JPH08131862A - シュレッダの給紙装置 - Google Patents

シュレッダの給紙装置

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JPH08131862A
JPH08131862A JP30545594A JP30545594A JPH08131862A JP H08131862 A JPH08131862 A JP H08131862A JP 30545594 A JP30545594 A JP 30545594A JP 30545594 A JP30545594 A JP 30545594A JP H08131862 A JPH08131862 A JP H08131862A
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シュレッダの給紙装置において、細断能力を
越えた紙量の用紙束の送り込みによる細断部のロック
を、用紙搬送効率を下げることなく、確実に防止する。 【構成】 用紙を積載する積載台11の先端側に前給紙
ローラ20を備え、後端側に後給紙ローラ21を備え
る。そして、それら前後給紙ローラ20・21で送り出
す用紙束の厚さを検知する紙厚検知手段40を備えると
ともに、その用紙束の紙幅を検知する紙幅検知手段19
を備える。しかして、給紙時、紙幅検知手段19で検知
した用紙束の紙幅と紙厚検知手段40で検知した用紙束
の厚さとから、計算手段により用紙束の細断断面積を求
め、その細断断面積に応じて、後給紙ローラ21の第2
ローラ駆動手段Eの駆動を変速制御して後給紙ローラ2
1の回転速度を調節して用紙束の厚さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、廃棄文書などの用紙
を細断部のカッタで細断するシュレッダに適用し得る。
詳しくは、そのシュレッダに取り付けて使用し、用紙を
細断部へと供給する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置では、一般に、
用紙を、一枚ずつ送り出すよりは効率がよいので複数枚
ずつ重ねて細断部に送り出している。ところが、その重
ね送りの場合には、用紙が細断部の細断能力を越えた厚
さの用紙束になって送り出されると、その用紙束で細断
部がロックすることがある。
【0003】そこで、従来の給紙装置の中には、送り出
した用紙束の厚さを検知する紙厚検知手段を設け、その
紙厚検知手段で用紙束の厚さが一定以上であることを検
知したとき、警告装置を作動して警告したり、給紙用モ
ータの駆動を自動的に停止したりするものがあった。
【0004】しかし、給紙用モータの駆動を自動的に停
止する場合は、細断処理作業が途中で中断して不便であ
り、また、作業再開のために給紙用モータを再駆動しな
ければならず、面倒である。警告をする場合も、警告後
速やかに用紙送りを停止しなければならず、面倒であ
り、同様に細断処理作業が中断して不便であった。
【0005】そこで、出願人は、紙厚検知手段で用紙束
の厚さが一定以上であることを検知したとき、用紙搬送
をそのまま継続しながら、一方で搬送量を制限して細断
能力を越えた厚さの用紙束が細断部へ送り込まれないよ
うにする給紙装置を、すでに提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、細断部の細
断能力は、正確には、カッタで細断する用紙束の細断断
面積(用紙束の厚さ×幅)と対応するため、従来のよう
に、ただ用紙束の厚さを調整するだけでは、細断能力を
越えた紙量の用紙束の送り込みによる細断部のロックを
未然に防止するには、不十分であった。
【0007】そこで、この発明の目的は、シュレッダの
給紙装置において、細断能力を越えた紙量の用紙束の送
り込みにより細断部がロックすることを、搬送効率を低
