JPH07812Y2 - リモートコントロール送信器の収納ケース - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エアコンディショナーのリモートコントロー
ル送信器の収納ケースに関し、更に詳述すると、リモー
トコントロール送信器をエアコンディショナーの本体内
に収納するのに好適に使用される収納ケースに関する。

〔従来の技術〕

従来、エアコンディショナー（以下エアコンという）の
リモートコントロール送信器（以下リモコンという）
は、エアコンの本体に収納部が設置されていないことが
多く、このためリモコンを紛失することがしばしばあ
る。

これに対し、エアコン本体に設置することができるリモ
コンの収納ケースとして、リモコンを出入口からケース
内に挿入してケース内のキャリアに係合させ、その状態
でリモコンを更に押し込むことによりキャリアを移動さ
せると共に、ケース奥に設けられたラッチに上記キャリ
アを係合させることによりリモコンをケース内に収納
し、リモコンを取り出すときには再度リモコンを押し込
むことによりキャリアを押圧してラッチとキャリアとの
係合を解除し、更にスプリングの押圧力等を利用してリ
モコンをケース外に押し出すことによりリモコンをケー
スから取り出すことができるようにしたものが提案され
ている。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかし、従来の収納ケースは、上述したようにスプリン
グの押圧力等を利用してリモコンをケース外に押し出す
ようにしているため、構造が複雑になり、コストが高く
なるという欠点がある。この場合、スプリングの押圧力
をダンパーを利用して緩和し、リモコンがケースからゆ
っくりと出るようにして高級感を出したものも提案され
ているが、このものは構造がますます複雑になる。

また、上記収納ケースをその下端部からリモコンを出し
入れするように設置し、リモコンをケース内に下方から
上方に向けて挿入するようにした場合、リモコンを取り
出すときにリモコンがケースから外れ、落下してしまう
ことがあった。

本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、構造が簡単
で、コスト的に有利であると共に、リモコン等の被収納
物が自重によってケースから落下することのないリモコ
ンの収納ケースを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本考案は上記目的を達成するため、下端部にリモートコ
ントロール送信器の出入口が形成された略四角箱型のケ
ース本体と、このケース本体内に上下方向に移動自在に
収容されていると共に、リモートコントロール送信器に
形成された凹部又は突部と係合する係合部を備え、該係
合部に上記凹部又は突部を係合させることによりリモー
トコントロール送信器を係合保持するキャリアと、上記
ケース本体内と上記キャリアとにそれぞれ設けられた一
対の部材からなり、両部材が互いに係合してキャリアを
ケース本体内上端側に保持すると共に、キャリアを上方
に押圧することにより両部材間の係合状態が解除される
係合手段と、上記ケース本体内の上下方向中間部と上記
キャリアとにそれぞれ設けられた少なくとも一対の突部
からなり、これら両突部が互いに係合することにより、
係合保持した上記リモートコントロール送信器の重量及
び自重によってケース本体内を上方から下方へと移動す
るキャリアをケース本体内の上下方向中間部で仮停止さ
せる仮止め手段と、上記ケース本体内の下端部に設けら
れ、上記キャリアと係合して該キャリアをケース本体下
部で係止するキャリア停止突部とを具備してなることを
特徴とするリモートコントロール送信器の収納ケースを
提供する。

