JPH08140368A - マイクロ構造体及びその形成法 - Google Patents

マイクロ構造体及びその形成法

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JPH08140368A
JPH08140368A JP6272109A JP27210994A JPH08140368A JP H08140368 A JPH08140368 A JP H08140368A JP 6272109 A JP6272109 A JP 6272109A JP 27210994 A JP27210994 A JP 27210994A JP H08140368 A JPH08140368 A JP H08140368A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ構造体及び基板に使用する材料に制
限がなく、電極パターンを有するマイクロ構造体と基板
との電気的接続が可能な、マイクロ構造体とその形成法
を提供する。 【構成】 基板10と、支持部13,13’と、レバー
12と該レバーに形成した電極17からなるビームとか
らなるマイクロ構造体において、該支持部により前記基
板と空隙を介してビーム及び/又は電極部が上面より支
持され、前記ビームの下面に前記電極部が形成されてい
るマイクロ構造体を提供する。また、上記マイクロ構造
体の形成法と、電極に電圧を印加することによりビーム
が変位する静電アクチュエータを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロメカニクス技
術を用いて作製するマイクロ構造体、とくに犠牲層を用
いて形成されるマイクロ構造体の形成法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、小型の可動機構を有する微小機械
がマイクロメカニクス技術により検討されている。とく
に、半導体集積回路形成技術(半導体フォトリソグラフ
ィプロセス)を用いて形成するマイクロ構造体は、基板
上に複数の小型で作製再現性の高い微小な機械部品を作
製することが可能である。このため、アレイ化、低コス
ト化が比較的容易となり、かつ小型化により従来の機械
式構体に比べて高速応答性が期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】基板上にマイクロ構造
体を作製する典型的な方法としては以下の3つがある。
第1の方法としては、ポリシリコン膜よりなるワブルマ
イクロモーター(M.Mehregany et al., “Operation of
microfabricated harmonic and ordinary side-drive
motors”,Proceedings IEEE Micro Electro Mechanica
l Systems Workshop 1990,p.1-8)や、リニアマイクロア
クチュエータ(P.Cheung et al.,“Modeling and posit
ion-detection of a polysilicon linear microactuato
r”,Micromechanical Sensors,Actuators,and Systems
ASME 1991,DS C-Vol.32,p.269-278) 等を形成する作製
方法であり、これはSi基板上の犠牲層となるシリコン
酸化膜と薄膜形成したマイクロ構造体となるポリシリコ
ン、SOI(Si on Insulator )またはSIMOX(Se
paration by ion implantation of oxygen, B.Diem et
al., “SOI(SIMOX)as a Substrate for Surface Microm
achining of Single Crystalline Silicon and Actuato
rs ”,The 7th International Conference onSolid-St
ate Sensors and Actuators,Transducers '93,June 7-1
0,1993,p.233-236 )のシリコン膜を所望の形状にパタ
ーニングした後に、フッ酸水溶液にてシリコン酸化膜を
除去するシリコン酸化膜を犠牲層として用いる方法であ
る。
【0004】しかしながら、この方法ではシリコン酸化
膜をフッ酸水溶液にてエッチング除去するために、構造
体としてはフッ酸に食刻されないフッ酸腐食耐性材料を
用いる必要があり、マイクロ構造体にアルミニウム電極
等の電極を配線することができない。さらに、ポリシリ
コンをマイクロ構造体として用いる場合には膜応力によ
る反りが生じないようにポリシリコンの膜応力を制御す
る必要がある。SOI基板を用いる場合、バルクSi薄
膜の下のシリコン酸化を膜除去してしまうために、構造
体を支えるシリコン酸化膜がエッチバックされ、構造体
が梁形状となり基板と構造体との電気的接続が困難とな
る。
【0005】第2の方法は、アルミニウム(Al)薄膜
のマイクロミラーよりなる空間光変調器(L.J.Hornbec
k、特開平2−8812)を形成する作製方法であり、
基板上に犠牲層となるフォトレジストを塗布し、Al薄
膜を薄膜形成し所望の形状にパターニングした後に、酸
素プラズマを用いたドライエッチングによりフォトレジ
ストを除去し、Al薄膜からなるマイクロ構造体を形成
する方法である。
【0006】この方法では、フォトレジストを犠牲層と
して用いることにより基板の表面粗さに依存することな
く、様々な種類の基板上にマイクロ構造体を形成するこ
とが可能である。これにより、反応性イオンエッチング
(RIE)によるドライエッチングで犠牲層除去が可能
であり、ウエットエッチングにより犠牲層を除去する際
に生じるマイクロ構造体と基板との貼り付き(Stickin
g)を回避できる。しかしながら、作製工程中でフォト
レジストが熱的損傷をおこさない程度の低温で構造体薄
膜形成を行う必要があり、構造体材料の制約が大きい。
さらに、マイクロ構造体を真空蒸着、スパッタリング等
の薄膜形成プロセスにより形成するために、作製したマ
イクロ構造体が膜応力による反りを生じないよう膜の応
力制御をする必要がある。
【0007】第3の方法は、バルクであるSi基板上に
マイクロ構造体のパターンを形成した後に、ガラス基板
に前記パターンの一部を陽極接合法により接合し、接合
したSi基板を裏面よりエッチングし、マイクロ構造体
のみをガラス基板上に残すことにより形成する方法であ
る。この方法を用い、Si基板を薄膜化したバルクSi
薄膜からなるリニアアクチュエータ(Y.Gianchandani e
t al.,“Micron-Size,High Aspect Ratio Bulk Silicon
