JP2751228B2 - コンバータトランス - Google Patents

コンバータトランス

Info

Publication number
JP2751228B2
JP2751228B2 JP63196547A JP19654788A JP2751228B2 JP 2751228 B2 JP2751228 B2 JP 2751228B2 JP 63196547 A JP63196547 A JP 63196547A JP 19654788 A JP19654788 A JP 19654788A JP 2751228 B2 JP2751228 B2 JP 2751228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
converter transformer
gap
magnetic
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63196547A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0244704A (ja
Inventor
元伸 前川
宗計 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63196547A priority Critical patent/JP2751228B2/ja
Publication of JPH0244704A publication Critical patent/JPH0244704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2751228B2 publication Critical patent/JP2751228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種の映像機器、産業機器などに使用するコ
ンバータトランスに関するものである。
従来の技術 近年、コンバータトランスは高周波化、小型化が進ん
でいるが、それに伴い温度上昇低減という課題もあるの
でその対策も必要とされている。
以下に従来のコンバータトランスについて説明する。
第4図は従来の磁心とボビンの分解斜視図を示すもの
である。また第5図は従来のコンバータトランスの構造
を示すものであり、第6図はもれ磁束とコイルの関係を
示したものである。第4図〜第6図において、1はEE型
の磁心、2はコイルボビン、3はコイル、4は絶縁テー
プ、5は磁心1の中央磁脚間のギャップを示すものであ
り、第6図において、6はもれ磁束を示すものである。
構成はコイルボビン2の巻芯部にコイル3を巻き、その
上に次のコイル3との絶縁を行う意味で絶縁テープ4を
巻く。コイル3と絶縁テープ4の作業を何回か繰り返
し、最後に磁心1の中央磁脚間にギャップ5を設けたEE
型の磁心1を組み込んでいる。
以上のように構成されたコンバータトランスについ
て、以下その動作について説明する。
まず、第6図に示すようにコンバータトランスが働い
ている場合、磁心1の中央磁脚間のギャップ5の位置に
もれ磁束6が発生し、コイルボビン2を通り抜け、コイ
ル3に影響を及ぼし、もれ磁束6の影響を受けたコイル
3の発熱がコンバータトランス全体の発熱に大きく影響
していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、ボビン2に巻回
したコイル3と磁心1の中央磁脚間のギャップ5との距
離が従来のままではもれ磁束6の影響を受けやすいの
で、コイル3の発熱が上昇し、コンバータトランスの温
度が非常に高くなるという問題点を有していた。また、
コンバータトランスの温度を下げるには、一般的に銅線
の直流抵抗を下げなければいけないが、そのためには銅
線の導体断面積を大きくしたり、高周波に適したリッツ
線なども使用しなければならない。その他にも、透磁率
の高い磁心なども使用しなければならないが、それらを
使用すると、コストの面において高くなるという問題点
も有していた。
本発明は上記従来の問題を解決するもので、もれ磁束
がいかにコイルに影響を与えないようにするかや、コス
トの面においても多品種の材料を使用しなくて済み、コ
ストを安くすることのできるコンバータトランスを提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のコンバータトラン
スは、少なくとも両端に鍔をもち、円筒状をなす巻芯部
に巻線を巻回したコイルボビンに、中央磁脚の突き合わ
せ部分にギャップを形成するEE型の磁心を組み込んでな
るコンバータトランスにおいて、上記コイルボビンの巻
芯部の円周上の外周面の全面にわたり、上記中央磁脚の
ギャップ部分の肉厚が両端部に比べ少なくとも最下部の
コイルの巻高さより厚い略山形の肉厚部を形成した構成
としている。
作用 この構成によって、磁心の中央磁脚間のギャップから
発生するもれ磁束が、コイルボビンの巻芯部の上記ギャ
ップ部分の略山形に肉厚部を厚くしたため、コイルに影
響を及ぼしにくくなり、コイルの発熱を押えることがで
き、コンバータトランス全体の温度も下げることができ
る。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第2図は本発明に使用する磁心とボビの分解斜視図を
示すものである。また第1図は本発明のコンバータトラ
ンスの構造を示すものであり、第3図はもれ磁束とコイ
ルの関係を示したものである。第1図〜第2図におい
て、11はフェライトなどからなるEE型の磁心、12は少な
くとも両端に鍔をもったコイルボビン、13はコイル、14
は絶縁テープ、15は磁心11の中央磁脚間のギャップ、17
はコイルボビン12の巻芯部に上記ギャップ15部分の肉厚
が両端部に比べて厚く略山形の肉厚部を示すものであ
り、第3図において、16はもれ磁束を示すものである。
構成は従来と類似で、コイルボビン12の巻幅の上記ギャ
ップ15部分に略山形の肉厚部17を設けた巻芯部にコイル
13を巻き、その上に次のコイル13との絶縁を行う意味で
絶縁テープ14を巻く。コイル13と絶縁テープ14の作業を
何回か繰り返し、最後に磁心11の中央磁脚間にギャップ
15を設け、さらにコイルボビン12の肉厚部を厚くした分
だけ巻線スペースと同等にするため両外磁脚に外周面に
ふくらみをもたせた磁心11を組み込むようにする。
以上のように構成されたコンバータトランスについ
て、以下その動作を説明する。
まず、この実施例によれば、コイルボビン12の巻芯部
に磁心11の中央磁脚間のギャップ15部分の肉厚の厚い略
山形の肉厚部17が設けられているため、もれ磁束16が発
生しても、コイル13には届きにくいように設定されてい
る。たとえば、以前では、もれ磁束16が最下部のコイル
に大きく影響を及ぼしていたため、最下部のコイルの発
熱が非常に大きかった。しかし、本発明は、もれ磁束16
が最下部のコイルに影響をほとんど与えなくなるため
に、コイルボビン12の巻芯部に磁心11の中央磁脚間のギ
ャップ15部分の肉厚の厚い略山形の肉厚部17を、最下部
のコイルの巻高さに相当する厚み分だけ高くし、かつ、
もれ磁束16の波形と同じ形状にすれば、ギャップ15の中
心からコイル13までの距離が遠くなりコイル13がもれ磁
束16の影響をほとんど受けない。従って、もれ磁束16の
発生量が同じであれば、以前では、最下部のコイル全体
に及ぼしていたものが、最下部のコイルの巻高さに相当
する厚み分だけ高くしたためもれ磁束16がコイル13に及
ぼす面積が非常に小さいため、最下部のコイルの発熱は
非常に小さいものとなり、コンバータトランス全体の温
度も下げることができる。
発明の効果 以上のように本発明は、コイルボビンの円筒状の巻芯
部の磁心の中央磁脚のギャップ部分の肉厚の厚い略山形
の肉厚部を設けることにより、コンバータトランスの発
熱を押え、温度を下げることができる。また、コンバー
タトランスの温度を下げるために使用している銅線の導
体断面積を大きくしたものや、高周波に適したリッツ
線、透磁率の高い磁心など現在使用しているコストの高
い材料を使用しなくて済み、コストの面において経済的
にすることができる優れたコンバータトランスを実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンバータトランスの一実施例を示す
断面図、第2図は本発明に使用する磁心とコイルボビン
の分解斜視図、第3図は本発明におけるコンバータトラ
ンスのもれ磁束とコイルの関係を示した説明図、第4図
は従来のコンバータトランスの磁心とコイルボビンの斜
視図、第5図は従来のコンバータトランスの構造を示す
断面図、第6図は同もれ磁束とコイルの関係を示した説
明図である。 11……磁心、12……コイルボビン、13……コイル、14…
…絶縁テープ、15……磁心間のギャップ、16……もれ磁
束、17……略山形の肉厚部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも両端に鍔をもち、円筒状をなす
    巻芯部に巻線を巻回したコイルボビンに、中央磁脚の突
    き合わせ部分にギャップを形成するEE型の磁心を組み込
    んでなるコンバータトランスにおいて、上記コイルボビ
    ンの巻芯部の円周上の外周面の全面にわたり、上記中央
    磁脚のギャップ部分の肉厚が両端部に比べ少なくとも最
    下部のコイルの巻高さより厚い略山形の肉厚部を形成し
    たコンバータトランス。
JP63196547A 1988-08-05 1988-08-05 コンバータトランス Expired - Fee Related JP2751228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63196547A JP2751228B2 (ja) 1988-08-05 1988-08-05 コンバータトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63196547A JP2751228B2 (ja) 1988-08-05 1988-08-05 コンバータトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0244704A JPH0244704A (ja) 1990-02-14
JP2751228B2 true JP2751228B2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=16359556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63196547A Expired - Fee Related JP2751228B2 (ja) 1988-08-05 1988-08-05 コンバータトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2751228B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011082045A1 (de) * 2011-09-02 2013-03-07 Schmidhauser Ag Drossel und zugehöriges Herstellungsverfahren
KR101328286B1 (ko) * 2012-01-17 2013-11-14 삼성전기주식회사 트랜스포머

