JPH08111690A - ノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネットワークシステム - Google Patents

ノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネットワークシステム

Info

Publication number
JPH08111690A
JPH08111690A JP24798794A JP24798794A JPH08111690A JP H08111690 A JPH08111690 A JP H08111690A JP 24798794 A JP24798794 A JP 24798794A JP 24798794 A JP24798794 A JP 24798794A JP H08111690 A JPH08111690 A JP H08111690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
group
signal
signals
row
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24798794A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Watanabe
竜一 渡辺
Masayuki Kajima
正幸 鹿嶋
Ryohei Konuma
良平 小沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP24798794A priority Critical patent/JPH08111690A/ja
Publication of JPH08111690A publication Critical patent/JPH08111690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノード数の増加に伴ってもシステムのハード
ウエア量の増大を抑制することができる。 【構成】 ノード接続装置200は行側の光伝送路を形
成し、ノード接続装置300は列側の光伝送路を形成す
る。装置200はノード100のrtからの送信信号を
各行グループ毎に周波数多重し、この多重信号を行グル
ープに属する3個のノード100に分配する。装置30
0はノード100のctからの送信信号を各列グループ
毎に周波数多重し、多重信号を列グループに属する3個
のノード100に分配する。光スイッチ201はノード
100のrtからの送信信号を各行グループ毎に振り分
ける。変換装置202〜210は3個で1組として第1
組は202(λ1)、203(λ2)、204(λ3)
で周波数変換する。第2組は205(λ1)、206
(λ2)、207(λ3)である。第3組は208(λ
1)、209(λ2)、210(λ3)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はノード間接続装置、ノ
ード装置及び格子型ネットワークシステムに関し、例え
ば、高速、大規模化に適したパケット通信システムなど
に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高速、大規模化に適したパケット
通信用光ネットワークシステムとして、格子型ネットワ
ークシステムが注目されている。
【0003】ここで、格子型ネットワークシステムと
は、複数のノードを格子状に配列して各行及び各列ごと
にグループ化し、同じグループに属する任意の2つのノ
ード間では、1ホップでパケットを転送することがで
き、異なるグループに属する任意の2つのノード間で
は、両者が属する2つのグループの交点に位置するノー
ドを介して2ホップで転送することができるように構成
されたシステムである。
【0004】このような格子型ネットワークシステムと
しては、例えば、次の文献の中の図6に示されたような
システムがある。 文献:IEEE INFOCOM”1992、9B.
3.1−9B.3.10、『Virtual Topo
logies for WDM Star LANs−
The Regular Structures Ap
proach』。
【0005】図2はこの文献に示されている格子型ネッ
トワークシステムの構成図である。この図2において、
ノードの接続方式として、1つのスターカプラで全ての
ノードを接続する方式が採用されている。言い換えれ
ば、全てのノードの送信波長を1つのスターカプラで波
長多重(或いは周波数多重)する方式が採用されてい
る。
【0006】このためこのシステムにおいては、パケッ
ト送信波長(或いはパケット送信周波数)の割り付け方
式としては、全ての座標に異なる波長を割り付ける方式
が採用されている。
【0007】また、上記システムにおいては、パケット
のアドレッシング方式(パケットの宛先を規定する方
式)として、各パケットをその宛先に応じた波長で送信
する方式が採用されている。このため、パケット送信波
長の割り付け方式としては、更に各座標に複数の波長を
割り付ける方式が採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、波長多
重ネットワークでは、ノード間の通信を行うためには、