micromechanical Devices”,Proceedings IEEE Micro
Electro Mechanical Systems Workshop,1992,p.208-21
3)及びシリコン窒化膜よりなるAFM(Atomic Force M
icroscope )用のカンチレバー(T.A.Albrecht et al.,
United States Patent Number 5,221,415 )等が形成で
きる。
【0008】この方法では、犠牲層を用いる必要がな
く、フッ酸耐性のない材料によってマイクロ構造体を形
成することが可能である。しかしながら、ガラスと陽極
接合を行う必要から、材料としては酸化物を形成する導
電性のSi及びAl,Ti,Ni等の金属、又はSi基
板上に形成した薄膜においてのみ陽極接合可能なシリコ
ン窒化膜、シリコン酸化膜に限定される。また、陽極接
合の接合温度が300℃以上であり、熱応力の歪みによ
る接合時の基板の損傷を回避するためには、ガラスはS
i基板とほぼ等しい熱膨張係数を持っている必要があ
る。このために、使用できるガラスはパイレックスガラ
ス(商品名#7740Corning )等のガラスに限定され
る。さらに、接合面にあらかじめ空隙を形成しておくた
め、接合後に電極等をマイクロ構造体に形成することが
できない。また、基板としては可動イオンを含むガラス
を用いる必要があることから、基板上に回路を集積化す
ることができない。さらに、陽極接合によってガラスと
導電性材料を接合する場合、ガラス及び導電性材料の表
面粗さを500オングストローム以下に押える必要があ
り、段差の大きな配線上に接合することができない。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、(1)マイクロ構造体及び基板の材料が制
限されることなく、(2)電極パターンを有するマイク
ロ構造体と基板との電気的接続が可能なマイクロ構造体
及びそのの形成法を提供することを目的とする・
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記目的を達
成するためになされた本発明は、第2基板上に構造体層
を形成する工程と、前記構造体層に導電体からなる電極
部を形成する工程と、第1基板及び/又は第2基板上に
樹脂膜よりなる接着層を形成する工程と、前記接着層を
介して第1基板と構造体層及び電極部を接着する工程
と、前記第2基板を除去する工程と、前記構造体層及び
電極部と第1基板とを接続するための支持層を形成する
工程と、接着層を除去する工程を有することを特徴とす
るマイクロ構造体の形成法である。
【0011】更に、上記形成法により作製されたマイク
ロ構造体は、基板と、支持部と、少なくとも1つ以上の
電極を有するビームからなり、該支持部により前記基板
と空隙を介してビームが上面より支持され、前記電極の
少なくとも1つは可動電極からなり、前記ビームの下面
に該可動電極が形成されてなることを特徴とする。
【0012】さらに本発明は、マイクロ構造体の形成法
を用いて形成する、基板と、該基板に形成した固定電極
及び駆動電極と、該駆動電極上部に金属薄膜よりなる支
持部により、空隙を介して支持した可動電極を有するビ
ームとからなる静電アクチュエータにおいて、該可動電
極がビーム下面に形成してあり前記支持部が前記可動電
極と前記固定電極を電気的に接続すると共に機械的に前
記ビームをビーム上面より支持し、前記駆動電極と前記
可動電極に電圧を印加することによりビームが変位する
ことを特徴とする静電アクチュエータを提供する。
【0013】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0014】接着層を形成する方法としては、通常の形
成方法が使用でき、例えば、樹脂分子を有機溶媒で希釈
した液をスピンナー法、ディッピング法、スプレー法等
により塗布する方法等の樹脂膜形成法を用いて行う。塗
布方法では樹脂膜は基板上の表面凹凸が存在しても、平
坦性良く塗布することが可能であり、これにより他方の
基板と接着する工程において基板表面粗さに依存せずに
良好な面接着が可能となる。樹脂材料としては、回路を
集積化したSi基板上に樹脂膜を形成する場合、ナトリ
ウムイオン等の不純物の少ないフォトレジストが好まし
い。密着力及び機械的な強度に優れたゴムを有するゴム
系フォトレジストが特に好ましい。
【0015】本発明で使用できるゴム系フォトレジスト
としては、例えば「微細加工とレジスト」(野々垣三郎
著、高分子学会編集、共立出版発行、1990年)11
頁第3行に記載のゴムが好ましく、また東京応化工業
(株)製の高解像度ネガ型フォトレジストとしてOMR
−83等のゴムを含有するフォトレジストが同様に使用
できる。
【0016】構造体層が形成された第2基板としては、
半導体フォトリソグラフィプロセスとエッチングにより
構造体のパターンを形成した基板、第2基板上に構造体
層を薄膜形成した基板、転写用犠牲層を介して構造体層
を形成した第2基板等を用いることが可能である。
【0017】半導体フォトリソグラフィプロセスとエッ
チングにより構造体のパターンを形成した基板及び第2
基板上に構造体層を薄膜形成した基板では、第2基板を
除去する工程において、基板材料に適したエッチング液
を用いたウエットエッチング、反応性ガスを用いたドラ
イエッチング、又は研磨砥粒を用いてラッピングする方
法を用いて裏面を削り構造体層のみを残すこととなる。
例えば、第2基板としてSiを用いる場合、エッチング
液としては水酸化カリウム溶液(KOH)、4−メチル
アンモニウム水溶液(tetramethyl ammoniumhydroxid
e)等のアルカリ水溶液、又はフッ酸及び硝酸の混合水
溶液等を用い、反応性ガスとしてはCF4,SF6 ,N
3 等のプラズマガスを用いて行う。また、構造体とし
てn型、第2基板としてp型のpn接合からなるSiウ
エハを用いる場合、アルカリ水溶液を用いた電解エッチ
ングにより構造体層に電圧を印加することで、n型の構
造体層のみを残すことができる(B.Kloeck,et al.,“St
udy of Ellectrochemical Etch-Stop for High-Precisi
on Thickness Control of Silicon Membranes ”IEEETR
ANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES,VOL.36,NO.4,pp663-6
69,1989)。エッチングにより構造体のパターンを形成
したSi等のバルクを第2基板として用いれば、マイク
ロ構造体は反ることがなく、犠牲層上に薄膜形成してマ
