JPH08121567A - オイルポンプ構造 - Google Patents

オイルポンプ構造

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JPH08121567A
JPH08121567A JP25490294A JP25490294A JPH08121567A JP H08121567 A JPH08121567 A JP H08121567A JP 25490294 A JP25490294 A JP 25490294A JP 25490294 A JP25490294 A JP 25490294A JP H08121567 A JPH08121567 A JP H08121567A
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oil
oil pump
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lubricating
passage
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Jun Takiguchi
純 滝口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部材及び軸受部材の間に形成される軸
受部材の潤滑油の油溜り室に滞溜する油に関するもの
で、オイルポンプ始動時の潤滑油不足を防止できるオイ
ルポンプ構造を得る。 【構成】 油溜り室19とオイルパン23とを連通する
排出油路19の少なくとも一部を、スリーブ10の中心
と同じ高さあるいは位置になるよう配置した。これによ
り、オイルポンプ非作動時において油溜り室18の潤滑
油は排出油路19から流出せず、油溜り室18に常に残
っている状態を維持できる。したがって、オイルポンプ
始動時の潤滑油不足を防止することができ、オイルポン
プの始動性及び軸受部材16の耐久性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機等に利用さ
れるオイルポンプ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオイルポンプ構造としては、例え
ば実開昭63−154866号公報に記載されている構
造が知られている。
【0003】このオイルポンプ構造は、図5として記載
するように、エンジンにより駆動されるオイルポンプ駆
動軸40と、オイルポンプハウジング41に設けられた
貫通穴の内部でオイルポンプ駆動軸40を支持している
軸受部材42に対して、高速回転時等の焼付き防止のた
めに、潤滑油が供給されている。この潤滑油は、通常、
シール部材43及び軸受部材42の間に形成された油溜
り室44に導かれる。しかし、オイルポンプ作動時には
この供給された潤滑油が油溜り室44に充満し圧力が高
くなってしまうため、シール部材43のシール部から流
体伝動装置48を内包するハウジング49内へ油もれが
生じてしまうことがあった。
【0004】そこで、これを改善するために、摩擦締結
要素を内包するケース50内へ油溜り室に滞溜する油を
排出する排出油路45を設けて、油溜り室の圧力が高く
なるのを防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のオイルポンプ構造にあっては、排出油路45と油溜
り室44との接続口46がオイルポンプ駆動軸の中心よ
り低い位置に配置される構造になっていたため、オイル
ポンプ停止後、長時間放置した時には、油溜り室44の
潤滑油が流出してしまう。その結果、潤滑油量が不足
し、オイルポンプ駆動軸40及び軸受部材42の摩擦抵
抗が大きくなるので、オイルポンプ始動時の駆動抵抗が
大きくなり、軸受部材の耐久性が低下すると共に、エン
ジンの始動性が悪くなるという問題があった。
【0006】本発明は、上述の問題に着目なされたもの
で、オイルポンプ作動時にはシール部材及び軸受部材の
間に形成された油溜り室の圧力が高くなることを防止す
ると共に、オイルポンプ始動時には潤滑油不足を防止す
るオイルポンプ構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、円筒状の貫通穴を有するオイルポンプハウジング
