JPH0445705B2 - - Google Patents
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- JPH0445705B2 JPH0445705B2 JP57092145A JP9214582A JPH0445705B2 JP H0445705 B2 JPH0445705 B2 JP H0445705B2 JP 57092145 A JP57092145 A JP 57092145A JP 9214582 A JP9214582 A JP 9214582A JP H0445705 B2 JPH0445705 B2 JP H0445705B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential
- position adjustment
- gears
- pair
- housing
- Prior art date
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 13
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/08—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/08—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
- F16H2048/082—Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears characterised by the arrangement of output shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H2048/387—Shields or washers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H48/40—Constructional details characterised by features of the rotating cases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車輌に装着される差動装置に関す
る。
る。
従来、車輌においては、旋回する場合に左右両
駆動輪に回転差をもたせるために差動装置が用い
られている。この差動装置は、例えば、一対のサ
イドギアと一対のピニオンギアを具備し、一対の
サイドギアの各々が、夫々、互いに対向して差動
装置ハウジング内に回動自在に装着され、また一
対のピニオンギアの各々が、夫々、一対のサイド
ギアに噛合され且つ互いに対向して差動装置ハウ
ジング内に回動自在に装着されたものが知られて
いる。
駆動輪に回転差をもたせるために差動装置が用い
られている。この差動装置は、例えば、一対のサ
イドギアと一対のピニオンギアを具備し、一対の
サイドギアの各々が、夫々、互いに対向して差動
装置ハウジング内に回動自在に装着され、また一
対のピニオンギアの各々が、夫々、一対のサイド
ギアに噛合され且つ互いに対向して差動装置ハウ
ジング内に回動自在に装着されたものが知られて
いる。
しかし、上記公知の差動装置においては、直線
走行時等左右両駆動輪に回転差がない場合に差動
装置は作動せず、単に内燃機関からの駆動力を左
右両駆動輪に伝達するにすぎず、従つて、車輌の
走行中において、車輌の慣性力と内燃機関からの
駆動力とがほぼ釣合つた状態（特に、低負荷走行
時に発生する）では、サイドギアとピニオンギア
との間に遊び（いわゆるバツクラツシユ）が存在
する場合に、内燃機関からのトルク変動に起因し
て、両ギア間に両ギアの衝撃による打音（歯面の
打音）が発生し、この打音が運転者に伝達されて
不快感を与えていた。
走行時等左右両駆動輪に回転差がない場合に差動
装置は作動せず、単に内燃機関からの駆動力を左
右両駆動輪に伝達するにすぎず、従つて、車輌の
走行中において、車輌の慣性力と内燃機関からの
