JPH08126648A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH08126648A
JPH08126648A JP6269362A JP26936294A JPH08126648A JP H08126648 A JPH08126648 A JP H08126648A JP 6269362 A JP6269362 A JP 6269362A JP 26936294 A JP26936294 A JP 26936294A JP H08126648 A JPH08126648 A JP H08126648A
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wire
tip
sheath
tube
clip
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Application number
JP6269362A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Matsuno
清孝 松野
Akito Sadamasa
明人 定政
Yukio Sato
由紀夫 佐藤
Yutaka Yanuma
豊 矢沼
Minoru Shinozuka
実 篠塚
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Priority to PCT/JP1995/002244 priority patent/WO1996014020A1/ja
Priority to EP95936088A priority patent/EP0738501B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】先端処置部を任意の方向へ容易に回転させるこ
とができる内視鏡用処置装置を提供することにある。 【構成】 経内視鏡的に使用し、先端の処置部としての
クリップ2を手元側操作部から作動させる操作手段を有
する内視鏡用処置具において、前記クリップ2と手元側
操作部の間を連結するトルク伝達性を有するワイヤ33
と、前記クリップ2を手元側から回転させる回転手段と
を具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、経内視鏡的に体腔内
の処置等を行う内視鏡用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】経内視鏡的に体腔内に挿入して生体組織
の処置等を行う内視鏡用処置具の先端処置部は、生検部
や把持部を有しており、これはリンク機構やばね性を利
用して拡開する構造である。しかし、生検や把持をした
い組織や異物に対して最適な方向に拡開することができ
ず、生検や把持がしずらいことがある。この問題点を解
決する処置具としては、実開昭55−109501号公
報に示されるように、鉗子部に可撓性コイルを連結し、
この可撓性コイルの内視鏡に挿入される部分を多条コイ
ルや多重コイルとすることにより回転を可能としたもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術は次のような欠点を有していた。 (a)鉗子は内視鏡の鉗子チャンネルに挿通され使用さ
れるものであり、シース外周と鉗子チャンネル内壁との
摩擦抵抗により、回転の飛び等を発生してしまい、確実
に回転力を先端に伝えることができなかった。
【0004】(b)多条コイル及び多重コイルとするこ
とはシースの可撓性が少なからず硬くなってしまうた
め、影響を与えるものであり、回転性を追求した場合、
鉗子チャンネルへの挿通性を著しく悪化させてしまう結
果となるため、所望の回転性を得るまでに至らなかっ
た。
【0005】(c)多条コイルについては巻方向によっ
ては回転ができないという欠点を有している。 (d)多重コイルはコイルを何層か重ね合わせるため、
1条コイルに比して、径方向のスペースを使う欠点があ
る。まして、内視鏡の鉗子チャンネルという限られたス
ペースであるため、鉗子に多条コイルを使用するのは困
難であった。
【0006】(e)コイルを有さない処置具において
は、処置部を回転させることができない。また、前述の
ような生検部や把持部を持たない注射針等においても針
先の向きを変えられない構造が普通であり、目的部位に
確実に針先を向けることが困難であるという問題があっ
た。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、手元側操作部に設け
た回転手段による回転をワイヤを介して処置部に確実に
伝達させることができる内視鏡用処置具を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
前記目的を達成するために、経内視鏡的に使用し、先端
の処置部を手元側操作部から作動させる操作手段を有す
る内視鏡用処置具において、前記処置部と手元側操作部
の間を連結するトルク伝達性を有するワイヤと、前記処
置部を手元側から回転させる回転手段とを具備したこと
を特徴とする。回転手段を操作してワイヤを回転させる
と、そのワイヤの回転に伴って先端の処置部が一体的に
回転し、処置部を任意の方向に向けることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図17は第1の実施例を示す。図1は
内視鏡用処置具としてのクリップ装置の先端側の断面図
であり、このクリップ装置は、クリップ装置の本体1と
カセット式クリップ2とから構成されている。本体1は
導入管3を有しており、この導入管3は四フッ化エチレ
ン樹脂等からなる可撓性チューブによって形成され、内
視鏡の鉗子チャンネルを利用して体腔内に挿入できるよ
うになっている。
【0010】図2は手元側操作部の斜視図、図3は手元
側操作部の断面図である。前記導入管3の基端部はチュ
ーブ継手4に固定されている。チューブ継手4はチュー
ブ継手本体5、チューブ継手蓋6、固定解除ボタン7、
ばね8およびOリング9で構成されている。チューブ継
手本体5は先端開口10と基端開口11を有する管路1
2を持ち、前記導入管3の内腔に連通している。
【0011】前記管路12は、基端大管路12aと先端
小管路12bとからなり、基端大管路12aは操作部本
体13の先端が挿通できる内径を有している。前記チュ
ーブ継手本体5には注射筒が着脱可能で前記基端大管路
12aに流体連通するルアロック口金14が設けられて
いる。
【0012】さらに、図4および図5に示すようにチュ
