JPH0797370A - 2−アルコキシピラジン誘導体およびその用途 - Google Patents

2−アルコキシピラジン誘導体およびその用途

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JPH0797370A
JPH0797370A JP24271093A JP24271093A JPH0797370A JP H0797370 A JPH0797370 A JP H0797370A JP 24271093 A JP24271093 A JP 24271093A JP 24271093 A JP24271093 A JP 24271093A JP H0797370 A JPH0797370 A JP H0797370A
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JP
Japan
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group
compound
pyridyl
formula
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JP24271093A
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Inventor
Hideyuki Watanabe
秀之 渡辺
Masao Yaso
昌夫 八十
Daisuke Mochizuki
大介 望月
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(1) (式中、R1 およびR2 は同時に水素原子、メチル基又
はエチル基を、nは4〜5の整数を、R3 はフェニル
基、m−トリル基、o−メトキシフェニル基、o−フル
オロフェニル基、m−トリフルオロメチルフェニル基、
2−ピリジル基などを示す)で表される化合物又はその
無毒性塩およびそれらを有効成分とするセロトニン神経
系関連疾患治療剤である。 【効果】 上記化合物およびその無毒性塩は、セロトニ
ン1A受容体に対し強い親和性を示し、抗動揺病剤、抗
宇宙酔い剤、制吐剤、抗めまい剤、抗うつ剤、抗不安
剤、摂食障害改善剤等のセロトニン神経系関連疾患治療
剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な2−アルコキシ
ピラジン誘導体および抗動揺病剤、抗宇宙酔い剤、制吐
剤、抗めまい剤、抗うつ剤、抗不安剤、摂食障害改善剤
等の医薬用途に関する。
【0002】
【従来の技術】セロトニン1A受容体に親和性を有する
化合物が、抗動揺病剤、抗宇宙酔い剤、制吐剤、抗めま
い剤、抗うつ剤、抗不安剤、摂食障害改善剤等として有
用なことが知られており、これらの化合物について既に
多くの報告がなされている(日本臨床47巻、1989
年増刊号、第1241−1248頁、J.P.Feig
hnev,W.F.Boyer,Psychopath
ology,22,21(1989)、P.R.Sax
ena,C.M.Villalon,TiPS,11,
95(1990)、N.Matsuki,et a
l.,Jpn.J.Pharmacol.Supp
l.,58,313(1992)等)。また、特公昭4
8−21949号公報には、一般式
【0003】
【化3】 (式中、R1 はピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニ
ル、キノキサリル、ベンズチアゾリル、ピリジル、キノ
リル、キナゾリニル、フタラジル、又はチアゾリニル基
を表し、これらの環系は付加的に低分子のアルキル基又
はアルコキシ基、フェニルアルキル基又はフェニル基に
より置換されていてもよく、R2 は場合により低分子の
アルキル基あるいはアルコキシ基、塩素原子あるいは臭
素原子で置換され、環中に窒素原子1〜2個を含んでい
てもよいフェニル基を表し、Aは炭素原子2〜6個を有
する直鎖状あるいは分枝鎖状のアルキレン基を表す)の
新規複素環エ−テル及びそれらの生理学的に許容しうる
酸付加塩が開示されている。しかしながら、上記公報に
はR1 がピラジニル基である2−アルコキシピラジン誘