イクロ構造体を作成する際に問題となった膜応力による
反りの問題を回避できる。
【0018】転写用犠牲層を介して構造体層を形成した
基板としては、例えば第2基板をガラス基板とし、構造
体層に転写用犠牲層となる金属膜を薄膜形成した後に該
金属膜とガラス基板に電圧を印加し、陽極接合法により
形成した接合体からなる基板、シリコン酸化膜を転写用
犠牲層とし、シリコン膜を構造体層とするSOI基板ま
たはSIMOX基板等の中間層を有する基板、第2基板
上に転写用犠牲層及び構造体層を薄膜形成した接合体等
を用いることができる。転写用犠牲層の材料としては、
転写用犠牲層を除去するエッチャントにより少なくとも
接着層及び構造体層が腐食されない材料より選択され
る。薄膜形成法としては、真空蒸着法、CVD(Chemic
al Vapor Deposition )法等の薄膜堆積法を用いる。陽
極接合による場合、第2基板はアルカリ金属の可動イオ
ン(例えばナトリウム等)を含むガラス基板であり、金
属膜としてはSi,Al,Ti,Ni等の陽極接合可能
な金属膜またはこれら元素を含有する合金よりなる金属
膜を用いればよい。これら金属膜を構造体層に薄膜形成
することにより、構造体層の材料として絶縁体、半導
体、金属等様々の材料をガラス基板に陽極接合すること
が可能である。
【0019】第2基板に構造体層を接合する際、構造体
層の厚みが数十μm以下の場合、ハンドリングが難し
い。この為、接合後に薄膜化し構造体層となる、あるい
は構造体層が予め形成された基板であって該基板を除去
することにより構造体層が形成されるような基板等を用
いることも可能である。該基板の薄膜化あるいは除去で
は基板材料に適したエッチング液を用いたウエットエッ
チング、反応性ガスを用いたドライエッチング、又は研
磨砥粒を用いてラッピング、ポリッシングする方法を用
いて裏面から削り行えば所望の厚みの構造体層を第2基
板上に接合することができる。Si,GaAs等のバル
クの基板を用いれば、薄膜化したバルクからなるマイク
ロ構造体は反ることがなく、犠牲層上に薄膜形成してマ
イクロ構造体を作製する際に問題となった膜応力による
反りの問題を回避できる。また、薄膜化により接合体層
の膜厚を任意に調整することが可能である。
【0020】電極部を構造体層に形成する工程として
は、第2基板上に形成した構造体層に、真空蒸着法を用
いて導電体薄膜を形成した後に該導電体薄膜を半導体フ
ォトリソグラフィによりパターン形成するか、あるい
は、予め導電体層を形成してある構造体層を第2基板上
に形成した後に該導電体層をパターニングして電極部を
形成する。導電体層としては、例えばSi基板上に形成
したp+ 層を用いることが可能である。
【0021】第1基板と構造体層及び電極部を接着する
工程としては、第1基板と第2基板を裏面より圧力をか
けて押し当てた後に、加熱処理することにより接着層で
ある樹脂膜中に含まれる有機溶媒を蒸発させ、樹脂を硬
化するとともに各基板との接着力を強くすることにより
行う。第1基板及び第2基板が導電体であるならば、各
々に電圧を印加し、発生する静電力を用いて圧力を加え
接着することも可能である。電極部を構造体層に形成す
ることにより、接着する工程を経ることで、電極部は接
着層と構造体層の間に位置することとなる。
【0022】第1基板及び/又は構造体層に溝を形成す
ることで接着層を加熱処理する際に発生する有機溶媒の
蒸気を前記溝を通じて逃がすことができる。溝として、
半導体フォトリソグラフィプロセスによりパターニング
した構造体層のパターンの段差部分を前記溝として用い
ることが可能である。
【0023】接着層である樹脂膜を硬化する温度は比較
的低温にて行うことが可能であり、第1基板と第2基板
の熱膨張係数の違いによる接着時の基板損傷を回避で
き、熱膨張係数差に伴う第1基板材料の制限がない。
【0024】第2基板を除去する工程において、転写用
犠牲層を有する第2基板では転写用犠牲層を除去する工
程により、第1基板上の接着層と構造体層が接着された
まま第2基板と構造体層は分離されることとなる。すな
わち、本工程により第2基板上の構造体が第1基板の接
着層上に転写される。
【0025】支持層は第1基板と構造体層及び/又は電
極部を機械的に接続するものであり、接着層を除去する
前に形成することにより転写された構造体層及び/又は
電極部を上から釣り上げる構造になっている。支持層と
して金属薄膜(Al等)を用いることにより、電気的に
構造体層及び/又は電極部と第1基板を接続することが
できる。
【0026】樹脂膜からなる接着層を除去する工程で
は、樹脂膜を溶解する溶液に浸すことによりウエットエ
ッチング除去する方法、あるいは酸素プラズマを用いた
アッシングによりドライエッチングする方法により行
う。接着層が樹脂からなることにより、ドライエッチン
グすることが可能であり、従来のウエットエッチングに
よる犠牲層除去の際に問題であった貼り付きが回避でき
る。
【0027】上記形成法により作製されたマイクロ構造
体は、第1基板と、支持層からなる支持部と、構造体層
からなる電極を有するビームからなり、該支持部により
前記基板と空隙を介してビームが上面より支持され、電
極がビーム下面に配置してある特徴を有している。第1
基板に固定電極及び駆動電極を形成し、構造体層をカン
チレバー型又はトーションビーム型のビーム形状にパタ
ーニングし、ビームに形成した電極部を可動電極とする
ことにより、支持部が可動電極と固定電極を電気的に接
続すると共に機械的にビーム及び駆動電極を上面より支
持し、駆動電極と可動電極に駆動電圧を印加することに
よりビームが変位する静電アクチュエータが作製でき
る。本発明の方法で製造することができるマイクロ構造
体としては、例えば静電アクチュエータ、AFM,ST
M(Scanning Tunneling Microscope )等のトンネル電
流、ファンデルワールス力、磁力、静電力等を検出する
マイクロスコープシステムに用いるカンチレバー、エア
ブリッジ構造型の配線等を精度良く製造することが可能
となる。上記構成を有する静電アクチュエータは、可動
電極をビーム下面に配置したことにより、ビーム上面に
可動電極を配置した場合に比べて可動電極と駆動電極の
間隔をビームの膜厚に相当する間隔だけ短くすることが
でき、ビームを変位させるのに要する駆動電圧の低電圧
化を計れる。また、例えばビームを電極と同オーダー程
度に薄膜化した場合、ビーム下面の電極を薄膜形成した
際に生じる内部応力によるビームの反りを、ビーム上面
にも電極を設け上下対称構造にすることにより除去する
ことが可能である。
【0028】上述のように構成された本発明のマイクロ
構造体の形成法では、第1基板及び第2基板の少なくと
も何れか一方の基板上に形成した樹脂膜よりなる接着層
により、第2基板上に形成した構造体層及び構造体層に
