JPH08103029A - バッテリパック、充電器、および充電用アダプタ - Google Patents

バッテリパック、充電器、および充電用アダプタ

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JPH08103029A
JPH08103029A JP6237291A JP23729194A JPH08103029A JP H08103029 A JPH08103029 A JP H08103029A JP 6237291 A JP6237291 A JP 6237291A JP 23729194 A JP23729194 A JP 23729194A JP H08103029 A JPH08103029 A JP H08103029A
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Japan
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voltage
battery pack
fet
terminal
charging
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JP6237291A
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Yasuhito Eguchi
安仁 江口
Isao Ueda
功 上田
Akira Sanpei
晃 三瓶
Hisashi Aoki
久 青木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリチャージ期間(プリチャージにかかる時
間)を短くする。 【構成】 2次電池AおよびBが放電状態でないとき、
FET3がオフされる。従って、充電中は、FET3は
オフにされ、充電電流は、寄生ダイオード3Aを介して
流れる。従って、充電器102から見たバッテリパック
の端子EC+とEC−との間の電圧(端子電圧)は、直
列に接続された2次電池AおよびBの電圧より、寄生ダ
イオード3Aによる電圧降下分だけ高くなるので、充電
電流がFET3を介して流れる場合に比較して、プリチ
ャージを終了する電圧に、より速く到達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充電の際に、その電圧
が所定の値になるまでの間、小電流で、いわゆるプリチ
ャージが行われるバッテリパック、充電用アダプタ、並
びに充電器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のバッテリパックの一例
の構成を示している。2次電池AまたはBは、例えばリ
チウムイオン系の電池で、それぞれ満充電電圧が、例え
ば4.2Vのものとされており、これらは直列に接続さ
れている。また、2次電池Aの+端子は、端子EB+に
接続されており、また2次電池Bの−端子は、2次電池
AおよびBに直列に接続されたFET3および4を介し
て、端子EB−に接続されている。従って、このバッテ
リパックによれば、その端子EB+とEB−とから、
8.4(=4.2×2)Vの電圧を、負荷に印加するこ
とができるようになされている(但し、これは、2次電
池AおよびBが満充電状態にあるときで、その使用とと
もに電圧は低下していく)。
【0003】制御回路1は、2次電池Aの+端子と、2
次電池Bの−端子との間に接続されており、その間の電
圧、即ち直列に接続された2次電池AおよびBの電圧
(以下、適宜、電池電圧という)を検出するようになさ
れている。また、制御回路1は、端子DOとCOを有
し、それぞれは、FET(NチャネルMOS FET)
3またはFET(NチャネルMOS FET)4のゲー
ト(G)に接続されている。
【0004】FET3のソース(S)は、制御回路1と
2次電池Bの−端子との接続点(V−)に接続されてお
り、そのドレイン(D)は、FET4のドレインと接続
されている。FET4のソースは、端子EB−と接続さ
れている。
【0005】FET3には、そのソースとドレインとの
間に、2次電池AおよびBの充電電流が流れる方向に
(2次電池AおよびBの放電電流が流れない方向に)、
寄生ダイオード3Aが形成されている。また、FET4
には、そのソースとドレインとの間に、2次電池Aおよ
びBの放電電流が流れる方向に(2次電池AおよびBの
充電電流が流れない方向に)、寄生ダイオード4Aが形
成されている。
【0006】制御回路1は、通常(2次電池AおよびB
の電圧が、所定の範囲の電圧である場合)、その端子D
OおよびCOからLおよびHレベルのうちの、例えばH
レベル(FET3および4をオンにするレベル)を出力
している。このHレベルは、FET3および4のゲート
に印加され、これによりFET3および4は、通常、オ
ン状態にされている。
【0007】従って、端子EB+とEB−との間に、負
荷(図示せず)が接続された場合、2次電池Aおよび
B、端子EB+、負荷、端子EB−,FET4(FET
4のソースおよびドレイン)、FET3(FET3のド
レインおよびソース)の経路で、放電電流が流れる。
【0008】このとき、制御回路1は、電池電圧を検出
しており、これが、所定の第1の基準電圧(2次電池A
およびBが過放電状態になるおそれがある電圧)(例え
ば、5Vなど)より小さくなると、その端子DOの出力
レベルを、HレベルからLレベル(例えば、グランドレ
ベル(0V))にする。これにより、FET3のゲート
には、Lレベルが印加され、FET3はオフにされる。
FET3の寄生ダイオード3Aは、充電電流が流れる方
向、即ち放電電流がながれない方向に接続されているた
め、FET3がオフにされると、放電電流は遮断され
る。これにより、過放電が防止される。
【0009】そして、この状態において、端子EB+と
EB−との間に、充電器(図10においては図示せず)
が接続され、2次電池AおよびBに対する充電が開始さ
れた場合、充電器、端子EB+、2次電池AおよびB,
寄生ダイオード3A、FET4の経路で、充電電流が流
れる。しかしながら、この場合、寄生ダイオード3Aで
は、FET3のソース・ドレイン間に比較して(FET
3(FET4も同様)に、ある程度のレベルの電圧がゲ
ートに印加されている場合、そのオン抵抗が小さな値に
なるので、そのソース・ドレイン間の電圧降下は微小な
ものである)、例えば約0.6乃至0.8V程度の大き
な電圧降下が生じるので、効率的な充電を行うことがで
きない。
【0010】そこで、制御回路5は、充電が開始される
と、即ち充電器が接続されると、例えばそれにより生じ
る電圧降下(例えば、1V程度の電圧降下)を検出し、
その後、端子DOの出力レベルを、強制的にLレベルか
らHレベルにする。これにより、FET3のゲートに
は、Hレベルが印加され、FET3はオンにされる。そ
して、充電器、端子EB+、2次電池AおよびB,FE
T3,FET4の経路で、充電電流が行われる。
【0011】充電が行われている間、制御回路1は、や
はり電池電圧を検出しており、これが、所定の第2の基
準電圧(2次電池AおよびBが過充電状態になるおそれ
がある電圧)(例えば、8.4Vなど)より大きくなる
と、その端子COの出力レベルを、HレベルからLレベ
ル(例えば、グランドレベル(0V))にする。これに
より、FET4のゲートには、Lレベルが印加され、F
ET4はオフにされる。FET4の寄生ダイオード4A
は、放電電流が流れる方向、即ち充電電流がながれない
方向に接続されているため、FET4がオフにされる
と、充電電流は遮断される。これにより、過充電が防止
される。
【0012】そして、この状態において、端子EB+と
EB−との間に、再び負荷が接続され、2次電池Aおよ
びBの放電が開始された場合、負荷、端子EB+、2次
電池AおよびB,FET3、寄生ダイオード4Aの経路
で、放電電流が流れる。しかしながら、この場合、寄生
ダイオード4Aでは、上述した寄生ダイオード3Aと同
様に大きな電圧降下が生じるので、効率的な放電を行う
ことができない。
【0013】そこで、制御回路1は、放電が開始される
と、即ち負荷が接続されると、例えばそれにより生じる