導体としては式(2)
【0004】
【化4】 (式中、R11およびR12は同時に水素原子、又はメチル
基を、R21は水素原子、o−メチル基、m−メチル基、
又はp−メチル基を示す)で表される化合物が具体的に
開示されているのみであり、その効果については、α−
交感神経遮断作用において優れており、例えば鎮静,血
圧低下及び血管拡張の効果を示すことが記載されている
が、セロトニン神経系に関連する有用性については記載
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】より優れたセロトニン
神経系に関連する薬理作用を有する化合物を広く検索、
見出し、これを提供することが望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる課題
を解決することを目的とし、種々の化合物を合成し、そ
れらの薬理作用について検討していたところ、後記一般
式(1)で表される2−アルコキシピラジン誘導体は文
献未記載であり、セロトニン1Aレセプタ−に対して著
しく強い親和性を有することを見い出した。即ち、本発
明化合物(1)は式(2)の公知化合物とは、本発明の
式(1)におけるnが4〜5である化合物であるのに対
し、式(2)の公知化合物ではエチレンのみであり、
又、本発明化合物(1)は式(1)におけるピラジン環
の3位置換基が水素原子である化合物に対し、式(2)
の公知化合物ではメチル基であり、更に、意外にも、後
述するように本発明化合物(1)はセロトニン1Aレセ
プタ−に著しく強い親和性を有するのに対し、式(2)
の公知化合物はセロトニン1Aレセプタ−に殆ど親和性
を有しない点で異なり、その上、本発明化合物(1)は
動物実験の結果では式(2)の公知化合物にはない優れ
た薬理作用を有することを見出し、本発明を完成した。
従って、本発明の第1の目的は次の一般式(1)
【0007】
【化5】 (式中、R1 およびR2 は同時に水素原子、メチル基又
はエチル基を、nは4〜5の整数を、R3 はフェニル
基、m−トリル基、o−メトキシフェニル基、o−フル
オロフェニル基、m−トリフルオロメチルフェニル基、
2−ピリジル基、6−メチル−2−ピリジル基、4,6
−ジメチル−2−ピリジル基、6−メトキシ−2−ピリ
ジル基、6−エトキシ−2−ピリジル基、6−クロロ−
2−ピリジル基、6−トリフルオロメチル−2−ピリジ
ル基、3−シアノ−2−ピリジル基、2−ピリミジニル
基、4−メチル−2−ピリミジニル基又は4,6−ジメ
トキシ−2−ピリミジニル基を示す)で表される化合物
又はその無毒性塩を提供するものである。
【0008】また、本発明の第2の目的は、前記の一般
式(1)で表される化合物又はその無毒性塩を有効成分
とするセロトニン神経系関連疾患治療剤を提供するもの
である。本発明化合物(1)は、例えば、不活性溶媒
中、一般式(3)
【0009】
【化6】 (式中Xはハロゲン原子を示し、R1 、R2 およびnは
前記と同じ意味を示す)で表される化合物と一般式
(4)
【0010】
【化7】 (式中、R3 は前記と同じ意味を示す)で表される化合
物を反応させることにより製造される。上記化合物
(3)は、例えば、一般式(5)
【0011】
【化8】 (式中R1 及びR2 は前記と同じ意味を示す)で表され
る化合物を一般式(6) Y−(CH2 )n −Z (6) (式中、YおよびZはハロゲン原子を示し、nは前記と
同じ意味を示す)で表される化合物と不活性溶媒中にて
反応せしめることにより得ることができる。
【0012】上記の反応において使用される化合物
(5)は、公知の化合物であって、G.Karmas,
et al.,J.Am.Chem.Soc.,74,
1580(1952)に記載されているか、又は同文献
記載の方法に準じて合成できる。また化合物(6)は公
知の化合物であって、試薬カタログに掲載されている。
前記の反応に使用される化合物(6)の例としては、
1,4−ジブロモブタン、1,4−ジクロロブタン、1
−ブロモ−4−クロロブタン、1,5−ジブロモペンタ
ン、1,5−ジクロロペンタン、1−ブロモ−5−クロ
ロペンタン等のジハロゲン化アルカンが挙げられる。