ーブ継手本体5はフランジ15の基端側に相反する2本
の溝16があり、さらに、その基端に係合部17を有し
ている。係合部17には前記溝16と同方向に係合部1
7外周と基端大管路12aとを連通する側孔18を有し
ている。この側孔18は大径部19と小径部20とから
なっている。
【0013】次に、チューブ継手蓋6はほぼ円盤状の形
状を呈しており、基端側にチューブ継手本体5の基端の
係合部17と係合する開口部21を有し、先端側にはチ
ューブ継手本体5の溝16と噛み合う突起22が内側に
対向した2ヶ所に設けられている。図3のチューブ継手
本体5のフランジ15の基端からチューブ継手本体5基
端までの寸法Lとチューブ継手蓋6の先端から開口部2
1の先端までの寸法L′はL>L′の関係であり、約
0.5mm程度、Lの方が長い。この寸法設定により、
チューブ継手本体5とチューブ継手蓋6は以下のように
組立られている。
【0014】チューブ継手本体5の溝16にチューブ継
手蓋6の突起22とを合わせてチューブ継手蓋6をスラ
イドさせる。前記溝16と突起22の噛み合いはじめの
部分には各々面取り23,24がされていること及び前
述のL>L′であることにより、スライドさせるに従
い、チューブ継手蓋6が変形する。更にスライドさせ、
フランジ15とチューブ継手蓋6の中心が同軸となった
時点でチューブ継手本体5の係合部17がチューブ継手
蓋6の開口部21に嵌まり、チューブ継手蓋6の変形は
なくなり、長手方向には溝16と突起22により、径方
向には係合部17と開口部21との引っ掛かりによって
固定される。この組み立てられた状態では、チューブ継
手本体5とチューブ継手蓋6とは全ての部分に最小のガ
タが設けられており、組立による残留応力がないように
している。
【0015】なお、前記組立方法の中で省略したが、チ
ューブ継手本体5に固定解除ボタン7、ばね8、Oリン
グ9を装填した状態で前記嵌め込みは行う。次に固定解
除ボタン7、ばね8、Oリング9について説明する。
【0016】図5及び図6に示すように固定解除ボタン
7はチューブ継手本体5とチューブ継手蓋6を組み立て
た状態で係合部17とチューブ継手蓋6との間に形成さ
れる空間を摺動する四角い枠部25と前記枠部25内側
に向いたピン26で構成されている。このピン26は係
合部17の側孔18に挿入され、最大で2mm程度チュ
ーブ継手本体5の基端大管路12a内に突出する長さで
あり、最小0mmの突出長となるようになっている。ピ
ン26には大径部26aと小径部26bとからなり、小
径部26b外側と側孔18、大径部19との間にOリン
グ9が水密を保つように入れられている。また、固定解
除ボタン7は通常ピン26の先端が基端大径部12aに
突出する方向に付勢力をもたせるようにばね8が枠部2
5のピン26の反対側に配設されている。この付勢力に
抗して固定解除ボタン7を押すことにより、ピン26の
基端大径部12aへの突出を0mmとすることができ
る。
【0017】図2に戻り、前記導入管3の基端外周から
チューブ継手4の先端にかけて、シリコン等の比較的柔
らかい材質からなる熱収縮チューブ27が被覆されてい
る。これは導入管3とチューブ継手4の接続部で硬さが
極端に変わるために、導入管3が座屈するのを防止する
ための補強であり、チューブ継手4の硬さと導入管3の
硬さの変化をなだらかにすることを目的としている。
【0018】図1に戻り、前記導入管3は導入管3内に
挿通される操作管28が内視鏡越しに見えるよう透明が
好ましい。導入管3と操作管28とのクリアランスは大
きすぎる場合、チューブの変形、座屈をきたし、小さい
場合は摺動抵抗が増してしまう。そのため、クリアラン
スは全周に0.1〜0.5mm程度とするのが好まし
い。
【0019】また、図7に示すように操作管28は先端
にステンレス製の短管等からなる連結用リング29を取
り付け固定した可撓性の操作部材で、導入管3の先端よ
り突没可能かつ進退自在に挿通されている。この操作管
28は角断面のステンレスワイヤを密巻してなるもの
で、フック30が挿通可能な内径を有している先端側コ
イル31と丸断面のステンレスワイヤを密巻してなる基
端側コイル32とがレーザー溶接等により固定されて構
成されている。先端側コイル31は前述のようにフック
30を挿通させるため、内径を大きくとらなければなら
ず、肉薄でも伸縮による耐性や腰の強さを得られるた
め、平コイルとしてある。
【0020】また、操作管28基端は操作部本体13に
連結されている。操作管28の内部にはトルク伝達性を
有する操作ワイヤ33が進退自在に挿通されている。操
作ワイヤ33と基端側コイル32とのクリアランスは操
作ワイヤ33が基端側コイル32内で蛇行してしまい、
力の伝達力が損なわれるのを防止するために極力クリア
ランスを小さくしてあり、0.05〜0.2mm程度が
好ましい。
【0021】この操作ワイヤ33の基端は操作パイプ3
4、ワイヤ受け35を介してスライダ36に回動自在に
連結され、先端にはカセット式クリップ2の連結板37
に着脱自在に係止するフック30が取り付けられてい
る。フック30はメタルインジェクションモールドによ
り作られている。これはメタルインジェクションモール
ドが削り品と比較して、靭性に優れているため、万一必
要以上の力が加わった場合でも、破壊して、破壊した部
品が脱落してしまうことはなく、変形するだけですむた
めである。
【0022】また、前記フック30は、図8および図9
に示すように、先端側が半月状部38で、基端側が円柱
状の形状である円柱状部39となっている。円柱状部3
9の基端側には円柱状部39と同軸の孔40が開けられ
ている。孔40には操作ワイヤ33を挿入し、固着材等
で固定されている。さらに、半月状部38の平面部41
には平面部41に対して垂直方向に接続ピン42が一体
で作られている。接続ピン42はカセット式クリップ2
の連結板37が係合できるようにほぼ長円状の装填部4
3と連結板37が不用意に外れるのを防止する前記装填
部43より大きい脱落防止部44からなっている。
【0023】また、操作ワイヤ33にはほぼ全長に亘っ
て滑り性に優れるフッ素樹脂等のコーティングが行われ
ており、操作ワイヤ33の作動性を良好なものとしてい
る。図10に示すようにカセット式クリップ2は、クリ
ップ45と、クリップ45に係合される連結板37と、
クリップ締め付け用リング46とから構成されている。
クリップ45はステンレス製の薄い帯板材を真ん中部分
で曲げ、その曲げ部分を基端部47としてなり、この基
端部47から伸びるクリップ締め付け用リング46の内
径よりも広い間隔の一対の嵌動部48a,48bを形成
