JPS63132532A - 拡張ガロア体上の多項式除算回路 - Google Patents

拡張ガロア体上の多項式除算回路

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JPS63132532A
JPS63132532A JP61278858A JP27885886A JPS63132532A JP S63132532 A JPS63132532 A JP S63132532A JP 61278858 A JP61278858 A JP 61278858A JP 27885886 A JP27885886 A JP 27885886A JP S63132532 A JPS63132532 A JP S63132532A
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JP
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polynomial
coefficient
exponent
division
vector
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JP61278858A
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Inventor
Yuichi Kadokawa
雄一 門川
Osamu Adachi
修 足立
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 光ディスクによる記録再生装置あるいは信号伝送などに
用いられる、誤り訂正符号での演算あるいはリード・ソ
ロモン符号の復号の多項式演算などにおける拡張ガロア
体GF (2’ )上での多項式除算回路に関する。
〔従来技術〕
従来巡回符号の符号化などに用いられている多項式の割
算回路は、その多項式の係数および変数がすべて“1”
または“0”のガロア体CF (2)上で行なわれてお
り、従来の多項式割算回路を第10図に示す。
この第10図の除算回路は、一方の入力端子から入力信
号が、他方の入力端子には係数器Fからの信号がそれぞ
れ印加されるEOR回路EX′と、このEOR回路の出
力を1ビット時間ラッチする遅延回路Re′とからなる
単位処理回路を除数となる多項式の次数だけ縦続接続し
て構成されており、上記係数器の他端はこの除算回路の
出力に接続されるとともにこの係数器の伝達関数は除数
となる多項式g (X)の各項の値が1か0かに応じて
1または0に設定される。
この除算回路に図示のように被除算多項式f (x)を
高次の項から順次入力することによりその出力側から商
多項式Q (X)が高次の項から逐次出力され、各遅延
回路からは剰余の多項式R(x)の各項の値が得られる
が、これらの多項式f (x)、 g(x)、 Q(x
)およびR(X)の各項の値はすべて“0”または“1
”である。
このような従来の多項式除算回路においては、拡張ガロ
ア体CF (2’″)についての除算ができなかったの
で、その除算はマイクロプロセッサによる処理によって
いたが、この拡張ガロア体上での演算における加算はベ
クトルパターンの排他的論理和で、また乗除算は原始光
αのべき表現の指数の加減算で行なうものであるため、
ベクトル表現とべき表現との変換をしばしば行なわなけ
ればならないため、ソフトウェアによる処理では処理速
度が極めて遅くなるという欠点があった。
さらに、上記のような多項式除算回路は、多項式g (
x)の各項の係数が1または0に設定されているため汎
用性に欠けるという問題があった。
〔目 的〕
本発明は、拡張ガロア体上の除算をハードウェアにより
実行し得るようにして速度の向上とソフトウェアに依存
しない安定した処理を行ない、更に除多項式を可変にし
得るようにするものである。
〔構 成〕
本発明の構成を実施例に基づいて説明する。
ここで、被除算多項式f (x)、除多項式g (X)
、商多項弐〇 (x)、剰余多項式R(x)を夫々f(
X)= f、 十f、 x+ f2x” +=−・・−
・+f、−,x″−’ 十fhx”  、  −・−・
(1)g(X)=go 十g+  x+gm  x2 
i・+・+++・++ ga−+ X@−’ 十g、 
z@    ・・・・・・(2)Q(”)= Qo +
 Q t  X + q2 X2+ ””・+ql、−
@−,xll−@−’  +qh−a  X’−@・(
