JPH0770406A - 低温硬化型プリプレグ用エポキシ樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ - Google Patents

低温硬化型プリプレグ用エポキシ樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ

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JPH0770406A
JPH0770406A JP23896193A JP23896193A JPH0770406A JP H0770406 A JPH0770406 A JP H0770406A JP 23896193 A JP23896193 A JP 23896193A JP 23896193 A JP23896193 A JP 23896193A JP H0770406 A JPH0770406 A JP H0770406A
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epoxy resin
prepreg
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resin
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JP23896193A
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Hiroshi Toshima
宏 戸島
Hiroyuki Omae
博之 御前
Osamu Watabe
修 渡部
Takashi Hino
隆 日野
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2官能エポキシ樹脂50〜95重量部及び2
官能より以上の多官能エポキシ樹脂5〜50重量部から
なるエポキシ樹脂(A)100重量部と、該エポキシ樹
脂(A)1当量に対し常温で潜在性を示し反応開始温度
が40〜115℃である低温硬化剤(B)0.2〜3倍
当量並びにアクリルゴム(C)1〜20重量部からなる
低温硬化型プリプレグ用エポキシ樹脂組成物並びに該低
温硬化型エポキシ樹脂組成物を用いた、50℃における
マトリックス樹脂組成物の粘度が1,000〜1,00
0,000cpsであることを特徴とするエポキシ樹脂
プリプレグ。 【効果】 本プリプレグ用エポキシ樹脂組成物による
と、樹脂の保存安定性、含浸性、取り扱い性、反応速度
並びにFRPの曲げ物性等を損なわずに、FRP成形体
における強化繊維(主に、ガラス繊維)と樹脂相との界
面接着強度及び樹脂相と他の部材との接着強度を著しく
向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂の保存安定性等に
優れしかも強化繊維(特にガラス繊維)と樹脂相との界
面接着強度並びに樹脂相と他の部材との接着強度に優れ
た成形体が得られる低温硬化型プリプレグ用エポキシ樹
脂組成物、及びそれを用いたプリプレグに関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は、その硬化物の耐熱性、
弾性率、硬度及び耐薬品性等に優れており、特にアラミ
ド繊維、ガラス繊維及び炭素繊維などの強化繊維を使用
したプリプレグ用樹脂組成物として広く用いられてい
る。このようなプリプレグは種々の技術分野において広
く用いられており、特に、ゴルフクラブシャフト、釣り
竿、テニスラケットフレーム、スキー板等の製造におい
て、軽量で且つ機械的強度も高いという理由から多く利
用されている。
【0003】従来、プリプレグにはその製造法により、
プリプレグ用樹脂組成物として溶媒を用いた低粘度の含
浸液を使用するソルベント型のものと、溶媒を用いず、
ある程度の温度で流動化する高粘度のものを使用するホ
ットメルト型のものと、溶媒を用いず、室温で流動性の
ある低粘度の樹脂を使用する室温含浸型のものがある。
