JPH08105229A - 建屋の構築方法 - Google Patents

建屋の構築方法

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JPH08105229A
JPH08105229A JP6241681A JP24168194A JPH08105229A JP H08105229 A JPH08105229 A JP H08105229A JP 6241681 A JP6241681 A JP 6241681A JP 24168194 A JP24168194 A JP 24168194A JP H08105229 A JPH08105229 A JP H08105229A
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保義 嶋崎
Kazuhiko Osawa
一彦 大沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭隘な敷地であっても施工が可能で、かつそ
の施工作業を安全に行うことができ、さらには収容した
機器や設備の早期の運転開始を可能とする建屋の構築方
法を提供することを目的とする。 【構成】 第一の工程で柱3と屋根架構4とを構築して
コア架構を形成し、第二の工程でボイラー1を吊り込ん
で定められた位置に設置し、第三の工程で外周架構5を
構築することによって、建屋2を構築する構成とした。
また、柱3を構築するに際しては、仮設支柱の上部に建
屋2の屋根架構4を設けた後、柱3の全長のうちの一部
を立設し、しかる後に屋根架構4のクライミング作業
と、柱3の延長構築作業とを交互に繰り返して柱3を所
定長まで構築する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、火力発電所に
備えるボイラー等、大型の機器や設備等を収容する建屋
を構築するのに用いて好適な建屋の構築方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、火力発電所のボイラー等、大型
の機器や設備を収容する建屋は、大断面を有した鉄骨か
ら構成されている。従来、このような鉄骨造の建屋を構
築するには、大型の揚重機を用いて下方から上方に向け
て鉄骨を建方していき、建方が完了した後、機器や設備
を内部に搬入・設置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の建屋の構築方法には、以下のような問題
が存在する。まず、建屋を構成する鉄骨を建方するため
には、これら鉄骨が大断面であるため、これを吊り上げ
るのに大型の揚重機を用いる必要がある。このため、構
築すべき建屋の敷地が狭隘な場合には、このような揚重
機を設置するスペースの確保が困難となったり、また、
仮設用地が不足したりするという問題が発生する。ま
た、屋根架構を施工するに際しては、この作業が高所作
業となるため、安全性の面で向上の余地がある。さらに
は、機器や設備の早期の運転開始が望まれる場合には、
機器や設備の搬入を早める必要がある。しかし、搬入時
に大型の機器や設備の荷重を支持するためには、建屋が
所要の強度を有していなければならない。このため、建
屋の構築完了前に機器や設備の搬入作業を行うには、大
量の仮設の補強部材を用いて建屋を補強しなければなら
ず、非常に手間がかかるため、建屋の構築作業が完了す
るまでは機器や設備の搬入作業を行えないのが実情であ
り、したがって機器や設備の運転開始の早期化を図るの
は困難であった。本発明は、以上のような点を考慮して
なされたもので、狭隘な敷地であっても施工が可能で、
かつその施工作業を安全に行うことができ、さらには収
容した機器や設備の早期の運転開始を可能とする建屋の
構築方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
大型の機器や設備等を収容する建屋の構築方法であっ
て、前記建屋の柱を構築した後、該柱上に屋根架構を構
築する第一の工程と、収容すべき前記機器,設備を前記
屋根架構に備えた吊下手段で吊り込んで定められた位置
に設置する第二の工程と、前記建屋の外周をなす外周架