a)R(x)= ro  + r、x + r2 x’
  +−−−−−=・−+rs−1x@−1・・・・・
・(4)とすると、各項の係数f o ”” fイ+ 
go −g@ )Q O””qh−@ + r@〜r、
−1はいずれもα1で示されるmビットの数であり、こ
のαは拡張ガロア体GF (2m )の原始光である。
以下、上記mビットの数を1ワードという。
なお、拡張ガロア体GF (2m )の例として、m=
4、すなわち、CF (2’ )の元を、ソノ最小多項
式1+x+x’の根であるαによるべき表現とベクトル
表現を対応付けて示すと下8己の表のようになる。
被除算多項式の各項の係数は上表のような拡張ガロア体
上の元であり、ベクトル表現のデータワードとして多項
式除算回路に入力される。
第1図は、ベクトル表現で演算を行い、除多項式の係数
を可変にした多項式除算回路の実施例を示す図であり、
レジスタRo 、Re・・・・・・Rm=1  +Re
は図示しないマイクロプロセッサ等から出力される除多
項式の各項の係数が書き込まれ、その除多項式の最高次
の項の係数はレジスタR0に保持されて後述の除算係数
器Kvに設定され、また、最高次以外の項の係数は次数
の高い項の係数から順にレジスタR@−I・・・・・・
Re、Reにそれぞれ保持されて後述の各乗算係数器K
Aに設定される。
乗算処理ユニッ)UO〜U、−1は除多項式g (X)
の項数より1段歩ない段数が縦続接続されており、それ
ぞれの乗算処理ユニッ)U。−U、−1は、入力される
被除算多項式f (x)の各係数を構成するベクトル表
現のmビット(以後、ベクトルという。)の入力に対応
してEOR回路回路1ワードの伝送期間に相当する1単
位時間τの遅延を行なう遅延ラッチReとをm組備えて
いる。
更にこれら乗算処理ユニットは、後述する除算係数器K
vから出力された商多項弐〇 (X)の係数のベクトル
に上記レジスタRe 、Rt・・・・・・R1−1によ
って設定された上記除多項式g (x)の対応する項の
係数gのベクトルの乗算を行う乗算係数器Kaを備えて
おり、この乗算係数器KAが出力するベクトルを上記E
OR回路Eに供給してベクトルのビット毎にモデニロ2
の加算を行・う。
上記除算係数器に、は、上記乗算処理ユニットU、−1
の出力するベクトルを、レジスタR0によって設定され
た除多項式g (x)の最高次の項の係数のベクトルで
除算をして出力する。
第2図は上記乗算係数器KAおよび除算係数器に、の構
成をさらに詳細に説明する図であり、乗算係数器KAは
同図(a)に示すように、ベクトル−指数変換テーブル
Tにそれぞれ接続されたベクトル−指数変換回路1およ
び指数−ベクトル変換回路2が指数加算回路3を介して
接続されており、前記レジスタRe−Re,から設定さ
れる除多項式の係数の指数が上記指数加算回路3の1方
の入力端に入力され、この乗算係数器KAに入力される
ベクトルが上記ベクトル−指数変換回路1で対応する指
数に変換されて上記指数加算回路3の他方に入力される
。この指数加算回路3は入力される2つの指数のモデニ
ロ(2m−1)の加算を行って、その結果得られた指数
を指数−ベクトル変換回路2に出力し、この乗算係数器
KAに入力されたベクトルに除多項式の係数を乗じた結
果のベクトルが上記指数−ベクトル変換回路2から出力
される。
除算係数器Kvは同図ら)に示すように、上記乗算係数
器KAの指数加算回路3をモデュロ(2m−1)の減算
を行う指数減算回路4で置き換えたものとして構成され
ており、入力されるベクトルの指数から除多項式の係数
の指数をモデュロ(2m−1)で減算し、その結果得ら
れた指数をベクトルに変換して出力することにより、入
力ベクトルを除多項式の係数で除算した結果をベクトル
として得るようにしたものである。
第1図において、レジスタRo 、Re・・・・・・R
e−1およびレジスタR0に除多項式g (x)の各項
の係数g。−g6が書き込まれると、各乗算係数器に、
および除算係数器Kvに上記除多項式g (x)の係数
go=g−がそれぞれ設定され、入力端aから被除算多
項式f (x)の係数のベクトルが高次の項からf0〜
f0の順に入力される。
初期状態として、各遅延ラッチReはリセットされてい
るので、最初に乗算処理ユニッ)U=+から出力され除
算係数器に、によって除算されて出力されるベクトルは
0”であり、この“0”が入力され各乗算係数器KAで
乗算が行われて各EOR回路Exの一方に入力される各