【0004】前述の各スポーツ部材の成形にはソルベン
ト型のプリプレグが用いられているが、ソルベント型は
溶媒を使用しているため、反応の進行により、保存安定
性やプリプレグの取扱い性が悪く、FRP成形品の物性
や表面仕上がり状態がばらつき、更には作業環境が悪い
とかという問題点をかかえている。また、室温含浸型は
初期粘度が低く均一な厚みに含浸することができないた
め、表面性や取扱い性が悪く、また1000cps程度
の低粘度から100,000cps程度の高粘度へ粘度
を上昇させる必要があり、粘度上昇巾が大きいため、反
応の制御が難しく、得られるプリプレグの物性にバラツ
キを生じるという欠点がある。
【0005】一方、ホットメルト型は、保存安定性が良
好である、プリプレグの取り扱い性の制御が容易であ
る、溶媒を用いないクリーンなプリプレグが得られる等
という利点を有する上に、低温速硬化による生産効率の
大幅アップや耐熱性の低いコア材との低温一体成形を可
能とするという長所がある。
【0006】現状のスポーツ分野では、例えばゴルフヘ
ッドやシャフト、各種ラケットのアーム部、更には各種
ボード等の部材にプリプレグを用いた一体型成形が行な
われているが、同成形法においては、耐熱性の低い(1
00℃以下)コア材との一体成形が主であるため、より
低温で且つ短時間で硬化・成形可能な低温硬化型プリプ
レグが熱望されている。
【0007】詳しく言うと、従来のホットメルト型のプ
リプレグでは、高温(120〜130℃)且つ長時間
(1〜2時間)を硬化に要するため、低温速硬化による
生産効率の大幅アップ、耐熱性の低いコア材との低温一
体成形が依然として不可能である。このことがプリプレ
グの用途を制限し、製造工程を非効率なものとしてい
る。
【0008】一方、ホットメルト型の低温硬化プリプレ
グを用いた場合については、本発明者らも種々の提案を
行なっている(例えば、特願平4−325518号公
報、特開平5−9263号公報等)が、保存安定性を維
持しつつ、低温(70〜100℃)且つ短時間(20分
〜1時間程度)で硬化可能であるため、生産効率の大幅
アップ、耐熱性の低いコア材との低温一体成形が可能と
なる。更には、速硬化により硬化成形品の表面性は著し
く向上する。しかしながら、従来の低温硬化型プリプレ
グを用いた場合、樹脂の低温速硬化性能は優れているも
のの、硬化温度が低いために強化繊維と樹脂との化学的
ないしは物理的な結合が充分ではなく、両者の界面接着
強度が一般のプリプレグの場合と比較して充分に発現さ
れないという問題点がある。また、硬化樹脂と他の部
材、例えばアルミ板や木材、GFRP等との接着強度が
低いために、これらの部材と低温一体成形が可能ではあ
るものの、低接着強度に伴うプリプレグ硬化相と他の部
材との剥離破壊が生じ、最終製品の性能が充分発現され
ないという問題点もある。これを補うために、他の部材
とプリプレグとの界面に他の接着剤を使用して成形され
ているのが現状である。従って、この問題は、効率的な
低温一体成形による高性能製品を製造する上で、早急に
解決すべき重大な問題である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上記
従来技術の実情に鑑みてなされたものであって、樹脂の
保存安定性、プリプレグ製造時の強化繊維に対する樹脂
の含浸性、プリプレグの取り扱い性、FRPの曲げ物性
等を損なわずに、得られるFRPにおける硬化樹脂相と
強化繊維との界面接着強度、及び特に硬化樹脂相とアル
ミ板等の他の部材との接着強度が大幅に改善される低温
硬化型プリプレグ用エポキシ樹脂組成物及びそれを用い
たプリプレグを提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、2官能
エポキシ樹脂50〜95重量部及び2官能より以上の多
官能エポキシ樹脂5〜50重量部からなるエポキシ樹脂
(A)100重量部と、該エポキシ樹脂(A)1当量に
対し常温で潜在性を示し反応開始温度が40〜115℃
である低温硬化剤(B)0.2〜3倍当量並びにアクリ
ルゴム(C)1〜20重量部からなることを特徴とする