【0013】化合物(5)と化合物(6)との反応に用
いられる不活性溶媒としては、反応に悪影響を与えない
溶媒であればよく、特に限定されないが、好ましい溶媒
としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジ
メチルホルムアミド、アセトニトリル、アセトン等が挙
げられる。不活性溶媒量は適宜の量を選択すればよい
が、化合物(5)の10〜200倍の容量が例示され
る。
【0014】また、上記反応においては、脱酸剤を存在
させることが好ましい。この脱酸剤としては、無機また
は有機の塩基が挙げられ、例えば、炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム等の
アルカリまたはアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩ま
たは水素化物、あるいはトリエチルアミン、ピリジン、
1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−
エン(DBU)等の第3級有機アミン等が挙げられる。
さらに、上記反応においては、ヨウ化ナトリウムやヨウ
化カリウムのような反応促進剤を添加してもよい。前記
の化合物(5)と化合物(6)の使用割合は基本的には
当量で反応せしめればよいが、通常は化合物(6)を1
〜5当量、特に好ましくは1.2〜2.0当量用いられ
る。また、脱酸剤は、通常化合物(6)の1〜2当量を
用いることが好ましい。
【0015】上記反応は、室温でも進行し得るが、通常
は加熱条件下、例えば、溶媒還流条件下にて行うことが
好ましい。、反応時間は、化合物(5)と化合物(6)
の組合せや反応温度等により影響されるが、反応が充分
に進行したことを薄層クロマトグラフィー、高速液体ク
ロマトグラフィー等により確認して適宜終了すればよ
い。通常は1時間〜数日確認して終了すればよい。通常
は1時間〜数日で反応は完了する。
【0016】このようにして得られた化合物(3)に化
合物(4)を反応させて本発明の目的化合物(1)を得
るのであるが、この反応で使用される化合物(4)とし
ては、一般式(4)におけるR3 基がフェニル基、m−
トリル基、o−メトキシフェニル基、o−フルオロフェ
ニル基、m−トリフルオロメチルフェニル基、2−ピリ
ジル基、6−メチル−2−ピリジル基、4,6−ジメチ
ル−2−ピリジル基、6−メトキシ−2−ピリジル基、
6−エトキシ−2−ピリジル基、6−クロロ−2−ピリ
ジル基、6−トリフルオロメチル−2−ピリジル基、3
−シアノ−2−ピリジル基、2−ピリミジニル基、4−
メチル−2−ピリミジニル基又は4,6−ジメトキシ−
2−ピリミジニル基として定義される化合物である。
【0017】上記の化合物(4)は公知物質であり、そ
の多くは市販されており、また、公知の方法により合成
することができる。前記の化合物(3)と化合物(4)
との反応に用いられる不活性溶媒としては、反応に悪影
響を与えない溶媒であればよく、特に限定されないが、
好ましい溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、アセ
トン等が挙げられる。溶媒量は、適宜の量を選択すれば
よいが、化合物(3)の10〜200倍の容量が例示さ
れる。
【0018】上記反応においては、脱酸剤を存在させる
ことが好ましい。この脱酸剤としては無機または有機の
塩基が挙げられ、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム等のアルカリ
またはアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩または水素
化物、あるいはトリエチルアミン、ピリジン、1,8−
ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン(D
BU)等の第3級有機アミン等が例示される。
【0019】上記反応においては、化合物(3)と化合
物(4)は基本的には当量反応せしめればよいが、通常
は化合物(4)を1〜5当量、特に好ましくは1.2〜
2.0当量用いられる。また、脱酸剤は、通常化合物
