JPH08123154A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08123154A
JPH08123154A JP26401194A JP26401194A JPH08123154A JP H08123154 A JPH08123154 A JP H08123154A JP 26401194 A JP26401194 A JP 26401194A JP 26401194 A JP26401194 A JP 26401194A JP H08123154 A JPH08123154 A JP H08123154A
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reciprocating
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浩久 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体の表面をクリーニングするクリーニン
グブレードから局部的にトナー等が感光体の回動方向に
洩れ出るようなことがあっても、そのトナー等によって
帯電部材の表面が局部的に汚れて帯電不良になるのを防
止する。 【構成】 帯電ローラ2の感光体1と接触する面を矢示
C方向に往復移動しながらクリーニングするクリーニン
グ部材22の往復移動量を、感光体1の表面を矢示C方
向に往復移動してクリーニングするクリーニングブレー
ド8aの往復移動量よりも大きくし、そのクリーニング
ブレード8aからトナー等がクリーニング洩れしてそれ
が帯電ローラ2に付着しても、クリーニング部材22に
付着する帯電ローラ2からの汚れを広い範囲に分散させ
て局部的に汚れないようにしてクリーニング性を維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回動するドラム状あ
るいはベルト状の感光体に帯電部材を接触させて帯電す
る接触帯電方式の静電複写機,光プリンタ,ファクシミ
リ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静電複写機,光プリンタ等の画像
形成装置では、感光体を帯電処理する帯電装置として、
帯電部材を感光体に直接接触させながらそこに電圧を印
加して感光体を帯電する接触帯電方式の帯電装置が、帯
電に関して電力効率が良いこと、帯電時において発生す
るオゾンや窒素酸化物等の環境に悪影響を与える生成物
の発生が少ないこと等の利点があることから注目されて
いる。
【0003】しかしながら、このような接触帯電方式の
帯電装置の場合には、帯電部材を感光体に直接接触させ
るため、感光体の表面が汚れているとその汚れによって
帯電部材の表面が汚れてしまい、それによって帯電不良
を引き起こしやすいという欠点があった。一方、上述し
たような画像形成装置には、一般的に感光体の表面に付
着したトナー等をクリーニングする感光体クリーニング
部材を備えたクリーニング装置が設けられている。その
感光体クリーニング部材としては、例えばクリーニング
ブレードを使用したブレード方式のものがある。
【0004】そのクリーニングブレードは、感光体の長
手方向に対して位置が常に一定であると、そのブレード
エッジにトナーや紙粉等が固着したり、そのブレードエ
ッジが感光体の表面の微小突起により局部的に損傷を受
けたりして欠陥部ができやすい。そのようになると、ク
リーニング性が低下してしまうため、このようなブレー
ド方式のクリーニング装置には、そのクリーニングブレ
ードを感光体の長手方向に沿って往復移動させるように
したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにブレードを往復移動させるようにしたものであって
も、そのブレードエッジにトナーや紙粉等の異物が噛み
込んでしまったり、そのブレードエッジが損傷を受けた
りして欠陥部ができてしまった場合には、その噛み込み
部からトナー等が感光体の回動方向に洩れてしまうた
め、その欠陥部が往復移動する範囲に対応して感光体の
表面が汚れたままの状態になってしまい、その結果とし
て帯電部材の表面がその感光体の汚れに対応して汚れ
て、帯電不良になってしまうことがあるという問題点が
