JPH0798736B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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- JPH0798736B2 JPH0798736B2 JP2417664A JP41766490A JPH0798736B2 JP H0798736 B2 JPH0798736 B2 JP H0798736B2 JP 2417664 A JP2417664 A JP 2417664A JP 41766490 A JP41766490 A JP 41766490A JP H0798736 B2 JPH0798736 B2 JP H0798736B2
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Description
は、シリコーン誘導体、カチオン性界面活性剤及び特定
の脂肪酸を含有し、特に低湿度下において損傷毛髪に対
して良好な感触を付与し、かつ毛先のまとまり効果及び
毛髪の損傷防止効果を有する毛髪化粧料に関する。
好にするために、モノ又はジ直鎖型長鎖アルキル第4級
アンモニウム塩やモノ又はジ分岐型長鎖アルキル第4級
アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤が配合されて
いる。また、近年では、更に良好な感触を得るため、斯
るカチオン性界面活性剤に高級アルコール、グリセライ
ド、流動パラフィン等の油脂類等を併用することも行わ
れている。
従来の毛髪化粧料は、毛髪の感触、即ちコンディショニ
ング効果である柔軟性、しっとり感、平滑性及び帯電防
止効果が不充分であるという欠点があった。そこで、感
触のうちしっとり感においては、油脂類を併用すること
で補う方法がとられているが、この方法はべたつき、油
っぽさをともない、特に損傷毛髪に対して乾燥状態での
コンディショニング効果が不充分であるという問題を未
だに有していた。更に、従来の毛髪化粧料は、毛先のま
とまり効果及び毛髪の損傷防止効果も充分なものではな
かった。
油っぽさがなく、特に低湿度下において損傷毛髪に良好
な感触を付与し、かつ毛先のまとまり効果及び毛髪の枝
毛や切れ毛等の損傷防止効果に優れた毛髪化粧料を提供
することにある。
を達成すべく鋭意検討を行った結果、カチオン性界面活
性剤にシリコーン誘導体及び特定の脂肪酸を併用するこ
とにより、該脂肪酸が毛髪に浸透すると同時に該シリコ
ーン誘導体が毛髪表面に吸着して、洗髪時やブラッシン
グ時の毛髪の損傷を防止するばかりでなく、毛髪に吸着
及び取り込まれてからの水分調節効果により、乾燥状態
においても髪にしっとり感、柔軟性、平滑性等の優れた
コンディショニング効果を与え、べたつき及び油っぽさ
のない優れた毛髪化粧料が得られることを知見した。
で、下記(A)、(B)及び(C)成分を含有し、
(B)成分と(C)成分との重量比〔(B)/(C)〕
が10/1〜1/10の範囲にあることを特徴とする毛
髪化粧料を提供するものである。 (A)シリコーン誘導体の一種又は二種以上 (B)カチオン性界面活性剤の一種又は二種以上 (C)炭素数12〜40の直鎖又は分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基を有する脂肪酸の一種又は二種以上
る。
導体としては、下記〜に示すものが挙げられる。
サン
されるメチルフェニルポリシロキサン
(5)又は(6)で表されるポリエーテル変性シリコー
ン
ーン
ン
されるアルコール変性シリコーン
されるアルキル変性シリコーン
コキシ変性シリコーン
されるアミノ変性シリコーン
リコーンは、下記化10で表されるものである。
なものは下記化11で表される、平均分子量が約300
0〜100000のものであり、これはアモジメチコー
ン(Amodimethicone)の名称でCTFA辞典(米国、Cosmet
ic Ingredient Dictionary)第3版中に記載されてい
る。
濁液として用いられることが好ましく、該水性乳濁液
は、例えば、特公昭56─38609号公報に記載され
ている方法に従って、環状ジオルガノポリシロキサン
と、アミノアルキル基及びヒドロキシ基、ヒドロキシア
ルキル基、オキシアルキレン基、又はポリオキシアルキ
レン基を有するオルガノジアルコキシシランとを、第4
級アンモニウム塩系界面活性剤及び水の存在下に乳化重
合することにより得られる。
濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含有されるア
ミノ変性シリコーンの量は通常20〜60重量%、好ま
しくは30〜50重量%である。
の市販品としては、SM 8702C(トーレ・シリコーン社