下させることなく確実に防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明は、
たとえば以下の図示実施例に示すように、積載用紙P
を、複数枚ずつ重ねた用紙束Sにして細断部へと送り出
すシュレッダの給紙装置において、用紙束Sを送り出す
前後給紙ローラ20・21や上下搬送ローラ34・35
のような給紙手段と、その給紙手段で送り出す用紙束S
の厚さtを検知する紙厚検知手段40と、その用紙束S
の紙幅を検知する紙幅検知手段19と、その紙幅検知手
段19で検知した用紙束Sの紙幅と前記紙厚検知手段4
0で検知した用紙束Sの厚さtとから該用紙束Sの細断
断面積を求める計算手段と、その計算手段で求めた細断
断面積に応じて前記給紙手段で送り出す用紙束S厚さを
調整する調整手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項1に記載のシュレッダ
の給紙装置において、前記紙幅検知手段19を、前記給
紙手段で送り出した用紙束Sの紙幅を検知しうる位置に
配置してなる、ことを特徴とする。
【0010】
【作用】そして、給紙手段で積載用紙Pを、複数枚ずつ
重ねた用紙束Sにして細断部へと送り出す。しかして、
その送り出す用紙束Sの厚さtを紙厚検知手段40で検
知するとともに、その用紙束Sの紙幅を紙幅検知手段1
9で検知する。そうして、その紙幅検知手段19で検知
した用紙束Sの紙幅と紙厚検知手段40で検知した用紙
束Sの厚さtとから該用紙束Sの細断断面積を計算手段
により求め、その計算手段で求めた細断断面積に応じて
給紙手段で送り出す用紙束Sの厚さを調整手段により調
整する。
【0011】請求項2に記載のものでは、給紙手段で用
紙束Sを送り出した後にその紙幅を紙幅検知手段19に
より検知する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。
【0013】図1および図2に、この発明の一実施例で
あるシュレッダの給紙装置を示す。そして、図1は給紙
装置の駆動系の一部を含む用紙搬送系の構成であり、図
2は残りの駆動系の構成である。
【0014】この給紙装置は、用紙搬送系を、図1中符
号aおよび図2中符号bでそれぞれ示す横長な側板間に
設け、駆動系を、一方の側板bの外側(図中手前側)に
設ける。
【0015】用紙搬送系には、その前側(図1中左側)
に、図示しないシュレッダの細断部へ用紙を案内する給
紙路10を設け、その給紙路10の後側(図1中右側)
に積載台11を備える。
【0016】給紙路10は、側板a・b間に上ガイド板
12および下ガイド板13を取り付けてその間でほぼ水
平に形成する。下ガイド板13には、その右端部を下向
きにクランク状に曲げ、そこに載置段部13aを設け
る。
【0017】積載台11は、板状トレイ部11aの両側
を下向きに折り曲げ、その曲げ部11bの後端側(図1
中右端側)に支軸14を設け、その支軸14を中心とし
て回動自在に側板a・b間で支持する。そして、トレイ
部11aの先端側(図1中左端側)を載置段部13a上
に乗せて、積載台11をほぼ水平に保持してなる。しか
して、トレイ部11aには、紙有無検知手段17および
紙幅検知手段19を取り付けてなる。それら検知手段1
7・19としては、たとえばマイクロスイッチやフォト
センサ等を用いる。
【0018】紙幅検知手段19として、たとえば図3に
示すように、複数のフォトセンサ19aを用いた例を示
す。その例では、各フォトセンサ19aを、たとえば同
図(イ)に示すように、片側基準でセットした積載用紙
Pの幅方向に、所定の用紙サイズ(たとえばA5・B5
・A4・B4・A3)に応じて、間隔をおいて配置す
る。同図(ロ)には、センタ基準で積載用紙をセットし
た場合、同様に複数のフォトセンサ19aを間隔をおい
て配置した例を示す。そのように配置することで、紙幅
検知手段19により用紙束の紙幅を所定用紙サイズに応