構を構築する第三の工程とからなり、前記第一の工程に
おいて前記柱を構築するに際しては、まず、一定長の仮
設支柱を形成して、該仮設支柱の上部に前記建屋の屋根
架構を一体に設けた後、前記柱の全長のうちの一部を立
設し、しかる後に、前記仮設支柱に備えたジャッキアッ
プ手段で前記柱に反力を得て前記仮設支柱と屋根架構と
を一体にクライミングさせるクライミング作業と、クラ
イミングさせた該屋根架構の下方において前記柱を延長
構築する柱延長作業とを交互に繰り返すようにしたこと
を特徴としている。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1記載の建
屋の構築方法において、前記第一の工程の後に、前記第
一の工程で構築した屋根架構の下面に前記外周架構の一
部を先付けして前記柱と一体化し、しかる後に前記第二
の工程を行うことを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明では、第一の工程で建屋の
柱と屋根架構とを構築し、第二の工程で屋根架構に備え
た吊下手段で機器,設備を吊り込んでこれを定められた
位置に設置し、第三の工程で外周架構を構築することに
よって、建屋を構築する構成とした。このようにして、
建屋の柱と屋根架構を構築した時点で、外周架構の構築
に先立って機器,設備を設置するようにしたので、機
器,設備の試運転などを早期から行うことが可能とな
る。また、第一の工程において前記柱を構築するに際し
て、まず、仮設支柱の上部に建屋の屋根架構を設けた
後、本設の柱の全長のうちの一部を立設し、しかる後に
前記仮設支柱および屋根架構のクライミング作業と、柱
延長作業とを交互に繰り返す構成とした。これにより、
地上において屋根架構の構築作業を行うことができる。
また、屋根架構に例えばホイストクレーン等の揚重手段
を備えることによって、特に他の揚重機器等を地上に設
置することなく、建屋の施工を行うことが可能となる。
【0007】請求項2記載の発明では、第一の工程の後
に、構築した屋根架構の下面に一定長の外周架構を先付
けして柱と一体化し、しかる後に第二の工程を行う構成
とした。これにより、先付けした外周架構によって、屋
根架構と柱とから構成される架構が補強されて強固なも
のとなり、第二の工程で機器や設備を吊り込むに際し
て、その荷重に抗することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。ここでは、例えば、火力発電所に備えるボ
イラーを収容するための建屋を構築する場合の実施例を
用いて説明する。図1は、本発明に係る建屋の構築方法
を適用して構築した建屋を示すものである。この図にお
いて、符号1は、ボイラー(機器)、2はボイラー1を
収容する建屋、3は建屋2を構成する柱、4は屋根架
構、5は建屋2の外周部をなす外周架構(図1(a)に
おいて斜線部で示した)を示している。
【0009】図1に示すように、ボイラー1は、建屋2
の中央部に収容されており、支持台6上に設置された構
成となっている。
【0010】建屋2を構成する柱3,3,…は、建屋2
の内方側において、ボイラー1の周囲四方に位置するよ
う配置されている。各柱3は、鉄筋コンクリート造で、
かつ断面視矩形の筒状をなしたボックス柱から形成され
ている。
【0011】屋根架構4は、柱3,3,…上に支持され
て設けられ、柱3,3,…よりも水平方向外方に一定寸
法張り出した構成となっている。この屋根架構4は、鉄
骨造で、上弦材7と、下弦材8と、これらを連結する連
結部材9と、ラチス材10とがトラス状に組まれて形成
されている。
【0012】外周架構5は、柱3,3,…の外周側を囲
うように形成されており、各柱3の外周面および屋根架
構4の張り出し部4aの下面に接合されている。この外
周架構5は、多数のブロック状の外周モジュール11か
ら構成されている。各外周モジュール11は、鉄骨造
で、外周架構5の柱を構成する鉛直部材12と、梁を構
成する水平部材13と、これらを補強するブレース材1
4とから形成されている。
【0013】次に、上記のような構成からなる建屋2の
構築方法について、図1ないし図8を参照して説明す
る。
【0014】[第一の工程]まず、図2に示すように、
地上において、各柱3を立設すべき位置に、仮設支柱2
