JPH0772324B2 - 低降伏比チエ−ン用鋼材 - Google Patents

低降伏比チエ−ン用鋼材

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JPH0772324B2
JPH0772324B2 JP61042877A JP4287786A JPH0772324B2 JP H0772324 B2 JPH0772324 B2 JP H0772324B2 JP 61042877 A JP61042877 A JP 61042877A JP 4287786 A JP4287786 A JP 4287786A JP H0772324 B2 JPH0772324 B2 JP H0772324B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、チェーン用鋼材、特に、高強度、高靭性
で、かつ降伏比が低く、チェーン製造工程において容易
にスタッドの固定を行うことのできるスタッド付チェー
ン用鋼材に関するものである。
(従来の技術) 近年、エネルギー事情の変化にともなって、新たなエネ
ルギー資源を開発しようとと動きが世界の各地で活発化
してきている。このような状況下にあって、陸上での開
発資源が涸渇するにつれ海底油田にまで注目が集まるよ
うになって、石油掘削のリグを用いた開発が、大陸だな
付近を中心として南方から北海に至るまでの広範囲な地
域で行われるようになってきた。
そして、上記のような海底石油掘削用リグに代表される
海上構造物の増加にともない、これを係留するのに用い
る大径チェーンの需要も増大の一途をたどっており、そ
の上、石油掘削リグ等の海上構造物は最近に至って益々
大型化する傾向を見せはじめてきたので、これらを係留
するためのチェーンにも直径が60〜160mmといったより
太いものが使用されるようになった。しかも積算重量制
限の面からそれ以上に大径化できないので、例えば引張
強さが90kgf/mm2以上という一層高強度のものが要求さ
れるようになってきた。
更に、最近になって条件の劣悪な極寒冷地での石油掘削
頻度が益々高くなってきており、これにともなって、よ
り低い温度環境中であっても十分な高靭性を示すチェー
ン用鋼材が嘱望されるようになってきた。
その上、近年の係留チェーンの破断事故原因の解析結果
により、スタッドの緩みが大きく問題視されてきてい
る。つまり、スタッドが緩んでいる場合、チェーンの使
用時にチェーンリンクに曲げ応力がかかり、疲労破壊の
原因となることが究明されたのである。この観点より近
年チェーン製造に際しては、スタッドの緩みを防止する
手段が種々検討、実施されている。この中で、最も実用
的であり、現在一般的に用いられている方法は、チェー
ンを製鎖、熱処理した後にチェーンに所定の引張荷重を
付与し、チェーンを塑性変形させることにより、スタッ
ドを固定するものである。この方法を容易にかつ確実に
行うため、チェーン用鋼材に対して、例えば降伏比が92
%以下という低降伏比化の要求が追加されてきている。
つまり、低降伏比鋼材の場合、所定の引張荷重によりチ
ェーンは容易に塑性変形し、スタッドの固定が確実に行
えるからである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、大径チェーンは、熱間圧延棒鋼を所定長さに
切断して円環状に成形後、端面をフラッシュバット溶接
して製造され、スタッドを圧入した後熱処理を施すこと
によって所要の機械的性質を得るのが普通であり、高強
度、高靭性を得るための手段としてはチェーンに成形し
た状態での焼入れ焼戻し処理が最適であることは言うま
でもないことである。
しかしながら、例えば、引張強さが90kgf/mm2以上とい
う高強度で、かつ、十分な低温靭性を得るには鋼材に高
い焼入性を付与し、チェーンの熱処理にて完全に焼入れ
組織、つまりマルテンサイト化した後に焼戻し処理を施
すことが必要であり、したがって、降伏比は、必然的に
高いものであった。つまり、一般に、高強度と低降伏比
とは相反する特性であると云わざるを得ないのである。
よって、この発明の目的とするところは、高強度と高靭
性を兼ね備え、かつ低降伏比のチェーン用鋼材を提供す
ることである。
具体的には、この発明の目的とするところは、引張強さ
が90kgf/mm2以上で低温靭性にすぐれ、かつ降伏比が92
