JPH0795738B2 - 双方向リンクを介して情報を伝送する方法と、この方法を実施するための装置 - Google Patents

双方向リンクを介して情報を伝送する方法と、この方法を実施するための装置

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JPH0795738B2
JPH0795738B2 JP22432289A JP22432289A JPH0795738B2 JP H0795738 B2 JPH0795738 B2 JP H0795738B2 JP 22432289 A JP22432289 A JP 22432289A JP 22432289 A JP22432289 A JP 22432289A JP H0795738 B2 JPH0795738 B2 JP H0795738B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/1423Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex for simultaneous baseband signals
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、情報処理システムの中央処理装置と周辺装置
の間でデータ交換を行うのに特に使用される双方向リン
クを介して電気信号の形で情報を伝送する方法に関する
ものである。情報処理システムにおいては、1つまたは
複数の周辺ステーションが1つまたは複数の双方向伝送
路によって中央ステーションに接続されている。
従来の技術 一般に、受信された情報信号は、クロック信号のアクテ
ィブエッジによって有効化するために、このアクティブ
エッジの到着前の(セットアップ時間tsuと呼ばれる)
最小時間の間と、このアクティブエッジの到着後の(ホ
ールド時間thと呼ばれる)別の最小時間の間に存在して
いる必要がある。アクティブエッジとは、2つの電圧の
間の遷移、すなわちハイレベルからのロウレベルへの遷
移(立ち下がりエッジ)、あるいは逆の遷移(立ち上が
りエッジ)のことを意味する。時間tsuとthは、電子素
子の製造に利用される技術と、情報を受信する際にステ
ーション内で使用される特別な回路とに依存する。いわ
ゆる高速技術を用いたフリップフロップ/3状態ゲートか
らなるサブユニットの場合には、時間tsuは10〜15ナノ
秒のオーダーであり、時間thは0〜5ナノ秒のオーダー
である。
さらに、中央ステーションから出力される同期用クロッ
ク信号を利用する同期伝送は、単相モード(送信ステー
ションと受信ステーションの回路はこの場合クロック信
号の同じ立ち上がりエッジ〔または立ち下がりエッジ〕
によって同期される)が実現されるか、あるいは二相モ
ード(送信ステーションと受信ステーションの回路はこ
の場合クロック信号の異なる立ち上がりエッジまたは立
ち下がりエッジによって同期される)で実現される。
発明が解決しようとする課題 このような同期伝送は長い双方向リンクを用いる場合に
問題がある。実際、クロック信号の周波数に関係なく、
双方向リンクが長くなるほど、同一のパルスに対して中
央ステーションでのクロック信号と比較して周辺ステー
ションでのクロック信号の位相ずれが大きくなる。その
結果、単相モードでは、双方向リンクが長くなるのに伴
って時間thを確保するのが急速に不可能になる。高速技
術を利用すると送信側の信号を所定の状態(ハイレベル
またはロウレベル)に維持する時間が短くなるためにこ
のことがますます難しくなる。実際上は、この技術的問
題があるために双方向リンクの有効長は50cmに限られ
る。すなわち、双方向リンクは情報処理システムの「籠
の底(bottom of the barrel)」に限定される。逆に、
中央ステーションからの二相モード伝送の場合には、デ
ータ信号がクロック信号に対してずれて出力される。そ
の結果、容易に時間thを確保できるようになるが、その
