JPH08126421A - 自走球葱収穫機 - Google Patents

自走球葱収穫機

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JPH08126421A
JPH08126421A JP28912794A JP28912794A JPH08126421A JP H08126421 A JPH08126421 A JP H08126421A JP 28912794 A JP28912794 A JP 28912794A JP 28912794 A JP28912794 A JP 28912794A JP H08126421 A JPH08126421 A JP H08126421A
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neck
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Michiichi Yoshida
田 道 一 吉
Katsuyuki Asagoe
越 勝 征 浅
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 球葱や人参などの根菜作物を掘取収集する自
走収穫機を、収穫物の事後取扱が容易なものにして提供
する。 [構成] 根菜作物の茎葉部を分捌整姿する分草装置
と、掻込装置と、根菜作物の根部を掘り上げるチゼル
と、根菜作物の茎葉部を挾持して移送する装置と、根菜
作物の首部を挾持して移送する装置と、首部挾持移送装
置の移送終端部に集束通路を連絡させて装設する結束装
置とを備え、茎葉挾持移送装置と首部挾持移送装置とで
揚上移送する根菜作物を結束処理するようにしている。
また、結束装置を、茎葉挾持移送装置と首部挾持移送装
置の間の三角形状空間に配設した自走収穫機とし、さら
に、結束装置をその結束伝動ケ−スが上部に位置し、結
束伝動ケ−スの下側に集束通路および結節部、ニ−ドル
が位置するように搭載した自走収穫機にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、球葱や人参などの根菜
作物を圃場から掘り上げて収集処理する自走型の収穫機
(以下、単に球葱収穫機という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】植立している球葱や人参などの根菜作物
を圃場から掘り上げて揚上移送し、コンベア等の手段で
もって収集処理するようにした自走型の球葱収穫機が知
られている(例えば、実開昭62−104632号公
報、実開昭57−192120号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の球葱収穫機は、
圃場に植立する根菜作物を掘り取り揚上移送して収集処
理できるものではあったが、掘り上げた個々の根菜作物
がバラバラで取り扱われるものであったから収集および
収集後の事後取扱が容易でないという難点があった。ま
た、収穫機全体が複雑で大型になる難点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の難点を
解消することを目的として実施したもので、目的を達成
する為に、以下の技術的手段を講じた自走球葱収穫機に
している。すなわち、本発明における自走球葱収穫機
は、圃場に植立している根菜作物の茎葉部を分捌整姿す
る分草装置(12)と、分草装置(12)の後背部位に配設
する掻込装置(13)と、根菜作物の根部を掘削するチゼ
ル(14)と、掻込装置(13)に挾持始端部を連絡させて
装設する茎葉部挾持移送装置(15)と、茎葉部挾持移送
装置(15)の下方に配設されて根菜作物の首部を挾持移
送する首部挾持移送装置(16)と、首部挾持移送装置
(16)の移送終端に集束通路(29)を連絡させて装設す
る結束装置(18)とを備え、茎葉部挾持移送装置(15)
と首部挾持移送装置(16)とで移送する根菜作物を結束
装置(18)でもって結束処理するものにしている。
【0005】そして、根菜作物の茎葉部分を挾持して移
送する茎葉部挾持移送装置(15)を前低後高に傾斜して
装設すると共に、茎葉部挾持移送装置(15)の下方に配
設する首部挾持移送装置(16)を茎葉部挾持移送装置
(15)よりも緩い傾斜角度で装設して、茎葉部挾持移送
装置(15)と首部挾持移送装置(16)との間にできる側
面視三角形状の空間部に結束装置(18)を配設すること
