JPH11223376A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JPH11223376A
JPH11223376A JP10027287A JP2728798A JPH11223376A JP H11223376 A JPH11223376 A JP H11223376A JP 10027287 A JP10027287 A JP 10027287A JP 2728798 A JP2728798 A JP 2728798A JP H11223376 A JPH11223376 A JP H11223376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
drying
air
forced
forced drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10027287A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Koyama
昇 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP10027287A priority Critical patent/JPH11223376A/ja
Publication of JPH11223376A publication Critical patent/JPH11223376A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの快適感を阻害する程度を低減すると
ともに、かびなどの菌類の成長抑制効果を達成する。 【解決手段】 冷房運転が終了したことを検出する運転
終了検出部61と、冷房運転が終了したことを示す運転
終了検出部61の検出結果に応答して、強制的に空気調
和装置本体1内部を乾燥させるべく防かび運転を行わせ
る強制運転部62と、強制運転部62の運転を制御する
第1運転制御スイッチ63とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和装置に関
し、さらに詳細にいえば、冷房運転もしくは除湿運転を
行った後に、空気調和装置本体内の湿度を低下させるべ
く送風運転もしくは暖房運転を行わせるようにした空気
調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置が冷房運転もしくは除湿運
転を行った後は、結露水のために空気調和装置本体の内
部が高湿度状態になり、かびなどの菌類が繁殖し易い環
境となっていることが知られている。そして、かびなど
の菌類が繁殖すると、室内に胞子が飛散し、もしくは菌
類の死骸が飛散し、アレルギー患者に多大の影響を及ぼ
すだけでなく、非アレルギーの者に対しても好ましくな
い影響を及ぼすことが知られている。
【0003】そして、このような知見を考慮して、冷房
運転もしくは除湿運転を行った後におけるかびなどの菌
類が繁殖し易い環境を解消し、もしくは緩和するため
に、冷房運転もしくは除湿運転を行った後に、自動的に
送風運転もしくは暖房運転を所定時間、もしくは空気調
和装置本体内部の湿度が所定の閾値以下になるまで行っ
て、空気調和装置本体内部を乾燥させ、かびなどの菌類
の成長を抑制するようにした空気調和装置が提案されて
いる(特開平4−270844号公報、特開平5−22
3325号公報参照)。
【0004】このような構成の空気調和装置を採用すれ
ば、結露水を発生させる冷房運転もしくは除湿運転を行
った後に、自動的に送風運転もしくは暖房運転を行って
空気調和装置本体内部を乾燥させ、かびなどの菌類の成
長を抑制することができるので、かびなどの菌類の繁殖
に伴う不都合を抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の空気調和
装置においては、冷房運転もしくは除湿運転を行った後
に、必ず送風運転もしくは暖房運転を行うのであるか
ら、折角湿度が下がった室内に湿気を戻してしまうとい
う不都合がある。また、送風運転もしくは暖房運転に伴
うドラフトにより室内に居る人に不快感を与えてしまう
(特に、十分に冷えた室内でのドラフトは、その時点に
おける室内の温度以上に冷たく感じてしまう)という不
都合もある。
【0006】特に、就寝時、食事中、洗濯物を室内で乾
燥させている時などには、ユーザは上述の送風運転もし
くは暖房運転を望まない可能性が高いにも拘らず、強制
的にこのような運転を行ってしまい、室内を快適化する
ための空気調和装置がかえって室内の快適化を阻害する
ことになってしまう。また、冷房運転もしくは除湿運転
を行った後に、送風運転もしくは暖房運転を開始した後
であっても、例えば、赤ちゃんが寝付いた時、食事中、
洗濯物を室内で乾燥させている時などには、上述の送風
運転もしくは暖房運転を望まない可能性が高いにも拘ら
ず、強制的にこのような運転を継続してしまい、室内を
快適化するための空気調和装置がかえって室内の快適化
を阻害することになってしまう。