と、前記貫通穴に挿入され、オイルポンプを駆動するオ
イルポンプ駆動軸と、前記貫通穴の内部で前記オイルポ
ンプ駆動軸を支持する軸受部材と、前記貫通穴の内部で
前記オイルポンプ駆動軸の外周に配置され、前記軸受部
材を潤滑する潤滑油の前記貫通穴からオイルポンプ外部
への流出を封止するシール部材と、該シール部材及び前
記軸受部材の間に形成された前記潤滑油の油溜り室と、
前記油溜り室に滞溜する油をオイルポンプの吸入口に連
通するオイルパンに排出する排出油路と、を備えるオイ
ルポンプ構造において、前記排出油路の少なくとも一部
が前記オイルポンプ駆動軸の中心と同じ高さあるいは高
い位置にあることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、前記オイルポン
プ構造は自動変速機に形成されたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、前記自動変速機
は動力伝達経路を決定する摩擦締結要素を備え、前記排
出油路より排出される油を前記摩擦締結要素の潤滑油と
して用いることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明では、前記排出油路
は、前記オイルポンプハウジングと、該オイルポンプハ
ウジングの前記摩擦締結要素側側面に固定されるオイル
ポンプカバーとを通じて形成されることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1及び2記載の発明では、オイルポンプ
作動時には、軸受部材に供給されるもしくは供給された
潤滑油はシール部材及び軸受部材の間に形成された油溜
り室に滞溜すると共に、排出油路を通ってオイルポンプ
の吸入口に連通するオイルパンへ排出される。このた
め、オイルポンプ作動時に油溜り室の油溜り圧が高くな
るのを防止して、シール部からの油もれを防ぐ。
【0012】さらに、オイルポンプ非作動時には、油溜
り室の潤滑油は排出油路から流出せず、油溜り室に常に
油が残っている状態を維持する。このため、オイルポン
プ始動時には、油溜り室に残っている油によりオイルポ
ンプ駆動軸と軸受部材との摩擦抵抗が低下する。
【0013】請求項3及び4記載の発明では、オイルポ
ンプ作動時に排出油路より排出された油は摩擦締結要素
に飛散し、摩擦締結要素の締結及び解放の過程で発生す
る熱を冷却する。特に請求項4記載の発明では、オイル
ポンプハウジング及びオイルポンプカバーを通じて形成
された排出油路から油が排出され、摩擦締結要素に飛散
する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】まず、構成を説明する。
【0016】第一実施例のポンプ構造をもつ自動変速機
1は、その断面図である図1に示されるように、図外の
エンジンにより駆動されるトルクコンバータ2と、遊星
歯車式変速機構3と、これらの間に設けられたオイルポ
ンプ4と、これらを内包するトランスアクスルケース5
及びコンバータハウジング6と、オイルポンプ4からの
油を遊星歯車式変速機構3の各種摩擦締結要素等に振り
分ける油圧制御装置22と、この油圧制御装置22を内
包するオイルパン23とで構成されている。
【0017】前記遊星歯車式変速機構3は、動力伝達経
路を決定する各種摩擦締結要素等と、油圧制御装置22
からの油圧を供給されることにより各種摩擦締結要素を
作動させる作動油圧室とをトランスアクスルケース5内
に備え、特にオイルポンプ4に隣接して摩擦締結要素の
一つであるバンドブレーキ7が配置されている。
【0018】前記オイルポンプ4は、トランスアクスル
ケース5のトルクコンバータ2側端面にボルト8aにて
締結されているオイルポンプカバー9と、スリーブ10
(オイルポンプ駆動軸)を介してトルクコンバータ2の
インペラシェル11と駆動結合すると共に、外周面に外
歯歯車を備えているインナロータ12と、インナロータ
12の外歯歯車と噛み合う内歯歯車を内周面に備え、こ
れらの噛み合いにより油圧を発生させるアウタロータ1
3と、インナロータ12とアウタロータ13とを内部に
収容し、オイルポンプカバー9にボルト8bにて締結さ