によって機全体を簡潔コンパクトにすることができ、ま
た、結束装置(18)を、結束伝動ケ−ス(30)が上部に
位置しその下側に集束通路(29)が位置するように搭載
して、集束通路を挾んで両側に位置する結節部(31)と
ニ−ドル(32)を結束伝動ケ−ス(30)から垂設すると
ともに、結節部(31)及びニ−ドル(32)から適宜下方
に離間した部位に集束物受板(35)を設けたものにする
のが好ましく、さらに、集束物受板(35)は上下位置変
更自在に設けるのがよい。
【0006】
【作用】上記のように構成された自走球葱収穫機を、根
菜作物が植立している圃場において所期のように進行さ
せると、根菜作物の茎葉部分を分草装置が分捌整姿する
と共にその茎葉部を掻込装置が掻き込む。そうして、茎
葉部が掻込装置に掻き込まれた後の時点に根菜作物の根
部を掘り取るようにチゼルが地中を掘進し、根菜作物の
茎葉部が茎葉部挾持移送装置が受け継ぎ挾持されるとと
もに、その根菜作物の首部が首部挾持移送装置に挾持さ
れて両挾持移送装置により結束装置に向けて移送されて
結束処理されて、結束後の根菜作物束が所要の場所に送
出される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明するが、図1は本発明による自走球葱収穫機の全
体側面図、図2は自走球葱収穫機の要部平面図、図3は
自走球葱収穫機の後部伝動系を示す断面図、図4は自走
球葱収穫機の前部伝動系を示す断面図、図5は葱収穫機
の結束装置部分を後方からみた概略図である。
【0008】図示の自走球葱収穫機は、歩行型になって
おり、自走車(A)と収穫作業部(B)とで構成されてい
る。自走車(A)は、エンジン(1)と、その出力部に連動
する伝動機構を内装したミッションケ−ス(2)と、ミッ
ションケ−ス(2)から左右に延設する伝動ケ−スに連設
された左右のフアイナルケ−ス(3)(3)と、各々のフア
イナルケ−ス(3)に軸支される駆動車輪(4)(4)と、ミ
ッションケ−ス(2)及びエンジ(1)の前側に左右向きに
取付けられる主フレ−ム(5)と、主フレ−ム(5)から後
上方に延設される操縦ハンドル(6)などで構成されてい
る。
【0009】そして、自走車(A)の前部に作業機フレ−
ム(7)が設けられ、その作業機フレ−ム(7)に各種の構
成要素を取り付けて収穫作業部(B)が構成される。作業
機フレ−ム(7)は、前記主フレ−ム(5)から前延する複
数の下部フレ−ム(8)(8)と、それぞれの下部フレ−ム
(8)に前端部を支持して斜め後上方に傾設される上部フ
レ−ム(9)(9)と、後述する伝動ケ−ス(10)とで側面
視略三角形状に枠組形成され、さらに、それぞれの下部
フレ−ム(8)から前方に分草フレ−ム(11)を延設して
構成されている。なお、(W)は駆動車輪(4)(4)の双方
若しくは一方の前方延長線上に設けられるゲ−ジホイル
であり、作業機フレ−ム(7)に上下位置変更自在に取付
けられている。
【0010】収穫作業部(B)を構成する要素装置は、分
草装置(12)、掻込装置(13)、チゼル(14)、茎葉部
挾持移送装置(15)、首部挾持移送装置(16)、切断装
置(17)、結束装置(18)および集束物受板(19)な
どであり、これ等を作業機フレ−ム(7)の所定部位に所
定のように取付けて、それらのうち所要のものを後記に
詳述する伝動機構でもって強制駆動するように構成され
ている。
【0011】分草装置(12)は、圃場に列状に植立して
いる根菜作物の茎葉部分を分捌整姿するもので、左右に
並列する複数組の固定分草板(12a)とタイン出没式の
縦回し分捌装置(12b)とで構成され、作業機フレ−ム
(7)の進行方向前端部に設けられている。即ち、下部フ
レ−ム(8)から前方に延出する分草フレ−ム(11)の前
端に固定分草板(12a)を固設すると共に、固定分草板
(12a)の後方において前低後高に傾斜する縦回し分捌
装置(12b)を、スタンド(20)と縦伝動筒(21)およ
び横伝動筒(22)とで作業機フレ−ム(7)に取付け支持
している。
【0012】なお、図示の実施例においては、3組の固
定分草板(12a)と縦回し分捌装置(12b)が横方向に
並設されており、それらのうち左側および右側に位置す
るものは作業機フレ−ム(7)に取付けることができる
が、中央部分には作業機フレ−ム(7)を構成する部材が
存在しないので、中央の縦回し分捌装置(12b)の前部
は、左又は右側の縦回し分捌装置(12b)に取付けた鞍