送信波長と受信波長とが必ず一致する必要があり、従来
のシステムにおいては、次のような問題があった。
【0009】(1)即ち、送信信号を出力するために
は、各ノードは宛先ノードに応じた送信波長を自ノード
が送信可能な複数波長の中から選んで送信しなければな
らない。このため、精度の高い複数個のレーザダイオー
ド或いは波長可変レーザが必要であった。従って、各ノ
ードの送信部のハードウエア構成が複雑になるという大
きな問題があった。
【0010】(2)また、各ノード毎に出力波長の組み
合わせが異なっているため、送信信号出力部のハードウ
エア構成が各ノード個別になる。このため、ノード構成
が均一化できず、大量生産に適していなかった。
【0011】(3)更に、N行×N列の格子を考えた場
合、波長多重度が 2(N−1)Nとなる。 これによって、各ノードごとに2×(N−1)個の送信
器と受信器とが必要となる。その結果、システムの規模
を大きくしようとすると、各ノードの受信部のハードウ
エア構成量が大きくなるといった問題があった。
【0012】以上のようなことから、ノード数の増加に
伴ってもシステムのハードウエア量の増大を抑制するこ
とができるノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネ
ットワークシステムの提供が要請されている。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、複
数のノード装置間で信号を伝送するために、複数のノー
ド装置間を接続するノード間接続装置において、以下の
特徴的な構成で上述の課題を解決するもである。
【0014】即ち、各ノード装置から出力される送信信
号を幾つかのグループに振り分け、各グループの送信信
号をグループ内で異なった信号に変換する変換手段と、
この変換手段によって変換された送信信号を、各グルー
プ毎に信号多重し、各グループの多重信号を各グループ
に属するノード装置に信号分配する信号分配手段とを備
えるものである。
【0015】
【作用】この発明によれば、変換手段は送信信号をグル
ープごとに異なった信号に変換するものであり、同じグ
ループ内で信号が重複しないように変換するものであ
る。
【0016】このグループとは、例えば、行グループや
列グループに相当するものである。グループ数はネット
ワークシステムのノード数によって決められるものであ
る。
【0017】上記変換手段は、上記送信信号をグループ
内で異なった信号に変換する場合に異なった周波数の信
号に変換したリ、異なったパワーの信号に変換したり、
異なった位相の信号に変換したり、異なった変調モード
の信号に変換したり、異なった振幅の信号に変換した
り、異なった偏波の信号に変換したり、などの種々の方
法を採り得ることができる。
【0018】
【実施例】次にこの発明の好適な実施例を図面を用いて
説明する。そこで、この実施例では格子型ネットワーク
システムにおいて、パケットの伝送路を形成するための
『ノード接続の手段』を、具体的には、『信号振り分け
の手段』と、『周波数変換の手段』と、『周波数多重の
手段』と、『信号分配の手段』とから構成するものであ
る。
【0019】上記信号振り分けの手段は、各ノードのパ
ケット送信部から出力されるパケット送信信号(この送
信信号の発信周波数は、特に規定する必要はなく、何で
も良い。また、周波数精度の高いものも必要ない。)を
各グループごとに振り分ける機能を有する。
【0020】次に周波数変換の手段は、上記信号振り分
けの手段によって振り分けられた各グループのパケット
信号をある特定の周波数に変換する機能を有する。
【0021】また、上記周波数多重の手段は、上記周波
数変換の手段によって周波数を変換した送信信号を周波
数多重する機能を有する。
【0022】更に、上記信号分配の手段は、上記周波数
多重の手段から出力される各グループの周波数多重信号
をこのグループに属する複数のノードに分配する機能を
有するものである。
【0023】このような構成においては、複数のノード
から出力される送信信号は、信号振り分けの手段と、周
波数変換の手段と、周波数多重の手段とによって、各グ
ループごとに周波数多重される。この周波数多重信号
は、上記信号分配の手段によって対応するグループに属
するノードに分配される。
【0024】このような構成によれば、各グループごと
に異なるパケット送信周波数を割り付けるという要件さ
え満たせば、この割り付けを自由に行うことができる。
これによって、全ての行グループで同じパケット送信周
波数を使用し、且つ、全ての列グループで同じパケット
送信周波数を使用するというような割り付けを行うこと
ができるものである。
【0025】従って、周波数多重度を低減することがで
き、行側と列側とで装置を同じ構成で作ることができる
ので、システムを大規模化する場合であっても、ハード
ウエア量の増大を抑制することができ、装置構成も単純
に行側と列側とで同じ構成を2組用意することで実現す
ることができる。尚、ここでこのハードウエア量とは送
信器1個と受信器2N個とである。
【0026】『ノードの論理的な配列構成』: 次に
図3はノードの論理的な配列構成図である。この図3に
おいて、ノード100〜100はN行×M列の格子
状に配列されている。ここで、N、Mはいずれも2以上
の整数である。つまり、この図3においては、3×3の