〔作用〕

本考案の収納ケースは、上述した構成としたので、リモ
コンをケース本体下端部の出入口を通してケース本体内
に挿入すると、ケース本体内のキャリアに形成された上
記係合部とリモコンに設けられた凹部又は突部とが係合
してリモコンがこのキャリアに係合保持され、このリモ
コンを上方へと押圧してキャリアを上昇させ、ケース本
体内とキャリアとに設けられた係合手段を構成する一対
の部材を互いに係合させて、キャリアをケース本体内上
端側に保持することにより、リモコンをケース本体内に
収納することができる。また、収納した上記リモコンを
上方に押圧するとこれによりキャリアが上方に押圧され
て上記係合手段を構成する上記一対の部材間の係合状態
が解除され、キャリアがリモコンと共にケース本体内を
自重により降下し、ケース本体の上下方向中間部でケー
ス本体とキャリアとに設けられた仮止め手段を構成する
両突部が互いに係合することにより、キャリアがケース
本体の上下方向中間部で停止し、該キャリアに保持され
たリモコンの下部がケース本体の出入口から外部に突出
した状態となる。そして、ケース本体から突出したリモ
コンの下部を引っ張ることによりキャリアからリモコン
を外し、リモコンを収納ケースから取り出すことができ
るものである。この場合、本考案においては、リモコン
をケース本体内から押し出すのにリモコンの自重を利用
しているので、スプリングの押圧力等を利用する場合に
比べてケースの構造を簡単化することができる。また、
仮止め手段によってキャリアをケース本体内中間部に停
止させ、この状態でキャリアからリモコンを引き抜くよ
うにしたので、リモコンがケースから外れて落下するよ
うなことがない。更に、リモコンを引き抜く際にはケー
ス本体内の下端部に設けられたキャリア停止突部がキャ
リアと係合して該キャリアを係止するので、キャリアが
ケース本体から脱落することがないものである。

次に実施例を示し、本考案を具体的に説明するが、本考
案は下記実施例に限定されるものではない。

〔実施例〕

第１図及び第２図は本考案の収納ケースの一例を示すも
ので、図中１はケース本体２とキャリア３とからなる本
考案の一実施例に係るプラスチック製の収納ケース、４
はこの収納ケース１内に収納されたエアコン用のリモコ
ンである。

上記ケース本体２は、第３〜６図に示すように、下端部
にリモコン４の出入口５を有すると共に、前面が開口し
た略四角箱型の形状のもので、後壁部６、左側壁部７、
右側壁部８、上壁部９を具備するものである。

なお、図中10は後壁部６の前面中央部に設けられた略Ｕ
字形リブ、11は後壁部６の下端部に形成された四角窓
部、12は後壁部６の下端に突設された四角突板、13,13
はそれぞれ両側壁部7,8の後部に上下方向に沿って互に
対向するように穿設されたキャリアガイド孔、14,14,1
4,14はそれぞれ両側壁部7,8の上下２ヶ所に設けられ、
ケース本体２をエアコン本体に取り付ける際に用いる取
付板、15,15,15,15はそれぞれ上記取付板14,14,14,14に
形成されたねじ穴、16,16はそれぞれ両側壁部7,8の上下
方向中間部に設けられ、ケース本体２の両側壁部7,8が
成形収縮等によって内側にそるのを防止するためにエア
コン本体に設けた突起を挿入したり、ケース本体２の前
面を装飾板等で覆ったりする際に用いる四角溝、17は両
側壁部7,8の下端部間に設けられた四角骨板、18は骨板1
7の後面に貼着されたリモコン保護用の四角植毛シー
ト、19は上壁部９の中央部に前後方向に沿って形成され
た断面横コ字状の膨出部を示す。

また、上記キャリア３は、第７〜11図に示すように、四
角基板20の前面下部に断面横コ字状のアーチ板21が一体
に設けられ、これにより基板20とアーチ板21との間にリ
モコン挿入口22が形成されていると共に、基板20の前面
上端部に台形状の上壁体23が突設されたものである。

なお、第７〜11図中24,24,24,24はそれぞれ基板20の両
側面上下２ヶ所に設けられ、上記ケース本体２のガイド
孔13に挿入されて該ガイド孔13内を走行する円柱状のガ
イドピン、25,25はそれぞれ基板20の後面の上側両側縁
部に突設された四角突起、26,26はそれぞれ基板20の後
面の上側中間部２ヶ所に突設された円柱状突起、27,27
はそれぞれアーチ板21の側板内面に突設され、リモコン
４側面の溝（第17図参照）に挿入されるガイドリブ、28
はアーチ板21の前板後面に貼着されたリモコン保護用の
四角植毛シート、29,29は上壁体23の上面に互に対向状
態で突設されたＬ字型リブ、30はこれらＬ字型リブ29,2
9の上端部間に設けられた台板である。