代償として周辺ステーションから中央ステーションへの
伝送の際に時間tsuに関して問題が発生し、この時間tsu
の確保が急速に不可能になる。現在利用されている不完
全な方法は、伝送性能を犠牲にして同期周波数を小さく
する方法である。
従って、高性能の比較的長い(数メートルの)双方向リ
ンクを実現するためには、受信側のローカルクロックを
もとにして統合器と呼ばれる回路を介して再同期を実行
する必要がある。しかし、統合器の使用により、(2つ
のクロックと統合回路を使用するために)素子数が増え
ることになるだけでなく、遅延が生じる。情報伝達量を
大きくすると結局は情報伝送における遅延を犠牲にする
と考えるのが一般的である(伝送時間を犠牲にした好ま
しい情報伝達量)。
課題を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、本発明では、中央ステー
ションと、双方向伝送路によって中央ステーションに接
続された周辺ステーションとを備え、中央ステーション
には周辺ステーションに同期信号を送るクロックが設け
られている、双方向リンクを介して電気信号の形で情報
を伝送する方法であって、中央ステーションからの伝送
の際には二相モードで同期をとり、周辺ステーションか
らの伝送の際には単相モードで同期をとることを特徴と
する方法を提供する。
本発明の方法の第1の特別な態様によると、周辺ステー
ションは、送信および受信の際にクロック信号の同じエ
ッジを利用して同期される。
本発明の方法の別の特別な態様によると、中央ステーシ
ョンは、クロック信号の立ち下がりエッジを利用して送
信を行い、クロック信号の立ち上がりエッジを利用して
受信を行う。
本発明はまた、中央ステーションと、双方向伝送路によ
って中央ステーションに接続された周辺ステーションと
を備え、中央ステーションにはクロック信号伝送線を介
して周辺ステーションに同期信号を送るクロック手段が
設けられているタイプの、双方向リンクを利用して本発
明の伝送方法を実施するための装置であって、中央ステ
ーションからの送信の際には二相モードで同期をとり、
周辺ステーションからの送信の際には単相モードで同期
をとる同期手段をさらに備えることを特徴とする装置に
も関する。
本発明の装置の特別な実施態様によれば、この装置は、
中央ステーション内に設置されていて送信/受信用フリ
ップフロップを有する少なくとも1つの単位回路を備
え、この単位回路は、双方向伝送線によって、周辺ステ
ーション内に設置されていて送信/受信用フリップフロ
ップを有する別の単位回路に接続されており、上記両フ
リップフロップは、上記クロック手段により発生させた
クロック信号を受信する入力Hによりトリガされるとい
う同じ特徴をそれぞれが有している。更に、本発明の装
置は、上記同期手段が、上記クロック手段の出力と、中
央ステーションの送信用フリップフロップおよび周辺ス
テーションの受信用フリップフロップの2つのフリップ
フロップのうちの一方のフリップフロップの入力Hとの
間に接続された反転ゲート(NOTゲート)を備え、これ
ら2つのフリップフロップのうちの他方のフリップフロ
ップの入力Hには上記クロック手段の出力信号が入力さ
れ、中央ステーションの受信用フリップフロップの入力
Hおよび周辺ステーションの送信用フリップフロップの
入力Hには、上記クロック手段により発生させた同じク
ロック信号が入力されることを特徴とする。
作用 中央ステーションからの二相モードでの伝送と周辺ステ
ーションからの単相モードでの伝送の組み合わせを適切
に選択することにより、双方向リンクの長さの許容限界
を数メートルに伸ばしても再同期を行わなくてもよいよ
うにすることができる。さらに、以下に説明する本発明
を実施するための装置は構造が簡単であり、付属素子が
ほとんどなく、従ってコストが安い。
本発明の一実施例を添付の図面を参照して以下に記述す
る。ただし、本発明がこの実施例に限定されることはな
い。
実施例 第1図を参照すると、双方向リンクは、双方向伝送路10
によって周辺ステーションS.P.と中央ステーションS.C.
