JPH0784022B2 - ラケットフレームの製造方法 - Google Patents

ラケットフレームの製造方法

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JPH0784022B2
JPH0784022B2 JP4350943A JP35094392A JPH0784022B2 JP H0784022 B2 JPH0784022 B2 JP H0784022B2 JP 4350943 A JP4350943 A JP 4350943A JP 35094392 A JP35094392 A JP 35094392A JP H0784022 B2 JPH0784022 B2 JP H0784022B2
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剛 児玉
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテニス、ソフトテニス、
スカッシュ、バトミントン、ラケットボール等に使用す
ることができるラケットについてのラケットフレームの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種ラケットフレームの
製造方法として、例えば特開昭56-168764 号公報には、
繊維強化プラスチック製の中芯体を強度メンバーとし、
その外殻を繊維強化熱可塑性合成樹脂で射出成形して構
成するようにしたラケットフレームの製造方法が提供さ
れている。上記ラケットフレームの製造方法において
は、繊維強化プラスチック製の中芯体を金型空間内に保
持するための手段として、中芯体の上下面に嵌合凹部を
形成し、この嵌合凹部に係止用ピンを挿入固定し、この
挿入固定した係止用ピンを上下の金型の内面に設けた嵌
合穴に装着することで、中芯体を金型空間内に保持し、
外殻形成用の合成樹脂を注入するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のラケットフレームの製造方法においては、中芯体を
上下面の係止用ピンだけで金型内空間に保持せんとする
ため、係止用ピンを金型側の嵌合穴のみならず中芯体の
嵌合凹部にも嵌合しなければならず、このため、中芯体
に前記嵌合凹部を形成する必要があった。しかしなが
ら、前記中芯体は軽量であることが必要とされ、中空チ
ューブ状とされる必要があることから、肉厚の薄い前記
中芯体に嵌合凹部を形成するのは、成形された中芯体に
後から嵌合凹部を形成する場合においても、また最初か
ら一体的に形成する場合においても、設備上、作業コス
ト上、強度上、歩留り上等、現実の製造において問題が
多くあった。
【0004】そこで本発明は上記従来における欠点を解
消し、フレームの内部構成体を金型空間内に配置し、内
部構成体の周囲の金型空間に樹脂を射出成形すること
で、前記内部構成体の周囲に樹脂製外部構成体が被覆さ
れたラケットフレームを成形す製造方法において、製造
が容易なラケットフレームの製造方法の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のラケットフレームの製造方法は、フレーム
の内部構成体を金型空間内に配置し、内部構成体の周囲
の金型空間に樹脂を射出成形することで、前記内部構成
体の周囲に樹脂製外部構成体が被覆されたラケットフレ
ームを成形するラケットフレームの製造方法であって、
前記金型の内面の上下及び左右から樹脂製位置決め部材
を金型空間内へ突出させて配置して、前記内部構成体を
前記樹脂製位置決め部材に当接する形で金型空間内に位
置決め保持し、金型空間内に樹脂を射出することで前記
樹脂製位置決め部材を樹脂製外部構成体の肉の一部とし
て構成することを第1の特徴としている。また本発明の
ラケットフレームの製造方法は、フレームの内部構成体
を金型空間内に配置し、内部構成体の周囲の金型空間に
樹脂を射出成形することで、前記内部構成体の周囲に樹
脂製外部構成体が被覆されたラケットフレームを成形す
るラケットフレームの製造方法であって、前記内部構成
体に上下及び左右方向の位置決め用突出部を一体成形し
ておき、該位置決め用突出部が金型内面に当接する形で
