JPH08114664A - ソノブイ位置検出方式 - Google Patents

ソノブイ位置検出方式

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JPH08114664A
JPH08114664A JP25252594A JP25252594A JPH08114664A JP H08114664 A JPH08114664 A JP H08114664A JP 25252594 A JP25252594 A JP 25252594A JP 25252594 A JP25252594 A JP 25252594A JP H08114664 A JPH08114664 A JP H08114664A
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JP
Japan
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sonobuoy
reference position
moving body
buoy
signal
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JP25252594A
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Inventor
Koji Hirose
浩二 広瀬
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体においてソノブイの位置を短時間で高
精度で安価に検出できるソノブイ位置検出方式の提供。 【構成】 基準位置送信用ブイは、自己の位置を基準位
置とする信号を送信する。移動体は、受信した信号から
基準位置を受信復調部24で復調し、また電波到来角検
出部23で移動体から見た基準位置送信用ブイの方位を
受信した信号から移動体の2つの位置において検出し、
2つの位置における基準位置送信用ブイの方位を基に、
三角測量の原理を用いて基準位置送信用ブイの位置を評
定処理部26で評定し、位置補正データ作成部25で基
準位置送信用ブイの評定位置と復調した基準位置との誤
差を表す位置補正データを作成する。ソノブイからの電
波を同様に電波到来角検出部23及び評定処理部26で
処理しソノブイの位置を評定し、これを位置補正部27
で位置補正データにより補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体においてソノブ
イの位置を検出するソノブイ位置検出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソノブイ位置検出方式は、図7の
ように、航空機等の移動体100から電波をソノブイ位
置評定用信号として送信し、その電波をソノブイ101
において受信し、再び、移動体に100に送信してい
た。図8に、移動体100に設けられるソノブイ位置評
定装置102を示し、図9に、ソノブイ101に設けら
れるソノブイ用装置103を示す。
【0003】図8において、移動体100に搭載される
ソノブイ位置評定装置102は、現在の時刻情報を発生
する時刻情報発生装置として働く時計81と、送信時点
での時刻情報を時計81から送信時刻情報として取り込
み、この送信時刻情報を重畳した電波を送信電波として
デュ−プレクサ83及びアンテナ84を介してソノブイ
101に送信する変調送信部82とを、有する。
【0004】図9において、ソノブイ101に設けられ
るソノブイ用装置103は、ソノブイ信号を送信する装
置(ソノブイ信号送信機91及びアンテナ92)とは別
に、前記送信電波を受信電波として受信し、その受信電
波を再び移動体100に送信する装置(アンテナ93、
デュ−プレクサ94、ソノブイ位置評定用信号受信機9
5、及びソノブイ位置評定用信号送信機96)を、備え
ている。
【0005】図8において、移動体100のソノブイ位
置評定装置102は、ソノブイ101から戻ってきた電
波を受信電波としてアンテナ84及びデュ−プレクサ8
3を介して受信し、前記送信時刻情報を復調する受信復
調部85と、受信復調部85から前記送信時刻情報を受
けた時点での時刻情報を時計81から受信時刻情報とし
て取り込み、この受信時刻情報と前記送信時刻情報との
差をソノブイ−移動体間電波伝搬時間として出力する伝
搬時間検出部86と、ソノブイ−移動体間電波伝搬時間
を基に、以下のようにソノブイ位置を評定処理する評定