が接続されることによって実現されている。長さがlの
この双方向伝送路10は、例えば幅が1バイトの並列伝送
路(バス)で構成される。並列チャネルの各線は、信号
/XADi/を伝送する(iは0〜7の整数)。もちろん、ユ
ーザーの要求に応じて伝送路の幅を16ビットまたは32ビ
ット、あるいはそれ以上にすることが可能である。双方
向リンクは、例えば情報処理システム内で例えばデータ
および/またはアドレスなどの情報を電気信号の形態で
中央サブシステムから周辺サブシステムに伝送するのに
使用される。サブシステムについては、伝送用の中央ス
テーションS.C.と周辺ステーションS.P.以外は図示も説
明もしない。これら2つのステーションの間には、双方
向伝送路10とは別にクロック信号伝送用の単方向伝送線
12も設けられている。この単方向伝送線12は、中央ステ
ーションS.C.に属する伝送同期クロック回路14で発生さ
せたクロック信号/XCL/を周辺ステーションS.P.に送る
ことができる。
一般に、以下に提示する様々な電子素子は、数ナノ秒の
オーダーという十分に急峻な信号の立ち上がりエッジま
たは立ち下がりエッジを可能にする高速技術と呼ばれる
技術により実現された。電子業界で公知のこれら素子
は、以下の説明では通常使用されているコードで同定す
る(例えばF04または29F52)。
中央ステーションS.C.は、クロック回路14のほかに、こ
のクロック回路14とクロック信号伝送線12の間に設置さ
れていてクロック信号の送信を行うF245タイプの分離器
−増幅器16と、8個の単位回路18(1ビットの伝送につ
き1個)で構成された29F52タイプの回路とを備えてい
る。各単位回路18は、2個ずつ並列に接続された記憶用
フリップフロップ20、26を備えている。一方のフリップ
フロップ20は伝送用であり、他方のフリップフロップ26
は受信用である。単位回路18が1つだけ図示されている
第1図を参照すると、D型の送信用フリップフロップ20
が目に入る。このフリップフロップ20は、データ入力E1
が中央ステーションの内部双方向バスのうちの1本のラ
インB.C.に接続され、データ出力S1が、3状態ゲート22
を介して、双方向伝送路10の中央ステーションS.C.側に
位置する接続端子24に接続されている。やはり中央ステ
ーションS.C.側であるが、同じD型の受信用フリップフ
ロップ26がフリップフロップ20と並列に接続されてい
る。フリップフロップ26は、入力E0が接続端子24に接続
され、出力S0が3状態ゲート28を介してラインB.C.に接
続されている。本発明の重要な特徴によれば、受信用フ
リップフロップ26のクロック入力H0は接続線29によって
クロック回路14の出力に直接に接続されている。これに
対して送信用フリップフロップ20のクロック入力H1はF0
4型の反転ゲート(NOTゲート)30を介してクロック回路
14の出力に接続されている。
周辺ステーションの側では、使用されている回路はほぼ
同じであり、場合によってはまったく同等である。29F5
2タイプの回路が再現されているが、そのうちで単位回
路32だけが図示されている。D型の受信用フリップフロ
ップ34は、データ入力E2が双方向伝送路10のラインiの
周辺ステーションS.P.側の端部に位置する接続端子36に
接続され、データ出力S2が3状態ゲート38を介して周辺
ステーションの内部双方向バスのうちのラインB.P.に接
続されている。同様に、D型の送信用フリップフロップ
40は、入力E3がラインB.P.に接続され、出力S3が3状態
ゲート42を介して接続端子36に接続されている。フリッ
プフロップ34と40のクロック入力H2とH3は、接続線44に
よって直接にF245タイプの分離器−増幅器46の出力に接
続されている。この分離器−増幅器46の入力は、クロッ
ク回路14からのクロック信号/XCL/を受信するためにク
ロック信号伝送線12に接続されている。
フリップフロップ20、26、34、40がクロック入力H(実
際にはH1、H0、H2、H3)に入力される信号の立ち上がり
エッジによって有効化されるとすると、上述した回路に
おいては、中央ステーションの受信用フリップフロップ
26と周辺ステーションの2つのフリップフロップ34と40
はクロック信号/XCL/立ち上がりエッジによって同期さ
れ、他方、中央ステーションの送信用フリップフロップ
20は、この同じクロック信号/XCL/の立ち上がりエッ
ジ、すなわち実際には反転ゲート30から出力されるクロ