【0007】さらに、冷房運転もしくは除湿運転を行っ
た後に、自動的に送風運転もしくは暖房運転を行うので
あるから、ユーザの意志で任意のタイミングで送風運転
もしくは暖房運転を行うことができない。さらに詳細に
説明する。例えば、冷房運転を終了した後は、空気調和
装置本体の内部はかなり長時間にわたって高湿度雰囲気
であるから、送風運転もしくは暖房運転を冷房運転もし
くは除湿運転を行った直後に行わなくても、任意のタイ
ミングで行うことにより、ある程度のかびなどの菌類の
成長抑制効果を達成することができる。したがって、買
い物に出かける時、出勤の時、旅行に行く時、就寝時に
おける寝室以外の部屋に設けられた空気調和装置の運転
などにおいては、冷房運転もしくは除湿運転を行った後
に自動的に行われる送風運転もしくは暖房運転を待つよ
りも、上記の各タイミングにおいて直ちに送風運転もし
くは暖房運転を行うことが好ましいにも拘らず、このよ
うなタイミングで確実に送風運転もしくは暖房運転を行
うことは不可能である。換言すれば、ユーザの生活に合
わせて送風運転もしくは暖房運転を行うことができない
のであるから、ユーザが室内に居ない時に送風運転もし
くは暖房運転を行わせることにより、ユーザの快適感を
阻害する程度を低減するとともに、かびなどの菌類の成
長抑制効果を達成することは到底不可能である。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ユーザの快適感を阻害する程度を低減す
るとともに、かびなどの菌類の成長抑制効果を達成する
ことができる空気調和装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気調和装置
は、冷房運転もしくは除湿運転を行った後に、空気調和
装置本体内の湿度を低下させる強制乾燥手段と、強制乾
燥手段の運転停止を指示する乾燥運転停止指示手段とを
含むものである。ここで、強制乾燥手段としては、湿度
を低下させるべく設けられたヒータなども含まれる。
【0010】請求項2の空気調和装置は、乾燥運転停止
指示手段として、空気調和装置の運転開始時に、強制乾
燥手段の運転を許容すべく初期設定されるものを採用す
るものである。請求項3の空気調和装置は、乾燥運転停
止指示手段として、強制乾燥手段の運転中に拘らず強制
乾燥手段の運転停止を指示することができるものを採用
するものである。
【0011】請求項4の空気調和装置は、冷房運転もし
くは除湿運転を行った後に、空気調和装置本体内の湿度
を低下させる乾燥運転を行わせる強制乾燥手段と、前記
乾燥運転とは別のタイミングにおいて強制乾燥手段の運
転開始を指示する乾燥運転開始指示手段とを含むもので
ある。ここで、強制乾燥手段としては、乾燥運転を行わ
せるべく設けられたヒータなども含まれる。
【0012】請求項5の空気調和装置は、強制乾燥手段
として、空気調和装置本体内の湿度を低下させるべく送
風運転もしくは暖房運転を行わせるものを採用するもの
である。請求項6の空気調和装置は、強制乾燥手段の運
転時に、空気の吹き出し方向を強制的に水平方向ないし
上向きに設定する吹き出し方向強制手段をさらに含むも
のである。
【0013】請求項7の空気調和装置は、乾燥運転停止
指示手段および/または乾燥運転開始指示手段が空気調
和装置本体に設けられているものである。請求項8の空
気調和装置は、空気調和装置の動作を遠隔操作するリモ
コンをさらに含み、乾燥運転停止指示手段および/また
は乾燥運転開始指示手段がリモコンに設けられているも
のである。
【0014】
【作用】請求項1の空気調和装置であれば、冷房運転も
しくは除湿運転を行った後に、空気調和装置本体内の湿
度を低下させる強制乾燥手段と、強制乾燥手段の運転停
止を指示する乾燥運転停止指示手段とを含むのであるか
ら、乾燥運転停止指示手段を動作させることにより、強
制乾燥手段の運転を停止させることができる。この結
果、室内を快適化するための空気調和装置がかえって室
内の快適化を阻害することになってしまうという不都合
の発生を大幅に低減することができる。
【0015】請求項2の空気調和装置であれば、乾燥運
転停止指示手段として、空気調和装置の運転開始時に、
強制乾燥手段の運転を許容すべく初期設定されるものを
採用するのであるから、請求項1の作用に加え、空気調
和装置の運転毎に強制乾燥手段の運転を許容すべく乾燥
運転停止指示手段のリセット操作を行わなくても強制乾
燥手段の運転を許容することができ、強制乾燥手段の運
転が必要以上に停止され続けてしまうという不都合の発
生を防止することができる。
【0016】請求項3の空気調和装置であれば、乾燥運
転停止指示手段として、強制乾燥手段の運転中に拘らず
強制乾燥手段の運転停止を指示することができるものを
採用するのであるから、請求項1または請求項2の作用
に加え、強制乾燥手段の運転中であっても、赤ちゃんが
寝付いた時、食事中、洗濯物を室内で乾燥させている時
などには強制乾燥手段の運転を強制的に停止させ、室内
を快適化するための空気調和装置がかえって室内の快適
化を阻害するという不都合の発生を大幅に低減すること