駆動力とがほぼ釣合つた状態（特に、低負荷走行
時に発生する）では、サイドギアとピニオンギア
との間に遊び（いわゆるバツクラツシユ）が存在
する場合に、内燃機関からのトルク変動に起因し
て、両ギア間に両ギアの衝撃による打音（歯面の
打音）が発生し、この打音が運転者に伝達されて
不快感を与えていた。
そこで、上記バツクラツシユによる打音を除去
するために、差動装置ハウジングと各々のサイド
ギアとの間に夫々スラストワツシヤを配設した差
動装置が提案されている。
するために、差動装置ハウジングと各々のサイド
ギアとの間に夫々スラストワツシヤを配設した差
動装置が提案されている。
この場合、スラストワツシヤによつてサイドギ
アとピニオンギアとの間のバツクラツシユを実質
上なくして打音の発生を防止することができる
が、しかし、スラストワツシヤを装着する際に、
まず、一対のサイドギアと一対のピニオンギアを
差動装置ハウジングに組付けて噛合状態を測定
（通常、ゲージ等を用いて、サイドギアとピニオ
ンギアとが、実質上バツクラツシユがない状態に
なるまでの間隔を測定する。）し、しかる後に、
これらを分解して適切な厚さのスラストワツシヤ
を装着しなければならず、差動装置の組付けに時
間がかかると共にその作業が煩雑であつた。特
に、差動装置を組付けた後にも未だバツクラツシ
ユが存在する場合には、もう一度分解して別の厚
さのスラストワツシヤと交換しなければならず、
その作業が著しく煩雑であつた。
アとピニオンギアとの間のバツクラツシユを実質
上なくして打音の発生を防止することができる
が、しかし、スラストワツシヤを装着する際に、
まず、一対のサイドギアと一対のピニオンギアを
差動装置ハウジングに組付けて噛合状態を測定
（通常、ゲージ等を用いて、サイドギアとピニオ
ンギアとが、実質上バツクラツシユがない状態に
なるまでの間隔を測定する。）し、しかる後に、
これらを分解して適切な厚さのスラストワツシヤ
を装着しなければならず、差動装置の組付けに時
間がかかると共にその作業が煩雑であつた。特
に、差動装置を組付けた後にも未だバツクラツシ
ユが存在する場合には、もう一度分解して別の厚
さのスラストワツシヤと交換しなければならず、
その作業が著しく煩雑であつた。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は、組付けが簡単であると共にサイ
ドギアとピニオンギアとの噛合状態を外部より調
整することができる改良された差動装置を提供す
ることにある。
て、その目的は、組付けが簡単であると共にサイ
ドギアとピニオンギアとの噛合状態を外部より調
整することができる改良された差動装置を提供す
ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の構成は、
差動装置ハウジング内において一対のピニオンギ
アと噛合う一対のサイドギアの背面に前記差動装
置ハウジングと螺合して前記サイドギアと前記ピ
ニオンギアとの噛合状態を外部から調整可能な位
置調整部材を設け、前記位置調整部材の各々に
は、一端部に前記サイドギアに当接する頭部、他
端部の端面に外部より前記位置調整部材を回動せ
しめるための複数の凹部、また、その中間部に前
記差動装置ハウジングに螺着されるねじ部が夫々
形成され、前記差動ハウジングの両端部には
夫々、その一端面に複数個の爪が形成されたリン
グ状の固定部材が装着されており、かつ前記固定
部材の複数個の爪のうち前記各々の位置調整部材
の凹部に対応する爪を前記位置調整部材の回動を
阻止するように前記凹部に夫々係合せしめたこと
を特徴とする差動装置にある。
差動装置ハウジング内において一対のピニオンギ
アと噛合う一対のサイドギアの背面に前記差動装
置ハウジングと螺合して前記サイドギアと前記ピ
ニオンギアとの噛合状態を外部から調整可能な位
置調整部材を設け、前記位置調整部材の各々に
は、一端部に前記サイドギアに当接する頭部、他
端部の端面に外部より前記位置調整部材を回動せ
しめるための複数の凹部、また、その中間部に前
記差動装置ハウジングに螺着されるねじ部が夫々
形成され、前記差動ハウジングの両端部には
夫々、その一端面に複数個の爪が形成されたリン