処理部87とを、更に、有する。
【0006】即ち、評定処理部87は、図7のように、
移動体100から電波を送信したタイミングとソノブイ
101から電波が戻って来たタイミングの差2×A(s
ec)(移動体100がa点の場合)及び2×B(se
c)(移動体100がb点の場合)からソノブイ101
と移動体100の距離Ad(Ad=A×光速)及びBd
(Bd=B×光速)を検出し、それを2カ所以上の場所
(図7においてはa点及びb点)において行う事によ
り、各地点におけるソノブイ101までの距離とその地
点間の関係より、良く知られた三角測量の原理でソノブ
イ101の位置を評定していた。
【0007】従来のもう一つのソノブイ位置検出方式で
は、図10のように、ソノブイ101の位置の評定は、
ソノブイ101から送信された信号を、図11のよう
に、移動体100に搭載されたソノブイ位置評定装置1
02において、移動体本体100´に距離d(m)を置
いて取り付けられた複数のアンテナ111及び112で
受信し、そのアンテナ111及び112間の位相差τ
(sec)を電波到来角検出部113にて検出する事に
より到来方向θ(rad)をソノブイ電波到来方向とし
て検出し、その時の移動体の機体姿勢、位置等と共に、
複数回数(図10においてP(1)点〜P(N)点のN
回)データ取得し、同じく三角測量の原理で評定処理部
114においてソノブイ位置を評定したり、評定処理部
114においてカルマンフィルタ等の適当な信号処理を
行うことによりソノブイ位置を評定していた。
【0008】従来の更にもう一つのソノブイ位置検出方
式は、図12に示すように、ソノブイ101において複
数個(図示の例では3個)のGPS(Global P
ositioning System)衛星104から
のGPS信号を受信できるようにしたものである。この
ため、図13に示すように、ソノブイ用装置103に、
GPS衛星104からのGPS信号をGPS信号受信ア
ンテナ141を介して受信し、ソノブイ101の位置デ
ータをソノブイ位置情報として出力するGPS信号受信
部142を設け、情報重畳部143にてソノブイ音響信
号にソノブイ位置情報を重畳して、これを変調送信部1
44にてソノブイ信号としてソノブイ信号送信アンテナ
145を介して移動体100に送信する。移動体100
では、図14に示すように、移動体本体100´に搭載
されたソノブイ位置評定装置102において、アンテナ
131を介してソノブイ信号を受信復調部132におい
て受信して、ソノブイ位置情報及びソノブイ音響信号を
復調することにより、ソノブイ101の位置を検出して
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7〜
図9の方式や図10及び図12の方式のように、三角測
量の原理を用いた方式では、ソノブイ101の位置の評
定時間は短いが、評定精度が非常に悪かった。また、図
10及び図12の方式のようにカルマンフィルタ等の信
号処理を用いた方式では、電波の到来角データを多く取
得する必要があり、ソノブイ101の正確な位置を評定
するまでに非常に時間がかかった。更に、図12〜図1
4の方式のように、各ソノブイ101にGPS装置(即
ち、GPS信号受信部142)を搭載する方式は、評定
時間と評定精度は前述のいづれの方式に比べても非常に
優れているが、各ソノブイ101毎にGPS装置を搭載
するため、ソノブイ101の単価が、非常に高いものに
なってしまう。ソノブイ101は一般的には使い捨てさ
れるため、ソノブイ101の単価は極力安価にする必要
がある。
【0010】従って、本発明の課題は、短時間で高精度
でしかも安価にソノブイの位置の検出を行うことができ
るソノブイ位置検出方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、移動体
においてソノブイの位置を検出するソノブイ位置検出方
式において、GPS衛星からの信号を受信して自己の位
置を検出し、検出した自己の位置を基準位置として表す
基準位置信号を前記移動体に送信するGPS装置を有す
る基準位置送信用ブイを設け、前記移動体は、前記基準
位置送信用ブイからの前記基準位置信号を受信し、前記
基準位置信号から前記基準位置を復調基準位置として復
調し、前記移動体から見た前記基準位置送信用ブイの方
位を、前記基準位置送信用ブイから受信した前記基準位
置信号を基に前記移動体の2つの位置において検出し、
検出された前記2つの位置における前記基準位置送信用