格子状に配列されているものである。
【0027】この格子状に配列された複数ノード100
〜100は、各行及び各列毎にグループ化されてい
る。この例の場合、3つの行グループRG1〜RG3
と、3つの列グループCG1〜CG3に分けられてい
る。
【0028】更に、同一グループに属する任意の2つの
ノード100間では、後述する構成によって、1ホップ
でパケットが転送される。同様に異なるグループに属す
る任意の2つのノード100間では、これらが属する2
つのグループの交点に位置するノード100を介して2
ホップでパケットが転送される。
【0029】『ノードの接続構成』: 図1は実施例
のネットワーク構成図である。尚、この図1は上述の図
3の3行×3列の格子状態のネットワークに対するもの
である。つまり、図1はノード100〜100の接
続構成を示している。
【0030】この実施例では、全てのノード100
100で1つの光伝送路が共用されるように構成され
ている。但し、光伝送路は行側と列側とで独立に形成さ
れるようになっている。従って、この実施例の光伝送路
は行側の光伝送路と列側の光伝送路とからなるものであ
る。
【0031】また、この図1のネットワークシステム
は、行側の光伝送路を形成する行側ノード接続装置20
0と、列側の光伝送路を形成する列側ノード接続装置3
00も備えられている。
【0032】行側ノード接続装置200は、9個のノー
ド100〜100のrtから出力される送信信号を
各行グループ毎に周波数多重し、この周波数多重信号を
行グループに属する3個のノード100に分配するよう
に構成されている。
【0033】同様に列側ノード接続装置300は、9個
のノード100のctから出力される送信信号を各列グ
ループ毎に周波数多重し、この周波数多重信号を列グル
ープに属する3個のノード100に分配するように構成
されている。
【0034】また、図1の行側ノード接続装置200
は、2個の光スイッチ201、214と、9個の周波数
変換装置202〜210と、3個のスターカプラ211
〜213とから構成されている。ここで、光スイッチ2
01は9個のノード100〜100のrtから出力
される送信信号を各行グループ毎に振り分ける機能を有
するものである。また、周波数変換装置202〜210
は、3個で1組として、第1組は202(出力波長λ
1)、203(出力波長λ2)、204(出力波長λ
3)である。第2組は205(出力波長λ1)、206
(出力波長λ2)、207(出力波長λ3)である。第
3組は208(出力波長λ1)、209(出力波長λ
2)、210(出力波長λ3)である。
【0035】このような組み合わせに構成し、同じ行グ
ループに属する周波数が重複しないように周波数変換機
能を有するものである。
【0036】更に、各光カプラ211〜213は、対応
する行グループの3個の送信信号を周波数多重する機能
を有する。更にまた、後段の光スイッチ214は、各行
グループの周波数多重信号を対応する行グループに属す
る3つのノード100に分配する機能を有するものであ
る。
【0037】また、列側ノード接続装置300も、2個
の光スイッチ310、314と、9個の周波数変換装置
302〜310と、3個の光カプラ311〜313とか
ら構成されている。ここで、光スイッチ301は、9個
のノード100〜100のctから出力される送信
信号を各列グループ毎に振り分ける機能を有するもので
ある。
【0038】更に、周波数変換装置302〜310は、
3個で1組として、第1組は302(出力波長λ1)、
303(出力波長λ2)、304(出力波長λ3)であ
る。第2組は305(出力波長λ1)、306(出力波
長λ2)、307(出力波長λ3)である。第3組は3
08(出力波長λ1)、309(出力波長λ2)、31
0(出力波長λ3)である。
【0039】更にまた、同じ列グループに属する周波数
が重複しないように周波数変換機能を有するものであ
る。また、各光カプラ311〜313は、対応する列グ
ループの3個の送信信号を周波数多重する機能を有する
ものである。更に、後段の光スイッチ314は、各列グ
ループに属する3個のノード100に分配する機能を有
するものである。
【0040】以上が各ノード接続装置200、300の
概略構成である。ここで、行側ノード接続装置200を
代表として、これらのノード接続装置200、300内
の接続構成を説明する。
【0041】行側ノード接続装置200の光スイッチ2
01は、9個の入力端子i1〜i9と、9個の出力端子
o1〜o9とを有する。各入力端子i1〜i9は、対応
するノード100〜100の行側送信端子rtに接
続されている。
【0042】図1において、9個の出力端子o1〜o9
は、ノード100〜100のグループ化に合わせて
3個づつ3つのグループに分けられている。ここで、出
力端子o1〜o3は行グループRG1に対応し、出力端
子o4〜o6は行グループRG2に対応し、出力端子o
7〜o9は行グループRG3に対応するものである。
【0043】このような構成において、光スイッチ20
1は各入力端子inを、ノード100〜100のグ
ループ化に合わせて、対応する出力端子om(m=1、
2、…)に接続する。
【0044】ノード100が接続されている入力端子
i1を接続する場合は、このノード100が属する行
グループに対応する3つの出力端子の内のいずれかに接