ック信号/XCL/の反転信号の立ち上がりエッジで同期さ
れることになる。従って、中央ステーションからの送信
の際には二相モードで動作し、周辺ステーションからの
送信の際には単相モードで動作する。
クロック信号/XCL/には、周波数とデューティー比(す
なわち、信号の全期間Tに対するパルス持続期間の比)
という重要な2つのパラメータがある。これらパラメー
タは、利用する技術と、回路構成の特徴とに従って選択
する。これらのパラメータは、本実施例では、双方向伝
送路10の2つの接続端子24と36の間の双方向リンクの長
さlに従って選択する。クロック信号のデューティー比
は、1/N(Nは整数)に、好ましくは高速技術を用いて1
/3に選択される。
一例を挙げると、ここで説明している装置は、接続線の
長さlが50cmの場合、最大で25M Hzの周波数(周期T=
38ナノ秒)のクロック信号を受信し、接続線lの長さが
1.5mの場合、最大で20M Hzの周波数(T=48ナノ秒)の
クロック信号を受信する。いずれの場合も高速技術が用
いられ、デューティー比は1/3である。
ここに説明した装置は以下のように動作する。
中央ステーションのデータを周辺ステーションに伝送す
る場合、双方向伝送路10は、制御信号を3状態ゲート28
と42の有効化入力に送ることによりこの方向の伝送を行
う準備がなされる。その結果、これら3状態ゲートの出
力は高インピーダンス状態となり、3状態ゲートの出力
は遮断状態になる。逆に、3状態ゲート22と38は低イン
ピーダンス状態に維持されると出力から入力信号を出力
することができる。ラインB.C.から供給されたデータ信
号が送信用フリップフロップ20の入力E1に入力された
後、このフリップフロップの入力H1にクロック信号/XCL
/の反転信号の立ち上がりエッジが現れると、このフリ
ップフロップは状態を変え、出力S1にはデータ信号/XAD
iが出現する。このデータ信号/XADi/は次に双方向伝送
路10の対応するラインiを伝送されて受信用フリップフ
ロップ34の入力E2に入力される。このフリップフロップ
34は、入力H2のクロック信号の立ち上がりエッジによっ
てトリガされる。データ信号は3状態ゲート38を通って
対応するラインB.C.に現れる。反転ゲート30があるため
に伝送が二相モードで同期して実行されることに注意さ
れたい。
周辺ステーションから中央ステーションにデータを伝送
する場合、本発明の装置は3状態ゲートの高/低インピ
ーダンス状態を逆にすることにより同様に動作する。し
かし、伝送は単相モードで同期して行われる。
第2図のタイミングチャートに本発明の利点がはっきり
と示されている。第2図の左側には中央ステーションS.
C.から周辺ステーションS.P.への二相モードでのデータ
伝送が示されており、この第2図の右側には周辺ステー
ションS.P.から中央ステーションS.C.への単相モードで
のデータ伝送が示されている。このタイミングチャート
には、双方向リンクの中央ステーションS.C.端と周辺ス
テーションS.P.端におけるクロック信号/XCL/とデータ
信号/XADi/が示されている。
周期Tのクロック信号/XCL/は全体の形状が矩形であ
り、デューティー比は1/3である。このクロック信号
は、中央ステーションS.C.の側では立ち上がりエッジMC
0、MC1、...、MCnと、立ち下がりエッジDC0、DC
1、...、DCnをもつ。このクロック信号は、周辺ステー
ションS.P.の側では期間dcだけ遅延しており、立ち上が
りエッジMP0、MP1、...、MPnと、立ち下がりエッジDP
0、DP1、...、DPnをもつ。
データ信号/XADi/は、クロック回路14により、クロック
信号/XCL/の立ち下がりエッジDCをもとにして(中央ス
テーションS.C.から周辺ステーションS.P.への送信の場
合)、あるいはこのクロック信号/XCL/の立ち上がりエ
ッジMPをもとにして(周辺ステーションS.P.から中央ス
テーションS.C.への送信の場合)同期される。しかし、
両伝送方向においても、1サイクルはクロックの周期T
に等しい時間である。さらに、送信の際には、データ信
号の有効化期間が1周期Tに等しい(送信用フリップフ
ロップは、クロック信号のアクティブエッジが出現する
ごとにトリガされる)。受信の際には、データ信号は持
続時間daだけずれて出現し、持続時間dbだけずれて消失
する。
中央ステーションS.C.から周辺ステーションS.P.に伝送
を行う場合、データ信号/XADi/は中央ステーションS.C.