(4)の1〜2当量を用いることが好ましい。上記反応
は、室温でも進行し得るが、通常は加熱条件下、例え
ば、溶媒還流条件下にて行うことが好ましい。、反応時
間は、化合物の組合せや反応温度等により適宜選択し、
反応が充分に進行したことを薄層クロマトグラフィー、
高速液体クロマトグラフィー等により確認して適宜終了
すればよい。通常は1時間〜数日で反応は完了する。
【0020】化合物(3)と化合物(4)との反応液か
ら目的の化合物(1)を採取するには、反応液中の不溶
物を濾去し、濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルなどのカ
ラムクロマトグラフイーにより分離精製することにより
行われる。本発明の目的化合物(1)の製造に使用され
る化合物(3)およびその前駆化合物は、各々各反応物
中から精製してもしなくてもよいが、精製する場合に
は、例えば、シリカゲルなどの担体を用いるカラムクロ
マトグラフイーなどの公知の精製法により精製すること
が好ましい。本発明の目的化合物(1)の具体例として
は、例えば、次の表1に示す化合物を挙げることができ
る。
【0021】
【表1】
【0022】
【化9】 本発明化合物(1)は、必要に応じて、その医薬上許容
される無毒性塩とすることができる。このような塩の例
としては、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸との塩、酢
酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸、
グルコン酸、コハク酸、リンゴ酸、グルタミン酸、アス
パラギン酸、メタンスルホン酸などの有機酸との塩など
が挙げられる。
【0023】これらの塩を本発明化合物(1)から得る
には、公知の遊離塩基から塩を得る方法によつて製造す
ることができる。例えば、本発明化合物(1)に適当量
の塩酸/メタノール溶液を加え、塩酸塩を析出させ、こ
れを回収すればよい。塩が析出し難い場合には、これに
ジエチルエーテルなどの有機溶媒を加えてもよい。
【0024】かくして得られた本発明化合物(1)およ
びその無毒性塩は、後記の通り、セロトニン1Aリセプ
ターに高い親和性を有し、さらに動物実験によつて抗動
揺病作用等のセロトニン神経系が関与する疾患に作用す
ることが確認されたので、セロトニン神経系関連疾患治
療剤となしうるものであるが、このような治療剤を調製
するには、本発明化合物(1)またはその無毒性塩と薬
学的に許容される医薬担体とを組合せ、公知方法により
製剤化すればよい。
【0025】本発明のセロトニン神経系関連疾患治療剤
は、通常経口投与もしくは点滴を含む注射等の非経口投
与すればよく、その投与量は、投与経路、被投与者の年
齢、体重、症状等によつて異なるが、一般には成人1日
当り、本発明化合物(1)として0.1mg〜200m
g/kg程度すればよい。
【0026】上記製剤化のための剤型としては、注射
剤、錠剤、丸薬、散剤、顆粒剤、カプセル剤などが挙げ
られるが、その製造のためには、これらの製剤に応じた
薬学的に許容される各種医薬担体等を用いることができ
る。例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などの経口用製
剤の調製に当たつては、澱粉、乳糖、白糖、マンニツ
ト、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無
機塩類などの賦形剤、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン、マクロゴールなどの結合剤、澱粉、ヒドロ
キシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキプロ
ピルセルロースなどの崩壊剤、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベ
ート80などの界面活性剤、タルク、ロウ、水素添加食
物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウムなどの滑沢剤、流動性促進
剤、矯味剤等を用いることができる。