電圧降下(例えば、0.4V程度の電圧降下)を検出
し、その後、端子DOの出力レベルを、強制的にLレベ
ルからHレベルにする。これにより、FET4はオンに
され、効率的な放電が行われる。
【0014】次に、図11は、以上のようなバッテリパ
ック101を充電する、従来の充電器の一例の構成を示
している。電源回路32は、例えば直列に接続された2
次電池AおよびBの満充電電圧(いまの場合、上述した
ように8.4V)と等しい電圧を発生し、充電電流を供
給するようになされている。電源回路32の+端子は、
抵抗RとスイッチSWの並列回路を介して、充電器10
2の端子EC+に接続されており、また、その−端子
は、充電器102の端子−に接続されている。
【0015】従って、バッテリパック101の端子EB
+またはEB−を、端子EC+またはEC−にそれぞれ
接続することにより、バッテリパック101の充電を行
うことができる。
【0016】ここで、バッテリパック101が、例えば
VTRとビデオカメラとが一体にされたカムコーダ10
3で使用されるものである場合、カムコーダ103をV
TRとして動作させるとき、カムコーダ103を充電器
102にセットして、その電源をとることができれば便
利である。また、充電器102を電源として、カムコー
ダ103を動作させながら、同時に、バッテリパック1
01の充電を行うことができれば、さらに便利である。
【0017】そこで、この充電器102は、バッテリパ
ック101の充電用の端子EB+およびEB−の他、カ
ムコーダ103への電源供給用の端子EC’+およびE
C’−も備えている。端子EC’+は、電源回路32の
+端子と抵抗RおよびスイッチSWでなる並列回路との
接続点と、端子EC’−は、電源回路32の−端子と端
子EC−との接続点と、それぞれ接続されており、これ
により端子EC’+およびEC’−に、カムコーダ10
3を接続すれば、カムコーダ103に電源を供給するこ
とができるようになされている。
【0018】ところで、いま、抵抗RおよびスイッチS
Wでなる並列回路が設けられていない、即ち電源回路3
2の+端子と、端子EC+とが直接接続された充電器1
02を考えた場合、この充電器102に、バッテリパッ
ク101を接続すると、端子EC+とEC−との間の電
圧は、バッテリパック101の電圧(端子電圧)(バッ
テリパック101の端子EB+とEB−との間の電圧)
と等しくなる。
【0019】さらに、電源回路32の+端子と、端子E
C+とが直接接続されている場合、端子EC’+とE
C’−との間の電圧は、端子EC+とEC−との間の電
圧に等しくなるから、カムコーダ103に供給される電
圧は、バッテリパック101の電圧に等しくなる。
【0020】従って、バッテリパック101の端子電圧
が、カムコーダ103が動作するのに必要な電圧(カム
コーダ103が内蔵するCPU(図示せず)の正常動作
を保証するのに必要な最低の電圧)より低くなっている
場合、充電器102に、バッテリパック101およびカ
ムコーダ103の両方を接続したときには、カムコーダ
103が正常に動作しなくなる。
【0021】即ち、バッテリパック101が、過放電状
態に近い状態にあるとき、その端子電圧が、例えば約5
V程度に下がり、またカムコーダ103が動作するのに
必要な電圧が、例えば約5.8V程度であるとすると、
過放電状態に近い状態にあるバッテリパック101とカ
ムコーダ103の両方を、充電器102に接続したとき
には、カムコーダ103の正常動作は保証されなくな
る。
【0022】そこで、充電器102には、抵抗Rおよび
スイッチSWでなる並列回路と、スイッチSWを制御す
るスイッチ制御回路33が設けられている。スイッチ制
御回路33は、端子EC+とEC−との間の電圧(つま
り、バッテリパック101の電圧)を検出し、その電圧
が、カムコーダ103が正常に動作するのに必要な電圧
である5.8V以上である場合、スイッチSWをオン状
態にし、5.8V未満である場合、スイッチSWをオフ
状態にする。
【0023】スイッチSWがオフの場合、充電電流は、
抵抗Rを介して、バッテリパック101に供給される。
いま、バッテリパック101の電圧が、例えば5Vであ
った場合には、抵抗Rで、約3(≒8.4−5)Vの電
圧降下が生じ、これによりカムコーダ103には、電源
回路32が発生する8.4Vの電圧が印加されることに
なる。
【0024】ところで、この場合、抵抗Rとしては、例
えば100Ω程度のものが用いられる。従って、この抵
抗Rを介して、バッテリパック101の充電を行う場
合、その充電電流は、約30mA(=3V/100Ω)
程度と小さなものとなり、この状態で充電を行っていっ
たのでは、充電が完了するまでに、かなりの時間を要す
ることになる。
【0025】そこで、スイッチ制御回路33は、上述し
たように、バッテリパック101の電圧が、カムコーダ
103が正常に動作するのに必要な電圧である5.8V
になると、スイッチSWをオン状態にする。これによ
り、充電電流は、スイッチSWを介して流れるので、大
きな充電電流で、バッテリパック101の充電が行われ
ることになる。従って、バッテリパック101の電圧が
5.8Vになった後は、短時間で、充電が終了すること
になる。
【0026】ここで、図12は、充電器102に、カム
コーダ103が装着(接続)されている場合に、端子電
圧が5Vのバッテリパック101が、さらに装着(接
続)されたときの、バッテリパック101の電圧(端子
電圧)、およびカムコーダ103への供給電圧の時間変
化を示している。バッテリパック101が充電器102
に装着される前は、カムコーダ103には、電源回路3
2が発生する8.4Vの電圧が供給されている。そし
て、バッテリパック101が装着されると、スイッチS
Wがオフ状態にされ、これにより、カムコーダ103に
は、そのまま8.4Vの電圧が供給され続ける。
【0027】一方、バッテリパック101に対しては、
抵抗Rを介して、小さな充電電流による充電が開始され
る。そして、その端子電圧が5.8Vになると、スイッ
チSWがオン状態にされ、これにより、スイッチSWを
介して、大きな充電電流による充電が開始される。な
お、このように大きな充電電流による充電が開始された
とき、バッテリパック101の端子電圧は、瞬時に、例
えば0.3V程度上昇する。これは、2次電池Aおよび
Bの内部抵抗によるロス分である。どの程度上昇するか
は、例えば温度や、2次電池AおよびBの容量、その新
旧などによってばらつきがある。
【0028】スイッチSWがオン状態にされると、カム
コーダ103への供給電圧は、バッテリパック101の
電圧と同じになる。
【0029】なお、スイッチSWがオン状態になると、
カムコーダ103に供給される電圧は、一瞬、バッテリ
パック101の電圧である5.8Vになるが、この電圧
は、カムコーダ103が正常に動作可能な電圧であるか
ら、問題はない。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところで、充電器10
2では、図12に示すように、スイッチSWがオフ状態
になってからオン状態になるまでの、微小電流による充
電(以下、プリチャージという)の期間(プリチャージ
期間)が、所定の時間より長いと、バッテリパック10
1が故障等しているものとして、例えば充電を中止する
などのバッテリーエラー処理を行うようになされてい
る。そして、従来、プリチャージの時間検出(プリチャ
ージ期間の検出)は、例えばソフトウェアなどで実現さ
れている。
【0031】従って、例えばバッテリパック101(2
次電池AおよびB)が、容量の大きいものに変更された
場合には、プリチャージ期間が長くなるので、これを充
電器102で充電した場合には、バッテリパック101
が故障等していないにも関わらず、バッテリエラー処理
が行われることになる。
【0032】これを防止するためには、上述したソフト
ウェアを変更する方法があるが、この方法では、製造者
側は、容量の異なるバッテリパック用にソフトウェアを
変更した、新たな充電器を製造、販売する必要があり、
また需要者側は、その充電器を、新たに購入しなければ
ならない。
【0033】さらに、バッテリパック101の容量が大