じて段階的に検知する。これにより、4A・B4等の所
定用紙サイズごとに確実にその紙幅を検知することこと
ができる。
【0019】また、紙幅検知手段19として、たとえば
図4に示すように、棒状のCCD素子を用い、そのCC
D素子を、同図(イ)に示すように、片側基準でセット
した積載用紙Pの幅方向に、該用紙を直線的に横断して
配置することもできる。同図(ロ)には、積載用紙Pを
センタ基準でセットした場合、同様にCCD素子を積載
用紙Pを幅方向に横断して配置した例を示す。そのよう
に配置することで、紙幅検知手段により用紙束の紙幅を
所定用紙サイズに関わらず、その幅方向に連続的に検知
する。これにより、所定サイズ以外の用紙束の紙幅をも
検知することができる。
【0020】また、用紙搬送系には、図1に示すよう
に、トレイ部11aの先端側の下方に、押上アーム15
を備える。押上アーム15は、板材をL状に曲げて先端
部に突部15aを設けてなる。そして、基端部を、側板
a・b間で回動自在に支持するアーム軸16に固定し、
突部15aをトレイ部11aの下側で上向きに配置して
なる。
【0021】しかして、積載台11の上方には、その先
端側に前給紙ローラ20を配置し、後端側に後給紙ロー
ラ21を配置する。前給紙ローラ20は、ローラ軸22
を側板a・b間に掛け渡して回転自在に支持する。そし
て、そのローラ軸22に、回動フレーム24を回動自在
に取り付けてなる。
【0022】回動フレーム24は、平板部24aと、そ
の平板部24aの両側に設ける下向きの曲げ板部24b
とで形成する。また、その曲げ板部24bの先端側(図
中左端側)よりに、固定軸29を外向きに突出して設け
る。さらに、曲げ板部24bの後端側に、後給紙ローラ
21をローラ軸25を支点として回動自在に取り付け
る。そして、両ローラ20・21のローラ軸22・25
上に、それぞれプーリ26・27を取り付けてなる。
【0023】また、回動フレーム24には、その後端側
に、駆動系の一部であるローラ駆動手段Eを備える。ロ
ーラ駆動手段Eには、平板部24a上に取り付けたモー
タ32と、そのモータ32の駆動力を後給紙ローラ21
へと伝達する歯車列G5を備える。そして、曲げ板部2
4bで歯車列G5のプーリ33を支持し、そのプーリ3
3とプーリ27間に回転伝達ベルト28を掛け渡してな
る。しかして、図示のように、積載台11の用紙載置面
11c上に用紙を積載した状態では、その積載用紙P上
に後給紙ローラ21が乗る。
【0024】さらに、上述の用紙搬送系において、前給
紙ローラ20の前側には、ローラ軸22と平行にレバー
軸30を配置し、そのレバー軸30を側板a・b間で回
動自在に支持する。そして、該レバー軸30に回動レバ
ー31を固定し、その回動レバー31の先端31aを固
定軸29の下側に向けて配置してなる。
【0025】また、レバー軸30の前側に、上搬送ロー
ラ34を配置し、その下側に下搬送ローラ35を配置す
る。それら上下搬送ローラ34・35は、給紙路10内
で接触し、各々のローラ軸36・37を側板a・b間に
掛け渡して回転自在に支持する。そのうち上搬送ローラ
34は、ローラ軸36を撓まない強固なものとする一
方、下搬送ローラ35は、ロ−ラ軸37を可撓性の有す
るものとする。そして、ローラ軸36上にプーリ38を
設け、そのプーリ38と前給紙ローラ20のプーリ26
間に回転伝達ベルト39を掛け渡してなる。
【0026】しかして、前給紙ローラ20の前側に、上
ガイド板12で支持する紙厚検知手段40を配置する。
紙厚検知手段40は、たとえばフィラ41と光反射型の
マイクロ変位センサ42とで構成する。フィラ41は、
両搬送ローラ34・35間を通る用紙束の厚さに応じ
て、軸41bを支点として回動自在に設ける。マイクロ
変位センサ42は、図示しないが発光部および受光部を
フィラ41の基端部41aと対向させて設ける。そし
て、そのマイクロ変位センサ42の発光部から発してフ