れているオイルポンプハウジング14とで構成されてい
る。
【0019】前記オイルポンプカバー9は、オイルポン
プハウジング14側から見た正面図である図3に示すよ
うに、オイルポンプ4の吐出口24に連通する吐出側油
路122と吸入口25に連通する吸入側油路123とを
有すると共に、トランスアクスルケース5に設けられた
図示しない油路に穴26で連通する潤滑供給油路15を
有している。
【0020】また、前記オイルポンプハウジング14
は、オイルポンプカバー9側から見た正面図である図2
に示すようにこれの内周に圧入されているブッシュ16
(軸受部材)と、スリーブ10及びオイルポンプハウジ
ング14の間に介在し、前記潤滑供給油路15からブッ
シュ16に供給された潤滑油をシールしているシール部
材17と、ブッシュ16及びシール部材17の間に形成
される円環状の油溜り室18と、この油溜り室18とト
ランスアクスルケース5内とを連通し、オイルポンプハ
ウジング14及びオイルポンプカバー9の内部に形成さ
れる排出油路19(排出油路)とを有している。そし
て、この排出油路19は、一端が油溜り室18の上端面
に接続し、オイルポンプハウジング14に設けられた接
続口20と、他端が遊星歯車式変速機構3のバンドブレ
ーキ7に対して開口し、オイルポンプカバー9に設けら
れた排出口21とを備えている。
【0021】前記オイルパン23は、前記油圧制御装置
22と共に、オイルストレーナを介してオイルポンプに
吸い上げられる油とを内部に備え、トランスアクスルケ
ース5にボルト8cで固定されている。また、この油
は、自動変速機1の各部を潤滑した後トランクアクスル
ケース5に設けられた図示しない連通口より流入した油
である。
【0022】次に作用を説明する。
【0023】エンジンが駆動するとトルクコンバータ2
はその端部のスリーブ10を介してオイルポンプ4内部
の外歯歯車のインナロータ12を駆動し、このインナロ
ータ12が内歯歯車のアウタロータ13と噛み合うこと
で、オイルパン23の油をトランスアクスルケース5と
オイルポンプカバー9を経由してオイルポンプの吸入口
25から吸い上げる。そして、オイルポンプの吐出口2
4より吐出される吐出油は、オイルポンプカバー9の吐
出側油路22及びトランスアクスルケース5を経由して
油圧制御装置22に供給される。この供給された吐出油
は油圧制御装置22内で調圧弁により所定の油圧に調圧
された後、この油圧が摩擦締結要素の各作動油圧室に供
給もしくは排出されることで、各種摩擦締結要素は選択
的に作動し、エンジンからの動力が選択された変速段に
対応したギヤ比で変速され、車軸側に伝達される。
【0024】また、油圧制御装置22からは吐出油の一
部が潤滑油として供給され、トランスアクスルケース5
に設けられた油路及びオイルポンプカバー9の潤滑供給
油路15を経由してブッシュ16に潤滑油が供給され
る。この時、潤滑供給油路15のブッシュ16への供給
口がスリーブ10の中心より高い位置に設けられている
ため、潤滑油は自重によってスリーブ10及びブッシュ
16とを潤滑すると共に、スリーブ10の回転に対し潤
滑する。その後、この油は油溜り室18に滞溜すると共
に、排出油路19を経由して排出口21から放出され、
排出口21に隣接して配置されたバンドブレーキ7に飛
散しバンドブレーキ7を潤滑する。その後、このバンド
ブレーキ7を潤滑した油は自動変速機1の各部を潤滑し
た油と共に連通口よりオイルパン23内ヘ流入する。
【0025】エンジンが停止すると、オイルポンプ4は
駆動されず、ブッシュ16には潤滑油が供給されない。
この時、潤滑供給油路15の供給口と、油溜り室18と
排出油路19との接続口20とがスリーブ10の中心よ
りも高い位置に設けられているため、油溜り室18に滞
留していた油は排出油路19及び潤滑供給油路15から
流出せず、常に油が油溜り室18に残っている状態を維
持する。
【0026】図4は本発明の第二実施例を示す。
【0027】オイルポンプ4に設けられた排出油路30
は、油溜り室31の上端部に接続している接続口32
と、スリーブ33の中心より低い位置に配置され、トラ
ンスアクスルケース5に設けられたオイルパン23への
連通口方向に開口する排出口とを備える構成になってい
る。