続するものである。例えば、このノード100が属する
ノードグループをRG1とすると、このRG1に対応す
る3つの出力端子o1〜o3の内のいずれか、例えば出
力端子o1に接続するものである。尚、光スイッチ20
1は、ネットワークの変更に合わせて、入力端子i1〜
i9の接続先を変更可能なように構成されている。
【0045】周波数変換装置202〜204は、光スイ
ッチ201の行グループRG1に対応する3つの出力端
子o1〜o3にそれぞれ接続されている。このような構
成において、周波数変換装置202〜204は後述する
スターカプラ211によって情報信号を周波数多重する
ために、同じグループに、例えば、RG1に同じ周波数
を持った信号がないように、周波数変換装置202〜2
04はそれぞれ周波数λ1〜λ3の情報信号を周波数変
換して出力する。
【0046】尚、周波数変換装置205〜207及び2
08〜210もそれぞれ周波数λ1〜λ3の情報信号を
出力する。スターカプラ211は、3個の入力端子i1
〜i3と、3個の出力端子o1〜o3とを有する。各入
力端子inには、周波数変換装置を介して光スイッチ2
01の9個の出力端子o1〜o9の内、行グループに対
応する3つの出力端子が、例えば、行グループRG1に
対応するo1〜o3がそれぞれ接続されている。
【0047】このような構成において、スターカプラ2
11は3つの入力端子i1〜i3に入力される情報信号
を周波数多重し、3つの出力端子o1〜o3に分配する
ものである。
【0048】尚、スターカプラ212、213もそれぞ
れ3つの入力端子i1〜i3と、3つの出力端子o1〜
o3とを有し、3つの入力信号を周波数多重して、各出
力端子o1〜o3に分配するように構成されている。
【0049】光スイッチ214は、9個の入力端子i1
〜i9と、9個の出力端子o1〜o9とを有する。ここ
で、入力端子i1〜i3は、スターカプラ211の出力
端子o1〜o3に接続され、入力端子i7〜i9は、ス
ターカプラ213の出力端子o1〜o3に接続されてい
る。一方、出力端子o1〜o9は、それぞれ9個のノー
ド100〜100の行側受信端子rrに接続されて
いる。
【0050】このような構成において、例えば、光スイ
ッチ214は、行グループRG1に対応する3つの入力
端子i1〜i3をそれぞれこのグループRG1に属する
ノード番号1〜3のノード100の行側受信端子rrに
接続し、行グループRG2に対応する3つの入力端子i
4〜i6をそれぞれこのグループRG2に属するノード
番号4〜6のノード100の行側受信端子rrに接続
し、行グループRG3に対応する3つの入力端子i7〜
i9をそれぞれこのグループRG3に属するノード番号
7〜9のノード100の行側受信端子rrに接続する。
【0051】尚、光スイッチ201、214はネットワ
ークの再構成に合わせて、入力端子i1〜i9の接続先
を変更可能なように構成されている。
【0052】『ノード100〜100の内部構
成』: 図4は実施例のノード100〜100
内部機能構成図である。この図4において、ノード10
0は、主にパケット処理部101と、列側送信レーザダ
イオード110と、行側受信カプラ111と、固定フィ
ルタ112〜114、122〜124と、光/電気変換
器115〜117、125〜127と、行側送信レーザ
ダイオード120と、列側受信カプラ121とから構成
されている。
【0053】パケット処理部101は送信パケットの生
成や受信パケットの取込み及び中継等を行うものであ
る。列側送信レーザダイオード110はパケット処理部
101から出力される電気の送信信号を光信号に変換す
るものである。この列側送信レーザダイオード110か
ら出力される送信信号は、列側送信端子ctに与えられ
る。この列側送信レーザダイオード110の出力周波数
は特に規定する必要はなく、各ノードで自由に決めるこ
とができる。また、周波数精度に関してもそれほど高い
ものは必要としない。ここでは例えばλ0とする。
【0054】行側送信レーザダイオード120はパケッ
ト処理部101から出力される電気の送信信号を光信号
に変換するものである。この行側送信レーザダイオード
120から出力される送信信号は、行側送信端子rtに
与えられる。この行側送信レーザダイオード120の出
力周波数は特に規定する必要はなく、各ノードで自由に
決めることができる。また、周波数精度に関してもそれ
ほど高いものは必要としない。ここでは例えばλ0とす
る。
【0055】行側受信カプラ111は行側受信端子rr
に供給される受信信号を分配するものである。固定フィ
ルタ112〜114は行側受信カプラ111によって分
配された光信号から波長λ1〜λ3の光信号を選択する
ものである。また、列側受信カプラ121は列側受信端
子crに供給される受信信号を分配するものである。固
定フィルタ122〜124は列側受信カプラ121によ
って分配された光信号から波長λ1〜λ3の光信号を選
択するものである。
【0056】光/電気変換器115〜117は、それぞ
れ対応する固定フィルタ112〜114によって選択さ
れた光信号を電気信号に変換するものである。この変換
によって光信号は電気信号に変換され、パケット処理部
101に供給される。更に、光/電気変換器125〜1
27は、それぞれ対応する固定フィルタ122〜124
によって選択された光信号を電気信号に変換するもので