し、さらに延出して両方の腕部49a,49bを互いに
公差させる。さらに各腕部49a,49bの先端部が向
き合うように折曲げられ、挟持部50a,50bを形成
している。そして、挟持部50a,50bを開くように
腕部49a,49bに開拡習性を付与してある。
【0024】連結板37はステンレス製の薄い帯板材を
打ち抜き加工したものであり、一端はクリップ45の基
端部47に係合されるJ字状の鉤51が形成され、他端
は操作ワイヤ33のフック30に係合するだるま状の孔
52が形成されている。クリップ締め付け用リング46
は連結用リング29に係脱できるように外径に段差を設
けたパイプで形成され、径の細い部分は連結用リング2
9の内径より小さく、径の太い部分は連結用リング29
内径より大きくなっている。そして、カセット式クリッ
プ2はクリップ45の基端部47に連結板37の鉤51
を係合させ、連結板37をクリップ締め付け用リング4
6の外径の太い方より挿入し、その状態でクリップ締め
付け用リング46内にシリコーン等でなる充填剤を充填
し、仮止めして構成されている。
【0025】操作ワイヤ33はスライダ36に回動自在
に固定されていると前述したが、詳しくは以下の通りで
ある。図11及び図12に示すように操作ワイヤ33の
基端には操作ワイヤ33のスライダ36付近での座屈を
防止するため、ステンレス等のパイプ材で作られた操作
パイプ34が外設され、その基端部で操作パイプ34と
操作ワイヤ33を一緒に折り返し、ワイヤ受け35の大
径孔部53に挿入され、ワイヤ受け35の外周をかしめ
ることにより、ワイヤ受け35と操作パイプ34と操作
ワイヤ33が固定されている。これは半田付け等でも固
定は可能だが、半田を行う際にはフラックス等を使用す
るが、残留したフラックス等により、操作ワイヤ33が
腐食し、切れてしまう可能性もあり、また半田では半田
付け後に余分につけられた半田を除去するやすりがけや
前述のフラックス等を除去する洗滌工程が必要である。
この問題を解消できるため、かしめによる固定が好まし
い。
【0026】操作パイプ34にはワイヤ受け35より先
端側にワイヤ受け35と一定の間隔を持って回転パイプ
53がその基端部をかしめることにより操作パイプ34
に固定されている。もちろん、この固定はロー付け等で
もかまわない。回転パイプ53は真鍮等のパイプ材から
なり、長手方向のほぼ全長に亘って、平面部54が設け
られている。つまり、断面形状はD断面を呈している。
さらに、回転パイプ53の表面にはニッケル・クロム等
のメッキが施されている。このD断面は後述する回転操
作部材55の回転を操作ワイヤ33に伝えるものであ
り、四角形や六角形の断面形状でもかまわない。
【0027】ところで、操作部本体13はスライダ36
が摺動する部分に第1のスリット56を有しているが、
この第1のスリット56の先端側にこの第1のスリット
56と直角方向に回転操作部材55の入る第2のスリッ
ト57を有している。回転操作部材55は円盤状であ
り、中心部には回転パイプ53に回転を伝えられるよう
に回転パイプ53の断面形状と同じ、D断面の貫通孔5
8があけられている。
【0028】回転パイプ53の形状は四角形や六角形の
断面形状でも良いと前述したが、四角形や六角形とした
場合には当然、回転操作部材55の貫通孔58の形状も
四角形や六角形に変更する必要がある。
【0029】前記第2のスリット57の直交方向の中心
には前記回転パイプ53が操作部本体13に対して摺動
自在に配設され、また、回転操作部材55は前記D断面
の貫通孔58に進退自在に回転パイプ53が挿通された
状態で第2のスリット57の部分に配置されている。こ
れにより、回転パイプ53が進退したどの状態でも回転
操作部材55の回転を回転パイプ53に伝達できるよう
になっている。この回転の力は回転操作部材55、回転
パイプ53、操作パイプ34、操作ワイヤ33、フック
30、カセット式クリップ2へと伝わることになる。
【0030】つまり、クリップ装置を経内視鏡的に体腔
内に導入した状態で回転操作部材55を回転させること
により、カセット式クリップ2のクリップ45の開く方
向を体外から遠隔操作できる構成となっている。回転操
作部材55はスライダ36が摺動する部分の前方に設け
たが、これは右手でスライダ36を操作し、左手で回転
操作を行う場合を想定した場合、操作がし易い位置であ
るが、その他の位置でも構わない。
【0031】ところで、操作管28の基端は操作部本体
13に金属で作られた連結部材59にロー付け等により
固定され、この連結部材59が操作部本体13にねじ込
み接着で固定されている。これは操作管28はコイルで
あるため、接着剤により固定した場合にはコイルにかか
る伸縮の力によって、コイルが伸び縮みしてしまい、接
着剤が剥離してしまう可能性がある。このため、一旦金
属の連結部材59にロー付け等により固定し、この連結
部材59を操作部本体13にねじ込み接着しているので
ある。また、操作部本体13は樹脂のモールドで作られ
ているため、操作管28を直接操作部本体13にロー付
けすることは不可能である。連結部材59の前記ねじ込
み接着を行うねじ部60の先端にはスパイラル溝61が
設けられており、このスパイラル溝61にスプリング6
2がねじ込まれ、前述した連結部材59と操作部本体1
3とのねじ込み接着の際にスパイラル溝61に配置した
スプリング62にも接着剤を塗布することにより、スプ
リング62と連結部材59、連結部材59と操作部本体
13の2つの接着工程を同時に行うことを可能としてい
る。
【0032】次に、操作部本体13の先端部は前記チュ
ーブ継手4の基端大管路12aに挿通できるような径の
円筒形を呈しており、この先端部63には長手方向に相
反する2つのガイド溝64が設けられている。このガイ
ド溝64は前記ピン小径部26bの径より若干大きな幅
を持っており、また、このガイド溝64は手前に向かっ
て2段階に深さが深くなっている。これにより、ピン2
6が1段目のガイド溝64a及び2段目のガイド溝64
bに位置することにより、この位置以上に操作管28が
導入管3より突き出すことを規制することになる。
【0033】また、図5に示す、ばね8は、ピン26が
2段目のガイド溝64bの位置にある時に、チューブ継
手4と操作部本体13との間に圧縮力を持つように寸法
設定されており、2段目のガイド溝64bにピン26が
位置する状態から、固定解除ボタン7を押すと、ピン2
6がチューブ継手4内に引き込まれ、2段目のガイド溝
64bとの係合が外れ、スプリング62の付勢力によ
り、操作管28が自動的に導入管3の中に引き込まれる
ようになっている。
