JP2506460Y2 - 係止装置 - Google Patents

係止装置

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JP2506460Y2
JP2506460Y2 JP40069290U JP40069290U JP2506460Y2 JP 2506460 Y2 JP2506460 Y2 JP 2506460Y2 JP 40069290 U JP40069290 U JP 40069290U JP 40069290 U JP40069290 U JP 40069290U JP 2506460 Y2 JP2506460 Y2 JP 2506460Y2
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JP
Japan
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fixed
rail
side rail
protrusion
hole
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JP40069290U
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JPH0487981U (ja
Inventor
富士雄 坂巻
Original Assignee
ユニバーサル販売株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の機械や装置に摺
動自在に収納される引出し、容器或は回路装置のような
機器(本考案では、これらを総称して「引出し等」とい
う)を収納位置に係止する係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の機械や装置に引出し等を収
納した時に定位置に係止する手段として、鍵を使用して
ロックする方式や係止金具を取り付ける方式が知られて
おり、一般に防犯や機密保持のために用いられることが
多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、鍵を使
用する方式は、特別な鍵を用意する必要があり、しかも
鍵の保管を考慮しなければならず、費用もかかるという
問題がある。
【0004】また、係止金具を使用した場合には、特に
係止状態を解除する際、引出し等を収納した場所に指を
入れて押し込む等の操作が要求され、指を挟むといった
危険性があると共に、操作自体は誰でも容易にできるの
で、防犯や機密保持の点で十分でないという問題があっ
た。
【0005】従って、本考案の目的は、各種の機械や装
置に引出し等を収納した時は自動的にロックでき、防犯
や機密保持を図る一方、収納されている引出し等を取り
出す際には、簡単な操作で係止状態を解除できる係止装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、各種の機械や
装置に摺動自在に収納される引出し等の係止装置におい
て、略逆U字形の断面と長さ方向に所定の間隔をとって
形成した第1及び第2の通孔とを有する固定側レール
と、該固定側レール上を摺動自在な移動側レールと、一
端部に突起部を有し、該突起部が固定側レールの内側か
ら前記第1の通孔を通って上方に突出するように他端部
を固定側レールに固定した弾性を有するロック板と、上
方に突出した突起部を有して固定側レールの内側に摺動
自在に支持された弾性を有するスライド板とを具備し、
前記スライド板が摺動してその突起部が固定側レールの
第2の通孔に嵌合すると、該スライド板の他端部が前記
ロック板の突起部に乗り上げ、該突起部を固定側レール
の上面より下方に押し下げることを特徴とする。
【0007】本考案の好ましい態様として、移動側レー
ルは引出し等の底板から成り、該底板の固定側レールの
第1及び第2の通孔とを対応する位置にそれぞれ通孔が
設けられ、また、スライド板及びロック板の各突起部は
側面が扇形の形状を有する。
【0008】
【作用】本考案によれば、移動側レールの上に載せるか
或は移動側レールを一体に形成した引出し等を収納した
状態では、ロック板の突起部が固定側レールの第1の通
孔及びこれに対応する移動側レールの通孔を通って上方
に突出することにより、移動側レールがロックされ、収
納位置に係止される。この時、スライド板の突起部は固
定側レールの上面より下にある。
【0009】係止を解除するときは、押しボタン等を介
してスライド板の一端部を押すと、スライド板が摺動し
てその他端部がロック板の突起部を押し下げる。この
時、スライド板の突起部は、固定側レールの第2通孔及
びこれに対応する移動側レールの通孔から突出する。こ
れにより、ロック板によるロックが解除されるので、移
動側レールを摺動させて引出し等を取り出すことができ
る。
【0010】引出し等を取り出すときは、移動側レール
の移動により固定側レールのスライド板が移動し、ロッ
ク可能状態に戻る。この時、スライド板の突起部は固定
側レールの上面より下にある。その後、再び収納するた
め移動側レールを収納位置まで移動させる時には、移動
側レールがロック板の突起部を押し下げ、ロック板の突
起部が固定側レールの第1の通孔を通って移動側レール
の通孔に入り込んだところ(収納位置)で移動側レール
が係止される。
【0011】
【実施例】図1及び図2は、実施例の係止装置の構成を
示す斜視図である。
【0012】この係止装置1は、断面が略逆U字形の固
定側レール2と、その上を摺動自在な移動側レール3
と、固定側レール2の内側に後端部を固定したロック板
4と、固定側レール2の内側に摺動自在に支持されたス
ライド板5と、後述のようにスライド板5の一端部を押
すための押しボタン部材6とで構成される。
【0013】固定側レール2は、長さ方向に所定の間隔
をとって形成した第1の通孔21及び第2の通孔22を