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54109163A (en) * 1978-02-15 1979-08-27 Matsushita Electric Works Ltd Electromagnetic device
JPS5929001U (ja) * 1982-08-12 1984-02-23 富士通株式会社 変成器のボビン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0244704A (ja) 1990-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5359313A (en) Step-up transformer
JP3755729B2 (ja) 電源トランス
US20220130602A1 (en) Transformer And Method For Manufacturing Transformer
JPH09306757A (ja) 低背型コイル及び磁性製品
JP2751228B2 (ja) コンバータトランス
JP3161398B2 (ja) コンバータトランス
JP3238862B2 (ja) コイルボビン
JP3379358B2 (ja) チョークコイル
JPH03208314A (ja) コンバータートランス
TWM569926U (zh) Transformer with improved winding structure
JP2607763Y2 (ja) トランス
JP3801686B2 (ja) パワーインダクタ
JP2523560B2 (ja) トランス
JPH07302720A (ja) トランス
JP2505721Y2 (ja) コンバ―タ―トランス
JP2595263Y2 (ja) 端子付きベース
JP2567816Y2 (ja) コンバータトランス
JP2973514B2 (ja) コンバータートランス
JPH0347312Y2 (ja)
JPH0236254Y2 (ja)
JPH09306741A (ja) ラインフィルタ
JPH1064738A (ja) 変成器
JPH0897062A (ja) フライバックトランス
JPS62177Y2 (ja)
JPS6314416Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees