JPH08102657A - 並列データカウンタ回路 - Google Patents

並列データカウンタ回路

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JPH08102657A
JPH08102657A JP6261734A JP26173494A JPH08102657A JP H08102657 A JPH08102657 A JP H08102657A JP 6261734 A JP6261734 A JP 6261734A JP 26173494 A JP26173494 A JP 26173494A JP H08102657 A JPH08102657 A JP H08102657A
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JP
Japan
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circuit
parallel data
adder
data
signal
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JP6261734A
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Hiroshi Nagai
博 永井
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/60Methods or arrangements for performing computations using a digital non-denominational number representation, i.e. number representation without radix; Computing devices using combinations of denominational and non-denominational quantity representations, e.g. using difunction pulse trains, STEELE computers, phase computers
    • G06F7/607Methods or arrangements for performing computations using a digital non-denominational number representation, i.e. number representation without radix; Computing devices using combinations of denominational and non-denominational quantity representations, e.g. using difunction pulse trains, STEELE computers, phase computers number-of-ones counters, i.e. devices for counting the number of input lines set to ONE among a plurality of input lines, also called bit counters or parallel counters

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並列データ数やカウント数の増加に対して回
路規模の僅かな増加で回路を実現できる並列データカウ
ンタ回路を提供する。 【構成】 加算回路1・2は入力されたn本の並列デー
タの内の2本づつを加算してキャリー信号1A,2Aと
加算結果である保持データ1B,2Bを出力する。加算
回路3は加算回路1・2から出力された2本のキャリー
信号を加算し、キャリー信号3Aと加算結果である保持
データ3Bを出力する。カウンタ回路4は最終的に1本
となったキャリー信号3Aを計数し、カウント結果とし
ての保持データ4Aを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、並列データカウンタ
回路に関するものであり、特に、クロックに同期して発
生される並列データ中の1または0の数の総数を計数す
る並列データカウンタ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】次に、並列データカウンタ回路の従来例
を図6に示す。図6は、4本の並列データの1の数を計
数する並列データカウンタ回路であり、4つのmビット
カウンタ回路6〜9を用いて構成される。mビットカウ
ンタ回路6〜9は並列データ入力端子20〜23をそれ
ぞれ有し、入力側にはそれぞれクロック端子30、保持
信号入力端子40、リセット端子50が接続されてい
る。また、mビットカウンタ回路6〜9の出力側には、
保持データ出力端子70〜73が接続されている。
【0003】mビットカウンタ回路6〜9としては、例
えば図7のように、mビットカウンタ200、保持回路
201から構成されるものが用いられる。ここで、mビ
ットカウンタ200にはデータ入力端子220とクロッ
ク入力端子230とリセット端子250が、また保持回
路には保持信号入力端子240と保持データ出力端子2
70がそれぞれ接続されている。
【0004】図7のmビットカウンタ回路において、m
ビットカウンタ200は、データ入力端子220から入
力されたデータ220Aを制御信号として、クロック端
子230より入力されたクロック230Aによりカウン
トを行う。ここで、mビットカウンタ200はデータ2
20Aが”1”の時、クロック230Aでカウントアッ
プする制御構成であるとする。このmビットカウンタ2
00における計数値200Aは、保持回路201へ入力
される。
【0005】そして保持回路201は、ある時刻の計数
値を読み出すために保持信号端子240へ入力された信
号240Aにより、計数値200Aを保持し、出力信号
270Aとして保持データ出力端子270より出力され
る。なお、リセット端子250にリセット信号250A
を入力することによって、mビットカウンタ200は初
期化される。
【0006】次に、図6の従来の並列データカウンタ回
路の動作を説明する。データ入力端子20〜23へ入力
された4本の並列データ20A〜23Aは、それぞれm
ビットカウンタ回路6〜9のデータ入力端子へ入力され
る。mビットカウンタ回路6〜9はそれぞれの並列デー
タ20A〜23Aにより制御され、クロック入力端子3
0から入力されたクロック30Aにより計数を行う。
【0007】ここで、並列データカウンタ回路のある時
刻における計数結果を読み出す場合は、保持信号入力端
子40へクロック30Aに同期した信号40Aを入力す
る。信号40Aは、mビットカウンタ回路6〜9の保持
信号入力端子へ入力される。するとmビットカウンタ回
路6〜9はそれぞれ、その時刻の計数値を保持し、保持
データ6A〜9Aを出力する。これら保持データ6A〜
9Aは、保持データ出力端子70〜73から出力され
る。なお、リセット端子50にリセット信号50Aを入
力することで、各mビットカウンタ回路6〜9が初期化
され、これにより図6の並列データカウンタ回路の初期
化がなされる。
【0008】次に、この並列データカウンタ回路におけ
る全計数値を、上記の保持データから算出する手順を説
明する。ある時刻の保持データ6A〜9Aは、4本の並
列データ20A〜23Aのそれぞれの計数値である。し
たがって、並列データカウンタ回路における全計数値
は、6A+7A+8A+9Aとなる。
【0009】なお、図6は4並列データカウンタ回路の
従来例であるが、n並列データカウンタ回路では、n本
のデータごとにmビットカウンタ回路をn個備えること
で実現される。また、その時の全計数値は、各mビット
カウンタ回路の計数値をXnとすれば、ΣXn で表され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の並列
データカウンタ回路では、全データ列中の計数を実現す
るために並列データ数nに応じたn個のカウンタ回路を
備える必要がある。このため、計数する並列データ数n
に比例してカウンタ回路が増えて、回路規模が増大する
という問題がある。
【0011】また、カウンタ回路におけるカウント数を
増やしたい場合には、各カウンタ回路のビット数mを増
やす必要がある。そしてこのように各カウンタ回路のビ
ット数mを増加させると、並列データカウンタ回路全体
においては並列データ数nによりn倍された回路規模の
増大を招くという問題もある。
【0012】この発明は、並列データ数やカウント数が
増加した場合でも回路規模の僅かな増加で対応できる並
列データカウンタ回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、並列データ中の1または0の数の総
数を計数する並列データカウンタ回路において、並列デ
ータの2つごとのデータを加算してそれぞれキャリー信
号を出力する第1の加算手段と、第1の加算手段から出
力されたキャリー信号を2本づつ加算してそれぞれキャ
リー信号を出力する第2の加算手段と、…、第k−1の
加算手段から出力されたキャリー信号を2本づつ加算し
てそれぞれキャリー信号を出力する第kの加算手段と、
第kの加算手段から出力された最終的に1本となったキ