状支持部材(23)によって支持し、また、中央の固定分
草板(12a)は、中央の縦回し分捌装置(12b)のケ−
スに取り付けている。
【0013】掻込装置(13)は、前記分草装置(12)で
分捌整姿される根菜作物の茎葉部分を横幅方向の中央部
分に掻き込んで茎葉部挾持移送装置(15)の挾持始端部
に引き継がせるように設けられるもので、側面視(図1
参照)で分草装置(12)の後背下部に後高に斜設され、
且つ、平面視(図2参照)で前方拡がりの八字状に掛回装
設される左右一対の掻込み無端帯を備え、それぞれの無
端帯には回動方向下手側に後退角を有し、且つ、弾性変
形可能な搬送突起が設けられている。
【0014】チゼル(14)は、分草装置(12)が分捌整
姿する根菜作物の茎葉部分を掻込装置(13)が掻き込ん
でから後の時点において、根菜作物の地中部分、つま
り、根部を掘り取るように地中を掘削するもので、実施
例においては、縦板部(14a)の下端から機体内側向き
に延出する水平刃部(14b)を向い合わせに位置させた
左右一対の刃体で構成されている。そして、各々の刃体
の縦板部(14a)の上下方向中程部位を枢軸(24)中心
で前後に揺動し得るように作業機フレ−ム(7)に取付け
て設けられている。
【0015】茎葉部挾持移送装置(15)は、作業機フレ
−ム(7)の上部フレ−ム(9)(9)に軸支される輪体群に
掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端帯(25)(25)で
構成され、側面視(図1参照)で上部フレ−ム(9)(9)の
傾斜に沿って前低後高に傾斜し、且つ、平面視(図2参
照)においては、略く字状を呈するよう後部が横側方に
屈曲にして設けられている。そして、両無端帯(25)
(25)の対向接触面間に前記掻込装置(13)から引き継
いだ根菜作物の茎葉部分を挾持して斜後上方に揚上移送
するようになっている。なお、茎葉部挾持移送装置(1
5)の始端側の搬送無端帯掛回輪体(26)は、掻込装置
(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設け
られている。
【0016】一方、茎葉部挾持移送装置(15)の下方に
配設される首部挾持移送装置(16)は、茎葉部挾持移送
装置(15)によって茎葉部分を挾持された根菜作物の首
部を挾持し、茎葉部挾持移送装置(15)と共働して根菜
作物を後方移送するものであり、該首部挾持移送装置
(16)は、作業機フレ−ム(7)の下部フレ−ム(8)に軸
支される輪体群に掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端
帯(28)(28)で構成されて、その挾持始端部が茎葉部
挾持移送装置(15)の挾持始端部よりやや後方に位置さ
れている。そして、側面視において茎葉部挾持移送装置
(15)よりも緩い傾斜角度に傾設されて、搬送無端帯
(28)(28)の後部が、平面視で横側方に屈曲されてい
る前記搬送無端帯(25)(25)の後部に対して横方向に
位置が齟齬するように機体の略中央部に位置され、搬送
無端帯(28)(28)の移送終端部が結束装置(18)の集
束通路(29)に臨まされている。そして、前記茎葉部挾
持移送装置(15)と首部挾持移送装置(16)の移送方向
は側面視で後開拡状になっているので、茎葉部は常に上
方へ引っ張られている。
【0017】結束装置(18)は、茎葉部挾持移送装置
(15)と首部挾持移送装置(16)との間にできる側面視
三角形状の空間部に配設される。しかして、該結束装置
(18)は、結束伝動ケ−ス(30)が上方に位置して結束
伝動ケ−ス(30)の下側に前記集束通路(29)が形成さ
れるとともに、集束通路(29)を挾んでその両側に位置
する結節部(31)とニ−ドル(32)などを結束伝動ケ−
ス(30)から垂下状に支持して構成されている。
【0018】なお、前記結束装置(18)は、任意の取付
手段でもって作業機フレ−ム(7)に取付けられるのであ
るが、その取付は、例えば、図5に示しているように、
集束通路(29)および結節部(31)やニ−ドル(32)な
どの近辺部を避けて配設する取付部材(33)(34)でも
って行い、集束通路(29)およびその下方部分に広い懐
が確保されるように配慮されている。
【0019】そうして、結節部(31)やニ−ドル(32)
から適宜下方に離間した部位に集束物受板(35)が設け
られ、その集束物受板(35)が、茎葉部挾持移送装置
(15)と首部挾持移送装置(16)によって揚上移送され
