JP3155026B2 - 累算器 - Google Patents

累算器

Info

Publication number
JP3155026B2
JP3155026B2 JP14270191A JP14270191A JP3155026B2 JP 3155026 B2 JP3155026 B2 JP 3155026B2 JP 14270191 A JP14270191 A JP 14270191A JP 14270191 A JP14270191 A JP 14270191A JP 3155026 B2 JP3155026 B2 JP 3155026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
register
digit
output
held
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14270191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04343130A (ja
Inventor
茂 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Icom Inc filed Critical Icom Inc
Priority to JP14270191A priority Critical patent/JP3155026B2/ja
Publication of JPH04343130A publication Critical patent/JPH04343130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3155026B2 publication Critical patent/JP3155026B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数桁の同じデータ値
を繰り返して加算する累算器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−123930号公報には、
複数桁のデータ値を高速で演算する演算器の技術が示さ
れている。複数桁の加算にあっては、下位桁で発生され
るかもしれないキャリー信号を考慮して、上位桁の加算
を下位桁の加算結果を待って行なわなければならない。
そこで、下位桁の加算器から発生される可能性のあるキ
ャリー信号のタイミングと当該桁で加算されるデータ値
が加算器に与えられるタイミングとを一致させるため
に、上記従来技術では、上位桁ほど1段づつ増加する数
の入力遅延手段が各桁の加算器の前段に直列に設けられ
ている。また、各桁の加算結果のデータ値の出力タイミ
ングを一致させるために下位桁ほど1段づつ増加する数
の出力遅延手段が各桁の加算器の後段に直列に設けられ
ている。
【0003】上位桁の加算が、1段づつ下位の桁で行な
われる加算より1クロックだけ遅れて行なわれるので、
各桁の加算が並行的に行なわれ、下位桁の加算結果によ
るキャリー信号の発生を待って順次に上位桁の演算を行
なう必要がなく、高速で加算が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示された従
来技術にあっては、データ値の桁数が多いほど、加算器
の前段と後段に積層状に設けられる入力遅延手段および
出力遅延手段の数が極めて多くなり、構造が複雑なもの
となってしまうという不具合があった。
【0005】ところで、周波数シンセサイザー等の構成
要素として用いられる累算器にあっては、複数桁の同じ
データ値を繰り返して加算する累算器が必要である。設
定周波数の切り換えに伴いデータ値が一度全てクリアさ
れてから、新たにデータ値が与えられ、この新たなデー
タ値が繰り返して加算されるものである。
【0006】このような用途の累算器からするならば、
最下位桁から上位桁に順次1クロックづつ遅れて加算器
に当該桁のデータ値を与えるとともに、引き続いて同じ
データ値を加算器に与える作用が得られれば良い。かか
る観点から上記公報に示された従来技術を考察するなら
ば、加算器の前段に設けられた積層状の入力遅延手段
は、上位桁に順次1クロックづつ遅らせて加算器に当該
桁のデータ値を与えた後は、当該桁の同じデータ値を保
持するにすぎない。
【0007】そこで、従来技術の積層状の多数の入力遅
延手段に代えて、同じデータ値を繰り返し加算するのに