【0034】ところで、ピン26が1段目のガイド溝6
4aの先端に位置する時はスプリング62には圧縮力が
かからない設定である。スプリング62の付勢力は、カ
セット式クリップ2を予めセットするときに、導入管3
の中にカセット式クリップ2を引込むためのものであ
る。
【0035】操作部本体13にはガイド溝64を相反す
る位置に2つ設けたと述べたが、これは固定解除ボタン
7とピン26の突出方向が構造上180°反対の位置に
なっており、使用者は固定解除ボタン7側にピン26が
あるように思いがちであり、チューブ継手4と操作部本
体13を逆に入れてしまう。これを防止するためにガイ
ド溝64を両側に設けたものである。
【0036】ところで、図14に示すように、スライダ
36内には2つのワイヤ受け押さえ65、係止手段6
6、スプリング67、ラチェット解除ボタン68が配設
されている。ワイヤ受け押さえ65は製品原価を安くす
るために同一部品を2つ使用している。ワイヤ受け押さ
え65はスライダ36の第1のスリット56内に入り、
摺動する板状の摺動部65aと基端側に位置する半月状
態65bで構成されている。
【0037】図3に戻って、摺動部65aには切り欠き
69が設けられ、2つのワイヤ受け押さえ65を合わせ
た状態でこの切り欠き69にワイヤ受け押さえ35が納
まり、回動自在に固定されている。
【0038】摺動部65a先端には内側に逃げ部70を
持ち、また、外に向いた爪部71も有している。スライ
ダ36と2つのワイヤ受け押さえ65との固定は2つの
ワイヤ受け押さえ65を合わせた状態でスライダ36の
基端から、ワイヤ受け押さえ65の爪71をスライダ3
6の内腔に設けられた内腔溝72(図13参照)に沿わ
せて押し込む。この際、前記逃げ部70により摺動部6
5a先端が撓むのを利用する。ワイヤ受け押さえ65と
スライダ36が所定位置にきた時、爪部71がスライダ
36の係止部73に引っ掛かり、両者は固定される。
【0039】ワイヤ受け押さえ65の半月状部65bに
は半月状の平面部74から垂直に半月状部65bを貫通
する四角い貫通孔75があり、この貫通孔75にラチェ
ット解除ボタン68、係止手段66、スプリング67が
摺動自在に配設されている。係止手段66とスライダ3
6の内壁との間にスプリング67が圧縮された状態で配
設されており、通常状態で係止手段66は操作部本体1
3の係止爪76におしつけられることにより、操作部本
体13に対するスライダ36の先端方向への移動を規制
しており、ラチェット機構を形成している。
【0040】ラチェット解除ボタン68は前記貫通孔7
5とこの貫通孔75に連通するスライダ36の連通孔7
7内を通り、ラチェット解除ボタン68を押すことによ
り、係止手段66を押し上げ、係止手段66と係止爪7
6との係合を解除できるようになっている。
【0041】また、ラチェット解除ボタン68の先端の
第1のスリット56内に位置する四角い棒状の摺動部6
8aと貫通孔75との長手方向にほぼクリアランスがな
いように設定されている。約0.01〜0.2mm程度
が好ましい。これは、本装置においては、スライダ36
を手前に引き、カセット式クリップ2を留置するが、カ
セット式クリップ2のJ字状の鉤51が伸び、カセット
式クリップ2と本体1が切り離されるが、この時、スラ
イダ36にかかっていた力が解除され、スライダ36が
急激に手前に移動し、スライダ36の基端と操作部本体
13のスリット56の基端とが激しくぶつかる。
【0042】この際に、前記クリアランスを大きく取っ
ている場合、ワイヤ受け押さえ65の基端が塑性変形し
てしまい、貫通孔75がつぶされ、係止手段66やラチ
ェット解除ボタン68の摺動部68aの摺動ができなく
なってしまう。これを防止するために、クリアランスを
ほぼなくす訳だが、これにより、ワイヤ受け押さえ65
が塑性変形するスペースをなくし、弾性変形のみしかで
きなくなるため、急激な衝突後でも、係止手段66及び
ラチェット解除ボタン68の摺動部68aの良好な摺動
を確保できる。また、2つのワイヤ受け押さえ65を円
筒状のスライダ36で囲んでいることにより、この衝突
によるスライダ36のばらけも未然に防止している。
【0043】ところで、図14に示すようにラチェット
解除ボタン68はボタン68b側に向かう抜け止め78
を有しており、抜け止め78の内側に空間79を有する
ことによる撓みにより、ワイヤ受け押さえ65の貫通孔
75に対してはめ込むことができ、前記抜け止め78が
貫通孔75の段差部80に引っ掛かり、抜けないように
なっている。
【0044】次に、第1の実施例の作用について図15
及び図16に従って説明する。まず、フック30にカセ
ット式クリップ2を装填し、カセット式クリップ2を導
入管3内に引き込んだ状態(図1の状態)で鉗子チャン
ネルを介して体腔内に導入し、チューブ継手4を操作部
本体13に対して手前側に移動、ピン26を操作部本体
13の2段目のガイド溝64bに位置させることによ
り、導入管が手前に引かれてカセット式クリップ2が導
入管3の先端から突き出る。
【0045】次にスライダ36を操作部本体13に対し
て手前側にラチェットさせながら移動させ、操作ワイヤ
33が引かれ嵌動部48a,48bをクリップ締め付け
用リング46に引き込み、嵌動部48a,48bがつぶ
されることにより、クリップ45が最大開脚する。この
状態で回転操作部材55を任意の方向に回転させ、クリ
ップ45の開脚方向を所望の向きにする。この際、事前
にスライダ36を数ラチェット先端側に戻しておくこと
により、前記回転はよりスムーズに行うことができる。
これはクリップ45を開脚させるために操作ワイヤ33
にテンションをかけており、このテンションがカセット
式クリップ2と連結用リング29との摩擦抵抗を増大さ
せた形でラチェットにより固定される。数ラチェット戻
すことにより、テンションを解除できるためである。
【0046】前記操作によりカセット式クリップ2の開
脚方向を最適な方向にした後、生体組織にクリップ45
を押しつけ、再度スライダ36を手前に引き、嵌動部4
8a,48b及び腕部49a,49bをクリップ締め付
け用リング46内に引き込み、挟持部50a,50bを
閉じ、完全に閉じた後、更にスライダ36を手前に引く
と、連結板37のJ字状の鉤51が塑性変形し、クリッ
プ45が閉じた状態でクリップ装置本体1から、クリッ
プ45とクリップ締め付け用リング46が切り離され
る。クリップ装置本体1を内視鏡から抜去すると、クリ
ップ45は生体組織を把持した状態で留意される。
【0047】このように第1の実施例によれば、従来技
術に示された方法に比して、回転以外の機能を損なうこ