ができる。
【0017】請求項4の空気調和装置であれば、冷房運
転もしくは除湿運転を行った後に、空気調和装置本体内
の湿度を低下させる乾燥運転を行わせる強制乾燥手段
と、前記乾燥運転とは別のタイミングにおいて強制乾燥
手段の運転開始を指示する乾燥運転開始指示手段とを含
むのであるから、乾燥運転開始指示手段を動作させるこ
とにより、強制乾燥手段の運転を開始させることができ
る。この結果、ユーザが室内に居ない時などに送風運転
もしくは暖房運転を行わせることにより、ユーザの快適
感を阻害することなく、かびなどの菌類の成長抑制効果
を達成することができる。
【0018】請求項5の空気調和装置であれば、強制乾
燥手段として、空気調和装置本体内の湿度を低下させる
べく送風運転もしくは暖房運転を行わせるものを採用す
るのであるから、ヒータなど強制乾燥のための特別の装
置を設けることなく、送風運転もしくは暖房運転を行わ
せることにより空気調和装置本体内の湿度を低下させる
ことができ、ひいては請求項1から請求項4と同様の作
用を達成することができる。
【0019】請求項6の空気調和装置であれば、強制乾
燥手段の運転時に、空気の吹き出し方向を強制的に水平
方向ないし上向きに設定する吹き出し方向強制手段をさ
らに含むのであるから、請求項1から請求項5の何れか
の作用に加え、強制乾燥手段の運転時における吹き出し
空気が直接に室内の人に当るという不都合の発生を大幅
に低減することができる。
【0020】請求項7の空気調和装置であれば、乾燥運
転停止指示手段および/または乾燥運転開始指示手段が
空気調和装置本体に設けられているのであるから、空気
調和装置本体に設けられた乾燥運転停止指示手段および
/または乾燥運転開始指示手段を動作させることによ
り、請求項1から請求項6の何れかと同様の作用を達成
することができる。
【0021】請求項8の空気調和装置であれば、空気調
和装置の動作を遠隔操作するリモコンをさらに含み、乾
燥運転停止指示手段および/または乾燥運転開始指示手
段がリモコンに設けられているのであるから、空気調和
装置本体から離れた任意の位置で乾燥運転停止指示手段
および/または乾燥運転開始指示手段を簡単に操作する
ことができるほか、リモコンに設けられた乾燥運転停止
指示手段および/または乾燥運転開始指示手段を動作さ
せることにより、請求項1から請求項6の何れかと同様
の作用を達成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の空気調和装置の実施の態様を詳細に説明する。図
1はこの発明の空気調和装置の一実施態様を示すブロッ
ク図、図2は空気調和装置の一部切欠斜視図である。
【0023】この空気調和装置は、空気吸い込み口1a
および空気吹き出し口1bを有する空気調和装置本体1
の内部所定位置に送風ファン2、室内用熱交換器3、結
露水受け部(図示せず)、湿度センサ5および制御ユニ
ット(図示せず)を有している。そして、空気調和装置
本体1の操作パネル(図示せず)に防かび運転を制御す
る第1運転制御スイッチを含む複数の操作スイッチおよ
び複数の表示器を設けている。
【0024】前記制御ユニットは、冷房運転もしくは除
湿運転(以下、単に冷房運転と称する)が終了したこと
を検出する運転終了検出部61と、冷房運転が終了した
ことを示す運転終了検出部61の検出結果に応答して、
強制的に空気調和装置本体1内部を乾燥させるべく送風
運転もしくは暖房運転(以下、防かび運転と称する)を
行わせる強制運転部62と、強制運転部62の運転を制
御する第1運転制御スイッチ63と、強制運転部62に
よる防かび運転の終了の可否を判定するための情報を供
給するタイマ64および湿度センサ5と、強制運転部6
2による防かび運転に応答して、空気吹き出し口1bに
設けたフラップ1cを制御して空気吹き出し方向を水平
方向に設定するフラップ制御部65とを有している。
【0025】上記の構成の空気調和装置の作用を、図3
に示すフローチャートを参照して説明する。冷房運転を
行っている間は、ステップSP1において、運転終了検
出部61によって冷房運転が終了したか否かを判定す
る。そして、冷房運転が終了したと判定されるまでは冷
房運転を継続する。
【0026】ステップSP1において冷房運転が終了し
たと判定された場合には、ステップSP2において、第
1運転制御スイッチ63の状態を判定する。そして、第
1運転制御スイッチ63がオフであれば、そのまま空気
調和装置の運転を停止させる。逆に、ステップSP2に
おいて第1運転制御スイッチ63がオンであると判定さ
れた場合には、ステップSP3において、防かび運転を
開始し、ステップSP4において、フラップ制御部65
によって空気吹き出し口1bに設けたフラップ1cを制
御して空気吹き出し方向を水平方向に設定し、ステップ
SP5において、タイマ64によって防かび運転開始時
点から所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が
経過していないと判定された場合には、ステップSP6