ィラ41の基端部41aで反射して受光部に入る反射光
に基づきフィラ41の変位量を感知して用紙束の厚さを
検知する。
【0027】ところで、上述した用紙搬送系において、
前給紙ローラ20は、側板a・b間で回転自在に支持す
るとともに、図2に示すように、その側板a・bに設け
る長穴46にローラ軸22の両端を貫通して上下に移動
可能に支持する。そして、長穴46に嵌合した軸受43
をローラ軸22上に設け、該軸受43を付勢ばね44で
常時下向きに付勢して長穴46の穴縁に当て、前給紙ロ
ーラ20を所定高さ位置に保持してなる。一方、その前
給紙ローラ20の近くで側板bの内側に、マイクロ検知
スイッチ45を取り付ける。そして、マイクロ検知スイ
ッチ45のアクチュエータ45aを常時ローラ軸22に
押し当ててなる。
【0028】さて、駆動系には、上述のローラ駆動手段
Eの他に、図2において、符号Aで示す積載台駆動手段
と、その上側に設ける回動レバー駆動手段Bを備え、そ
れら駆動手段B・Aの前側にそれぞれローラ駆動手段C
・Dを備える。
【0029】そして、積載台駆動手段Aには、モータ5
0と、そのモータ50の駆動力を押上アーム15のアー
ム軸16に伝達する歯車列G1を備える。回動レバー駆
動手段Bには、モータ51と、そのモータ51の駆動力
を回動レバー31のレバー軸30に伝達する歯車列G2
を備える。ローラ駆動手段Cには、モータ52と、その
モータ52の駆動力を上搬送ローラ34のローラ軸36
に伝達する歯車列G3を備える。ローラ駆動手段Dに
は、モータ53と、そのモータ53の駆動力を下搬送ロ
ーラ35のローラ軸37に伝達する歯車列G4を備え
る。
【0030】ところで、上述の給紙装置には、図示しな
いが、紙幅検知手段19で検知した用紙束の紙幅と紙厚
検知手段40で検知した用紙束の厚さとから、用紙束の
細断断面積を求める計算手段を備える。また、その計算
手段で求めた用紙束の細断断面積に応じて、ローラ駆動
手段Eの駆動を適宜変速制御して後給紙ローラ21の回
転速度を調節する調整手段を備えてなる。
【0031】しかして、上述した構成の給紙装置は、適
宜シュレッダの本体上に取り付けて使用する。
【0032】さて、その使用時は、たとえば適宜操作ス
イッチを操作し回動レバー駆動手段Bのモータ51を駆
動して回動レバー31を回動する。そして、その回動レ
バー31の先端部31aを固定軸29に当て回動フレー
ム24をある角度位置まで回動して積載台11上を開放
する。しかして、その積載台11上に廃棄用紙を積載す
る。そうして、積載台11上に積載用紙Pの有ることを
紙有無検知手段17で検知し、その積載用紙Pの紙幅を
紙幅検知手段で19で検知する。
【0033】しかる後、操作スイッチを操作して回動レ
バー駆動手段Bのモータ51を逆駆動し、回動レバー3
1を逆方向に回動して回動フレーム24を戻し、後給紙
ローラ21を積載用紙上に乗せる。そして、図示しない
給紙スタートスイッチをオンする。しかして、紙有無検
知手段17で用紙が有ることの検知信号に基づき、図示
省略するが、制御手段により積載台駆動手段Aのモータ
50を作動し、そのモータ50の駆動力を歯車列G1
アーム軸16に伝達して押上アーム15を回動し、その
押上アーム15で積載台11を回動してその先端側を押
し上げる。そして、積載用紙Pの先端側が前給紙ローラ
20に当たると、アクチュエータ45aが僅かに上方に
動いてマイクロ検知スイッチ45をオンし、積載用紙P
の最上位のものが所定高さ位置にあることを検知する。
すると、その検知信号に基づき、上述の制御手段で積載
台駆動手段Aのモータ50の作動を停止し、図5に示す
ように、この所定高さ位置で積載台11を保持する。こ
のとき、紙厚検知手段40は、図6(イ)に示すよう
に、紙厚を検知していない状態にある。
【0034】そして、ローラ駆動手段Cのモータ52を
駆動し、その駆動力を歯車列G3により伝達して上搬送
ローラ34を回転するとともに、ローラ駆動手段Dのモ