ビット値は“0”である。したがって、入力端aから順
次入力されるベクトルは、乗算処理ユニッ)Ll、−、
の遅延ラッチに係数f。のベクトルがラッチされるまで
は、そのままの順で各遅延ラッチにラッチされる。
上記のように乗算処理ユニッ)U、−、の遅延ラッチに
f。のベクトルがラッチされ、次の動作でこの遅延ラッ
チからf、のベクトルが出力されると、除算係数器Kv
によってg、のベクトルで除算され、商多項式〇 (X
)の最高次の項の係数qh−eのベクトルが出力される
この出力されたq。−0のベクトルは、例えば乗算処理
ユニットU0の乗算係数器に入力され、この乗算係数器
からgoとQl’l−@の乗算結果のベクトルがEOR
OR回路一方の入力端子に出力される。同様に、各乗算
処理ユニットの乗算係数器から除多項式の各項の係数と
上記q、、−6の乗算結果のベクトルが各EOR回路の
一方の入力端子に出力される。
このとき各乗算処理ユニットの遅延ラッチからは上記乗
算処理ユニットU−1の遅延ラッチと同様に各遅延ラッ
チが保持していたベクトルを出力しており、後続の各乗
算処理ユニットのEOR回路で上記のように乗算係数器
から出力されるベクトルとビット毎の排他的論理和がと
られ、その結果出力されるベクトルが各遅延ラッチにラ
ッチされる。
すなわち、以上の一回の動作により各乗算処理ユニット
の遅延ラッチには、商多項式の最高次の項の係数を算出
したときの余りの係数がベクトルで保持され、一方、除
算係数器Kvからは商多項式の最高次の項の係数がベク
トルで出力されることになる。
被除算多項式と除多項式の次数は既知であるので、商多
項式の次数も既知である。したがって商多項式の項数に
相当するだけ上記の動作を繰り返して行えば、除算係数
器に、からは商多項式の各項の係数が最高次から順にベ
クトルで出力され、演算終了後には、各遅延ラッチに剰
余多項式の各項の係数がベクトルで得られる。
第3図は、べき表現の指数で演算を行ない、除多項式の
係数を可変にした多項式除算回路の実施例を示す図であ
る。
乗算処理ユニッ)U。′〜Us−1′は、前記第1図に
ついて説明したものと同様に除多項式g (x)の項数
より1段歩ない段数が縦続接続されているが、この各乗
算処理ユニットは、入力される2つの係数の指数のモデ
ュロ(2m−1)の加算を行う加算器E′と1ワードの
伝送期間に相当する1単位時間Tの遅延を行うレジスタ
Dとを備え、更に除算係数器K v ’から出力される
商多項式Q (X)の各項の係数の指数と後述するよう
に設定された除多項式の係数の指数とのモデコロ(2m
−1)の加算を行って上記加算器E′に出力する乗算係
数器KA/を備えている。
レジスタRO’rR1′・・・・・・Re−1’rR@
′は図示しないマイクロプロセッサ等から出力される除
多項式の各項の係数の指数が書き込まれ、除多項式の最
高次の項の係数の指数はレジスタR%に保持されて除算
係数器Kv ’に設定され、また、最高次以外の項の係
数の指数は次数の高い項の係数の指数から順にレジスタ
R”−1’ * R1’ I R0′にそれぞれ保持さ
れて各乗算係数器KA ’に設定される。
上記除算係数器Kv’は、上記乗算処理ユニットU=+
’の出力する指数から上記のように設定された除多項式
g (x)の最高次の項の係数の指数をモデュロ(2m
−1)で減算し、その結果得られた指数を出力する。
また、この多項式除算回路の入力側には入力されるベク
トルを対応するべき表現の指数に変換するベクトル−指
数変換器Cvを備えており、さらに、この多項式除算回
路の出力側にはべき表現の指数を対応するベクトルに変
換して出力する指数−ベクトル変換器Cs と、各乗算
処理ユニットの各レジスタDの出力及び除算係数器Kv
の出力を上記指数−ベクトル変換器C5に選択的に入力
するセレクタSを備えている。
第4図は、上記除算係数器Kv ’ 、乗算係数器KA
′および加算器E′の構成を詳細に示すもので、同図(
a)の除算係数器Kv′は被除算係数のべき表現の指数
と除算係数のべき表現の指数のモデュロ(2’−1)の
減算を行う減算回路10によって得られる減算値を除算
結果のべき表現の指数として出力するものであり、同図
ω)の乗算係数器KAは乗算する2つの係数のべき表現
の指数のモデニロ(2’−1)の加算を行う加算回路2
0によって得られる加算値を乗算結果のべき表現の指数
として出力するものである。また、同図(C)の加算器
E′は、加算する2つの各指数を対応するベクトル表現
のmビットに変換する指数−ベクトル変換回路303.