低温硬化型プリプレグ用エポキシ樹脂組成物が提供さ
れ、またシート上に、前記低温硬化型プリプレグ用エポ
キシ樹脂組成物をコーティングし、片側又は両側から補
強材を狭合しつつ50〜70℃に加熱し、含浸させてな
り、マトリックス樹脂組成物の50℃おける粘度が1,
000〜1,000,000cpsであることを特徴と
するエポキシ樹脂プリプレグが提供される。
【0011】即ち、本発明のプリプレグ用エポキシ樹脂
組成物は、主剤に2官能エポキシ樹脂95〜50部及び
2官能より以上の多官能エポキシ樹脂5〜50重量部
(両者併せて100重量部)を用い、該エポキシ樹脂1
00重量部に対して、低温硬化剤0.2〜3倍当量及び
アクリルゴム1〜20重量部を添加してなるものとした
ことから、また、該組成物を用いたプリプレグのマトリ
ックス樹脂組成物の50℃における粘度が1,000〜
1,000,000cpsであるものとしたことから、
樹脂の保存安定性、プリプレグ製造時の強化繊維に対す
る樹脂の含浸性、プリプレグの取り扱い性、反応速度並
びにFRPの曲げ物性等を損なわずに、FRP硬化物に
おける強化繊維(主に、ガラス繊維)と樹脂相との界面
接着強度及び樹脂相と他の部材との接着強度を著しく向
上させることができるものとなる。上記樹脂はプリプレ
グにおいて強化繊維との接着/硬化によりFRPの物性
を発現させるのみならず、隣接する他の部材との接着剤
としても使用可能となるため、同樹脂系を用いたプリプ
レグを使用すれば、接着剤フリーでの効率的な低温一体
成形が可能となる。また、樹脂の靭性(柔軟性)が向上
するため、耐衝撃性の向上も期待される。
【0012】以下、本発明を更に詳しく説明する。本発
明のエポキシ樹脂組成物に用いるエポキシ樹脂(A)
は、2官能エポキシ樹脂95〜50部と2官能より以上
の多官能エポキシ樹脂5〜50部、併せて100重量部
からなる。2官能エポキシ樹脂には、油化シェル
(株)、住友化学(株)、旭化成(株)、大日本インキ
(株)等で上市されているbisAタイプ(ジグリシジ
ルエーテル,ジグリシジルエステルタイプ等)の樹脂が
ある。これらの2官能エポキシ樹脂の具体例としては、
以下のものが挙げられる。 油化シェル(株):エピコート801、802、80
7、815、819、828、834、1001、10
02、1003、1004等、 大日本インキ(株):エピクロン840、850、85
5、860、900、830等、 住友化学(株):ELA115、127、128、13
4等、 旭化成(株):A.E.R330、331、354、33
7、661、662等、 日本化薬(株):RE−403S、−404S、−41
0S、−310S、−304S等。
【0013】また、多官能エポキシ樹脂には、油化シェ
ル(株)、住友化学(株)、旭化成(株)、大日本イン
キ(株)等上市されているオルソクレゾールノボラック
タイプ,フェノールノボラックタイプ,グリシジルアミ
ン系等の2官能より以上の樹脂があり、ノボラックタイ
プではエポキシ当量170〜250,グリシジルアミン
系ではエポキシ当量90〜150である。これらの多官
能エポキシ樹脂の具体例としては、以下のものが挙げら
れる。 フェノールノボラックタイプ: 油化シェル(株):エピコート152(2.2官能)、
エピコート154(3.5官能+)、 大日本インキ(株):エピクロンN730(2.5官
能)、エピクロンN740(3.6官能)、エピクロン
N738〜740(3.5〜4.5官能)、 日本化薬(株):EPPN201、RE300等。 クレゾールノボラックタイプ: 油化シェル(株):エピコート180シリーズ、 旭化成(株):A.R.E273、280、299、 住友化学(株):ESCN−195X、220、 大日本インキ(株):エピクロンN−665、670、
673、680、690、695、 日本化薬(株):ECON−100、102S、103
S、104S等。 グリシジルアミン系: 油化シェル(株):エピコート604〔テトラグリシジ
ルジアミノジフェニルメタン(TGDDM)〕、 住友化学(株):ELM−100(3官能)、ELM−