%以下であるチューン用鋼材を提供することである。
(問題を解決するための手段) ここに、本発明者等は、高強度と高靭性を兼ね備え、か
つ、低降伏比のチェーン用鋼材を実現すべく、種々研究
を続けたところ、C含有量およびCr含有量が鋼材の焼
入、焼戻処理後の降伏比に大きな影響を与え、いずれの
成分も含有量を増大させると降伏比が低下する。特に、
両成分の含有量が下式を満足する場合、顕著な低降伏比
化が実現できるという知見を得た。
8.5×C(%)+Cr(%)≧2.85(%) 更に、本発明者等はチェーン用鋼材についての豊富な研
究、製造実績より、下記の如き知見を有している: (a)C含有量を高めることは、焼割れ感受性の増大や
靭性を劣化させる原因となるので、C含有量は0.35%以
下にとどめる必要がある。
(b)鋼材に充分な焼入性を具備させるために、Mn、Mo
の添加が必須であり、特にMo添加は、靭性改善に非常に
有効である。
(c)鋼材へのV、Nb、およびTiの添加により、鋼材の
結晶粒が微細化され、靭性が一層改善される。
(d)鋼材へのCaまたは希土類元素(REM)の添加は、
硫化物系非金属介在物の形態を変化(球状化)させ、こ
れにより靭性が一層改善される。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、
重量%で、 C:0.35%以下、Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.50〜2.50%、P:0.040%以下、 S:0.040%以下、Cr:5.00%以下、 Mo:0.30〜0.80%、sol.Al:0.010〜0.060%、 N:0.003〜0.020%、 かつ、8.5×C(%)+Cr(%)≧2.85(%) 更に、必要に応じ、V、Nb、およびTiの1種以上を合計
量で0.20%以下、 および/または、 Ca:0.010%以下およびREM:0.10%以下の1種以上、 残部Feおよび不可避的不純物 よりなる条件を満たす成分組成にその鋼組成を構成し
た、引張強度90kgf/mm2以上、降伏比92%以下の高強
度、高靭性でかつ降伏比が低く、チェーン製造工程にお
いて容易にスタッドの固定を行うことのできる、低降伏
比チエーン用鋼材、特にスタッド付チェーン用鋼材であ
る。
なお、チェーンは、通常、海水中にて使用されるために
腐食が問題となる場合もあるが、このようなときには鋼
材中にCuを添加するのが効果的でである。
上記「チェーン」として、代表的にはスタッド付チェー
ンが挙げられるが、一般的な通常のチェーンであっても
よいのはもちろんである。
(作用) 次に、この発明のチェーン用鋼材において、各成分元素
の含有割合を前記のように限定した理由を説明する。
C(炭素): C成分には、鋼材の焼入性を確保して強度および靭性を
保持せしめる作用があるが、更にその含有量を増大させ
ると所定強度を得るための焼戻温度を高くすることが可
能となり、降伏比の低下が実現できる。しかし、0.35%
を越えて含有させると靭性が劣化する上、溶接部に割れ
を発生させる確率が高くなることからその含有量を0.35
%以下と定めた。好ましくは、0.15〜0.30%である。
Si(ケイ素): Si成分は、鋼材の強度を確保する作用とともに脱酸剤と
しての作用をも有するものであるが、その含有量が0.05
%未満では脱酸作用に所望の効果が得られず、鋼材中の
非金属介在物増加を来して靭性劣化を招くこととなる。
一方、0.50%を越えて含有させてもやはり靭性劣化を引
き起こすこととなるので、Si含有量を0.05〜0.50%と定
めた。好ましくは、0.15〜0.40%である。
Mn(マンガン): Mnは所望の焼入れ性確保に必須の成分であるが、その含
有量が0.50%未満では十分に満足し得る焼入れ性を確保
できず、一方、2.50%を越えて含有させると鋼材の靭性
および溶接性を劣化させることとなるので、Mn含有量を
0.50〜2.50%と定めた。
P(燐): Pは鋼材製造上避けることのできない不純物であるが、
含有量が0.040%を越えると、靭性を許容限以上に劣化
させることになるので、Pの含有量は0.040%と定め
た。なお、P含有量を0.020%以下にまで低下させる
と、高強度での衝撃波面遷移温度が低下して低温靭性が
顕著に増大することから、必要に応じてP含有割合を0.