形成した電極部と第1基板を接着した後に、第2基板を
除去し、支持層により第1基板と構造体層及び電極部を
機械的に接続し、前記接着層を除去することにより行
う。樹脂膜によって接着することにより、第1基板、第
2基板、及び第2基板上に形成した構造体層の材料が制
限されることなく、また樹脂膜を除去する前に構造体層
の上面にも電極を形成できる。前記接着層は樹脂膜より
なることにより、溶媒、アッシング、加熱等により除去
でき、電極部をエッチングすることがない。そして、樹
脂膜よりなる接着層をドライエッチングにより除去する
ことで、従来の犠牲層除去の際に問題となる貼り付きを
回避できる。
【0029】また、本発明の形成法により作製した静電
アクチュエータは、ビームに形成した可動電極をビーム
の下面に配置することができ、これにより基板上に形成
した駆動電極と可動電極の間隔を短くでき、駆動電極を
低減することができる。
【0030】
【実施例】次に本発明にかかるマイクロ構造体の形成法
ならびにそれによって得られるマイクロ構造体を実施例
によって図1乃至図9の図面を参照して詳細に説明す
る。実施例1 図1及び図2は本発明のマイクロ構造体の形成法の第1
の実施例を説明するための作製工程図であり、図3はそ
れを用いて作製したマイクロ構造体の斜視図である。本
発明のマイクロ構造体は、図3に示すように以下の構造
を持つ。10は第1基板であるガラス基板、15及び1
6はガラス基板10上に薄膜形成した駆動電極及び固定
電極であり、可動電極17は、Siのp+ 層からなりト
ーションバー11を有し、空隙を介して支持部13,1
3’によりトーションバー11の上面より支持され、レ
バー12はパターニングしたSi構造体層からなり、可
動電極17上にある。以上のように可動電極とレバーに
よりビームは構成されている。支持層13,13’はA
l膜の電気導電体よりなり、可動電極17と固定電極1
6を電気的に接続している。本発明のマイクロ構造体
は、駆動電極15とビーム下面の可動電極17と電気的
に接続した固定電極16に電圧を印加することにより変
位する静電アクチュエータとなっている。これにより静
電アクチュエータは、可動電極17が空隙を介して支持
層13,13’によりトーションバー上面より釣り下げ
られた構造となり、支持層13,13’はビームとガラ
ス基板10及び固定電極16とをエアブリッジ(Air Br
idge)構造によって機械的かつ電気的に接続する。駆動
電極15と可動電極17に電圧を印加することでトーシ
ョンバー11が捩じり回転し、レバーが基板側に回転変
位する。レバー部分はトーションバーに比べて膜厚が厚
く橈むことはない。
【0031】上記構成を有する静電アクチュエータは、
ビームに形成した可動電極をレバー下面に配置したこと
により、ビーム上面に可動電極を配置した場合に比べて
可動電極と駆動電極の間隔をレバーの膜厚に相当する間
隔だけ短くすることができ、ビームを変位するに要する
駆動電圧の低電圧化を計れる。
【0032】図1,2を用いて図3に示すマイクロ構造
体のA−A断面図における本発明の形成法について説明
する。第2基板として、構造体層23となるn型拡散層
(80Ω・cm、厚さ3μm)を形成したp型Si基板
22を用い、さらに該拡散層にボロンをイオン注入しp
+ 層24(120Ω/□、厚さ0.5μm)を形成した
基板を用いた(図1−(A))。前記基板上にフォトレ
ジストを塗布し露光、現像を行うフォトリソグラフィプ
ロセスを用いてフォトレジストのパターニングを施し、
該フォトレジストをマスクして、p+ 層24をCF4
スを用いて反応性イオンエッチング(RI)によりエッ
チングして可動電極17を形成し、フォトレジストをレ
ジスト剥離液を用いて剥離し、図1−(B)に示す可動
電極を有する第2基板を作製する。これにより、構造体
層の一部からなる可動電極を形成できた。
【0033】接着する第1基板には、駆動電極15及び
固定電極16を有するガラス基板10(商品名、#70
59Corning )を用いた。ガラス基板10は、Siに比
べて熱膨張係数が1.4倍ほど大きい。駆動電極15、
固定電極16は、ガラス基板10上に電子ビーム蒸着法
によりCrを5nm、Auを200nm連続して成膜
し、フォトリソグラフィプロセスによりフォトレジスト
をパターニングし、該フォトレジストをマスクとしてA
u,Crをヨウ素とヨウ化カリウムの水溶液からなるA
uエッチャント及び硝酸セリウムアンモニウム及び過塩
素酸の水溶液からCrエッチャントにより図3に示す電
極パターンにパターニングしたものである。次に、ガラ
ス基板10に、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)を
メチルエチルケトン(MEK)に溶解し溶液をスピンナ
ー法により塗布し、50℃にて10分間の前処理加熱
し、PMMAからなる2.5μm厚の接着層26を形成
する(図1−(C))。塗布する際の樹脂を溶解した溶
液中に含まれる溶媒の含有量を調節しないと、加熱処理
の際の溶媒蒸気により接着層と第2基板との間に気泡が
残る場合がある。硬化しない程度の低温にて前処理加熱
を施し、樹脂膜中に含まれる溶媒の含有量を調節するこ
とで界面に気泡が残ることを防止できる。PMMAにお
いては、50℃にて10分間の前処理により気泡の発生
を抑えることが可能であった。
【0034】図1−(B)の第2基板と図1−(C)の
接着層26を形成した第1基板を図1−(D)に示すよ
うに各基板の裏面より圧力を加えて接着する。本実施例
では図に示すように、可動電極17は接着層26中に埋
め込まれたが、接着する際の圧力を調節することにより
埋め込まれることを回避することも可能である。第1基
板と第2基板を接着層を介して接着した後に、150℃
に加熱し接着層を硬化した。
【0035】この後、図1−(D)の接着した基板に対
して、80℃、30wt%のKOH溶液中で、拡散層に
自然電極電位に対して3Vの正電位を印加して電解エッ
チングを行い、第2基板のp型Si基板のみをエッチン
グ除去した(図1−(E))。電解エッチングによりn
型拡散層である構造体層23がエッチングされることは
ない。次に、構造体層23上にフォトレジストを塗布
し、露光現像を行うフォトリソグラフィプロセスを用い
てフォトレジストのパターニングを施し(図1−
(F))、該フォトレジスト101をマスクとして構造
体層23をCF4 ガスを用いて反応性イオンエッチング
(RIE)によりエッチングし、n型Si拡散層からな
るレバーパターン25を形成し、続いて、酸素ガスによ
るRIEによりフォトレジスト101を除去すると共に
接着層をレバー及びトーションバーと同一のパターンに
エッチングした(図2−(G))。
【0036】以上のようにして形成したレバー及び可動