あった。
【0006】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、感光体の表面をクリーニングする感光体
クリーニング部材から局部的にトナー等が感光体の回動
方向に洩れ出るようなことがあっても、その洩れ出た通
過トナー等によって帯電部材の表面が局部的に汚れて帯
電不良になるようなことがないようにすることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、上述したような画像形成装置におい
て、帯電部材の感光体と接触する面をその帯電部材の回
動方向と直交してその表面に沿う方向に往復移動しなが
らクリーニングする帯電部材クリーニング部材と、感光
体の回動方向と直交してその表面に沿う方向に往復移動
しながらその感光体の表面をクリーニングする感光体ク
リーニング部材とを設け、上記帯電部材クリーニング部
材の往復移動量を感光体クリーニング部材の往復移動量
よりも大きくしたものである。
【0008】また、上記画像形成装置において、帯電部
材クリーニング部材の最大移動時の端部の位置が、感光
体の画像形成領域の外側に位置するようにその帯電部材
クリーニング部材の往復移動量を設定するとよい。さら
に、上記いずれかの画像形成装置において、帯電部材ク
リーニング部材の往復移動速度を、感光体クリーニング
部材の往復移動速度よりも速くするとよい。
【0009】また、上記いずれかの画像形成装置におい
て、帯電部材クリーニング部材と感光体クリーニング部
材を往復移動させる駆動手段が、基端部が回動自在に軸
支され、先端部に帯電部材クリーニング部材の長手方向
の一端部を、基端部と先端部の間の中間部に感光体クリ
ーニング部材の長手方向の一端部をそれぞれ係合させた
揺動腕部材を有しているようにするとよい。
【0010】
【作用】このように構成した画像形成装置によれば、感
光体クリーニング部材が感光体の表面をクリーニングし
た際にその感光体クリーニング部材から局部的にトナー
等がその感光体移動方向に洩れ出るようなことがあった
としても、その感光体クリーニング部材の往復移動量よ
りも帯電部材クリーニング部材の往復移動量を大きくし
ているので、その帯電部材クリーニング部材に付着する
帯電部材からの汚れは広い範囲に分散されることによっ
て局部的に汚れるようなことがないので、帯電部材クリ
ーニング部材のクリーニング時における負荷が軽減され
るため、帯電部材の表面をきれいな状態にクリーニング
することができる。
【0011】また、帯電部材クリーニング部材の最大移
動時の端部の位置が、感光体の画像形成領域の外側に位
置するようにその帯電部材クリーニング部材の往復移動
量を設定すれば、帯電部材クリーニング部材が最大移動
時においてその端部の位置が感光体の画像形成領域内に
入らないので、その画像形成領域の両端部でクリーニン
グ不足が発生するのを防止することができる。
【0012】さらに、帯電部材クリーニング部材の往復
移動速度を、感光体クリーニング部材の往復移動速度よ
りも速くすれば、感光体クリーニング部材から局部的に
トナー等がその感光体移動方向に洩れ出るようなことが
あったとしても、その洩れ出た通過トナー等の帯電部材
クリーニング部材への入力を上回る往復移動速度で帯電
部材クリーニング部材が往復移動するので、帯電部材の
表面の局部的な汚れを防止できる。
【0013】また、帯電部材クリーニング部材と感光体
クリーニング部材を往復移動させる駆動手段が、基端部
が回動自在に軸支され、先端部に帯電部材クリーニング
部材の長手方向の一端部を、基端部と先端部の間の中間
部に感光体クリーニング部材の長手方向の一端部をそれ
ぞれ係合させた揺動腕部材を有しているようにすれば、
比較的簡単な構成により、共通の駆動源で帯電部材クリ
ーニング部材の上記往復移動量を感光体クリーニング部
材の往復移動量よりも大きく、また往復移動速度を速く
することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す画像
形成装置の感光体とそれに接触可能な帯電ローラ付近を
示す正面図、図2はその画像形成装置の感光体周辺を示
す概略構成図である。
【0015】この画像形成装置は、図2に示すように被
帯電体であるドラム状の感光体(像担持体)1を接触状