グ状の固定部材が装着されており、かつ前記固定
部材の複数個の爪のうち前記各々の位置調整部材
の凹部に対応する爪を前記位置調整部材の回動を
阻止するように前記凹部に夫々係合せしめたこと
を特徴とする差動装置にある。
上記構成を有する本発明の差動装置の作用は、
次の通りである。
次の通りである。
即ち、前記差動装置２組付けた後に位置調整部
材２４ａ，２４ｂを外部から回動せしめ、一対の
ピニオンギア１０ａ，１０ｂに対して各々サイド
ギア８ａ，８ｂを移動させて両サイドギア８ａ，
８ｂおよび両ピニオンギア１０ａ，１０ｂ間の噛
合状態を容易に調整することができ、かくして、
サイドギア８ａ，８ｂとピニオンギア１０ａ，１
０ｂの間のバツクラツシユを実質上存在しない状
態に保持することができる。
材２４ａ，２４ｂを外部から回動せしめ、一対の
ピニオンギア１０ａ，１０ｂに対して各々サイド
ギア８ａ，８ｂを移動させて両サイドギア８ａ，
８ｂおよび両ピニオンギア１０ａ，１０ｂ間の噛
合状態を容易に調整することができ、かくして、
サイドギア８ａ，８ｂとピニオンギア１０ａ，１
０ｂの間のバツクラツシユを実質上存在しない状
態に保持することができる。
前記固定部材３２ａ，３２ｂの複数個の爪３４
は、各々の位置調整部材２４ａ，２４ｂの凹部３
０に対応する爪３４のみが、内方に折曲げられ、
前記凹部３０に係合せしめられる。従つて、位置
調整部材２４ａ，２４ｂの回動は、前記爪３０の
作用によつて確実に阻止される。
は、各々の位置調整部材２４ａ，２４ｂの凹部３
０に対応する爪３４のみが、内方に折曲げられ、
前記凹部３０に係合せしめられる。従つて、位置
調整部材２４ａ，２４ｂの回動は、前記爪３０の
作用によつて確実に阻止される。
以下、本発明に従つて構成された差動装置の具
体例を添付図面を参照して説明する。
体例を添付図面を参照して説明する。
本発明に従つて構成された差動装置の第１の具
体例を図示する第１図および第２図において、全
体を番号２で示す差動装置は、差動装置ハウジン
グ４を具備している。この差動装置ハウジング４
は、軸受６を介してアクスルハウジング（図示せ
ず）内に回動自在に装着される。
体例を図示する第１図および第２図において、全
体を番号２で示す差動装置は、差動装置ハウジン
グ４を具備している。この差動装置ハウジング４
は、軸受６を介してアクスルハウジング（図示せ
ず）内に回動自在に装着される。
差動装置ハウジング４内には、互いに対向し
て、一対のサイドギア８ａおよび８ｂ並びに一対
のピニオンギア１０ａ，１０ｂが配設されてい
る。ピニオンギア１０ａ，１０ｂは、夫々、差動
装置ハウジング４に両端部が固定されたピニオン
シヤフト１２に、回動自在に且つ一対のサイドギ
ア８ａ，８ｂに噛合するように装着されている。
サイドギア８ａ，８ｂには、夫々、取付用貫通孔
の内周面にスプライン１４ａ，１４ｂが形成さ
れ、また車軸１６ａ，１６ｂの一端の外周面に
も、夫々、上記スプライン１４ａ，１４ｂに対応
するスプラインが形成されており、そして、サイ
ドギア８ａ，８ｂと車軸１６ａ，１６ｂとが、
夫々、スプライン結合されている。車軸１６ａ，
１６ｂの各々の他端部は、差動装置ハウジング４
の両端部に形成された孔２０（第２図において片
側のみ示す。）を貫通して外方に延びており、そ
して、その他端に、図示していないが、左右両駆
動輪が夫々固定されている。
て、一対のサイドギア８ａおよび８ｂ並びに一対
のピニオンギア１０ａ，１０ｂが配設されてい
る。ピニオンギア１０ａ，１０ｂは、夫々、差動
装置ハウジング４に両端部が固定されたピニオン
シヤフト１２に、回動自在に且つ一対のサイドギ
ア８ａ，８ｂに噛合するように装着されている。
サイドギア８ａ，８ｂには、夫々、取付用貫通孔
の内周面にスプライン１４ａ，１４ｂが形成さ
れ、また車軸１６ａ，１６ｂの一端の外周面に
も、夫々、上記スプライン１４ａ，１４ｂに対応
するスプラインが形成されており、そして、サイ
ドギア８ａ，８ｂと車軸１６ａ，１６ｂとが、
夫々、スプライン結合されている。車軸１６ａ，
１６ｂの各々の他端部は、差動装置ハウジング４
の両端部に形成された孔２０（第２図において片