必要な上記作用を奏する簡単な回路構成に改善すること
が望ましい。
【0008】本発明は、かかる従来の累算器の事情に鑑
みてなされたもので、簡単な回路構成で同じデータ値を
高速で加算できる累算器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の累算器は、複数桁の同じデータ値を繰り
返し加算する累算器であって、各桁のデータ値を保持す
る入力用レジスタを各桁毎に1つ設け、これらの入力用
レジスタが保持するデータ値を一方の入力とする加算器
を各桁毎に設け、これらの加算器の出力値を保持する出
力用レジスタを各桁毎に設けるとともにこれらの出力用
レジスタが保持するデータ値を当該桁の前記加算器の他
方の入力とし、前記加算器が出力するキャリー信号を保
持して1つ上位桁の加算器に出力するキャリー信号用レ
ジスタを最上位桁を除いて各桁毎に設け、上位桁ほど1
段づつ少ない数の出力遅延用レジスタを前記出力用レジ
スタの後段に直列に設け、最下位桁から上位桁に順次1
クロックづつ遅れて前記入力用レジスタにデータ値を保
持させるとともに保持させた前記データ値をそのまま維
持させるタイミング制御手段を設けて構成されている。
【0010】また、前記タイミング制御手段を直列入力
並列出力のシフトレジスタで形成し、このシフトレジス
タに非能動から能動に切り換わる信号をデータとして入
力し、その並列出力を上位桁から順次に下位桁の前記入
力用レジスタにクロック信号として与えるように構成し
ても良い。
【0011】
【作用】加算器の前段に設けた入力用レジスタに、タイ
ミング制御手段で最下位桁から上位桁に順次1クロック
づつ遅れて当該桁のデータ値を保持させるので、加算器
には最下位桁から上位桁に順次1クロックづつ遅れた当
該桁のデータ値が与えられる。しかも、入力用レジスタ
は引き続き当該桁のデータ値を保持する。したがって、
同じデータ値が繰り返し高速で加算される。
【0012】そして、タイミング制御手段を、直列入力
並列出力のシフトレジスタで形成するならば、簡単な構
成で非能動から能動に切り換わる信号をクロック信号と
して各桁毎の入力用レジスタに1クロックづつ遅れて与
え得る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1および図2
を参照して説明する。図1は、本発明の累算器の一実施
例のブロック回路図であり、図2は、図1の累算器にお
ける入力用レジスタが順次に1クロックづつ遅れて当該
桁のデータ値を保持する動作を説明をするためのタイム
チャートである。
【0014】図1において、複数桁のデータ値(図1に
おいては4桁)が中央演算装置等のデータ値設定手段5
0から、各桁毎に設けられた入力用レジスタ10、2
0、30、40にそれぞれ与えられる。これらの入力用
レジスタ10、20、30、40に保持されたデータ値
が、各桁毎に設けられた加算器11、21、31、41
のそれぞれ一方の入力として与えられる。これらの加算
器11、21、31、41の加算出力が、各桁毎に設け
られた出力用レジスタ12、22、32、42に与えら
れ、その保持されたデータ値が当該桁の加算器11、2
1、31、41に他方の入力として与えられる。そし
て、最下位桁の加算器11のキャリー信号がキャリー信
号用レジスタ13に与えられ、その保持された信号が1
段だけ上位桁の第2桁の加算器21にキャリー信号とし
て与えられる。同様にして、第2と第3桁の加算器2
1、31のキャリー信号がそれぞれにキャリー信号用レ
ジスタ23、33に与えられ、その保持された信号が第
3と最上位桁の加算器31、41にキャリー信号として
与えられる。さらに、最下位桁の出力用レジスタ12の
後段に、3段に出力遅延用レジスタ14、15、16が
直列に接続され、最後段の出力遅延用レジスタ16に保
持されたデータ値が累算値入力手段60の最下位桁に与
えられる。また、第2桁の出力用レジスタ22の後段に
2段に出力遅延用レジスタ24、25が直列に接続さ
れ、同様にして最後段の出力遅延用レジスタ25に保持
されるデータ値が累算値入力手段60の第2桁に与えら
れる。第3桁の出力用レジスタ32の後段に1段の出力
遅延用レジスタ34が接続され、その保持されたデータ
値が累算値入力手段60の第3桁に与えられる。最上位
桁の出力用レジスタ42に保持されたデータ値は、直接
に累算値入力手段60の最上位桁に与えられる。また、
直列入力並列出力のシフトレジスタ70に、クロック
(a)と、非能動から能動に切り換わる信号(b)がデ