020%以下とすることも効果的である。
S(硫黄): Sは、Pと同様に鋼材製造上避けることのできない不純
物であるが、含有量が0.040%を越えると、靭性を許容
限以上に劣化させることになるので、Sの含有量は0.04
0%以下と定めた。なお、溶銑脱硫法等の特殊処理によ
ってS含有量を0.010%以下に低下させると、高強度で
の低温靭性が顕著に増大することから、必要に応じてS
含有量割合を0.010%以下とすることも効果的である。
Cr(クロム): Cr成分には、鋼材の靭性をある程度改善するとともに、
焼入れ性を増大させる作用があるが、更にその含有量を
増大させると、降伏比を低下させる作用がある。
しかし、5.00%を越えて含有させても、降伏比低下の効
果が少ない上、溶接性の劣化を来すようになることか
ら、その含有量を5.00%以下と定めた。下限は、高強
度、低降伏比の実現を確保するために1.50%超とする。
好ましくは1.50%超3.50%以下である。
Mo(モリブデン): Mo成分は、鋼材の靭性改善および焼入性の確保に極めて
有効な元素であるが、その含有量が0.30%未満では前記
効果を期待することができず、一方、0.80%を越えて含
有させると焼入性が過大になるだけで、コストの上昇を
招くという不都合な結果がもたらされるので、その含有
量を0.30〜0.80%と定めた。好ましくは、0.40〜0.70%
である。
sol.Al(酸化溶性アルミニウム): sol.Al成分には、脱酸作用と併せて鋼材の結晶粒度を調
整し細硫化する作用があるが、その含有量が0.010%未
満では十分な細硫化効果を得ることができないので靭性
劣化の原因となり、一方、0.060%を越えて含有させる
と鋼材中のアルミナ系非金属介在物が増加してやはり靭
性劣化を引き起こすことから、本発明ではsol.Al含有量
を0.010〜0.060%と定めた。
N(窒素): N成分には、Alを結合して結晶粘度調整に有効なAlNを
析出させる作用があるが、その含有量が0.003%未満で
は前記作用が十分になされず、細硫化効果を期待できな
い。一方、0.020%を越えて含有させると固溶Nが増大
して鋼材の靭性劣化を来すようになることから、N含有
量を0.003〜0.020%と定めた。
8.5×C(%)+Cr(%)の値: この発明にあっては、後述する実施例および添付図面の
グラフからも明らかなように、降伏比が92%以下の低降
伏比を実現すには、C成分あるいはCr成分の含有量を増
大することが効果的であり、特に、8.5×C(%)+Cr
(%)の値を2.85(%)以上とすることが必要である。
C成分、Cr成分含有量増量の効果については、いずれも
鋼材の焼戻し軟化抵抗を増大させ、したがって所定強度
を得るための焼戻し温度を高くすることが可能となり、
これが低降伏比化に有利に作用することが考えられる。
しかし、その詳細な機構については不明の点も多い。
ところで、C成分あるいはCr成分の含有量は、8.5×C
(%)+Cr(%)≧2.85(%)を満足していれば低降伏
比化の観点からは各々の含有量の下限を定める必要はな
いが、鋼材の焼入性確保の観点から、大径チェーンに本
発明鋼を適用する場合には、実用上、C成分は0.15%以
上、Cr成分は0.80%以上とすることが好ましい。
V、Nb、Ti(バナジウム、ニオブ、チタン): これらの成分はいずれも、鋼中で炭化物、炭窒化物ある
いは窒化物を析出して鋼材の結晶粒を微細化し、靭性を
改善する作用を有しているので、必要により1種以上の
添加がなされるものであるが、これらの含有量が合計で
0.20%を越えても前記作用にそれ以上の効果が得られな
いばかりか、鋼材コストを上昇することとなるので、こ
れらの元素の含有量を合計で0.20%以下と定めた。な
お、これらの成分は極く微量の含有量で靭性改善効果を
発揮するものであるが、その効果をより顕著とするため
には合計量で0.03%以上の含有量とするのが好ましい。