【0028】エンジンが駆動すると、油圧制御装置22
からトランスアクスルケース5に設けられた油路及びオ
イルポンプカバー9の潤滑供給油路15を経由してブッ
シュ34に供給され、油の自重とスリーブ33の回転に
よりスリーブ33及びブッシュ34とを潤滑した油は、
油溜り室31に滞溜すると共に、排出油路30を経由し
て排出口から排出される。この時、排出口が連通口方向
に開口する構造になっているため、油はこの連通口付近
に排出される。
【0029】また、エンジンを停止すると、オイルポン
プ4は駆動されず、したがってブッシュ34には潤滑油
が供給されない。この時、潤滑供給油路15のブッシュ
34との供給口と、油溜り室31と排出油路30との接
続口32とがスリーブ33の中心よりも高い位置に設け
られているため、油溜り室31に滞溜していた油は、排
出油路30及び潤滑供給油路15から流出せず、常に油
が油溜り室31に残っている状態を維持する。
【0030】以上説明してきたように、本発明の実施例
のオイルポンプ構造にあっては、下記に列挙する優れた
効果が得られた。
【0031】第一実施例にあっては、潤滑供給油路の
ブッシュへの供給口がオイルポンプ駆動軸の中心により
高い位置に配置されているのに加え、排出油路の接続口
を油溜り室の上端部に接続し、排出口をオイルポンプ駆
動軸の中心より高い位置に配置する構成にしたことによ
り、エンジン駆動時には、油溜り圧が高くなるのを防止
し、また、エンジン停止時には排出油路及び潤滑供給油
路から油が流出するのを防止し、常に油溜り室に油が残
っている状態を維持できる。これにより、スリーブとブ
ッシュとの摩擦抵抗が少なくなり、これの耐久性が向上
すると共に、エンジンの始動性が向上する。
【0032】第一実施例のようにオイルポンプに隣接
してバンドブレーキが配置される構成では、排出された
油がバンドブレーキに飛散するので、バンドの締結,解
放の過程で発生する熱を冷却することができ、バンドブ
レーキの耐久性が向上する。加えて、排出油路がオイル
ポンプハウジング及びオイルポンプカバーを通じて形成
される構成にしたことにより、排出油路の加工が容易で
あり、しかも、排出油路の径を変更すればバンドブレー
キへの油の量を容易に調整でき、また排出油路の排出口
の方向を変更すことによってバンドブレーキの潤滑部を
容易に変更できる。
【0033】第二実施例にあっては、排出油路の接続
口を油溜り室の上端に接続し、排出口はスリーブの中心
より下方向に配置する構成にしたことにより、エンジン
の始動性と、スリーブ及びブッシュの耐久性とが向上す
るのに加えて、排出口からトランスアクスルケースに設
けられたオイルパンとの連通口付近に油が放出されるた
め、油のオイルパンへの戻りを第一実施例に比べ早く戻
すことができ、低温時のエアの吸い込みを防止すること
ができる。
【0034】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、例えば、第一実施例では排出油路の接続口を油溜り
室の上端部に設けているが、排出油路の少なくとも一部
がオイルポンプ駆動軸の中心より高い位置にあればよ
く、前記中心より排出口が高く接続口が低い場合であっ
てもよく、また、前記実施例では軸受部材を潤滑した油
が油溜りに滞溜する例を示したが、油溜りに滞溜する油
が軸受部材を潤滑する前の潤滑油であってもよい。更
に、第二実施例では、排出油路の排出口がオイルパンと
アクスルケースとの連通口に開口する構成になっていた
が、排出口の位置は前記第二実施例と同じであって、か
つ摩擦締結要素の方向に開口する場合であっても本発明
に含まれ、また、前記実施例では、自動変速機に利用さ
れるオイルポンプ構造について説明してきたが、工作機
械等に利用されるオイルポンプ構造についても本発明に
含まれるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明にあっては、オイルポンプ作動時には、シール部
材によって設けられた油溜り室の排出性を向上させ、油
溜り圧が高くなりシール部からの油もれを防止すると共
に、オイルポンプ非作動時には、油溜り室の油の保持性
能を向上させ潤滑油不足を防止できるため、軸受部材の
耐久性が向上するという優れた効果が得られる。