302を備え、この2つの指数−ベクトル変換回路が出
力するベクトルの各ビット毎の排他的論理和をEOR回
路EXI〜Ex、から出力し、この出力されるmビット
のベクトルをベクトル−指数変換回路40によって対応
する指数に変換して出力するようにしたものである。な
お、これらの変換を行なうためにはROMあるいは布線
論理などによって構成する変換テーブルを設けるように
すればよい。
第3図の多項式除算回路は各乗算処理ユニットおよび除
算係数器において、前記第1図について説明したベクト
ルの演算を指数の演算で行うようにしたものである。
したがって、ベクトル−指数変換器C7に被除算多項式
f(3)の最高次の項の係数fユから順次低次の項の係
数fh−1*fR−2・・・・・・がベクトルで入力さ
れると、このベクトル−指数変換器Cvから各ベクトル
に対応する指数が出力されて初段の乗算ユニツ)UO’
に順次入力され、前記第1rI!Jの多項式除算回路で
行うベクトルについての演算に対応する係数の演算が、
対応する指数についての演算を行うことにより実行され
る。
すなわち、高多項式〇 (x)の各項の係数の指数が演
算過程でセレクタSに高次の項のものから順次出力され
、演算終了後には、剰余多項式R(x)の各項の係数の
指数が各レジスタDに保持される。
したがって、演算過程ではセレクタSによって除算係数
器K v ’の出力を指数−ベクトル変換器C3に入力
し、演算終了後にセレクタSを切り換えて各レジスタD
の出力を指数−ベクトル変換器C8に順次入力するよう
にして、この指数−ベクトル変換器C3の出力端から商
多項式Q (X)あるいは剰余多項式R(X)の各項の
係数がベクトルで出力される。
第5図は、上記第3図について説明した多項式除算回路
を、時分割で使用される1つの加算器E′と1つの乗算
係数器KA ’とによって構成したものであり、ベクト
ル−指数変換器Cvの出力と各レジスタOS−+〜Do
の出力を選択的に加算器E′に出力するセレクタS′と
、加算器E′の出力を上記各レジスタD、−1〜D0に
選択的に出力するデマルチプレクサDMを備え、除算係
数器Kv ’の出力に除多項式の係数の指数を加算する
上記乗算係数器KA ’には、前記乗算処理ユニットと
して対応する各レジスタD、−1〜D0がデマルチプレ
クサDMによって選択されるときに、対応する除多項式
の係数の指数がランダムアクセスメモリMから出力され
て設定されるように構成したものである。
このランダムアクセスメモリMおよび除算係数器Kv′
に接続されたレジスタRe/には、図示しないマイクロ
プロセッサ等から出力される除多項式の各項の係数の指
数が書き込まれ、ランダムアクセスメモリMに書き込ま
れた除多項式の最高次以外の項の係数の指数は、前記の
ように時分割に読み出されて乗算係数器KA’に出力さ
れ、レジスタR1′に書き込まれた除多項式の最高次の
項の係数の指数は除算係数器に、/に出力されて設定さ
れる。
この回路では、例えば、第1図について説明した商多項
式Q (X)の最高次の項の係数q。−8を出力する場
合、レジスタD、−3から被除算多項式f (x)の最
高次の項の係数f、の指数を除算係数器Kv ’に出力
し、この除算係数器Kv′からの出力を乗算係数器KA
 ’に入力する。このときセレクタS′およびデマルチ
プレクサDMによりレジスタD、−2の出力端とレジス
タD、−1の入力端とを加算器E′を介して導通すると
同時に乗算係数器KA ’にランダムアクセスメモリM
から除多項式の最高次の次の項の係数g、−1の指数を
出力し、この乗算係数器KA′によって除算係数器Kv
 ’が出力する指数と係数g、−9の指数の加算を行い
、この加算値とレジスタD、−2の出力する指数の加算
値を加算器E′から出力してレジスタD、−1に保持す
る。
この動作を各レジスタD、−8〜Do間についてレジス
タDoに向かって行うようにすれば、商多項式の最高次
の係数q。−1の指数は除算係数器に、′からセレクタ
S′を介して指数−ベクトル変換器C3に入力されてこ
の指数−ベクトル変換器C5から商多項式Q (X)の