のクロック信号/XCL/の立ち下がりエッジに対応する瞬
間、例えばDC0に送信される。この信号は、周辺ステー
ションS.P.の受信用フリップフロップ34の入力E2にずれ
da(時刻T0a)をもって出現し、ずれdbをもって時刻T0b
に消失する。このフリップフロップは、この信号を(立
ち上がりエッジMP1に対応する)時刻T0cに有効化する。
この時刻は、問題のデータ信号が生成されたサイクルの
次のサイクルに対応するクロック信号の立ち上がりエッ
ジが周辺ステーションS.P.に到着した時刻に対応する。
この有効化の時刻は、第2図の左側のデータ信号/XADi/
上に鉛直方向の双方向矢印PVで示されている。矢印PV
は、水平方向の2つの半線分で示された時間tsuと時間t
hの基準となる。第2図からは、(エッジMC0に対応す
る)時刻T0に対してT0a=T/3+da、T0c=T+dc、T0b=
T+T/3+dbとなることがわかる。時間tsuと時間thを確
保するためには、以下の条件 (1) T0c>T0a+tsu すなわち 2T/3>tsu+(da−dc) (2) T0b>T0c+th すなわち T/3>th+(dc−db) が満たされている必要がある。
これら2つの条件は、クロック信号の特徴と素子を適切
に選択することにより容易に満足させることができる。
また、これら条件の双方向リンクの長さとは関係がな
い。中央ステーションS.C.からの単相モードでの伝送で
は時間thについての条件を満足させるのが難しいことが
容易にわかる。というのは、有効化を示す矢印PVが時間
経過とともに期間T/3だけずれてエッジDP1の位置に来る
可能性があるからである。従って、条件db>th+dcが満
足されている必要がある。
周辺ステーションS.P.から中央ステーションS.C.への伝
送を考えると(第2図の右側部分)、データ信号/XADi/
は、中央ステーションS.C.のクロック信号/XCL/の立ち
上がりエッジMC0を表す初期時刻T1に対してずれdcをも
つ立ち上がりエッジMP0により出力される。この同じデ
ータ信号は、時刻T1に対して合計で時間dc+daだけ遅延
した時刻T1aに中央ステーションS.C.に受信された後、
2つの水平な半線分tsuとthとともに示された双方向矢
印CVによってデータ信号/XADi/上に印が付けられた(立
ち上がりエッジMC1に対応する)時刻T1cにおいて有効化
される。このデータ信号は、中央ステーションS.C.にお
いて時刻T1bに消失する。ここでも、第2図から、初期
時刻T1に対して、T1a=dc+da、T1c=T、T1b=T+dc
+dbとなることがわかる。時間tsuと時間thを確保する
ためには、以下の条件 (3) T1c>T1a+tsu すなわち T>tsu+(dc+da) (4) T1b>T1c+th すなわち dc+db>th が満たされている必要がある。
条件(4)が、回路の素子に対して双方向リンクの最小
長と関係した期間dc+dbを適切に選択することにより容
易に満足されるのに対し、条件(3)はdc+daに対する
制約、従って双方向リンクの長さlに関係する制約を決
めている。
しかし、周辺ステーションS.P.から中央ステーションS.
C.への伝送が二相モードで同期されていたのであれば、
データ信号/XADi/が時間経過とともに期間T/3だけず
れ、そのために、立ち上がりエッジMC1の到着前にデー
タ信号/XADi/が予備設定される期間がそれだけ短くなっ
ていたであろうことがわかる。その結果として、時間ts
uを確保するにあたってT/3のハンディが与えられたであ
ろう。実際、条件2T/3>tsu+dc+daを満たすべきであ
った。
4つの条件(1)〜(4)の中で、条件(3)だけが接
続線の性能と長さを結びつけている。最高速の技術を用
いると、Tの下限は接続線内の伝送時間の2倍になる。
発明の効果 従って、本発明の伝送方法とこの伝送方法を実施するた
めの装置を用いることにより、双方向リンクの性能を著
しく向上させ、しかも付属素子の数を減らすことができ
る。それにもかかわらず、受信ステーションのローカル
クロックをもとにして再同期を行う必要がない。
本発明の方法は、特にメッセージモードにおいて直列で
あれ並列であれ様々なタイプの同期伝送に利用すること
ができる。この方法は特別な整合性の問題もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を双方向リンクで実施するための装置
の原理図である。 第2図は、第1図の双方向リンクを通過する様々な信号
のタイミングチャートである。 (主な参照番号) 10……双方向伝送路、 12……クロック信号伝送線、 14……クロック回路、 16、46……分離器−増幅器、 18、32……単位回路、 20、26、34、40……フリップフロップ、 22、28、38、42……3状態ゲート、 24、36……接続端子、29、44……接続線、 30……反転ゲート、 S.C.……中央ステーション、 S.P.……周辺ステーション、 /XADi/……データ信号、 /XCL/……クロック信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央ステーション(S.C.)と、双方向伝送
    路(10)によって中央ステーション(S.C.)に接続され
    た周辺ステーション(S.P.)とを備え、中央ステーショ
    ン(S.C.)には周辺ステーション(S.P.)に同期信号を
    送るクロック回路(14)が設けられている、双方向リン
    クを利用して電気信号の形で情報を伝送する方法であっ
    て、中央ステーション(S.C.)からの送信の際には二相
    モードで同期をとり、周辺ステーション(S.P.)からの
    送信の際には単相モードで同期をとることを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】周辺ステーション(S.P.)が、送信および
    受信の際にクロック信号の同じエッジを利用して同期さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】中央ステーション(S.C.)がクロック信号
    の立ち下がりエッジを利用して送信を行い、このクロッ
    ク信号の立ち上がりエッジを利用して受信を行うことを
    特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】クロック信号のデューティー比が、1/N、
    「高速」技術により好ましくは1/3となっていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】中央ステーション(S.C.)と、双方向伝送
    路によって中央ステーション(S.C.)に接続された周辺
    ステーション(S.P.)とを備え、中央ステーション(S.