ータとして与えられ、シフトレジスタ70の上位桁の並
列出力(c)が最下位桁の入力用レジスタ10にクロッ
ク信号として与えられ、順次並列出力(d)、(e)、
(f)が1段づつ上位桁の入力用レジスタ20、30、
40にそれぞれクロック信号として与えられる。
【0015】かかる構成において、まず図2を参照し
て、入力用レジスタ10、20、30、40の動作につ
き説明する。シフトレジスタ70にデータとして与えら
れる信号(b)が非能動から能動に切り換わった時点以
後に入力された最初のクロック(a1)の立ち上がりに
より(アップエッジ動作するものとして説明する。)、
シフトレジスタ70の上位桁の並列出力(c)は能動信
号となり、これが最下位桁の入力用レジスタ10にクロ
ック信号として与えられる。すると、この最下位桁の入
力用レジスタ10は最下位桁のデータ値を保持して加算
器11に与える。そして、次に入力されるクロック(a
2)により第2桁の並列出力(d)が能動信号となり、
第2桁の入力用レジスタ20は第2桁のデータ値を保持
して加算器21に与える。ここで、最下位桁の入力用レ
ジスタ10には、能動信号が引き続いて与えられてお
り、最初に保持したデータ値をそのまま維持する。同様
にして、順次に入来するクロック(a3)、(a4)に
より、第3桁および最上位桁の並列出力(e)、(f)
が、1クロックづつ遅れて能動信号となり、それぞれの
入力用レジスタ30、40が1クロックづつ遅れて当該
桁のデータ値を保持して加算器31、41に与える。
【0016】次に、本実施例の具体的動作を10進のデ
ータ値“1234”の繰り返し加算を例として説明す
る。まず、全てのレジスタはクリアされて“0”になっ
ているものとする。
【0017】第1クロック(a1)により最下位桁のデ
ータ値“4”が最下位桁の入力用レジスタ10に保持さ
れる。
【0018】第2クロック(a2)により、入力用レジ
スタ10が保持する“4”と出力用レジスタ12が保持
する“0”とが加算器11で加算され、その加算結果の
“4”が出力用レジスタ12に保持される。ここで、加
算器11からキャリー信号は出力されず、キャリー信号
用レジスタ13は“0”のままである。同時に、第2桁
の入力用レジスタ20に第2桁のデータ値“3”が保持
される。
【0019】第3クロック(a3)により、最下位桁の
出力用レジスタ12の保持する“4”が1段目の出力遅
延用レジスタ14に保持される。また、入力用レジスタ
10が保持する“4”と出力用レジスタ12が保持する
“4”とが加算器11で加算され、その加算結果の
“8”が出力用レジスタ12に保持される。同時に、第
2桁では、加算器21で入力用レジスタ20の“3”と
出力用レジスタ22の“0”が加算されて出力用レジス
タ22に“3”が保持される。さらに、第3桁では、入
力用レジスタ30に第3桁のデータ値“2”が保持され
る。
【0020】第4クロック(a4)により、最下位桁の
出力用レジスタ12の保持する“8”が1段目の出力遅
延用レジスタ14に保持され、1段目の出力遅延用レジ
スタ14の保持する“4”が2段目の出力遅延用レジス
タ15に保持される。そして、加算器11で入力用レジ
スタ10の“4”と出力用レジスタ12の“8”が加算
され、その加算結果の“12”の下一桁の“2”が出力
用レジスタ12に保持されるとともに、キャリー信号用
レジスタ13に“1”が保持される。同時に、第2桁で
は、出力用レジスタ22の保持する“3”が1段目の出
力遅延用レジスタ24に保持される。また、加算器21
で入力用レジスタ20の“3”と出力用レジスタ22の
“3”が加算されて出力用レジスタ22に“6”が保持
される。さらに、第3桁では、加算器31で入力用レジ
スタ30の“2”と出力用レジスタ32の“0”が加算
され、その加算結果の“2”が出力用レジスタ32に保
持される。そしてさらに、第4桁では、入力用レジスタ
40に第4桁のデータ値“1”が保持される。
【0021】第5クロックにより、最下位桁の出力用レ
ジスタ12の保持する“2”が1段目の出力遅延用レジ
スタ14に保持され、順次2段目と3段目の出力遅延用
レジスタ15、16にそれぞれ“8”、“4”が保持さ
れる。そして、加算器11で入力用レジスタ10の
“4”と出力用レジスタ12の“2”が加算され、その
加算結果の“6”が出力用レジスタ12に保持される。
同時に、第2桁では、出力用レジスタ22の保持する
“6”が1段目の出力遅延用レジスタ24に保持され、
1段目の出力遅延用レジスタ24の保持する“3”が2