となく、先端処置部を回転させることが可能である。更
に、両方向の回転が回転の飛び等がなく確実に行える。
これにより、クリッピングを容易に行うことができる。
【0048】図17は第2の実施例を示し、操作部本体
81をスライダ36が摺動する部分より前で2体とし、
先端側操作部本体81aと基端側操作部本体81bとが
回動自在に固定されていることと、第1の実施例で示し
た回転パイプ53及び回転操作部材55、第2のスリッ
ト57が無い点が第1の実施例と異なる部分であり、他
の構成は第1の実施例と同一である。
【0049】先端側操作部81aを保持し、基端側操作
部81bを回転させることにより、カセット式クリップ
2を回転させる点が第1の実施例と異なる点であり、他
の作用および効果は第1の実施例と同一である。
【0050】図18〜図21は第3の実施例を示し、図
18は本実施例の全体図及び先端断面、図19は操作部
の一部断面図である。図18および図19に示すよう
に、内視鏡用処置具100は、可撓性を有する密巻きコ
イルからなるシース101と、その先端に設けられた処
置部102と、前記シース101の手元側に設けられた
操作部103と、この操作部103の運動を処置部10
2へ伝えるため、シース101の内部に挿通されたトル
ク伝達性ワイヤからなる操作ワイヤ104とで構成され
ている。
【0051】処置部102は2枚のリンク板105a,
105bと1対の把持部材106a,106bと2枚の
リンク板105a,105b及び1対の把持部材を受け
入れるスリットを有している先端部材107とリンク板
105a,105bと操作ワイヤ104の接続を行う連
結部材108とが4本の嵌着ピン109により、回動自
在に固定されている。これによりリンク機構をなしてい
る。
【0052】また、シース101の先端にはリング状の
係止部材110が取り付けられている。ところで、先端
部材107の基端には係止部材110の外径よりも若干
径が大きく、係止部材110より若干長い孔111があ
けられている。この孔に係止部材110の付いたシース
101を挿入した状態で先端部材107の基端を全周か
らかしめることにより、先端部材107とシース101
が回動自在に固定されている。
【0053】また、連結部材108と操作ワイヤ104
の固定は連結部材108の基端に設けられた固定用孔1
12に操作ワイヤ104を差し込みロー付け等により固
定されている。ところで、操作部103は先端操作部1
03aと基端操作部103bとで構成されており、基端
操作部103bの先端には先端に爪113を相反する2
箇所に設けている。また、2本ないしは4本の爪113
の間には爪113が内側にたわむことを可能とするよう
に、スリット114が設けられている。
【0054】次に先端操作部103aの基端には前記爪
113より大きい貫通孔115があけられている。この
構成により先端操作部103aに基端操作部103bを
爪113をたわませながら挿入し、爪113と貫通孔1
15とを係合させることによって、先端操作部103a
と基端操作部103bとが回動自在に固定されている。
また、操作ワイヤ104は操作パイプ116を介してス
ライダ117に回動できないように接着剤等を使用して
固定されている。また、把持部材106a,106bの
変わりに図20に示すような鉗子カップ118a,11
8bでも良い。
【0055】次に、第3の実施例の作用について説明す
ると、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入され、処置部が内
視鏡先端から突出した後、次のように操作される。まず
操作部103の指掛けリング部119に親指を挿入し、
同じ手の人差し指と中指との間にスライダ117を挟持
し、スライダ117を操作部103の軸部120に沿っ
て前後にスライドさせると、操作ワイヤ104がシース
101内で軸方向に牽引または弛緩され、リンク板10
5a,105b等によるリンク機構を介して処置部10
2の把持部材106a,106bもしくは生検カップ1
18a,118bが開閉操作されるようになっている。
すなわち、スライダ117を引くと、把持部材106
a,106bもしくは生検カップ118a,118bが
閉じ、逆に押すと開く。また、把持部材106a,10
6bもしくは生検カップ118a,118bが開いた状
態(図21の状態)で先端操作部103aを保持し、基
端操作部103b全体を回転させると、操作ワイヤ10
4を介して処置部102の全体を回転させ、把持部材1
06a,106bもしくは生検カップ118a,118
bの開方向を任意の向きにし、閉じることにより体腔内
の異物の把持や組織の生検を行う。
【0056】このように第3の実施例によれば、従来技
術に示された方法に比して、回転以外の機能を損なうこ
となく、先端処置部を回転させることが可能である。更
に、両方向の回転が回転の飛び等がなく確実に行える。
これにより、組織の生検を容易に行うことができる。
【0057】図22は第4の実施例を示し、高周波マー
キング装置の一部断面した斜視図をを示したものであ
る。リング部130のリング状の形状と、リング部13
0の根元部で軸方向に対して一定の角度αとを記憶した
形状記憶合金からなるマーキング部131とマーキング
部131の基端に接続されたトルク伝達性ワイヤからな
る操作ワイヤ132と、この操作ワイヤ132が挿通さ
れるチューブシース133で構成され、前記マーキング
部131を直線状態に伸ばして、チューブシース133
内に引き込むことが可能であり、また、チューブシース
133の基端部には送水コック(図示せず)が取り付け
られている。また、図示しない操作部には操作ワイヤー
132を介してマーキング部131に高周波を通電する
高周波装置との接続用のプラグが配設されている。
【0058】したがって、マーキング部131を直線状
態に伸ばして、チューブシース133内に引き込んだ状
態で、経内視鏡的に体腔内に導入し、図示しない操作部
により、マーキング部131をチューブシース133よ
り突き出し、チューブシース133の内腔を介してマー
キング部131に温水を送液する。この温水の熱によ
り、マーキング部131は記憶された形状であるリング
状でかつリング部130の根元が軸方向に角度αを持っ
た形状となる。次に操作ワイヤ132を回転させ、マー
キング部131を所望の方向へ向け、その状態でリング
部130を組織に押し当て操作ワイヤ132を介してマ
ーキング部131に高周波を通電する。以上の操作によ
り組織にリング状のマーキングが施される。
【0059】この実施例によれば、前記リング部130