Ca(カルシウム)および希土類元素(REM): これらの成分には、鋼をより清浄化する作用とともに、
非金属介在物の形態を変えて溶接部の低温靭性を一段と
向上させる作用があるので必要により1種以上を添加す
るものであるが、Ca含有量が0.010%を越えたり、希土
類元素の合計含有量が0.10%を越えた場合には逆に靭性
を劣化するようになることから、Ca含有量は0.01%以
下、希土類元素含有量は0.10%以下とそれぞれ定めた。
なお、Caまたは希土類元素のいずれの成分も極く微量の
含有量で低温靭性改善効果を発揮するものであるが、よ
り顕著な効果を得るためにCaを場合には0.0005%以上、
希土類元素の場合に0.005%以上の含有量とするのが好
ましい。
次いで、この発明を実施例により比較例と対比しながら
具体的に説明する。
実施例1 添付図面の第1図は、第1表に示す成分組成の各供試鋼
を熱間圧延または熱間鍛造して得た直径84mmの棒鋼を通
常の条件による焼入れ、焼戻し処理により引張強度100k
gf/mm2に調整した場合のC成分、Cr成分含有量と降伏比
との関係を示す線図である。
図示線図からも明らかなように、8.5×C(%)+Cr
(%)≧2.85(%)を満足することによって、降伏比は
いずれも92%以下となっている。なお、図中数字降伏比
を、○付数字は第1表の鋼種番号を示す。
実施例2 本例では、70トン転炉あるいは3トン電気炉を用いて、
第2表に示される如き成分組成の鋼を溶製した後、熱間
延圧にて直径が76mmの丸棒鋼を得た。次に、これを切断
後、熱間曲げ加工によってチェーンに成形し、フラッシ
ュバット溶接を施して製環した。そして、溶接部のバリ
取りを行ってからスタッドを装入し、次いで900℃に加
熱して30分保持後水冷するという焼入れを行った後、引
張強度がほぼ95kgf/mm2となるように第3表に示す温度
で焼戻し処理を施し、スタッド付きチェーンを製造し
た。
このようにして製造された各チェーンから次に示す試験
片、 引張試験片:直径(D)が14mmで、標点距離が5Dのもの
を母材部から、 衝撃試験片:JIS4号シャルピー試験片を溶接部から それぞれ採取して、その機械的性質を調べた。得られた
結果を第3表に併せて示した。
さらに、第2表の鋼1、2および17より製造されたチェ
ーンに610トンの引張荷重を付与し、除荷後スタッドの
固定状況を調査した。得られた結果を第4表に示した。
第3表に示される結果から明らかなように、8.5×C
(%)+Cr(%)の値が2.85(%)以上の本発明鋼1〜
16および比較鋼19はいずれも92%以下の低降伏比が得ら
れている。これに対し、比較鋼17および18は8.5×C
(%)+Cr(%)の値が、本発明範囲から外れており、
降伏比が93%以上と高い値となっている。
さらに、V、NbあるいはTiを添加した本発明鋼材3〜1
4、Caあるいは希土類元素を添加した本発明鋼材8およ
び9〜16では他の鋼に比べて溶接部の−20℃でのシャル
ピー吸収エネルギーが、1〜3kgf−m程度増加してお
り、その効果が確認された。
一方、第4表に示される結果からも明らかなように、低
降伏比化の実現された本発明鋼1、2は所定の引張荷重
負荷後のスタッドの緩みは皆無であり、その効果が確認
された。
なお、第2表中、比較鋼20は通常引張強度70kgf/mm2
のチェーンに用いられるJIS G3105に規定されるSBC 70
相当鋼であるが、この鋼種は、合金元素含有量が低く通
常の焼戻し温度では引張強度90kgf/mm2以上という高強
度が得られなかった。さらに溶接部靭性も著しく低下し
ている。
(発明の効果) 上述のように、この発明によれば、極めて高い強度と、
低温下においても発揮される優れた靭性とを兼ね備え、
更に、降伏比が低く、チェーン製造工程において容易に
スタッドの固定を行うことのできる大径チェーン用鋼材
を低コストで得ることができ、苛酷な条件下での資源開