きなものに変更された場合には、新たな充電器を使用し
たとしても、プリチャージ期間が長いので、充電完了ま
でにかなりの時間がかかるようになる(バッテリパック
101の電圧を5Vから5.8Vに上昇させるのに必要
な容量が、例えば120mAHである場合には、プリチ
ャージだけで、4時間(=120mAH/30mA)か
かることになる)。
【0034】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、プリチャージ期間を短くすることができ
るようにするものである。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明のバッテリパック
は、2次電池(例えば、図1に示す2次電池AおよびB
など)と、2次電池の放電電流をオン/オフする、2次
電池と直列に接続されたスイッチング手段(例えば、図
1に示すFET3など)と、2次電池の放電または充電
状態を検出し、その検出結果に対応して、スイッチング
手段を制御する制御手段(例えば、図1に示すオペアン
プ2など)とを備えるバッテリパックにおいて、スイッ
チング手段は、2次電池の充電電流または放電電流が入
出力される第1および第2の入出力端子(例えば、ソー
スおよびドレインなど)と、オンまたはオフのための制
御電圧が印加される制御端子(例えば、ゲートなど)
と、2次電池の充電電流が流れる方向に配置された寄生
ダイオード(例えば、図1に示す寄生ダイオード3Aな
ど)とを有するFETを含み、制御手段は、2次電池が
放電状態にないとき、または充電状態にあるとき、FE
Tをオフさせ、寄生ダイオードを介して充電電流を流さ
せることを特徴とする。
【0036】このバッテリパックにおいては、2次電池
の電圧を検出する電圧検出手段(例えば、図1に示すツ
ェナーダイオードDAなど)をさらに備える場合、制御
手段には、電圧検出手段により検出された電圧が所定値
以上であるとき、FETをオンさせることができる。ま
た、制御手段には、第1および第2の入出力端子の間の
電位差に基づいて、2次電池の放電または充電状態を検
出させることができる。さらに、制御手段には、第1お
よび第2の入出力端子の間に放電電流が流れたときに、
その間の電位差が所定の値となるような制御電圧を、制
御端子に印加させ、第1および第2の入出力端子の間
に、放電電流が流れる方向に、所定の値以上の電位差が
生じているとき、2次電池が放電状態にあると判定させ
ることができる。
【0037】本発明の充電用アダプタは、充電時に、バ
ッテリパックと、充電器との間に装着される充電用アダ
プタであって、充電器からバッテリパックへ供給される
充電電流が入出力される第1および第2の入出力端子
(例えば、ソースおよびドレインなど)と、オンまたは
オフのための制御電圧が印加される制御端子(例えば、
ゲートなど)と、充電電流が流れる方向に配置された寄
生ダイオード(例えば、図8に示す寄生ダイオード5A
など)とを有するFET(例えば、図8に示すFET5
など)と、バッテリパックの電圧を検出する電圧検出手
段(例えば、図8に示すツェナーダイオードDBなど)
とを備え、電圧検出手段により検出された電圧が所定の
値未満のとき、FETはオフされ、充電電流は、寄生ダ
イオードを介して流れ、電圧検出手段により検出された
電圧が所定の値以上であるとき、FETはオンされ、充
電電流は、第1および第2の入出力端子を介して流れる
ことを特徴とする。
【0038】本発明の充電器は、バッテリパックを充電
する充電器であって、バッテリパックに充電電流を供給
する供給手段(例えば、図9に示す電源回路32など)
と、バッテリパックへ供給される充電電流が入出力され
る第1および第2の入出力端子(例えば、ソースおよび
ドレインなど)と、オンまたはオフのための制御電圧が
印加される制御端子(例えば、ゲートなど)と、充電電
流が流れる方向に配置された寄生ダイオード(例えば、
図9に示す寄生ダイオード6Aなど)とを有するFET
(例えば、図9に示すFET6など)と、バッテリパッ
クの電圧を検出する電圧検出手段(例えば、図9に示す
ツェナーダイオードDCなど)とを備え、電圧検出手段
により検出された電圧が所定の値未満のとき、FETは
オフされ、充電電流は、寄生ダイオードを介して流れ、
電圧検出手段により検出された電圧が所定の値以上であ
るとき、FETはオンされ、充電電流は、第1および第
2の入出力端子を介して流れることを特徴とする。
【0039】
【作用】本発明のバッテリパックにおいては、2次電池
AおよびBが放電状態にないとき、または充電状態にあ
るとき、FET3がオフになり、寄生ダイオード3Aを
介して充電電流が流れる。従って、充電時、バッテリパ
ックの電圧は、寄生ダイオード3Aによる電圧降下分だ
け高くなるので、プリチャージ期間を短くすることがで
きる。
【0040】本発明の充電用アダプタにおいては、充電
時に、バッテリパックと、充電器との間に装着され、バ
ッテリパックの電圧が所定の値未満のとき、FET5は
オフされ、充電電流は、寄生ダイオード5Aを介して流
れる。また、バッテリパックの電圧が所定の値以上であ
るとき、FET5はオンされ、充電電流は、FET5の
ソースおよびドレインを介して流れる。従って、FET
5がオフのとき、充電器から、充電用アダプタを介して
見たバッテリパックの電圧は、寄生ダイオード5Aによ
る電圧降下分だけ高くなるので、プリチャージ期間を短
くすることができる。
【0041】本発明の充電器においては、電源回路32
からバッテリパックに充電電流が供給される。そして、
バッテリパックの電圧が所定の値未満のとき、FET6
はオフされ、充電電流は、寄生ダイオード6Aを介して
流れる。また、バッテリパックの電圧が所定の値以上で
あるとき、FET6はオンされ、充電電流は、FET6
のソースおよびドレインを介して流れる。従って、FE
T6がオフのとき、電源回路32から見たバッテリパッ
クの電圧は、寄生ダイオード6Aによる電圧降下分だけ
高くなるので、プリチャージ期間を短くすることができ
る。
【0042】
【実施例】図1は、本発明のバッテリパックの一実施例
の構成を示している。なお、図中、図10および図11
における場合と対応する部分については、同一の符号を
付してある。即ち、このバッテリパックにおいては、制
御回路1の端子DOが、NPNトランジスタTr1およ
びオペアンプ2を介して、FET3のゲートに接続され
ている。
【0043】具体的には、制御回路1の端子DOは、ト
ランジスタTr1のベースに接続され、そのコレクタ
は、制御回路1と2次電池Aの+端子との接続点に、そ
のエミッタは、オペアンプ2をアクティブにする端子
(以下、適宜、アクティブ端子という)に、それぞれ接
続されている。そして、オペアンプ2の出力端子が、F
ET3のゲートに接続されている。
【0044】また、オペアンプ2の非反転入力端子
(+)は、抵抗RCを介して、端子EB−とFET4の
ソースとの接続点に接続されている。さらに、オペアン
プ2の反転入力端子(−)は、抵抗RAとRBとの接続点
に接続されている。なお、オペアンプ2は、その非反転
入力端子に印加される電圧が、反転入力端子に印加され
る電圧より大きい場合は、その電圧の差に対応する電圧
を出力し、またその非反転入力端子に印加される電圧
が、反転入力端子に印加される電圧以下である場合は、
0レベルを出力するようになされている。
【0045】抵抗RAの、抵抗RBと接続されていない方
の一端は、2次電池Aの+端子と端子EB+との接続点
に接続され、抵抗RBの、抵抗RAと接続されていない方
の一端は、2次電池Bの−端子と端子EB−との接続点
に接続されている。
【0046】ツェナーダイオードDAは、そのカソード
が、2次電池Aの+端子と端子EB+との接続点に、ア
ノードが、オペアンプ2の非反転入力端子と抵抗RCと
の接続点に、それぞれ接続されている。なお、ツェナー
ダイオードDAのツェナー電圧は、カムコーダ103の
動作を保証する電圧である5.8V以上とされている
(上限は、充電器102が充電を停止するバッテリパッ
クの電圧(例えば、満充電電圧である8.4V)から、
FET3の寄生ダイオード3Aの電圧降下分である0.