0を立設する。各仮設支柱20は、鉄骨造で、上下方向
に一定長を有しており、かつ構築すべき前記柱3内に収
納可能な外形断面寸法を有している。そして、各仮設支
柱20には、図示しないクライミング機構(ジャッキア
ップ手段)が備えられ、柱3に反力をとって上下方向に
昇降できるようになっている。
【0015】次いで、地上において屋根架構4を組み立
て、これを仮設支柱20,20,…に接合して一体化す
る。
【0016】続いて、図3に示すように、各仮設支柱2
0の外周部に型枠(図示なし)を組み立ててここに鉄筋
を配筋し、さらにコンクリートを打設することにより、
一定長の柱3,3,…を形成する。このときに用いる型
枠(図示なし)としては、スリップフォーム工法用の型
枠(図示なし)が好適である。
【0017】また、屋根架構4の上面にはジブクレーン
(吊下手段)21を、下面には揚重機構(吊下手段)2
2をそれぞれ設置する。揚重機構22は、水平方向に移
動自在で、かつ資材等を上下方向に搬送できるホイスト
クレーン等から構成されている。
【0018】そして、各仮設支柱20のコンクリートが
硬化した後、各仮設支柱20に備えたクライミング機構
(図示なし)を同時に作動させて、各仮設支柱20を一
斉にクライミングさせる。すると、これにより、仮設支
柱20,20,…と一体化された屋根架構4がジャッキ
アップされて上方にクライミングすることになる。
【0019】次いで、この後、先に形成した各柱3上に
前記と同様にして柱3を一定長形成してこれを延長する
柱延長作業と、屋根架構4のクライミング作業とを交互
に繰り返していき、各柱3を所定長まで構築する。な
お、この時、柱延長作業においては、型枠を上方へスラ
イドさせていくスリップフォーム工法を適用する。ま
た、鉄筋等の必要な資材は、前記ジブクレーン21およ
び揚重機構22によって揚重するようにする。
【0020】図4に示すように、このようにして柱3,
3,…を所定長まで構築した後には、ジブクレーン21
で各仮設支柱20(図3参照)を解体撤去して、屋根架
構4を柱3,3,…上に載置・固定する。このようにし
て構築された柱3と屋根架構4とから、ボイラー1(図
1参照)を搬入するときにその荷重を支持するためのコ
ア架構23が構成されたことになる。
【0021】続いて、外周架構4の相対向する側面A,
B側において、最上部に位置すべき外周モジュール11
aを揚重機構22で吊り上げ、図5に示すように柱3の
外周面および屋根架構4の張り出し部4aの下面に接合
して取り付ける。次いで、取り付けた外周モジュール1
1a,11aと直交する側面C,D側において、外周モ
ジュール11b,11bを、前記と同様にして吊り上げ
て柱3,3間に取り付ける。これにより、コア架構23
の柱3と屋根架構4との接合部が、外周モジュール11
a,11a,11b,11bによって補強されたことに
なる。
【0022】[第二の工程]次に、このようにして構築
したコア架構23の内方に、ボイラー1を搬入・設置す
る。これには、まず、図6に示すように、側面B側にお
いて、先に取り付けた外周モジュール11aの下方に、
外周モジュール11,11,…を上方から下方に向けて
順次取り付ける。ただし、これは、構築すべき建屋2の
敷地が狭隘で、側面B側からは資材を搬入することがで
きない場合にのみ行う。
【0023】続いて、設置すべきボイラー1の上半部1
aを移動台車24上に搭載し、これを側面A側から図中
矢印(イ)方向に移動させて建屋2内の所定の位置まで
搬入する。そして、このボイラー1の上半部1aを、屋
根架構4に備えた揚重機構(図示なし)で吊り上げて保
持する。
【0024】次いで、図7に示すように、ボイラー1の
下半部1bを、同様にして側面A側から建屋2内の所定
位置まで移動台車24で搬入する。そして、吊り上げて
いたボイラー1の上半部1aを下降させて下半部1bに
当接させた後、上半部1aと下半部1bとを溶接して一
体化する。この時、溶接時の防風のため、ボイラー1の
周囲には、養生シート25を張設する。この後、一体化
したボイラー1を揚重機構(図示なし)で吊り上げてお
いて、その下方から移動台車24を引き出す。そして、
図8に示すように、ボイラー1を下降させて支持台6上
にボイラー1を載置・固定する。