る根菜作物の根部(36)を載置状に支持するように構成
されている。集束物受板(35)は、作業機フレ−ム(7)
の下部フレ−ム(8)に上下位置変更自在に取付けられて
おり、必要に応じて上下位置を調節して結節部(31)及
びニ−ドル(32)に対する相対高さを変えて結束位置を
調節設定できるようになっている。
【0020】また、集束物受板(35)は、結束装置(1
8)によって結束された根菜作物束を結束装置から排出
する案内板の役目をも果たすものとなっており、そのた
め、受板(35)の後部は下方になだらかに傾斜されてい
る。なお、図示のものでは、集束物受板(35)の上下位
置のみを変更調節可能としているが、場合によっては、
集束物受板(35)の全体又は一部分を前後方向に傾動調
節することもできるようにして案内板としての作用をよ
り適切に果たすようにしてもよい。また、集束物受板
(35)を形状の異なるものに付替て異種の根菜作物の収
穫に対応できるようにすることは容易である。
【0021】切断装置(17)は、前記茎葉部挾持移送装
置(15)と首部挾持移送装置(16)で挾持して揚上移送
される根菜作物の茎葉部を、根部側に必要長さの茎葉部
を残しながら切断分離する為に設けられたものであり、
茎葉部挾持移送装置(15)の下側近傍部で、結束装置
(18)の移送上流部位に配設される。そして、揚上移送
中の根菜作物の茎葉部を切断装置(17)が切断すると、
切断された茎葉部と根部が、茎葉部挾持移送装置(1
5)、首部挾持移送装置(16)によって別々に移送され
て、次第に上下方向および横方向に離されて、根部側は
結束装置(18)の集束通路(29)に送り込まれるように
なっている。なお、図示された切断装置(17)は、回転
刃になっているが、固定刃であっても、レシプロ刃であ
ってもよい。
【0022】つぎに、収穫作業部(B)の要素装置のうち
の動力駆動要素、つまり、分草装置(12)、掻込装置
(13)、チゼル(14)、茎葉部挾持移送装置(15)、首
部挾持移送装置(16)、切断装置(17)、結束装置(1
8)などを駆動する伝動機構について説明する。主フレ
−ム(5)に平行するカウンタ−軸(37)が主フレ−ム
(5)に沿って配置され、その長手方向中程部に受動ベベ
ルケ−ス(38)、左方寄り部位にウオ−ムギアケ−ス
(39)、右端寄り部位に結束駆動ベベルケ−ス(40)が
設けられ、これらのケ−スを支持部材(41)(42)を介
して主フレ−ム(5)に取り付けることによってカウンタ
−軸(37)を自走車(A)に支承装設している。そうし
て、前記受動ベベルケ−ス(38)内において常時噛合す
る一対のベベルギア(43)により、ミッションケ−ス
(2)から前延するPTO軸(44)と前記カウンタ−軸
(37)とが連動連結されている。
【0023】また、ウオ−ムギアケ−ス(39)内におい
ては、カウンタ−軸(37)に嵌着されるウオ−ムギア
(45)にウオ−ムホイル(46)が噛合されており、ウオ
−ムホイル(46)は、ウオ−ムギアケ−ス(39)から上
方に延出する駆動軸(47)に嵌着されている。駆動軸
(47)は、ウオ−ムギアケ−ス(39)から立設されて上
端部に左側の上部フレ−ム(9)が結合されている前出の
左側伝動ケ−ス(10)に内蔵され、軸上端部には、茎葉
部挾持移送装置(15)の左側搬送無端帯(25)を掛回す
る後部輪体が嵌着されて、カウンタ−軸(37)からウオ
−ムギア(45)、ウオ−ムホイル(46)、駆動軸(47)
を経て後部輪体に伝動される動力で左側搬送無端帯(2
5)を回転駆動するように構成されている。
【0024】さらに、ウオ−ムギアケ−ス(39)の上面
側に設けられるチエンケ−ス(48)には、前記駆動軸
(47)に嵌着する駆動スプロケット(69)と、従動スプ
ロケット(49)とにチエン(50)を掛回して構成される
チエン伝動機構が設けられ、チエン(50)には茎葉部挾
持移送装置(15)の右側搬送無端帯(25)を駆動するス
プロケット(51)が外接噛合されている。スプロケット
(51)は、支持部材(41)に立設されて上端部が右側上
部フレ−ム(9)に結合されている右側伝動ケ−ス(10)
に内蔵された回転軸(52)に嵌着され、駆動軸(47)か
らチエン伝動機構を経て回転軸(52)に伝達される動力
で右側搬送無端帯(25)を左側のものに対し反対方向に
回転駆動するように構成されている。
【0025】左右の搬送無端帯(25)(25)を掛回する
始端側の輪体(26)は、先にも説明したように、掻込装
