JPH0789586B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0789586B2
JPH0789586B2 JP20367886A JP20367886A JPH0789586B2 JP H0789586 B2 JPH0789586 B2 JP H0789586B2 JP 20367886 A JP20367886 A JP 20367886A JP 20367886 A JP20367886 A JP 20367886A JP H0789586 B2 JPH0789586 B2 JP H0789586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関し、詳しくは、寄生抵抗の減少
に特に好適な構造を有する電界効果型の半導体装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、ヘテロ接合界面に形成される2次元電子ガスをト
ランジスタの能動層に利用したデバイスにおいて、高性
能化のための一方法として、ソース・ゲート間抵抗の低
減化が要求されていた。そのため、ソース電極をゲート
電極に対してセルフアラインによって形成する方法が行
なわれている。また、GaAs/AlGaAsヘテロ接合FETにおい
て、n+−GaAsキヤツプ層を厚膜化し、そのキヤツプ層を
低抵抗とすることにより、ソース・ゲート間抵抗を低減
する方法が考えられている。この方法は、ソース・ゲー
ト間の領域において、2次元電子ガスとn+−GaAsキヤツ
プ層内のバルク電子の両者を電気伝導の担体として用い
ることにより抵抗の低減化を図るものである。これは、
応用物理学会講演予稿集3P−T−11(1986年4月)に論
じられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記n+−GaAsキヤツプ層厚膜化によるソース・ゲート間
抵抗の低減化の方法は、n+−GaAsキヤツプ層自身の低抵
抗化を図るため、160nmの膜厚を有していた。したがつ
てオーミツク電極7は膜厚が160nmのn+−GaAs層6上に
形成されている(第2図)。
また2次元電子ガスへのオーミツク接触の検討から、n+
−GaAsキヤツプ層が150nmの厚みを有すると、もはやオ
ーミツク合金層が2次元電子ガス層へ到達していないこ
とが明らかとなつている(応用物理学会予稿集2p−S−
14(1986年4月))。
したがつて、n+−GaAsキヤツプ層の厚膜化はn+−GaAsキ
ヤツプ層自身の抵抗の低減化は可能であるが、逆に、2
次元電子ガスへのオーミツクという立場から言えば、Ga
Asキヤツプ層と2次元電子ガスとのオーミツク性はオー
ミツクアロイ層が寄与しない分だけ不利に働き、限界が
ある。
また、高耐圧化のためには、ゲート直下の半導体層とし
て、アンドープ層もしくはn-層を設けた構造が知られて
いる。この構造の場合、エピタキシヤル結晶を用いた場
合、当然に、ソース電極及びドレイン電極の下方に該ア
ンドープ層もしくはn-層が設けられる。したがって、n+
−GaAsキヤツプ層が極度に厚い場合、オーミツク合金層
が該キヤツプ層を貫通することが不可能となり、該アン
ドープ層もしくはn-層にもオーミツク合金層は貫通しな
い。そのため、アンドープ層もしくはn-層の存在は、2
次元電子ガスへのオーミツク性を悪くし、結果的に、ソ
ース・ゲート間抵抗の低減化に役立たなくなるという問
題があつた。
本発明の目的は、キヤツプ層を厚膜化し、低抵抗化を図
りつつ、オーミツク合金層を2次元電子へガスへ到達さ
せることにより、ソース・ゲート間抵抗を低減化させる
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、n+キヤツプ層を厚膜化し、かつ、ソース・
ドレイン電極を形成する際、該n+(ヤツプ層に、当該キ
ヤツプ層を貫通しないようにして、言い換えれば、深さ
が当該キヤツプ層の厚さを超えない孔を形成し、その孔
の少なくとも側壁に接するようにオーミツク電極を形成
することにより、達成される。
〔作用〕
第1図は、AlGaAs/GaAsヘテロ接合を用いた本発明によ
るFET(電界効果型トランジスタ)の断面図である。n+
−GaAsキヤツプ層6は、厚膜化されていて低抵抗化を図
つているのは従来技術通りである。ソース電極7及びド
レイン電極8を形成する際、n+−GaAsキヤツプ層6に孔
を形成したのち電極7、8をキヤップ層6に設けられた
上記孔に形成するのは、2次元電子ガス層へのオーミツ
ク合金層による電場の到達が可能となるように、電極と
2次元電子ガス層の距離を縮小させるためである。ま
た、該オーミツク電極7、8とキヤップ層6に設けられ
た上記孔が隙間なく接するように形成するのは、横方向
のn+キヤツプ層を通して流れる電流に対する抵抗が大き
くならないようにするためである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を説明する。
実施例 本発明を第1図を用いて説明する。まず半絶縁性GaAs基
板1上に、周知のMBE(分子線エピタキシー)装置によ
り、基板温度650℃を条件のもとで、アンドープGaAs層
(1μm)2、アンドープAlXGa1-XAs層(x=0.3、通
常x=0.2より0.4程度のもの、厚さ40Å、通常20Å〜60
Å)3、n+−AlGaAs層(濃度:1.8×1018cm-3、厚さ:350
Å)4、アンドープAlGaAs層(厚さ:100Å)5、n+−Ga
As層(濃度:3×1018cm-3、厚さ:1600Å)6を、順次、
エピタキシヤル法により成長する。
アンドープAlGaAs層5はゲート電極9に接する層であ
り、ゲートリーク電流をおさえ、耐圧を大きくするため
に設けられたものである。
次に、メサエツチにより素子間分離を行なつた後、CVD
法によりSiO2膜(厚さ5000Å)10を形成し、通常のホト
リソグラフイ・プロセスを用いて、ソース電極7、及び
ドレイン電極8のための孔を形成するが、その方法とし
てはまずSiO210をドライエツチを用いて孔あけしたの
ち、引き続き、n+−GaAsキャップ層6の露出された部分
をウエットエッチして、深さが500Å程度の孔を形成す