において、湿度センサ5によって空気調和装置本体1の
内部の湿度が所定の閾値以下にまで低下したか否かを判
定し、空気調和装置本体1の内部の湿度が所定の閾値以
下にまで低下していないと判定された場合には、ステッ
プSP7において、第1運転制御スイッチ63の状態を
再び判定し、第1運転制御スイッチ63がオンであると
判定された場合には、再びステップSP5の判定を行
う。
【0027】逆に、ステップSP5において防かび運転
開始時点から所定時間が経過したと判定された場合、ス
テップSP6において空気調和装置本体1の内部の湿度
が所定の閾値以下にまで低下したと判定された場合、ま
たはステップSP7において第1運転制御スイッチ63
がオフであると判定された場合には、そのまま空気調和
装置の運転を停止させる。
【0028】したがって、第1運転制御スイッチ63が
オンである場合には、冷房運転の終了に続いて自動的に
防かび運転を行い、空気調和装置本体1の内部を乾燥さ
せ、かびなどの菌類の成長を抑制することができる。そ
して、この場合に、空気吹き出し方向を水平方向に設定
するのであるから、防かび運転に伴う吹き出し空気が直
接にユーザなどに吹き付けられてしまうという不都合の
発生を防止でき、ユーザに与える不快感を大幅に抑制す
ることができる。
【0029】また、冷房運転の終了前に第1運転制御ス
イッチ63がオフになっている場合には、冷房運転の終
了後に空気調和装置の運転を停止させ、防かび運転を省
略することができる。この結果、就寝時、食事中、洗濯
物を室内で乾燥している場合などには、防かび運転を省
略して、ユーザに不快感を与えるという不都合、洗濯物
が乾燥しにくくなるという不都合の発生を防止すること
ができ、これら以外の場合には、防かび運転を行ってか
びなどの菌類の成長を抑制することができ、ひいては、
室内を快適化するための空気調和装置がかえって室内の
快適化を阻害することになってしまうという不都合の発
生を大幅に低減することができる。もちろん、第1運転
制御スイッチ63がその当初においてオンであり、その
後にオフにされた場合には、直ちに空気調和装置の運転
を停止させ、上記と同様の作用を達成することができ
る。
【0030】上記の実施態様において、第1運転制御ス
イッチ63としては、オン、オフの操作状態をそのまま
保持し続ける構成のものを採用できることはもちろんで
あるが、空気調和装置の運転停止時に、機械的もしくは
電気的に強制的にオン状態に復帰させられる構成のもの
を採用することもできる。そして、後者の構成の第1運
転制御スイッチ63を採用すれば、ユーザが第1運転制
御スイッチ63をオフにした後、オンにする操作を忘れ
たような場合にも、ユーザが第1運転制御スイッチ63
をオフにしない限り、冷房運転終了後に自動的に防かび
運転を行うことができ、かびなどの菌類の成長を抑制す
る効果とユーザに不快感を与えるという不都合を抑制す
る効果とをある程度達成することができる。
【0031】図4はこの発明の空気調和装置の他の実施
態様を示すブロック図である。この空気調和装置が図1
の空気調和装置と異なる点は、冷房運転中に拘らず、強
制的に防かび運転を開始させる第2運転制御スイッチ6
6をさらに設けた点のみである。図5は図4の構成の空
気調和装置の作用を説明するフローチャートである。
【0032】空気調和装置の任意の運転状態(運転停止
状態をも含み、以下、初期状態と称する)に、ステップ
SP1において、第2運転制御スイッチ66の状態を判
定し、第2運転制御スイッチ66がオフであると判定さ
れた場合にはそのまま初期状態を継続する。ステップS
P1において第2運転制御スイッチ66がオンであると
判定された場合には、ステップSP2において、防かび
運転を開始し、ステップSP3において、フラップ制御
部65によって空気吹き出し口1bに設けたフラップ1
cを制御して空気吹き出し方向を水平方向に設定し、ス
テップSP4において、タイマ64によって防かび運転
開始時点から所定時間が経過したか否かを判定し、所定
時間が経過していないと判定された場合には、ステップ
SP5において、湿度センサ5によって空気調和装置本
体1の内部の湿度が所定の閾値以下にまで低下したか否
かを判定し、空気調和装置本体1の内部の湿度が所定の
閾値以下にまで低下していないと判定された場合には、
ステップSP6において、第1運転制御スイッチ63の
状態を判定し、第1運転制御スイッチ63がオンである
と判定された場合には、再びステップSP4の判定を行
う。
【0033】ステップSP4において防かび運転開始時
点から所定時間が経過したと判定された場合、ステップ
SP5において空気調和装置本体1の内部の湿度が所定
の閾値以下にまで低下したと判定された場合、またはス
テップSP6において第1運転制御スイッチ63がオフ
であると判定された場合には、そのまま空気調和装置の
運転を停止させる。
【0034】したがって、第2運転制御スイッチ66が
オンである場合には、空気調和装置の初期状態に拘ら
ず、図4のフローチャートと同様の一連の処理を行って
防かび運転を行い、同様の作用を達成することができ