置(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設
けられている、つまり、図4に示すように、上部フレ−
ム(9)などに支えられた輪体支持軸(53)の上端部に掻
込装置(13)の後部輪体(27)が嵌着されており、した
がって、左右の搬送無端帯(25)(25)が回転すると、
掻込装置(13)の左右一対の掻込み無端帯も同時に回転
するようになっている。
【0026】また、図4にみられるように、上下に位置
する輪体(27)(26)の間の部位にはチエンケ−ス(5
4)が各々設けられ、それに内蔵されるチエン伝動機構
(55)でもって、チエンケ−ス(54)の後端部に配設さ
れている駆動軸(56)を回転駆動するように構成されて
いる。駆動軸(56)は、屈折継手(57)を介して連結さ
れた分草駆動軸(56a)と下部駆動軸(56b)とからな
り、図4において逆く字状を呈する支持ケ−ス(58)に
軸受支持して設けられている。そして、下部駆動軸(5
6b)には首部挾持移送装置(16)の搬送無端帯(28)
を掛回する前部輪体(59)が楔着され、また、分草駆動
軸(56a)は、縦伝動筒(21)内に収容されて、前述し
た横伝動筒(22)内に収容されている縦回し分捌装置
(12b)の駆動軸を回転駆動して、複数組の縦回し分捌
装置(12b)を共通に駆動するようになっている。な
お、分草駆動軸(56a)は、左右いずれか一方のチエン
ケ−ス(54)にのみ設けられ、他方のチエンケ−ス(5
4)においては下部駆動軸(56b)のみが設けられるも
のである。
【0027】カウンタ−軸(37)の左右の軸端部は、左
側のウオ−ムギアケ−ス(39)、右側の結束駆動ベベル
ケ−ス(40)から外方にそれぞれ突出され、各突出部に
偏芯回転子(60)(60)が取り付けられ、それぞれの偏
芯回転子(60)(60)が連杆(61)(61)を介して、上
述した左右チゼル(14)の縦板部(14a)の上端部に接
続され、偏芯回転子(60)(60)によって左右のチゼル
(14)を所定の振幅で前後に振動させるようになってい
る。
【0028】また、カウンタ−軸(37)の右端寄りに位
置する結束駆動ベベルケ−ス(40)には、ベベルギア機
構(62)でもってカウンタ−軸(37)に連動連結した結
束伝動軸(63)が設けられ、その結束伝動軸(63)が結
束駆動ベベルケ−ス(40)から上向きに突設されてい
る。そして、結束伝動軸(63)に連動するチエン伝動機
構(64)を内蔵した伝動ケ−ス(65)が結束伝動ケ−ス
(30)の上方で、且つ、結束伝動ケ−ス(30)の左脇部
を通って前方に延設され、結束伝動ケ−ス(30)の前端
部から垂下する回転軸(66)と結束入力軸(67)との間
をチエン伝動機構で連動連結して、結束装置(18)に入
力するように構成されている。
【0029】さらに、結束伝動ケ−ス(30)の前端部か
ら垂下する回転軸(66)には、切断装置駆動用の伝動装
置(68)が連動連設され、該装置(68)を経て伝達され
る動力で切断装置(17)を駆動するようになっている。
なお、切断装置(17)が駆動型である場合に、実施例の
ような伝動装置(67)によって駆動することに限られる
ものではなく、必要に応じて他の適宜の伝動軸から動力
伝達することができ、また、切断装置(17)の支持も、
結束装置や上部フレ−ムなど都合のよい部材に支持させ
て設ければよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1の自走球葱収穫機は、圃場に植
立している根菜作物の茎葉部を分捌整姿する分草装置
(12)と、分草装置(12)の後背部位に配設する掻込装
置(13)と、根菜作物の根部を掘削するチゼル(14)
と、掻込装置(13)に挾持始端部を連絡させて装設する
茎葉部挾持移送装置(15)と、茎葉部挾持移送装置(1
5)の下方に配設されて根菜作物の首部を挾持移送する
首部挾持移送装置(16)と、首部挾持移送装置(16)の
移送終端に集束通路(29)を連絡させて装設する結束装
置(18)とを備え、茎葉部挾持移送装置(15)と首部挾
持移送装置(16)とで移送する根菜作物を結束装置(1
8)でもって結束処理するようにしてあるから、掘取収
集した根菜作物を個々バラバラで取り扱うことがなくな
り収穫物の事後取扱が容易になる利点がある。
【0031】また、請求項2の自走球葱収穫機において
は、根菜作物の茎葉部分を挾持して移送する茎葉部挾持
移送装置(15)を前低後高に傾斜して装設すると共に、
