JPH0811536A - 自動車のサイドドア構造 - Google Patents

自動車のサイドドア構造

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Publication number
JPH0811536A
JPH0811536A JP6170200A JP17020094A JPH0811536A JP H0811536 A JPH0811536 A JP H0811536A JP 6170200 A JP6170200 A JP 6170200A JP 17020094 A JP17020094 A JP 17020094A JP H0811536 A JPH0811536 A JP H0811536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bulging portion
vehicle
inner panel
door structure
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6170200A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yasuraoka
茂 安良岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP6170200A priority Critical patent/JPH0811536A/ja
Publication of JPH0811536A publication Critical patent/JPH0811536A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両側方からの衝突時に乗員を保護する緩衝
体をインナパネルに一体に形成した自動車のサイドドア
構造を提供する。 【構成】 インナパネル4間にドア昇降機構が収納され
ている自動車のサイドドア構造において、ベルトライン
部分に対応するインナパネル4に、車室内に向けてボッ
クス状に膨出部10を一体に形成すると共に、この膨出
部をドアトリムでカバーし、膨出部10の正面15に車
室内側から所定レベル以上の衝撃荷重が加わると、正面
15を座屈させるように、膨出部10の周面11〜14
に切欠部16、16aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両側方からの衝突時
に乗員を衝撃吸収により保護するように構成された自動
車のサイドドア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のこの種の緩衝体を備えたド
アを示すもので、同図Aはドアトリム3の内側の乗員位
置に対応する部分に発泡樹脂性のパッド5を取付け、同
図Bはドアトリムの内側のインナパネル4に座屈強度を
設定した鋼板製の断面コの字部材5aを取付けたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、いず
れも別部品を追加する方式であるために、部品点数の増
加だけでなく、組付け作業を伴うことになる。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、車両側
方からの衝突時に乗員を保護する緩衝体をインナパネル
に一体に形成した自動車のサイドドア構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、アウタパネル及びイン
ナパネル間にドア昇降機構が収納されている自動車のサ
イドドア構造において、ベルトライン部分に対応するイ
ンナパネルに、車室内に向けてボックス状に膨出部を一
体に形成すると共に、この膨出部をドアトリムでカバー
し、膨出部の正面に車室内側から所定レベル以上の衝撃
荷重が加わると、正面を座屈させるように、膨出部の周
面に切欠部を形成したことを特徴とする。
【0006】周面の切欠部に代えて、請求項2により正
面の車両前後方向の両側の端部近辺をそれぞれ縦断して
膨出部の上下面に食い込んだコの字形の切欠部を形成す
るか、請求項3により膨出部におけるドア開放端側の側
面を開口部として形成するか、請求項4により膨出部の
周面に車両前後方向もしくは上下方向へ長溝を形成する
ことも考えられる。
【0007】
【作用】請求項1乃至4により、膨出部に対して切欠
部、開口部又は長溝の加工を行うことにより、膨出部の
正面への車室内側からの荷重に対する膨出部の車室内寄
りの部分が強度調整される。したがって、膨出部の正面
に所定レベル以上の衝撃荷重で乗員が衝突すると、正面
が座屈する過程で緩衝作用が得られる。請求項5によ
り、膨出部が角錐台状である場合、膨出部の前方部分が
後方部分へめり込む過程でも緩衝作用が得られる。
【0008】
【実施例】図1及び図2を基に本発明の第1の実施例に
よる自動車のサイドドア構造を説明する。サイドドア1
のアウタパネル2の上縁のフランジ部2aには周知のよ
うにドアガラス7に接触するウエザストリップ6a付の
ベルトモール6が取付けられている。ベルトモール6の
高さ領域におけるインナパネル4のドア開放端側の乗員
に対応する上端部分には、通常の一般面よりも車室内方
向へ突出した膨出部10がプレス成形により一体に形成
されている。即ち、周面となる上下面11、12、両側
の側面13、14は、それぞれ正面15に向けて内側へ
傾斜し、四角の角錐台状に形成されている。正面15は
車室内側から所定レベル以上の衝撃荷重が加わると座屈
するように、膨出部10の車幅方向の途中位置には、上
下面11、12に食い込んで両側の側面13、14をそ
れぞれ縦断するコの字形の長穴状の切欠部16、16a
が強度調整用に形成されている。このように形成された
緩衝体としての膨出部10は、対応形状のドアトリム8
でカバーされている。
【0009】側方からのサイドドア1への衝突時に、膨
出部10の正面15に乗員が慣性移動により所定の衝撃
荷重以上で衝突すると、切欠部16、16aより車室内
寄りの上部10aが座屈し、さらに相対的に大きな形状
の後方部内へめり込む過程で緩衝作用が得られる。
【0010】図3は本発明の第2の実施例を示す。膨出
部10の正面15の車両前後方向の両側の端部近辺に
は、上下面11、12に途中まで食い込んでそれぞれ縦
断するコの字形の強度調整用の切欠部26、26aがそ
れぞれ形成されている。乗員の衝突時には、正面15が
両側が切欠部26、26aにより、その間の正面15及
び上下面11、12の部分が座屈して、めり込む。角錐
台でない方形状の膨出部にも適用され、衝突荷重方向が
上方又は下方から斜めに加わる場合には、上下面11、
12が対応する方向へ曲げ変形を伴いつつ座屈する。
【0011】図4は本発明の第3の実施例を示す。膨出
部10の車幅方向の途中位置の上下面11、12及び両
側の側面13、14の周面に間欠的にル一プ状につなが