7Vを減算した値である)。
【0047】次に、図2は、制御回路1の詳細構成例を
示している。電圧検出回路11では、2次電池Aおよび
Bの電圧(直接に接続された2次電池AおよびBの、2
次電池Aの+端子と、2次電池Bの−端子との間の電
圧)、即ち電池電圧が検出される。電圧検出回路11に
より検出された電圧(電池電圧)は、判定回路12に供
給される。判定回路12は、電圧検出回路11からの電
圧が、第1の基準電圧より小さいか否かと、第2の基準
電圧より大きいか否かを判定する(但し、第1の基準電
圧<第2の基準電圧)。そして、判定回路12は、その
判定結果に対応して、ゲートドライブ回路13を制御す
る。
【0048】即ち、判定回路12は、電圧検出回路11
からの電池電圧が、第1の基準電圧より小さい場合、ゲ
ートドライブ回路13に、端子DOからLレベルを出力
させるとともに、端子COからHレベルを出力させる。
また、判定回路12は、電圧検出回路11からの電圧
が、第1の基準電圧以上、かつ第2の基準電圧以下であ
る場合、ゲートドライブ回路13に、端子DOからHレ
ベルを出力させるとともに、端子COからHレベルを出
力させる。さらに、判定回路12は、電圧検出回路11
からの電圧が、第2の基準電圧より大きい場合、ゲート
ドライブ回路13に、端子DOからHレベルを出力させ
るとともに、端子COからLレベルを出力させる。
【0049】また、判定回路12は、端子COまたはD
Oの出力レベルがLレベルである場合に、電圧検出回路
11から供給されている電圧が所定のレベルだけ降下す
ると、前述したように、端子COまたはDOの出力レベ
ルを強制的にHレベルにさせる。
【0050】以上のようにして、制御回路1の端子DO
およびCOからは、図10で説明した場合と同様のレベ
ルの信号が出力される。
【0051】ゲートドライブ回路13が内蔵するグラン
ドレベルシフト回路14は、充電時、FET4のソース
の電圧レベル(図1において、点bの電圧レベル)に、
端子COのグランドレベルをシフトさせる。これによ
り、端子COからLレベルが出力された場合、FET4
が正常に動作するように、即ちFET4がオフするよう
になされている。
【0052】なお、図1においては、制御回路1(グラ
ンドレベルシフト回路14)と、点bとの接続線を省略
してある。また、放電中に、制御回路1の端子DOか
ら、過放電防止のためLレベルが出力される場合におい
ては、FET3のソースの電圧レベル(図1において、
点aの電圧レベル)は、2次電池Bの−端子の電位に等
しいから、即ち放電時では、バッテリパックにおいて最
も低い電位となるから、特に、端子DOのグランドレベ
ルをシフトする必要はない。
【0053】図1に戻り、その動作について説明する。
まず、2次電池AおよびBが、ある程度充電された状態
にある場合(第1の基準電圧以上、第2の基準電圧以下
である場合)、制御回路1の端子DOおよびCOから
は、上述したようにHレベルが出力される。従って、F
ET4は、上述したようにオン状態になる。
【0054】一方、端子DOから出力されるHレベル
は、トランジスタTr1のベースに印加され、これによ
りトランジスタTr1はオン状態になり、これにより2
次電池Aの+端子から、トランジスタTr1を介して、
オペアンプ2のアクティブ端子に所定のレベルの電圧が
印加される(以下、適宜、「アクティブ端子にHレベル
が印加される」という)。すると、オペアンプ2はアク
ティブになる(動作状態になる)。
【0055】電池電圧(2次電池AおよびBの電圧)
が、ツェナーダイオードDAのツェナー電圧以上である
場合、オペアンプ2の非反転入力端子には、その電池電
圧が、ツェナーダイオードDAを介して印加される。ま
た、オペアンプ2の反転入力端子には、電池電圧を、抵
抗RAおよびRBで分圧した電圧(電池電圧を、Eとした
場合、RB×E/(RA+RB))が印加される。従っ
て、オペアンプ2の非反転入力端子に印加される電圧
は、その反転入力端子に印加される電圧より高く、さら
にオペアンプ2はアクティブなので、その出力端子から
は、Hレベルが出力される。これにより、FET3は、
オン状態になる。
【0056】一方、電池電圧が、ツェナーダイオードD
Aのツェナー電圧以上でない場合、オペアンプ2の非反
転入力端子には、電圧が印加されない。しかしながら、
バッテリパックに負荷が接続されると(端子EB+およ
びEC−に負荷が接続されると)、点bの電位は、接続
された負荷を介して、2次電池Aの+端子の電位とな
り、従ってオペアンプ2の非反転入力端子には、電池電
圧が、抵抗Rcを介して印加される。従って、電池電圧
が、ツェナーダイオードDAのツェナー電圧以上である
場合と同様に、オペアンプ2の出力はHレベルになり、
これによりFET3は、オン状態になる。
【0057】以上のように、FET3およびFET4が
ともにオン状態になるので、図10で説明した場合と同
様の経路で、放電電流が流れる。
【0058】そして、電池電圧(2次電池AおよびBの
電圧)が第1の基準電圧(2次電池AおよびBが過放電
状態になるおそれがある電圧)より小さくなると、制御
回路1は、端子DOの出力レベルを、HレベルからLレ
ベルにする。これにより、トランジスタTr1はオフに
なり、オペアンプ2のアクティブ端子には、電圧(Hレ
ベル)が印加されなくなる。すると、オペアンプ2は、
非アクティブ状態(動作しない状態)となり、その反転