ャリー信号を計数するカウンタ手段とを備える。
【0014】ここで、第1の加算手段は並列データの2
つごとのデータを加算してそれぞれ1本の加算結果と1
本のキャリー信号を出力し、第2〜第kの加算手段はキ
ャリー信号を2本づつ加算してそれぞれ1本の加算結果
と1本のキャリー信号を出力するものである。また、上
記のkは、並列データ数nの時、2k-1 <n≦2k を満
たす整数である。更に、第1〜第k−1の加算手段は、
並列データ数またはキャリー信号数が奇数の場合におい
てデータまたはキャリー信号を時系列的に加算する加算
回路を有する。
【0015】
【作用】この発明の並列データカウンタ回路では、並列
データ数nを計数する場合において、第1の加算手段
は、n本の並列データの隣り合った2本ごとの加算を行
う。そして第1の加算手段は、上記の2本ごとの加算の
結果、それぞれ1本の加算結果と1本のキャリー信号を
出力する。次に第2の加算手段は、第1の加算手段から
出力されるキャリー信号の隣り合った2本ごとの加算を
行う。また第3の加算手段は、第2の加算手段から出力
されるキャリー信号の隣り合った2本ごとの加算を行
う。このように第1〜kの加算手段により並列データあ
るいはキャリー信号の加算を順次行い、最終的に1本と
なったキャリー信号をカウンタ手段において計数する。
なお、上記の並列データ数nが2のべき乗の場合、第1
の加算手段からはn/2本のキャリー信号が、また第2
の加算手段からはn/4本のキャリー信号が、それぞれ
出力される。
【0016】そして、この発明では、従来例のように並
列データ数に応じた数のカウンタ回路を並列に設ける必
要がなく、このため並列データ数に比例して回路規模が
増大することがない。
【0017】またこのように並列数に依存せずに1つの
カウンタ手段で並列データカウンタ回路を実現すること
で、最大カウント数が増減した場合でも、1つのカウン
タ手段のビット数増減で対応できる。
【0018】
【実施例】次に、この発明の並列データカウンタ回路の
実施例を図1に示す。図1は、加算回路1と2からなる
第1の加算手段と、加算回路3からなる第2の加算手段
およびmビットカウンタ回路4からなるカウンタ手段か
ら構成される。また、図1で、20〜23は並列データ
端子、30はクロック端子、40〜42は保持信号端
子、50はリセット端子、60〜62は保持データ出力
端子である。
【0019】図1は、並列数が2のべき乗である4並列
されたデータの1の数を計数する4並列データカウンタ
回路の例を示したものである。またこの実施例におい
て、mビットカウンタ回路4は、従来例のものと同じ構
成であるため、その詳しい説明は省略する。
【0020】つぎに、図1の実施例の基本構成回路であ
る加算回路1〜3の構成例を図2に示す。図2で、この
加算回路は、加算器であるフルアダー100と、リセッ
ト付きDFF101・102および保持回路103等か
ら構成される。また、図2において、120と121は
データ入力端子、130はクロック端子、140は保持
信号端子、150はリセット端子、170はキャリー出
力端子、160は保持データ出力端子である。
【0021】図2で、データ入力端子120と121へ
入った2本の並列データ120A・121Aは、前段階
の加算結果102Aとともに、フルアダー100に入力
される。フルアダー100は、これら並列データ120
Aと121A並びに加算結果102Aの加算を行う。そ
して、加算結果が2以上の場合には、桁上がり信号であ
るキャリー信号100Aを出力する。キャリー信号10
0Aは、DFF101に入力される。DFF101は、
このキャリー信号100Aを、クロック端子130に入
力されたクロック信号130Aによってリタイミングし
て、キャリーデータ101Aを出力する。このキャリー
データ101Aは、キャリー出力端子170より出力さ
れる。
【0022】また、フルアダー100は、加算結果が1
または3の場合には、加算結果として100Bを出力す
る。加算結果100Bは、クロック信号130Aにより
DFF102でリタイミングされる。DFF102によ
ってリタイミングされた加算結果102Aは、前段階の
加算結果として次の並列データ120A、121Aと加
算するために、フルアダー100に入力される。
【0023】また、加算結果102Aは、保持回路10
3にも入力される。保持回路103は、ある時刻の計数
結果を読み出すために保持信号端子140に入力された
信号140Aにより、現状の加算結果102Aを保持し
て加算信号103Aを出力する。加算信号103Aは、
出力端子160より出力される。なお、リセット端子1
50にリセット信号150Aを入力することで、DFF
101・DFF102は初期化される。
