JPH0790621B2 - 発泡プラスチツク複合板 - Google Patents

発泡プラスチツク複合板

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JPH0790621B2
JPH0790621B2 JP8248087A JP8248087A JPH0790621B2 JP H0790621 B2 JPH0790621 B2 JP H0790621B2 JP 8248087 A JP8248087 A JP 8248087A JP 8248087 A JP8248087 A JP 8248087A JP H0790621 B2 JPH0790621 B2 JP H0790621B2
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JP
Japan
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synthetic resin
foamed plastic
composite plate
layer
thickness
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邦彦 一川
清 三嶋
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は芯材として発泡プラスチック層を用い、その両
面に金属板を接合してなる発泡プラスチック複合板に関
するものである。
〔従来の技術〕
アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属板2枚の間に芯
材としてポリオレフィン等の合成樹脂を接合した複合板
はよく知られている(例えば、特公昭39-4739号公報参
照)。
この種の複合板は、金属と合成樹脂双方の性質を有する
ため軽量性、耐衝撃性、加工の容易さ等の種々の特長を
有している。用途として、建材、内外装部材その他が挙
げられ、各用途に適した改良も種々行なわれてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
複合板の軽量性、耐熱性を向上させ、より経済的にする
ために、芯材の合成樹脂を発泡させることが行なわれて
いる。この場合、厚さ約0.2mmの金属板を用い、合成樹
脂の発泡倍率を高くさせていくと、複合板の金属面が押
圧、衝撃によって凹みやすくなるという面圧強度低下の
問題が生じる。
例えば、ポリエチレン等の合成樹脂を用い、発泡倍率を
1.3倍以上とすると、複合板の面圧強度は実用に供し難
いほど低下する。そのため、合成樹脂を架橋させる。材
質的に硬度を高くする等の発泡プラスチック自体の改良
も行なわれるが、これらの方法によっても発泡倍率を2
倍以上とすると実用的な面圧強度を有する複合板は得が
たかった。
従来、一層発泡倍率の高い発泡プラスチックと金属板と
からなる複合板において面圧強度を高める場合には金属
板を厚くすることが行なわれていた。しかしながらこれ
によって複合板が発泡プラスチックを用いるにも拘らず
重量化し、価格も上昇するという問題があり、軽量性と
高強度とを同時に有する複合板が求められていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上記発泡プラスチック複合板の改良に鑑
み種々検討した結果、発泡プラスチック層と金属板との
間に通常の合成樹脂層を介在させることにより、軽量で
かつ強度の高い複合板が得られることを知得して本発明
に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、発泡プラスチック層の両面
に金属板を接合してなる複合板において、発泡プラスチ
ックの発泡倍率を2倍以上とし、該発泡プラスチック層
と金属板との間に無発泡状態の合成樹脂層を介在させる
と共に、上記金属板の厚さを0.03〜0.3mmとし、上記合
成樹脂層の厚さを0.1〜1.0mmとしたことを特徴とする発
泡プラスチック複合板に存する。
以下、本発明を詳細に説明する。
発泡プラスチックを構成する樹脂は、発泡して硬質発泡
体が得られるものであればいずれでも使用できる。具体
的には、発泡プラスチックとして、発泡ポリウレタン、
発泡ポリスチレン、発泡塩化ビニル樹脂、発泡ポリエチ
レン、発泡フエノール樹脂、発泡ユリア樹脂等が挙げら
れ、特には発泡ポリウレタンが機械的強度が大きく、弾
力性に富む点で好ましい。
発泡プラスチックの発泡倍率は、2倍以上とすることに
より本発明の意義が生じ、それ以下では得られた複合板
の面圧強度は実用的に充分であるので後述する合成樹脂
層を設ける必要が無くなる。好ましくは5倍以上、特に
は10倍以上が好ましい。また、発泡倍率の上限は特には
無いが、複合板の強度低下を防ぐ為に40倍以下とするこ
とが好ましい。該発泡プラスチック層の厚さは、所望す
る複合板の厚さに応じて適宜決定すれば良いが、通常1
〜50mm程度とする。