る。なお、第1運転制御スイッチ63がオフの状態で第
2運転制御スイッチ66をオンにしても、ステップSP
6の判定を行って直ちに空気調和装置の運転を停止する
ことになってしまい、防かび運転を殆ど行うことができ
ない。したがって、このような不都合の発生を防止する
ためには、例えば、第2運転制御スイッチ66をオンに
した場合に、第1運転制御スイッチ63がリセットされ
てオンの状態になるように構成すればよい。
【0035】この結果、ユーザが室内に居ない時など
(買い物に出かける時、出勤の時、旅行に行く時、就寝
時における寝室以外の部屋に設けられた空気調和装置の
運転など)に、直ちに防かび運転を行わせることによ
り、ユーザの快適感を阻害することなく、かびなどの菌
類の成長抑制効果を達成することができる。また、以下
のような運転を行わせてユーザの快適感を阻害すること
なく、かびなどの菌類の成長抑制効果を達成することも
できる。
【0036】就寝するに当って第1運転制御スイッチ6
3をオフにし、かつタイマで冷房運転が1時間後に停止
するように設定することにより、就寝中に防かび運転を
行うことに起因する寝苦しさを防止することができる。
そして、朝起きて寝室を出る時に第2運転制御スイッチ
66をオンにすれば、空気調和装置が運転停止中である
にも拘らず、防かび運転を行う。このようにして防かび
運転を行っている間はユーザが寝室にいないので、防か
び運転による影響をユーザに及ぼすことなく、かびなど
の菌類の成長抑制効果を達成することができる。
【0037】なお、上記の何れの実施態様においても、
第1運転制御スイッチ63、第2運転制御スイッチ66
は、空気調和装置本体1の操作パネルに設けられていて
もよいが、空気調和装置本体1と別個に設けられたリモ
コンに設けられていてもよい。また、前記強制運転部6
2は、送風運転もしくは暖房運転を行わせるものに限定
されるものではなく、例えば、空気調和装置本体内の湿
度を低下させるために設けられたヒータなどであっても
よい。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、室内を快適化するた
めの空気調和装置がかえって室内の快適化を阻害するこ
とになってしまうという不都合の発生を大幅に低減する
ことができるという特有の効果を奏する。請求項2の発
明は、請求項1の効果に加え、空気調和装置の運転毎に
強制乾燥手段の運転を許容すべく乾燥運転停止指示手段
のリセット操作を行わなくても強制乾燥手段の運転を許
容することができ、強制乾燥手段の運転が必要以上に停
止され続けてしまうという不都合の発生を防止すること
ができるという特有の効果を奏する。
【0039】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の効果に加え、強制乾燥手段の運転中であっても、赤
ちゃんが寝付いた時、食事中、洗濯物を室内で乾燥させ
ている時などには強制乾燥手段の運転を強制的に停止さ
せ、室内を快適化するための空気調和装置がかえって室
内の快適化を阻害するという不都合の発生を大幅に低減
することができるという特有の効果を奏する。
【0040】請求項4の発明は、ユーザが室内に居ない
時などに送風運転もしくは暖房運転を行わせることによ
り、ユーザの快適感を阻害することなく、かびなどの菌
類の成長抑制効果を達成することができるという特有の
効果を奏する。請求項5の発明は、ヒータなど強制乾燥
のための特別の装置を設けることなく、送風運転もしく
は暖房運転を行わせることにより空気調和装置本体内の
湿度を低下させることができ、ひいては請求項1から請
求項4の何れかと同様の効果を奏する。
【0041】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
の何れかの効果に加え、強制乾燥手段の運転時における
吹き出し空気が直接に室内の人に当るという不都合の発
生を大幅に低減することができるという特有の効果を奏
する。請求項7の発明は、空気調和装置本体に設けられ
た乾燥運転停止指示手段および/または乾燥運転開始指
示手段を動作させることにより、請求項1から請求項6
の何れかと同様の効果を奏する。
【0042】請求項8の発明は、空気調和装置本体から
離れた任意の位置で乾燥運転停止指示手段および/また
は乾燥運転開始指示手段を簡単に操作することができる
ほか、リモコンに設けられた乾燥運転停止指示手段およ
び/または乾燥運転開始指示手段を動作させることによ
り、請求項1から請求項6の何れかと同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気調和装置の一実施態様を示すブ
ロック図である。
【図2】空気調和装置の一部切欠斜視図である。
【図3】図1の空気調和装置の作用を説明するフローチ
ャートである。
【図4】この発明の空気調和装置の他の実施態様を示す
ブロック図である。