ータ53を駆動し、その駆動力を歯車列G4により伝達
して下搬送ローラ35を回転する。しかして、回転伝達
ベルト39を介して上搬送ローラ34と同期して前給紙
ローラ20を回転する。また、ローラ駆動手段Eのモー
タ32を駆動し、その駆動力を歯車列G5および回転伝
達ベルト28を介して伝達して後給紙ローラ21を回転
する。そして、図7に示すように、給紙ローラ20・2
1で積載用紙Pを繰り出す。
【0035】そのとき、最上位の一枚目の用紙sを距離
d(ローラ軸25と積載用紙Pの後端間距離)繰り出す
と、後給紙ローラ21が2枚目と接触し、その2枚目を
繰り出し始める。同様に、2枚目を同じ距離d送った後
に3枚目に接触し、図8に示すように、3枚目を繰り出
し始める。結局、用紙sを距離dずつずれた状態で用紙
束Sを形成しながら連続して送り出し、上下搬送ローラ
34・35で給紙路10を通してシュレッダの細断部へ
と搬送する。そのとき、図9に示すように用紙sの長さ
をLとすると、(n−1)<L/d≦n枚の関係となっ
て、通常、用紙はn枚送られ、n×(用紙1枚の厚さ)
=(用紙束Sの厚さt)の関係となる。
【0036】そして、この搬送時、紙厚検知手段40の
フィラ41が用紙束Sの厚さtに応じて図6(イ)の状
態から時計方向に回動して同図(ロ)に示す状態とな
り、そのときのフィラ41の変位量をマイクロ変位セン
サ42で感知して用紙束Sの厚さtを検知する。しかし
て、そのように検知した用紙束Sの厚さと、上記のよう
に紙幅検知手段19で検知した用紙束Sの紙幅とから、
前記計算手段により用紙束Sの細断断面積を求める。そ
うして、その細断断面積が予め設定した所定値X以上で
あるときは、上述した調整手段により、ローラ駆動手段
Eの駆動を減速制御して後給紙ローラ21の回転速度を
遅くする。すると、その遅い速度に応じて、後給紙ロー
ラ21で繰り出す用紙sの後端のずれが、図10に示す
ように、dからd1に長くなる。そのとき、(m−1)
<L/d1≦m枚となり、m<nの関係となる。つま
り、それだけ後給紙ローラ21で繰り出す用紙枚数が減
少し、その結果、用紙束Sの細断断面積が小さくなる。
そして、用紙束Sが厚くならないように調整する。
【0037】逆に、そうして用紙束Sの厚さtが薄くな
り、その細断断面積が所定値X以下であるときは、上述
の調整手段により、ローラ駆動手段Eの駆動を加速制御
して後給紙ローラ21の回転速度を速くする。すると、
その速い速度に応じて、後給紙ローラ21で繰り出す用
紙sの後端のずれが、図11に示すように、dからd2
に短くなる。つまり、それだけ後給紙ローラ21で繰り
出す用紙枚数が増加し、その結果、用紙束Sの細断断面
積が大きくなり、所定値Xに近づく。そして、用紙束S
の厚さが増すように調整する。
【0038】ところで、この発明では、たとえば図12
に示すように、上述した紙幅検知手段19を、用紙搬送
方向イ下流側に配置する構成にするとよい。その紙幅検
知手段19は、たとえば上ガイド板12に給紙路10に
向けて取り付ける。そして、前後給紙ローラ20・21
で積載用紙Pを送り出した後、給紙路10を通過すると
きに、この紙幅検知手段19で用紙束Sの紙幅を検知す
る。
【0039】しかして、異なる幅サイズの用紙の混載し
た積載用紙を送り出す場合のように、送り出し後に途中
で紙幅が変わることがあっても、その変わった紙幅を紙
幅検知手段19で検知し、その紙幅と紙厚検知手段40
で検知した厚さとから用紙束Sの細断断面積を求め、そ
の変化した細断断面積に適応して、後給紙ローラ21の
回転速度を変更して用紙束の厚さを調整する。
【0040】また、以上の実施例では、送り出す用紙束
の細断断面積に応じて、特に後給紙ローラ21の回転速
度を変えることにより、用紙束の厚さを調整した。しか
し、この発明では、たとえば以下の実施例に示す構成に
より、同様に用紙束の細断断面積に応じて用紙束の厚さ