有する。その内部先端側には、押しボタン部材6が移動
可能に設置される。固定側レール2の上面後端には、引
出し等の挿入時に移動側レール3を係止位置で停止させ
るためのストッパー23が設けられている。
【0014】移動側レール3は、固定側レール2の上を
長さ方向に摺動するように、固定側レール2の断面より
若干大きい略逆U字形の断面形状を有する部材で形成さ
れ、その上面部には、固定側レール2の第1の通孔21
及び第2の通孔22と対応する位置にそれぞれ第1の通
孔31及び第2の通孔32を有する。しかしながら、後
述のように引き出し等を収納する場所が、その引出し等
を長さ方向に挿入するだけの幅を有する開口部である場
合には、移動側レール3は逆U字形でなく、平板状であ
ってよい。また、引出し等の底部に上記のような通孔を
形成してもよい場合には、その引出し等の底面部をその
まま移動側レールとすることができる。
【0015】ロック板4は、先端部に側面が扇形の突起
部41を有し、後端部は、突起部41が固定側レール2
の内側から第1の通孔21を通って上方に突出するよう
に2本のネジ7で固定側レール2に固定されている。従
って、ロック板4は、その先端部が下方に押された時、
その弾性によって撓むことができる。
【0016】スライド板5も、先端部に側面が扇形の突
起部51を有するが、その後部には長孔52が設けら
れ、この長孔52を通るネジ8とネジの先端に固定した
支持板9により、固定側レール2の内側に摺動自在に取
り付けられている。従って、スライド板5は長孔52の
長さだけ移動可能である。また、突起部51は、固定側
レール2の内側から第2の通孔22を通って上方に突出
することができる。
【0017】次に実施例の動作を説明する。まず、移動
側レール3と一体に形成した引出し等を収納した状態で
は、図1及び図3に示すように、ロック板4の突起部4
1が固定側レール2の第1の通孔21及び移動側レール
3の第1の通孔31から突出している。このため、移動
側レール3はロックされ、引き出すことができない。こ
の時、スライド板5の突起部51は、固定側レール2の
第2の通孔22に入らず、その上面と同じ高さか或はそ
れより下にある。
【0018】ここで、ロックを解除するときは、押しボ
タン部材6を押すと、図4に示すようにスライド板5が
摺動し、その後端部がロック板4の先端部に係合して突
起部41を押し下げる。この時、スライド板5の突起部
51は、固定側レール2の第2通孔22及び移動側レー
ル3の第2の通孔32から突出する。これにより、ロッ
ク板4による係止状態が解除されるので、移動側レール
3を摺動させて引出し等を取り出すことができる。
【0019】引出し等を取り出す時には、移動側レール
3の第2の通孔32の縁でスライド板5の突起部51を
押すことになり、スライド板5が図4の位置から右方に
移動する。このため、ロック板4の突起部41は再び第
1通孔21へ突入する。その後再び、引出し等の移動側
レール3を収納する時には、移動側レール3がロック板
4の突起部41の曲線部分を滑ることになり、移動側レ
ール3の第1の通孔31に突起部41が入り込んだとこ
ろで係止状態となる。
【0020】上記実施例は、例えば図5に示すように、
複数台のスロットマシン60を配列した遊技場におい
て、各スロットマシン60毎にコインを収納するホッパ
ーユニット61の係止手段として使用することができ
る。
【0021】この場合、図6〜図8に示すように、ホッ
パーユニット61は各スロットマシン60の側面側に設
けた開口部62から内部に挿入し或は取り出すことがで
きる構造とされ、その底面部がそのまま移動側レール3
となる。
【0022】開口部62の底部には固定側レール2が設
置され、上記実施例と同様の構成により、ホッパーユニ
ット61を奥まで挿入した時には自動的に係止状態とな
る。取り出す際には、前述の押しボタン部材6を押す必
要があるが、図5のような遊技場では押しボタンを表に
出しておくことは望ましくないので、図7及び図8に示
すように、開口部62の下方に小さい通孔63を設け、
この孔にロック解除用のピン64を挿入することによ
り、その先端で押しボタン部材6を押すように構成して
いる。
【0023】以上、実施例について説明したが、本考案
はこれに限られるものでなく、構成部材の形状や取付位
置は本考案の範囲で任意に設計可能である。
【0024】
【考案の効果】上記のように、本考案によれば、引き出
す際にはワンタッチでロックを解除し、収納時には自動
的にロックが掛かる構造であるから、操作が簡単で、収
納された機器のメンテナンスが容易になる。
【0025】また、係止のための機構を固定側レールの
内側に設定する構造であるので、組立工程が容易にな
り、しかも取付けのために特別なスペースを必要としな
い。
【0026】更に、ロックが解除された後すぐにロック
が設定されるので、ロック解除操作後にどの位置からで
も引出し等を止めて押し戻すことができ、ロックも自動
設定される。
【0027】スライド板及びロック板の突起部を扇形と
した場合には、ロック解除及びロック設定の動作を円滑
に行うことができ、同一形状とすることにより、加工や
組立も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成を示す斜視図。
【図2】同実施例の動作方向を示す斜視図。
【図3】同実施例の係止時の状態を示す断面図。
【図4】同実施例の係止解除時の状態を示す断面図。
【図5】上記実施例を用いる遊技場の外観図。
【図6】図5のスロットマシンに用いられるホッパーユ
ニットの取り出し状態を示す斜視図。
【図7】図6のホッパーユニットの下部を示す図。
【図8】図6のホッパーユニットを収納する開口部を示
す透視図。
【符号の説明】
1……係止装置 2……固定側レール 3……移動側レール 4……ロック板 5……スライド板 6……押しボタン部材 7、8、9……ネジ 21、22、31、32……通孔 41、51……突起部 61……ホッパーユニット