最高次の係数Qh−sが出力されるとともにさらにレジ
スタD0〜D、−1にはそのときの余りの多項式の係数
が指数として保持される。
以上の動作を必要なだけ繰り返し、演算終了後に各レジ
スタD、−1〜D0をセレクタS′によって順次選択し
てレジスタの内容を指数−ベクトル変換器C8に供給す
るようにすれば、商多項式Q(X)および剰余多項式R
(X)の各項の係数がベクトルで出力される。
第6図と第7図は、前記第1図および第3図について説
明したそれぞれの多項式除算回路と同様の機能を備え、
スイッチ回路Svによって必要なだけの乗算処理ユニッ
トを縦続接続すると共に被除算多項式を入力する位置を
選択できるようにして除多項式g (x)の次数を可変
にできるようにした多項式除算回路をそれぞれ示す図で
ある。
すなわち、本発明の多項式除算回路は、乗算処理ユニッ
トを除多項式の項数より1だけ少ない数、すなわち除多
項式の次数で縦続接続するようにし、さらに除多項式の
係数を可変にするようにしたので上記のようにスイッチ
回路Swによって所望の次数の除多項式についての多項
式除算回路を構成できる。
例えば、第6図において、を次(t<e)の除多項式に
よって除算を行う場合は、スイッチ回路Svに次数tを
入力し、乗算処理ユニッ)U、−。
からの入力線l。と除算係数器Kvへの出力線0゜、乗
算処理ユニットLl−2からの入力線!、−1と乗算処
理ユニッ)U−+への出力線0.−2等を順次接続して
乗算処理ユニッ)U、−tからの入力線1e−t。1と
乗算処理ユニッ) LL−t++への出力線0゜−2,
1とを接続し、被除算多項式f (x)をスイッチ回路
Swの出力線01−5から乗算処理ユニットU、、に入
力するようにして除算を行う。なお、このとき除多項式
の係数は除算係数器Kvから各乗算係数器KAの順に設
定するようにする。
第7図の回路は第6図の回路の除算を指数によって行う
ようにしたものであり、入力側と出力側にベクトル−指
数変換器Cvおよび指数−ベクトル変換器C3をそれぞ
れ備えるようにしたもので、この回路の動作は第6図お
よび第3図についての説明かられかるように格別の説明
を要しないであろう。
前記第5図について説明した回路は、指数によって演算
を行ない、加算器および乗算係数器をそれぞれ1つにし
て時分割で動作するようにしたものであるが、このよう
な回路に上記第6図あるいは第7図について説明したよ
うな除多項式g (x)の次数を可変にできる機能をさ
らに付加した多項式除算回路を第8図に示す。
第8図において、第1のセレクタSIとデマルチプレク
サDMは共に同期してそれぞれの人出力線の接続を行い
、前記第3図の各乗算処理ユニットに対応して隣接する
レジスタ0間を後述第2のセレクタS2および加算器E
′を介して時分割に順次接続するものである。また、こ
の第1のセレクタSIおよびデマルチプレクサDMに印
加される第1のセレクト信号によって、時分割に縦続接
続するレジスタの個数、すなわち、除多項式の次数が設
定され、同時にランダムアクセスメモリMから予め書き
込まれた除多項式の係数が読み出されて乗算器KA ’
に出力される。
第2のセレクタS2は、第2のセレクト信号が印加され
て第1のセレクタS、の出力と、ベクトル−指数変換器
C7から出力される被除算多項式の係数の指数とを選択
的に加算器E′に出力し、上記時分割に縦続接続される
レジスタDの初段のレジスタの入力端がデマルチプレク
サDMで選択されたときに被除算多項式の係数の指数が
加算器E′に出力され、それ以外のときは、第1のセレ
クタSIと加算器E′とを接続して演算が行われるよう
にする。
なお、この多項式除算回路は上記のように構成すること
により、前記第5図〜第6図について説明したと同様に
除算が行われることは明らかであろう。
以上説明した実施例で、第3図、第5図、第7図および
第8図に示した指数の演算による多項式除算回路におけ
る加算器E′は、前記第4図(C)について説明したよ
うに、2つの指数−ベクトル変換回路30. 、302