段目の出力遅延用レジスタ25に保持される。そして、
加算器21で入力用レジスタ20の“3”と出力用レジ
スタ22の“6”およびキャリー信号用レジスタ13の
“1”が加算され、その加算結果の“10”の下一桁の
“0”が出力用レジスタ22に保持されるとともに、キ
ャリー信号用レジスタ23に“1”が保持される。さら
に、第3桁では、出力用レジスタ32に保持された
“2”が1段目の出力遅延用レジスタ34に保持され
る。また、加算器31で入力用レジスタ30の“2”と
出力用レジスタ32の“2”が加算され、その加算結果
の“4”が出力用レジスタ32に保持される。そしてさ
らに、第4桁では、入力用レジスタ40が保持する
“1”と出力用レジスタ42が保持する“0”とが加算
器41で加算され、その加算結果の“1”が出力用レジ
スタ42に保持される。
【0022】第6クロックにより、最下位桁の出力用レ
ジスタ12の保持する“6”が1段目の出力遅延用レジ
スタ14に保持され、順次2段目と3段目の出力遅延用
レジスタ15、16にそれぞれ“2”、“8”が保持さ
れ、3段目の出力遅延用レジスタ16が保持していた
“4”が累算値入力手段60の最下位桁に与えられる。
そして、加算器11で入力用レジスタ10の“4”と出
力用レジスタ12の“6”が加算され、その加算結果の
“10”の下一桁の“0”が出力用レジスタ12に保持
されるとともに、キャリー信号用レジスタ13に“1”
が保持される。同時に、第2桁では、出力用レジスタ2
2の保持する“0”が1段目の出力遅延用レジスタ24
に保持され、2段目の出力遅延用レジスタ25に“6”
が保持され、2段目の出力遅延用レジスタ25が保持し
ていた“3”が累算値入力手段60の第2桁に与えられ
る。そして、加算器21で入力用レジスタ20の“3”
と出力用レジスタ22の“0”が加算され、その加算結
果の“3”が出力用レジスタ22に保持される。さら
に、第3桁では、出力用レジスタ32の保持する“4”
が1段目の出力遅延用レジスタ34に保持され、1段目
の出力遅延用レジスタ34に保持されていた“2”が累
算値入力手段60の第3桁に与えられる。また、加算器
31で入力用レジスタ30の“2”と出力用レジスタ3
2の“4”およびキャリー信号用レジスタ23の“1”
とが加算され、その加算結果の“7”が出力用レジスタ
32に保持される。そしてさらに、第4桁では、出力用
レジスタ42が保持していた“1”が累算値入力手段6
0の最上位桁に与えられる。そして、入力用レジスタ4
0が保持する“1”と出力用レジスタ42が保持する
“1”とが加算器41で加算され、その加算結果の
“2”が出力用レジスタ42に保持される。このように
して、第6クロックの入力により累算値入力手段60に
まず第1番目にデータ値“1234”が出力される。
【0023】さらに、第7クロックにより、最下位桁の
出力用レジスタ12の保持する“0”が1段目の出力遅
延用レジスタ14に保持され、順次2段目と3段目の出
力遅延用レジスタ15、16にそれぞれ“6”、“2”
が保持され、3段目の出力遅延用レジスタ16が保持し
ていた“8”が累算値入力手段60の最下位桁に与えら
れる。そして、加算器11で入力用レジスタ10の
“4”と出力用レジスタ12の“0”が加算され、その
加算結果の“4”が出力用レジスタ12に保持される。
同時に、第2桁では、出力用レジスタ22の保持する
“3”が1段目の出力遅延用レジスタ24に保持され、
2段目の出力遅延用レジスタ25に“0”が保持され、
2段目の出力遅延用レジスタ25が保持していた“6”
が累算値入力手段60の第2桁に与えられる。そして、
加算器21で入力用レジスタ20の“3”と出力用レジ
スタ22の“3”およびキャリー信号用レジスタ13の
“1”とが加算され、その加算結果の“7”が出力用レ
ジスタ22に保持される。さらに、第3桁では、出力用
レジスタ32に保持された“7”が1段目の出力遅延用
レジスタ34に保持され、1段目の出力遅延用レジスタ
34が保持していた“4”が累算値入力手段60の第3
桁に与えられる。また、加算器31で入力用レジスタ3
0の“2”と出力用レジスタ32の“7”とが加算さ
れ、その加算結果の“9”が出力用レジスタ32に保持
される。そしてさらに、第4桁では、出力用レジスタ4
2が保持していた“2”が累算値入力手段60の最上位
桁に与えられる。そして、入力用レジスタ40が保持す
る“1”と出力用レジスタ42が保持する“2”とが加
算器41で加算され、その加算結果の“3”が出力用レ
ジスタ42に保持される。このようにして、第7クロッ
