JPH0643786Y2 - カメラの電池室用蓋体の取付け構造 - Google Patents

カメラの電池室用蓋体の取付け構造

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JPH0643786Y2
JPH0643786Y2 JP6158288U JP6158288U JPH0643786Y2 JP H0643786 Y2 JPH0643786 Y2 JP H0643786Y2 JP 6158288 U JP6158288 U JP 6158288U JP 6158288 U JP6158288 U JP 6158288U JP H0643786 Y2 JPH0643786 Y2 JP H0643786Y2
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lid
camera
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JP6158288U
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東吾 寺本
智啓 樋口
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ミノルタ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラの電池室の開閉に用いられる蓋体を、
カメラ本体に取付ける構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第9図(a),(b)は、従来のカメラの電池室の開口
部付近を示す図であり、上下逆にして図示されている。
電池室7はカメラのグリップ部1aの底部に空所として形
成され、電池室を開閉する蓋体9は脚部9aをカメラボデ
ィの底面に穿設された溝1bに嵌入している。脚部9aには
突起部9bが形成されており、ボディの下カバー10で押さ
えられることによって蓋体9がカメラのグリップ部1aに
取付けられる。蓋体9は、電池室7の開閉ができるよう
に脚部9aとヒンジ部9cを介して一体形成され、回動可能
になっている。また、蓋体9には、蓋体の面と平行にス
ライドし、ばねによって突出する方向に付勢されたロッ
クレバー11が設けられている。そしてロックレバー11が
電池室開口部に設けられた係止部1cに係止して、同図
(b)のように電池室を閉止して、電池8をカメラ内に
保持している。
〔考案が解決しようとする課題〕
最近のカメラはコンパクト化を強く指向しており、また
低価格化も進んでいる。このような要求の中で、使用さ
れる部品の数を減らし、また材料としても形成の容易な
プラスチックが用いられることが多くなっている。
このような状況の中、電池室の蓋体としては、前記のよ
うにカメラへの取付部と蓋本体をヒンジ部を介して一体
成形しているものがある。しかし、この構成では、電池
の出し入れにともなうヒンジ部の折り曲げ方向が正確に
上方であれば良いが、そうでない場合蓋をあけようとす
る力が、ヒンジ部にねじれ力として作用し、繰り返し行
われるとヒンジ部で取り付け部と蓋本体がちぎれてしま
うこともあり得る。
本考案は、上記問題を鑑みてなされたものであり、ねじ
れ力が作用してもそれがヒンジ部に直接作用することな
く、かつカメラ本体への取付も容易であるようなカメラ
の電池室と蓋体との取付構造を提供することを目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の問題を解決するために本考案は、カメラ本体に形
成された電池室と、該電池室に連設された凹部と、該電
池室とは独立して該凹部の両側に設けられた2つの穴
と、を有するカメラ本体と、該電池室の電池挿入用開口
を覆う蓋体と、ヒンジ部を介して該蓋体と一体形成され
た脚部と、該脚部の両側に、ヒンジ部を介して該蓋体と
一体形成されるとともに、該脚部より短い2つの位置決
め用突起と、を有する蓋本体と、からなり、該蓋本体の
カメラ本体への装着時、脚部を凹部に挿入し脚部が凹部
の壁部にガイドされることにより、位置決め用突起の穴
に対する位置決めが行われ、脚部をさらに凹部に挿入し
位置決め突起が穴に嵌入することによりカメラ本体への
取付が行われる構成としている。
〔作用〕