ブイの方位を基に、三角測量の原理を用いて前記基準位
置送信用ブイの位置を評定し、前記基準位置送信用ブイ
の評定位置と前記復調基準位置との誤差を表す位置補正
データを作成する機能を有し、前記移動体は、更に、前
記移動体から見た前記ソノブイの方位を、このソノブイ
から受信した信号を基に前記移動体の別の2つの位置に
おいて検出し、検出された前記別の2つの位置における
前記ソノブイの方位を基に、三角測量の原理を用いて前
記ソノブイの位置を評定し、このソノブイの評定位置を
前記位置補正データにより補正し、補正された位置を前
記ソノブイの位置として出力する機能を有することを特
徴とするソノブイ位置検出方式が得られる。
【0012】更に本発明によれば、移動体においてソノ
ブイの位置を検出するソノブイ位置検出方式において、
GPS衛星からの信号を受信して自己の位置を検出し、
検出した自己の位置を基準位置として表す基準位置信号
を前記移動体に送信するGPS装置を有する基準位置送
信用ブイを設け、前記移動体は、前記基準位置送信用ブ
イからの前記基準位置信号を受信し、前記基準位置信号
から前記基準位置を復調基準位置として復調する受信復
調手段と;前記移動体から見た前記基準位置送信用ブイ
の方位を前記基準位置送信用ブイから受信した前記基準
位置信号を基に前記移動体の2つの位置において検出す
る電波到来角検出手段と;この電波到来角検出手段にお
いて検出された前記2つの位置における前記基準位置送
信用ブイの方位を基に、三角測量の原理を用いて前記基
準位置送信用ブイの位置を評定し、前記基準位置送信用
ブイの評定位置を出力する評定処理手段と;前記基準位
置送信用ブイの評定位置と前記復調基準位置との誤差を
表す位置補正データを作成する位置補正データ作成手段
と;位置補正手段と;を有し、前記電波到来角検出手段
は、更に、前記移動体から見た前記ソノブイの方位をこ
のソノブイから受信した信号を基に前記移動体の別の2
つの位置において検出するものであり、前記評定処理手
段は、更に、前記電波到来角検出手段において検出され
た前記別の2つの位置における前記ソノブイの方位を基
に、三角測量の原理を用いて前記ソノブイの位置を評定
し、前記ソノブイの評定位置を出力するものであり、前
記位置補正手段は、前記ソノブイの評定位置を前記位置
補正データにより補正し、補正された位置を前記ソノブ
イの位置として出力するものであることを特徴とするソ
ノブイ位置検出方式が得られる。
【0013】また本発明によれば、移動体においてソノ
ブイの位置を検出するソノブイ位置検出方式において、
GPS衛星からの信号を受信して自己の位置を検出し、
検出した自己の位置を基準位置として表す基準位置信号
を前記移動体に送信するGPS装置を有する基準位置送
信用ブイを設け、前記移動体は、前記基準位置送信用ブ
イからの前記基準位置信号を受信し、前記基準位置信号
から前記基準位置を復調基準位置として復調し、前記移
動体と前記基準位置送信用ブイとの距離を、前記基準位
置送信用ブイから受信した前記基準位置信号を基に前記
移動体の2つの位置において検出し、検出された前記2
つの位置における前記移動体と前記基準位置送信用ブイ
との距離を基に、三角測量の原理を用いて前記基準位置
送信用ブイの位置を評定し、前記基準位置送信用ブイの
評定位置と前記復調基準位置との誤差を表す位置補正デ
ータを作成する機能を有し、前記移動体は、更に、前記
移動体と前記ソノブイとの距離を、このソノブイから受
信した信号を基に前記移動体の別の2つの位置において
検出し、検出された前記別の2つの位置における前記移
動体と前記ソノブイとの距離を基に、三角測量の原理を
用いて前記ソノブイの位置を評定し、このソノブイの評
定位置を前記位置補正データにより補正し、補正された
位置を前記ソノブイの位置として出力する機能を有する
ことを特徴とするソノブイ位置検出方式が得られる。
【0014】
【作用】上述の本発明の構成では、ソノブイの位置評定
は、三角測量の原理を用いて評定するため、評定時間は
短い。また、評定精度は、GPS装置を搭載した基準位
置送信用ブイの位置情報によって補正しているので非常
に精度が高い。また、GPS装置は、基準位置送信用ブ
イのみに搭載されているため、ソノブイの単価は、従来
のまま安価につくることができ、システム全体を安価に
構成することができる。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0016】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