入力端子および非反転入力端子に印加されている電圧に
関わらず、オペアンプ2からは電圧(Hレベル)が出力
されなくなる(オペアンプ2の出力レベルはLレベルに
なる)。従って、FET3は、オフ状態となり、過放電
が防止される。
【0059】次に、この状態において、バッテリパック
に(端子EB+とEB−との間に)、図11で説明した
充電器102が接続され、2次電池AおよびBに対する
充電が開始された場合、前述したように、充電器10
2、端子EB+、2次電池AおよびB,寄生ダイオード
3A、FET4の経路で、充電電流が流れる。従って、
この場合、寄生ダイオード3Aでは、所定の電圧降下
(ここでは、例えば0.7Vとする)が生じるので、前
述したように、充電の効率から考えれば、FET3をオ
ン状態にして、寄生ダイオード3Aではなく、FET3
を介して、充電電流を流す方が良い。
【0060】しかしながら、この場合、充電器102側
からバッテリパックの電圧(端子EB+とEB−との間
の電圧)を見ると、電池電圧より、寄生ダイオード3A
の電圧降下分である0.7Vだけ高い電圧となる。従っ
て、寄生ダイオード3Aを介して充電電流を流した方
が、FET3を介して充電電流を流す場合に比較して、
バッテリパックの電圧が、より速く、カムコーダ103
の動作を保証するのに必要な電圧である5.8Vになる
ことになる。
【0061】そこで、従来では、図10で説明したよう
に、充電器が接続されると、FET3をオン状態にする
ようになされていたが、図1のバッテリパックでは、充
電器102が接続されても、FET3を、即座にオン状
態にせず、オフ状態にしたままにしておくようになされ
ている。
【0062】即ち、充電器102が接続されると、制御
回路1は、端子DOの出力レベルを、LレベルからHレ
ベルにする。これにより、上述したように、トランジス
タTr1はオン状態になり、さらにオペアンプ2がアク
ティブ状態になる。
【0063】一方、図1において、充電電流は、点aか
らbの方向へ流れるから、点aの電位は、点bの電位よ
り高くなる。なお、FET4の電圧降下に比較して、寄
生ダイオード3Aの電圧降下は充分大きいので、点aと
bとの間の電位差は、寄生ダイオード3Aの電圧降下分
とほぼ同じになる。
【0064】いまの場合、電池電圧は、カムコーダ10
3の動作を保証するのに必要な電圧である5.8Vより
低く、従ってツェナーダイオードDAのツェナー電圧よ
り低いので、オペアンプ2の非反転入力端子または反転
入力端子には、点bまたはaの電位に対応する電圧が、
それぞれ印加される。即ち、オペアンプ2の非反転入力
端子と反転入力端子との間の電圧は、点bとaとの電位
差に等しい。従って、いまの場合、オペアンプ2の出力
は、0V(Lレベル)になり、FET3は、充電器10
2が接続されてもオン状態にならず、オフ状態のままと
され、充電電流は、ダイオード3Aを介して流れ続ける
ことになる。
【0065】次に、2次電池AおよびBが、ある程度充
電された状態にある場合に(第1の基準電圧以上、第2
の基準電圧以下であって、ツェナーダイオードDAのツ
ェナー電圧より低い場合に)、バッテリパックに負荷が
接続され、放電が行われるときには、上述したように、
FET3およびFET4がともにオン状態になるが、こ
の状態において、放電が中止され、充電器102が接続
された場合、次にようにして充電が行われる。
【0066】即ち、この場合、FET3およびFET4
がともにオン状態であるから、このFET3およびFE
T4を介して充電電流が流れる。上述したように、充電
電流は、点aからbの方向へ流れ、やはり点aの電位
は、点bの電位より高くなるので、アクティブ状態にあ
るオペアンプ2の出力は、HレベルからLレベルにな
る。従って、FET3は、オフ状態にされ、これにより
充電電流は、寄生ダイオード3Aを介して流れるように
なる。
【0067】図3は、充電器102に、カムコーダ10
3が装着(接続)されている場合に、図1に示した、端
子電圧が5Vになっているバッテリパックが、さらに装
着(接続)されたときの、そのバッテリパックの電圧
(端子電圧)、およびカムコーダ103への供給電圧の
時間変化を示している。なお、この図3は、前述した図
12に対応している。図12に示した、従来の場合(図
3においては、従来のバッテリパックの端子電圧を一点
破線で示してある)に比較して、バッテリパックの端子
電圧は、寄生ダイオード3Aの電圧降下分である0.7
Vだけ高くなるので、充電開始後、その端子電圧が、カ
ムコーダ103の動作を保証するのに必要な電圧である
5.8Vに即座に上がっていることがわかる。従って、
同図に示すように、プリチャージ時間を短くすることが
できる。
【0068】よって、2次電池AおよびBの容量が大き
なものに変更になったとしても、前述したようなプリチ
ャージエラーの発生を防止することができる。さらに、
例えば深放電状態などからの充電を高速化することがで
きる。
【0069】次に、プリチャージの終了後は、前述した
ように、大きな充電電流による充電が開始されるが、充
電電流が、寄生ダイオード3A(図1)を介して流れて
いる状態で、充電が続けられ、例えばバッテリパックの
端子電圧が、直列に接続された2次電池AおよびBの満
充電電圧になったところで、充電器102が充電を終了
した場合、図4に示すように、電池電圧は、その満充電
電圧より、寄生ダイオード3Aの電圧降下分である0.