側のみ示す。）を貫通して外方に延びており、そ
して、その他端に、図示していないが、左右両駆
動輪が夫々固定されている。
他方、差動装置ハウジング４の外側には、リン
グギア２２がボルト２４によつて固定されてい
る。このリングギア２２には、内燃機関（図示せ
ず）からの駆動力が伝達されるドライブピニオン
ギア（図示せず）が噛合される。
グギア２２がボルト２４によつて固定されてい
る。このリングギア２２には、内燃機関（図示せ
ず）からの駆動力が伝達されるドライブピニオン
ギア（図示せず）が噛合される。
従つて、上述した差動装置２においては、内燃
機関からの駆動力がリングギア２２、差動装置ハ
ウジング４、ピニオンギア１０ａ，１０ｂ、サイ
ドギア８ａ，８ｂ並びに車軸１６ａ，１６ｂを経
て左右両駆動輪（図示せず）に夫々伝達される。
機関からの駆動力がリングギア２２、差動装置ハ
ウジング４、ピニオンギア１０ａ，１０ｂ、サイ
ドギア８ａ，８ｂ並びに車軸１６ａ，１６ｂを経
て左右両駆動輪（図示せず）に夫々伝達される。
上記差動装置ハウジング４には、さらに、サイ
ドギア８ａ，８ｂとピニオンギア１０ａ，１０ｂ
との噛合状態を調整するための一対の位置調整部
材２４ａ，２４ｂが夫々装着されている。位置調
整部材２４ａ，２４ｂ（第２図において、位置調
整部材２４ｂのみを示す。）は実質上同一の構成
であり、その中央部に車軸１６ａ，１６ｂが貫通
せしめられる貫通孔２６が夫々形成されている。
この位置調整部材２４ａ，２４ｂの各々には、さ
らに、その一端部に頭部２８、その他端部の端面
に一対の凹部３０、またはその中間部外周面にね
じ部３１が形成されている。上述した位置調整部
材２４ａ，２４ｂは、夫々、第１図に図示するよ
うに、その頭部２８がスラストワツシヤ２９ａ，
２９ｂを介してサイドギア８ａ，８ｂに対向する
ように差動装置ハウジング４の各々の孔２０の内
周面に形成されたねじ部３３に螺着される。な
お、上記スラストワツシヤ２９ａ，２９ｂは省略
することができ、位置調整部材２４ａ，２４ｂの
頭部２８を直接サイドギア８ａ，８ｂの端面に当
接せしめてもよい。差動装置２を組付けた後にお
いては、この位置調整部材２４ａ，２４ｂは外部
より差動装置ハウジング４の孔２０を通して工具
（位置調整部材２４，２４ｂを回動させるための
特別な工具）をその一対の凹部３０内に挿入する
ことにより回動せしめることができる。
ドギア８ａ，８ｂとピニオンギア１０ａ，１０ｂ
との噛合状態を調整するための一対の位置調整部
材２４ａ，２４ｂが夫々装着されている。位置調
整部材２４ａ，２４ｂ（第２図において、位置調
整部材２４ｂのみを示す。）は実質上同一の構成
であり、その中央部に車軸１６ａ，１６ｂが貫通
せしめられる貫通孔２６が夫々形成されている。
この位置調整部材２４ａ，２４ｂの各々には、さ
らに、その一端部に頭部２８、その他端部の端面
に一対の凹部３０、またはその中間部外周面にね
じ部３１が形成されている。上述した位置調整部
材２４ａ，２４ｂは、夫々、第１図に図示するよ
うに、その頭部２８がスラストワツシヤ２９ａ，
２９ｂを介してサイドギア８ａ，８ｂに対向する
ように差動装置ハウジング４の各々の孔２０の内
周面に形成されたねじ部３３に螺着される。な
お、上記スラストワツシヤ２９ａ，２９ｂは省略
することができ、位置調整部材２４ａ，２４ｂの
頭部２８を直接サイドギア８ａ，８ｂの端面に当
接せしめてもよい。差動装置２を組付けた後にお
いては、この位置調整部材２４ａ，２４ｂは外部
より差動装置ハウジング４の孔２０を通して工具
（位置調整部材２４，２４ｂを回動させるための
特別な工具）をその一対の凹部３０内に挿入する
ことにより回動せしめることができる。
また、差動装置ハウジング４の両端部には、位
置調整部材２４ａ，２４ｂを固定するためのリン
グ状の固定部材３２ａ，３２ｂが夫々装着されて
いる。この固定部材３２ａ，３２ｂ（第２図にお
いて、固定部材３２ｂのみを示す。）は実質上同
一の構成であり、リング状の固定部材３２ａ，３
２ｂの一端面に、外方に延びる複数個の爪３４が
形成され、その他端部に内方に突出する縁部３６
が形成されている。この固定部材３２ａ，３２ｂ