【0025】[第三の工程]このようにしてボイラー1
を設置した後、外周架構5を構築する。側面C,D側に
おいて、それぞれ、外周モジュール11,11,…を順
次下方から上方に向けて揚重機構22で取り付けてい
く。そして最後に、同様にして外周モジュール11,1
1,…を側面A側に取り付けていく。このようにして、
図1に示したように、外周架構5の構築が完了した後、
揚重機構22を解体,撤去することによって、建屋2の
構築が完了する。
【0026】上述した建屋2の構築方法では、第一の工
程で柱3と屋根架構4とを構築してコア架構23を形成
し、第二の工程でコア架構23にボイラー1を吊り込ん
でこれを定められた位置に設置し、第三の工程で外周架
構5を構築することによって、建屋2を構築する構成と
した。このようにして、建屋2の柱3と屋根架構4とを
構築してコア架構23を構築した時点で、外周架構5の
構築に先立ってボイラー1を設置するようにしたので、
外周架構5の構築作業と並行してボイラー1の試運転等
を行うことができ、これによってボイラー1の運転開始
を早期化することが可能となる。
【0027】また、第一の工程でコア架構23を構築し
た後に、屋根架構4の下面に外周架構5の上層部を構成
する外周モジュール11a,11bを先付けする構成と
した。これにより、先付けした外周モジュール11a,
11bをによってコア架構23が強化され、第二の工程
でボイラー1を吊り込むに際して、その荷重に抗するこ
とが可能となる。この結果、ボイラー1を吊り込むため
の剛性確保のためだけに設置する仮設の補強部材を最小
限とすることができ、これとともに屋根架構4を構成す
る部材の断面を最小限まで小さくしてコストを抑さえる
ことが可能となる。
【0028】さらに、第一の工程において柱3を構築す
るに際して、まず、仮設支柱20の上部に建屋2の屋根
架構4を設けた後、柱3の全長のうちの一部を立設し、
しかる後に屋根架構4のクライミング作業と、柱3の延
長作業とを交互に繰り返して柱3を所定長まで構築する
構成とした。これにより、地上において屋根架構4の構
築作業を行うことができ、高所作業を削減して作業の安
全性を大幅に向上させることができる。また、屋根架構
4にジブクレーン21,揚重機構22を備える構成とし
たので、特に他の揚重機器等を地上に設置することなく
建屋2の施工を行うことができ、従来の工法では建屋2
を構築することができなかった狭隘な敷地であっても建
屋2を構築することが可能となる。
【0029】加えて、外周架構5を多数の外周モジュー
ル11から構成するようにしたので、この点からも高所
作業を削減して作業の安全性を向上させることができ
る。
【0030】また、柱3をボックス柱からなる構成と
し、さらに仮設支柱20を柱3の内方に収納した状態で
クライミングさせる構成としたので、構築すべき柱3の
周囲に十分なスペースがない場合にも柱3を構築するこ
とが可能となる。さらに、柱3を構築するに際して、ス
リップフォーム工法を適用するようにしたので、この点
からも作業エリアが狭くても作業を円滑に進めることが
可能となる。
【0031】なお、上記実施例において、仮設支柱20
を柱3の内方に収納した状態でクライミングさせる構成
としたが、もちろん、柱3の外周面に沿って仮設支柱2
0をクライミングさせる構成としてもよい。また、柱3
を建屋2の内方に位置する構成としたが、柱3が建屋2
の四隅に位置する構成であっても、上記と同様の効果を
得ることが可能である。さらには、建屋2の用途は上記
に限定するものではなく、ボイラー1以外の機器や設備
を収納する構成としてもよいのは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
屋の構築方法によれば、第一の工程で建屋の柱と屋根架
構とを構築し、第二の工程で機器,設備を吊下手段で吊
り込んで定められた位置に設置し、第三の工程で外周架
構を構築することによって、建屋を構築する構成とし
た。これにより、建屋の柱と屋根架構を構築した時点
で、外周架構の構築に先立って機器,設備を設置するよ
うにしたので、外周架構の構築作業と並行して機器,設
備の試運転等を行うことができ、これによって機器,設
備の運転開始を早期化することが可能となる。また、第