120(3官能)、ELM−434(4官能)、 大日本インキ(株):エピクロン421L(3官能)、
430(4官能)。 その他のグリシジルアミン系: トリグリシジル−p−アミノフェノール(3官能)〔チ
パガイギー(株)、東都化成(株)〕 テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン(4官能)
〔三菱ガス化学(株)〕 トリグリシジル−メタアミノフェノール(3官能)〔住
友化学(株)〕。
【0014】これらの多官能エポキシ樹脂は、エポキシ
樹脂100重量部中、5〜50重量部添加されるが、1
0〜30重量部の添加が好ましい。この添加により、樹
脂とガラス繊維との界面接着強度が向上する。その理由
は、分子内官能基を多くすることにより、樹脂相とガラ
ス表面酸素官能基とのカップリング確率が上がるためと
推定される。このことから、従来の低温硬化型樹脂の強
化繊維との界面接着性を向上するものとなる。添加量が
全エポキシ樹脂100重量部中の5重量部より少ないと
効果が現われない。逆に、添加量が50重量部を越える
と、樹脂組成物の反応速度が低下する傾向が顕著とな
り、硬化不足による曲げ物性、界面強度並びにTgの低
下を招く。(過剰に添加した場合、グリシジル基の込み
合い(立体障害)により反応速度が遅くなる傾向にあ
り、70〜100℃という低温ではフルキュア不可とな
る。)
【0015】常温で潜在性を示し、反応開始温度が40
〜115℃である低温硬化剤(B)としては、例えば、
特開平3−177418号公報記載のアミン化合物とエ
ポキシ樹脂と尿素を加熱反応させてなる硬化剤化合物、
特開昭64−70523号公報記載のアミン化合物をマ
イクロカプセル化した硬化剤等が挙げられる。また、低
温硬化剤(B)の使用割合は、エポキシ樹脂(A)1当
量に対して0.2〜3倍当量である。0.2倍当量より
少ないかあるいは3倍当量より多いと、硬化が不充分で
あり、得られたプリプレグの特性発現が不充分となる。
【0016】なお、本発明でいう反応開始温度とは、D
SCを用い、昇温速度10℃/mmで昇温し、例えば図
1に示されるような発熱曲線から求められるon se
t温度を意味する。
【0017】また、本発明のエポキシ樹脂組成物には、
アクリルゴムが配合されるが、該ゴムとしては、例えば
架橋アクリルゴム、架橋NBR、カルボキシ末端NBR
(CTBN)等が使用される。なお、CTBNとして
は、予めエポキシ樹脂と結合したエポキシ予備変性CT
BNを使用することもできる。これらのアクリルゴムの
市販品としては、架橋アクリルゴムとして平均粒径3,
000Åの日本触媒(株)製CX−MNシリーズが、架
橋NBRとして平均粒径700〜800Åの日本合成ゴ
ム(株)製XER−91が、またCTBNとしてBF
Goodrich社製Hycar CTBN 1300
×8、1300×13や日本合成ゴム(株)製MF61
1A、MF620A等があり、平均粒径500〜50,
000Å程度のものが好ましい。
【0018】本発明で使用されるアクリルゴムには、上
記のように、エポキシ樹脂中に相溶せず分散相として樹
脂中に存在する架橋アクリルゴムと、混合時にエポキシ
樹脂中に均一に相溶し、硬化と共にゴムリッチ相として
ゴム相が析出するCTBNタイプがあり、いずれも強化
繊維との界面接着強度並びに他の部材との接着強度の向
上に効果がある。いずれの場合も、アクリルゴム(C)
の使用量は、エポキシ樹脂(A)100重量部に対して
1〜20重量部、好ましくは5〜15重量部である。1
重量部未満では接着強度の向上効果が小さく、20重量
部を越えるとFRP曲げ物性やTgの著しい低下を招
く。なお、これらのアクリルゴム成分の添加は、上記範
囲内の量においては、樹脂組成物の保存安定性や取り扱
い性、硬化速度に殆ど影響を与えない。
【0019】本発明で使用されるアクリルゴムは、Tg
が−30〜−40℃、平均粒径が500〜50,000
Åの範囲内にある微粒子ゴムであり、且つ融点を持たな
い架橋アクリルゴム(前述のゴム分散系)が、FRP曲
