JPH0769158B2 - レンズ面形状の測定方法 - Google Patents

レンズ面形状の測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は形状測定装置において被測定レンズ面のX−Y
−Z座標における測定原点を求めるレンズ面形状の測定
方法に関するものである。
従来の技術 被測定レンズ面の形状測定を行う場合、先ず測定原点を
被測定レンズ面の中心点に設定なければならない。
これに対して従来は、被測定レンズ面が凸面であればそ
の先端部において、凹面であれば底部においてZ座標を
見ながら測定点をX−Y方向に移動させて捜している。
発明が解決しようとする課題 しかし上記従来例では探りながら測定原点を求めること
になるため、速度の点で不十分であるのみならず、その
精度にも問題がある。
本発明は上記問題点に鑑み、測定原点を効率良くしかも
正確に求めることができるレンズ面形状の測定方法を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、被測定レンズ面の任
意の点を初期原点とし、この初期原点近傍の同一Y座標
位置における2位置のX−Z座標を測定し、初期原点の
前記座標位置における被測定レンズ面の中心(凸面なら
最上点凹面なら最下点を中心とする)からのX座標方向
のずれ量を求めてX座標の目標原点を得、同一X座標位
置における2位置のY−Z座標を測定し、初期原点の前
記座標位置における被測定レンズ面の中心からのY座標
方向のずれ量を求めてY座標の目標原点を得、得られた
X及びY座標の目標原点を被測定レンズ面のX−Y−Z
座標における測定原点とすることを特徴とする。
作用 上記構成において、同一Y座標位置において第1の目標
原点を得る場合、初期原点(Xa,Za)近傍の(X1,Zd1
及び(X2,Zd2)の二位置を測定する。この範囲でのレン
ズ面形状の曲率半径は被測定レンズ面の曲率半径に等し
いと見なすことができるので、前記二位置の傾き(Zd1
−Zd2)/(X1−X2)から、初期原点の前期Y座標位置
における被測定レンズ面の中心からのズレ量を求めるこ
とができる。これにより得られた第1の目標原点は、被
測定レンズ面の中心をY方向に通る線上に位置する。
次に第1の目標原点と同一のX座標位置において、この
第1の目標原点近傍の二位置を測定し、同様にして第1
の目標原点の前記X座標における被測定レンズ面の中心
からのズレ量を求めることができる。これにより得られ
た第2の目標原点は、被測定レンズ面の中心に一致す
る。
以上のように、本発明によれば最初に選んだ任意の初期
原点から、段階的に被測定レンズ面の中心を得ることが
できるので、測定原点を効率良くしかも正確に求めるこ
とができる。
又レンズ面の中心を測定原点とすることにより、X−Y
方向に対称な範囲を効率良く測定することができるほ
か、極座標測定の測定位置を決めることもできる。
実 施 例 本発明の一実施例における光学測定装置を、第1図〜第
14図を参照しながら説明する。
本装置は、X−Y−Z座標位置を光ヘテロダイン法に基
いて測定するものであり、半導体レーザ光(λ=780n
m)Gを被測定物1の被測定面2に集光し、その反射光
に基いてフォーカスサーボをかけると共に、測定用He−
Neゼーマンレーザ光(λ=633nm)Fを被測定面2に垂
直に集光し、その反射光に基いて傾き補正サーボをかけ
ながら被測定面2の形状測定を行うものである。
第2図に示す同装置の全体構成において、3は本体ベー
スとしての下部石定盤、4はこの下部石定盤3との間に
Xテーブル5及びYテーブル6を介してX−Y方向に移
動可能な上部石定盤、7は上部石定盤4の前面に設けら
れZ方向に移動可能に支持されたZ移動部、8は被測定
物1を保持するL字状の保持台、9はこの保持台8をY
方向の軸P(第11図参照)まわりに回転させるエアース
ピンドル、10はこのエアースピンドル9を昇降可能に支
持し且つZ方向の軸Qまわりに旋回可能な旋回台であ
る。