【0024】次に、図1の4並列データカウンタ回路の
実施例の動作を説明する。データ入力端子20〜23に
入力された4本の並列データ20A〜23Aは、それぞ
れ2本づつ並列20Aと21Aは加算回路1へ入力さ
れ、並列データ22Aと23Aは加算回路2へ入力され
る。そして第1の加算手段を構成する加算回路1では、
並列データ20Aと21Aを加算する。加算を行った結
果、キャリーが発生する場合、加算回路1は、クロック
端子30へ入力されたクロック信号30Aによりリタイ
ミングされたキャリー信号1Aを発生する。加算回路2
においても同様に、並列データ22Aと23Aを加算
し、またキャリーが発生する場合にはキャリー信号2A
を発生する。
【0025】加算回路1と加算回路2のキャリー信号1
Aと2Aは、第2の加算手段を構成する加算回路3へ入
力される。加算回路3では、キャリー信号1Aと2Aを
入力データとして加算を行い、キャリーが発生する場
合、クロック30Aでリタイミングされたキャリー信号
3Aを発生する。キャリー信号3Aは、カウンタ回路4
に入力される。カウンタ回路4は、キャリー信号1Aの
状態によりクロック30Aをカウントする。
【0026】ここで、この並列データカウント回路にお
いて、ある時刻における計数結果を読み出す場合は、ま
ず最初に、保持信号端子40よりクロック信号30Aに
同期した保持信号40Aを入力する。この保持信号40
Aにより、第1の加算手段を構成する加算回路1・2
は、その時の加算回路内部の加算結果を保持し、第1の
加算手段の加算結果として保持データ1Bと2Bを発生
する。これら保持データ1Bと2Bは、保持データ出力
端子60より出力される。
【0027】次に、保持信号端子41より、次のクロッ
ク信号30Aに同期した保持信号41Aを入力する。こ
の保持信号41Aにより、第2の加算手段である加算回
路3は、その時の加算回路内部の加算結果を保持し、第
2の加算回路の加算結果として保持データ3Bを発生す
る。この保持データ3Bは保持データ出力端子61より
出力される。
【0028】さらに、保持信号端子42より、次のクロ
ック信号30Aに同期した保持信号42Aを入力する。
この保持信号42Aにより、カウンタ回路4はその時の
カウント値を保持し、カウンタのカウント結果として保
持データ4Aを発生する。この保持データ4Aは、保持
データ出力端子62より出力される。なお、この実施例
の並列データカウンタ回路を初期化する場合には、リセ
ット端子50にリセット信号50Aを入力し、これによ
り、加算回路1〜3とカウンタ回路4が初期化される。
【0029】次に、図3のタイムチャートを参照して、
実施例の並列データカウント回路の動作を説明する。図
3において、(a)はリセット信号50A、(b)はク
ロック信号30A、(c)は並列データ20A、(d)
は並列データ21A、(e)は並列データ22A、
(f)は並列データ23A、(g)は加算回路1のキャ
リー信号1A、(h)は加算回路2のキャリー信号2
A、(i)は加算回路3のキャリー信号3A、(j)は
保持信号40A、(k)は保持信号41A、(l)は保
持信号42A、(m)は加算回路1における加算結果の
保持データ1B、(n)は加算回路2における加算結果
の保持データ2B、(o)は加算回路3における加算結
果の保持データ3B、(p)はカウンタ回路4のカウン
ト値の保持データ4A、をそれぞれ示した波形図であ
る。
【0030】図3で、まず最初に時刻T0において、リ
セット信号50Aによりカウンタ回路の内部が初期化さ
れる。次に、時刻T1より、クロック信号30Aと4本
の並列データ20A,21A,23Aが入力され、これ
らの計数が開始される。
【0031】ここで、ある時刻T2で入力された並列デ
ータ20A〜23Aが、それぞれ”A”、”B”、”
C”、”D”のデータであったとする。この場合、加算
回路1は”A”と”B”を加算してキャリー信号1A
に”E”を、また加算回路2は”C”と”D”を加算し
てキャリー信号2Aに”F”を、時刻T3のクロックで
それぞれ発生する。一方、加算回路3は、これらキャリ
ー信号1Aと2Aを受け、”E”と”F”を加算してキ
ャリー信号3Aに”G”を時刻T4のクロックで発生す
る。そしてカウンタ回路4は、このキャリー信号3A
の”G”を受けて、時刻T5のクロックでカウントを行
う。
【0032】また、入力されたデータ”A”,”
B”,”C”,”D”の加算結果は、図2の加算回路の
構成例で示すように、クロックでリタイミングされてい
る。したがって、時刻T3において保持信号40Aが入
ると、加算回路1はデータ”A”と”B”の加算結果”
H”を保持し、加算回路2はデータ”C”と”D”の加
算結果”I”を保持する。そして次に時刻T4において
保持信号41Aが入ると、加算回路3は”E”と”F”