7Vだけ低くなる。即ち、この場合、2次電池Aおよび
Bに対し、充分な充電がなされない。
【0070】従って、プリチャージの終了後は、充電電
流が、寄生ダイオード3Aではなく、FET3を介して
流れるように、即ちFET3をオン状態にする必要があ
る。
【0071】そこで、図1のバッテリパックにおいて
は、上述したように2次電池Aの+端子と、オペアンプ
2の非反転入力端子との間に、ツェナーダイオードDA
が設けられている。この場合、充電により電池電圧が上
昇し、それがツェナーダイオードDAのツェナー電圧以
上になると、ツェナーダイオードDAがオンし、電池電
圧が、オペアンプ2の非反転入力端子に印加されるよう
になる。一方、その反転入力端子に印加される電圧は、
上述したように電池電圧を抵抗RAとRBとで分圧した電
圧であるから、オペアンプ2の出力は、Hレベルにな
る。これにより、FET3はオン状態になる。
【0072】その結果、図5に示すように、バッテリパ
ックの端子電圧は、寄生ダイオードの電圧降下分だけ低
下し、電池電圧とほぼ同じになる(FET3および4の
電圧降下を考慮しなければ同一になる)。従って、2次
電池AおよびBに対し、充分な充電が行われることにな
る。
【0073】ここで、ツェナー電圧を、上述したように
カムコーダ103の動作を保証する電圧である5.8V
以上としたのは、それより小さいと、FET3がオフ状
態からオン状態になったときに、バッテリパックの端子
電圧が0.7V低下するため、その電圧は5.8Vより
小さくなり、再度プリチャージが開始されてしまうから
である。さらに、ツェナー電圧の上限を、上述したよう
に充電器102が充電を終了(停止)するバッテリパッ
クの電圧から、寄生ダイオード3Aの電圧降下分である
0.7Vを減算した値としたのは、それより大きな値と
すると、ツェナーダイオードDAがオンする前に、充電
器102が充電を終了してしまうからである。
【0074】なお、図1に示したバッテリパックでは、
ツェナーダイオードDAにより電池電圧を検出し(電池
電圧がツェナー電圧以上であるかどうかを検出し)、そ
れが所定の値(ツェナー電圧)以上であるときに、オペ
アンプ2に、FET3をオン状態にさせるようにした
が、その他の方法によって電池電圧を検出し、その検出
した電圧が、所定の値以上であるときに、FET3をオ
ン状態にするように制御することも可能である。
【0075】ところで、バッテリパック(図1)放電時
においては、電池電圧が、ツェナーダイオードDAのツ
ェナー電圧より小さい場合、オペアンプ2の非反転入力
端子と反転入力端子との間の電圧は、点bとaとの電位
差に等しくなる。
【0076】一方、FET3および4ような、Nチャネ
ルMOS FETは、そのゲートに印加される電圧があ
る程度のレベルの電圧以上であれば、そのオン抵抗は微
小な値になる。従って、FET3および4のゲートに、
ある程度のレベル以上の電圧が印加されており、放電電
流が小さい場合、点bとaとの電位差は、非常に小さな
ものとなる。即ち、FET3および4のゲートに、ある
程度のレベル以上の電圧が印加され、これによりそれぞ
れのオン抵抗が、例えば50mΩとなり、放電電流が、
例えば30mAであった場合、点bとaとの電位差は、
3mV(=(50mΩ+50mΩ)×30mA)とな
る。
【0077】放電時(但し、過放電時を除く)、即ち点
bの電位が点aの電位より大きくなるときにおいては、
FET3をオン状態にするために、オペアンプ2の出力
をHレベルとする必要があるが、点bとaとの電位差が
非常に小さい場合には、オペアンプ2として、その小さ
な電位差によって、Hレベルを出力する精度の高いもの
を使用しなければならない。そして、このように、オペ
アンプ2を精度の高いものとした場合には、バッテリパ
ックの高コスト化を招くことになる。
【0078】そこで、図1のバッテリパックでは、Nチ
ャネルMOS FETのゲートに、ある程度大きな電圧
が印加されている状態では、そのオン抵抗が、非常に小
さな値となるが、ゲート電圧が小さい場合には、そのオ
ン抵抗は、ゲート電圧が大きくなるほど小さくなる特
性、即ち、ゲートに印加される電圧が小さければ、その
オン抵抗が大きくなる特性を利用して、FET3に、所
定の値以上の電圧降下を生じさせることにより、点bと
aとの電位差が、ある程度大きくなるようになされてい
る。
【0079】即ち、図1のバッテリパックにおいては、
点bとaとの電位差がオペアンプ2の入力とされ、その
出力が、FET3のゲート電圧とされている。つまり、
FET3にネガティブフィードバックがかけられてい
る。これにより、放電電流が小さい場合には、点bとa
との電位差、即ちオペアンプ2への入力電圧が小さくな
り、オぺアンプ2の出力電圧、即ちFET3のゲート電
圧も小さくなる。従って、この場合、FET3のオン抵
抗は大きくなり、放電電流が小さくても、FET3にお
ける電圧降下は大きくなり、さらに点bとaとの電位差
も大きくなる。
【0080】そして、放電電流が大きくなった場合に
は、点bとaとの電位差、即ちオペアンプ2への入力電
圧も大きくなり、オぺアンプ2の出力電圧、即ちFET
3のゲート電圧も大きくなる。従って、この場合、FE
T3のオン抵抗は小さくなり、放電電流が大きくなって
も、FET3における電圧降下は小さくなり、これによ
り点bとaとの電位差も小さくなる。
【0081】以上のようにして、放電電流の大きさが、
ある程度の小さい値の範囲にある場合には、点bとaと
の電位差、即ちオペアンプ2への入力電圧が、ある程度
の大きさの一定の値に保持される。
【0082】一方、放電電流がさらに大きくなった場合
には、FET3のオン抵抗は、上述したように微小な値
になるが、この場合、放電電流が大きいため、FET3
のオン抵抗が微小値でも、FET3では、放電電流に比
例した大きな電圧降下を生じる。
【0083】従って、FET3では、放電電流が、ある
程度の値(例えば、500mAなど)以下である場合、
所定の大きさの一定の電圧降下を生じ、放電電流が、そ
の値より大きくなると、放電電流の大きさに比例した電
圧降下を生じるようになるので、オペアンプ2として
は、それほど精度が高くない、安価なものを使用するこ
とができる。
【0084】以上から、オペアンプ2は、FET3のソ
ースおよびドレインの間に放電電流が流れたときに、そ
の間の電位差が所定の値となるような制御電圧を、FE
T3のゲートに印加し、そのソースおよびドレインの間
に、放電電流が流れる方向に、所定の値以上の電位差が
生じているとき、2次電池AおよびBが放電状態にある
と判定し(この場合、オペアンプ2はHレベルを出力す
る)、そのような状態にないとき、即ち2次電池Aおよ
びBが放電状態にないとき(この場合、オペアンプ2は
Lレベルを出力する)、FET3をオフ状態にさせ、寄
生ダイオード3Aを介して、充電電流を流させる制御を
行っているといえる。
【0085】なお、放電電流が、ある程度の値以下であ
る場合に、FET3で生じさせる電圧降下は、オペアン
プ2の、例えばドリフトやオフセットなどを考慮し、そ
の値より大きな電圧(例えば、50mVなど)になるよ
うにすれば良い。これは、抵抗RAとRB(RAとRBとの
比)を調整することにより設定することができる。
【0086】また、上述の場合においては、オペアンプ
2によりバッテリパック(2次電池AおよびB)が放電
状態にあるかどうかを検出し、放電状態である場合に
は、FET3をオン状態にし、また放電状態でない場合
は、FET3をオフ状態にするようにしたが、その他の
公知の手段(例えば、精度の高いオペアンプにより、点
aとbとの間(あるいは、FET3やFET4)の微小
な電位差を検出して、その検出結果に基づいて、バッテ
リバックの放電または充電状態を判定(検出)し、その
判定結果(検出結果)に対応して、上述したようなFE