【0036】請求項2記載の発明にあっては、オイルポ
ンプ非作動時の油の保持性能が向上するので、軸受部材
とオイルポンプ駆動軸の摩擦抵抗が低下し、オイルポン
プを駆動するエンジンの始動性が向上するという優れた
効果が得られる。
【0037】請求項3記載の発明にあっては、排出油路
から排出される油を摩擦締結要素の潤滑油として用い、
摩擦締結要素の締結及び解放の過程で発生する熱を効果
的に冷却することができるので、摩擦締結要素の耐久性
が向上するという優れた効果が得られる。特に、摩擦締
結要素の上部方向から潤滑すると、油の自重を利用する
ことができ、より効果的に摩擦締結要素を潤滑すること
ができる。
【0038】請求項4記載の発明では、排出油路がオイ
ルポンプハウジングとオイルポンプカバーとを通じて形
成されているので、排出油路を容易に加工することがで
きる。しかも、オイルポンプカバーに形成される排出油
路の方向及び径の変更を容易に行うことができるため、
潤滑する摩擦締結要素や潤滑部分の変更及び排出する油
の量の調整を容易に行うことができるという優れた効果
が得られる。また、オイルポンプとアンダードライブ補
助変速機との間に追加のオーバードライブ装置を配置し
たり、これなしのアンダドライブ補助変速機のみとした
りするような使い分けをするようなものにあっては、排
出油路からの油を供給する摩擦締結要素の位置が変わる
ことになり、このような場合、排出油路の位置が異なる
オイルポンプカバーに変換してもよく、安価に所望の位
置に油を排出することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のオイルポンプ構造を有す
る自動変速機の断面図である。
【図2】本発明の第一実施例であるオイルポンプハウジ
ングのトランスアクスルケース側から見た正面図であ
る。
【図3】本発明の第一実施例であるオイルポンプカバー
のオイルポンプハウジング側から見た正面図である。
【図4】本発明の第二実施例であるオイルポンプハウジ
ングのトランスアクスルケース側から見た正面図であ
る。
【図5】従来のオイルポンプ構造を持つ自動変速機の断
面図である。
【符号の説明】
1 自動変速機 3 遊星歯車式変速機構 4 オイルポンプ 9 オイルポンプカバー 10 スリーブ(オイルポンプ駆動軸) 14 オイルポンプハウジング 16,34 ブッシュ(軸受部材) 17 シール部材 18,31 油溜り室 19,30 排出油路 23 オイルパン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の貫通穴を有するオイルポンプハ
    ウジングと、 前記貫通穴に挿入され、オイルポンプを駆動するオイル
    ポンプ駆動軸と、 前記貫通穴の内部で前記オイルポンプ駆動軸を支持する
    軸受部材と、 前記貫通穴の内部で前記オイルポンプ駆動軸外周に配置
    され、前記軸受部材を潤滑する潤滑油の前記貫通穴から
    オイルポンプ外部への流出を封止するシール部材と、 該シール部材及び前記軸受部材の間に形成された前記潤
    滑油の油溜り室と、 前記油溜り室に滞溜する油をオイルポンプの吸入口に連
    通するオイルパンへ排出する排出油路と、 を備えるオイルポンプ構造において、 前記排出油路の少なくとも一部が前記オイルポンプ駆動
    軸の中心と同じ高さあるいは前記中心より高い位置にあ
    ることを特徴とするオイルポンプ構造。
  2. 【請求項2】 前記オイルポンプ構造は、自動変速機に
    形成されることを特徴とする請求項1記載のオイルポン
    プ構造。
  3. 【請求項3】 前記自動変速機は、動力伝達経路を決定
    する摩擦締結要素を備え、 前記排出油路より排出される油を前記摩擦締結要素の潤
    滑油として用いることを特徴とする請求項2記載のオイ
    ルポンプ構造。
  4. 【請求項4】 前記排出油路は、前記オイルポンプハウ
    ジングと、該オイルポンプハウジングの前記摩擦締結要
    素側側面に固定されるオイルポンプカバーとを通じて形
    成されることを特徴とする請求項3記載のオイルポンプ
    構造。
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