ある。この変換によって光信号は電気信号に変換され、
パケット処理部101に供給される。
【0057】『パケット・アドレッシング方法』:
次に図5は実施例のパケットフォーマット図である。こ
の図5において、パケットのヘッダ部に、発信ノードの
アドレスと宛先ノードのアドレスを挿入することによっ
て、パケットのアドレッシングを行うようにするもので
ある。
【0058】『システムの動作』: 図6は図1のネ
ットワークの動作説明図である。この図6においては、
特にノード接続装置200、300の動作を説明するも
のである。上述の図1においては、各ノード100
100の行側送信に対して、行側送信端子rtから出
力される送信信号は光スイッチ201によって各行グル
ープ毎に振り分けられた後、対応する周波数変換装置2
02〜210を経て、スターカプラ211〜213によ
って周波数多重される。この周波数多重信号は光スイッ
チ214によって自グループに属するノード100の行
側受信端子rrに分配される。
【0059】同様に各ノード100の列側受信端子ct
から出力される送信信号は光スイッチ301によって各
列グループ毎に振り分けられた後、対応する周波数変換
装置302〜310を経て、スターカプラ311〜31
3によって周波数多重される。この周波数多重信号は、
光スイッチ314によって、自グループに属するノード
100の列側受信端子crに分配される。
【0060】図6は、この場合の光スイッチ201、2
14、301、314の接続状態を表すものである。
尚、ノードの論理的な配列は上述の図3と同様である。
また、図6では行グループRG1と列グループCG1と
に関する接続状態を例として表している。
【0061】この場合、光スイッチ214の入力端子i
1〜i3は、出力端子o1〜o3に接続される。これに
よってスターカプラ211から出力される行グループR
G1の周波数多重信号が、このグループRG1に属する
ノード番号1〜3のノード100の行側受信端子rrに
分配される。
【0062】同様に、光スイッチ301の入力端子i
1、i4、i7は、出力端子o1〜o3に接続される。
これによって、列グループCG1に属するノード番号
1、4、7の列側出力端子ctから出力送信信号がスタ
ーカプラ311によって周波数多重される。
【0063】また、光スイッチ314の入力端子i1〜
i3は、出力端子o1、o4、o7に接続される。これ
によってスターカプラ302から出力される列グループ
CG1の周波数多重信号が、このグループCG1に属す
るノード番号1、4、7のノード100の列側受信端子
crに分配される。
【0064】『ノード100の動作』: 図7は実施
例のパケットの転送の説明図である。(パケット送信動
作)この図7において、パケットを自ノードが属する列
グループに含まれる他ノードに送信する場合(図7の矢
印(1))は、図4のパケット処理部101から出力さ
れる送信信号は、列側のレーザダイオード110に供給
される。これに対して、パケットを自ノードが属する行
グループに含まれる他ノードに送信する場合(図7の矢
印(1))は、この送信信号は図4における行側のレー
ザダイオード120に供給される。このような『パケッ
ト転送を1ホップ転送』と呼ぶ。
【0065】次にパケットを自ノードが属する行グルー
プ又は列グループに含まれない他ノードに送信する場合
(図7の矢印(3)、(4))は、パケット処理部10
1から出力される送信信号は、列側送信レーザダイオー
ド110又は行側送信レーザダイオード120のいずれ
か一方に供給される。このように自ノードが所属する行
・列グループ以外の他ノードにパケットを転送すること
を、『2ホップ転送』と呼ぶ。
【0066】列側送信レーザダイオード110又は行側
送信レーザダイオード120に供給された送信信号は、
列側送信端子ct或いは行側送信端子rtから列側ノー
ド接続装置300或いは行側ノード接続装置200に供
給される。これによって、この送信信号は自ノードが属
する列グループ或いは行グループに含まれる他ノードか
ら出力される送信信号と周波数多重される。以上がパケ
ットの送信動作である。
【0067】(パケット受信動作): 行側ノード接
続装置200から行側受信端子rrに供給された周波数
多重信号は、図4の行側受信カプラ111によって固定
フィルタ112〜114に分配される。これによって、
周波数多重信号は、波長λ1〜λ3の信号に分離され
る。
【0068】今、自ノード(例えば、ノード番号1の行
側送信端子rt)が光スイッチ201を介して周波数変
換装置202に接続されると、周波数変換装置202の
パケット送信波長やλ1であるので、固定フィルタ11
2によって分離された波長λ1の信号は、自ノードから
送出された信号である。これに対して、固定フィルタ1
13、114によって分離された波長λ2、λ3の信号
は、他ノードから送出された信号である。
【0069】これらの信号は、それぞれ光/電気変換器
115〜117によって電気信号に変換された後、パケ
ット処理部101に供給される。このパケット処理部1
01では受信パケットのヘッダ部に含まれる宛先アドレ
スに基づいて、受信パケットが自ノード宛のものか、或
いは自ノードが属する列グループに含まれる他ノード宛
のものかを判定する。
【0070】受信パケットが自ノード宛の場合は、図示
していないが受信バッファに格納される。これに対し