によるソノブイ位置検出方式は、移動体100において
ソノブイ101の位置を検出するものである。このソノ
ブイ位置検出方式においては、GPS衛星104からの
信号を受信して自己の位置を検出し、検出した自己の位
置を基準位置として表す基準位置信号を移動体100に
送信するGPS装置を有する基準位置送信用ブイ105
が設けられている。基準位置送信用ブイ105は、図2
に示したGPS装置を備え、移動体100は、図3に示
したソノブイ位置評定装置102を備えている。
【0017】図2を参照して、基準位置送信用ブイ10
5(図1)に備えられるGPS装置106は、GPS信
号受信アンテナ31で、地球の衛星軌道上にある複数の
GPS衛星104(図1)からの信号を同時に受信し、
GPS信号受信部32に入力する。GPS信号受信部3
2において、GPS衛星104からの信号を復調し、基
準位置送出用ブイ105の位置を基準位置情報として求
め、基準位置情報を変調部33に出力する。変調部33
において、基準位置情報を変調し、送信部34におい
て、適当な周波数に変換、増幅して、送信アンテナ35
より移動体100(図1)に送信する。
【0018】図3を参照して、移動体100(図1)の
移動体本体100´に備えられるソノブイ位置評定装置
102は、基準位置送信用ブイ105(図1)からの基
準位置信号を、複数のアンテナ21及び22の内の一方
21を介して受信し、基準位置信号から基準位置を復調
基準位置として復調する受信復調部24と、移動体10
0から見た基準位置送信用ブイ105の方位を基準位置
送信用ブイ105から複数のアンテナ21及び22を介
して受信した基準位置信号を基に移動体100の2つの
位置(図1のP1点及びP2点)において検出する電波
到来角検出部23と、この電波到来角検出部23におい
て検出された2つの位置における基準位置送信用ブイ1
05の方位を基に、三角測量の原理を用いて基準位置送
信用ブイ105の位置を評定し、基準位置送信用ブイ1
05の評定位置を出力する評定処理部26と、基準位置
送信用ブイ105の評定位置と復調基準位置との誤差を
表す位置補正データを作成する位置補正データ作成部2
5と、位置補正部27とを、有する。
【0019】電波到来角検出部23は、更に、移動体1
00から見たソノブイ101(図1)の方位をこのソノ
ブイ101から受信した信号を基に移動体100の別の
2つの位置(これらの位置も、図1の簡略化のため、P
1点及びP2点とする)において検出するものである。
評定処理部26は、更に、電波到来角検出部23におい
て検出された前記別の2つの位置におけるソノブイ10
1の方位を基に、三角測量の原理を用いてソノブイ10
1の位置を評定し、ソノブイ101の評定位置を出力す
るものである。位置補正部27は、ソノブイ101の評
定位置を位置補正データにより補正し、補正された位置
をソノブイ位置として出力するものである。
【0020】詳細には、ソノブイ位置評定装置102で
は、基準位置送信用ブイ105から送信された電波を、
移動体100の移動体本体1007の適当に離れた位置
に取り付けられたアンテナ21及び22で受信し、電波
到来角検出部23において、そのアンテナ間の距離d
(m)とアンテナ間の受信信号の位相差τ(sec)よ
り電波の到来方向θ(rad)を求め、評定処理部26
に出力する。評定処理部26において、図1に示すよう
に、P1点及びP2点における基準位置送信用ブイ10
5の方向DR1及びDR2より、三角測量の原理を用い
て、基準位置送信用ブイ105の位置を評定し、位置補
正データ作成部25に出力する。同時に、受信した基準
位置送信用ブイ105からの信号を、受信復調部24に
おいて復調し、GPS装置106(図2)によって得た
基準位置送出用ブイ105の位置を位置補正データ作成
部25に出力する。位置補正データ作成部25におい
て、前述の三角測量による位置評定結果とGPS装置1
06による位置を比較し、位置評定による誤差を検出
し、位置補正データとして、記憶する。
【0021】次に、ソノブイ101からの信号を同様に
受信し、評定処理部26において、位置評定し、位置補
正部27に出力する。位置補正部27において、ソノブ
イ101の位置評定結果を、前述の記憶した位置補正デ
ータにより補正しソノブイ101の位置を出力する。
【0022】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施例によるソノブイ位置検出方式について簡単に説明す