一の工程において前記柱を構築するに際して、まず、仮
設支柱の上部に建屋の屋根架構を設けた後、柱の全長の
うちの一部を立設し、しかる後に仮設支柱および屋根架
構のクライミング作業と、柱延長作業とを交互に繰り返
す構成とした。これにより、地上において屋根架構の構
築作業を行うことができ、高所作業を大幅に削減して作
業の安全性を大幅に向上させることができる。また、屋
根架構に例えばホイストクレーン等の揚重手段を備える
ことによって、特に他の揚重機器等を地上に設置するこ
となく建屋の施工を行うことができ、従来の工法では建
屋を構築することができなかった狭隘な敷地であっても
建屋を構築することが可能となる。
【0033】請求項2に係る建屋の構築方法によれば、
第一の工程の後に、構築した屋根架構の下面に一定長の
外周架構を先付けし、しかる後に第二の工程を行う構成
とした。これにより、先付けした外周架構によって屋根
架構と柱とから構成される架構が強固なものとなり、第
二の工程で機器や設備を吊り込むに際して、その荷重に
抗することが可能となる。この結果、機器や設備を吊り
込むための剛性確保のためだけに設置する仮設の補強部
材を最小限とすることができ、これとともに屋根架構等
を構成する部材の断面を最小限まで小さくしてコストを
抑さえることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建屋の構築方法を適用して構築し
た建屋の一例を示す平面図および側面図である。
【図2】前記建屋の構築方法の工程を示す図であって、
仮設支柱と屋根架構とを構築した状態を示す平面図およ
び正面図である。
【図3】同、柱を一定長構築し、仮設支柱と屋根架構と
リフトアップした状態を示す平面図および正面図であ
る。
【図4】同、柱の全長の構築が完了し、最上部の外周架
構を取り付けている状態を示す平面図および側面図であ
る。
【図5】同、前記最上部の他の外周架構を取り付けてい
る状態を示す平面図および正面図である。
【図6】同、建屋に収容する機器の上半部を搬入した状
態を示す平面図および側面図である。
【図7】同、前記機器の下半部を搬入した状態を示す平
面図および側面図である。
【図8】同、前記機器の設置が完了した状態を示す平面
図および正面図である。
【符号の説明】
1 ボイラー(機器) 2 建屋 3 柱 4 屋根架構 5 外周架構 20 仮設支柱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型の機器や設備等を収容する建屋の構
    築方法であって、前記建屋の柱を構築した後、該柱上に
    屋根架構を構築する第一の工程と、収容すべき前記機
    器,設備を前記屋根架構に備えた吊下手段で吊り込んで
    定められた位置に設置する第二の工程と、前記建屋の外
    周をなす外周架構を構築する第三の工程とからなり、 前記第一の工程において前記柱を構築するに際しては、
    まず、一定長の仮設支柱を形成して、該仮設支柱の上部
    に前記建屋の屋根架構を一体に設けた後、前記柱の全長
    のうちの一部を立設し、しかる後に、前記仮設支柱に備
    えたジャッキアップ手段で前記柱に反力を得て前記仮設
    支柱と屋根架構とを一体にクライミングさせるクライミ
    ング作業と、クライミングさせた該屋根架構の下方にお
    いて前記柱を延長構築する柱延長作業とを交互に繰り返
    すようにしたことを特徴とする建屋の構築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建屋の構築方法におい
    て、前記第一の工程の後に、前記第一の工程で構築した
    屋根架構の下面に前記外周架構の一部を先付けして前記
    柱と一体化し、しかる後に前記第二の工程を行うことを
    特徴とする建屋の構築方法。
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CN109399432A (zh) * 2018-11-23 2019-03-01 燕山大学 一种自爬升井道作业平台

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