態で帯電する帯電部材である帯電ローラ2を備えた接触
帯電方式の画像形成装置であり、その帯電ローラ2が矢
示A方向に所定の周速度で回転する感光体1に、同図に
実線で示すように接触しながら連れ回りにより矢示B方
向に等速で従動回転し、感光体1の表面1aを所定の電
位に一様に帯電する。
【0016】その感光体1は、ドラム駆動タイミングベ
ルト,ドラム駆動プーリ,それらを駆動するモータ(い
ずれも図示を省略している)等からなる感光体駆動系に
よって駆動され、その表面1aには常に帯電ローラ2
が、後述する機構に設けられているバネの付勢力によ
り、例えば接触圧10g/cm(略線接触)で圧接して
いる。その感光体1の回りには、帯電ローラ2の他にイ
レーサ18と、現像装置6と、無端ベルト7aを有する
接触型の転写装置7と、クリーニングユニット8と、除
電装置21とがそれぞれ配設されている。
【0017】そして、露光装置9(ミラー部分のみ図示
している)からの光が感光体1の表面1aに入射して、
帯電ローラ2によって一様に帯電された帯電面が露光さ
れてそこに静電潜像が形成され、その静電潜像はイレー
サ18によって使用される転写紙Pのサイズより外側の
領域部分の静電荷が除去(トリミング)され、その残さ
れた静電潜像が現像装置6の現像スリーブ6aによって
供給されるトナーにより現像されてトナー像(可視像)
となる。
【0018】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙Pは、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより
1枚ずつ送り出され、それがレジストローラ13とそれ
に圧接回転する加圧ローラ14との間で一旦停止されて
タイミング調整された後に、感光体1上のトナー像と一
致する正確なタイミングで転写装置7が設けられている
転写部に向けて搬送される。
【0019】その転写紙Pは、転写装置7によって転写
バイアスが印加されて図2で上面側にトナー像が転写さ
れ、それが感光体1から分離されて図示しない定着装置
へ搬送され、そこでトナーが定着された後に装置外部の
排紙トレイ等へ排出される。そして、その転写終了後に
感光体1上に残った残留トナー及び紙粉等の異物は、ク
リーニングユニット8に設けられている感光体クリーニ
ング部材であるクリーニングブレード8aにより取り除
かれ、その感光体1上に残った残留電位は除電装置21
により取り除かれて、次の帯電ローラ2による帯電に備
える。
【0020】次に、帯電ローラ2について、図1と図3
を参照してさらに詳しく説明する。帯電ローラ2は、図
1に示すように鉄等からなる導電性芯金15の外側に、
ゴム,樹脂等の中抵抗の材料からなる弾性層16を一体
に装着し、その表面を厚さが僅か4μm〜十数μmと非
常に薄い高抵抗薄膜の保護を目的とした表面層で覆った
ものであり、それが図3に示す接離機構10により感光
体1の表面1aに対して接離可能に保持されている。
【0021】その帯電ローラ2の導電性芯金15の両端
は、図1に示すように導電性軸受17,17でそれぞれ
回転自在に支持されていて、その各導電性軸受17が導
電性の材料で形成された図3に示す引張付勢バネ12に
よって感光体1から離間する方向に常に付勢されてお
り、帯電を行わないときは帯電ローラ2が同図に実線で
示す離間位置にある。40は絶縁材からなる固定部材で
あり、引張付勢バネ12の一端を係着する。
【0022】その帯電ローラ2には、それが感光体1の
表面1aに接触した状態で、導電性芯金15に直流電源
20から引張付勢バネ12及び導電性軸受17を介して
帯電バイアス電圧(例えば−500V)が印加されるよ
うになっており、それによって感光体1の表面1aが一
様に帯電される。
【0023】帯電ローラ2を感光体1に対して接離させ
る接離機構10は、略中央が軸24によって揺動自在に
支持されたアーム23の一端に導電性軸受17を固定す
ることにより帯電ローラ2を回転自在に保持し、そのア
ーム23の他端側にソレノイド26の可動軸26aをバ
ネ25を介して取り付けたものである。なお、アーム2
3は一対設けられていて、帯電ローラ2の両側の各導電
性軸受17をそれらにそれぞれ固定することによって、
帯電ローラ2の両端部を支持している。