製)やDC 929(ダウ・コーニング社製)等が挙げられ
る。
ジメチルポリシロキサン、及びアミノ変性シリコーンが
好ましい。
に好ましくは0.01〜20.0重量%(以下、単に%
で示す)、より好ましくは0.1〜10.0%含有され
る。0.01%より少ないと、本発明の効果が得られ難
くなり、また20.0%を越えると、系の安定性が悪く
なる傾向にある。
ン性界面活性剤としては、例えば、下記化12の一般式
(14) 又は(15)で表される第4級アンモニウム塩が挙
げられる。
化12の一般式(14)の第4級アンモニウム塩が好まし
く、更に該第4級アンモニウム塩の好ましいものとし
て、例えば下記化13の一般式(16)〜(18)で表され
る分岐第4級アンモニウム塩が挙げられる。
第4級アンモニウム塩は、例えば、通常、炭素数8〜1
6のオキソアルコールを原料として合成されるものであ
り、その例としては、オキソアルコールから導かれるア
ルキル基を有するジアルキルジメチルアンモニウム塩、
ジアルキルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジ
アルキルメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられ
る。
のR8 の分岐率が、通常10〜100%のものが用いら
れるが、特に10〜50%のものが好ましい。また、R
8 の合計炭素数が8〜16のものが用いられるが、一定
の分布を持ったものが好ましく、特に以下に示す分布を
有するものが好ましい。 C8 〜C11:5%以下 C12 :10〜35% C13 :15〜40% C14 :20〜45% C15 :5〜30% C16 :5%以下
しては、炭素数8〜16で分岐率10〜50%のアルキ
ル基を有する、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリ
ドが挙げられる。
る分岐第4級アンモニウム塩は、通常、下記化14で表
される炭素数8〜28のゲルベアルコールを原料として
合成されるものである。この分岐第4級アンモニウム塩
の好ましい例としては、ゲルベアルコールから導かれる
アルキル基を有するアルキルトリメチルアンモニウム
塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ジアル
キルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルヒドロ
キシエチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルベンジル
アンモニウム塩等が挙げられる。更に、これらのうちで
特に好ましい具体例としては、2−デシルテトラデシル
トリメチルアンモニウムクロリド、2−ドデシルヘキサ
デシルトリメチルアンモニウムクロリド、ジ−2−ヘキ
シルデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジ−2−オ
クチルドデシルジメチルアンモニウムクロリド等を挙げ
ることができる。
るメチル分岐第4級アンモニウム塩としては、sとtの
和が15となるものが好ましい。
5)並びに上記化13の一般式(16)、(17)及び(1
8)で表される第4級アンモニウム塩の対イオンである
X- の具体例としては、塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲ
ンイオン;メトサルフェート、エトサルフェート、メト
フォスフェート、エトフォスフェート等の有機アニオン
が挙げられる。
に好ましくは0.01〜20.0%、より好ましくは
0.2〜10.0%含有される。0.01%より少ない
と、本発明の効果が得られ難くなり、また20.0%を
越えると、べたついて感触が悪化する傾向にある。
数12〜40の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケ
ニル基を有する脂肪酸としては、ラウリン酸、トリデカ
ン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、
ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、イコサ
ン酸、ヘンイコサン酸、ベヘニン酸、リグノセリン酸、
セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセロン酸、
ゲーダ酸、ラウロレイン酸、ミリストレイン酸、パルミ
トレイン酸、オレイン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、リ
ノール酸、リノレン酸、2−ヘプチルウンデカン酸、2
−イソヘプチルイソウンデカン酸、イソステアリン酸