の周側面は一部切断されており、そして、その両
側端部３８ａ，３８ｂの各々が、夫々、内方に突
出している。
置調整部材２４ａ，２４ｂを固定するためのリン
グ状の固定部材３２ａ，３２ｂが夫々装着されて
いる。この固定部材３２ａ，３２ｂ（第２図にお
いて、固定部材３２ｂのみを示す。）は実質上同
一の構成であり、リング状の固定部材３２ａ，３
２ｂの一端面に、外方に延びる複数個の爪３４が
形成され、その他端部に内方に突出する縁部３６
が形成されている。この固定部材３２ａ，３２ｂ
の周側面は一部切断されており、そして、その両
側端部３８ａ，３８ｂの各々が、夫々、内方に突
出している。
上述した固定部材３２ａ，３２ｂは、第１図お
よび第２図から容易に理解される如く、その縁部
３６が差動装置ハウジング４の両端部に形成され
た円周状の溝４０内に夫々挿入され、またその両
側端部３８ａ，３８ｂが差動装置ハウジング４に
形成された切欠き４２内に夫々挿入され、かくし
て、固定部材３２ａ，３２ｂの各々が、夫々、差
動装置ハウジング４の両端部に装着される。
よび第２図から容易に理解される如く、その縁部
３６が差動装置ハウジング４の両端部に形成され
た円周状の溝４０内に夫々挿入され、またその両
側端部３８ａ，３８ｂが差動装置ハウジング４に
形成された切欠き４２内に夫々挿入され、かくし
て、固定部材３２ａ，３２ｂの各々が、夫々、差
動装置ハウジング４の両端部に装着される。
この固定部材３２ａ，３２ｂの複数個の爪３４
は、各々の位置調整部材２４ａ，２４ｂの凹部３
０に対応する爪３４のみが、第１図に図示するよ
うに、内方に折曲げられ、この凹部３０に係合せ
しめられる。従つて、位置調整部材２４ａ，２４
ｂの回動は、この爪３０の作用によつて確実に阻
止される。
は、各々の位置調整部材２４ａ，２４ｂの凹部３
０に対応する爪３４のみが、第１図に図示するよ
うに、内方に折曲げられ、この凹部３０に係合せ
しめられる。従つて、位置調整部材２４ａ，２４
ｂの回動は、この爪３０の作用によつて確実に阻
止される。
上述した通りの差動装置２においては、差動装
置２を組付けた後に位置調整部材２４ａ，２４ｂ
を外部から回動せしめ、一対のピニオンギア１０
ａ，１０ｂに対して各々のサイドギア８ａ，８ｂ
を移動させて両サイドギア８ａ，８ｂおよび両ピ
ニオンギア１０ａ，１０ｂ間の噛合状態を容易に
調整することができ、かくして、サイドギア８
ａ，８ｂとピニオンギア１０ａ，１０ｂの間のバ
ツクラツシユを実質上存在しない状態に保持する
ことができる。
置２を組付けた後に位置調整部材２４ａ，２４ｂ
を外部から回動せしめ、一対のピニオンギア１０
ａ，１０ｂに対して各々のサイドギア８ａ，８ｂ
を移動させて両サイドギア８ａ，８ｂおよび両ピ
ニオンギア１０ａ，１０ｂ間の噛合状態を容易に
調整することができ、かくして、サイドギア８
ａ，８ｂとピニオンギア１０ａ，１０ｂの間のバ
ツクラツシユを実質上存在しない状態に保持する
ことができる。
また、図示の具体例においては、第１図から容
易に理解される如く、差動装置２をアクスルハウ
ジング（図示せず）に装着したときに固定部材３
２ａ，３２ｂの周側面の一部が軸受６の内周面に
よつて覆われるため、固定部材３２ａ，３２ｂの
各々が、夫々、差動装置ハウジング４から外れる
ことはなく、確実に位置調整部材２４ａ，２４ｂ
を固定することができる。
易に理解される如く、差動装置２をアクスルハウ
ジング（図示せず）に装着したときに固定部材３
２ａ，３２ｂの周側面の一部が軸受６の内周面に
よつて覆われるため、固定部材３２ａ，３２ｂの
各々が、夫々、差動装置ハウジング４から外れる
ことはなく、確実に位置調整部材２４ａ，２４ｂ
を固定することができる。
以上のように、本発明の差動装置は、差動装置
ハウジング内において一対のピニオンギアと噛合
う一対のサイドギアの背面に前記差動装置ハウジ
ングと螺合して前記サイドギアと前記ピニオンギ
アとの噛合状態を外部から調整可能な位置調整部
材を設け、前記位置調整部材の各々には、一端部
に前記サイドギアに当接する頭部、他端部の端面
に外部より前記位置調整部材を回動せしめるため
の複数の凹部、また、その中間部に前記差動装置