Z移動部7は、第3図に示すように、リニアモータ10を
介してバネ11により上部石定盤4に吊持されている。Z
移動部7の内部には、第4図に示すように、半導体レー
ザ光Gを放射する半導体レーザ12が設置されている。半
導体レーザ12から放射された半導体レーザ光Gは、レン
ズ13、偏光プリズム14、λ/4波長板15を通過してダイク
ロイックミラー16で下向きに全反射され、対物レンズ17
の開口一杯に入射して被測定物1の被測定面2に集光す
る。半導体レーザ光Gの集光位置は、ゼーマンレーザ光
FのZ座標測定に用いられる測定光Fz1の照射位置と略
一致する。被測定面2が傾いていれば、半導体レーザ光
Gの反射光の一部は前記対物レンズ17の開口外に向けて
反射させられるが、残部は対物レンズ17の開口内に向け
て反射させられる。対物レンズ17に戻った反射光はダイ
クロイックミラー16及び偏光プリズム14で全反射され、
レンズ18で集光されてハーフミラー19で二分割される。
分割された各反射光は、焦点前及び焦点後に設置された
夫々のピンホール20を通過し、夫々の光検出器21に照射
される。対物レンズ17の集光位置が被測定面2にあれ
ば、第5図に示すように、各光検出器21で検出される光
量は最大となる。被測定面2と対物レンズ17との間の距
離(Z方向)が変化すると、第6図に示すように、各光
検出器21上の照射位置がズレて光量が低下する。これら
光検出器21の出力の差から、第3図に示すフォーカス誤
差信号発生部22でフォーカス誤差信号が発生する。第3
図においてスイッチSW2が仮想線で示す位置にあると
き、駆動回路23はこのフォーカス誤差信号がゼロとなる
ようにリニアモータ10を制御し、Z移動部7をZ方向に
移動させる。このようにして、半導体レーザ光Gと次に
述べるゼーマンレーザ光Fの測定光Fz1の集光位置が常
に被測定面2にあるようにフォーカスサーボがかけられ
る。
2つの周波数f1、f2で発振するHe−Neゼーマン周波数安
定化レーザ24から放射されたレーザ光Fの一部は、第1
のハーフミラー25を透過した後、第2のハーフミラー26
で分離されて測定位置のX−Y座標測定に用いられる。
一方、第1のハーフミラー25で反射されたレーザ光Fz
は、測定位置のZ座標測定に用いられる。このレーザ光
Fzは偏光プリズム27で、測定光Fz1と参照光Fz2とに分離
される。測定光Fz1の周波数f1と参照光Fz2の周波数f2
の差は数百KHzで、互いに垂直な直線偏光となってい
る。尚、X−Y座標測定に使用されるレーザ光Fx、Fy
も、各光路途中で夫々のコーナキューブ44によって測定
光Fx1、Fy1と参照光Fx2、Fy2とに分離される。
Z座標測定に用いられる測定光Fz1は、第7図に示すよ
うに、P偏波を全透過しS偏波を部分透過する特殊偏光
プリズム28と、ファラデー素子29と、λ/2板30とを通過
し、S偏波となって偏光プリズム31で全反射される。そ
してλ/4板32、集光レンズ33を通過し、ミラー34上に集
光して反射された測定光Fz1は前記λ/4板32によってP
偏波となり、前記偏光プリズム31を全透過して対物レン
ズ17に入射し、被測定面2に垂直に集光される。被測定
面2からの反射光は上記入射光と同一光路を戻るが、S
偏波となって特殊偏光プリズム28で一部反射された後、
偏光プリズム27で全反射され、Z軸光検出器35に達す
る。被測定面2の形状測定時は、被測定面2上の測定点
のZ座標の変動速度に応じて前記反射光の周波数がドプ
ラーシフトし、f1+Δとなる。尚、反射光の光路が被測
定面2の傾きに応じてズレようとする際は、特殊偏光プ
リズム28で一部反射された反射光を4分割光検出器36が
検知し、集光レンズ移動手段37により集光レンズ33をX
−Y方向に移動させて入射光の対物レンズ17への入射位
置を変化させることにより、常に反射光が同一光路を戻
るように傾き補正サーボがかけられる。
一方、参照光Fz2は前記偏光プリズム27で全反射された
後、レンズ38によってZ軸ミラー39上に集光され、反射