る複数個の強度調整用の長穴状切欠部36が形成されて
いる。これにより、正面15に荷重が加わると、切欠部
36の配列位置よりも車室内側の上部10aが座屈して
後方部分にめり込む。長穴に代えて、他の形状、例えば
丸穴状の切欠部を間欠的にル一プ状に形成することも考
えられる。
【0012】図5は本発明の第4の実施例を示すもの
で、上下面11、12が略平行で両側の側面は傾斜した
膨出部40の水平状上面11における車幅方向の中間部
分には、断面が略半円状の長溝16がビードとして形成
されている。これにより、車幅方向から荷重が正面15
に加わった場合に、同図Bおいて点線で示すように、長
溝46で曲げ変形する。
【0013】図6は本発明の第5の実施例を示すもの
で、上下面11、12が略平行の膨出部50のドア開放
端側の側面54が完全に切欠かれて開口部として形成さ
れている。衝突時に曲げ変形或は座屈が生じる。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明によれば、車両側方からの
衝突時における乗員を保護する緩衝体が、部品追加を要
することなくインナパネルに一体に形成され、製造コス
ト上有利となり、また一体形状のために別部品の組付け
時のばらつきによる性能低下の問題もなくなる。請求項
5の発明によれば、膨出部の車室内寄りの部分が相対的
に大きな形状の後方部内へめり込む過程でも緩衝作用が
得られ、より有効な緩衝体が実現可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるサイドドアの要部
概略斜視図である。
【図2】同サイドドアの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるサイドドアの要部
概略斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施例によるサイドドアの要部
概略斜視図である。
【図5】本発明の第4の実施例によるサイドドアの要部
概略斜視図である。
【図6】本発明の第5の実施例によるサイドドアの要部
概略斜視図である。
【図7】従来の緩衝作用を呈するサイドドアの別部品を
示す斜視図である。
【符号の説明】
4 インナパネル 10、50 膨出部 16、16a、26、26a、36 切欠部 46 長溝 54 開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネル及びインナパネル間にドア
    昇降機構が収納されている自動車のサイドドア構造にお
    いて、 ベルトライン部分に対応するインナパネルに、車室内に
    向けてボックス状に膨出部を一体に形成すると共に、こ
    の膨出部をドアトリムでカバーし、 前記膨出部の正面に車室内側から所定レベル以上の衝撃
    荷重が加わると、前記正面を座屈させるように、前記膨
    出部の周面に切欠部を形成したことを特徴とする自動車
    のサイドドア構造。
  2. 【請求項2】 アウタパネル及びインナパネル間にドア
    昇降機構が収納されている自動車のサイドドア構造にお
    いて、 ベルトライン部分に対応するインナパネルに、車室内に
    向けてボックス状に膨出部を一体に形成すると共に、こ
    の膨出部をドアトリムでカバーし、 前記膨出部の正面に車室内側から所定レベル以上の衝撃
    荷重が加わると、前記正面を座屈させるように、前記正
    面の車両前後方向の両側の端部近辺をそれぞれ縦断して
    前記膨出部の上下面に食い込んだコの字形の切欠部を形
    成したことを特徴とする自動車のサイドドア構造。
  3. 【請求項3】 アウタパネル及びインナパネル間にドア
    昇降機構が収納されている自動車のサイドドア構造にお
    いて、 ベルトライン部分に対応するインナパネルに、車室内に
    向けてボックス状に膨出部を一体に形成すると共に、こ
    の膨出部をドアトリムでカバーし、 前記膨出部の正面に車室内側から所定レベル以上の衝撃
    荷重が加わると、前記正面を座屈させるように、前記膨
    出部におけるドア開放端側の側面を開口部として形成し
    たことを特徴とする自動車のサイドドア構造。
  4. 【請求項4】 アウタパネル及びインナパネル間にドア
    昇降機構が収納されている自動車のサイドドア構造にお
    いて、 ベルトライン部分に対応するインナパネルに、車室内に
    向けてボックス状に膨出部を一体に形成すると共に、こ
    の膨出部をドアトリムでカバーし、 前記膨出部の正面に車室内側から所定レベル以上の衝撃
    荷重が加わると、前記正面を座屈させるように、前記膨
    出部前記膨出部の周面に車両前後方向もしくは上下方向
    へ長溝を形成したことを特徴とする自動車のサイドドア
    構造。
  5. 【請求項5】 膨出部が、車室内に向けて突出する上下
    面及び両側の側面を傾斜させた角錐台状にされているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかの自動
    車のサイドドア構造。
JP6170200A 1994-06-29 1994-06-29 自動車のサイドドア構造 Pending JPH0811536A (ja)

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JP6170200A JPH0811536A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 自動車のサイドドア構造

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JPH0811536A true JPH0811536A (ja) 1996-01-16

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JP (1) JPH0811536A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002071896A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd キャニスタおよびこれを備えたコンクリート製貯蔵容器
JP2012153209A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のドア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002071896A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd キャニスタおよびこれを備えたコンクリート製貯蔵容器
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