【0027】また、本発明の薬剤は、エマルジョン剤、
シロップ剤、エリキシル剤としても使用することができ
る。非経口剤を調製するには、希釈剤として一般に注射
用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射用植物
油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールな
どを用いることができる。さらに必要に応じ、殺菌剤、
防腐剤、安定剤、等張化剤、無痛化剤などを加えてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】次に、本発明化合物(1)およびその無
毒性塩について、その薬理作用を検討した結果を示す。
試験に用いた本発明化合物(1)は表1の化合物番号で
表示し、その塩酸塩の形で使用した。対照化合物(2)
としては表2に示す化合物を使用した。被験化合物表示
は全て化合物番号で示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【化10】
【0031】1.セロトニン1A(5HT1A)レセプ
ターに対する親和性 (1)実験方法 (A)ラツト海馬膜画分の調製 SD系雄性ラツト(7週令、チャールス・リバー)を断
頭後、すばやく脳を取り出し、これに氷冷下50mMト
リス・塩酸緩衝液(pH7.4)を加えて懸濁し、ホモ
ジネートした。このホモジネートを遠心分離(4800
0g、15分)し、その沈渣を上記緩衝液で再懸濁し
た。内在性のセロニトンを分解するために懸濁液を30
℃で20分間保温した後、遠心分離(48000g、1
5分)し、その沈渣を海馬膜画分とした。
【0032】(B) 3H−8−ヒドロキシ−ジプロピル
アミノテトラリン( 3H−8−OH−DPAT)結合能
の測定方法 上記で調製したラツト海馬膜画分(約100〜200μ
g蛋白量)と 3H−8−OH−DPAT(ニューイング
ランド・ニュークレア社。NEN)(最終濃度0.5n
M)およびパージリン(pargyline、シグマ社
製)(最終濃度10μM)を30℃で30分間反応させ
た後、反応液をワツトマンGF/Cフィルターで吸引濾
過することにより反応を停止させ、フィルターにて吸着
した放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定
し、得られた測定値を総結合量(TB)とした。上記組
成にセロトニン(最終濃度10μM)を加えて同様に反
応させたものの測定値を非特異的結合量(NB)とし
た。セロトニンの代わりに適宜の濃度の各化合物の検体
を加えて反応させ、測定値(DTB)を得た。
【0033】(C)Ki値計算法 ある一定濃度における検体の結合阻害率を次の計算式で
算出した。 結合阻害率(%)=100−(DTB−NB)÷(TB
−NB)×100 各検体毎に適宜の濃度(高濃度から低濃度まで)におけ
る結合阻害率を求め、横軸に濃度の対数値、縦軸に結合
阻害率をプロツトし、非線型最小二乗法にて曲線を引
き、各検体のIC500値(50%結合阻害する濃度)を
求めた。
【0034】Ki値は次の計算式で算出した。 Ki=IC500÷(1+〔L〕/Kd) 〔L〕;実験に用いた放射性リガンド濃度(0.2n
M) Kd;放射性リガンドのレセプターに対する親和性を表
す濃度(0.7174nM) IC500;リセプターと放射性リガンドとの結合を50
%阻害する薬物濃度
【0035】(2)測定結果 セロトニン1A(5HT1A)レセプターに対するKi
値を測定した結果は、表3〜4の通りである。尚、セロ
トニン1A(5HT1A)レセプターに対するKi値が
100nM以上の値は(−)で表す。
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】2.抗動揺病作用 (1)測定方法 実験動物としてスンクスを使用した。スンクスはトガリ
ネズミ科の小型動物であり、動揺病や嘔吐を起こす動物
として知られている〔生体の科学41,538(199
0)〕。スンクスに単純な加速度刺激を加えると、人で
の乗り物酔いに相当する症状(動揺病)を呈し最終的に
嘔吐を引き起こす。動揺病の発生原因としては、視覚と