て、他ノード宛の場合は、列側送信レーザダイオード1
10に供給される。これによって、この受信パケットは
自ノードが属する列グループに含まれる他ノードに送信
される。以上がパケットの受信動作である。
【0071】『ネットワークの再構成』: 次にネッ
トワークの再構成について説明する。このネットワーク
の再構成は、ノード100の論理的な配列を変更するこ
とによってなされる。この実施例ではノード接続装置2
00、300の光スイッチ201、214、301、3
14の接続状態を切り替えることによってなされる。
【0072】図8は実施例のネットワークシステムの再
構成の説明図である。この図8において、ノード番号1
のノード100と、ノード番号4のノード100の位置
を交換するものである。この場合、ノード変更が生じる
のは、行グループRG1、RG2と、列グループCG1
である。この内、列グループCG1では、グループ内の
ノード位置が変更されるが、ノード接続構成は変更され
ない。これに対して、行グループRG1、RG2では、
ノード接続構成が変更される。
【0073】この実施例では上述のごとく、グループ内
の通信は、放送的に行われる。従って、グループ内のノ
ード位置が変更されるだけで、ノード接続構成が変更さ
れない場合は、光スイッチ201、214、301、3
14の接続状態を変更する必要がない。このため、この
場合は、行グループRG1、RG2に関する接続だけが
切り替えられる。
【0074】図9は実施例のノード接続装置200、3
00の動作説明図(その2)である。上記切替えは、図
9に示すように、光スイッチ201、214において、
ノード番号1のノード100の接続先と、ノード番号2
のノード100の接続先とを交換すれば良い。即ち、光
スイッチ201、214の入力端子i1を出力端子o4
に接続し、入力端子i4を出力端子o1にすれば良い。
【0075】これによって、ノード番号4、2、3のノ
ード100の行側送信端子rtから出力される送信信号
が周波数多重され、これらの行側受信端子rtに分配さ
れる。また、ノード番号1、5、6のノード100の行
側送信端子rtから出力される送信信号が周波数多重さ
れ、これらの行側受信端子ctに分配される。以上によ
って、ノード番号1、4のノード100の位置が交換さ
れたことになる。
【0076】『ノードを増設する場合のネットワークの
再構成』: 次に図10は実施例のノードを増設する
場合のネットワークの再構成を説明するための図であ
る。この図10において、ノード100を増設するため
に、ネットワークを再構成する場合を説明する。今最大
5行×5列のネットワークにおいて、3×3のネットワ
ークが構成されているものとする。
【0077】このような状態において、ノード100を
1つ増設するものとする。この場合、3×3のネットワ
ークを保ったまま、ノード100を増設すると、この増
設ノードは、一方向でしかパケットを送受信することし
かできない。
【0078】このため、この場合はネットワークを再構
成した方が良く、ノード数が10であることから、図1
0に示すように、5×2のネットワークを構成すること
が好ましい。これによって、増設ノードも2方向でパケ
ットを送受信することができる。
【0079】次に図11は実施例の故障ノードを取り外
す場合のネットワークの再構成を説明するための図であ
る。図10の最大5×5のネットワークにおいて、図1
1の3×3のネットワークが構成されていて、その中の
1つのノード100が故障した場合を示すものである。
この場合、故障ノードを除いた8個のノード100で2
×4のネットワークを再構成すればよい。
【0080】(実施例の効果): 以上の実施例の格
子型ネットワークシステムによれば、送信周波数を各ノ
ード同じように割り当てることができ、ノード構成を統
一化することができる。
【0081】また、複数のノードから出力された送信信
号を各グループごとに周波数多重(=波長多重)し、こ
の周波数(波長)多重信号を対応するグループに属する
ノードに分配するように構成したので、従来よりも周波
数多重度(=波長多重度)を大幅に改善することができ
る。
【0082】更に、上述の効果によって、ノードの大規
模化に伴うハードウエア量の増大を抑制することができ
るものである。
【0083】(他の実施例): (1)尚、以上の実
施例においては、格子型ネットワークシステムを光通信
システムに適用する場合を説明したが、この他に電気信
号を使用する通信システムにも適用することができる。
【0084】(2)また、この発明のノード接続装置
は、それぞれのノードから出力された信号を周波数多重
して、各ノードに分配するので、自ノードを宛先とする
信号以外の信号も受信することができる。即ち、受信側
で何等かの処理を行うことによって、放送的に転送を行
うことができる。従って、CATVのような映像転送を
含んだネットワークにも適用することができる。
【0085】(3)更に、この発明のノード接続装置
は、デジタル信号を伝送するネットワークシステムだけ
でなく、アナログ信号を伝送するネットワークシステム
或いはデジタル信号とアナログ信号の両方を伝送するネ
ットワークシステムにも適用することができる。
【0086】(4)更にまた、周波数変換の手段の他
に、例えば、異なったパワーの信号に変換する、異なっ
た位相の信号に変換する、異なった変調モードの信号に
