JPH081148Y2 - 車両用エアバックの支持構造 - Google Patents

車両用エアバックの支持構造

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JPH081148Y2
JPH081148Y2 JP1989072848U JP7284889U JPH081148Y2 JP H081148 Y2 JPH081148 Y2 JP H081148Y2 JP 1989072848 U JP1989072848 U JP 1989072848U JP 7284889 U JP7284889 U JP 7284889U JP H081148 Y2 JPH081148 Y2 JP H081148Y2
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JP
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airbag
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upper panel
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恵一郎 柴田
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両用エアバックの支持構造に関するもの
であり、より詳しくは、助手席の側に配置されたエアバ
ックを確実に支持することができる車両用エアバックの
支持構造に関するものである。
先行技術 車両の衝撃吸収装置として、ステアリングハンドル内
に組み込まれ、車両の前部に衝撃荷重が加わったときに
ステアリングハンドルと運転者との間に展開するように
構成された運転席用のエアバックが知られている。
また、助手席前方のインスタルメントパネル内に配置
され、車両の前部に衝撃荷重が加わったときに乗員の側
に向かって展開するように構成された助手席用のエアバ
ックも知られている(例えば、特開昭62-198547号公報
等)。この助手席用のエアバックにおいては、インスタ
ルメントパネルの前側にフレーム体を取付け、エアバッ
クを内蔵したエアバックユニットをこのフレーム体に支
持させる構造が提案されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような助手席用エアバックの支持
構造によれば、最終的には十分な剛性を確保し難いイン
スタルメントパネルによってエアバックユニットが支持
されることとなるため、衝撃荷重が車両に加わった際
に、エアバックユニットの取付け位置が変位し、エアバ
ックが所望の位置に展開し得ないという問題があった。
考案の目的 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、格別の支持部材を別体で設けるこ
となく、助手席用エアバックを強固に支持することがで
きる新規な車両用エアバックの支持構造を提供すること
にある。
考案の構成 本発明のかかる目的は、助手席前方のインスタルメン
トパネル内に配置された車両用エアバックの支持構造に
おいて、ダッシュアッパパネルを車体後方側へ延設させ
て支持部を形成させ、該支持部に前記エアバックを収容
したエアバックユニットを固定した、ことを特徴とする
車両用エアバックの支持構造によって達成される。
本考案の上記構成によれば、フレーム体等の支持手段
を別体で設けることなく、エアバックを収容したエアバ
ックユニットを、比較的剛性の高いダッシュアッパパネ
ルの支持部によって強固に支持することができる。
本考案の好ましい実施態様においては、このダッシュ
アッパパネルは、後端部がステアリング支持メンバの前
側外周面に係合され、エアバックを内蔵したエアバック
ユニットが、ダッシュアッパパネルの延長部によって形
成された載置面に取付けブラケットを介して固定され、
エアバックユニットは、ダッシュアッパパネルの上面に
強固に支持される。この場合、エアバックユニットの上
面は、エアバックユニットの載置面として略水平に延在
するので、上向きに配置されるトップマウント式のエア
バックユニットの支持構造として殊に好適である。
この実施態様では又、運転席用のエアバックに生じる
衝撃時の反力がステアリングコラムを介してステアリン
グ支持メンバに伝達されたとき、上記ダッシュアッパパ
ネルの後端部がステアリング支持メンバの変形を抑制す
るように働くことができる。従って、ステアリング支持
メンバの変形を防止する上で有利である。
また、本考案の更に好ましい実施態様においては、上
記載置面が衝撃時におけるフロントボデー内の機器類又
はカウル部分の後退に伴って後退するのを防止するため
に、上記載置面の前方に位置する上記ダッシュアッパパ