の加算結果”J”を保持する。次に時刻T5において保
持信号42Aが入ると、カウンタ回路4はキャリー信号
3Aの”G”でカウントした結果”K”を保持する。
【0033】このように、保持信号40A〜42Aを入
力することで、時刻T2に入力された”A”,”
B”,”C”,”D”のデータまで計数したカウンタの
内部状態が保持される。
【0034】次に、並列数が2のべき乗でない場合にお
けるこの発明の並列データカウンタ回路の実施例を図4
に示す。図4は3並列されたデータの1の数を計数する
3並列データカウンタ回路の例である。
【0035】図4は加算回路1と5からなる第1の加算
手段と、加算回路3からなる第2の加算手段およびmビ
ットカウンタ回路4からなるカウンタ手段から構成さ
れ、20〜22は3本の並列データ端子、30はクロッ
ク端子、40〜42は保持信号端子、50はリセット端
子、60〜62は保持データ出力端子である。ここで、
加算回路1、加算回路3、およびmビットカウンタ回路
4は、図1で示したものと同じであるため、説明を省略
する。
【0036】加算回路5は1ビットの加算回路であり、
並列数あるいはキャリー数が2の倍数でない場合に必要
となるものである。加算回路5は、並列データ22を入
力として加算を行う。また、この加算は、時系列的に並
列データ22に“1”が2つ存在した場合にキャリー信
号5Aを発生するようにして行われる。加算回路5にお
けるその他の動作は図1の実施例の場合と同じであり、
説明を省略する。
【0037】次に、加算回路5の構成例を図5に示す。
図5は加算器であるハーフアダー300と、リセット付
きDFF301・302および保持回路303から構成
され、320はデータ入力端子、330はクロック端
子、340は保持信号端子、350はリセット端子、3
70はキャリー出力端子、360は保持データ出力端子
である。
【0038】図5の加算回路では、データ入力端子32
0へ入ったデータ320Aは、前段階の加算結果302
Aと共に、ハーフアダー300に入力される。ハーフア
ダー300は、これらデータ320Aと加算結果302
Aの加算を行う。そして、加算結果が2以上の場合に
は、桁上がり信号であるキャリー信号300Aを出力す
る。キャリー信号300Aは、DFF301に入力され
る。DFF301は、このキャリー信号300Aを、ク
ロック端子330に入力されたクロック信号330Aに
よってリタイミングして、キャリーデータ301Aを出
力する。このキャリーデータ301Aは、キャリー出力
端子370より出力される。
【0039】また、ハーフアダー300は、加算結果が
1または3の場合には、加算結果として300Bを出力
する。加算結果300Bは、クロック信号330Aによ
りDFF302でリタイミングされる。DFF302に
よってリタイミングされた加算結果302Aは、前段階
の加算結果として次のデータ列信号320Aと加算する
ために、ハーフアダー300に入力される。
【0040】また、加算信号302Aは、保持回路30
3にも入力される。保持回路303は、ある時刻の計数
結果を読み出すために保持信号端子340に入力された
信号340Aにより、現状の加算結果302Aを保持
し、加算信号303Aを出力する。加算信号303A
は、出力端子360より出力される。なお、リセット端
子350にリセット信号350Aを入力することによ
り、DFF301とDFF302は初期化される。
【0041】次に、並列データカウンタ回路において、
その計数値を、保持されたデータから算出する方法を説
明する。
【0042】図1の並列データカウンタ回路の場合には
加算回路1と加算回路2が、また図4の並列データカウ
ンタ回路の場合は加算回路1と加算回路5がそれぞれ独
立して加算を行っている。このため、図1の並列データ
カウンタ回路の場合には保持データ1Bと2Bを、また
図4の並列データカウンタ回路の場合は保持データ1B
と5Bをそれぞれ加算する必要がある。そして、第1の
加算手段で計数された値をx1とすると、図1の並列デ
ータカウンタ回路の場合にはx1=1B+2Bで、また
図4の並列データカウンタ回路の場合にはx1=1B+
5Bとなる。
【0043】また、第2の加算手段を構成する加算回路
3は、図1の並列データカウンタ回路の場合には第1の
加算手段の加算回路1と加算回路2のキャリー信号を、
また図4の並列データカウンタ回路の場合には加算回路
1と加算回路5のキャリー信号を加算している。第1の
加算手段を構成する図1の加算回路1と2のキャリー信
号1Aと2A、図4の加算回路1と5のキャリー信号1
Aと5Aは、並列データの加算結果が2となった場合に
発生するものである。このため、第2の加算手段を構成
する加算回路3の保持データ3Bは、”2”を意味す