げ物性やTgの低下を抑制しつつ、硬化樹脂相とガラス
繊維及び他の部材との接着強度の向上には最も好まし
い。また、これらのゴムにおいては、分子末端にカルボ
キシル基等の酸性基が存在する場合が多いが、同官能基
はアミンをマスキングすることにより反応速度を低下さ
せる。よって、予めエポキシ樹脂等と反応させることに
より、同官能基を消滅させることが望ましい。液状タイ
プのゴムであるCTBNタイプでは、樹脂の構造を鎖状
化並びに網目密度の低減により硬化樹脂に柔軟性を賦与
し、接着強度を増大させる。
【0020】なお、本発明においては、樹脂相と強化繊
維や他の部材との接着性を更に向上させるために、シラ
ンカップリング剤を添加することができる。この場合の
シランカップリング剤としては、末端に有機相との結合
を可能にするエポキシ基やアミノ基を持ち、他端に容易
にカップリングするメトキシシランやエトキシシラン等
のアルコキシシランを持つものが好ましい。また、シラ
ンカップリング剤の添加量は、一般にエポキシ樹脂10
0重量部に対し、0.3から3.0重量部程度が適切で
ある。
【0021】本発明においてエポキシ樹脂組成物をコー
ティングするシート(支持体)としては離型紙、離型フ
ィルム、金属箔等が挙げられる。離型紙は、離型性があ
り、プリプレグ製造工程における温度や張力に耐える耐
熱性や強度があるため好ましく使用される。
【0022】また、本発明のプリプレグに用いる補強繊
維としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、マイカ、ア
スベスト、合成樹脂繊維、またはこれらの織布、不織布
等が挙げられるが、ガラス繊維の場合に接着強度向上効
果が著しい。これら補強繊維は、前記エポキシ樹脂組成
物に対して繊維含有率で20〜70%使用する。
【0023】更にまた、本発明のプリプレグ用エポキシ
樹脂組成物においては、諸特性を失わない程度の範囲で
充填剤、着色剤、希釈剤等の各種添加剤を配合してもよ
い。
【0024】本発明のプリプレグを製造するには、例え
ば、先ず、シートに前記エポキシ樹脂からなるプリプレ
グ用マトリックス樹脂組成物をコーティングし、樹脂コ
ートされたシートを製造する。次に該樹脂コートされた
2枚のシートを樹脂コート面を向い合わせて、間に補強
材を挾合しつつ、ホットプレスローラ等が加圧下に常温
〜70℃に加熱し含浸され、その後シートを除去するこ
とにより目的のプリプレグを得ることができる。
【0025】得られたプリプレグのマトリックス樹脂組
成物の50℃における粘度は1,000〜1,000,
000cps、好ましくは50,000〜300,00
0cpsである。1,000cpsより低くても、1,
000,000cpsより高くても、プリプレグの取り
扱い性が著しく劣る。
【0026】本発明のエポキシ樹脂組成物においては、
多官能エポキシ樹脂及びアクリルゴムは、いずれも強化
繊維との界面接着強度の向上に貢献し、上述添加量の範
囲内で併用した場合(場合によってはシランカップリン
グ剤も併用)には、界面接着強度は大幅に向上する。ま
た、界面接着強度が低い場合は、曲げ破壊時に樹脂と強
化繊維との界面で破壊が生じる、いわゆる層間破壊モー
ドでFRPが破壊するが、前述した界面接着強度の高い
FRPは曲げ破壊モード(引張と圧縮)で破壊する(曲
げ応力付加時に層間での破壊は生じない)。また、アク
リルゴムの添加により硬化樹脂の柔軟性(靭性)は大幅
に向上し、硬化樹脂層と他の部材との接着強度は著しく
向上する。よって同樹脂組成物は”接着剤”として使用
可能な低温硬化型樹脂となり得る。これにより、同樹脂
系プリプレグを用いれば接着剤フリーで他の部材と強固
に接着した複合体の低温一体成形が可能である。
【0027】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、以下において示す部はいずれも重量基準で
ある。
【0028】実施例1 〈プリプレグの製造(ホットメルト式)〉離型紙上に、
下記組成のプリプレグ用エポキシ樹脂組成物を50℃で
コーティングし、これと、補強繊維としての一方向に配
