜き金具40A等の
部材を用いた非接触帯電装置の代表的な実施の形態とし
て、上記実施の形態4〜7を挙げて説明したが、本発明
はこれらに限定されるものではない。すなわち、本発明
の要旨の範囲において、下記[表4]のように種々の形
態を採用することができ、かつ、これらにより実施の形
態4〜7と同様の効果を得ることができる。
【0042】
【表4】
【0043】第8の実施の形態 図12は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯
電装置8では、帯電ローラ20に断面コ字状の板材53
を被せた構成となっている。このような構成において
も、上記実施の形態6,7の非接触帯電装置6,7と同
様の効果が得られた。したがって、この非接触帯電装置
8では、非接触帯電装置6,7と異なり多数の部材を使
用せず、一つの板材53で非接触帯電装置6,7と同様
の効果を得ることができるので、装置製造コストの一層
の削減が可能となる。この非接触帯電装置8のその他の
構成、作用効果は非接触帯電装置6,7と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0044】第9の実施の形態 図13は非接触帯電装置の側面図である。この非接触帯
電装置9では、帯電ローラ20に断面円弧状の板材54
を被せた構成となっており、このような構成において
も、上記実施の形態8の非接触帯電装置8と同様の効果
が得られた。この非接触帯電装置9のその他の構成、作
用効果は非接触帯電装置8と同様であるので、その説明
は省略する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る非
接触帯電装置によれば、空気流発生手段による空気流に
よって、帯電ローラに付着したゴミや残留トナーを除去
してその帯電ムラの発生を防止することができるととも
に、帯電ローラに均一な帯電電位を形成することができ
る。
【0046】請求項2に記載の非接触帯電装置によれ
ば、空気流発生手段の開口部を介して、空気を吹き出す
か、または空気を吸引することによって、感光体と帯電
ローラが最も近づく位置の近傍に空気流が確実に発生す
るので、帯電ローラからのゴミ・残留トナーの除去効果
および、帯電ローラの均一な帯電電位形成効果を高める
ことができる。
【0047】請求項3に記載の非接触帯電装置によれ
ば、所定の構成によって、請求項2の装置に比べて更に
効果的に、帯電ローラに均一な帯電電位を形成すること
ができる。
【0048】請求項4に記載の非接触帯電装置によれ
ば、所定の構成によって、何ら特別な動力源を用いるこ
となく、感光体と帯電ローラが最も近づく位置の近傍に
空気流を発生させることができる。このため、非接触帯
電装置を安価に提供することができる。
【0049】請求項5に記載の非接触帯電装置によれ
ば、複数の空気流発生手段を使用するように構成したの
で、帯電ローラからのゴミ・残留トナーの除去効果が著
しく高まるともに、確実に帯電ローラに均一な帯電電位
を形成することができる。このため、非接触帯電装置の
動作信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る非接触帯電装
置の側面図である。
【図2】図1の立面図である。
【図3】帯電ローラの適用例を示す側面図であり、
(a)は第1の適用例を、(b)は第2の適用例をそれ
ぞれ示す。
【図4】帯電ローラの第3の適用例を示すもので、
(a)は側面図、(b)は立面図である
【図5】電位分布を示す線図であり、(a)はVair /
Vsと電位分布比との関係を示す。(b)は電位分布比
が0.96のときの帯電ローラの帯電電位の分布を、
(c)は電位分布比が0.85のときの帯電ローラの帯
電電位の分布をそれぞれ示す。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る非接触帯電装
置の側面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る非接触帯電装
置の側面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る非接触帯電装
置の側面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る非接触帯電装
置の側面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る非接触帯電
装置の側面図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態に係る非接触帯電
装置の側面図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態に係る非接触帯電
装置の側面図である。
【図13】本発明の第9の実施の形態に係る非接触帯電
装置の側面図である。
【符号の説明】
1〜9 非接触帯電装置 10 感光体ドラム 10a 感光体 20,20A〜20C 帯電ローラ 30A〜30C 空気流発生装置 31 開口部 32 ホース 40A〜40C 引抜き金具 50〜52 角材 53,54 板材 A 空気 B 間隙 T 接近部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する感光体に非接触な帯電ローラに
    電圧を印加して、前記感光体の表面を帯電させる非接触
    帯電装置において、感光体と帯電ローラが最も近づく位
    置の近傍に空気流を発生させる空気流発生手段を設けた
    ことを特徴とする非接触帯電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の非接触帯電装置におい
    て、空気流発生手段は、感光体と帯電ローラが最も近づ
    く位置に対向する開口部を備え、この開口部を介して、
    正圧の空気を吹き出すか、または負圧で空気を吸引する
    ものであることを特徴とする非接触帯電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の非接触帯電装置におい
    て、空気流発生手段により発生した空気流の前記開口部
    近傍における流速を、感光体表面の移動速度の1/10
    0倍〜1000倍の範囲内に設定したことを特徴とする
    非接触帯電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の非接触帯電装置におい
    て、空気流発生手段は、感光体と帯電ローラが最も近づ
    く位置の近傍に固設した部材からなり、感光体の移動ま
    たは帯電ローラの回転によって、これらの最接近部の近
    傍に空気流を発生させるものであることを特徴とする非
    接触帯電装置。
  5. 【請求項5】 移動する感光体に非接触な帯電ローラに
    電圧を印加して、前記感光体の表面を帯電させる非接触
    帯電装置において、帯電ローラの周囲に空気流を発生さ
    せる空気流発生手段を、前記帯電ローラの周囲に配設し
    たことを特徴とする非接触帯電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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