電極上に、支持層となるAl膜27を真空蒸着法の一つ
であるAlターゲットを用いたスパッタリング法により
1μm成膜した(図2−(H))。前記Al膜上にフォ
トリソグラフィプロセスによりフォトレジスト102を
塗布、露光、現像し(図2−(I))、Al膜27をり
ん酸、硝酸及び酢酸からなるAlエッチャントを用いて
パターニングし、図2−(J)の支持部13’のパター
ンをトーションバー11上に形成した。最後に、酸素プ
ラズマによりフォトレジスト102及び可動電極下部の
樹脂膜であるPMMAをエッチング除去し、空隙29を
形成した。以上の形成法を用いて、図2−(K)の空隙
29を持つバルクSi(結晶体)からなるトーションレ
バー型のビームをAl膜で支持した図3に示す静電アク
チュエータを形成した。酸素プラズマによるエッチング
により各電極がエッチングされることはなく、かつ従来
のウエットエッチングによる犠牲層除去の際に問題とな
る貼り付きを回避することができた。
【0037】本発明による形成法では、バルク(結晶
体)のSi基板により可動電極とレバーよりなるマイク
ロ構造体を作製したことにより、本質的に内部応力を持
たない反りのないトーションレバー型のビームを作製す
ることができた。また、可動電極と駆動電極の間に電圧
を印加することにより、ビームの自由端は第1基板方向
にトーションバーの捩じり回転に応じて変位した。
【0038】また、樹脂膜を接着層として用いることに
より、150℃の低温で接着でき、第1基板に第2基板
と熱膨張係数の異なる基板を用いることが可能となっ
た。本発明で示したように、樹脂膜は第1基板と第2基
板を接着する接着層であると共に、マイクロ構造体を形
成するための犠牲層の役割を担っている。
【0039】樹脂膜を第1基板上に塗布することによ
り、駆動電極及び可動電極等により生じる基板上の凹凸
に対して平滑に塗布することが可能であり、接着面の平
坦性を保つと共に基板同士の良好な接着が可能となっ
た。本実施例では、接着層を第1基板上に形成して第2
基板と接着したが、接着層を第2基板上、また第2基板
及び第1基板の両面に形成した後に接着しても同様のビ
ームの形成が可能であった。
【0040】本発明のマイクロ構造体の形成法では、p
+ 層で可動電極を形成した後に、可動電極から見て裏面
となる構造体層の面にレバーのパターンを形成してい
く。これにより、互いのパターン形状によらず独立した
パターン形状を形成することが可能である。
【0041】本実施例では、支持部にAl薄膜よりなる
金属薄膜を用いたが、真空蒸着法を用いて樹脂膜よりな
る犠牲層及び接着層が熱損傷しない温度で形成したシリ
コン酸化膜等の絶縁膜を用いれば、同様の工程により電
気的に絶縁性のあるマイクロ構造体を基板上に形成する
ことも可能であることは言うまでもない。また、第1基
板として、ガラス基板を用いたが、同様の形成工程によ
り石英、Al23 ,MgO,ZrO2 等の他の絶縁
体、Si,GaAs,InP等の半導体、金属等様々の
基板を用いることもできる。
【0042】実施例2 図4,図5及び図6は、本発明のマイクロ構造体の形成
法の第2の実施例を説明するための作製工程図であり、
図7はそれを用いて作製したマイクロ構造体の斜視図で
あり、図8は図7のマイクロ構造体のビーム部分の層構
成図である。ビーム2は、レバー32、可動電極37、
ダミー電極39よりなる。本発明のマイクロ構造体は、
図7、図8に示されるように以下の構造を持つ。30は
第1基板であるSi基板、34はシリコン酸化膜よりな
る絶縁層、35は絶縁層34上に薄膜形成した駆動電
極、38,38’は同様に絶縁層34上に薄膜形成した
固定電極、レバー32はパターニングしたシリコン酸化
膜からなるカンチレバーであり、空隙を介して電気導電
体よりなる支持部33,33’によりビーム上面より支
持され、さらにレバー32の下面には可動電極37が形
成してある。また、レバー32上面にはダミー電極39
が形成してある。支持部33はダミー電極39と固定電
極38を、支持部33’はレバー32に形成したコンタ
クトホール36を通って可動電極37と固定電極38’
を電気的に接続し、コンタクト31を形成している。本
発明のマイクロ構造体は、駆動電極35とレバー32下
面の可動電極37と支持部33’にて電気的に接続した
固定電極38’に電圧を印加することで、カンチレバー
型の静電アクチュエータとして橈み変形することが可能
である。
【0043】これにより静電アクチュエータは、ビーム
2が空隙を介して支持部33,33’により前記ビーム
上面より釣り下げられた構造となり、支持部33,3
3’はビーム32を絶縁層34及び固定電極38,3
8’上にエアブリッジ(Air Bridge)構造にて機械的か
つ電気的に接続する構造となる。駆動電極35と固定電
極38’に電圧を印加することでビームが橈み変形し、
ビーム自由端が基板側に変位する。
【0044】上記構成を有する静電アクチュエータは、
ビームに形成した可動電極をビーム下面に配置したこと
により、ビーム上面に可動電極を配置した場合に比べて
可動電極と駆動電極の間隔をビームの膜厚に相当する間
隔だけ短くすることができ、ビームを変位させるのに要
する電圧の低電圧化が計れる。また、レバー32上面に
ダミー電極を設けることで、レバー32と薄膜形成した
可動電極37の内部応力により生ずるマイクロ構造体の
反りを、レバー上にも電極部を設けて上下対称構造とす
ることにより除去することが可能である。ダミー電極は
反りキャンセル用の層として導入した。
【0045】図5,6,7を用いて図7に示すマイクロ
構造体のB−B断面図における本発明の形成法を説明す
る。本実施例では、転写用犠牲層を用いてマイクロ構造
体を形成する。
【0046】構造体層を有する第2基板を形成するため
に、Si基板40を酸化ガス(酸素及び水素の混合ガ
ス)を用いて熱酸化し、1μmの厚みのシリコン酸化膜
からなる構造体層43を形成し、次いでAl膜よりなる
転写用犠牲層41を、薄膜堆積法の一つである電子ビー
ム蒸着法により200nmの厚さに成膜し(図4−
(A))、ガラス基板(商品名、#7740Corning )
よりなる第2基板42と転写用犠牲層41を陽極接合法
により接合する(図4−(B))。
【0047】図9を用いて陽極接合する工程を説明す
る。同図において、63はシリコン酸化膜からなる構造
体層43を有するSi基板40に成膜した転写用犠牲層
(Al膜)41と、第2基板42であるガラス基板との
間に電圧を印加する為の電源であり、リード線62,6
4により針状電極61,65と電気的に接続してある。
60はヒーターを有するプラテンである。転写用犠牲層
(Al膜)41を接合面として第2基板42を重ね合わ
せ、プラテンの温度を300℃に保持した状態で電源6
3によって第2基板と転写用犠牲層との間に500Vの