クの入力により累算値入力手段60には、第2番目に同
じデータ値を1度加算した演算値“2468”が出力さ
れる。
【0024】そしてさらに、第8クロックにより、最下
位桁の出力用レジスタ12の保持する“4”が1段目の
出力遅延用レジスタ14に保持され、順次2段目と3段
目の出力遅延用レジスタ15、16にそれぞれ“0”、
“6”が保持され、3段目の出力遅延用レジスタ16が
保持していた“2”が累算値入力手段60の最下位桁に
与えられる。そして、加算器11で入力用レジスタ10
の“4”と出力用レジスタ12の“4”が加算され、そ
の加算結果の“8”が出力用レジスタ12に保持され
る。同時に、第2桁では、出力用レジスタ22の保持す
る“7”が1段目の出力遅延用レジスタ24に保持さ
れ、2段目の出力遅延用レジスタ25に“3”が保持さ
れ、2段目の出力遅延用レジスタ25が保持していた
“0”が累算値入力手段60の第2桁に与えられる。そ
して、加算器21で入力用レジスタ20の“3”と出力
用レジスタ22の“7”とが加算され、その加算結果の
“10”の下一桁の“0”が出力用レジスタ22に保持
されるとともに、キャリー信号用レジスタ23に“1”
が保持される。さらに、第3桁では、出力用レジスタ3
2の保持する“9”が1段目の出力遅延用レジスタ34
に保持され、1段目の出力遅延用レジスタ34が保持し
ていた“7”が累算値入力手段60の第3桁に与えられ
る。また、加算器31で入力用レジスタ30の“2”と
出力用レジスタ32の“9”とが加算され、その加算結
果の“11”の下一桁の“1”が出力用レジスタ32に
保持されるとともに、キャリー信号用レジスタ33に
“1”が保持される。そしてさらに、第4桁では、出力
用レジスタ42が保持していた“3”が累算値入力手段
60の最上位桁に与えられる。そして、加算器41で入
力用レジスタ40の“1”と出力用レジスタ42の
“3”とが加算され、その加算結果の“4”が出力用レ
ジスタ42に保持される。このようにして、第8クロッ
クの入力により累算値入力手段60には、第3番目にデ
ータ値を2度加算した演算値“3702”が出力され
る。
【0025】そしてまたさらに、第9クロックにより、
最下位桁の出力用レジスタ12の保持する“8”が1段
目の出力遅延用レジスタ14に保持され、順次2段目と
3段目の出力遅延用レジスタ15、16にそれぞれ
“4”、“0”が保持され、3段目の出力遅延用レジス
タ16が保持していた“6”が累算値入力手段60の最
下位桁に与えられる。そして、加算器11で入力用レジ
スタ10の“4”と出力用レジスタ12の“8”が加算
され、その加算結果の“12”の下一桁の“2”が出力
用レジスタ12に保持されるとともに、キャリー信号用
レジスタ13に“1”が保持される。同時に、第2桁で
は、出力用レジスタ22の保持する“0”が1段目の出
力遅延用レジスタ24に保持され、2段目の出力遅延用
レジスタ25に“7”が保持され、2段目の出力遅延用
レジスタ25が保持していた“3”が累算値入力手段6
0の第2桁に与えられる。そして、加算器21で入力用
レジスタ20の“3”と出力用レジスタ22の“0”と
が加算され、その加算結果の“3”が出力用レジスタ2
2に保持される。さらに、第3桁では、出力用レジスタ
32に保持された“1”が1段目の出力遅延用レジスタ
34に保持され、1段目の出力遅延用レジスタ34が保
持していた“9”が累算値入力手段60の第3桁に与え
られる。また、加算器31で入力用レジスタ30の
“2”と出力用レジスタ32の“1”およびキャリー信
号用レジスタ23の“1”とが加算され、その加算結果
の“4”が出力用レジスタ32に保持される。そしてさ
らに、第4桁では、出力用レジスタ42が保持していた
“4”が累算値入力手段60の最上位桁に与えられる。
そして、加算器41で入力用レジスタ40の“1”と出
力用レジスタ42の“4”およびキャリー信号用レジス
タ33の“1”とが加算され、その加算結果の“6”が
出力用レジスタ42に保持される。このようにして、第
9クロックの入力により累算値入力手段60には、第4
番目にデータ値を3度加算した演算値“4936”が出
力される。
【0026】以下同様にして、1クロック毎に累算値入
力手段60にデータ値“1234”が1度づつ累算され
た演算値が順次に出力される。
【0027】なお、上記実施例にあっては、シフトレジ
スタ70によってタイミング制御手段を形成したが、こ
れに限られず、タイミング制御手段は、最下位桁の入力