されて前記Z軸光検出器35に達する。反射光の周波数
は、X、Yテーブル5、6の移動真直度などの誤差によ
り、f2+δとなる。従ってZ軸光検出器35では、(f1
Δ)−(f2+δ)がビート信号として検出され、Z座標
検出位置37において被測定面2の測定位置のZ座標が正
確に得られる。
尚、被測定面2の測定位置のX、Y座標は、Z移動部7
に設置したX、Y軸ミラー38、39に集光されたFx1、Fy1
の反射光と、下部石定盤1側に設置したX、Y軸ミラー
40、41に集光された参照光Fx2、Fy2の反射光との周波数
の差によって、X、Y軸光検出器42、43で検出される。
被測定物1を保持する保持台8は、第8図に示すよう
に、Z軸スライド板45、X軸スライド板46、基板47から
基本構成されたスライドガイド装置を介してZ−X方向
移動可能にエアースピンドル9に取付けられている。こ
れらZ軸スライド板45、X軸スライド板46、基板47は磁
性体からなっている。Z軸スライド板45は背面側に形成
されたZ方向の凹溝部48が、X軸スライド板46の前面側
に形成されたZ方向の凸部49に面接触状態で嵌合してい
る。X軸スライド板46の背面側に形成されたX方向の凹
溝部50は、基板47の前面側に形成されたX方向の凸部51
に面接触状態で嵌合している。これら凹溝部48、50及び
凸部49、51の表面は平滑に研磨されている。
X軸スライド板46の上面に固定された保持部材52は、Z
軸送りネジ53を回転可能に保持している。Z軸送りネジ
53のネジ部は、Z軸スライド板45の上部に螺設された雌
ネジ部54に螺合している。X軸スライド板46の両側面に
取付けられた枠部材55の一方は、X軸送りネジ56を回転
可能に保持している。X軸送りネジ56のネジ部は、基板
47の一側部に穿設された雌ネジ部57に螺合している。こ
の基板47の略中央部には、Z軸スライド板45、X軸スラ
イド板46のスライドを固定する固定ネジ58のネジ部に螺
合する雌ネジ部59が穿設されている。X軸スライド板46
の略中央部には、固定ネジ58の軸部を挿通するX方向の
長孔60が開設されている。Z軸スライド板45の略中央部
には前記軸部を挿通する大径の角孔61が開設されてい
る。X軸スライド板46には四つの円孔62が開設され、各
円孔62に非磁性体からなる円筒カラー63を周囲に備えた
円柱状の磁石64が嵌着されている。磁石64の両端面は、
X軸スライド板46の表面より若干沈んでいる。本実施例
では磁石64の磁性体に対する吸着力により、X軸スライ
ド板46とZ軸スライド板45及び基板47との密着性を更に
向上させている。磁石64の材質はサマリウムコバルトが
好適であるが、それ以外の材質を用いてもよい。
このようなスライドガイド装置において、保持台8上の
被測定物1をZ方向に移動させる場合は、第9図に示す
ように、Z軸送りネジ53を回転操作してZ軸スライド板
45を微調スライドさせる。X方向に移動させる場合は、
第10図に示すように、X送りネジ56を回転操作してX軸
スライド板46を微調スライドさせる。固定する際は固定
ネジ58によって締付ける。本実施例のスライドガイド装
置によれば、被測定面2の極座標測定時などにおいて生
じるガタ付きが事実上全くなく、被測定面2の超高精度
測定の実現に寄与するところ大である。
前記旋回台10は、第2図に示すように、エアースピンド
ル9が設置固定された支持板65と、この支持板65を昇降
可能に案内支持する四本の支持柱66と、これら支持柱66
が立設された旋回基盤67とを備えている。旋回基盤67は
枢支ピン68によって旋回可能に枢支されている。旋回基
盤67上には、支持板65に穿設された雌ネジ部に螺合する
送りネジ69と、この送りネジ69を回転させるモータ70と
が配設されている。送りネジ69はその下部に固定された
ギア71とこのギア71に噛合するウォーム72とを介して回
転させられる。
このように構成された旋回台10によれば、保持台8に被
測定物1を保持させて被測定面2の形状測定を行う場合
は、第11図及び第12図に実戦で示す測定位置に保持台8