本考案の作用について説明する。
電池室とは独立して該凹部の両側に設けられた2つの穴
に位置決め用突起が嵌入することにより、電池交換など
の時に電池蓋をあける場合、蓋を開ける方向が正確に上
方でない、すなわち斜めに作用した場合でも、ねじれ力
は穴と位置決め用突起の嵌入部に作用し、直接ヒンジ部
に作用しない。
また、蓋のカメラへの取付時には脚部が電池室の凹部に
ガイドされ、位置決め用突起の穴に対する相対位置が自
然に決まる。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面を用いて説明する。第1図
は、本考案による電池室の蓋体を使用したカメラの下面
図である。カメラボディ1のグリップ部1aの端部よりに
電池室が形成され、電池室の開口部を覆う蓋体2が取付
けられている。符号6は、フィルム巻き取り機構の基板
となる巻き上げ台板である。
第4図は、蓋体2の分解斜視図で、同図に示すように蓋
体2は、蓋本体3,ロックレバー4,補強板5から成り立っ
ている。第5図は、組立られた蓋体2の表側からの斜視
図である。蓋本体3は、ポリプロピレン等の樹脂により
一体成形され、4本の補強板カシメ用のボス3a、2本の
ロックレバー摺動ガイド3b、開閉操作用窓3cが設けられ
ている。そして、ヒンジ部3dを介して取付け部としての
脚部3eと位置決め用突起3fが延設されている。脚部3eは
先端部分を溝3gによって2分割されており、双方の先端
部には取付け部の係止部としての係止突起3hが、後方と
側方に突出するように形成されている。またヒンジ部3d
の脚部3e側には凸状リブ3iが形成されている。
ロックレバー4は、ポリアセタール等の樹脂により一体
成形され、先端に係止爪4aがあり、後端にはばね部4bが
形成され、中間には蓋本体2の摺動ガイド3bに摺接する
突起4cを有している。またロックレバー4には第5図に
示すように開閉操作用の突起部4dが形成されている。第
6図は蓋本体3にロックレバー4を取付けた状態を示し
ている。
補強板5は、金属板をプレス加工して成形されたもの
で、カシメ用ボス3aが貫通する孔5aと、収納した電池を
電池接片圧に抗して受ける電池受け部5bと、位置決め用
の2つづつの突起5c,5dが形成されている。
第2図は電池室7の外観を示す図である。蓋体2の脚部
3eは従来は、カメラボディの中心側(電池室7の巻き上
げ機構が配置されている側)に固定されていた。しか
し、本考案ではカメラボディの中心部と反対側のグリッ
プ部1aの端部に固定される。即ち、グリップ部1aのデッ
ドスペースとなっている端部に電池室7と連設して、蓋
体2の脚部3eが挿入される凹部7aが形成されている。凹
部7aの先端部には凹部の係止部としての係止凹部7bが形
成されており、該係止凹部7bは凹部7aよりもグリップ部
1aの外周に向かって深くなっており、更にそこで側方へ
拡がっている。凹部7aの入口側は拡大されていて、電池
室側縁部7cが形成され、この両側に穴7dが形成されてい
る。ほぼ長円形をした電池室7の両端部には、電池室側
縁部7cと同一面となる受け面7eが形成されている。
蓋体2のカメラボディ1への取付けについて説明する。
取付けに先立って、蓋本体3にロックレバー4と補強板
5を取付け、カシメ用ボス3aをカシメて蓋体2を完成し
ておく。先ず、脚部3eの先端部を凹部7a内に挿入する
と、蓋体2の位置決め用突起3fが穴7dに挿入され、蓋体
2と電池室7との位置決めがされる。ひき続き、脚部3e
を凹部7a内に押し込むと、溝3gによって2つに分割され
た脚部3eの先端に形成された係止突起3hが、その可撓性
によって係止凹部7bにカチンといった明瞭な感触をもっ
て係合する。脚部3eは凹部7a内に収容され、第3図に示
すように蓋体2はカメラボディ1に取付けられる。単に
蓋体2を引き抜こうとしただけでは、係止突起3hと係止
凹部7bの係合により、蓋体2はカメラボディ1から離れ
ない。凹部7aは電池室7と連設されている必要はなく、
以上のように作用するものであれば、電池室7と別個に
形成されていてもよいものである。
第7図は、第1図のF-F線での断面図で、電池収納時を
示した図である。蓋体2を上述したように閉じていく
と、補強板5の突起5cが電池室側縁部7cと、凸状リブ3i
間の空間に収納された状態で、蓋体2が閉止される。凸
状リブ3iが突起5cと面する側は、円筒面状に形成され