(Emery Industries社又はUnion Camp Corporation社
製)、18−メチルイコサン酸、2−オクチルアラキン
酸、2−メチルステアリン酸、2−デシルドデカン酸、
2−ドデシルテトラデカン酸、2−テトラデシルヘキサ
デカン酸、2−ヘキサデシルオクタデカン酸、2−オク
タデシルイコサン酸、3−ペンチルオクタン酸、3−ヘ
プチルデカン酸、3−ノニルドデカン酸、3−ウンデシ
ルテトラデカン酸、3−トリデシルヘキサデカン酸、2
−オクチルドデカン酸、2−ペンチルノナン酸、2−ヘ
キシルデカン酸、及び12−ヒドロキシステアリン酸等
が挙げられる。
18〜25を有する以下の脂肪酸が好ましい。イコサン
酸、ヘンイコサン酸、ベヘニン酸、リグノセリン酸、2
−ヘプチルウンデカン酸、2−イソヘプチルイソウンデ
カン酸、イソステアリン酸、18−メチルイコサン酸、
3−ノニルドデカン酸、3−ウンデシルテトラデカン
酸、及び2−メチルステアリン酸。
ても良く、斯る塩としては、ナトリウム、リチウム、カ
リウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム
等のアルカリ土類金属塩、アンモニア、トリエタノール
アミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン等
の有機アミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ
酸塩等が挙げられる。
に好ましくは0.1〜20.0%、より好ましくは0.
5〜10.0%含有される。0.1%より少ないと、本
発明の効果が得られ難くなり、また20.0%を越える
と、べたついて感触が悪化する傾向にある。
(C)成分との重量比〔(B)/(C)〕が10/1〜
1/10、好ましくは5/1〜1/5の範囲にあること
が必要である。上記範囲より(B)成分の割合が多い
と、本発明の効果が得られなくなり、また上記範囲より
(B)成分の割合が少ないと、使用感の低下や、安定性
が悪くなるため好ましくない。
化粧料のすべてを指し、この中には例えばプレシャンプ
ー剤、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナ
ー、ヘアトリートメント、セットローション、ブロース
タイリングローション、ヘアスプレー、泡状スタイリン
グ剤、ジェル状スタイリング剤、ヘアリキッド、ヘアト
ニック、ヘアクリーム、パーマネントウェーブ第1剤、
パーマネントウェーブ第2剤、永久染毛剤、一時染毛剤
等が含まれる。
もその用途に応じて水溶液、エタノール溶液、エマルジ
ョン、サスペンジョン、ゲル、液晶、固型、エアゾール
等の各種形態とすることができる。
化粧料に用いられる公知の酸性若しくはアルカリ性薬剤
により、pH2〜10、特にpH3〜8に調整することが好
ましい。
成分の他に毛髪化粧料中に通常使用される成分、例え
ば、スクワレン、ラノリン、パーフルオロポリエーテ
ル、特開昭58−53996号公報及び特開平1−11
7821号公報に記載されているカチオン性ポリマー等
の感触向上剤、プロピレングリコール、グリセリン、ソ
ルビトール等の保湿剤、メチルセルロース、カルボキシ
ビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ポリオ
キシエチレングリコールジステアレート、エタノール等
の粘度調整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、トリクロサン、トリクロロカルバン等
の殺菌剤、グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロ
ール等の抗炎症剤、ジンクピリチオン、オクトピロック
ス等の抗フケ剤、メチルパラベン、ブチルパラベン等の
防腐剤、その他Encyclopedia of Shampoo Ingredients
(Micelle press, 1985)に収載されている成分等を発明
の効果を損なわない範囲において任意に添加することも
可能である。
合、有効成分が毛髪に吸着、浸透し、洗髪時やブラッシ
ング時等における毛髪の枝毛や切れ毛等の損傷を防止
し、かつ毛先のまとまりを良くすると共に、毛髪に良好
な感触を付与する。
明する。
物を調製し、その性能等について下記の方法により評価
した。その結果を下記表2に示す。本発明の効果を明ら
かにするために、下記表1及び下記表2には比較品の組
成及び結果についても併記した。尚、下記表1中、*、
**及び***のマークは、次の注釈を示す。 *:ゲルベアルコール(エヌジエコール 240A,新
日本理化社製)より合成 **:信越化学工業株式会社製のシリコーン誘導体 ***:トーレ・ダウコーニング・シリコーン株式会社
製のシリコーン誘導体
成物を調製し、その性能等について下記の方法により評