変換する、異なった振幅の信号に変換する、異なった偏
波の信号に変換する、などのいずれでも目的とするとこ
ろの、グループ内の重複を避けるための方法として適用
して効果的である。
【0087】(5)また、周波数多重の他に、例えば、
時間分割多重、空間分割多重、符号分割多重などを適用
しても効果的である。
【0088】(6)更に、上述の行側ノード接続装置2
00、列側ノード接続装置300は、光交換装置として
も適用することができる。
【0089】(7)更にまた、レーザダイオードの他
に、発光ダイオードなどでも適用することができる。
【0090】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明によれば、各ノ
ード装置から出力される送信信号を幾つかのグループに
振り分け、各グループの送信信号をグループ内で異なっ
た信号に変換する変換手段と、この変換手段によって変
換された送信信号を、各グループ毎に信号多重し、各グ
ループの多重信号を各グループに属するノード装置に信
号分配する信号分配手段とを備えたことで、ノード装置
数の増加に伴ってもシステムのハードウエア量の増大を
抑制するノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネッ
トワークシステムを実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のネットワーク構成図であ
る。
【図2】従来例の格子型ネットワークシステムの構成図
である。
【図3】実施例のノードの論理的な配列構成図である。
【図4】実施例のノードの内部機能構成図である。
【図5】実施例のパケットフォーマット図である。
【図6】実施例の図1のネットワークの動作説明図(そ
の1)である。
【図7】実施例のパケットの転送の説明図である。
【図8】実施例のネットワークシステムの再構成の説明
図である。
【図9】実施例のノード接続装置の動作説明図(その
2)である。
【図10】実施例のノードを増設する場合のネットワー
クの再構成を説明するための図である。
【図11】実施例の故障ノードを取り外す場合のネット
ワークの再構成を説明するための図である。
【符号の説明】
100…ノード、200…行側ノード接続装置、20
1、214、301、314…光スイッチ、202〜2
10、302〜310…周波数変換装置、211〜21
3、311〜313…スターカプラ、300…列側ノー
ド接続装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/52 B 9566−5G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード装置間で信号を伝送するた
    めに、複数のノード装置間を接続するノード間接続装置
    において、 各ノード装置から出力される送信信号を幾つかのグルー
    プに振り分け、各グループの送信信号をグループ内で異
    なった信号に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された送信信号を、各グルー
    プ毎に信号多重し、各グループの多重信号を各グループ
    に属するノード装置に信号分配する信号分配手段とを備
    えたことを特徴とするノード間接続装置。
  2. 【請求項2】 上記変換手段は、上記送信信号をグルー
    プ内で異なった周波数の信号に変換する、異なったパワ
    ーの信号に変換する、異なった位相の信号に変換する、
    異なった変調モードの信号に変換する、異なった振幅の
    信号に変換する、異なった偏波の信号に変換する、のい
    ずれかであることを特徴とする請求項1記載のノード間
    接続装置。
  3. 【請求項3】 上記信号分配手段の信号多重は、 周波数多重、時間分割多重、空間分割多重、符号分割多
    重、のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2
    記載のノード間接続装置。
  4. 【請求項4】 列グループのノード装置から与えられる
    多重信号から多重分離を行う列グループ多重分離手段
    と、 行グループのノード装置から与えられる多重信号から多
    重分離を行う行グループ多重分離手段と、 上記列グループ多重分離手段と、行グループ多重分離手
    段との多重分離によって得られる多重分離信号から交換
    処理を行い、必要に応じて列グループ又は行グループの
    他ノード装置に信号送信を行う交換手段とを備えたこと
    を特徴とするノード装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のノード
    間接続装置と、請求項4記載のノード装置を備えるシス
    テムであって、 格子状に配列された複数のノード装置が各行、各列ごと
    にグループ化され、複数のノード装置間で信号を伝送す
    ることを特徴とする格子型ネットワークシステム。