ここで、上記ケース本体２の後壁部６の前面上部には、
上部にハート型溝部31、下部に上記ハート型溝部31と連
通する上下方向に沿った直線状溝部32を有するハートカ
ム部33が設けられている。このハートカム部33のハート
型溝部31は、第12図に示すように、直線状溝部32と同じ
深さの第１溝部31a、下方に向うに従い上向傾斜する第
２溝部31b、この第２溝部31bの下端と同じ深さの第３溝
部31cが順次形成されたものである。また、上記キャリ
ア３の上壁体23と台板30との間には角柱体34が設けら
れ、この角柱体34にピン挿入孔35が穿設されていると共
に、上壁体23にはスプリング押え片36が突設されてい
る。更に上記ピン挿入孔35には、第13図に示すようにト
ーションスプリング37が取り付けられたクランクピン38
の基端部38aが回転可能に挿入され、かつトーションス
プリング37の一端が角柱体34とスプリング押え片36との
間に保持されていると共に、該クランクピン38の先端部
38bが上記ハートカム部33の溝部31,32にトーションスプ
リング37の作用で後方及び第１図中右方向に付勢された
状態で挿入されている（なお、第７〜11図中第9,11図の
みにクランクピン38が取り付けられた状態を示す）。ま
た、上記台板30の上面には、断面略Ｕ字状のコイルスプ
リング取付用突起39が突設されていると共に、この突起
39が第14図に示すコイルスプリング40の基端部内に挿入
され、これにより突起39にコイルスプリング40が取り付
けられている（なお、第７〜11図中第７図のみにコイル
スプリング40が取り付けられた状態を示す）。そして、
キャリア３をケース本体２内で上昇させると、クランク
ピン38の先端部38bがハートカム部33の直線状溝部32内
を上昇し、ハート型溝部31の第１溝部31a内に入り、ハ
ート型溝部31上部の凹部31d内で係止することによりキ
ャリア３がケース本体２内上部に保持されると共に、こ
の状態でキャリア３を再度上方に押すと、クランクピン
38の先端部38aが上記凹部31dを出て第２溝部31b、第３
溝部31cを通って直線状溝部32に入るようになってお
り、従って本ケース１においては上記ハートカム33、ク
ランクピン38、コイルスプリング40によって係合手段が
構成されている。

また、ケース本体２の後壁部６の高さ方向中間部には、
ハートカム33の両側方に存して第15図に示すように前方
に膨出した仮止め用突部41,41が形成されていると共
に、キャリア３の基板20後面には上記仮止め用突部41,4
1に接触する四角突部42,42が設けられている。そして、
本体２内をキャリア３が下降すると、上記四角突部42,4
2の下端が仮止め用突部41,41に当たり、キャリア３が仮
止めされると共に、この状態でキャリア３を下方に押圧
すると四角突部42,42が仮止め用突部41,41を乗り越えて
キャリア３が更に下方に移動するようになっており、従
って本体ケース１においては上記仮止め用突部41,41及
び四角突部42,42によって仮止め手段が構成されてい
る。

更に、ケース本体２の後壁部６の下部には、略台形状の
キャリア停止用突部43が形成され、かつこの突部43の両
側方に存して第16図に示すように断面略台形状の係止突
起44,44がそれぞれ突設されていると共に、キャリア３
の基板20の下端両側部にはやや後方に屈折した係止板4
5,45が突設されている。そして、キャリア３が下降した
ときに上記キャリア停止用突部43に基板20の下端中間部
が当たると共に、係止突起44,44に係止板45,45の下端が
当たることにより、キャリア３が停止してケース本体２
から脱落するのが防止されるようになっており、従って
本ケース１においては上記キャリア停止用突部43、係止
突起44,44、係止板45,45によって停止手段が構成されて
いる。なお、第16図に示したように上記係止突起44,44
は、係止板45,45と当接して、リモコン４を収納してい
ないときにエアコン運転時におけるモーターの微振動に
よってケース本体２とキャリア３とががたつくのを防止
する作用も有している。