列したガラス繊維〔旭ファイバーグラス(株)製,規格
名Eガラス繊維〕とを、ガラス繊維含有率50重量%の
割合で60℃にてラミネーションしてプリプレグを製造
した。
【0029】 <樹脂組成> エピコート828 60部 〔油化シェル(株)製のグリシジルエーテルタイプエポキシ樹脂:2官能〕 エピコート1001 30部 〔油化シェル(株)製のグリシジルエーテルタイプエポキシ樹脂:2官能〕 エピコート154 10部 〔油化シェル(株)製のフェノールノボラックタイプエポキシ樹脂:3.5 官能+〕 FXE1000 20部(1倍当量) 〔富士化成(株)製の低温硬化剤、反応開始温度 92℃;図1参照〕 架橋NBR 2部 〔日本合成ゴム(株)製のXER−91、平均粒径700〜800Å、Tg :−35℃〕 DDM 2部 (反応性増粘剤,ジアミノジフェニルメタン) 樹脂組成物の50℃における粘度 製造直後: 24,400cps 一週間後:178,000cps
【0030】<保存安定性、取り扱い性>得られたプリ
プレグの保存安定性、取り扱い性についてプリプレグ製
造後、常温で放置し評価した。その結果を下記表1に示
す。
【0031】
【表1】 注)○…タック性良好 △…タック性余り良くない ×…タック性悪い
【0032】<硬化特性>パーキンエルマー社製示差走
査型熱量計DSC−7を使用して、得られたプリプレグ
の硬化における反応率を測定した。
【0033】<物性測定>得られたプリプレグを厚さ2
mmになるように、カッティング、積層し、熱プレス機
を用いて90℃−20分で硬化成形した。樹脂組成物の
配合比を表2及び表3に、得られた成形体の曲げ物性を
表4に示す。なお、これらの測定方法は下記のとおりで
ある。 曲げ強度及び弾性率(ASTM D790−80に準
拠) 試験片寸法:2×12.7×120mm 治具半径:圧子 3.2mm 支店 3.2mm 支点間距離:32mm(試験片厚み2.0mmの16
倍) 試験速度:3.0mm/min ILSS※(ASTM D2344に準拠) 試験片寸法:2×6×12mm 治具半径:圧子 5mm 支店 2mm 試験速度:2mm/min ※同測定値は、強化繊維と硬化樹脂相との界面接着強度
を表わすものである。
【0034】また、同樹脂組成物の接着性能を調査する
ため、JIS6850に則り、サンドブラスト処理を施
したアルミ板(厚み=1.6)及び上面に熱可塑性樹脂
を接着したアルミ板、通称”チタナール”(実際のスキ
ー板の成形に用いられている:厚み=0.8mm)を用
いて樹脂の引張剪断接着強度を測定した。更に、JIS
6854に則り、サンドブラスト処理を施したアルミ薄
板(厚み=0.2mm)を樹脂で硬化・接着し、これを
用いて樹脂とアルミ薄板とのT型剥離強度を求めた。結
果を表5に示す。
【0035】実施例2〜3 実施例1において、架橋NBRの配合量を5部及び10
部としたこと以外は、実施例1と同様にして、プリプレ
グ用エポキシ樹脂組成物を調整し、それを用いてプリプ
レグの製造及び成形体の製造を行ない、評価した。
【0036】実施例4〜5 実施例1において、架橋NBRの配合量を10部とし、
更にシランカップリング剤A187〔γ−グリシドキシ
プロピル・トリメトキシシラン,日本ユニカー(株)
製〕を1.0部及び2.0部添加したこと以外は、実施
例1と同様にして、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を
調整し、それを用いてプリプレグの製造及び成形体の製
造を行ない、評価した。
【0037】実施例6 実施例1において、架橋NBRの配合量を20部とした
こと以外は、実施例1と同様にして、プリプレグ用エポ
キシ樹脂組成物を調整し、それを用いてプリプレグの製
造及び成形体の製造を行ない、評価した。
【0038】実施例7〜8 実施例1において、架橋NBRに代えてCTBNを10
部及び20部配合したこと以外は、実施例1と同様にし
て、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整し、それを
