JPH0814631A - 浴室換気システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 状況に応じて換気装置を自動的に運転するこ
と。 【構成】 浴室１には、換気装置５、湿度センサ７、ス
チーム発生器９、ミスト暖房機１１が設けられる。スチ
ーム発生器９、ミスト暖房機１１が駆動されていない場
合、湿度センサ７で検知された湿度を用いて、浴室１内
が設定湿度となるように換気装置５が駆動される。スチ
ーム発生器９、またはミスト暖房機１１が駆動されてい
る場合、換気装置５は停止されるか弱運転される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、浴室換気システムに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、浴室には換気扇が設置されてお
り、使用者は手動で換気扇のオンオフや、強運転、弱運
転等の運転モードを切り替えていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、浴室内の湿
度は一定値以下に保たれるように換気扇が駆動されるべ
きであるが、従来の浴室では湿度の制御は行われていな
かった。また、昨今浴室内に、スチーム発生器（サウ
ナ）や暖房機を備えることがある。しかしながら、スチ
ーム発生器や、暖房機を運転する場合、換気扇を停止さ
せる必要があるが、換気扇の停止は使用者が手動で行わ
なければならなかった。

【０００４】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、状況に応じて換気
装置が自動的に運転される浴室換気システムを提供する
ことにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、浴室に設けられる換気手段と、前記浴
室内の湿度を検知する湿度検知手段と、設定湿度を記憶
する記憶手段と、前記湿度検知手段で検知された湿度
と、前記記憶手段に記憶された設定湿度とを比較して、
検知された湿度が設定湿度となるように、前記換気手段
を駆動させる第１の制御手段と、を具備することを特徴
とする浴室換気システムである。

【０００６】

【作用】本発明では、検知された湿度が設定湿度となる
ように、換気手段が駆動される。

【０００７】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図１は、本発明の１実施例に係る浴室換気
システムの概略構成図である。１は浴室を示し、浴室１
内に浴槽３、換気装置５、湿度センサ７が設けられる。
換気装置５は、通常の換気扇であり、制御器１５により
制御される。湿度センサ７は、浴室１内の湿度を検出
し、検出した湿度に関する信号を制御器１５に送る。

【０００８】浴室１外に特定機器として、たとえばスチ
ーム発生器９、ミスト暖房機１１が設けられる。スチー
ム発生器９、ミスト暖房機１１は、制御器１５によって
制御され、スチーム発生器９は、浴室１内に暖かいスチ
ームを入れる。ミスト暖房機１１は、浴室１内に暖かい
ミストを入れて浴室１の暖房を行う。設定器１３は、浴
室外、或いは浴室内に置かれ、浴室１内の湿度を設定し
たり、換気装置４の運転モードを設定したり、スチーム
発生器９、ミスト暖房機１１を稼働させたり停止させた
りする。

【０００９】制御器１５は、スチーム発生器９、ミスト
暖房機１１が運転されていない場合、湿度センサ７から
送られる湿度を用いて、浴室１内の湿度が設定された湿
度になるように換気装置５を駆動する。また、スチーム
発生器９、ミスト暖房機１１が運転されている場合に
は、換気装置５を停止させるか換気装置５を弱運転させ
る。 図２は、浴室換気システムの動作を示すフローチ
ャートである。使用者は設定器１３を用いて浴室１内の
湿度を設定する。設定された湿度は、たとえば、比較的
低い湿度であり、制御器１５内のメモリ（図示せず）に
記憶される。

【００１０】制御器１５は、スチーム発生器、またはミ
スト暖房機１１が駆動されているか否かを検出し（ステ
ップ２０１）、駆動されていない場合、湿度センサ７で
検知される浴室１内の湿度と、メモリ内に記憶されてい
る設定湿度とを比較し（ステップ２０２）、検知された
湿度が設定湿度よりも大きい場合（ステップ２０３）、
換気装置５を駆動させる（ステップ２０４）。また、検
知された湿度が設定された湿度よりも小さい場合（ステ
ップ２０３）、換気装置５を停止させる（ステップ）２
０５。したがって、浴室１内の湿度が設定された湿度と
なるように換気装置５が駆動される。

【００１１】ステップ２０１において、スチーム発生器
９、またはミスト暖房機１１が駆動されている場合、制
御器１５は、換気装置５を停止させるか、或いは弱運転
させる（ステップ２０５）。たとえば、換気装置５が停
止されると、スチーム発生器９から発生するスチームに
より浴室１内が効率よく暖められる。

【００１２】なお、スチーム発生器９またはミスト暖房
機１１がオフされると、再び、ステップ２０１からステ
ップ２０４までの処理が行われる。

【００１３】かくして、本実施例によれば、スチーム発
生器９、ミスト暖房機１１等の特定機器が駆動されてい
ない場合には、浴室１内が予め設定された低い湿度とな
るように換気装置５が駆動される。また、スチーム発生
器９、ミスト暖房機１１等が駆動されている場合には、
換気装置５が停止、或いは弱運転されるので、特定機器
を効率よく駆動することができる。

【００１４】なお、本実施例では、特定機器としてスチ
ーム発生器９、ミスト暖房機１１を取り上げたが、その
他の機器を浴室１に設けるようにしてもよい。

【００１５】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、状況に応じて換気装置が自動的に運転される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の１実施例に係る浴室換気システムの
概略構成図

【図２】 浴室換気システムの動作を示すフローチャー
ト

【符号の説明】

１………浴室 ３………浴槽 ５………換気装置 ７………湿度センサ ９………スチーム発生器 １１………ミスト暖房機 １３………設定器 １５………制御器

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 真輝 東京都新宿区中落合１−１−７−101 (72)発明者 板垣 雅治 東京都渋谷区宇田川町２−１−513 (72)発明者 炭矢 尚志 東京都荒川区南千住３−28−70−207 (72)発明者 佐藤 友子 神奈川県横浜市保土ヶ谷区権太坂１−23− 18 (72)発明者 宇野 努 埼玉県草加市瀬崎町1399−７草加アパート 第１−144

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴室に設けられる換気手段と、 前記浴室内の湿度を検知する湿度検知手段と、 設定湿度を記憶する記憶手段と、 前記湿度検知手段で検知された湿度と、前記記憶手段に
   記憶された設定湿度とを比較して、検知された湿度が設
   定湿度となるように、前記換気手段を駆動させる第１の
   制御手段と、 を具備することを特徴とする浴室換気システム。
2. 【請求項２】 前記浴室内の温度、その他の条件を変更
   させる特定機器と、 前記特定機器が駆動された場合、前記換気手段の運転を
   特定運転に制御する第２の制御手段と、 を更に具備することを特徴とする請求項１記載の浴室換
   気システム。
3. 【請求項３】 前記特定機器はスチーム発生器であるこ
   とを特徴とする請求項２記載の浴室換気システム。
4. 【請求項４】 前記特定機器はミスト暖房機であること
   を特徴とする請求項２記載の浴室換気システム。
5. 【請求項５】 前記第２の制御手段は、前記換気手段の
   運転を停止させることを特徴とする請求項２記載の浴室
   換気システム。
6. 【請求項６】 前記第２の制御手段は、前記換気手段を
   通常時に比べて弱運転させることを特徴とする請求項２
   記載の浴室換気システム。