電圧を20分間印加し、第2基板と転写用犠牲層を陽極
接合法により接合した。
【0048】次に、100℃に加熱したKOH30wt
%水溶液でSi基板40をエッチング除去し、構造体層
43と転写用犠牲層41を有する第2基板を形成した
(図4−(C))。構造体層であるシリコン酸化膜は、
アルカリ水溶液に対してエッチング耐性を持ち、ウエッ
トエッチングによってエッチングされない。
【0049】次に、可動電極となる導電体薄膜201を
構造体層43上に成膜した。導電体薄膜は、電子ビーム
蒸着法によりCrを5nm、Auを400nm連続して
成膜し、フォトリソグラフィプロセスによりフォトレジ
スト103をパターニングし(図4−(D))、該フォ
トレジスト103をマスクとして、Au,Crをヨウ素
とヨウ化カリウムの水溶液からなるAuエッチャント及
び硝酸セリウムアンモニウム及び過塩素酸の水溶液から
なるCrエッチャントにより、図8に示す可動電極の形
状にパターニングした。フォトレジスト103はレジス
ト剥離液にて除去した。さらに、構造体層43を、図に
は示していないが新たにフォトレジストを塗布しコンタ
クトホールの無いレバーのパターンにフォトリソグラフ
ィプロセスを用いてパターニングし、該フォトレジスト
をマスクとしてCF4 ガスによる反応性イオンエッチン
グ(RIE)によりエッチングし、コンタクトホールの
無いレバーパターン45を形成した。前記フォトレジス
トはレジスト剥離液にて除去した(図4−(E))。
【0050】接着する第1基板には、絶縁層34と駆動
電極35及び固定電極38,38’(不図示)を有する
Si基板30を用いた。絶縁層34は酸化ガスを用いて
Si基板30を熱酸化した1μmの厚みのシリコン酸化
膜である。駆動電極35、固定電極38,38’は、可
動電極37を形成したと同様の方法によりCr(5n
m)とAu(100nm)の導電体薄膜を成膜した後に
パターニングして形成した。前記第1基板上に接着層4
6となる樹脂膜をスピナー法により塗布する。樹脂膜と
して東京応化(株)製のゴム系レジストOMR−83
(商品名)を用いた(図4−(F))。
【0051】接着層46を塗布した後に、図4−(E)
の第2基板と図4−(F)の第1基板を裏面より圧力を
かけて押し当てた後に、150℃に加熱処理することに
より接着層を硬化させ、図4−(G)に示すように接着
した。硬化後の接着層の膜厚は2μmとなっている。
【0052】次に、転写用犠牲層41を80℃に加熱し
たりん酸、硝酸、及び酢酸からなるAlエッチャントを
用いて除去し、第2基板をリリースすることにより、図
5−(H)に示すように、第2基板上のビーム形状にパ
ターニングした構造体層及び可動電極が第1基板の接着
層上に転写された。
【0053】続いて、駆動電極35及び固定電極38,
38’を形成したと同様の方法により、Cr(5nm)
とAu(400nm)の金属膜202を成膜し、フォト
レジスト104を塗布してフォトリソグラフィプロセス
によりパターニングした(図5−(I))。フォトレジ
スト104をマスクとしてAuエッチャント及びCrエ
ッチャントにより金属膜202をエッチングし、ダミー
電極39を形成した。さらに、レバーパターンを有する
構造体層をマスクとして、酸素ガスによるRIEにより
樹脂膜よりなる接着層をレバーパターンと同様の形状に
パターニングした(図5−(J))。
【0054】次に、レバーパターンを有する構造体層
に、フォトレジスト105を塗布しフォトリソグラフィ
プロセスを用いてパターニングし(図5−(K))、該
フォトレジストをマスクとしてCF4 ガスによる反応性
イオンエッチング(RIE)によりエッチングし、コン
タクトホール36を形成した(図5−(L))。フォト
レジスト105は、酸素ガスによる反応性イオンエッチ
ングにより除去した。以上のようにして形成したシリコ
ン酸化膜のビーム32とコンタクトホール36下部の可
動電極37及びダミー電極39上に、支持層となるAl
膜47を2μm成膜した(図6−(M))。前記Al膜
上にフォトリソグラフィプロセスによりフォトレジスト
106をパターニングし(図6−(N))、Al膜47
を50℃に加熱したりん酸、硝酸、及び酢酸からなるA
lエッチャントを用いてパターニングし、支持部33,
33’を形成した(図6−(O)、支持部33は不図
示)。これにより、支持部33’は、コンタクトホール
を介して可動電極37と固定電極38’(不図示)を、
支持部33は、ダミー電極39と固定電極38(不図
示)を電気的に接続できた。
【0055】最後に、酸素プラズマによりフォトレジス
ト106及び可動電極下部の樹脂膜よりなる接着層をエ
ッチング除去し、空隙49を形成した(図6−
(P))。以上の形成法を用いて、空隙49を持つ両面
に電極部を有した1μmの膜厚のシリコン酸化膜のカン
チレバー型ビーム2をAl膜で機械的に支持した、図7
に示すマイクロ構造体を形成した。酸素プラズマによる
エッチングによりビーム、支持部及び各電極がエッチン
グされることなく、かつウエットエッチングによる従来
の犠牲層除去の際に問題となる貼り付きを回避すること
ができた。
【0056】本発明の形成法により、ビーム下面に可動
電極を形成でき、かつ第1基板上に形成した固定電極と
支持部を通じて電気的に接続することができた。カンチ
レバーの長さが100μmとなる本実施例の静電アクチ
ュエータの一つに、可動電極と駆動電極の間に電圧を2
0V印加したところ、カンチレバーの橈みに応じてビー
ム自由端は第1基板方向に約0.5μm変位させること
ができた。
【0057】本実施例の形成法において、ビーム上面に
ダミー電極を設けることで、レバー32に形成した可動
電極37の内部応力により生じるビームの反りをキャン
セルできる。可動電極及びダミー電極を形成していない
シリコン酸化膜のみのカンチレバー型のビームを形成し
たところ、ビームの反りは見られなかった。真空蒸着法
により形成するシリコン酸化膜は、薄膜形成過程により
生じる真空力(intrinsic stress)を除去することは困
難であるが、バルクSiを酸化して形成したシリコン酸
化膜は、アモルファスで均質な膜であり単層では反らな
い。本実施例ではAuを400nmと比較的厚くし、シ
リコン酸化膜に近い膜厚としてある。比較として、図7
においてダミー電極を形成していないビームよりなる静
電アクチュエータを形成したところ、ビーム自由端が第
1基板方向とは逆向きに1μm以上反った。これは、可
動電極として用いたAuの蒸着膜が圧縮応力を有してい
ることによる。上向きの反りを持つビームでは、可動電
極と駆動電極の間隔が広がり、第1基板面と同一位置に
ビームを変位させるためには、駆動のための電圧を大き
くする必要がある。また、ダミー電極を形成していない