用いてプリプレグの製造及び成形体の製造を行ない、評
価した。
【0039】実施例9〜10 実施例3において、多官能エポキシ樹脂エピコート15
4の配合量を30部及び50部とし、2官能エポキシ樹
脂エピコート828の配合量を40部及び20部とした
こと以外は、実施例3と同様にして、プリプレグ用エポ
キシ樹脂組成物を調整し、それを用いてプリプレグの製
造及び成形体の製造を行ない、評価した。
【0040】実施例11〜13 実施例1において、多官能エポキシ樹脂エピコーと15
4の配合量を10部、30部及び50部とし、2官能エ
ポキシ樹脂エピコート828の配合量を30部、10部
及び10部とし、同エピコート1001の配合量を60
部、60部及び40部とし、且つ低温硬化剤をHX37
22〔旭化成(株)製、反応開始温度112℃〕30部
(1倍当量)に変更し、更に架橋NBRの配合量を10
部とし、DDMを未添加としたこと以外は、実施例1と
同様にして、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整
し、それを用いてプリプレグの製造及び成形体の製造を
行ない、評価した。
【0041】実施例14〜15 実施例3及び9において、多官能エポキシ樹脂エピコー
ト154をエピコート152(フェノールノボラックタ
イプ,2.2官能)に変更し、且つその配合量を10部
及び30部としたこと以外は、各々実施例3及び9と同
様にして、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整し、
それを用いてプリプレグの製造及び成形体の製造を行な
い、評価した。
【0042】実施例16 実施例9において、多官能エポキシ樹脂エピコート15
4をエピコート604(グリシジルアミン系,4官能)
に変更して30部配合したこと以外は、実施例9と同様
にして、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整し、そ
れを用いてプリプレグの製造及び成形体の製造を行な
い、評価した。
【0043】比較例1 実施例1において、多官能エポキシ樹脂エピコート15
4及び架橋NBRを使用せず、エピコート828の使用
量を70部としたこと以外は、実施例1と同様にして、
プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整し、それを用い
てプリプレグの製造及び成形体の製造を行ない、評価し
た。なお、樹脂組成物の配合比を表6及び7に、得られ
た成形体の曲げ物性を表8に、また樹脂の引張剪断接着
強度及びT型剥離強度を表9に、夫々示す。
【0044】比較例2 実施例1において、架橋NBRを使用しなかったこと以
外は、実施例1と同様にして、プリプレグ用エポキシ樹
脂組成物を調整し、それを用いてプリプレグの製造及び
成形体の製造を行ない、評価した。
【0045】比較例3〜4 実施例1において、多官能エポキシ樹脂エピコート15
4の配合量を30部及び50部とし、2官能エポキシ樹
脂エピコート828の配合量を40部及び20部とし、
且つ架橋NBRを添加しなかったこと以外は、実施例1
と同様にして、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整
し、それを用いてプリプレグの製造及び成形体の製造を
行ない、評価した。
【0046】比較例5〜6 実施例1において、架橋NBRの配合量を0.5部及び
30部部としたこと以外は、実施例1と同様にして、プ
リプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整し、それを用いて
プリプレグの製造及び成形体の製造を行ない、評価し
た。
【0047】比較例7〜8 実施例7において、CTBNの配合量を0.5部及び3
0部としたこと以外は、実施例7と同様にして、プリプ
レグ用エポキシ樹脂組成物を調整し、それを用いてプリ
プレグの製造及び成形体の製造を行ない、評価した。
【0048】比較例9〜11 実施例11において、架橋NBRの配合量を0部、0.