を設置する。より大きな被測定物1の形状測定を行う場
合は、第11図に示すように、モータ70を駆動してエアー
スピンドル9をその上端部が上部石定盤2の下端部より
も低い位置に下降させる。次にこの状態で旋回台10を、
第12図に矢印で示す方向に枢支ピン68を中心として旋回
させる。これにより、保持台8をZ移動部7下方の測定
位置から退避位置に移動させることができ、Z移動部7
の下方空間を拡大することができる。尚、極座標測定を
行う場合は被測定面2の近似曲率中心がエアースピンド
ル9の回転軸Pと一致するようにモータ70でエアースピ
ンドル9を昇降させる。
次に、第3図及び第13図を用いて、フォーカスサーボ系
の詳細な説明を行う。
第3図において、73はZ移動部7のZ方向における平衡
位置からの変位量を検出する位置検出器、74は位置検出
器73からの出力によって位置信号を発生する位置信号発
生回路、75は位置信号に基いてZ移動部7のZ方向に位
置を表示する位置表示手段、76は0.3Hzの周波数発振
器、77はZ移動部7をZ方向に移動させるためのボリュ
ーム、78はボリューム77の操作設定電圧に基きバネ11の
復元力の影響をなくすように位置信号を増幅して駆動回
路23に信号を送る差動増幅器、79はゲインコントロール
回路、80は被測定面2の反射率に応じてサーボゲインの
切替え操作を行うための操作部である。この操作部に
は、第13図に示すように、半導体レーザ光G及びゼーマ
ンレーザ光Fの被測定面2での各反射率を三つの範囲に
切替えるための反射率切替スイッチと、両レーザ光G、
Fの反射率切替えの連動と独立作動とを選択するための
連動スイッチと、各レーザ光G、Fの反射光量を表示す
る反射光量モニターメータとを備えている。
これにより、被測定面2の反射率に応じて夫々のサーボ
ゲインを切替えることができるので、広い範囲の反射率
に対してサーボゲインを略一定にすることができ、高精
度測定可能な被測定面2の範囲を拡大することができ
る。又同一被測定面2においてレーザ光G、Fの波長に
起因する反射率の相違にも対処することができるので、
フォーカスサーボと傾きサーボとを夫々の反射率に応じ
て正常に動作させることができる。更に、測定中の被測
定面2の反射率を夫々のレーザ光G、Fにおいて確認し
ながらゲイン切替えを行うことができる。尚、本実施例
では対応可能な反射率の範囲を3〜100%としている
が、0〜100%としてもよい。
以上のように構成された光学測定装置において非曲面レ
ンズを被測定物1としその被測定面2の形状測定を行う
には、先ず被測定物1を保持台8上に保持させる。この
とき、エアースピンドル9の回転軸Pが被測定面2の曲
率中心を通るようにエアースピンドル9を昇降又はスラ
イドガイド装置をX−Z方向に微調スライドさせる。次
にボリューム77を操作してZ移動部7をZ方向に移動さ
せ、第14図に示すように、対物レンズ17を被測定面2の
先端部に対するフォーカス位置の上方1〜2mmの位置に
初期位置を設定する。このとき、同図に示すようなスケ
ール81を上部石定盤4の前面側に設置しておくと好適で
ある。
スイッチSw1をオンすると、Z移動部7はフォーカス誤
差信号が出るまで、すなわち対物レンズ17がフォーカス
引き込み範囲に達するまで下降する。フォーカス誤差信
号が検出されたらスイッチSw2を切替えてフォーカスサ
ーボをかける。これにより、対物レンズ17をフォーカス
位置に引き込むことができる。
次に被測定面2のX−Y−Z座標における測定原点S
(図示せず)を求める方法を、第1図を参照しながら説
明する。
現在のレーザ光Gの被測定面2上の集光位置を初期原点
(Xa,Za)S0とし、この初期原点S0の同一Y座標位置で
の被測定面2の中心からのズレ量を求めて第1の目標点
S1を得るため、同一Y座標位置において初期原点S0近傍
の一定範囲で二位置のX−Z座標を測定する。夫々のX
−Z座標を、(X1,Zd1)、(X2,Zd2)とする。
測定によって得られた測定面(第1図実線)の計算球面