T3のオン/オフ制御(スイッチング制御)(バッテリ
パックが放電状態にないとき、または充電状態にあると
きオフ状態にし、バッテリパックが放電状態にあると
き、または充電状態にないときオンにする制御)を行う
ようにすることも可能である。
【0087】さらに、例えば充電器102にバッテリパ
ックが装着されたことを検出する機構(例えば、充電器
102にバッテリパックを装着したときにオン状態にな
るスイッチや、あるいは充電器102にバッテリパック
を装着したときに、ユーザにオン状態にしてもらうスイ
ッチなど)を、バッテリパックに設け、その検出結果に
応じて、FET3のスイッチング制御を行うようにする
ことなども可能である。
【0088】但し、図1に示したようにする方が、安価
なオペアンプを用いることができるので、(スイッチや
その他の手段を用いる場合に比較して)装置の低コスト
化を図ることができる。
【0089】次に、図6は、図1のバッテリパックの制
御回路1より左側の部分の実際の構成例を示している。
図中、トランジスタQ7,IC1乃至3、ツェナーダイ
オードZD、抵抗R12,R13,R15は、図1にお
けるトランジスタTr1,FET3,FET4、オペア
ンプ2、ツェナーダイオードDA、抵抗RA,RB,RC
に、それぞれ相当する。
【0090】なお、コンデンサC7は、スピードアップ
用のコンデンサである。また、コンデンサC8は、発振
防止用のコンデンサである。さらに、ダイオードD1お
よびD2は、逆流防止用のダイオードである。また、抵
抗R11は、ダイオードD1およびD2にバイアス(ダ
イオードバイアス)をかけるための抵抗である。
【0091】次に、図7は、本発明の充電用アダプタの
一実施例の構成を示している。この充電用アダプタ21
は、充電時に、図10、図11に示した充電器(従来の
充電器)102と、バッテリパック101との間に装着
されて使用される。即ち、バッテリパック101の充電
が、アダプタ21を介して行われる。
【0092】図8は、アダプタ21の詳細構成例を示し
ている。充電器102の端子EC+に接続される端子
と、バッテリパック101の端子EB+に接続される端
子との接続点には、ツェナーダイオードDBのカソード
が接続され、そのアノードは、抵抗RDを介して、Nチ
ャネルMOS FET5のソースに接続されている。F
ET5のゲートには、アンプAMP1を介して、ツェナ
ーダイオードDBと抵抗RDとの接続点が接続されてい
る。FET5のドレイン、またはソースは、充電器10
2の端子EC−に接続される端子、またはバッテリパッ
ク101の端子EB−に接続される端子に、それぞれ接
続されている。
【0093】なお、FET5には、そのドレイン・ソー
ス間に、充電器102からの充電電流が流れる方向に寄
生ダイオード5Aが形成されている。また、ツェナーダ
イオードDBのツェナー電圧は、図1のツェナーダイオ
ードDAにおける場合と同様である。
【0094】アダプタ21では、バッテリパック101
の端子電圧が、ツェナーダイオードDBのツェナー電圧
より低い場合、ツェナーダイオードDBはオフ状態とな
り、従ってFET5のゲートには電圧が印加されないの
で、FET5もオフ状態となる。よって、この状態にお
いて、図7に示したようにして、充電が開始されると、
充電器102からの充電電流は、寄生ダイオード5Aを
介して流れることになる。この場合、充電器102から
アダプタ21を見ると、その端子電圧は、バッテリパッ
ク101の端子電圧に、寄生ダイオードDBの電圧降下
分である0.7Vを加えた電圧となる。
【0095】そして、充電が進み、バッテリパック10
1の端子電圧が、ツェナーダイオードDBのツェナー電
圧以上になると、ツェナーダイオードDBはオンし、従
ってFET5のゲートには、アンプAMP1を介して、
FET5をドライブすることができる(FET5が完全
にオンする)所定のレベルの電圧が印加され、FET5
はオンする。これにより、充電電流は、寄生ダイオード
5Aではなく、FET5を介して流れるようになる。こ
の場合、充電器102からアダプタ21を見ると、その
端子電圧は、バッテリパック101の端子電圧と同じ電
圧となる(但し、FET5の電圧降下は無視できるほど
小さいものとする)。
【0096】以上のように、バッテリパック101の端
子電圧が、ツェナーダイオードDBのツェナー電圧未満
のとき、FET5をオフにして、充電電流が、寄生ダイ
オード5Aを介して流れるようにし、またバッテリパッ
ク101の端子電圧が、ツェナーダイオードDBのツェ
ナー電圧以上であるとき、FET5をオンにして、充電
電流が、そのソース・ドレイン間を介して流れるように
したので、図1で説明したように、プリチャージ時間を
短くするとともに、2次電池AおよびBの充電を充分に
行うことができる。
【0097】なお、図8においては(後述する図10に
おいても同様)、バッテリパック101の端子電圧を、
ツェナーダイオードDBで検出するようにしたが、図1
で説明した場合と同様に、その他の方法によって電池電
圧を検出し、その検出した電圧が、所定の値以上である
ときに、FET5をオン状態にするように制御すること
も可能である。
【0098】さらに、図8では(後述する図10でも同
様)、抵抗RDのツェナーダイオードDBと接続されてな
い方の一端を、FET5のソースに接続し、バッテリパ
ック101の端子電圧そのものを、ツェナーダイオード
DBで検出するようにしたが、この他、抵抗RDのツェナ
ーダイオードDBと接続されてない方の一端を、FET
5のドレインに接続し、寄生ダイオード5A(FET
5)を介したバッテリパック101の端子電圧を、ツェ
ナーダイオードDBで検出するようにすることも可能で
ある。
【0099】但し、この場合、ツェナーダイオードDB
のツェナー電圧は、カムコーダ103の動作を保証する
電圧である5.8Vと、FET5の寄生ダイオード5A
の電圧降下分(ここでは、例えば0.7Vとする)との
加算値、即ち6.5V以上とする必要がある。(上限
は、充電器102が充電を停止するバッテリパック10
1の電圧である8.4Vである)。
【0100】このようにツェナーダイオードDBのツェ
ナー電圧を、カムコーダ103の動作を保証する電圧で
ある5.8Vと、FET5の寄生ダイオード5Aの電圧
降下分である0.7Vとの加算値である6.5V以上と
するのは、それより小さいと、FET5がオフ状態から
オン状態になったときに、アダプタ21を介したバッテ
リパックの端子電圧が0.7V低下するため、その電圧
は5.8Vより小さくなり、再度プリチャージが開始さ
れてしまうからである。さらに、ツェナー電圧の上限
を、上述したように充電器102が充電を終了(停止)
するバッテリパックの電圧である8.4Vとするのは、
それより大きな値とすると、ツェナーダイオードDBが
オンする前に、充電器102が充電を終了してしまうか
らである。
【0101】次に、図9は、本発明の充電器の一実施例
の構成を示している。なお、図中、図11における場合
と対応する部分については、同一の符号を付してある。
即ち、この充電器31は、FET6、抵抗RE、アンプ
AMP2、およびツェナーダイオードDCが新たに設け
られている他は、図11の充電器102と同様に構成さ
れている。
【0102】端子EC+と、抵抗Rとの接続点には、ツ
ェナーダイオードDCのカソードが接続され、そのアノ
ードは、抵抗REを介して、NチャネルMOS FET
6のソースに接続されている。FET6のゲートには、
アンプAMP2を介して、ツェナーダイオードDCと、
抵抗REとの接続点が接続されている。FET6のドレ
インまたはソースは、電源回路32または端子EB−
に、それぞれ接続されている。
【0103】なお、FET6、ツェナーダイオードD
C、アンプAMP2、または抵抗REは、図8におけるF
ET5、ツェナーダイオードDB、アンプAMP1、ま