また、キャリア３の基板20にはＵ字状孔46及び四角孔47
が穿設され、これらの孔46,47の間に弾性板48が形成さ
れていると共に、この弾性板48の前面には三角突部49が
突設されている。一方、リモコン４の後面には第17図に
示すように上記突部49が挿入される凹部50が形成されて
おり、キャリア３のリモコン挿入口22を通してキャリア
３内にリモコン４を挿入したときに上記突部49が凹部50
内に入り、これによりキャリア３とリモコン４とが係合
されると共に、リモコン４を下方に引張ると突部49が凹
部50から抜け、キャリア３とリモコン４との係合が解除
されるようになっている。なお、第17図中51はリモコン
４の両側方に形成された上記キャリア３のガイドリブ2
7,27が挿入される溝である。

本実施例のケース１は、エアコン本体内に配設されるも
のであるが（第20図）、このケース１にリモコン４を収
納する場合、まずキャリア３が最下部にある状態におい
てケース１の出入口５からリモコン４をキャリア３内に
挿入し、三角突部49を凹部50内に挿入することによりキ
ャリア３にリモコン４を係合する（第18図）。次に、リ
モコン４を上方に押圧すると四角突部42,42が仮止め用
突部41,41を乗り越えてキャリア３が上昇し、クランク
ピン38の先端部38aがハートカム33の直線状溝部32、ハ
ート型溝部31を順次走行して凹部31dに係止することに
よりキャリア３がケース本体２の上部に保持され、リモ
コン４がケース１内に収納される（第１図）。

また、リモコン４を取り出す場合、第１図の状態からリ
モコンの４の下端を上方に押圧すると、クランクピン38
の先端部38aが凹部31dから抜け出ると共に、この先端部
38aがハート型溝部31、直線状溝部32を順次走行しなが
らリモコン４の自重によってキャリア３が下降し、更に
四角突部42,42が仮止め用突部41,41に当たることにより
リモコン４の下部が本体２から突出した状態でキャリア
３が仮止めされる（第19図）。次に、上記リモコン４の
下部を下方に引張ることにより、四角突部42,42が仮止
め用突部41,41を乗り越え、キャリア３が第18図の状態
に復帰すると共に、凹部50から三角突部49が抜け出、キ
ャリア３からリモコン４が外れるもので、これによって
リモコン４をケース１から取り出すことができるもので
ある。

従って、本実施例の収納構造によれば、リモコン４をケ
ース本体２内に下方から挿入し、リモコン４を上方に押
し上げるだけで簡単にリモコン４をケース１内に収納で
きると共に、再度リモコン４を上方に押圧してケース本
体２とキャリア３との係合を解除し、キャリア３を下降
させた後、キャリア３からリモコン４を引き抜くことに
よりリモコン４をケース１から簡単に取り出すことがで
きる。この場合、本実施例ではキャリア３をリモコンの
自重で下降させるようにしたので、スプリング等を用い
てリモコンを押し出すのに比べてケース１の構造を簡単
にし得たと共に、仮止め手段によってキャリア３を仮止
めし、この状態でリモコン４を引き抜くようにしたの
で、リモコン４がケース１から落下することがない。ま
た、本実施例では係合手段としてハートカムラッチ機構
を採用したので、特にケース１の厚み方向の寸法を小さ
くし、ケース１全体を小型化できたものである。