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種の機械や装置に摺動自在に収納される
    引出し等の係止装置において、 略逆U字形の断面と長さ方向に所定の間隔をとって形成
    した第1及び第2の通孔とを有する固定側レールと、 該固定側レール上を摺動自在な移動側レールと、 一端部に突起部を有し、該突起部が該固定側レールの内
    側から前記第1の通孔を通って上方に突出するように他
    端部を該固定側レールに固定した弾性を有するロック板
    と、 上方に突出した突起部を有して前記固定側レールの内側
    に摺動自在に支持された弾性を有するスライド板とを具
    備し、 前記スライド板が摺動してその突起部が前記固定側レー
    ルの第2の通孔に嵌合すると、該スライド板の他端部が
    前記ロック板の突起部に乗り上げ、該突起部を前記固定
    側レールの上面より下方に押し下げることを特徴とする
    係止装置。
  2. 【請求項2】前記移動側レールは引出し等の底板から成
    り、該底板の前記固定側レールの第1及び第2の通孔と
    対応する位置にそれぞれ通孔が設けられている請求項1
    記載の係止装置。
  3. 【請求項3】前記スライド板及びロック板の各突起部は
    側面が扇形の形状を有している請求項1記載の係止装
    置。
JP40069290U 1990-12-14 1990-12-14 係止装置 Expired - Lifetime JP2506460Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP40069290U JP2506460Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 係止装置

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JP40069290U JP2506460Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 係止装置

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JPH0487981U JPH0487981U (ja) 1992-07-30
JP2506460Y2 true JP2506460Y2 (ja) 1996-08-07

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