る。
【0023】このソノブイ位置検出方式においても、G
PS衛星104からの信号を受信して自己の位置を検出
し、検出した自己の位置を基準位置として表す基準位置
信号を移動体100に送信するGPS装置を有する基準
位置送信用ブイ105が設けられている。
【0024】移動体100は、基準位置送信用ブイ10
5からの基準位置信号を受信し、基準位置信号から基準
位置を復調基準位置として復調し、移動体100と基準
位置送信用ブイ105との距離を、基準位置送信用ブイ
105から受信した基準位置信号を基に移動体100の
2つの位置(図4のa点及びb点)において検出し、検
出された前記2つの位置における移動体100と基準位
置送信用ブイ105との距離を基に、三角測量の原理を
用いて基準位置送信用ブイ105の位置を評定し、基準
位置送信用ブイ105の評定位置と前記復調基準位置と
の誤差を表す位置補正データを作成する機能を有する。
なお、移動体100から送信され、基準位置送信用ブイ
105を経て、基準位置送信用ブイ105に受信される
までの信号の往復時間を図示のようにa点において2A
0(sec)、b点において2B0(sec)とする
と、移動体100と基準位置送信用ブイ105との距離
はa点においてはA0×光速、b点においてはB0×光
速で表される。
【0025】移動体100は、更に、移動体100とソ
ノブイ101との距離を、このソノブイ101から受信
した信号を基に移動体100の別の2つの位置(これら
の位置も、図4の簡略化のため、a点及びb点とする)
において検出し、検出された前記別の2つの位置におけ
る移動体100とソノブイ101との距離を基に、三角
測量の原理を用いてソノブイ101の位置を評定し、こ
のソノブイ101の評定位置を前記位置補正データによ
り補正し、補正された位置をソノブイ101の位置とし
て出力する機能を有する。なお、移動体100から送信
され、ソノブイ101を経て、ソノブイ101に受信さ
れるまでの信号の往復時間を図示のようにa点において
2A1(sec)、b点において2B1(sec)とす
ると、移動体100とソノブイ101との距離はa点に
おいてはA1×光速、b点においてはB1×光速で表さ
れる。
【0026】次に、図4に加えて、図5及び図6をも参
照して、前述の第2の実施例によるソノブイ位置検出方
式を詳細に説明する。基準位置送信用ブイ105は、図
5に示したGPS装置を備え、移動体100は、図6に
示したソノブイ位置評定装置102を備えている。
【0027】図6において、移動体100に搭載された
ソノブイ位置評定装置102は、現在の時刻情報を発生
する時刻発生装置として働く時計51を有する。変調送
信部52は、送信時点での時刻情報を時計1から送信時
刻情報として取り込み、この送信時刻情報を、変調、周
波数変換、増幅し、デュープレクサ53を介して、アン
テナ54より送信する。
【0028】図5において、基準位置送信用ブイ105
に搭載されたGPS装置106は、GPS信号受信用ア
ンテナ61で、地球の衛星軌道上にある複数のGPS衛
星104からの信号を同時に受信し、GPS信号受信部
62に入力する。GPS信号受信部62において、GP
S衛星104からの信号を復調し、基準位置送信用ブイ
105の位置情報(即ち、基準位置情報)を求め、情報
重畳部66に出力する。同時に、送受信アンテナ63に
て前述の移動体100からの送信時刻情報を変調した信
号を受信し、デュープレクサ64を介して、受信復調部
65に入力する。受信復調部65では、一旦、送信時刻
情報を復調し、情報重畳部66において、前述のGPS
による基準位置送出用ブイ105の位置情報(即ち、基
準位置情報)を、送信時刻情報に重畳し、再変調送信部
67に出力する。再変調送信部67において、再び変調
され、適当な周波数に変換、増幅されて、デュープレク
サ64を介して、送受信アンテナ63より移動体100
に送信される。
【0029】図6において、移動体100に搭載された
ソノブイ位置評定装置102では、基準位置送出用ブイ
105のGPS装置106から送信された電波を、アン
テナ54で受信し、デュープレクサ53を介して、受信
復調部55に入力する。受信復調部55において、送信
時刻情報とGPSによる基準位置送出用ブイ位置情報
(即ち、基準位置情報)を復調し、送信時刻情報は伝搬
時間検出部57に、基準位置送出用ブイ位置情報(即
ち、基準位置情報)は位置補正データ作成部56に出力
する。伝搬時間検出部57では、送信時刻情報を受信し