る。この際、n+−GaAsキャップ層6の膜厚が1600Åの場
合には、深さ300Å程度以上のエツチングにより低抵抗
化の効果があらわれる。さらにSiO210をウエツトエツチ
してサイドエツチさせ、リフトオフしやすい形にする。
次に、Au/Ni/AuGeを蒸着し、熱処理(400℃2分)を行
ないソース電極7、ドレイン電極8を形成する。さら
に、EB(電子線)描画法を用いて、ゲートパターン形成
する。その際、n+−GaAs層6はCCl2F2/He系選択性ドラ
イエツチングにより、制御性よく、アンドープAlGaAs層
5の手前までエツチング除去し、かつ、ゲート金属がn+
−GaAsキヤツプ層に接しないようにするため、n+−GaAs
キャップ層6をサイドエツチし、0.05〜0.1μm程度の
すき間11を設けた。これは耐圧を大きくとるために必要
な工程である。Alを蒸着し、リフトオフすることによ
り、ゲート長0.3μm、ゲート幅150μmのゲート電極9
を形成した。
本実施例による半導体装置は、耐圧:11V、gm:280ms/m
m、Rs:0.8Ω・mm、Rc:0.2Ω・mm、と高性能を示し、高
周波特性としては、12GHzにおいて、NF(雑音指数):0.
9dB、Gain(利得):12dBであつた。
なお、ゲート直下のアンドープAlGaAs層5は、耐圧を小
さくしない程度に2×1017cm-3以下のn-−AlGaAs層を用
いてもよい。この場合、耐圧は少し悪くなるが、ソース
・ゲート間抵抗はより小さくなる。また、このゲート直
下の層がアンドープもしくはn-層の場合、ソース電極と
ゲート電極の間の領域では、オーミツク合金層も浸透し
ないため、アンドープ層5の膜厚は150Å以下が望まし
い。しかし、あまり薄すぎても耐圧を大きくとることが
不可能となるので50Å以上の膜厚が必要となり、結局ア
ンドープ層5の膜厚は50〜150Åが適切である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、n+−GaAs層膜化キヤツプ層と電極真下
の2次元電子が2へのオーミツクという二つの電流経路
についての抵抗の低減化を図ることにより、ソース・ゲ
ート間抵抗を低減することが可能となり、また、アンド
ープ又はn-−AlGaAs層をゲート直下に設け、かつ、ゲー
ト金属とn+−GaAsキヤツプ層を接触しないように設ける
ことにより、耐圧を大きくとることが可能となり、トラ
ンジスタの高性能化を達成する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のトランジスタの断面図、第2
図は従来技術であるトランジスタの断面図である。 5……ゲート直下のアンドープ(又はn-)AlGaAs層、6
……n+−GaAsキヤツプ層、7,8……ソース、ドレイン電
極、9……ゲート電極、10……SiO2、11……ゲート電極
とn+−GaAsキヤツプ層のすき間。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンドープ若しくは低不純物濃度の半導体
    膜と、当該アンドープ若しくは低不純物濃度の半導体膜
    上に形成された、高い不純物濃度を有するキャップ層
    と、当該キャップ層上に所定の間隔を介して互いに離間
    して形成されたソース電極およびドレイン電極と、当該
    ソース電極とドレイン電極の間の上記キャップ層に形成
    された開口部によって露出された、上記アンドープ若し
    くは低不純物濃度の半導体膜の表面上に形成されたゲー
    ト電極を具備し、上記キャップ層の厚さは、上記ソース
    電極およびドレイン電極の下に形成される合金層が二次
    元電子ガス層に到達できるキャップ層の厚さより大き
    く、上記ソース電極およびドレイン電極の下部は、上記
    キャップ層に互いに離間して形成された孔内にそれぞれ
    形成され、当該孔の深さは、上記キャップ層の膜厚より
    小さく、かつ、上記孔の底部と上記アンドープ若しくは
    低不純物濃度の半導体膜の上面の間の距離は、上記合金
    属が上記二次元電子ガス層に到達できる上記キャップ層
    の厚さ以下であることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記キャップ層の厚さは150nm以上である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】上記孔の底部と上記アンドープ若しくは低
    不純物濃度の半導体膜の上面の間の距離は1300Å以下で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項若しくは第
    2項記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】上記アンドープ若しくは低不純物濃度の半
    導体膜の厚さは50Å〜150Åであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項から第3項のいずれか一に記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】上記アンドープ若しくは低不純物濃度の半
    導体膜の不純物濃度は、2×1017cm-3以下であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項のいずれか
    一に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】上記ゲート電極と上記開口部の側面は互い
    に離間していることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    から第5項のいずれか一に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】上記キャップ層はn型GaAsからなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項から第6項のいずれか
    一に記載の半導体装置。
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