ハウジングに螺着されるねじ部が夫々形成され、
前記差動ハウジングの両端部には夫々、その一端
面に複数個の爪が形成されたリング状の固定部材
が装着されており、かつ前記固定部材の複数個の
爪のうち前記各々の位置調整部材の凹部に対応す
る爪を、前記位置調整部材の回動を阻止するよう
に前記凹部に夫々係合せしめたことを特徴とする
ので、前記一対のピニオンギアとサイドギアとの
バツクラツシユ調整作業は、各サイドギア毎に
個々にその背面側から外部からの工具により行う
ことができるから、従来のようなバツクラツシユ
再調整のために、差動装置を分解してスラストワ
ツシヤやスペーサを交換するという煩わしい作業
が不要となり、バツクラツシユ調整のための作業
性が向上するという効果がある。
ハウジング内において一対のピニオンギアと噛合
う一対のサイドギアの背面に前記差動装置ハウジ
ングと螺合して前記サイドギアと前記ピニオンギ
アとの噛合状態を外部から調整可能な位置調整部
材を設け、前記位置調整部材の各々には、一端部
に前記サイドギアに当接する頭部、他端部の端面
に外部より前記位置調整部材を回動せしめるため
の複数の凹部、また、その中間部に前記差動装置
ハウジングに螺着されるねじ部が夫々形成され、
前記差動ハウジングの両端部には夫々、その一端
面に複数個の爪が形成されたリング状の固定部材
が装着されており、かつ前記固定部材の複数個の
爪のうち前記各々の位置調整部材の凹部に対応す
る爪を、前記位置調整部材の回動を阻止するよう
に前記凹部に夫々係合せしめたことを特徴とする
ので、前記一対のピニオンギアとサイドギアとの
バツクラツシユ調整作業は、各サイドギア毎に
個々にその背面側から外部からの工具により行う
ことができるから、従来のようなバツクラツシユ
再調整のために、差動装置を分解してスラストワ
ツシヤやスペーサを交換するという煩わしい作業
が不要となり、バツクラツシユ調整のための作業
性が向上するという効果がある。
また、前記位置調整部材を前記差動ハウジング
内面に螺合させる、即ち、前記差動ハウジング自
体を位置調整部材の一構成部材として兼用させる
とともに、前記位置調整部材を回動せしめるため
の凹部を、バツクラツシユの調整後に、リング状
の固定部材の爪の係合用凹部として兼用するの
で、部品点数が少なく、構造の簡単な差動装置を
提供できる利点がある。
内面に螺合させる、即ち、前記差動ハウジング自
体を位置調整部材の一構成部材として兼用させる
とともに、前記位置調整部材を回動せしめるため
の凹部を、バツクラツシユの調整後に、リング状
の固定部材の爪の係合用凹部として兼用するの
で、部品点数が少なく、構造の簡単な差動装置を
提供できる利点がある。
第１図は、本発明に従つて構成された差動装置
の具体例を図示する断面図、第２図は、第１図に
図示する差動装置の一端部を示す分解斜視図であ
る。 ２……差動装置、４……差動装置ハウジング、
８ａ，８ｂ……サイドギア、１０ａ，１０ｂ……
ピニオンギア、１６ａ，１６ｂ……車軸、２４
ａ，２４ｂ……位置調整部材、３１……ねじ部、
３２ａ，３２ｂ……固定部材、３４……爪、３６
……縁部。
の具体例を図示する断面図、第２図は、第１図に
図示する差動装置の一端部を示す分解斜視図であ
る。 ２……差動装置、４……差動装置ハウジング、
８ａ，８ｂ……サイドギア、１０ａ，１０ｂ……
ピニオンギア、１６ａ，１６ｂ……車軸、２４
ａ，２４ｂ……位置調整部材、３１……ねじ部、
３２ａ，３２ｂ……固定部材、３４……爪、３６
……縁部。
Claims (1)
- １ 差動装置ハウジング内において一対のピニオ
ンギアと噛合う一対のサイドギアの背面に前記差
動装置ハウジングと螺合して前記サイドギアと前
記ピニオンギアとの噛合状態を外部から調整可能
な位置調整部材を設け、前記位置調整部材の各々
には、一端部に前記サイドギアに当接する頭部、
他端部の端面に外部より前記位置調整部材を回動
せしめるための複数の凹部、また、その中間部に
前記差動装置ハウジングに螺着されるねじ部が
夫々形成され、前記差動ハウジングの両端部には
夫々、その一端面に複数個の爪が形成されたリン
グ状の固定部材が装着されており、かつ前記固定