る。第2の加算手段で計数された値をx2とおくと、x
2=2*3Bで表される。
【0044】カウンタ回路4は、第2の加算手段を構成
する加算回路3のキャリー信号3Aによりカウントをし
ている。第2の加算手段を構成する加算回路3のキャリ
ー信号3Aは、第1の加算手段を構成する加算回路1と
5のキャリー信号1Aと5Aの加算結果が2となった場
合に発生する。このことは、並列データの加算結果が4
となった場合に発生することである。よって、カウント
回路4は加算結果が4となるごとにカウントを行い、カ
ウンタ回路4の保持データ4Aは”4”を意味する。カ
ウンタ回路4で計数された値をx3とおくと、x3=4
*4Aで表される。したがって、全計数値はこれらの和
で、全計数値=x1+ x2+x3で表される。なお、k
段の加算回路で構成されているn並列データのカウンタ
では、第1の加算手段の結果をa、第2の加算手段の結
果をb、第3の加算手段の結果をc、…とし、最後のカ
ウンタの値をyとおけば、全計数値=20 *Σa+21
*Σb+22 *Σc・・・・+2k *yで表される。
【0045】ここで、回路規模の概略を計算するため
に、DFF1個相当の回路規模を1単位とする。そし
て、加算回路を構成する図2のフルアダー100を2単
位、DFF101、102をそれぞれ1単位、保持回路
103を1単位で構成されているとすれば、図1の加算
回路1〜3はそれぞれ5単位で構成される。
【0046】また、図5の1ビット加算回路のハーフア
ダー300を2単位、DFF301〜302を1単位、
保持回路303を1単位でそれぞれ構成されているとす
れば、図4の加算回路5は5単位で構成される。
【0047】そして、図7で示したmビットカウンタ回
路を構成するmビットカウンタ200とmビット保持回
路201がそれぞれm単位で構成されているとすれば、
図1のmビットカウンタ回路4、図7のmビットカウン
タ回路5〜8はそれぞれ2*m単位で構成される。よっ
て、従来例のn本の並列データのカウンタ回路では、n
*2*m単位の回路が必要である。
【0048】一方、この発明による並列データカウンタ
回路では、n本の並列データの場合には第1の加算手段
の数は、nが偶数の時はn/2個の図2の加算回路があ
れば、またnが奇数の時は(n−1)/2個の図2の加
算回路と1個の図5の1ビット加算回路があれば、それ
ぞれ十分である。また、第1の加算手段を構成する加算
回路の数をn1 とした場合、第2の加算手段の数は、n
1 が偶数の時はn1 /2個の図2の加算回路、n1 が奇
数の時は(n1 −1)/2個の図2の加算回路と1個の
図5の1ビット加算回路が必要である。
【0049】そして、このように、第K−1の加算回路
の数をnK-1 とすれば、第Kの加算回路の数は、nK-1
が偶数の時はnK-1 /2個の図2の加算回路、nK-1
奇数の時は(nK-1 −1)/2個の図2の加算回路と1
個の図5の1ビット加算回路が必要である。
【0050】ここで、図2の加算回路あるいは図5の1
ビット加算回路は、それぞれとも5単位の回路規模であ
る。また、上記加算回路に加え、mビットカウンタ回路
が1つ必要である。よって、この発明に基づいて構成さ
れるn本の並列データのカウンタ回路では、全加算回路
数*5+2*m単位の回路が必要である。
【0051】したがって、例えば、4並列データを8ビ
ットカウンタで計数する構成の場合、従来例の並列デー
タカウンタ回路は、4*2*8=64単位の回路規模が
必要となる。これに対してこの発明の並列データカウン
タ回路では、(4/2+2/2)*5+2*8=31単
位の回路規模で実現することができる。
【0052】また、カウント数を8ビットから9ビット
に増やした場合には、従来例では4*2*9−64=8
単位の回路規模の増加となるが、この発明では((4/
2+2/2)*5+2*9)−31=2単位の回路規模
の増加ですむ。
【0053】次に、5並列データを8ビットカウンタで
計数する構成の場合における、並列データカウンタ回路
の回路規模の計算例を示す。この場合、従来例では、5
*2*8=80単位の回路規模となる。ところが、この
発明の並列データカウンタ回路によれば、((5−1)
/2+1+(3−1)/2+1+2/2)*5+2*8
=46単位の回路規模で実現することができる。
【0054】
【発明の効果】この発明の並列データカウンタ回路は、
並列データあるいはキャリー信号の2つごとを加算する
加算手段と、加算手段から出力された最終的に1本とな
ったキャリー信号を計数するカウンタ手段とを設けた構
成としたので、並列データ数に比例して回路規模が増大
することがない。また、最大カウント数が増減した場合
でも1つのカウンタ手段のビット数増減で対応できる。