た時刻情報を時計51より受信時刻情報として取り込
み、移動体100から基準位置送出用ブイ105に電波
が送信されて再び基準位置送出用ブイ105から電波が
戻ってきて受信されるまでの時間を検出し、電波の速度
が光速にほぼ等しいことより、移動体100と基準位置
送出用ブイ105との距離を演算し、評定処理部58に
出力する。評定処理部58において、図4に示すよう
に、a点及びb点における基準位置送出用ブイ105と
移動体100との距離(A0×光速)及び(B0×光
速)より、三角測量の原理を用いて、基準位置送出用ブ
イ105の位置を評定し、位置補正データ作成部56に
出力する。位置補正データ作成部56において、前述の
三角測量による位置評定結果とGPSによる基準位置送
出用ブイ位置情報(即ち、基準位置情報)とを比較し、
位置評定による誤差を検出し、位置補正データとして、
記憶する。
【0030】次に、ソノブイ101からの信号を同様に
受信し、評定処理部58において、位置評定し、位置補
正部59に出力する。位置補正部59において、ソノブ
イ101の位置評定結果を、位置補正データ作成部56
に記憶した前述の位置補正データにより補正し、ソノブ
イ101の位置をソノブイ位置として出力する。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、海
上に存在するソノブイの位置を移動体からソノブイの信
号を受信しながら高速、高精度に評定することができる
ソノブイ位置検出方式を構成できる。
【0032】また、基準位置送出用ブイは、ソノブイの
数に対して非常に少なくて良いため、ソノブイの数が非
常に多くなっても、ソノブイ位置検出システム全体の単
価は、安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるソノブイ位置検出
方式を説明するための概念図。
【図2】図1のソノブイ位置検出方式の基準位置送信用
ブイ105に備えられるGPS装置のブロック図。
【図3】図1のソノブイ位置検出方式の移動体100に
備えられるソノブイ位置評定装置のブロック図。
【図4】本発明の第2の実施例によるソノブイ位置検出
方式を説明するための概念図。
【図5】図4のソノブイ位置検出方式の基準位置送信用
ブイ105に備えられるGPS装置のブロック図。
【図6】図4のソノブイ位置検出方式の移動体100に
備えられるソノブイ位置評定装置のブロック図。
【図7】従来のソノブイ位置検出方式を説明するための
概念図。
【図8】図7のソノブイ位置検出方式の移動体100に
備えられるソノブイ位置評定装置のブロック図。
【図9】図7のソノブイ位置検出方式のソノブイ101
に備えられるソノブイ用装置のブロック図。
【図10】従来のもう一つのソノブイ位置検出方式を説
明するための概念図。
【図11】図10のソノブイ位置検出方式の移動体10
0に備えられるソノブイ位置評定装置のブロック図。
【図12】従来の更にもう一つのソノブイ位置検出方式
を説明するための概念図。
【図13】図10のソノブイ位置検出方式のソノブイ1
01に備えられるソノブイ用装置のブロック図。
【図14】図10のソノブイ位置検出方式の移動体10
0に備えられるソノブイ位置評定装置のブロック図。
【符号の説明】
100 移動体 100´ 移動体本体 101 ソノブイ 102 ソノブイ位置評定装置 104 GPS衛星 105 基準位置送信用ブイ 106 GPS装置 21 アンテナ 22 アンテナ 23 電波到来角検出部 24 受信復調部 25 位置補正データ作成部 26 評定処理部 27 位置補正部 31 GPS信号受信アンテナ 32 GPS信号受信部 33 変調部 34 送信部 35 送信アンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体においてソノブイの位置を検出す
    るソノブイ位置検出方式において、 GPS衛星からの信号を受信して自己の位置を検出し、
    検出した自己の位置を基準位置として表す基準位置信号
    を前記移動体に送信するGPS装置を有する基準位置送
    信用ブイを設け、 前記移動体は、前記基準位置送信用ブイからの前記基準
    位置信号を受信し、前記基準位置信号から前記基準位置
    を復調基準位置として復調し、前記移動体から見た前記
    基準位置送信用ブイの方位を、前記基準位置送信用ブイ
    から受信した前記基準位置信号を基に前記移動体の2つ
    の位置において検出し、検出された前記2つの位置にお