部材の複数個の爪のうち前記各々の位置調整部材
の凹部に対応する爪を前記位置調整部材の回動を
阻止するように前記凹部に夫々係合せしめたこと
を特徴とする差動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214582A JPS58211053A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 差動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214582A JPS58211053A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 差動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58211053A JPS58211053A (ja) | 1983-12-08 |
| JPH0445705B2 true JPH0445705B2 (ja) | 1992-07-27 |
Family
ID=14046263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9214582A Granted JPS58211053A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 差動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58211053A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4821395A (en) * | 1988-03-23 | 1989-04-18 | Deere & Company | Method and apparatus for adjusting the backlash on a differential |
| US5624345A (en) * | 1994-05-16 | 1997-04-29 | Dana Corporation | Apparatus for preloading axle differential bearings and method of assembling a differential |
| SE509385C2 (sv) * | 1997-12-23 | 1999-01-18 | Scania Cv Ab | Differentialväxel |
| KR100337345B1 (ko) * | 1999-10-29 | 2002-05-21 | 이계안 | 트랜스퍼 케이스용 하이포이드 기어 치합 조정 장치 |
| KR20020017450A (ko) * | 2000-08-30 | 2002-03-07 | 이계안 | 차량용 디퍼렌셜 |
| FR2830918B1 (fr) | 2001-10-12 | 2004-02-06 | Mecaniques Et Ind Speciales S | Corps de differentiel, differentiel comportant ce corps et procede d'assemblage de ce differentiel |
| KR100630384B1 (ko) | 2005-03-21 | 2006-10-02 | 서한산업(주) | 차동장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5110728U (ja) * | 1974-07-12 | 1976-01-26 |
-
1982
- 1982-06-01 JP JP9214582A patent/JPS58211053A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58211053A (ja) | 1983-12-08 |
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