ネルの部分に脆弱部が形成される。この脆弱部は、機器
類などの後退によってダッシュアッパパネルが圧縮され
たとき、早期に変形して載置面の変形を防ぎ、エアバッ
クユニットの変位を防止することを可能にする。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例につき、
詳細に説明を加える。
第1図は、本考案の実施例にかかる車両用エアバック
の支持構造を示す概略縦断面図であり、助手席用エアバ
ックを配置したインスタルメントパネルの部分を車長方
向に切断して示してある。第2図は、第1図に示すエア
バックの支持構造を、説明のために分解して示す部分分
解斜視図である。第3図は、第1図に示すエアバックの
構造を示す部分破断斜視図である。
第1図において、車室内に面する表面パネル20、21、
グローブボックス7及びグローブボックス用リッド7aを
含むインスタルメントパネル2が、自動車の助手席及び
運転席の前面に亘って車幅方向に延在している。下部表
面パネル20の上端部は、上部表面パネル21の下端部に一
体的に結合されており、また、下部表面パネル20の下端
部は、グローブボックス7を形成するグローブボックス
天井パネル22の後端部に一体的に結合されている。上下
方向に延びるグローブボックス内壁パネル23の上端部が
グローブボックス天井パネル22の前端部に一体的に結合
され、グローブボックス用リッド7aの下端部がグローブ
ボックス内壁パネル23の下端部にヒンジ式に連結されて
いる。
インスタルメントパネル2内には、助手席用エアバッ
クユニット(以下、単にエアバックユニットと称する)
1、ステアリング支持メンバ4、ベンチレーションダク
ト5、デフダクト6及び空調ユニット8が配置されてい
る。
エアバックユニット1は、第3図に示す如く、エアバ
ック15、エアバック15を収納しているエアバックケース
11及びガスを発生し、エアバック15を展開させる3つの
インフレータ12から周知の如く構成されており、エアバ
ックケース11の前面には、エアバック15の作動時に開口
してエアバック15を車室内に展開させるためのスリット
14が形成されている。
このエアバックユニット1は、所謂トップマウント式
に搭載され、車両の前部に衝撃荷重が加わったときに、
エアバック15がインスタルメントパネル2の上面からフ
ロントガラス35に沿って車室内に展開し、インスタルメ
ントパネル2と助手席側の乗員との間にエアクッション
が形成されるように配設される(エアバック15が展開し
た状態を第1図に仮装線で示してある)。従って、エア
バックユニット1は、スリット14が形成された面が上部
表面パネル21の裏面に対向するように略上向きに配置さ
れ、また、上部表面パネル21にも、エアバック15を展開
させるためのスリット25が形成されている。
ステアリング支持メンバ4は、エアバックユニット1
の斜め下方に配置されている。このステアリング支持メ
ンバ4は、周知の如く、運転席の側に配置されたステア
リングコラム(図示せず)を支持するための管状部材で
あり、第2図に示すように、その両端部が支持ブラケッ
ト41によって車体のフロントピラー(図示せず)の部分
に、また、中央部がブラケット42によって車体のフロア
部分(図示せず)に夫々固定され、エアバックユニット
1の後方において車幅方向に延在している。また、ベン
チレーションダクト5、デフダクト6及び空調ユニット
8は、エアバックユニット1の後方、前方及び下方に夫
々配置され、これらベンチレーションダクト5及びデフ
ダクト5は、空調ユニット8に連結されて、車両の冷暖
房換気装置及びフロントガラス35などの曇りを防止する
デフロスタ装置を夫々構成している。
第1図及び第2図に示すように、インスタルメントパ
ネル2の前方には、ダッシュロアパネル30及びダッシュ
アッパパネル9から構成されるダッシュパネルと、ウィ
ンドガラス35を保持するためのカウルボックス34が配置
されている。
ダッシュロアパネル30の上端部は、ダッシュアッパパ
ネル9の前端部及びカウルフロントパネル31の下端部
に、夫々結合されている。カウルフロントパネル31は上
方に延びて、その上端部にカウルアッパパネル32の前端
部が結合され、また、ダッシュアッパパネル9は後方に
向かって延び、エアバックユニット1の前方の結合部36
においてカウルアッパパネル32の後端部が結合されてお
り、これらカウルフロントパネル31、ダッシュアッパパ
ネル9及びカウルアッパパネル32が構成する閉断面は、
カウルボックス34を形成している。
ダッシュアッパパネル9は、カウルアッパパネル32と
の結合部36を越えて更に後方に延び、下向きに折れ曲が
った後端部91を備えている。後端部91にはステアリング
支持メンバ4の外周面と相補する円弧状の凹面が形成さ