この結果、並列データ数やカウント数の増加した場合で
も回路規模のわずかな増加で対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による並列データカウンタ回路の実施
例の回路図である。
【図2】図1の実施例を構成する加算回路の構成例を示
す回路図である。
【図3】図1の実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図4】この発明による並列データのカウンタ回路の他
の実施例の回路図である。
【図5】図4の実施例を構成する加算回路の構成例を示
す回路図である。
【図6】並列データカウンタ回路の従来例を示す回路図
である。
【図7】図6の従来例図を構成するカウンタ回路の構成
例を示す回路図である。
【符号の説明】
1、2、3、5 加算回路 4、6、7、8 カウンタ回路 20、21、22、23、120、121、220、3
20 データ入力端子 30、130、230、330 クロック入力端子 40、41、42、140、240、340 保持信号
入力端子 50、150、250、350 リセット入力端子 60、61、62、70、71、72、73、160、
270、360 保持データ出力端子 100、300 フルアダー 101、102、301、302 リセット付きDFF 103、201、303 保持回路 170、370 キャリー出力端子 200 mビットカウンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列データ中の1または0の数の総数を
    計数する並列データカウンタ回路において、 前記並列データの2つごとのデータを加算してそれぞれ
    キャリー信号を出力する第1の加算手段(1,2) と、前記
    第1の加算手段から出力されたキャリー信号を2本づつ
    加算してそれぞれキャリー信号を出力する第2の加算手
    段(3) と、…、第k−1の加算手段から出力されたキャ
    リー信号を2本づつ加算してキャリー信号を出力する第
    kの加算手段と、前記第kの加算手段から出力された最
    終的に1本となったキャリー信号を計数するカウンタ手
    段(4) とを備えることを特徴とする並列データカウンタ
    回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の加算手段(1,2) は前記並列デ
    ータの2つごとのデータを加算してそれぞれ1本の加算
    結果と1本のキャリー信号を出力し、前記第2〜第kの
    加算手段はキャリー信号を2本づつ加算してそれぞれ1
    本の加算結果と1本のキャリー信号を出力することを特
    徴とする請求項1記載の並列データカウンタ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1〜第k−1の加算手段は、並列
    データ数またはキャリー信号数が奇数の場合においてデ
    ータまたはキャリー信号を時系列的に加算する加算回路
    (5) を有することを特徴とする請求項1または2記載の
    並列データカウンタ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第kの加算手段を構成する加
    算回路(1,2,3,5) が、フルアダー回路(100) またはハー
    フアダー回路(300) と、前記フルアダー回路(100) また
    はハーフアダー回路(300) のキャリー信号をリタイミン
    グする手段(101,301) と、前記フルアダー回路(100) ま
    たはハーフアダー回路(300) の加算結果をリタイミング
    する手段(102,302) と、前記リタイミングされた加算結
    果を保持する手段(103,303) とを備えることを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の並列データカウンタ回
    路。
  5. 【請求項5】 前記第1の加算手段(1,2) の加算結果、
    前記第2の加算手段(3) の加算結果、…、並びに前記第
    kの加算手段の加算結果をそれぞれ20 倍、21 倍、
    …、2k-1 倍するとともに、前記カウンタ回路(4) の計
    数値を2k 倍し、これらの総和をとることで前記並列デ
    ータ中の1または0の数の総数を計数することを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の並列データカウン
    タ回路。
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