用レジスタ10から順次に上位桁の入力用レジスタに1
クロックづつ遅れてクロック信号を与え得るいかなる構
造であっても良い。そして、4桁のデータ値の累算に対
してシフトレジスタを3段として、非能動から能動に切
り換わる信号を最下位桁の入力用レジスタ10に直接に
クロック信号として与えてシフトレジスタの1段目を省
くこともできる。また、データ値の桁数は4桁に限られ
ず2桁以上であれば良く、データ値の桁数に応じて各桁
毎の出力用レジスタの後段に設ける出力遅延用レジスタ
の段数を適宜に設定することは容易に理解できるであろ
う。さらに、上記実施例では、10進のデータ値を一例
として説明したが、2進等のデータ値の累算に応用でき
ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の累算器は構
成されているので、以下に示すような格別な効果を奏す
る。
【0029】1クロック毎に同じデータ値を累算した演
算値が順次に出力され、累算を従来技術と同様に高速で
行なうことでき、しかもその構造は従来技術に比較して
簡単である。すなわち、各桁毎に設けられる加算器の前
段には、それぞれ1つの入力用レジスタを設ければ良
く、従来技術のごとく加算器の前段に上位桁ほど1段づ
つ増加させた数の入力遅延手段を積層状に設けたものに
比較して、その構造が簡単となる。累算すべきデータ値
の桁数が多いほど、その構造上の複雑さの違いが顕著で
ある。
【0030】そして、各桁の入力用レジスタがデータ値
を保持するタイミングを制御するタイミング制御手段
を、直列入力並列出力のシフトレジスタにより形成する
ならば、回路構成が簡単である。しかも、タイミング制
御手段をも他の回路構成のレジスタと同様な素子で構成
でき、装置全体をロジックIC等で容易に構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の累算器の一実施例のブロック
回路図である。
【図2】図2は、図1の累算器における入力用レジスタ
が順次に1クロックづつ遅れて当該桁のデータ値を保持
する動作を説明をするためのタイムチャートである。
【符号の説明】 10、20、30、40 入力用レジスタ 11、21、31、41 加算器 12、22、32、42 出力用レジスタ 13、23、33 キャリー信号用レジスタ 14、15、16、24、25、34 出力遅延用レジ
スタ 70 シフトレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 7/38 - 7/54 H03K 23/00 - 29/06 H03K 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数桁の同じデータ値を繰り返し加算す
    る累算器であって、各桁のデータ値を保持する入力用レ
    ジスタを各桁毎に1つ設け、これらの入力用レジスタが
    保持するデータ値を一方の入力とする加算器を各桁毎に
    設け、これらの加算器の出力値を保持する出力用レジス
    タを各桁毎に設けるとともにこれらの出力用レジスタが
    保持するデータ値を当該桁の前記加算器の他方の入力と
    し、前記加算器が出力するキャリー信号を保持して1つ
    上位桁の加算器に出力するキャリー信号用レジスタを最
    上位桁を除いて各桁毎に設け、上位桁ほど1段づつ少な
    い数の出力遅延用レジスタを前記出力用レジスタの後段
    に直列に設け、最下位桁から上位桁に順次1クロックづ
    つ遅れて前記入力用レジスタにデータ値を保持させると
    ともに保持させた前記データ値をそのまま維持させるタ
    イミング制御手段を設けて構成したことを特徴とする累
    算器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の累算器において、前記タ
    イミング制御手段を直列入力並列出力のシフトレジスタ
    で形成し、このシフトレジスタに非能動から能動に切り
    換わる信号をデータとして入力し、その並列出力を上位
    桁から順次に下位桁の前記入力用レジスタにクロック信
    号として与えるように構成したことを特徴とする累算
    器。