JP24798794A 1994-10-13 1994-10-13 ノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネットワークシステム Pending JPH08111690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24798794A JPH08111690A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 ノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネットワークシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24798794A JPH08111690A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 ノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネットワークシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08111690A true JPH08111690A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17171515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24798794A Pending JPH08111690A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 ノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネットワークシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08111690A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349671B1 (ko) * 1999-12-13 2002-08-22 한국전자통신연구원 3-링크 노드 상호연결 장치 및 그 방법과 그를 이용한 병렬처리 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349671B1 (ko) * 1999-12-13 2002-08-22 한국전자통신연구원 3-링크 노드 상호연결 장치 및 그 방법과 그를 이용한 병렬처리 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3364605B1 (en) Data centre network system and signal transmission system
KR100375276B1 (ko) 광학적파장스위칭을가지는모듈광교차-접속구조
US7394806B2 (en) Distributed space-time-space switch
EP2564531B2 (en) Optical access network
JPH10271071A (ja) 光通信システム
JP2001189962A (ja) 無線基地局システム、統括局及び該統括局における信号処理方法
JPH11252126A (ja) 大容量波長分割多重化光atmスイッチ
US10412472B2 (en) Contiguous network
EP1897401B1 (en) Discovery of an adjacent network element within a network data plane
CN115499728A (zh) 一种全光交换***及全光交换方法
US6594045B2 (en) Flexible optical network architecture and optical add/drop multiplexer/demultiplexer therefor
US7010226B2 (en) Packet router for use in optical transmission networks
JPH08111690A (ja) ノード間接続装置、ノード装置及び格子型ネットワークシステム
JPH05219089A (ja) 効率的なシングル・ホップ指向性多重チャネル・システム
JP5704694B2 (ja) 光アクセスシステム
JP3285709B2 (ja) 格子型ネットワークシステム及びノード間接続装置
JP3464032B2 (ja) 格子型ネットワークシステム
JPH06350563A (ja) 波長多重ネットワーク
JP3363603B2 (ja) 格子型ネットワークシステム及びノード間接続装置
US5479287A (en) Switchable optical network with improved transmission ability
JP3566593B2 (ja) 波長多重ネットワーク
JP3926080B2 (ja) ネットワークシステム及びノード装置
JP3615464B2 (ja) フルメッシュ波長多重光ネットワークシステムとこのシステムで使用されるノード
JP3432253B2 (ja) 高速格子型ネットワークシステムおよびノード
JPH08274811A (ja) 格子型ネットワークシステム及びノード接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511