ビームよりなる静電アクチュエータの可動電極をAgに
て形成した場合、反りが逆向きとなり、第1基板とビー
ム自由端との間隔が狭くなり、空隙に対応した十分な変
位幅を得ることができなかった。本実施例では、レバー
を電極部と同オーダー程度に薄膜化した場合に生じるビ
ームの反りを、レバー上面に反りキャンセル用のダミー
電極部を設け上下対称構造とすることにより除去するこ
とが可能となった。
【0058】本実施例の形成法の図6−(O)におい
て、ダミー電極上にスピント(Spindt)らにより提案され
た方法(C.A.Spindt,et al.,“Physical properties of
filmfield emission cathode with molybdenum cone
s”,J.Appl.Phys.,47.1976,pp5248-5263)を用いて導
電体材料からなる探針を形成することにより、観察する
試料表面の間に生じるトンネル電流を取り出す取り出し
電極としてダミー電極を用いることが可能であり、フォ
トレジスト106及び接着層を除去することにより静電
アクチュエータを有するSTMプローブを形成すること
ができる。また、ダミー電極を接地(アーク)すること
により、駆動電極から印加される電場以外のノイズとな
る外部電場を遮断するシールド電極としても利用するこ
とも可能である。本実施例ではダミー電極及び可動電極
は各一つ構造体層に設けたが、複数の電極を構造体層上
に設けてもよいことは言うまでもない。
【0059】薄膜堆積法にて可動電極を形成した後に構
造体層を形成した場合には、可動電極のパターン段差部
分で構造体層にも駆動電極のパターン形状が転写され
る。本発明の形成法では、構造体層上に最終的には第1
基板に向かい合わせとなる可動電極を形成した後に構造
体層にビームのパターンを形成するために、可動電極の
パターン段差に拠らずに平坦な構造体層からなるビーム
を形成することが可能である。すなわち、可動電極とビ
ームに互いのパターン形状によらず独立したパターン形
状を形成することが可能である。また、本発明の形成法
では電極部を形成した構造体層を反転して第1基板に転
写するために、電極部を第1基板に対向して設けること
が可能となっている。
【0060】樹脂膜を第1基板上に塗布することによ
り、駆動電極及び固定電極等により生じる基板上の凹凸
に対して平滑に塗布することが可能であり、接着面の平
坦性を保つと共に良好な基板同士の接着が可能となっ
た。さらに、樹脂層としてフォトレジストを用いたこと
により、第1基板であるSi基板30上に集積回路を形
成した基板を用いても、同様にマイクロ構造体を形成で
きることは言うまでもない。フォトレジストは、可動イ
オンの含有量が極めて少なく、MOSトランジスタ等の
電子デバイスへの可動イオンの侵入による動作不良をお
こさない。また、基板としてSiを用いたが、ガラス、
GaAs、金属、金属膜が形成されたガラス基板等の他
の基板を用いることも可能であることは言うまでもな
い。
【0061】図4−(G)において、構造体層及び可動
電極と第1基板を接着層を介して接着する工程におい
て、各基板の裏面より圧力をかけて押し当てる代わり
に、転写用犠牲層41であるAlと第1基板であるSi
基板に100Vの電圧を印加し、発生する静電力により
押し当てることにより同様に接着することが可能であっ
た。転写用犠牲層の材料としてAl膜を用いたが、T
i,Ni等の陽極接合可能な他の金属材料を用い、樹脂
膜及び構造体層を腐食することが無いエッチャントを選
ぶことにより同様の構造体を形成することが可能であ
る。
【0062】また、図4−(E)のビームのパターンに
より、第2基板の接着面に溝が形成されたこととなり、
図4(G)での工程にて樹脂膜を加熱処理し硬化する際
に発生する溶媒の蒸気を前記溝を通じて逃がすことがで
きる。溝のない場合には、塗布する際の樹脂を溶解した
溶液中に含まれる溶媒の含有量を調節しないと、加熱処
理の際の溶媒蒸気により接着層と構造体層との間に気泡
が残る場合がある。溝を形成することにより気泡の発生
を防止する効果がある。
【0063】本発明で示したように、樹脂膜は、第1基
板と構造体を接着する接着層であると共にマイクロ構造
体を形成するための犠牲層の役割を担っている。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマイクロ
構造体の形成法によれば、第1基板及び第2基板の少な
くとも何れか一方の基板上に形成した樹脂膜よりなる接
着層により、第2基板上に形成した構造体層及び構造体
層に形成した電極部と第1基板を接着した後に、第2基
板を除去し、支持層により第1基板と構造体層及び電極
部を機械的に接続し、前記接着層を除去することにより
マイクロ構造体を形成するため、絶縁体、金属、半導体
等の様々の材料からなるマイクロ構造体を形成すること
ができ、マイクロ構造体の上面及び下面/又は下面に電
極パターンを形成し、基板との電気的接続が可能なマイ
クロ構造体が形成できた。
【0065】また、構造体層を第1基板とは別の工程に
て作製する為に、第1基板と構造体層の材料が制限され
ることがない。
【0066】さらに、ビームとしてバルク(結晶体)材
料を用いることが可能であり、反りのないビームを形成
することができた。
【0067】また、樹脂膜は、第1基板と第2基板を接
着する接着層であると共に、マイクロ構造体を形成する
ための犠牲層の役割を担っていることから、樹脂膜を除
去する方法として酸素ガスによるドライエッチングを用
いることが可能となり、従来の犠牲層除去の際に問題と
なる貼り付きを回避することができた。
【0068】また、樹脂膜は、基板上に形成した電極パ
ターン等による凹凸に左右されずに平坦面を形成するこ
とができ、基板の表面粗さに依存せず良好な接着が可能
となった。
【0069】さらに、本発明の方法により、比較的低温
プロセスによってマイクロ構造体を形成でき、熱膨張係
数の異なる基板を用いてもマイクロ構造体を形成するこ
とが可能となった。
【0070】また、本発明の形成法により作製した静電
アクチュエータは、ビームに形成した可動電極をビーム
の下面に配置することができ、これにより基板上に形成
した駆動電極と可動電極の間隔を短くでき、駆動電圧を
低減することができた。
【0071】本発明のマイクロ構造体の形成法により、
駆動電極と構造体のパターンは、互いのパターン形状に
よらず独立して形成することが可能である。
【0072】さらに、構造体層を形成した後に最終的に
は第1基板に向かい合わせとなる可動電極を形成するた
めに、可動電極のパターン段差に拠らずに平坦な構造体
層からなるビームを形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロ構造体の形成法の第1実施例