【0024】ソレノイド26は、本体部分が装置の固定
部に固定されており、引張付勢バネ12はソレノイド2
6がオフ状態にあるときに、アーム23を図3に実線で
示す位置まで反時計回り方向に揺動させ、帯電ローラ2
を感光体1から離間させる位置にする。また、ソレノイ
ド26をオン状態にすると、アーム23が引張付勢バネ
12の引張付勢力に抗して図3で時計回り方向に揺動し
て仮想線で示す位置まで移動し、その際にバネ25が若
干伸びることによって帯電ローラ2が感光体1の表面1
aに帯電に適した所定の接触圧で接する。
【0025】その帯電ローラ2に近接して、その帯電ロ
ーラ2の感光体1と接触する表面をクリーニングする帯
電部材クリーニング部材であるクリーニング部材22が
設けられており、ソレノイド26がオフ状態にあるとき
に、図3に実線で示すように帯電ローラ2の表面が引張
付勢バネ12の引張付勢力によって、クリーニング部材
22にクリーニングに適した所定の接触圧で接する。
【0026】そのクリーニング部材22は、帯電ローラ
2の表面に沿って、その帯電ローラ2の回転方向に直交
してその表面に沿う方向(図3で手前と奥方向であり、
図1の矢示C方向)に移動可能にガイド28,29によ
って保持されており、それが帯電ローラ2の回転周期と
異なる往復移動周期で帯電ローラ2の上記回動方向に直
交する方向に往復移動されるようになっている。
【0027】そのクリーニング部材22の往復移動は、
図1に示すクリーニング部材往復移動機構30によって
行われる。そのクリーニング部材往復移動機構30は、
クリーニング部材22を保持したブラケット31の一端
部(図1で左端部)上面に係合ピン32を一体に垂設
し、その係合ピン32をカム33のカム溝33a内に沿
って移動可能に係合させ、そのカム33の中心にカム駆
動モータ34の回転軸を連結したものである。
【0028】したがって、カム駆動モータ34を回転さ
せてカム33を1回転させると、そのカム33のカム溝
33aに係合している係合ピン32がカム溝33aのス
トロークSだけ矢示C方向に往復移動するため、その係
合ピン32とブラケット31を介して一体のクリーニン
グ部材22がそれに同動して往復移動する。
【0029】帯電ローラ2の導電性芯金15の図1で右
端部には、ギヤ35を固定し、そのギヤ35に対応させ
て駆動ギヤ36を装置の固定部に回転可能に設けてい
る。その駆動ギヤ36は、モータ37によって回転され
るようになっていて、帯電ローラ2が図1に示すように
感光体1から離れる離間位置に移動されたときに、その
駆動ギヤ36に帯電ローラ2側のギヤ35が噛み合って
それが回転され、帯電ローラ2の表面がクリーニング部
材22によって摺擦されてクリーニングされるようにな
っている。
【0030】一方、図4に示すように、感光体1の表面
をクリーニングするクリーニングブレード8aは、クリ
ーニングブラケット8bに固定されており、そのクリー
ニングブラケット8bがブレード往復移動機構30′に
よってストロークDだけ矢示E方向に往復移動するよう
になっている。そして、詳しい説明は後述するが、この
クリーニングブレード8aの往復移動量に対応するスト
ロークDよりも、図1で説明したクリーニング部材22
の往復移動量に対応するストロークSを大きく設定して
いる(ストロークD<ストロークS)。
【0031】このブレード往復移動機構30′は、図1
で説明したクリーニング部材往復移動機構30と同様な
構成であり、クリーニングブラケット8bの一端部(図
4で左端部)上面に係合ピン32′を一体に垂設し、そ
の係合ピン32′をカム33′のカム溝33a′内に沿
って移動可能に係合させ、そのカム33′の中心にカム
駆動モータ34′の回転軸を連結したものである。
【0032】次に、図5を参照して、クリーニングブレ
ード8aの往復移動幅がストロークDであって、そのク
リーニングブレード8aに局部的な欠陥8cがあったと
きに帯電ローラ2の表面に付着するトナー等による汚れ
Tn1 、及びその汚れTn1によりクリーニング部材2
2に付着する汚れTn2 ,Tn3 の汚れ幅について説明
する。
【0033】クリーニングブレード8aのブレードエッ
ジ上にできた局部的な欠陥8cが微小な幅Wであるとす
ると、感光体1の表面1a上でクリーニングブレード8
aによりクリーニングされずに欠陥8cから洩れる汚れ
