JPH08128516A - 低騒音歯車機構 - Google Patents

低騒音歯車機構

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Publication number
JPH08128516A
JPH08128516A JP26486094A JP26486094A JPH08128516A JP H08128516 A JPH08128516 A JP H08128516A JP 26486094 A JP26486094 A JP 26486094A JP 26486094 A JP26486094 A JP 26486094A JP H08128516 A JPH08128516 A JP H08128516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
tooth
gear mechanism
cylindrical portion
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP26486094A
Other languages
English (en)
Inventor
Meijin Nakada
盟人 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で信頼性の高い安価な低騒音歯車機
構を提供することを目的とする。 【構成】歯車の同軸上に歯1と隣接して歯車のピッチ円
と同じ直径の円筒部2を設けて、歯1と円筒部2を各々
相対させて配置し、歯1と円筒部2の間に干渉防止の溝
部4を設け、各々の円筒部2を押し付けるように取付て
歯車を適正な間隔に歯車を配置する。 【効果】本発明によれば、簡単な構成で歯1の擦れや当
たりによる音が低くできるとともに、信頼性が高く安価
にできる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車伝達機構における
低騒音歯車機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歯車伝達機構における低騒音歯車
機構は、図4に示すように、相対する歯車の取付間隔を
各々の歯車のピッチ円が接する寸法で高精度に位置決め
している。また、主歯車の同軸上に隣接して副歯車を設
け、副歯車を主歯車の非噛み合い方向に弾性ゴムにより
所定量変位させ係合させ構成した低騒音歯車機構もあ
る。尚、この種の機構として関連するものに、例えば特
開昭55−6064号公報等が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
取付間隔のバラツキで相対する歯車が近付き過ぎたり離
れ過ぎたりして歯と歯の擦れや当たりによる異音が発生
し易く、また異音を防止するためには歯車の取付間隔を
高精度に位置出しする必要が有り品質管理に問題があっ
た。また、副歯車を設けた低騒音歯車機構は構造が複雑
なため、小型化が困難であり高価になる問題があった。
【0004】そこで本発明では、簡単な構成で信頼性の
高い安価な低騒音歯車機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記に示
す手段を用いることで達成される。
【0006】歯車の同軸上に歯車の歯と隣接して歯車の
ピッチ円と同じ寸法の直径の円筒部を設けて、歯車の歯
と歯および円筒部と円筒部が各々相対させて配置し構成
する。
【0007】また、歯と円筒部の間に、歯車の谷径以下
の直径の溝部を設けたり、歯車のピッチ円径より外側部
分の形状が無い半歯部分を設ける。
【0008】また、相対する歯車の円筒部と円筒部を押
し付けるように取付けることで、歯車の取付間隔を各々
の歯車のピッチ円が接する寸法で高精度に位置決めす
る。
【0009】
【作用】上記のように相対する歯車は円筒部が接触する
ことで、歯車と歯車が接近し過ぎることが無いため、歯
と歯の擦れや当たりによる異音の発生は微小にできる。
また、歯車の円筒部と円筒部を押し付けるように取付る
ことで、歯車と歯車が離れ過ぎることが無く適正な間隔
を確保できるため、歯と歯の擦れによる異音の発生は微
小にできる。また、接触する各々の円筒部の直径は歯車
のピッチ円と同じ寸法にすることで、各々の円筒部の外
周速度は同方向で同速度になるため、擦れや摩擦抵抗が
無い。また、歯と円筒部の間に、歯車の谷径以下の直径
の溝部を設けたり、歯車のピッチ円径より外側部分の形
状が無い半歯部分を設けることで、軸方向の歯車の位置
ずれによる歯車の歯と円筒部の干渉が防止できる。
【0010】以上により、簡単な構成で信頼性の高い安
価な低騒音歯車機構を提供できる。
【0011】
【実施例】本発明に係る低騒音歯車機構の実施例を図面
を参照しながら説明する。
【0012】図1に、本発明に係る低騒音歯車機構の一
実施例を示す。図2に、歯車の歯と円筒部の間に歯車の
谷径以下の直径の溝部を設けた低騒音歯車機構の一実施
例を示す。図3に、歯車の歯と円筒部の間に歯車のピッ
チ円径より外側部分の形状が無い半歯部分を設けた低騒
音歯車機構の一実施例を示す。
【0013】低騒音歯車は、歯車の歯1とその歯車と同
軸上に歯車のピッチ円と同じ寸法の直径の円筒部2とそ
れらを固定する軸3で構成し、各々の歯車の歯1aと歯
1bおよび円筒部2aと円筒部2bを相対させて配置し
構成する。歯1と円筒部2は金型を使用して各々一体成
形し、高精度に形成する。
【0014】また、歯1と円筒部2の間に、歯車の谷径
以下の直径の溝部4を設けたり、歯車のピッチ円径より
外側部分の形状が無い半歯部分5を設けて、軸3の方向
の歯1a、1bの位置ずれ7による歯1と円筒部2の干
渉を防止する。
【0015】また、軸3のたわみやバネなどを利用して
押し付け方向6へ円筒部2aと円筒部2bが押し付けら
れるように構成して、各々の歯車のピッチ円が接するよ
うな適正な間隔に各々の歯車を配置できる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で高精度に
適正な間隔に各々の歯車を配置できるため、歯1a、1
bの擦れや当たりによる異音が微小で信頼性の高い安価
な低騒音歯車機構を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る低騒音歯車機構の一実施例の正面
図と平面図である。
【図2】歯車の歯と円筒部の間に歯車の谷径以下の直径
の溝部を設けた低騒音歯車機構の一実施例の正面図と平
面図である。
【図3】歯車の歯と円筒部の間に歯車のピッチ円径より
外側部分の形状が無い半歯部分を設けた低騒音歯車機構
の一実施例の正面図と平面図である。
【図4】従来の技術例の正面図と平面図である。
【符号の説明】
1…歯、 1a…歯、 1b…歯、 2…円筒部、 2a…円筒部、 2b…円筒部、 3…軸、 4…溝部、 5…半歯部分、 6…押し付け方向、 7…位置ずれ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車の伝達機構において、歯車の同軸上に
    歯車の歯と隣接して歯車のピッチ円と同じ寸法の直径の
    円筒部を設けて、歯車の歯と歯および円筒部と円筒部が
    各々相対させて配置することを特徴とする低騒音歯車機
    構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の低騒音歯車機構において、
    歯と円筒部の間に、歯車の谷径以下の直径の溝部を設け
    たことを特徴とする低騒音歯車機構。
  3. 【請求項3】請求項1記載の低騒音歯車機構において、
    歯と円筒部の間に、歯車のピッチ円径以上の形状が無い
    半歯部分を設けたことを特徴とする低騒音歯車機構。
  4. 【請求項4】請求項1記載の低騒音歯車機構において、
    相対する歯車の円筒部と円筒部を押し付けるように取付
    たことを特徴とする低騒音歯車機構。
JP26486094A 1994-10-28 1994-10-28 低騒音歯車機構 Pending JPH08128516A (ja)

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JP26486094A JPH08128516A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 低騒音歯車機構

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JPH08128516A true JPH08128516A (ja) 1996-05-21

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JP26486094A Pending JPH08128516A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 低騒音歯車機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046906A (ja) * 2004-06-30 2006-02-16 Nippon Seiki Co Ltd 指針式計器
DE102006058868A1 (de) * 2006-12-07 2008-07-03 Getrag Getriebe- Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg Rasselfreie Bauteilpaarung
JP2011232207A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Yazaki Corp 指針の移動機構

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