と1つのベクトル−指数変換回路40およびm個のEO
R回路EXI〜E X @とによって構成したものであ
るが、第9図に示すように1つの減算回路50.1つの
り一ドオンリメモリ60および1つの加算回路70によ
って構成することができる。
減算回路50は入力される2つの指数のモデュロ(2m
−1)の減算をおこなって減算値をリードオンリメモリ
60に出力し、このリードオンリメモリ60は入力され
る値にのZech関数の値Z(9)=tを出力する。こ
のリードオンリメモリ60の出力値と上記減算回路50
で行った減算の減数とを加算回路70でモデュロ(2m
−1)の加算を行うと、その加算値は、減算回路50に
入力した2つの指数に対応する2つの係数のCF (2
1)上の加算による加算値のべき表現の指数となる。
すなわち、上記Zech関数Z(資)は、αz(k)=
αk + 1 によって定義される関数であり、たとえば、2つの係数
α1とαjのGF(2,”)上の加算を行い、その加算
値αpの指数pを求める場合を以下の式で説明すると、 α2=α1+α」=(αl−J+l)α」=αZ(1−
J)す 、°、  p=Z(i−j)+j となり、2つの係数の加算値の指数は、2つの係数の各
指数の減算値に対応する上記Zech関数の値と、上記
各指数の減算値を得るための減数とを加算することによ
って求めることができる。
したがって、第4図(C)に示した加算器では変換テー
ブルが3つ必要であるが、この第9図に示した加算器は
リードオンリメモリ60すなわち変換テーブルを1つ備
えるだけで実現できる。
〔効 果〕
本発明によれば、拡張ガロア体GF(2’″〉上の数を
係数および変数とする多項式f (x)およびg(X)
において、f (X) / g (X)の演算を行って
商多項式Q (X)および剰余多項式R(X)を高速で
求めることができると共に除多項式g (x)の係数を
可変にした多項式除算回路を得ることができる。
また、上記のように除多項式g (x)の係数を可変に
するようにしたので、実施例に示したように、除多項式
の次数をも可変にした多項式除算回路を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はベクトルで演算を行なう本発明の実施例を示す
図、第2図はベクトルで演算を行なう回路の乗算係数器
および除算係数器の一例を示す図、第3図は指数で演算
を行なう本発明の実施例を示す図、第4図は指数で演算
を行なう回路の除算係数器、乗算係数器および加算器を
示す図、第5図は指数による演算をレジスタを時分割に
選択して行う本発明の実施例を示す図、第6図はベクト
ルによる演算を行ない除多項式の次数を可変にした本発
明の実施例を示す図、第7図は指数で演算を行ない除多
項式の次数を可変にした本発明の実施例を示す図、第8
図は指数による演算をレジスタを時分割に選択して行な
い除多項式の次数を可変にした本発明の実施例を示す図
、第9図は指数で演算を行なう回路の加算器の他の実施
例を示す図、第10図は従来の除算回路を示す図である
。 u、u’は乗算処理ユニット、Kv I Kv ’は除
算係数器、Rはレジスタ、Cvはベクトル−指数変換器
、Csは指数−ベクトル変換器である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)元の数が2^m個である拡張ガロア体の元のベク
    トル表現の並列ビット数の入力に対応する排他的論理和
    回路(E)と遅延ラッチ(R_a)とからなる組と設定
    された係数を商多項式の係数に乗じて上記排他的論理和
    回路にそれぞれ供給する乗算係数器(K_A)とからな
    る複数の乗算処理ユニット(U_0、U_1・・・・・
    ・U_e_−_1)を除多項式の項数より1少ない数だ
    け縦続接続するとともに、設定された係数で最終段の乗
    算処理ユニットの出力を除算して商多項式の係数として
    順次出力する除算係数器(K_V)を備え、この除算係
    数器に除多項式の最高次の項の係数を出力するレジスタ