の幅もWとなる。ここで、クリーニングブレード8aは
その長手方向(図5で左右方向)にストロークDで往復
移動するため、感光体1の表面1a上の欠陥8cから洩
れた汚れは、その幅がW+Dとなる。
【0034】この感光体1上の汚れは、その感光体1に
接触しながら回転する帯電ローラ2の表面に転移するた
め、そこに図示のように幅W+Dの汚れTn1 が付着す
る。さらに、その帯電ローラ2の表面には、帯電ローラ
2の回転方向と直交してその表面に沿う方向(図5で左
右方向)に往復移動しながら摺擦してクリーニングする
クリーニング部材22が接しているので、そのクリーニ
ング部材22には、図5の(a)に示すように最も同図
で右方へ移動した位置でも幅W+Dの汚れTn2 が付着
する。
【0035】また、図5の(b)に示すようにクリーニ
ング部材22が今度は同図で最も左方へ移動した位置で
も、そのクリーニング部材22には幅W+Dの汚れTn
3 が付着する。そのため、前述したクリーニングブレー
ド8aの往復移動量に対応するストロークDとクリーニ
ング部材22の往復移動量に対応するストロークS(図
1参照)が仮りに同じ(ストロークD=ストロークS)
であったとすると、上記の汚れTn2 とTn3 とは図示
のように幅Wで重なり、その部分に汚れが集中し、帯電
ローラ2をクリーニングする際にそれが負荷となる。
【0036】しかしながら、この実施例では、前述した
ようにクリーニングブレード8aのストロークDよりも
クリーニング部材22のストロークSを大きく設定して
いる(ストロークD<ストロークS)ので、図5の
(c)に示すようにクリーニング部材22上で汚れTn
2 とTn3 とが分散して互いに重なり合うようなことが
ない。
【0037】したがって、クリーニング部材22にとっ
て局部的に負荷が加わるようなことがないため負荷の軽
減が図れるので、クリーニング部材22の一部のみが消
耗してしまうようなことがない。それによって、良好な
クリーニング性により帯電ローラ2の表面を常にきれい
な状態に保つことができる。
【0038】さらに説明を加えれば、図5の(b)に示
した汚れTn2 とTn3 が重なり合わないようにするた
めには、クリーニング部材22のストロークSは幅W+
D以上(S≧W+D)としなければならない。ここで、
クリーニングブレード8aの局部的な欠陥8cの幅Wを
0ではないが限りなく小さいものとすると、ストローク
D<ストロークSとなる。したがって、このような関係
になるようにストロークDとストロークSを設定するこ
とにより、クリーニング部材22上で汚れTn2 とTn
3 とが重なり合わないようにすることができ、それによ
ってクリーニング部材22のクリーニング性を高めるこ
とができる。
【0039】ところで、このクリーニング部材22は、
図1の矢示C方向へ往復移動した際に、その各方向の最
大移動時における各端部22a,22bの位置が、それ
ぞれ感光体1の画像形成領域の外側に位置するように、
その帯電部材クリーニング部材の往復移動量(ストロー
クS)を設定している。
【0040】そのため、クリーニング部材22が、図1
で最も右方の実線で示した位置、あるいは左方の仮想線
で示した位置である各最大移動位置まで移動したときで
も、クリーニング部材22は感光体1上の画像形成領域
をすべて含む幅となる帯電ローラ2の全有効域Lに接触
しているので、帯電ローラ2の両端部を拭き残すような
ことがない。また、この実施例では、クリーニング部材
往復移動機構30によるクリーニング部材22の往復移
動速度を、クリーニングブレード8aの往復移動速度よ
りも速くしている。
【0041】したがって、クリーニングブレード8aに
局部的な欠陥8c(図5参照)があって、そこからトナ
ー等が感光体1の移動方向に洩れ出るようなことがあっ
たとしても、その洩れ出た通過トナー等のクリーニング
部材22への入力を上回る往復移動速度、すなわちクリ
ーニング部材22上に局部的にトナー等が堆積すること
がない移動速度で、そのクリーニング部材22が往復移
動してクリーニングするので、帯電ローラ2の表面が局
部的に汚れるのを防止することができる。
【0042】以上、この発明の実施例について説明して
きたが、この実施例では図1及び図4で説明したよう
に、クリーニング部材22を往復移動させるクリーニン