発等に極めて有用な役割を果たすことが期待できるな
ど、工業上有用な効果がもたらされるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、式:8.5×C(%)+Cr(%)の降伏比におよ
ぼす効果の臨界性を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 和彦 大阪府大阪市東区北浜5丁目15番地 住友 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−89551(JP,A) 特開 昭59−159972(JP,A) 特開 昭59−159970(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、 C:0.35%以下、Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.50〜2.50%、P:0.040%以下、 S:0.040%以下、Cr:1.5%超5.00%以下、 Mo:0.30〜0.80%、sol.Al:0.010〜0.060%、N:0.003〜
    0.020%、 かつ、8.5×C(%)+Cr(%)≧2.85(%) 残部Feおよび不可避的不純物 よりなる組成を有することを特徴とする、引張強さ90kg
    f/mm2以上、降伏比90%以下の高強度の低降伏比チェー
    ン用鋼材。
  2. 【請求項2】重量%で、 C:0.35%以下、Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.50〜2.50%、P:0.040%以下、 S:0.040%以下、Cr:1.5%超5.00%以下、 Mo:0.30〜0.80%、sol.Al:0.010〜0.060%、N:0.003〜
    0.020%、 更にV、Nb、およびTiの1種以上を合計量で0.20%以
    下、 かつ、8.5×C(%)+Cr(%)≧2.85(%) 残部Feおよび不可避的不純物 よりなる組成を有することを特徴とする、引張強さ90kg
    f/mm2以上、降伏比90%以下の高強度の低降伏比チェー
    ン用鋼材。
  3. 【請求項3】重量%で、 C:0.35%以下、Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.50〜2.50%、P:0.040%以下、 S:0.040%以下、Cr:1.5%超5.00%以下、 Mo:0.30〜0.80%、sol.Al:0.010〜0.060%、N:0.003〜
    0.020%、 更にCa:0.010%以下およびREM:0.10以下の1種以上、 かつ、8.5×C(%)+Cr(%)≧2.85(%) 残部Feおよび不可避的不純物 よりなる組成を有することを特徴とする、引張強さ90kg
    f/mm2以上、降伏比90%以下の高強度の低降伏比チェー
    ン用鋼材。
  4. 【請求項4】重量%で、 C:0.35%以下、Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.50〜2.50%、P:0.040%以下、 S:0.040%以下、Cr:1.5%超5.00%以下、 Mo:0.30〜0.80%、sol.Al:0.010〜0.060%、N:0.003〜
    0.020%、 更にV、Nb、およびTiの1種以上を合計量で0.20%以
    下、 Ca:0.010%以下およびREM:0.10以下の1種以上、 かつ、8.5×C(%)+Cr(%)≧2.85(%) 残部Feおよび不可避的不純物 よりなる組成を有することを特徴とする、引張強さ90kg
    f/mm2以上、降伏比90%以下の高強度の低降伏比チェー
    ン用鋼材。
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