    (R_e)と上記各乗算係数器に除多項式の最高次より
    低次の対応する各項の係数を出力するレジスタ(R_0
    、R_1、・・・・・・R_e_−_1)とを備えるこ
    とを特徴とする拡張ガロア体上の多項式除算回路。
  2. (2)被除算多項式の係数を入力する初段の乗算処理ユ
    ニットを切換選択して除算を行うことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の拡張ガロア体上の多項式除算回
    路。
  3. (3)元の数が2^m個である拡張ガロア体の元のベク
    トル表現の並列ビット数の入力により、そのベクトル表
    現に対応するべき表現の指数を出力するベクトル−指数
    変換器(C_v)を有し、入力される2つの指数をモデ
    ュロ(2^m−1)で加算する加算器(E′)とレジス
    タ(D)とからなる組と入力される指数に対応する係数
    に、設定された指数に対応する係数を乗じて得られる係
    数の指数を上記加算器に供給する乗算係数器(K_A′
    )とからなる複数の乗算処理ユニット(U0′、U_1
    ′・・・・・・U_e_−_1′)を除多項式の項数よ
    り1つ少ない数だけ縦続接続するとともに、上記ベクト
    ル−指数変換器の出力を初段の乗算処理ユニットに入力
    し、前段の乗算処理ユニットのレジスタから入力される
    指数に対応する係を、設定された指数に対応する係数で
    除算をして得られる係数の指数を上記各乗算係数器に出
    力する除算係数器(K_v′)とを備え、この除算係数
    器が出力する指数を対応するベクトル表現に変換して出
    力する指数−ベクトル変換器(C_s)を有し、上記除
    算係数器に設定する除多項式の最高次の項の係数の指数
    を出力するレジスタ(Re′)と上記各乗算係数器に設
    定する除多項式の最高次より低次の対応する各項の係数
    の指数を出力するレジスタ(R_0′、R_1′・・・
    ・・・R_e_−_1′)とを備えることを特徴とする
    拡張ガロア体上の多項式除算回路。
  4. (4)上記乗算処理ユニットの各レジスタの出力を時分
    割に選択して1つの加算器(E′)に入力し、この加算
    器の出力を上記乗算処理ユニットの各レジスタに時分割
    に選択して出力し、1つの乗算係数器(K_A′)によ
    って、除算係数器から出力される指数に対応する係数に
    、設定される指数に対応する係数を乗じて得られる指数
    を上記加算器に出力し、書込み読出しの可能なメモリに
    書き込まれた指数を時分割に上記乗算係数器に出力する
    ことにより、時分割処理で多項式の除算を行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の拡張ガロア体上の
    多項式除算回路。
  5. (5)加算器が、入力される2つの数のモデュロ(2^
    m−1)の減算値を出力する減算回路(50)と、この
    減算回路の出力する減算値に対応するZech関数の値
    を出力する不揮発性メモリ(60)と、この不揮発性メ
    モリの出力する値と上記減算回路で行う減算の減数との
    モデュロ(2^m−1)の加算値を出力する加算回路(
    70)によって構成されたものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項ないし第4項記載の拡張ガロア体
    上の多項式除算回路。
  6. (6)被除算多項式の係数の指数を入力する初段の乗算
    処理ユニットを切換選択して除算を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項ないし第5項記載の拡張ガロア
    体上の多項式除算回路。
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