前記内部構成体を金型空間内に位置決め保持し、金型空
間内に樹脂を射出することで前記樹脂製位置決め部材が
残留した状態の樹脂製外部構成体を構成することを第2
の特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の第1の特徴によれば、内部構成体
は金型からの上下左右の樹脂製位置決め部材によって金
型空間内に正確に保持され、その状態で樹脂が金型空間
内に圧入され、内部構成体の周囲に樹脂製外部構成体が
構成されたラケットフレームが形成される。前記樹脂製
位置決め部材は射出成形された樹脂製外部構成体の肉の
一部となり、ラケットフレームの一部として型から取り
外される。前記内部構成体には位置決めピン等のための
嵌合凹部等は一切設けられないので、外内部構成体の構
成ないし製造が非常に容易となる。また前記樹脂製位置
決め部材は金型から左右上下に出ているので、内部構成
体が左右上下に位置決めされ、位置決めピン等を嵌入等
しなくても位置決めが確実にできる。また前記樹脂製位
置決め部材を金型の嵌合穴に差し込む場合は、金型から
取り外した後に突出部を削りとることで、また前記樹脂
製位置決め部材を金型の嵌合穴等に差し込むことなく金
型内面に取り付ける場合には、金型から取り外した後に
突出部を削りとる手間も必要でなくなる。また上記本発
明の第2の特徴によれば、内部構成体を金型空間内に配
置することで、内部構成体の位置決め用突出部が金型内
面に上下左右に当接し、内部構成体が所定の位置に正確
に位置決めされる。そしてその状態で樹脂が金型空間内
に圧入され、内部構成体の周囲に樹脂製外部構成体が構
成されたラケットフレームが形成される。前記内部構成
体の位置決め用突出部は樹脂製外部構成体から突出する
ことがないので、後で削り取る作業を必要としない。ま
た内部構成体に位置決め用突出部を一体成形する方が内
部構成体に嵌合用の凹部を形成するよりも強度の点で優
れる。更には、内部構成体に位置決め用突出部を一体成
形する場合には、内部構成体が中空体等の薄肉体であっ
ても成形が可能である。しかし、中空体の薄肉体からな
る内部構成体に嵌合用の凹部を成形するのは成形上の制
約が多い。
【0007】
【実施例】図1から図5は本発明製造方法の第1の実施
例を説明するための図で、図1は内部構成体の全体図、
図2は金型を示す図、図3は金型に樹脂製位置決め部材
を配置した状態を示す図、図4は金型空間内に内部構成
体が位置決め保持された状態を示す断面図、図5は金型
から成形後のラケットフレームを取り出した状態を示す
断面図である。
【0008】図1から図4を参照して第1の実施方法を
説明する。金型Kは例えば、図4に示すように、ラケッ
トフレームの厚さ方向に直角な面(ラケットのフェイス
面と平行な面)で2分できる割り型10、20からなり、各
割り型10、20には金型空間Sを構成するための溝11、21
が形成されている。この2つの溝11、21が合わされるこ
とで前記金型空間Sが完成し、その空間S内に図1に示
す内部構成体30の全体が位置決め配置されることにな
る。前記内部構成体30はラケットフレームの芯となる部
分で、その周囲の空間Sに樹脂が射出成形されること
で、樹脂製外部構成体40が前記内部構成体30の周囲に構
成され、ラケットフレームが形成される。このため、前
記内部構成体30は周囲の金型内面に接することなく保持
され且つ位置決めされる必要がある。
【0009】この実施例では、内部構成体30を金型空間
S内に位置決めするためための位置決め部材として、樹
脂製の位置決めピン50を用い、この位置決めピン50を金
型内面の上下及び左右から金型空間S内に突出するよう
に配置している。そのためこの実施例では、一方の割り
型10には、図2に示すように、溝11の底面11a と側面11
b にそれぞれ差し込み穴12a 、12b を適当な間隔で設
け、また他方の割り型20には溝21の底面21a に差し込み
穴22a を設けている。この各差し込み穴12a 、12b 、22
a に前記樹脂製の位置決めピン50を差し込むことで、位
置決めピン50が上下左右から内部構成体30に当接し、内
部構成体30を前記金型空間S内の所定位置に位置決め配
置することができる。