(第1図仮想線)からのズレ量をZdとすると、 X2+Y2+(Z+R−Zd)=R2と置ける。但し、Rは初
期原点S0近傍の曲率半径である。一方、計算球面は 測定面は なので、Zdは、 となる。
ここでX≪Rとすると、 Zd≒R−X2÷2R−R+(X+Xa) ÷2R−Za =〔(X+Xa)−X2〕÷2R−Za ≒Xa・X÷R+Xa2÷2R−Za ここで、Xa2÷2R=Zaなので、 Zd=Xa・X÷R、となる。
故に、 Xa=R÷X・Zd =R・(Zd1−Zd2)÷(X1−X2) 以上のようにして、第1の目標原点S1を得ることができ
る。以下、同様にして、この第1の目標原点S1近傍の同
一X座標位置における二位置のY−Z座標を測定し、第
1の目標原点S1の被測定面2の中心からのズレ量を求め
て第2の目標原点S2(図示せず)を得る。
この第2の目標原点S2は被測定面2の中心に一致するの
で、この目標原点S2を被測定レンズ面のX−Y−Z座標
における測定原点Sとして被測定面2の形状測定を行う
ことにより、X−Y方向に対称な範囲を測定することが
できる。又これに基いて、極座標測定を行う場合の測定
位置を決めることもできる。
本発明は上記実施例に示すほか、種々の態様に構成する
ことができる。
例えば、初期原点近傍の同一X座標位置における二位置
のX−Z座標から測定を行うことができる。又上記実施
例では非球面状凸レンズのレンズ形状を測定したが、本
発明は非球面状凹レンズや凹面ミラー、及び球面状の各
種レンズやミラーなどにも適用することができる。尚、
本発明に用いる光学測定装置の構成は、上記実施例に示
すのもの限定されないのは勿論であり、例えば接触式の
測定プローブを備えた光学測定装置にも本発明を適用す
ることができる。
発明の効果 本発明は上記構成、作用を有するので、測定原点を効率
良くしかも正確に求めることができる。
又X−Y方向に対称な範囲を効率良く測定することがで
きるほか、極座標測定の測定位置を決めることもできる
などの効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光学測定装置におい
て被測定面上のY方向における初期原点から目標原点を
求める概略説明図、第2図は同装置の全体構成を示す概
略斜視図、第3図は同装置におけるフォーカスサーボ系
のブロック図、第4図はその光路図、第5図は対物レン
ズがフォーカス位置にあるときの光路図、第6図は対物
レンズがフォーカス位置から外れたときの光路図、第7
図は同装置における傾きサーボ系の光路図、第8図は同
装置において被測定物の保持枠をエアースピンドルに対
してX−Z方向に移動可能に案内支持するスライドガイ
ド装置の分解斜視図、第9図はその縦断側面図、第10図
はその横断平面図、第11図は同装置における旋回台の正
面図、第12図はその平面図、第13図は同装置における反
射率切替え操作部の正面図、第14図は同装置における対
物レンズの位置設定の説明図である。 2……被測定面、S0……初期原点、S1……第1の目標原
点、S2……第2の目標原点、S……測定原点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定レンズ面の任意の点を初期原点と
    し、この初期原点近傍の同一Y座標位置における2位置
    のX−Z座標を測定し、初期原点の前記座標位置におけ
    る被測定レンズ面の中心(凸面なら最上点凹面なら最下
    点を中心とする)からのX座標方向のずれ量を求めてX
    座標の目標原点を得、同一X座標位置における2位置の
    Y−Z座標を測定し、初期原点の前記座標位置における
    被測定レンズ面の中心からのY座標方向のずれ量を求め
    てY座標の目標原点を得、得られたX及びY座標の目標
    原点を被測定レンズ面のX−Y−Z座標における測定原
    点とすることを特徴とするレンズ面形状の測定方法。
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