    C.)には伝送線(12)を介して周辺ステーション(S.
    P.)に同期信号を送るクロック回路(14)が設けられて
    いるタイプの、双方向リンクを利用して請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の伝送方法を実施するための装置で
    あって、中央ステーション(S.C.)からの送信の際には
    二相モードで同期をとり、周辺ステーション(S.P.)か
    らの送信の際には単相モードで同期をとることのできる
    同期手段をさらに備えることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】中央ステーション(S.C.)内に設置されて
    いて送信/受信用フリップフロップ(20、26)を有する
    少なくとも1つの単位回路(18)を備え、この単位回路
    (18)は、双方向伝送線によって、周辺ステーション
    (S.P.)内に設置されていて送信/受信用フリップフロ
    ップ(40、34)を有する別の単位回路(32)に接続され
    ており、上記フリップフロップは、上記クロック回路
    (14)により発生されたクロック信号を受信する入力
    (H)によりトリガされるという同じ特徴をそれぞれが
    有するタイプの請求項5の装置において、上記同期手段
    が、上記クロック回路(14)の出力と、中央ステーショ
    ン(S.C.)の送信用フリップフロップ(20)および周辺
    ステーション(S.P.)の受信用フリップフロップ(34)
    の2つのフリップフロップのうちの一方のフリップフロ
    ップの入力(H1またはH2)との間に接続された反転ゲー
    ト(30)を備え、これら2つのフリップフロップ(20、
    34)のうちの他方のフリップフロップの入力(H1または
    H2)には上記クロック回路の出力信号が入力され、中央
    ステーション(S.C.)の受信用フリップフロップ(26)
    の入力(H0)および周辺ステーション(S.P.)の送信用
    フリップフロップ(40)の入力(H3)には、上記クロッ
    ク回路(14)により発生させた同じクロック信号が入力
    されることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】上記反転ゲート(30)が、中央ステーショ
    ンの送信用フリップフロップ(20)の入力(H1)に接続
    されていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】中央ステーション(S.C.)の受信用フリッ
    プフロップ(26)の入力(H0)および周辺ステーション
    (S.P.)の受信用フリップフロップ(40)の入力(H3)
    に、上記クロック回路(14)の出力信号が入力されるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の装置。
  9. 【請求項9】上記フリップフロップ(20、26、34、40)
    が、クロック入力(H1、H0、H2、H3)に入力される信号
    の立ち上がりエッジによってトリガされるD型フリップ
    フロップであることを特徴とする請求項5〜8のいずれ
    か1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】上記フリップフロップ(20、26、34、4
    0)の出力(S1、S0、S2、S3)が3状態ゲート(22、2
    8、38、42)により制御され、該3状態ゲート(22、2
    8、38、42)は、上記クロック回路(14)からの同期さ
    れた信号の立ち上がりエッジによって制御されることを
    特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】クロック信号の伝送線(12)上に2つの
    分離器−増幅器(16、46)が設置されており、第1の分
    離器−増幅器(16)は中央ステーション(S.C.)の側で
    送信のために使用され、第2の分離器−増幅器(46)は
    周辺ステーション(S.P.)の側で受信のために使用され
    ることを特徴とする請求項5〜10のいずれか1項に記載
    の装置。
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