【0010】前記一方の割り型10の溝11には、ラケット
フレームのグリップ位置に相当する位置に、底面11a か
ら固定突起13が2箇所設けられている。この固定突起13
に対して前記内部構成体30のグリップ相当位置に取り付
け穴33が設けられている。尚、図2において、符号14は
溶融樹脂の注入通路である。
【0011】ラケットフレームの製造は、先ず金型Kの
各割り型10、20に対して樹脂製の位置決めピン50を各差
し込み穴12a 、12b 、22a に差し込み、次に予め成形し
ておいた内部構成体30を一方の割り型10に対して、取り
付け穴33を固定突起13に嵌め込み、且つ内部構成体30全
体を割り型10の溝11に装着する。そして次に他方の割り
型20を前記割り型10に合わせる。これにより内部構成体
30の上下の面及び左右の面が両割り型10、20の前記樹脂
製の位置決めピン50に当接した状態で、金型空間S内に
位置決め配置される。後は、樹脂を前記注入通路14から
金型空間S内に射出することで、内部構成体30の周囲に
樹脂製の外部構成体40が成形される。射出成形が終わる
と、両割り型10、20を開き、成形されたラケットフレー
ムを取り出す。このとき、樹脂製の位置決めピン50もラ
ケットフレームの外部構成体40の肉の一部としてラケッ
トフレームと一緒に金型Kから外される(図5参照)。
そしてラケットフレームの外表面から突出している位置
決めピン50の部分(金型Kの差し込み穴12a 、12b 、22
a に差し込まれていた部分)を削りとる。
【0012】上記実施例では、内部構成体30を金型空間
S内に位置決めするための位置決め部材として、樹脂製
の位置決めピン50を用い、これを金型Kの差し込み穴12
a 、12b 、22a に差し込むようにしたが、第1に、前記
位置決め部材は樹脂製であれば、実施例で説明したピン
50である必要はない、金型Kの内面から空間S側に突出
する形で内部構成体30の表面に当接するものであればよ
い。また更に第2に、樹脂製の位置決め部材は、金型K
の差し込み穴12a 、12b 、22a に差し込まれることな
く、金型Kの内面に取り付き、或いは金型K内面と内部
構成体30との間に両方に当接して介在するだけのものと
することも可能である。このように樹脂製の位置決め部
材を構成することで、金型Kには内面に前記差し込み穴
12a 、12b、22a の如きものを形成しなくてもよくな
り、外部構成体40を射出成形した後において、位置決め
部材がラケットフレームの外部構成体40から突出するこ
とがなくなるので、突出部を削りとるといった後工程も
必要なくなる。本発明はこのような樹脂製の位置決め部
材や金型の構成をもつ製造方法もその技術範囲にふくむ
ものである。
【0013】上記実施例において、内部構成体30は、強
度と軽量とが要求されることから、繊維強化樹脂からな
る中空体とするのが好ましい。が、強度的に優れた樹脂
やその他の材料であれば、必ずしも繊維強化樹脂である
必要はない、また軽量が好ましいが、中空体である必要
はない。内部構成体30を前記繊維強化樹脂からなる中空
体とする場合には、例えば、熱硬化性樹脂からなるプレ
プレグをチューブ状にした後、金型内で内圧をかけなが
ら加熱して内部構成体の形状に硬化させる。勿論、繊維
強化された熱可塑性樹脂で中空の内部構成体を成形して
もよい。
【0014】上記実施例において、射出成形される樹脂
製の外部構成体40は、短繊維で強化された熱可塑性樹脂
を用いるのが好ましいが、強度が大であれば繊維強化樹
脂である必要はない。
【0015】上記実施例において、樹脂製位置決めピン
50を含む樹脂製位置決め部材は、射出成形によって構成
される外部構成体40と馴染みやすくするために樹脂製と
するが、樹脂の種類については、外部構成体40と同じ樹
脂とする他、外部構成体40の樹脂の溶融温度に比べて極
端に軟化溶融温度が低い樹脂を除いて、種々の熱硬化製
樹脂や熱可塑性樹脂を選択することができる。またガラ
ス繊維やカーボン繊維で強化したものであってもよい。
勿論、位置決めの役割を果たすことができることを条件
として、樹脂製位置決め部材としては、外部構成体40の
射出成形の際に再溶融して外部構成体40の組織との界面
が生じないようなものが好ましいといえる。