れており、後端部91は、この凹面がステアリング支持メ
ンバ4の外周面に係合することによって、ステアリング
支持メンバ4に係止されている。
ダッシュアッパパネル9には、結合部36と後端部91と
の間に、取付けブラケット3、3が配置されている。各
々の取付けブラケット3は、その脚部がダッシュアッパ
パネル9の上面に固定され、この脚部から上方に延びる
フランジ部がエアバックケース11の車幅方向端面に隣接
するように位置決めされている。取付けブラケット3の
フランジ部には、複数のボルト孔39が間隔を隔てて形成
されており、相応する数のボルト38がこれらボルト孔39
を貫通してエアバックケース11に締結されている。この
ようにして、エアバックユニット1は、取付けブラケッ
ト3に締結され、取付けブラケット3を介して結合部36
の後方のダッシュアッパパネル9の上面に支持される。
ダッシュアッパパネル9は又、取付けブラケット3と
結合部36との間の下面に、車幅方向に延びる複数のノッ
チ95、95が形成されている。これらのノッチ95は、前後
方向の圧縮力に対するダッシュアッパパネル9の脆弱部
を構成している。
以上の如く構成されたエアバックユニット1の支持構
造においては、エアバックユニット1をダッシュアッパ
パネル9によって形成される略水平な平面によって支持
してあるので、エアバックユニット1を支持するための
特定の部材を設けることなく、エアバックユニット1を
車体に強固に支持させることができる。
また、衝撃時に運転席用のエアバックに生じる反力が
ステアリングコラムを介してステアリング支持メンバ4
に伝達されたとき、ダッシュアッパパネル9の後端部91
はステアリング支持メンバ4の前方への変形を抑制する
ように作用し、このため、ステアリング支持メンバ4の
変形をダッシュアッパパネル9によって防止することが
可能となる。
また、車体の前端部加わった衝撃荷重によってカウル
ボックス34の部分が後退したとき、ダッシュアッパパネ
ル9は、ノッチ95によって形成された脆弱部が早期に変
形し、これによってエアバックユニット1の後退が防止
される。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された考案
の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本考案の
範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記脆弱部は、車幅方向に延びる長孔によっ
て形成しても良い。
考案の効果 本考案の上記構成によれば、エアバックを収容した助
手席用エアバックユニットがダッシュアッパパネルの支
持部によって支持される。従って、助手席用エアバック
を車体にしっかりと支持させることができる車両用エア
バックの支持構造を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例にかかる車両用エアバックの
支持構造を示す概略縦断面図である。第2図は、第1図
に示すエアバックユニットの支持構造を示す部分分解斜
視図である。第3図は、第1図に示すエアバックユニッ
トの構造を部分的に切欠いて示す部分破断斜視図であ
る。 1……エアバックユニット、2……インスタルメントパ
ネル、3……取付けブラケット、4……ステアリング支
持メンバ、9……ダッシュアッパパネル、11……エアバ
ックケース、12……インフレータ、14……スリット、15
……エアバック、20……下部表面パネル、21……上部表
面パネル、30……ダッシュロアパネル、31……カウルフ
ロントパネル、32……カウルアッパパネル、34……カウ
ルボックス、35……フロントガラス、36……結合部、38
……ボルト、39……ボルト孔、91……後端部、95……ノ
ッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】助手席前方のインスタルメントパネル内に
    配置された車両用エアバックの支持構造において、 ダッシュアッパパネルを車体後方側へ延設させて支持部
    を形成させ、該支持部に前記エアバックを収容したエア
    バックユニットを固定した、ことを特徴とする車両用エ
    アバックの支持構造。
JP1989072848U 1989-06-21 1989-06-21 車両用エアバックの支持構造 Expired - Lifetime JPH081148Y2 (ja)

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JPH0311962U JPH0311962U (ja) 1991-02-06
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