を調整することもできる。
【0041】つまり、たとえば図12に示す上搬送ロー
ラ34を正転送りローラとする一方、下搬送ローラ35
を正逆反転可能なリバーシブルローラとして構成する。
そして、用紙束の細断断面積が所定値X以下であると
き、正転送りローラ34およびリバーシブルローラ35
の双方を正転する一方、所定値X以上であるときは、リ
バーシブルローラ35を逆転して用紙束を積載台11上
に戻すことにより、用紙束の厚さを調整する。
【0042】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、給紙
時、用紙束の厚さだけではなく、その紙厚と紙幅から求
められるカッタによる用紙束の細断断面積に応じて、給
紙手段による用紙搬送量を調整する構成とし、これによ
り、細断能力を越えた紙量の用紙束が送り込まれて細断
部がロックすることを確実に防止することができる。
【0043】請求項2に記載のものによれば、送り出し
た後に用紙束の紙幅を紙幅検知手段により検知すること
から、たとえば異なる幅サイズの用紙の混載した積載用
紙を送り出す場合のように、送り出し後に途中で紙幅が
変わることがあっても、それに適応して調整手段により
用紙搬送量を適宜に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるシュレッダの給紙装
置で、その駆動系の一部を含む用紙搬送系を示す概略構
成図である。
【図2】その残りの駆動系を示す概略構成図である。
【図3】(イ)は片側基準で(ロ)はセンタ基準でセッ
トした所定用紙サイズに応じてそれぞれ紙幅検知手段を
間隔をおいて設置した配置構成図である。
【図4】(イ)は片側基準で(ロ)はセンタ基準でセッ
トした積載用紙の幅方向にそれぞれ紙幅検知手段を横断
して設置した配置構成図である。
【図5】その給紙装置の給紙レディ状態説明図である。
【図6】(イ)は紙厚検知手段による紙厚非検知状態を
示し、(ロ)は紙厚検知状態を示す状態説明図である。
【図7】この給紙装置における給紙開始直後の状態説明
図である。
【図8】後給紙ローラが2枚目の用紙に接触した後の状
態を示す状態説明図である。
【図9】用紙をずらせて用紙束にして送り出す状態を示
す状態説明図である。
【図10】後給紙ローラの回転速度を遅くして用紙のず
れを大きくしたときの状態説明図である。
【図11】後給紙ローラの回転速度を速くして用紙のず
れを小さくしたときの状態説明図である。
【図12】この発明の他の実施例である給紙装置の前側
の部分概略構成図である。
【符号の説明】
19 紙幅検知手段 20・21 前後給紙ローラ(給紙手段) 34・35 上下搬送ローラ(給紙手段) 40 紙厚検知手段 P 積載用紙 S 用紙束 t 用紙束の厚さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載用紙を、複数枚ずつ重ねた用紙束に
    して細断部へと送り出すシュレッダの給紙装置におい
    て、 用紙束を送り出す給紙手段と、その給紙手段で送り出す
    用紙束の厚さを検知する紙厚検知手段と、その用紙束の
    紙幅を検知する紙幅検知手段と、その紙幅検知手段で検
    知した用紙束の紙幅と前記紙厚検知手段で検知した用紙
    束の厚さとから該用紙束の細断断面積を求める計算手段
    と、その計算手段で求めた細断断面積に応じて前記給紙
    手段で送り出す用紙束の厚さを調整する調整手段と、を
    備えてなる、シュレッダの給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記紙幅検知手段を、前記給紙手段で送
    り出した用紙束の紙幅を検知しうる位置に配置してな
    る、請求項1に記載のシュレッダの給紙装置。
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