平衡感覚などの情報間に異常が起きたり、過去に記憶さ
れていない刺激を感じたときに生じるといわれており、
内耳一前庭核経路の障害および脳の高次機能が関与して
いると考えられている。従って、薬物によりこの嘔吐を
抑えることができれば、抗動揺病剤、抗宇宙酔い剤、制
吐剤、抗めまい剤等として有用である。スンクスに被験
化合物を腹腔内投与し、その30分後に振幅4cm・頻
度1Hzの加速度刺激を与え嘔吐の発現有無を観察し
た。
【0039】(2)測定結果 スンクス動揺病嘔吐に対する作用を測定した結果は表5
の通りである。
【0040】
【表5】
【0041】以上の測定結果によれば、生理食塩水投与
群は100%動揺病を呈し、刺激開始後5分以内に嘔吐
を引き起こした。ところが、予め本発明化合物(1)塩
酸塩を投与すると、嘔吐の発現は完全に阻止され、これ
らの化合物は抗動揺病剤、制吐剤、抗宇宙酔い剤、抗め
まい剤等として有用である。
【0042】3.抗うつ作用(マウス強制水泳) マウスを水槽に入れるとそこから逃れようと必死にもが
く(強制水泳)、しかし逃れられないと判断すると泳ぐ
のをやめ不動の状態に陥る。ところが、抗うつ薬を投与
すると逃れようと泳ぐ動作が増強され、逆に不動状態が
短縮されることが知られている。また、薬物による強制
水泳による不動時間の短縮と臨床的な抗うつ作用が良く
相関するため、抗うつ薬の開発においてマウス強制水泳
は信頼できるスクリーニング法である。
【0043】実験にはICR系雄性マウスを用い、化合
物番号518の本発明化合物(塩酸塩)を腹腔内投与
し、その30分後にマウスを水槽に入れ6分間の行動を
観察し、その間の不動時間を測定した。測定結果は、表
6に示したように、化合物番号518の本発明化合物
(塩酸塩)(3、10mg/kg)は著明にマウス不動
時間を短縮し、抗うつ作用が認められた。
【0044】
【表6】 尚、本発明化合物(1)塩酸塩のいずれの化合物もマウ
ス3匹に50mg/kg腹腔内投与で死亡例を認めず、
安全性の高いことが確認された。
【0045】上記の測定結果の通り、本発明の化合物
(1)(塩酸塩)は、セロトニン1Aレセプターに対し
強い親和性を示し、抗動揺剤、抗宇宙酔い剤、制吐剤、
抗めまい剤、抗うつ剤、抗不安剤、摂食障害改善剤等と
して有用である。
【0046】
【実施例】次に本発明の目的化合物(1)およびその塩
酸塩、その製造の例とその中間体に関し実施例および参
考例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。尚、各実施
例および各参考例で得られた目的化合物の物性、即ち核
磁気共鳴スペクトル、質量分析の結果は後記の表7、表
8および表9に記載する。
【0047】参考例 1 2−(4−クロロブトキシ)−5,6−ジメチルピラジ
ン 5,6−ジメチル−2−ハイドロキシピラジン255m
g(2.1mM)にアセトニトリル8ml中、炭酸カリ
ウム567mg(2当量)、1−ブロモ−4−クロロブ
タン284μl(1.2当量)を加えて、6時間加熱還
流した。不溶物を濾去し母液を得、減圧にて溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(メル
ク社製、Art7734、10g、クロロホルム)にて
精製し、表題の目的物を得た。収量294mg(收率6
7%)
【0048】参考例 2 2−(4−クロロブトキシ)ピラジン 参考例1における5,6−ジメチル−2−ハイドロキシ
ピラジンの代わりに2−ハイドロキシピラジン202m
g(2.1mM)を用い、22時間加熱還流し同様の操
作を行い表題の目的物を得た。収量120mg(収率3
0.5%)
【0049】参考例 3 2−(4−クロロブトキシ)−5,6−ジエチルピラジ
ン 参考例1における5,6−ジメチル−2−ハイドロキシ
ピラジンの代わりに2−ハイドロキシ−5,6−ジエチ
ルピラジン319mg(2.1mM)を用い、22時間
加熱還流し同様の操作を行い表題の目的物を得た。収量
498mg(収率98%)
【0050】参考例 4 2−(5−クロロペントキシ)−5,6−ジメチルピラ
ジン 参考例1における1−ブロモ−4−クロロブタンの代わ
りに1−ブロモ−5−クロロペンタン330μl(1.