発泡ポリウレタン層の両面に接合する金属板は、アルミ
ニウム、鉄、銅、チタン、錫、ニッケル等の金属又はこ
れらの合金からなる金属板を用いる。特に、アルミニウ
ム、鉄又はステンレスからなる板を用いることが好まし
い。該金属板の厚さは、これから得られる複合板を軽量
化し、本発明の効果が生じさせるために、0.03〜0.3mm
とする。特に、鉄、ステンレスの場合は、強度が高いの
で厚さ0.15mm以下とすることが好ましい。
本発明は、発泡プラスチック層と金属板との間に合成樹
脂層を介在させることを大きな特徴とし、これによっ
て、軽量性、剛性、面圧強度に優れた複合板を得ること
ができる。
合成樹脂層を構成する合成樹脂は制限はなく、通常の押
出成形に使用できるものはいずれでも、実質的に無発泡
の状態で使用することができる。例えば、ポリオレフィ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカーボネート、
ポリスチレン、ポリヒドロキシエーテル、酢酸ビニル等
が例として挙げられ、成形性の点からポリオレフィン樹
脂、殊にポリエチレン、ポリプロピレンが好ましい。合
成樹脂層の厚さは0.1〜1.0mmとする。なお、あまり薄い
と合成樹脂層を設けた意義がなくなる。
本発明の複合板は、以上の発泡プラスチック層、金属板
及び合成樹脂層からなり、金属板−合成樹脂層−発泡プ
ラスチック層−合成樹脂層−金属板の構造で接合し一体
化されたものであり、合計の厚さは通常2〜50mmである
が、用途によってはこれに限定されない。
該複合板の製造方法は、上記積層の順序となるものであ
れば特に限定されず、連続方式、回分方式を含めた従来
公知の方法が可能である。例えば、シート状に成形した
発泡プラスチック層、合成樹脂層を加熱圧着等により金
属板と接合する方法、発泡プラスチックの原料混合物又
は溶融状態の合成樹脂を金属板間に供給する方法等が可
能である。
特に、金属板に溶融合成樹脂を供給して、金属板上に合
成樹脂層を形成させ、この一対の金属−合成樹脂接合体
の間に発泡プラスチックの原料混合物を連続的に注入
し、その後に発泡させて発泡プラスチックの反応終了後
に伴って、所望の複合板を得る方法が、連続生産が可能
であるために工業的には極めて好ましい。
複合板の製造時に、各層の間の接合は接着剤を用いても
よく、また、可能な場合は単に加熱圧着するのみでよ
い。合成樹脂としてポリオレフィン樹脂、発泡プラスチ
ックとして発泡ポリウレタンを用いた場合は、両者が接
着性を有さないためその間に耐水紙等の薄い紙状物を介
在させて接着させることも可能である。
なお、本発明の合成樹脂層、発泡プラスチック層には、
安定剤、潤滑材、カーボンブラック等の紫外線吸水剤、
酸化防止剤などの種々の添加剤を加えることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例 厚さ0.15mmのアルミニウム板2枚各々の上に、溶融状態
の高密度ポリエチレンを供給し厚さ0.3mmの層として被
覆した。得られた高密度ポリエチレンで被覆されたアル
ミニウム板を、被覆面が対向するように配置し、その間
に発泡ポリウレタンの原料混合物を注入後、全体を空間
の高さ3mmの型内に入れポリウレタンを発泡させ、厚さ3
mm、ポリウレタンの発泡倍率6.4倍の複合板を得た。
得られた複合板上に直径8分の1インチ(3.18mm)の小
球を静荷重7kgで20秒間加圧保持し、その凹み深さを測
定して面圧強度を測定した。10回測定した平均を下記表
に示す。
比較例1〜3 高密度ポリエチレンを用いず、ポリウレタンの発泡倍率
を下記表に示した如く変えた以外は実施例と同様にして
厚さ3mmの複合板を得た。
得られた各複合板の面圧強度を測定した。その結果を下
記表に示す。
〔発明の効果〕 本発明の発泡プラスチック複合板は、従来の物と同様に
高い断熱性、遮音性を有し、かつ極めて軽量であるにも
拘らず剛性、面圧強度、耐衝撃性などで強度面で優れて
いるので、工業的に極めて有用なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡プラスチック層の両面に金属板を接合
    してなる複合板において、発泡プラスチックの発泡倍率
    を2倍以上とし、該発泡プラスチック層と金属板との間
    に無発泡状態の合成樹脂層を介在させると共に、上記金
    属板の厚さを0.03〜0.3mmとし、上記合成樹脂層の厚さ
    を0.1〜1.0mmとしたことを特徴とする発泡プラスチック
    複合板。
JP8248087A 1987-04-03 1987-04-03 発泡プラスチツク複合板 Expired - Lifetime JPH0790621B2 (ja)

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JPS63247031A JPS63247031A (ja) 1988-10-13
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