茎葉部挾持移送装置(15)の下方に配設する首部挾持移
送装置(16)を茎葉部挾持移送装置(15)よりも緩い傾
斜角度で装設して、茎葉部挾持移送装置(15)と首部挾
持移送装置(16)との間にできる側面視三角形状の空間
部に結束装置(18)を配設しているので、結束装置(1
8)を備えるにも拘らず、機全体が簡潔コンパクトにな
る利点がある。
【0032】さらに、請求項2の自走球葱収穫機におい
ては、結束装置(18)を結束伝動ケ−ス(30)が上部に
位置し、その結束伝動ケ−ス(30)の下側に集束通路
(29)が位置するように搭載し、集束通路(29)を挾ん
で両側に位置する結節部(31)とニ−ドル(32)を結束
伝動ケ−ス(30)から垂設すると共に、結節部(31)及
びニ−ドル(32)から適宜下方に離間した部位に集束物
受板(35)を設けて、集束通路(29)と下方部分に広い
懐が確保されるようにしてあるから、結束装置に送り込
まれ集束結束して送り出される根菜作物の根部(36)群
が制約を受ける度合いが小さくて、他部材との摺接によ
り傷つくようなことがなく良好に結束処理される。そし
て、請求項4のものにおいては、集束物受板(35)を上
下位置変更自在に設けてあるので、集束物受板(35)の
結節部(31)及びニ−ドル(32)に対する相対高さを変
えて結束位置を調節することにより、根菜作物の大きさ
の異なりなどに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走球葱収穫機の全体側面図であ
る。
【図2】自走球葱収穫機の要部平面図である。
【図3】自走球葱収穫機の後部伝動系を示す断面図であ
る。
【図4】自走球葱収穫機の前部伝動系を示す断面図であ
る。
【図5】自走球葱収穫機の結束装置部分を後方からみた
概略図である。
【符号の説明】 12 分草装置 13 掻込装置 14 チゼル 15 茎葉部挾持移送装置 16 首部挾持移送装置 18 結束装置 29 集束通路 30 結束伝動ケ−ス 31 結節部 32 ニ−ドル 35 集束物受板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場に植立している根菜作物の茎葉部を
    分捌整姿する分草装置(12)と、分草装置(12)の後背
    部位に配設する掻込装置(13)と、根菜作物の根部を掘
    削するチゼル(14)と、掻込装置(13)に挾持始端部を
    連絡させて装設する茎葉部挾持移送装置(15)と、茎葉
    部挾持移送装置(15)の下方に配設されて根菜作物の首
    部を挾持移送する首部挾持移送装置(16)と、首部挾持
    移送装置(16)の移送終端に集束通路(29)を連絡させ
    て装設する結束装置(18)とを備え、茎葉部挾持移送装
    置(15)と首部挾持移送装置(16)とで移送する根菜作
    物を結束装置(18)でもって結束処理するようにしてあ
    る自走球葱収穫機。
  2. 【請求項2】 根菜作物の茎葉部を挾持移送する茎葉部
    挾持移送装置(15)を前低後高に傾斜して装設すると共
    に、茎葉部挾持移送装置(15)の下方に配設する首部挾
    持移送装置(16)を茎葉部挾持移送装置(15)よりも緩
    い傾斜角度で装設して、茎葉部挾持移送装置(15)と首
    部挾持移送装置(16)との間にできる側面視三角形状の
    空間部に結束装置(18)を配設してある請求項1記載の
    自走球葱収穫機。
  3. 【請求項3】 首部挾持移送装置(16)の移送終端に集
    束通路(29)を連絡させて装設する結束装置(18)を、
    結束伝動ケ−ス(30)が上部に位置し、その結束伝動ケ
    −ス(30)の下側に集束通路(29)が位置するように搭
    載し、集束通路(29)を挾んで両側に位置する結節部
    (31)とニ−ドル(32)を結束伝動ケ−ス(30)から垂
    設するとともに、結節部(31)及びニ−ドル(32)から
    適宜下方に離間した部位に集束物受板(35)を設けてな
    る請求項1又は請求項2記載の自走球葱収穫機。
  4. 【請求項4】 結節部(31)及びニ−ドル(32)から適
    宜下方に離間した部位に装設する集束物受板(35)を上
    下位置変更自在に設けてある請求項3記載の自走球葱収
    穫機。
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