JP14270191A 1991-05-20 1991-05-20 累算器 Expired - Lifetime JP3155026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14270191A JP3155026B2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 累算器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14270191A JP3155026B2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 累算器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04343130A JPH04343130A (ja) 1992-11-30
JP3155026B2 true JP3155026B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=15321551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14270191A Expired - Lifetime JP3155026B2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 累算器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3155026B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102241552B1 (ko) * 2019-06-21 2021-04-15 최영천 견인부를 포함하는 견인부를 포함하는 콘크리트 포장 도로의 팽창 줄눈 시공용 밀림 방지 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102241552B1 (ko) * 2019-06-21 2021-04-15 최영천 견인부를 포함하는 견인부를 포함하는 콘크리트 포장 도로의 팽창 줄눈 시공용 밀림 방지 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04343130A (ja) 1992-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5818743A (en) Low power multiplier
US5010510A (en) Multiplying unit circuit
US5299145A (en) Adder for reducing carry processing
CA1267731A (en) Serial digital signal processing circuitry
JPH0640301B2 (ja) 並列乗算回路
US5675527A (en) Multiplication device and sum of products calculation device
JP3155026B2 (ja) 累算器
EP0582311B1 (en) Parallel-serial data converter
KR0147942B1 (ko) 승산기에서의 부스 레코딩회로
JP2838924B2 (ja) 部分乗数選択回路
JPH0863458A (ja) ビット単位のパイプラインを利用したWavelet変換プロセッサ
JP3123060B2 (ja) ディジタル演算回路
USRE37335E1 (en) Ripple carry logic and method
JP3270659B2 (ja) 演算回路および演算方法
JPH07141148A (ja) パイプライン並列乗算器
US5615141A (en) Multiplying apparatus
JP2864598B2 (ja) ディジタル演算回路
JP2617591B2 (ja) シリアル演算回路
JP2643165B2 (ja) 演算回路
JP3433487B2 (ja) 2進10進変換器
JP4428819B2 (ja) 多入力データソーティング回路
JP3848764B2 (ja) デジタル乗算ユニットおよびデジタル乗算方法
JPH08316825A (ja) 計数システム
RU2021633C1 (ru) Устройство для умножения чисел
KR100247925B1 (ko) 곱셈기 및 그의 동작방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 11