5部及び30部としたこと以外は、実施例11と同様に
して、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整し、それ
を用いてプリプレグの製造及び成形体の製造を行ない、
評価した。
【0049】比較例12 実施例1において、エポキシ樹脂として2官能エポキシ
樹脂であるエピコート828(70部)とエピコート1
001(30部)のみを使用したこと以外は、実施例1
と同様にして、プリプレグ用エポキシ樹脂組成物を調整
し、それを用いてプリプレグの製造及び成形体の製造を
行ない、評価した。
【0050】比較例13 実施例1において、エポキシ樹脂として多官能エポキシ
樹脂であるエピコート154(100部)のみを使用し
たこと以外は、実施例1と同様にして、プリプレグ用エ
ポキシ樹脂組成物を調整し、それを用いてプリプレグの
製造及び成形体の製造を行ない、評価した。
【0051】比較例14 現在、スキー板の成形において接着剤として用いられて
いるアラルダイト(チバガイギー社製)AW136H
(主剤)とHY994(硬化剤)とを100:40部で
混合し、この樹脂系を用いて100℃−20分の硬化条
件でGFRPを製造して曲げ物性を測定した。また、同
樹脂系を用いたアルミ板との接着強度についても測定を
実施した。なお、同樹脂系では常温から反応が進行する
ため非常に不安定であり、プリプレグ化できなかった。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【表5】 注1)アルミ板:サンドブラスト処理を施した厚さ1.
6mmのアルミ板。 2)チタナール:熱可塑性樹脂を表層に接着した厚さ
0.8mmのアルミ板。 強度値における+の表示は、アルミが破壊する、いわゆ
る部材破壊を起している場合であり、従って樹脂の接着
強度はこれらの値以上と考えられる。 3)アルミ薄板:サンドブラスト処理を施した厚さ0.
2mmのアルミ薄板。
【0056】
【表6】
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】
【表9】 注1)アルミ板:サンドブラスト処理を施した厚さ1.
6mmのアルミ板。 2)チタナール:熱可塑性樹脂を表層に接着した厚さ
0.8mmのアルミ板。 強度値における+の表示は、アルミが破壊する、いわゆ
る部材破壊を起している場合であり、従って樹脂の接着
強度はこれらの値以上と考えられる。 3)アルミ薄板:サンドブラスト処理を施した厚さ0.
2mmのアルミ薄板。
【0060】
【発明の効果】本発明のプリプレグ用エポキシ樹脂組成
物は、2官能エポキシ樹脂50〜95重量部及び2官能
より以上の多官能エポキシ樹脂5〜50重量部からなる
エポキシ樹脂(A)100重量部と、該エポキシ樹脂
(A)1当量に対し常温で潜在性を示し反応開始温度が
40〜115℃である低温硬化剤(B)0.2〜3倍当
量並びにアクリルゴム(C)1〜20重量部からなるも
のとしたことから、また、該組成物を用いたプリプレグ
のマトリックス樹脂組成物の50℃における粘度が1,
000〜1,000,000cpsであるものとしたこ
とから、樹脂の保存安定性、含浸性、取り扱い性、反応
速度並びにFRPの曲げ物性等を損なわずに、FRP成
形体における強化繊維(主に、ガラス繊維)と樹脂相と
の界面接着強度及び樹脂相と他の部材との接着強度を著
しく向上させる。また、本樹脂はプリプレグにおいて、
強化繊維との接着/硬化によりFRPの物性を発現させ
るのみならず、隣接する他の部材としても使用可能とな
るため、同樹脂系を用いたプリプレグを使用すれば、接
着剤フリーでの効率的な低温一体成形が可能となる。更
に、樹脂の靱性(柔軟性)が向上するため、耐衝撃性の
向上も期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例7で用いた低温硬化剤FXE−1000
〔富士化成(株)〕の反応開始温度を算出するグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 隆 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2官能エポキシ樹脂50〜95重量部及
    び2官能より以上の多官能エポキシ樹脂5〜50重量部
    からなるエポキシ樹脂(A)100重量部と、該エポキ
    シ樹脂(A)1当量に対し常温で潜在性を示し反応開始
    温度が40〜115℃である低温硬化剤(B)0.2〜
    3倍当量並びにアクリルゴム(C)1〜20重量部から
    なることを特徴とする低温硬化型プリプレグ用エポキシ
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 シート上に、請求項1記載の低温硬化型
    プリプレグ用エポキシ樹脂組成物をコーティングし、片
    側又は両側から補強材を狭合しつつ50〜70℃に加熱
    し、含浸させてなり、マトリックス樹脂組成物の50℃
    おける粘度が1,000〜1,000,000cpsで
    あることを特徴とするエポキシ樹脂プリプレグ。
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