なお、本実施例では係合手段にハートカムラッチ機構を
用いたが、他の機構を採用してもよい。また、仮止め手
段、停止手段の構成やケース本体、キャリアの形状等も
上記実施例に限定されず、その他の構成についても本考
案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して差支えない。

〔考案の効果〕

以上説明したように、本考案の収納ケースは、リモコン
の取り出し時にリモコンを自重で下降させるようにした
ので、リモコンの押し出し用スプリング等が不要とな
り、従って部品数の減少、機構の簡略化、組立て作業の
簡略化を達成でき、大幅なコストダウンを図ることがで
きると共に、下降するキャリアを仮止め手段によって停
止させ、この状態でキャリアから被収納物を引き抜くよ
うにしたので、リモコンが収納ケースから脱落して落下
することを確実に防止することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は収納ケースにリモコンを収納した状態を示す正
面図、第２図は第１図II-II線に沿った断面図、第３図
〜第６図は同収納ケースのケース本体を示すもので、第
３図は正面図、第４図は背面図、第５図は右側面図、第
６図は第３図VI-VI線に沿った断面図、第７図〜第11図
は同収納ケースのキャリアを示すもので、第７図は正面
図、第８図は背面図、第９図は平面図、第10図は右側面
図、第11図は第７図XI-XI線に沿った断面図、第12図は
ケース本体のハートカム部を示す拡大図、第13図はキャ
リアのクランクピン及びトーションスプリングを示す拡
大図、第14図はキャリアのコイルスプリングを示す一部
省略拡大図、第15図はケース本体の仮止め用突部にキャ
リアの四角突部が接触した状態を示す一部省略拡大断面
図、第16図はケース本体の係止突起に係止板が接触した
状態を示す一部省略拡大断面図、第17図はリモコンを示
す右側面図、第18図は収納ケースのキャリアにリモコン
を係合した状態を示す断面図、第19図はキャリアを仮止
めした状態を示す断面図、第20図はエアコン本体内に収
納ケースを配設した状態を示す斜視図である。 １……収納ケース、２……ケース本体 ３……キャリア、４……リモコン ５……出入口、31……ハート型溝部 32……直線状溝部、33……ハートカム部 37……トーションスプリング 38……クランクピン、40……コイルスプリング 41……仮止め用突部、42……四角突部 43……キャリア停止用突部 44……係止突起、45……係止板 49……突部、50……凹部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】下端部にリモートコントロール送信器
   （４）の出入口（５）が形成された略四角箱型のケース
   本体（２）と、 このケース本体（２）内に上下方向に移動自在に収容さ
   れていると共に、リモートコントロール送信器（４）に
   形成された凹部（50）又は突部と係合する係合部（49）
   を備え、該係合部（49）に上記凹部（50）又は突部を係
   合させることによりリモートコントロール送信器（４）
   を係合保持するキャリア（３）と、 上記ケース本体（２）内と上記キャリア（３）とにそれ
   ぞれ設けられた一対の部材（33,38）からなり、両部材
   （33,38）が互いに係合してキャリア（３）をケース本
   体（２）内上端側に保持すると共に、キャリア（３）を
   上方に押圧することにより両部材（33,38）間の係合状
   態が解除される係合手段と、 上記ケース本体（２）内の上下方向中間部と上記キャリ
   ア（３）とにそれぞれ設けられた少なくとも一対の突部
   （41,42）からなり、これら両突部（41,42）が互いに係
   合することにより、係合保持した上記リモートコントロ
   ール送信器（４）の重量及び自重によってケース本体
   （２）内を上方から下方へと移動するキャリア（３）を
   ケース本体（２）内の上下方向中間部で仮停止させる仮
   止め手段と、 上記ケース本体（２）内の下端部に設けられ、上記キャ
   リア（３）と係合して該キャリア（３）をケース本体
   （２）下部で係止するキャリア停止突部（43）とを具備
   してなることを特徴とするリモートコントロール送信器
   の収納ケース。