の面を、マーキングを行う組織に対して、最適な方向に
向けられるため、精度の高いマーキングが行える。図2
3は第5の実施例を示し、プリカッティング型の高周波
切開具の先端断面を示したものである。可撓性のチュー
ブからなるシース150と、シース150先端内腔に圧
入された係止部材151と、この係止部材151の内腔
から突没自在で、軸方向に対して角度βにばね性を持っ
て曲げられたナイフ部152と、ナイフ部152の基端
に接続パイプ153を介して取り付けられたトルク伝達
性ワイヤからなる操作ワイヤ154とで構成されてい
る。
【0060】係止部材151は外周に断面鋸歯状の係止
部155を持っており、この係止部155により、シー
ス150との固定を確実にしている。係止部材151は
大内径部151aと小内径部151bを有しており、小
内径部151bにはナイフ部152が摺動可能な径であ
り、接続パイプ153は挿通できない径である。また、
大内径部151aには接続パイプ153が挿通可能であ
る。また、ナイフ部152は丸棒状を呈している。
【0061】前記角度β折り曲げられた屈曲部156は
接続パイプ153の先端が大内径部151aの先端に突
き当たって状態で、小内径部151bから突出している
位置にある。また、図示しないが、ナイフ部152の進
退操作及び回転操作を行う操作部を基端部に有してい
る。
【0062】したがって、十二指腸乳頭のプリカッティ
ングを行うものであるが、プリカッティングの前に操作
ワイヤ154を回転させ、十二指腸乳頭の切開に最適な
方向にナイフ部152を向ける。プリカッティングの作
用自体は公知であるため、説明を割愛する。
【0063】この実施例によれば、十二指腸乳頭の切開
は切開方向を誤ると、出血に至ってしまう。トルク伝達
性ワイヤを使用し、ナイフ部を所望の方向に向けられる
ため、安全なプリカッティングが行える。
【0064】図24は第6の実施例を示し、逆噴射型の
洗滌チューブの先端断面図を示したものである。可撓性
チューブからなるシース170と、砲弾型で第1内腔1
71及び第2内腔172を有し、第2内腔172の側壁
には1つのスリット173が設けられた第1先端部材1
74と、円筒形状で先端内腔175が先端側から軸をず
らしてあけられている。また、外径と同軸で基端側から
あけられた基端内腔176とが流体連通している第2先
端部材177と、その先端側が前記先端部材174,1
77と回動自在に取り付けられ、基端側がシース170
に圧入固定されている連結部材178と、第1先端部材
174の第1内腔171に挿入された状態でロー付け等
により固定され、シース170内を回動自在に基端まで
内挿されているトルク伝達性ワイヤからなる操作ワイヤ
179とで構成されている。
【0065】第2先端部材177の先端外径は第1先端
部材174の第1内腔171に挿入可能な内径であり、
挿入した状態でロー付け等により固定されている。ま
た、第2先端部材177の先端の先端内腔175の軸を
ずらした方向の逆側に斜めの面取り178が設けられて
おり、この面取り178とスリット173が向きを合わ
せて固定されている。更に、第2先端部材177の基端
側にはフランジ部177aが設けられている。前記連結
部材178は前記フランジ部177aが挿通可能な内腔
180を持ち、内腔180先端にはフランジ部177a
を係止可能な前記内腔180より小径の係止部181を
有している。ところで、連結部材178内に第2先端部
材177を挿通させ、連結部材178から突出した第2
先端部材177の先端に第1先端部材174の基端が取
り付けることによって組立てられている。
【0066】これにより、先端部材174,177と連
結部材178が回動自在になっている。また、第1先端
部材174の第1内腔171内には操作ワイヤ179が
ロー付け等により固定されている。
【0067】したがって、操作ワイヤ179を回転させ
ることにより、先端部材174,177を回転させ、ス
リット173を任意の方向に向けて、送液を行う。送液
はシース170の基端の図示しない送水口金より行わ
れ、第1先端部材174のスリット173から斜め後方
に送水され、体腔内の洗滌が行われる。このため、トル
ク伝達性の操作ワイヤ179にて先端部材を回転させら
れるため、任意の円周方向に送液が可能となる。
【0068】図25および図26は第7の実施例を示
し、図25は注射針の先端断面図を示したものである。
先端が熱成形により内径が細められ、第1内腔190を
形成した可撓性チューブよりなる外シース191と、外
シース191内に進退自在に挿通される可撓性のチュー
ブよりなる内シース192とからなり、内シース192
先端には先端が鋭利な針193が圧入固定されている。
また、針193の外周には前記第1内腔190に係止さ
れるステンレス等からなるパイプ194が半田付け等に
より固定されている。前記パイプ194の先端が第1内
腔190基端に突き当たった状態で針193は外シース
191の先端より4〜8mm突き出されるような全長と
なっている。また、内シース192にはトルク伝達性ワ
イヤからなる操作ワイヤ195が内設され、その先端が
針193の基端に取り付けられている。
【0069】したがって、操作ワイヤ195を図示しな
い操作部により、回転させ、外シース191に対して、
内シース192及び針193を回転させ、針先を任意の
方向に向け、組織に穿刺する。注射針の詳細な作用につ
いては公知のため、説明を割愛する。
【0070】この実施例によれば、注射針を組織に穿刺
する時には図26(a)に示すように、針先端下側にむ
けるようにする。穿刺は組織に対して斜め方向からアプ
ローチするものであり、同図(b)に示すように、針先
端が上側をむいてしまうと組織に対して滑り易くなって
しまう。そのため、トルク伝達性ワイヤを使用して針の
向きを変えられるようにすることにより、確実な穿刺が
可能となる。
【0071】図27は第8の実施例を示し、注射針の先
端断面図を示したものである。可撓性のチューブよりな
る外側シース200の先端に取り付けられ、内壁に雌ね
じを設けた先端部材201と、針202の外周に取り付
けられ、外周に雄ねじを有する係止部材203がねじ込
み自在にねじ込まれている。また、針202の基端には
可撓性のチューブからなる内シース204が圧入固定さ
れている。更に、針202の基端には内シース204内
に内接されているトルク伝達性ワイヤからなる操作ワイ
ヤ205が半田付け等により固定されている。前記針2
02は、係止部材203を先端部材201にねじ込み量
を変えることにより、先端部材201から0〜8mm突
き出すような全長を有している。