価した。その結果を下記表4に示す。本発明の効果を明
らかにするために、下記表3及び下記表4には比較品の
組成及び結果についても併記した。尚、下記表3中、*
1、*2、*3、**及び***のマークは、次の注釈
を示す。*1:テトラデセンスルホン酸ナトリウム *2:ミラノールC2M conc, (ヤシ脂肪酸から誘導
される2級アミド型イミダゾリン系界面活性剤のナトリ
ウム塩,Miranol Chemical CO.製 )*3:ゲルベアルコール(エヌジエコール 240A,
新日本理化社製)より合成 **及び***:表1中の**及び***の注釈とそれ
ぞれ同じ 。 (1)コールドパーマ、ブリーチ等の美容処理を行った
日本人女性毛髪約20g(約15〜20cm) を束ね、この
毛髪に約40℃の温水を含ませた後、シャンプー組成物
1gをまんべんなく塗布して1分間泡立て、毛髪を流水
ですすぎ、乾燥後の毛髪の柔軟性、べたつき感、しっと
り感、平滑性及び毛先のまとまり性について下記の基準
で評価を行った。また、トリートメント組成物について
は、上記方法で毛髪のシャンプーを行い、すすいだ後、
トリートメント組成物0.50gをまんべんなく毛髪に
塗布し、3分間放置後、毛髪を流水ですすぎ、自然乾燥
後の毛髪の柔軟性、べたつき感、しっとり感、平滑性及
び毛先のまとまり性を下記基準により評価した。 ・柔軟性 ◎:非常に柔らかい。 ○:柔らかい。 △:硬いとも、柔らかいともいえない。 ×:硬い。 ・べたつき感 ◎:非常にべたつかない。 ○:べたつかない。 △:どちらとも言えない。 ×:べたつく。 ・しっとり感 ◎:非常にしっとりする。 ○:しっとりする。 △:どちらともいえない。 ×:しっとりしない。 ・平滑性 ◎:非常にある。 ○:ある。 △:どちらともいえない。 ×:ない。 ・毛先のまとまり性 ◎:非常にまとまる。 ○:まとまる。 △:どちらとも言えない。 ×:まとまらない。
束で、一定回数ブラッシングした後の枝毛発生度をブラ
ッシング前と比較して下記の基準で評価した。 ◎:枝毛の増加が認められない。 ○:枝毛の増加がほとんど認められない。 △:枝毛の増加がやや認められる。 ×:枝毛の増加が多い。
した。
剤組成物を調製した。
ス組成物を調製した。
ム剤)の配合:
1剤を調製した。
2剤を調製した。
した。
油っぽさがなく、特に低湿度下において損傷毛髪に良好
な感触を付与し、かつ毛先のまとまり効果及び毛髪の枝
毛や切れ毛等の損傷防止効果に優れたものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記(A)、(B)及び(C)成分を含
有し、(B)成分と(C)成分との重量比〔(B)/
(C)〕が10/1〜1/10の範囲にあることを特徴
とする毛髪化粧料。 (A)シリコーン誘導体の一種又は二種以上 (B)カチオン性界面活性剤の一種又は二種以上 (C)炭素数12〜40の直鎖又は分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基を有する脂肪酸の一種又は二種以上
Priority Applications (1)
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JP2417664A JPH0798736B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2417664A JPH0798736B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 毛髪化粧料 |
Publications (2)
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JPH04230615A JPH04230615A (ja) | 1992-08-19 |
JPH0798736B2 true JPH0798736B2 (ja) | 1995-10-25 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2417664A Expired - Fee Related JPH0798736B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 毛髪化粧料 |
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-
1990
- 1990-12-28 JP JP2417664A patent/JPH0798736B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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