JPH04161565A - 大空間建物の構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えば体育館、格納庫、倉庫のような大空間
建物の構築方法に関する。

［従来の技術１ 従来、この種の大空間建物の構築方法としては、第８図
（Ａ）〜（’Ｅ　）に示すように、Ａ、建物の所定位置
に本設柱９を立設し、Ｂ、該本設柱９の間に仮設柱１０
を組み立て、Ｃ１これらの本設柱９および仮設柱１０上
にトラス架構屋根１１を構築し、 Ｄ、仮設柱１１上のジヤツキ１２をジヤツキダウンして
仮設柱１０を該仮設柱１１がら切り離し、仮設柱１１を
仮想線状態から実線状態のように本設柱９に受けさせ、 Ｅ、仮設柱１１を解体撤去して、大空間建物を完成させ
るか、 あるいは、第９図（Ａ）〜（Ｅ）に示すように、Ａ、ま
ず仮設柱１３を組み立て、 Ｂ、）ラス架構屋根１４を地上で組み上げ、Ｃ０該トラ
ス架構屋根１４を仮設柱１３上に取り付けたリフトアッ
プ用ジヤツキ１５により１ノ７トア・ノブし、 Ｄ、す７　ドアツブしたトラス架構屋根１４の下に本設
柱１６を立設した後、トラス架構屋根１４をり７トダウ
ンして本設柱１６」二に固定架設し、Ｅ、仮設柱１３を
解体撤去して、大空間建物を完成させていた。

［発明が解決しようとする課題１ しかしながら、上記従来の大空間建物の構築方法のうち
前者のジャッキグウンエ法は、トラス架構屋根を高所で
組み立てるため、危険作業となるばかりでなく工期が長
くなって不経済となる等の問題点があり、一方、後者の
り７トアンブエ法は、仮設柱がトラス架構屋根の全荷重
を支えるために大規模となり、工期や工費の点で無駄か
多い等の問題点があった。

本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、仮設柱を小規模化し
て工費を節約すると共に工期も短くすることができ、安
全性および品質管理を向上せしめることのできる大空間
建物の構築方法を提供するものである。

［課題を解決するための手Ｖｉ］ 本発明の大空間建物の構築方法は、建物の適宜位置に立
設した本設柱を支持ジヤツキを介して補強用仮設柱によ
り補強し、該本設柱の頂部に取り付けたりフトアンプ用
ジャッキにより、地」二で組み上げたトラス架構屋根を
リフトアップして本設柱の頭部に固定架設し、架設完了
後に」二層支持ジャッキをジャッキダウンせしめて本設
柱から補強用仮設柱を切り離し、該補強用仮設柱を解体
撤去することを特徴とする。

なお、必要に応じて本設柱の開にリフトアップ用仮設柱
を仮設し、その頂部に取りイマ１けたリフトアンプ用ジ
ヤツキによりトラス架構屋根の上記り７トアンプ作業を
補助せしめる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図において、１は本設柱であって、構築すべき建物
の四隅に立設される。本実施例の本設柱１はトラス柱で
あるが、本発明はこれに限定するものではなく、鋼柱、
プレート柱等の鉄骨柱、鉄筋コンクリート柱、鉄骨鉄筋
コンクリート柱のいずれであってもよい。

２は補強用仮設柱であって、第２図からも明らかなよう
に、支持ジヤツキ３を介して本設柱１を補強する。

また、上記本設柱１の頂部にはリフトアップ用ジヤツキ
４か゛取リイ寸（すられる。

５はリフトアップ用仮設柱であって、上記本設柱１の中
間位置に必要に応して設置される。該リフトアップ用仮
設柱５の頂部には、第３図に示すように、す７トアンプ
用ジャッキ６が取り付けられる。

上記本設柱１および仮設柱２，５の構築後、あるいはこ
れらの構築作業と併行して、第４図に示すように、トラ
ス架構屋根７を地上で組み上げる。

該トラス架構圧＠１は、第５図からも明らかなように、
立体トラス構造となっているが、大スパンの架構に十分
耐え得るような構造であればいずれでもよく、これに限
定するものではない。