【0072】したがって、経内視鏡的に注射針を体腔内
に導入後、図示しない操作部を回転させることにより、
操作ワイヤ205を回転させ、針202を回転させる。
針202の雄ねじが先端部材201の雌ねじにねじ込ま
れ、先端部材201からの0〜8mmの間で可変する。
最適な針202の突出長にした後、組織に穿刺し、各種
の液体を注入する。注射針の詳細な作用については公知
のため、説明を割愛する。
【0073】この実施例によれば、第7の実施例の効果
に加え以下の効果も得られる。従来技術では体腔内に導
入前に任意の突出長の注射針を選定して、使用してい
た。しかし、この実施例では体腔内に導入後に内視鏡像
を確認しながら、任意の突出長に調整をして使用できる
ため、より確実な穿刺が可能となる。当然、導入前に突
出長を選択することも可能である。
【0074】図28は第9の実施例を示し、高周波切除
具の先端断面図を示したものである。例えばステンレス
ワイヤで作られ、数ヵ所に折曲げ部220を設けること
により、ループ状に成形したループ部221と、前記ル
ープ部221の開閉を行うトルク伝達性ワイヤで形成さ
れた操作ワイヤ222と、絶縁可能な可撓性のチューブ
からなるシース223で構成されている。また、前記ル
ープ部221はシース223内に突没自在であり、突出
時には前記複数の折曲げ部220によるばね性により、
ループ状に拡開する。
【0075】したがって、経内視鏡的に体腔内に導入
後、ループ部221をシース223より突き出し、ルー
プ部221を拡開させる。次に操作ワイヤ222を回転
させ、前記ループ部221を切除するポリープ等にかけ
易い向きに調整する。次にポリープにループ部221を
かけ、緊縛しながら、図示しない操作部を介して高周波
を通電し、ポリープを切除する。作用の詳細については
公知のため、説明を割愛する。
【0076】この実施例によれば、前記ループ面を任意
の方向に可変できるため、ポリープ切開が容易に行え
る。図29は第10の実施例を示し、散布型洗滌チュー
ブの先端断面を示したものである。可撓性のチューブか
らなるシース240の先端に連結部材241を介して、
先端部材242が取り付けられている。先端部材242
は円筒状の部材であって、内腔が小径内腔243と大径
内腔244とを持ち、前記大径内腔244に雌ねじ24
5を有している。同様に円筒形を呈し、基端部外周に断
面鋸歯状の係止部246を有した連結部材241と前記
先端部材242が固定された状態でコマ247が内蔵さ
れる空間を有しており、コマ247を内蔵した状態で固
定されている。前記コマ247は丸棒状の形状であり、
その円周外表面に雄ねじ248と、前記雌ねじ248よ
り深いスパイラル状の溝249が長手方向に全長に亘っ
て設けられている。
【0077】前記雌ねじ245と雄ねじ248がねじ嵌
合することにより、先端部材242とコマ247が回動
自在に固定されている。この構成によりシース240内
腔はスパイラル溝249、先端部材242の小径内腔2
43を介して液体連通している。更に、コマ247の基
端にはシース240内に回動自在に内挿されたトルク伝
達性ワイヤからなる操作ワイヤ250が固定されてい
る。また、シース240基端には図示しない送液コック
が設けられている。
【0078】この実施例によれば、経内視鏡的に体腔内
に導入し、洗滌したい部分に対して洗滌チューブ先端を
向け、送液コックより、シース240内に送液する。送
液される流体はスパイラル溝249を通過する際に回転
方向の流れを得る。更に、スパイラル溝249より径が
小さい先端部材242の小径内腔243を通過すること
により、流体は先端部材242より排出された時点でシ
ャワー状に広がる。ところで、散布の際には操作ワイヤ
250を回転させ、コマ247を先端部材242にねじ
込むことにより、コマ247先端から小径内腔243ま
での距離を可変する。これにより、前述したシャワー状
の散布の広がり角度を可変して任意の角度とすることが
できる。したがって、散布の際の状況に応じて、散布の
広がり角度を可変できるため、効率の良い洗滌が可能で
ある。
【0079】前述した実施態様によれば、次のような構
成が得られる。 (付記1)経内視鏡的に使用し、先端の処置部を手元側
操作部から作動させる操作手段を有する内視鏡用処置具
において、前記処置部と手元側操作部の間を連結するト
ルク伝達性を有するワイヤと、前記処置部を手元側から
回転させる回転手段とを具備したことを特徴とする内視
鏡用処置具。 (付記2)前記処置部は、結紮部であり、ワイヤにより
前記結紮部を回転可能としたことを特徴とする付記1に
記載の内視鏡用処置具。 (付記3)経内視鏡的に使用し、先端の結紮部を操作部
本体から作動させる操作手段を有するトルク伝達性を有
するワイヤと、このワイヤの基端につながり、操作部本
体に対して進退自在なスライダと、このスライダと操作
部本体との進退を一方向に規制するスライダ内に配設さ
れたラチェット機構と、前記規制を解除する解除ボタン
とから構成された内視鏡用処置具において、前記解除ボ
タンが摺動するスライダ内のハウジングとの前後方向の
クリアランスを極小としたことを特徴とする内視鏡用処
置具。 (付記4)コイルシースと、このコイルシースの外周に
進退自在に外設されたチューブシースを有し、前記結紮
部がコイルシースに着脱自在に取り付けられた押さえ管
と、ばね性により拡開が可能で、コイルシース内に進退
自在に内挿されたワイヤの先端に取り付けられたフック
により押さえ管に引き込まれて、閉じるクリップを具備
する結紮具であることを特徴とする付記3記載の内視鏡
用処置具。 (付記5)前記処置部は、生検カップであり、トルク伝
達性を有するワイヤにより前記生検カップの拡開方向を
回転可能としたことを特徴とする付記1記載の内視鏡用
処置具。 (付記6)前記処置部は、把持部材であり、トルク伝達
性を有するワイヤにより前記把持部材の拡開方向を回転
可能としたことを特徴とする付記1記載の内視鏡用処置
具。 (付記7)可撓性のシースと、シース内に進退自在に内
挿されたトルク伝達性を有するワイヤと、このワイヤの
先端にリンク機構を介して前記生検カップが取り付けら
れ、前記ワイヤの進退操作により前記生検カップを拡開
させる先端処理部とからなり、シースと処置部を回動自
在とした付記6載の内視鏡用処置具。 (付記8)可撓性のシースと、シース内に進退自在に内
挿されたトルク伝達性を有するワイヤと、このワイヤの
先端にリンク機構を介して前記把持部材が取り付けら
れ、前記ワイヤの進退操作により前記把持部材を拡開さ
せる先端処理部とからなり、シースと処置部を回動自在
とした付記6記載の内視鏡用処置具。 (付記9)前記処置部は、高周波切開部であり、トルク