グ部材往復移動機構30と、クリーニングブレード8a
を往復移動させるブレード往復移動機構30′をそれぞ
れ別個に設けていた。このクリーニング部材22を往復
移動させる機構とクリーニングブレード8aを往復移動
させる機構は、同一の駆動源で駆動させるようにすれば
部品点数を少なくすることができるので効率的である。
【0043】図6はその同一の駆動源でクリーニング部
材22とクリーニングブレード8aとを共に往復移動さ
せるようにした機構の一例を主要な部分のみ示す斜視図
であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してあ
る。
【0044】この機構は、クリーニング部材22とクリ
ーニングブレード8aを往復移動させる駆動手段が、基
端部51aが軸52で矢示F方向に回動自在に軸支さ
れ、先端部51bにクリーニング部材22の長手方向の
一端部となるそのクリーニング部材22と一体のブラケ
ット31の一端31aを係合ピン53で回動自在に軸支
し、基端部51aと先端部51bの間の中間部にコロ5
4を軸55で回転自在に軸支した揺動腕部材51を有し
ている。
【0045】また、クリーニングブレード8aを一体に
固定したクリーニングブラケット8bに舌片8dを形成
し、その舌片8dにスプリング56の一端を係着すると
共にその他端を装置の固定部に取り付けて、そのスプリ
ング56の付勢力によってクリーニングブラケット8b
が常に矢示G方向に付勢されることにより、そのクリー
ニングブラケット8bの端部に形成しているコロ当接面
8eがコロ54の外周面に当接するようにしている。
【0046】なお、クリーニング部材22と一体で往復
移動するブラケット31は、図6では図示を省略してい
るが、図1で説明したクリーニング部材往復移動機構3
0と同様な機構により、矢示C方向に往復移動されるよ
うになっている。
【0047】この実施例によれば、揺動腕部材51の支
点となる軸52からクリーニングブレード8aにクリー
ニングブラケット8bを介してコロ54から駆動力が作
用する力点の位置よりも、クリーニング部材22にブラ
ケット31を介して係合ピン53から作用する駆動力の
力点の位置を遠くしているので、その軸52から各力点
までの距離に応じてクリーニング部材22のストローク
Sをクリーニングブレード8aのストロークDよりも大
きくすることができる(ストロークS>ストロークD)
と共に、クリーニング部材22の往復移動速度を、クリ
ーニングブレード8aの往復移動速度よりも速くするこ
とができる。
【0048】なお、上記のように駆動源によって駆動さ
せる側をクリーニング部材22側とせずに、それをクリ
ーニングブレード8a側とすることもできる。その場合
には、ブラケット31にクリーニング部材往復移動機構
30(図1)と同様な機構を設けずに、クリーニングブ
レード8aのクリーニングブラケット8bを図4で説明
したブレード往復移動機構30′と同様な機構で矢示E
方向に往復移動させ、スプリング56を廃止して、ブラ
ケット31に図6で矢示Gと反対方向に付勢するスプリ
ングを取り付けてコロ54の外周面をコロ当接面8eに
当接させるようにすればよい。以上、各実施例について
説明してきたが、この発明は感光体や帯電部材がベルト
状の画像形成装置であっても同様に適用することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、感光体クリーニング部材の往復移動量よりも帯電部
材クリーニング部材の往復移動量を大きくしたので、感
光体クリーニング部材から局部的にトナー等が感光体の
回動方向に洩れ出てそれが帯電部材の表面に転移するよ
うなことがあったとしても、そのトナー等は帯電部材ク
リーニング部材の往復移動によって分散されてそれが帯
電部材クリーニング部材に局部的に集中するようなこと
がないので、帯電部材をクリーニングする際の負荷を軽
減できるため、常に帯電部材をきれいな状態にクリーニ
ングして、帯電不良による異常画像の発生を防止するこ
とができる。
【0050】また、帯電部材クリーニング部材の最大移
動時の端部の位置が、感光体の画像形成領域の外側に位
置するようにその帯電部材クリーニング部材の往復移動
量を設定すれば、装置の幅方向の寸法を不必要に拡大す
ることなしに必要最小限のスペースで、画像形成領域の