【図5】図4の空気調和装置の作用を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 空気調和装置本体 62 強制運転部 63 第1運転制御スイッチ 65 フラップ制御部 66 第2運転制御スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷房運転もしくは除湿運転を行った後
    に、空気調和装置本体(1)内の湿度を低下させる強制
    乾燥手段(62)と、強制乾燥手段(62)の運転停止
    を指示する乾燥運転停止指示手段(63)とを含むこと
    を特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 乾燥運転停止指示手段(63)は、空気
    調和装置の運転開始時に、強制乾燥手段(62)の運転
    を許容すべく初期設定されるものである請求項1に記載
    の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 乾燥運転停止指示手段(63)は、強制
    乾燥手段(62)の運転中に拘らず強制乾燥手段(6
    2)の運転停止を指示することができるものである請求
    項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 冷房運転もしくは除湿運転を行った後
    に、空気調和装置本体(1)内の湿度を低下させる乾燥
    運転を行わせる強制乾燥手段(62)と、前記乾燥運転
    とは別のタイミングにおいて強制乾燥手段(62)の運
    転開始を指示する乾燥運転開始指示手段(66)とを含
    むことを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】 強制乾燥手段(62)は、空気調和装置
    本体(1)内の湿度を低下させるべく送風運転もしくは
    暖房運転を行わせるものである請求項1から請求項4の
    何れかに記載の空気調和装置。
  6. 【請求項6】 強制乾燥手段(62)の運転時に、空気
    の吹き出し方向を強制的に水平方向ないし上向きに設定
    する吹き出し方向強制手段(65)をさらに含む請求項
    1から請求項5の何れかに記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 乾燥運転停止指示手段(63)および/
    または乾燥運転開始指示手段(66)は空気調和装置本
    体(1)に設けられている請求項1から請求項6の何れ
    かに記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】 空気調和装置の動作を遠隔操作するリモ
    コンをさらに含み、乾燥運転停止指示手段(63)およ
    び/または乾燥運転開始指示手段(66)はリモコンに
    設けられている請求項1から請求項6の何れかに記載の
    空気調和装置。
JP10027287A 1998-02-09 1998-02-09 空気調和装置 Pending JPH11223376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10027287A JPH11223376A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10027287A JPH11223376A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11223376A true JPH11223376A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12216873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10027287A Pending JPH11223376A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11223376A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002286278A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機
JP2002286240A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機
JP2003014334A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機及びその室内ユニットの乾燥運転方法
JP2003074897A (ja) * 2001-08-28 2003-03-12 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機
JP2005180736A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Tokyo Electric Power Co Inc:The 室内機