【0016】図6から図9は本発明製造方法の第2の実
施例を説明するための図で、図6は内部構成体の全体
図、図7は内部構成体の部分拡大斜視図、図8は金型空
間内に内部構成体が位置決め保持された状態を示す断面
図、図9は金型から成形後のラケットフレームを取り出
した状態を示す断面図である。
【0017】第2の実施例においては、表面に上下方向
(ラケットフレームの厚み方向)の位置決め用突出部3
4、と左右方向(ラケットフレーム幅み方向)の位置決
め用突出部35を予め一体成形した内部構成体30を用い
る。そして金型Kの内面には上記第1実施例におけるよ
うな位置決めピンの差し込み穴を設けない。前記位置決
め用突出部34、35は、図面上においてはピン状に突出し
ているものを多数描いているが、ピン状である必要はな
く、要は内部構成体30の金型空間S内での位置決めがで
きればよきので、上下左右の幾つかの箇所で金型Kの内
面に当接する膨出部的なものであってもよい。前記位置
決め用突出部34、35はは内部構成体30の本体と同じ材料
でその本体の成形と同時に成形されるものであってもよ
いし、他の材料により予め成形されたものが、本体の成
形の際に同時にその位置に一体固定されるものであって
もよい。が、外部構成体40が樹脂で構成されるので、そ
れと同じ樹脂乃至は樹脂であるのが好ましい。
【0018】前記内部構成体30は上記第1の実施例にお
いて既述したように、強度と軽量とが要求されることか
ら、繊維強化樹脂からなる中空体とするのが好ましい
が、強度的に優れた樹脂やその他の材料であれば必ずし
も繊維強化樹脂である必要はない。また軽量が好ましい
が、中空体である必要はない。内部構成体30を前記繊維
強化樹脂からなる中空体とする場合には、例えば、熱硬
化性樹脂からなるプレプレグをチューブ状にした後、同
じ樹脂からなる位置決め用突起部34、35を前記チューブ
の所定位置に糊やその他の方法で取り付け、金型内で内
圧をかけながら加熱することで、位置決め用突起部34、
35が完全に接着した状態の内部構成体30を一体成形する
ことができる。また成形が完了した内部構成体30に対し
て成形済の位置決め用突起部34、35を取り付けるように
してもよい。
【0019】ラケットフレームの製造は、先ず金型Kの
一方の割り型10に対して、予め成形しておいた位置決め
突起34、35付の内部構成体30を嵌め込み、他方の割り型
20を前記割り型10に合わせる。これにより内部構成体30
の上下及び左右の位置決め突起34、35が金型内面に当接
して、内部構成体30が金型空間S内に位置決め配置され
る。後は、樹脂を前記注入通路14から金型空間S内に射
出することで、内部構成体30の周囲に樹脂製の外部構成
体40が成形される。射出成形が終わると、両割り型10、
20を開き、成形されたラケットフレームを取り出す。図
9に示すように、前記位置決め突起34、35はラケットフ
レームの外部構成体40の肉の一部となる。位置決め突起
34、35は金型K内面に当接するだけであるので、射出成
形後においてもラケットフレームから突出することがな
いので、削りとったりする作業も必要としない。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載のラケットフレームの製造方法によれば、
金型の内面の上下及び左右から樹脂製位置決め部材を金
型空間内へ突出させて配置して、前記内部構成体を前記
樹脂製位置決め部材に当接する形で金型空間内に位置決
め保持し、金型空間内に樹脂を射出することで前記樹脂
製位置決め部材を樹脂製外部構成体の肉の一部として構
成するようにしたので、内部構成体には位置決めピン等
のための嵌合凹部等を一切成形する必要がなくなり、内
部構成体の作成乃至製造を非常に容易とすることができ
る。また前記樹脂製位置決め部材は金型から左右上下に
出ているので、内部構成体が左右上下に位置決めされ、
位置決めピン等を内部構成体内に嵌入等しなくても位置
決めが確実にできる。また前記樹脂製位置決め部材を金
型の嵌合穴に差し込む場合は、金型からの取り外した後
に突出部を削りとるだけで、また前記樹脂製位置決め部
材を金型の嵌合穴等に差し込むことなく金型内面に取り