伝達性を有するワイヤにより前記高周波切開部を構成
し、切開部の向きを可変可能としたことを特徴とする付
記1記載の内視鏡用処置具。 (付記10)絶縁された可撓性のシース先端近傍に2つ
の側孔を有し、トルク伝達性を有するワイヤがシース内
に摺動自在に内挿され、前記2つの側孔からシース外周
に露呈するように配設され、その先端がシース先端内腔
に固定されることにより、前記切開部を構成するワイヤ
からなる付記9記載の内視鏡用処置具。 (付記11)可撓性のシースと、シース先端に回動自在
に固定され、シース内腔を基端側斜め方向に導くように
形成された内部形状を有する先端部材と、先端部材に固
定され、シース内に回動自在に内設されたトルク伝達性
を有するワイヤで構成された付記1記載の内視鏡用処置
具。 (付記12)前記処置部は、注射針であり、注射針は可
撓性の内シースに固定され、内シースと進退自在な可撓
性の外シース先端より突没自在であり、前記内シース内
に回動自在に内挿され、注射針に固定されたトルク伝達
性を有するワイヤからなる付記1記載の内視鏡用処置
具。 (付記13)前記処置部は、注射針であり、前記針とシ
ース部がねじにより回動自在に取り付けられ、トルク伝
達性を有するワイヤにより、針部を回転させることによ
り、シース部からの針の突き出し長を調整できるように
したことを特徴とする付記1記載の内視鏡用処置具。 (付記14)前記処置部は、高周波切開切除部であり、
トルク伝達性を有するトルクにより前記高周波切開切除
部を回転可能としたことを特徴とする付記1記載の内視
鏡用処置具。 (付記15)絶縁された可撓性のシースと、シース内に
突没自在で、ワイヤに複数の屈曲部を設け、ばね性によ
りループ状に拡開可能に形成された前記高周波切開切除
部と、前記切開切除部基端に取り付けられ、シース内に
進退自在に内挿されたトルク伝達性を有するワイヤで構
成された付記14記載の内視鏡用処置具。 (付記16)前記処置部は、散布型の洗滌部であり、前
記洗滌部はシース先端に取り付けられ、先端開口を有す
る先端部材と、先端部材内にねじ固定され、外周にスパ
イラル状の溝が設けられたコマとから構成され、前記コ
マ基端に取り付けられたトルク伝達性を有するワイヤを
回転させることにより、コマを先端部材とにねじ込み量
を可変させ、先端部材先端開口とコマ先端との距離を可
変することにより、散布範囲を可変出来るようにしたこ
とを特徴とする付記1記載の内視鏡用処置具。 (付記17)前記処置部は、高周波マーキング部であ
り、高周波マーキング部はリング状及びリング状基端に
一定の角度を記憶した形状記憶合金で形成され、前記高
周波マーキング部基端にトルク伝達性を有するワイヤを
取り付け、前記高周波マーキング部を回転可能としたこ
とを特徴とする付記1記載の内視鏡用処置具。 (付記18)前記処置部は、プリカッティング型の高周
波切開部であり、高周波切開部は絶縁されたチューブシ
ース先端から突出可能な金属棒からなり、一部に屈曲部
を有しており、基端に取り付けられたトルク伝達性を有
するワイヤにより、高周波切開部の向きを可変可能とし
たことを特徴とする付記1記載の内視鏡用処置具。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、処置具内腔に配設したトルク伝達性を有するワイヤ
の基端部を回転させることにより、先端処置部を任意の
方向へ回転の飛び等が無く、容易に回転させられる。こ
れにより、処置具による手技の容易さの向上や手技の効
率の向上が果たせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すクリップ装置の
先端側の縦断側面図および縦断平面図。
【図2】同実施例の操作部の斜視図。
【図3】同実施例の操作部の縦断側面図。
【図4】同実施例の操作部のチューブ継手本体とチュー
ブ継手蓋との斜視図。
【図5】同実施例の固定解除ボタンの横断面図。
【図6】同実施例の操作部の固定解除ボタンの斜視図。
【図7】同実施例の操作管の縦断側面図。
【図8】同実施例のフックの斜視図。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図。
【図10】同実施例のカセット式クリップの一部切欠し
た平面図および一部切欠した側面図。
【図11】同実施例の操作ワイヤの斜視図。
【図12】同実施例の操作ワイヤとワイヤ受けとの結合
状態を示す縦断側面図。
【図13】同実施例のスライダの斜視図。
【図14】同実施例のスライダの横断面図。
【図15】同実施例のカセット式クリップの作用説明
図。
【図16】同実施例のカセット式クリップの作用説明
図。
【図17】この発明の第2の実施例を示す操作部の一部
切欠した側面図。
【図18】この発明の第3の実施例を示す内視鏡処置具
の全体を示す一部切欠した側面図。
【図19】同実施例の操作部の連結構造を示す縦断側面
図。
【図20】この発明の第3の実施例の変形例である鉗子
カップの斜視図。
【図21】同変形例の鉗子カップの側面図。
【図22】この発明の第4の実施例の高周波マーキング
装置のマーキングを示す斜視図。
【図23】この発明の第5の実施例の高周波切開具の先
端部の縦断側面図。
【図24】この発明の第6の実施例の洗滌チューブの先
端部の縦断側面図。
【図25】この発明の第7の実施例の注射針の先端部の
縦断側面図。
【図26】同実施例の作用説明図。
【図27】この発明の第8の実施例の注射針の先端部の
縦断側面図。
【図28】この発明の第9の実施例の高周波切開具の先
端部の縦断側面図。
【図29】この発明の第10の実施例の散布型洗滌チュ
ーブの先端部の縦断側面図。
【符号の説明】
1…本体、2…カセット式クリップ、33…操作ワイ
ヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢沼 豊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 篠塚 実 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経内視鏡的に使用し、先端の処置部を手
    元側操作部から作動させる操作手段を有する内視鏡用処
    置具において、前記処置部と手元側操作部の間を連結す
    るトルク伝達性を有するワイヤと、前記処置部を手元側
    から回転させる回転手段とを具備したことを特徴とする
    内視鏡用処置具。
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