両端部でクリーニング不足が発生するのを防止すること
ができる。
【0051】さらに、帯電部材クリーニング部材の往復
移動速度を、感光体クリーニング部材の往復移動速度よ
りも速くすれば、帯電部材クリーニング部材の帯電部材
をクリーニングする能力を更に高めることができる。
【0052】また、帯電部材クリーニング部材と感光体
クリーニング部材を往復移動させる駆動手段が、基端部
が回動自在に軸支され、先端部に帯電部材クリーニング
部材の長手方向の一端部を、基端部と先端部の間の中間
部に感光体クリーニング部材の長手方向の一端部をそれ
ぞれ係合させた揺動腕部材を有しているようにすれば、
比較的簡単な構成で共通の駆動源を使用して、帯電部材
クリーニング部材の上記往復移動量を感光体クリーニン
グ部材の往復移動量よりも大きく、また往復移動速度を
速くしてクリーニング効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す画像形成装置の感光
体とそれに接触可能な帯電ローラ付近を示す正面図であ
る。
【図2】同じくその画像形成装置の感光体周辺を示す概
略構成図である。
【図3】同じくその画像形成装置に設けられている帯電
ローラをクリーニング部材に対して接離させる接離機構
を示す構成図である。
【図4】図2の画像形成装置に設けられているクリーニ
ングブレード8aを往復移動させる機構を示す概略図で
ある。
【図5】同じくその画像形成装置の帯電ローラをクリー
ニングするクリーニング部材の往復移動量を感光体をク
リーニングするクリーニングブレードの往復移動量より
も大きくする必要性を説明するための説明図である。
【図6】同一の駆動源でクリーニング部材とクリーニン
グブレードとを共に往復移動させるようにした機構の一
例を主要な部分のみ示す斜視図である。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電ローラ(帯電部材) 8a:クリーニングブレード(感光体クリーニング部材) 22:クリーニング部材(帯電部材クリーニング部材) 22a,22b:端部 30:クリーニング部材往復移動機構 30′:ブレード往復移動機構 51:揺動腕部材 51a:基端部 51b:先端部 52,55:軸 53:係合ピン 54:コロ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動する感光体と、該感光体に接触しな
    がら回動してそれを帯電させる帯電部材とを備えた画像
    形成装置において、 前記帯電部材の感光体と接触する面を該帯電部材の回動
    方向と直交してその表面に沿う方向に往復移動しながら
    クリーニングする帯電部材クリーニング部材と、前記感
    光体の回動方向と直交してその表面に沿う方向に往復移
    動しながら該感光体の表面をクリーニングする感光体ク
    リーニング部材とを設け、 前記帯電部材クリーニング部材の往復移動量を前記感光
    体クリーニング部材の往復移動量よりも大きくしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記帯電部材クリーニング部材の最大移動時の端部の位
    置が、前記感光体の画像形成領域の外側に位置するよう
    に該帯電部材クリーニング部材の往復移動量を設定した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、前記帯電部材クリーニング部材の往復移動速度
    が、前記感光体クリーニング部材の往復移動速度よりも
    速いことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、前記帯電部材クリーニング部材
    と前記感光体クリーニング部材を往復移動させる駆動手
    段が、基端部が回動自在に軸支され、先端部に前記帯電
    部材クリーニング部材の長手方向の一端部を、前記基端
    部と先端部の間の中間部に前記感光体クリーニング部材
    の長手方向の一端部をそれぞれ係合させた揺動腕部材を
    有していることを特徴とする画像形成装置。
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