CN102679451A (zh) * 2011-03-14 2012-09-19 三菱电机株式会社 空气调节机
JP2015055391A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 ダイキン工業株式会社 空気調和機
CN105352131A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 国网北京市电力公司 空调控制方法及装置
JP2020200966A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機の殺菌方法、空気調和機及び空気調和機の制御装置
CN114484721A (zh) * 2022-01-18 2022-05-13 北京小米移动软件有限公司 空气调节设备的控制方法、装置、电子设备和存储介质

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002286240A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機
JP2002286278A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機
JP4548979B2 (ja) * 2001-06-27 2010-09-22 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
JP2003014334A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機及びその室内ユニットの乾燥運転方法
JP2003074897A (ja) * 2001-08-28 2003-03-12 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機
JP4495370B2 (ja) * 2001-08-28 2010-07-07 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
JP2005180736A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Tokyo Electric Power Co Inc:The 室内機
CN102679451A (zh) * 2011-03-14 2012-09-19 三菱电机株式会社 空气调节机
JP2015055391A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 ダイキン工業株式会社 空気調和機
CN105352131A (zh) * 2015-11-27 2016-02-24 国网北京市电力公司 空调控制方法及装置
JP2020200966A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機の殺菌方法、空気調和機及び空気調和機の制御装置
CN114484721A (zh) * 2022-01-18 2022-05-13 北京小米移动软件有限公司 空气调节设备的控制方法、装置、电子设备和存储介质
CN114484721B (zh) * 2022-01-18 2023-11-28 小米科技(武汉)有限公司 空气调节设备的控制方法、装置、电子设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4449149B2 (ja) 空気調和装置
JP4330335B2 (ja) 浴室空調装置
JP2001304645A (ja) 空気調和装置
JPH11223376A (ja) 空気調和装置
JPH09303840A (ja) 空気調和装置
JP3446478B2 (ja) 空気調和機
JP2002188841A (ja) 外気処理ユニット
JP3105276B2 (ja) 空気調和装置
JPH06294540A (ja) 空気調和機の制御装置
JP4807036B2 (ja) 浴室空調装置
JP2000088314A (ja) 空気調和機の制御方法
JP3070083B2 (ja) 空気調和機
JP2019002653A (ja) 空気調和換気システム
JP2001317789A (ja) 浴室乾燥装置
JP2006284132A (ja) 空気調和機
JP3577764B2 (ja) 空気調和機
JP2002340384A (ja) 空気調和機の制御方法
JPH0526508A (ja) 空気調和機
JPH08320145A (ja) 空気調和機
JPS63243650A (ja) 空気調和機の風向偏向装置
JP6967697B2 (ja) 浴室送風装置
JP2001108276A (ja) 空気調和機
JPH06294538A (ja) ダクト式空調装置
JP2001201156A (ja) 浴室暖房装置
JP2001355886A (ja) 浴室内空調制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060124