2当量)を用い、4時間加熱還流し同様の操作を行い表
題の目的物を得た。収量384mg(収率80%)
【0051】実施例 1 2−〔4−{4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン〔化合物5
18〕 2−(4−クロロブトキシ)−5,6−ジメチルピラジ
ン215mg(1mM)をアセトニトリル10mlに溶
解し、炭酸カリウム208mg(1.5mM)、1−
(2−ピリジル)ピペラジン196mg(1.2mM)
を加え、23時間加熱還流した。不溶物を濾過し、エー
テルで洗浄して母液を得た。減圧にて溶媒を留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(メルク社
製、Art7734、20g クロロホルム:メタノー
ル=100:1)にて精製し、表題の化合物を得た。収
量195mg(収率57%) 得られた化合物を8.9N塩酸/メタノールに溶解し、
これにジエチルエーテルを加えて結晶化させ、濾取して
塩酸塩を得た。
【0052】実施例 2 2−{4−(4−フェニル−1−ピペラジニル)ブトキ
シ}−5,6−ジメチルピラジン〔化合物579〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−フェニルピペラジンを用いて同様の反応を行
い表題の化合物を得た。収量261mg(収率77%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0053】実施例 3 2−〔4−{4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジ
ニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン〔化合物
585〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(2−ピリミジニル)ピペラジンを用いて同
様の反応を行い表題の化合物を得た。収量190mg
(収率55%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0054】実施例 4 2−〔4−{4−(3−メチルフェニル)−1−ピペラ
ジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン〔化合
物578〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを用いて
同様の反応を行い表題の化合物を得た。収量274mg
(収率77%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0055】実施例 5 2−〔4−{4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペ
ラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン〔化
合物575〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを用い
て同様の反応を行い表題の化合物を得た。収量281m
g(収率77%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0056】実施例 6 2−〔4−{4−(2−フルオロフェニル)−1−ピペ
ラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン〔化
合物577〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを用い
て同様の反応を行い表題の化合物を得た。収量299m
g(収率84%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0057】実施例 7 2−〔4−{4−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1−ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピ
ラジン〔化合物576〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラ
ジンを用いて同様の反応を行い表題の化合物を得た。収
量266mg(収率65%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0058】実施例 8 2−〔4−{4−(6−メチル−2−ピリジル)−1−
ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン
〔化合物582〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(6−メチル−2−ピリジル)ピペラジンを
用いて同様の反応を行い表題の化合物を得た。収量16
9mg(収率48%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0059】実施例 9 2−〔4−{4−(3,6−ジメチル−2−ピリジル)
−1−ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピ
ラジン〔化合物584〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(3,6−ジメチル−2−ピリジル)ピペラ
ジンを用いて同様の反応を行い表題の化合物を得た。収
量150mg(収率49%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0060】実施例 10 2−〔4−{4−(6−メトキシ−2−ピリジル)−1
−ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジ
ン〔化合物590〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(6−メトキシ−2−ピリジル)ピペラジン
を用いて同様の反応を行い、表題の化合物を得た。収量
176mg(収率47%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0061】実施例 11 2−〔4−{4−(6−エトキシ−2−ピリジル)−1
−ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジ
ン〔化合物583〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(6−エトキシ−2−ピリジル)ピペラジン
を用いて同様の反応を行い、表題の化合物を得た。収量
154mg(収率40%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0062】実施例 12 2−〔4−{4−(6−クロロ−2−ピリジル)−1−
ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン
〔化合物581〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(6−クロロ−2−ピリジル)ピペラジンを
用いて同様の反応を行い表題の化合物を得た。収量27
4mg(収率73%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0063】実施例 13 2−〔4−{4−(6−トリフルオロメチル−2−ピリ
ジル)−1−ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメ
チルピラジン〔化合物647〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(6−トリフルオロメチル−2−ピリジル)
ピペラジンを用いて同様の反応を行い表題の化合物を得
た。収量107mg(収率26%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0064】実施例 14 2−〔4−{4−(3−シアノ−2−ピリジル)−1−
ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラジン
〔化合物580〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(3−シアノ−2−ピリジル)ピペラジンを
用いて同様の反応を行い表題の化合物を得た。収量29
6mg(収率81%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0065】実施例 15 2−〔4−{4−(4−メチル−2−ピリミジニル)−
1−ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメチルピラ
ジン〔化合物588〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(4−メチル−2−ピリミジニル)ピペラジ
ンを用いて同様の反応を行い表題の化合物を得た。収量
200mg(収率56%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0066】実施例 16 2−〔4−{4−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジ
ニル)−1−ピペラジニル}ブトキシ〕−5,6−ジメ
チルピラジン〔化合物605〕 実施例1における1−(2−ピリジル)ピペラジンの代
わりに1−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)
ピペラジンを用いて同様の反応を行い表題の化合物を得
た。収量205mg(収率51%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0067】実施例 17 2−〔5−{4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル}ペントキシ〕−5,6−ジメチルピラジン〔化合物
610〕 実施例1における2−(4−クロロブトキシ)−5,6
−ジメチルピラジンの代わりに2−(5−クロロペント
キシ〕−5,6−ジメチルピラジンを用いて同様の反応
を行い表題の化合物を得た。収量342mg(収率96
%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0068】実施例 18 2−〔4−{4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル}ブトキシ〕ピラジン〔化合物606〕 実施例1における2−(4−クロロブトキシ)−5,6
−ジメチルピラジンの代わりに2−(4−クロロブトキ
シ)ピラジンを用いて同様の反応を行い表題の化合物を
得た。収量215mg(収率69%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0069】実施例 19 2−〔4−{4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニ
ル}ブトキシ〕−5,6−ジエチルピラジン〔化合物6
04〕 実施例1における2−(4−クロロブトキシ)−5,6
−ジメチルピラジンの代わりに2−(4−クロロブトキ
シ)−5,6−ジエチルピラジンを用いて同様の反応を
行い表題の化合物を得た。収量205mg(収率51
%) 実施例1と同様にして塩酸塩を得た。
【0070】
【表7】
【0071】
【表8】
【0072】
【表9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/505 ACP 9454−4C AED 9454−4C C07D 401/12 241 403/12 239

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は同時に水素原子、メチル基又
    はエチル基を、nは4〜5の整数を、R3 はフェニル
    基、m−トリル基、o−メトキシフェニル基、o−フル
    オロフェニル基、m−トリフルオロメチルフェニル基、
    2−ピリジル基、6−メチル−2−ピリジル基、4,6
    −ジメチル−2−ピリジル基、6−メトキシ−2−ピリ
    ジル基、6−エトキシ−2−ピリジル基、6−クロロ−
    2−ピリジル基、6−トリフルオロメチル−2−ピリジ
    ル基、3−シアノ−2−ピリジル基、2−ピリミジニル
    基、4−メチル−2−ピリミジニル基又は4,6−ジメ
    トキシ−2−ピリミジニル基を示す)で表される化合物
    又はその無毒性塩。
  2. 【請求項2】 一般式(1) 【化2】 (式中、R1 およびR2 は同時に水素原子、メチル基又
    はエチル基を、nは4〜5の整数を、R3 はフェニル
    基、m−トリル基、o−メトキシフェニル基、o−フル
    オロフェニル基、m−トリフルオロメチルフェニル基、
    2−ピリジル基、6−メチル−2−ピリジル基、4,6
    −ジメチル−2−ピリジル基、6−メトキシ−2−ピリ
    ジル基、6−エトキシ−2−ピリジル基、6−クロロ−
    2−ピリジル基、6−トリフルオロメチル−2−ピリジ
    ル基、3−シアノ−2−ピリジル基、2−ピリミジニル
    基、4−メチル−2−ピリミジニル基又は4,6−ジメ
    トキシ−2−ピリミジニル基を示す)で表される化合物
    又はその無毒性塩を有効成分とするセロトニン神経系関
    連疾患治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005529926A (ja) * 2002-05-17 2005-10-06 ビオヴィトルム・アクチボラゲット 新規化合物とそれらの使用
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