付ける場合には、金型から取り外した後に突出部を削り
とる手間も必要でなくなるので、射出成形の後処理が非
常に容易となる。また請求項2に記載のラケットフレー
ムの製造方法によれば、内部構成体に上下及び左右方向
の位置決め用突出部を一体成形しておき、該位置決め用
突出部が金型内面に当接する形で前記内部構成体を金型
空間内に位置決め保持し、金型空間内に樹脂を射出する
ことで前記樹脂製位置決め部材が残留した状態の樹脂製
外部構成体を構成するようにしたので、内部構成体の位
置決め用突出部は樹脂製外部構成体からは突出すること
がなくなり、よって射出成形後の削り取り作業を全く必
要としない利点がある。また内部構成体に位置決め用突
出部を一体成形する方が内部構成体に嵌合用の凹部を形
成するよりも強度の点で優れる。更には、内部構成体に
位置決め用突出部を一体成形する場合には、内部構成体
が中空体等の薄肉体であっても成形が可能であり、中空
体の薄肉体からなる内部構成体に嵌合用の凹部を成形す
るより成形上の制約が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製造方法の第1の実施例に用いる内部構
成体の全体図である。
【図2】本発明製造方法の第1の実施例に用いる金型を
示す図である。
【図3】本発明製造方法の第1の実施例において、金型
に樹脂製位置決め部材を配置した状態を示す図である。
【図4】本発明製造方法の第1の実施例において、金型
空間内に内部構成体が位置決め保持された状態を示す断
面図である。
【図5】本発明製造方法の第1の実施例において、金型
から成形後のラケットフレームを取り出した状態を示す
断面図である。
【図6】本発明製造方法の第2の実施例に用いる内部構
成体の全体図である。
【図7】本発明製造方法の第2の実施例に用いる内部構
成体の部分拡大斜視図である。
【図8】本発明製造方法の第2の実施例において、金型
空間内に内部構成体が位置決め保持された状態を示す断
面図である。
【図9】本発明製造方法の第2の実施例において、金型
から成形後のラケットフレームを取り出した状態を示す
断面図である。
【符号の説明】 10、20 割り型 10、21 溝 12a 、12b 、22a 差し込み穴 30 内部構成体 34 上下方向の位置決め用突出部 35 左右方向の位置決め用突出部 40 樹脂製外部構成体 50 樹脂製位置決めピン K 金型 S 金型空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの内部構成体を金型空間内に配
    置し、内部構成体の周囲の金型空間に樹脂を射出成形す
    ることで、前記内部構成体の周囲に樹脂製外部構成体が
    被覆されたラケットフレームを成形するラケットフレー
    ムの製造方法であって、前記金型の内面の上下及び左右
    から樹脂製位置決め部材を金型空間内へ突出させて配置
    して、前記内部構成体を前記樹脂製位置決め部材に当接
    する形で金型空間内に位置決め保持し、金型空間内に樹
    脂を射出することで前記樹脂製位置決め部材を樹脂製外
    部構成体の肉の一部として構成することを特徴とするラ
    ケットフレームの製造方法。
  2. 【請求項2】 フレームの内部構成体を金型空間内に配
    置し、内部構成体の周囲の金型空間に樹脂を射出成形す
    ることで、前記内部構成体の周囲に樹脂製外部構成体が
    被覆されたラケットフレームを成形するラケットフレー
    ムの製造方法であって、前記内部構成体に上下及び左右
    方向の位置決め用突出部を一体成形しておき、該位置決
    め用突出部が金型内面に当接する形で前記内部構成体を
    金型空間内に位置決め保持し、金型空間内に樹脂を射出
    することで前記樹脂製位置決め部材が残留した状態の樹
    脂製外部構成体を構成することを特徴とするラケットフ
    レームの製造方法。
JP4350943A 1992-12-04 1992-12-04 ラケットフレームの製造方法 Expired - Lifetime JPH0784022B2 (ja)

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