の作製工程を説明する断面図である。
【図2】本発明のマイクロ構造体の形成法の第1実施例
の作製工程を説明する断面図である。
【図3】第1実施例のマイクロ構造体の形成法を用いて
作製したマイクロ構造体である静電アクチュエータを説
明する斜視図である。
【図4】本発明のマイクロ構造体の形成法の第2実施例
の作製工程を説明する断面図である。
【図5】本発明のマイクロ構造体の形成法の第2実施例
の作製工程を説明する断面図である。
【図6】本発明のマイクロ構造体の形成法の第2実施例
の作製工程を説明する断面図である。
【図7】第2実施例のマイクロ構造体の形成法を用いて
作製したマイクロ構造体である静電アクチュエータを説
明する斜視図である。
【図8】第2実施例の静電アクチュエータのビーム部分
の層構成を説明する斜視図である。
【図9】本発明のマイクロ構造体の形成法の第2実施例
の陽極接合法により第2基板上に転写用犠牲層を介して
構造体層となるシリコン酸化膜を形成する工程を説明す
る模式図である。
【符号の説明】
1,2 ビーム 10 ガラス基板 11 トーションバー 12,32 レバー 13,13’,33,33’ 支持部 15,35 駆動電極 16,38,38’ 固定電極 17,37 可動電極 22 p型Si基板 23,43 構造体層 24 p+ 層 25,45 レバーパターン 26,46 接着層 27,47 Al層 29,49 空隙 30,40 Si基板 31 コンタクト 34 絶縁層 36 コンタクトホール 39 ダミー電極 41 転写用犠牲層 42 第2基板 60 プラテン 61,65 針状電極 63 電源 62,64 リード線 101,102,103,104,105,106
フォトレジスト 201 導電体薄膜 202 金属電極

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、支持部と、少なくとも1つ以上
    の電極を有するビームからなるマイクロ構造体におい
    て、該支持部により前記基板と空隙を介してビームが上
    面より支持され、前記電極の少なくとも1つは可動電極
    からなり、前記ビームの下面に該可動電極が形成されて
    なることを特徴とするマイクロ構造体。
  2. 【請求項2】 前記支持部が、金属薄膜よりなることを
    特徴とする請求項1に記載のマイクロ構造体。
  3. 【請求項3】 前記金属薄膜が、アルミニウムよりなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のマイクロ構造体。
  4. 【請求項4】 前記ビームが、Si結晶体よりなること
    を特徴とする請求項1に記載のマイクロ構造体。
  5. 【請求項5】 前記ビームが、絶縁体薄膜よりなること
    を特徴とする請求項1に記載のマイクロ構造体。
  6. 【請求項6】 前記絶縁体薄膜が、Siを酸化ガスによ
    り酸化して形成したシリコン酸化膜よりなることを特徴
    とする請求項5に記載のマイクロ構造体。
  7. 【請求項7】 前記電極が、導電体薄膜よりなることを
    特徴とする請求項1に記載のマイクロ構造体。
  8. 【請求項8】 前記ビームの上面に、電極が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ構造
    体。
  9. 【請求項9】 マイクロ構造体の形成法において、 第2基板上に構造体層を形成する工程と、 前記構造体層に導電体からなる電極部を形成する工程
    と、 第1基板及び/又は第2基板上に樹脂膜よりなる接着層
    を形成する工程と、 前記接着層を介して第1基板と構造体層及び電極部を接
    着する工程と、 前記第2基板を除去する工程と、 前記構造体層及び電極部と第1基板とを接続するための
    支持層を形成する工程と、 接着層を除去する工程を有することを特徴とするマイク
    ロ構造体の形成法。
  10. 【請求項10】 前記接着層を形成する工程が、樹脂分
    子を溶媒で希釈した溶液を薄膜塗布することにより行う
    ことを特徴とする請求項9に記載のマイクロ構造体の形
    成法。
  11. 【請求項11】 前記樹脂膜が、フォトレジストからな
    ることを特徴とする請求項9に記載のマイクロ構造体の
    形成法。
  12. 【請求項12】 前記フォトレジストが、環化ゴムを含
    有することを特徴とする請求項11に記載のマイクロ構
    造体の形成法。
  13. 【請求項13】 前記第1基板及び/又は第2基板上
    に、溝を形成してあることを特徴とする請求項9に記載
    のマイクロ構造体の形成法。
  14. 【請求項14】 前記接着する工程が、第1基板及び第
    2基板に圧力を加える工程を有することを特徴とする請
    求項9に記載のマイクロ構造体の形成法。
  15. 【請求項15】 前記圧力を加える工程が、第1基板と
    第2基板に電圧を印加することにより行うことを特徴と
    する請求項14に記載のマイクロ構造体の形成法。
  16. 【請求項16】 前記支持層が、金属薄膜よりなること
    を特徴とする請求項9に記載のマイクロ構造体の形成法
  17. 【請求項17】 前記接着層を除去する工程が、酸素を
    用いたドライエッチングにより行うことを特徴とする請
    求項9に記載のマイクロ構造体の形成法。
  18. 【請求項18】 前記ドライエッチングが、プラズマエ
    ッチングにより行うことを特徴とする請求項17に記載
    のマイクロ構造体の形成法。
  19. 【請求項19】 構造体を形成した第2基板がSOI基
    板からなることを特徴とする請求項9に記載のマイクロ
    構造体の形成法。
  20. 【請求項20】 請求項9ないし19のいずれか1項に
    記載のマイクロ構造体の形成法を用いて形成する、基板
    と、該基板に形成した固定電極及び駆動電極と、該駆動
    電極上部に金属薄膜よりなる支持部により、空隙を介し
    て支持した可動電極を有するビームとからなる静電アク
    チュエータにおいて、該可動電極がビーム下面に形成し
    てあり、前記支持部が前記可動電極と前記固定電極を電
    気的に接続すると共に機械的に前記ビームをビーム上面
    より支持し、前記駆動電極と前記可動電極に電圧を印加
    することによりビームが変位することを特徴とする静電
    アクチュエータ。
  21. 【請求項21】 前記ビームが、上面に電極を有してい
    ることを特徴とする請求項20に記載の静電アクチュエ
    ータ。
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