たは抵抗RDと、それぞれ同様のものである。即ち、F
ET6には、そのドレイン・ソース間に、充電電流が流
れる方向に寄生ダイオード6Aが形成されている。ま
た、ツェナーダイオードDCのツェナー電圧または抵抗
REの抵抗値は、図8のツェナーダイオードDBまたは抵
抗RDと、それぞれ同様にされている。
【0104】従って、この充電器31は、従来の充電器
102に、図8に示したアダプタ21を装着したものと
同様に構成されているので、これを用いて、従来のバッ
テリパック101を充電した場合には、やはりプリチャ
ージ時間を短くするとともに、2次電池AおよびBの充
電を充分に行うことができる。
【0105】なお、本実施例においては、2次電池Aお
よびBを、例えばリチウムイオン系の電池としたが、本
発明は、例えばNicd系の電池や鉛電池その他にも適
用可能である。
【0106】また、制御回路1は、図2で説明したよう
な簡単な構成のものの他、例えば特開平6−10545
7号公報などに開示されている、いわゆるパワーダウン
を行うようなものなどを用いるようにすることができ
る。さらに、本実施例では、制御回路1に、2次電池A
およびBを直列に接続したときの電圧を検出させるよう
にしたが、例えば2次電池AとBそれぞれの電圧を検出
させ、それぞれが満充電になるように装置の制御を行わ
せるようにすることも可能である。また、本実施例で
は、2次電池AおよびBの2つの2次電池を設けるよう
にしたが、2次電池は、1つであっても、また3以上で
あっても良い。
【0107】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、プリチャ
ージ期間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッテリパックの一実施例の構成を示
す図である。
【図2】図1の実施例における制御回路1の詳細構成例
を示すブロック図である。
【図3】カムコーダ103への供給電圧、およびバッテ
リパックの端子電圧を示す波形図である。
【図4】図1のバッテリパックの充電を行った場合の、
その端子電圧、および2次電池AおよびBの電池電圧を
示す波形図である。
【図5】図1のバッテリパックの充電を行った場合の、
その端子電圧、および2次電池AおよびBの電池電圧を
示す波形図である。
【図6】図1のバッテリパックの制御回路1より左側の
部分の実際の構成例を示す回路図である。
【図7】図8の充電用アダプタ21を用いて充電を行う
場合を説明する図である。
【図8】本発明の充電用アダプタの一実施例の構成を示
す回路図である。
【図9】本発明の充電器の一実施例の構成を示す回路図
である。
【図10】従来のバッテリパックの一例の構成を示す図
である。
【図11】従来の充電器の一例の構成を示す図である。
【図12】図10のバッテリパック101を、図11の
充電器102を用いて充電を行った場合の、カムコーダ
103への供給電圧、およびバッテリパック101の端
子電圧を示す波形図である。
【符号の説明】
1 制御回路 2 オペアンプ 3 FET 3A 寄生ダイオード 4 FET 4A 寄生ダイオード 5 FET 5A 寄生ダイオード 6 FET 6A 寄生ダイオード 11 電圧検出回路 12 判定回路 13 ゲートドライブ回路 14 グランドレベルシフト回路 21 充電用アダプタ 31 充電器 32 電源回路 33 スイッチ制御回路 101 バッテリパック 102 充電器 103 カムコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 久 愛知県額田郡幸田町大字坂崎字雀ヶ入1番 地 ソニー幸田株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次電池と、 前記2次電池の放電電流をオン/オフする、前記2次電
    池と直列に接続されたスイッチング手段と、 前記2次電池の放電または充電状態を検出し、その検出
    結果に対応して、前記スイッチング手段を制御する制御
    手段とを備えるバッテリパックにおいて、 前記スイッチング手段は、前記2次電池の充電電流また
    は放電電流が入出力される第1および第2の入出力端子
    と、オンまたはオフのための制御電圧が印加される制御
    端子と、前記2次電池の充電電流が流れる方向に配置さ
    れた寄生ダイオードとを有するFETを含み、 前記制御手段は、前記2次電池が放電状態にないとき、
    または充電状態にあるとき、前記FETをオフさせ、前
    記寄生ダイオードを介して前記充電電流を流させること
    を特徴とするバッテリパック。
  2. 【請求項2】 前記2次電池の電圧を検出する電圧検出
    手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記電圧検出手段により検出された電
    圧が所定値以上であるとき、前記FETをオンさせるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、第1および第2の入出
    力端子の間の電位差に基づいて、前記2次電池の放電ま
    たは充電状態を検出することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のバッテリパック。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1および第2の
    入出力端子の間に放電電流が流れたときに、その間の電
    位差が所定の値となるような制御電圧を、前記制御端子
    に印加し、前記第1および第2の入出力端子の間に、放
    電電流が流れる方向に、前記所定の値以上の電位差が生
    じているとき、前記2次電池が放電状態にあると判定す
    ることを特徴とする請求項3に記載のバッテリパック。
  5. 【請求項5】 充電時に、バッテリパックと、充電器と
    の間に装着される充電用アダプタであって、 前記充電器から前記バッテリパックへ供給される充電電
    流が入出力される第1および第2の入出力端子と、オン
    またはオフのための制御電圧が印加される制御端子と、
    前記充電電流が流れる方向に配置された寄生ダイオード
    とを有するFETと、 前記バッテリパックの電圧を検出する電圧検出手段とを
    備え、 前記電圧検出手段により検出された電圧が所定の値未満
    のとき、前記FETはオフされ、前記充電電流は、前記
    寄生ダイオードを介して流れ、 前記電圧検出手段により検出された電圧が前記所定の値
    以上であるとき、前記FETはオンされ、前記充電電流
    は、第1および第2の入出力端子を介して流れることを
    特徴とする充電用アダプタ。
  6. 【請求項6】 バッテリパックを充電する充電器であっ
    て、 前記バッテリパックに充電電流を供給する供給手段と、 前記バッテリパックへ供給される充電電流が入出力され
    る第1および第2の入出力端子と、オンまたはオフのた
    めの制御電圧が印加される制御端子と、前記充電電流が
    流れる方向に配置された寄生ダイオードとを有するFE
    Tと、 前記バッテリパックの電圧を検出する電圧検出手段とを
    備え、 前記電圧検出手段により検出された電圧が所定の値未満
    のとき、前記FETはオフされ、前記充電電流は、前記
    寄生ダイオードを介して流れ、 前記電圧検出手段により検出された電圧が前記所定の値
    以上であるとき、前記FETはオンされ、前記充電電流
    は、第1および第2の入出力端子を介して流れることを
    特徴とする充電器。
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