トラス架構屋根７の地組みが完了すると、上記１Ｊ７ト
アツプ用ジャッキ４から吊り降ろした吊上げワイヤー８
の下端部をトラス架構屋根７の端部に緊結し、リフトア
ップ用ジャッキ４によりトラス架構屋根７をリフトアッ
プする。

第６図に示すように、トラス架構屋根７がリフトアップ
されて本設柱１の頭部に取り付は固定されると、該本設
柱１およびトラス架構屋根７は大空間の架構建物として
一体化される。

本設柱１とトラス架構屋根７が一体化されると、本数柱
１を補強支持している支持ジャッキ３をジヤツキダウン
して、補強用仮設柱２を本設柱１から切り離し、トラス
架構屋根７の全荷重を本設柱１に移し替える。

この仮設時の状態から本設時の荷重の移し替えは、荷重
伝達が円滑になるよう２工程となり、その方法には、リ
フトアップ用ジヤツキ４を解放してから支持ジヤツキ３
のジヤツキダウンを行う方法と、逆に支持ジャッキ３の
ジャッキダウンを行つでからリフトアップ用ジヤツキ４
を解放する方法があり、いずれの方法でもよい。

続いて、本設柱１から切り離された補強用仮設柱２を解
体撤去すると同時にリフトアップ用仮設柱５も解体撤去
して、第７図に示すような、大空間建物を構築する。

［発明の効果１ １）　リフトアップ用の柱として本設柱を主体とし、仮
設柱は本設柱を補強して補助的に使用するようにしたの
で、仮設柱を小規模化することができると共に、仮設柱
の組み立て及び解体撤去が簡素化されるので、工費を低
減せしめると共に工期を短縮化することができる。

２）　トラス架構屋根を地上で組み立てるため、高所作
業が少なくなり、特に強風時などに作業の安全が確保で
きる。

３）仮設柱に過大な荷重かかからないため、仮設柱の基
礎も簡素化することができ、本設柱の基礎のみを設計の
上で考慮すれはよい。

４）荷重の伝達が２工程となり、−度に大トな荷重伝達
をしないで、安全性と精度の確認ができる。

５）本設時の状態と仮設時の応力状態がほぼ似ているた
め、本設鉄骨トラスを少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本設柱と補強用仮設柱の構築状態を示す施工説
明図、第２図は補強用仮設柱による本設柱の補強状態を
示す斜視図、第３図はリフトアップ用仮設柱の斜視図、
第４図はトラス架構屋根の地組み状態を示す施工説明図
、！＠５図は第４図の平面図、第６図はリフトアップ状
態を示す施工説明図、第７図は大空間建物の施工完了状
態を示す側面図、第８図（Ａ）〜（Ｅ）及び第９図（Ａ
）〜（Ｅ）は、各々従来の構築方法の施工説明図である
。 １・・・本設柱、２・・・補強用仮設柱、３・・・支持
ジヤツキ、４・・・す７トア・ンブ用ジャンキ、５・・
・す７１−ア・ンプ用仮設柱、６・・・す７トアツプ用
ジヤツキ、７・・・トラス架構屋根、８・・・吊りワイ
ヤー。 第８ （Ｃ） （Ｄ） （Ｅ） ■ （Ａ） （Ｂ） 第９ （Ｃ） ■ （Ａ） （Ｅ） （Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、建物の適宜位置に立設した本設柱を支持ジャッキを
   介して補強用仮設柱により補強し、該本設柱の頂部に取
   り付けたリフトアップ用ジャッキにより、地上で組み上
   げたトラス架構屋根をリフトアップして本設柱の頭部に
   固定架設し、架設完了後に上記支持ジャッキをジャッキ
   ダウンせしめて本設柱から補強用仮設柱を切り離し、該
   補強用仮設柱を解体撤去することを特徴とする大空間建
   物の構築方法。 ２、本設柱の間にリフトアップ用仮設柱を仮設し、その
   頂部に取り付けたリフトアップ用ジャッキによりトラス
   架構屋根の上記リフトアップ作業を補助せしめることを
   特徴とする請求項１に記載の大空間建物の構築方法。