て、蓋体2の開閉によって凸状リブ3iと突起5cが干渉す
るのを防止している。閉止位置で上記突起5cと凸状リブ
3iの間には若干の間隙lができるようにして、蓋体の開
閉がスムーズになるようにしている。したがって、蓋体
2に加わる静的な荷重は、ヒンジ部3dで受ける構成とな
っている。静的な荷重は主として電池8の重量と電池接
片の荷重であり、ヒンジ部3dで充分支えられる。補強板
5のもう一方の突起5dは、面7eと当接することによっ
て、電池がない場合でも蓋体2が電池室内に落ち込まな
いようにしている。
第8図は、第1図のE-E線での断面図で、ロックレバー
4の係止爪4aが、巻き上げ台板6から延設された係止部
6aと係合して、蓋体2を閉止位置に保持する。このよう
に、本考案の実施例では、電池室7のカメラボディ1の
中心側には、係止爪4aとこれに係合する係止部6aのスペ
ースのみ設ければよく、隣接する巻き上げ機構との距離
を小さくすることができ、カメラのコンパクト化が可能
になる。
カメラに落下等の衝撃荷重が作用したような場合は、電
池8が外に飛び出そうとし、蓋体2に電池室7内から外
に向けて瞬間的に大きな力が加わる。このような場合、
第7図に示すように、電池8は補強板5を外側に押圧
し、その力がヒンジ部3dに加わる。ヒンジ部3dは薄いの
で、この力によって伸びるが、第7図のlの分だけ伸び
ると、突起5cと凸状リブ3iが当接し、ヒンジ部3dがそれ
以上伸びるのを抑止する。したがって、ヒンジ部3dが薄
く形成されていても、衝撃力によって破断することを防
止できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、電池蓋の開閉時、
ヒンジ部に直接ねじれ力が作用しないので、取付部と一
体成形された蓋本体の耐久性を向上させることができ
る。
また、取付時には脚部が電池室の凹部にガイドされ、位
置決め用突起の穴に対する相対位置が自然に決まるの
で、取付が容易である。
そして、このような取付部と蓋本体が一体成形された部
品を用いることにより、カメラのコンパクト化が可能に
なるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の外観を示すカメラの下面
図、 第2図は電池室と蓋体脚部の分解斜視図、 第3図は電池室に蓋体脚部が取付けられた状態を示す斜
視図、 第4図は蓋体の分解斜視図、 第5図は蓋体の組立状態を示す斜視図、 第6図は蓋本体にロックレバーを取付けた状態を示す斜
視図、 第7図は第1図のF-F線での断面図、 第8図は第1図のE-E線での断面図、 第9図は従来例で、(a)は蓋体の開放時、(b)は閉
止時の各縦断面図である。 1……カメラ本体、2……蓋体、3……蓋本体、3d……
ヒンジ部、3e……脚部、3f……位置決め用突起、7……
電池室、7a……凹部、7d……穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体に形成された電池室と、 該電池室に連設された凹部と、 該電池室とは独立して該凹部の両側に設けられた2つの
    穴と、 を有するカメラ本体と、 該電池室の電池挿入用開口を覆う蓋体と、 ヒンジ部を介して該蓋体と一体形成された脚部と、 該脚部の両側に、ヒンジ部を介して該蓋体と一体形成さ
    れるとともに、該脚部より短い2つの位置決め用突起
    と、 を有する蓋本体と、 からなり、該蓋本体のカメラ本体への装着時、脚部を凹
    部に挿入し脚部が凹部の壁部にガイドされることによ
    り、位置決め用突起の穴に対する位置決めが行われ、脚
    部をさらに凹部に挿入し位置決め突起が穴に嵌入するこ
    とによりカメラ本体への取付が行われることを特徴とす
    るカメラの電池室用蓋体の取付構造。
JP6158288U 1988-05-12 1988-05-12 カメラの電池室用蓋体の取付け構造 Expired - Lifetime JPH0643786Y2 (ja)

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JPH01166329U JPH01166329U (ja) 1989-11-21
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