    ける前記基準位置送信用ブイの方位を基に、三角測量の
    原理を用いて前記基準位置送信用ブイの位置を評定し、
    前記基準位置送信用ブイの評定位置と前記復調基準位置
    との誤差を表す位置補正データを作成する機能を有し、 前記移動体は、更に、前記移動体から見た前記ソノブイ
    の方位を、このソノブイから受信した信号を基に前記移
    動体の別の2つの位置において検出し、検出された前記
    別の2つの位置における前記ソノブイの方位を基に、三
    角測量の原理を用いて前記ソノブイの位置を評定し、こ
    のソノブイの評定位置を前記位置補正データにより補正
    し、補正された位置を前記ソノブイの位置として出力す
    る機能を有することを特徴とするソノブイ位置検出方
    式。
  2. 【請求項2】 移動体においてソノブイの位置を検出す
    るソノブイ位置検出方式において、 GPS衛星からの信号を受信して自己の位置を検出し、
    検出した自己の位置を基準位置として表す基準位置信号
    を前記移動体に送信するGPS装置を有する基準位置送
    信用ブイを設け、 前記移動体は、 前記基準位置送信用ブイからの前記基準位置信号を受信
    し、前記基準位置信号から前記基準位置を復調基準位置
    として復調する受信復調手段と;前記移動体から見た前
    記基準位置送信用ブイの方位を前記基準位置送信用ブイ
    から受信した前記基準位置信号を基に前記移動体の2つ
    の位置において検出する電波到来角検出手段と;この電
    波到来角検出手段において検出された前記2つの位置に
    おける前記基準位置送信用ブイの方位を基に、三角測量
    の原理を用いて前記基準位置送信用ブイの位置を評定
    し、前記基準位置送信用ブイの評定位置を出力する評定
    処理手段と;前記基準位置送信用ブイの評定位置と前記
    復調基準位置との誤差を表す位置補正データを作成する
    位置補正データ作成手段と;位置補正手段と;を有し、 前記電波到来角検出手段は、更に、前記移動体から見た
    前記ソノブイの方位をこのソノブイから受信した信号を
    基に前記移動体の別の2つの位置において検出するもの
    であり、 前記評定処理手段は、更に、前記電波到来角検出手段に
    おいて検出された前記別の2つの位置における前記ソノ
    ブイの方位を基に、三角測量の原理を用いて前記ソノブ
    イの位置を評定し、前記ソノブイの評定位置を出力する
    ものであり、 前記位置補正手段は、前記ソノブイの評定位置を前記位
    置補正データにより補正し、補正された位置を前記ソノ
    ブイの位置として出力するものであることを特徴とする
    ソノブイ位置検出方式。
  3. 【請求項3】 移動体においてソノブイの位置を検出す
    るソノブイ位置検出方式において、 GPS衛星からの信号を受信して自己の位置を検出し、
    検出した自己の位置を基準位置として表す基準位置信号
    を前記移動体に送信するGPS装置を有する基準位置送
    信用ブイを設け、 前記移動体は、前記基準位置送信用ブイからの前記基準
    位置信号を受信し、前記基準位置信号から前記基準位置
    を復調基準位置として復調し、前記移動体と前記基準位
    置送信用ブイとの距離を、前記基準位置送信用ブイから
    受信した前記基準位置信号を基に前記移動体の2つの位
    置において検出し、検出された前記2つの位置における
    前記移動体と前記基準位置送信用ブイとの距離を基に、
    三角測量の原理を用いて前記基準位置送信用ブイの位置
    を評定し、前記基準位置送信用ブイの評定位置と前記復
    調基準位置との誤差を表す位置補正データを作成する機
    能を有し、 前記移動体は、更に、前記移動体と前記ソノブイとの距
    離を、このソノブイから受信した信号を基に前記移動体
    の別の2つの位置において検出し、検出された前記別の
    2つの位置における前記移動体と前記ソノブイとの距離
    を基に、三角測量の原理を用いて前記ソノブイの位置を
    評定し、このソノブイの評定位置を前記位置補正データ
    により補正し、補正された位置を前記ソノブイの位置と
    して出力する機能を有することを特徴とするソノブイ位
    置検出方式。
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