JPH0769035A - 車両用送風ユニット - Google Patents

車両用送風ユニット

Info

Publication number
JPH0769035A
JPH0769035A JP30945293A JP30945293A JPH0769035A JP H0769035 A JPH0769035 A JP H0769035A JP 30945293 A JP30945293 A JP 30945293A JP 30945293 A JP30945293 A JP 30945293A JP H0769035 A JPH0769035 A JP H0769035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outside air
air
case
vehicle
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30945293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Asakura
利行 朝倉
Tetsuya Matsue
哲也 松栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP30945293A priority Critical patent/JPH0769035A/ja
Publication of JPH0769035A publication Critical patent/JPH0769035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内気と外気とが切替可能な車両用送風ユニッ
トを薄く設ける。 【構成】 遠心式送風機3のスクロールケース6の径方
向の側面ケース部8、および送風機3の空気の取入口9
を、内外気切替手段4の内外気切替ケース12で覆う。
そして、側面ケース部8を覆う内外気切替ケース12の
上方に、外気導入口13および内気導入口14を幅広に
設け、内外気切替ケース12の上方の内部に、外気導入
口13および内気導入口14の何れか一方を塞ぐ内外気
切替ダンパ15を収納する。そして、内外気切替ケース
12の軸方向の寸法は、スクロールケース6の軸方向寸
法よりも、僅かに大きい寸法に設けられる。外気導入口
13および内気導入口14は、側面ケース部8を覆う内
外気切替ケース12に設けられるため開口面積を大きく
とることができ、内外気切替ダンパ15は側面ケース部
8を覆う内外気切替ケース12内に収納されるため、ダ
ンパの回動が妨げられない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室外空気(外気)と
車室内空気(内気)とを切り替えて車室内に供給する車
両用送風ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用送風ユニットの従来の技術とし
て、次の2つの技術が知られている。 イ)1つめに示す車両用送風ユニットは、図13に示す
もので、遠心式送風機のスクロールケース101(ファ
ンケース)の空気の取入口102が設けられた面(モー
タ103の軸方向の面)に、内外気切替手段の内外気切
替ケース104を取り付けたものである。この内外気切
替ケース104には、内気導入口105および外気導入
口106が設けられ、内外気切替ケース104内には、
内気導入口105および外気導入口106の開閉を行う
開閉ダンパ107が設けられたものである。 ロ)2つめに示す車両用送風ユニットは、図14に示す
ように、実開平5−10016号公報に開示された技術
で、内外気切替ケース104に設けられた内気導入口1
05および外気導入口106より吸引される外気および
内気の吸入抵抗を低減させたものである。この車両用送
風ユニットは、遠心式送風機のスクロールケース101
を、内外気切替手段の内外気切替ケース104で覆い、
モータ103の軸方向(このモータ103の軸方向を以
下、軸方向とする)で対向する内外気切替ケース104
の両面に内気導入口105および外気導入口106を設
けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記イ)、ロ)で示し
た2つの従来の技術は、内気導入口105および外気導
入口106がスクロールケース101の径内で開口して
いた。このため、内気導入口105および外気導入口1
06の開閉を行う開閉ダンパ107は、少なくともスク
ロールケース101よりも外側の軸方向に位置した状態
で回動することとなる。この結果、従来の車両用送風ユ
ニットは、軸方向寸法が大きくなってしまう。また、車
両用送風ユニットのファン108の径方向寸法は、少な
くともファン径よりも大きなスクロールケース101の
径寸法が必要となるため、車両用送風ユニットのファン
径方向寸法も大きくなってしまう。つまり、従来の車両
用送風ユニットは、軸方向寸法と、ファン径方向寸法が
ともに大きかったため、幅の狭い空間内に設置すること
ができず、例えば車両送風ユニットを薄型に設け、車室
内スペースを拡大することができなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、薄型が可能な車両用送風ユニット
の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用送風ユニ
ットは、次の技術的手段を採用した。車両用送風ユニッ
トは、空気流を発生するファン、このファンを収納し、
前記ファンが吸引する空気を取り入れる取入口を有する
とともに前記ファンの径方向を覆う側面ケース部を有す
るファンケース、および前記ファンを回転駆動するモー
タを備えた送風機と、車室外空気を取り入れる外気導入
口および車室内空気を取り入れる内気導入口を有し、前
記外気導入口より取り入れられた車室外空気あるいは前
記内気導入口より取り入れられた車室内空気を前記取入
口に導く内外気切替ケース、前記外気導入口を開閉する
板状の外気開閉ダンパ、および前記内気導入口を開閉す
る板状の内気開閉ダンパを有した内外気切替手段とを備
える。そして、前記内外気切替ケースは、前記取入口を
覆うとともに、前記側面ケース部の少なくとも一部を覆
うように設けられるとともに、前記側面ケース部を覆う
部分に、前記外気導入口と前記内気導入口を備え、前記
外気開閉ダンパおよび前記内気開閉ダンパを収納する。
なお、外気開閉ダンパと内気開閉ダンパは共通に設けて
も良いし、別々に設けても良い。
【0006】
【発明の作用】内外気切替ケースの軸方向寸法がファン
ケースの軸方向寸法と同じ寸法に設けられても、外気導
入口と内気導入口が側面ケース部を覆う部分の内外気切
替ケースに設けられることによって、外気導入口と内気
導入口の開口面積を大きく設けることができる。また、
外気導入口と内気導入口が側面ケース部を覆う部分の内
外気切替ケースに設けられることによって、内外気切替
ケースの軸方向寸法がファンケースの軸方向寸法と同じ
寸法に設けられても、外気開閉ダンパおよび内気開閉ダ
ンパが内外気切替ケース内に収納できる。なお、内外気
切替ケースは、外気導入口あるいは内気導入口から吸い
込まれた外気あるいは内気をファンケースの取入口へ導
く空気通路を形成するために、内外気切替ケースの軸方
向寸法がファンケースの軸方向寸法より僅かに大きな寸
法に設けられる。
【0007】
【発明の効果】本発明の車両用送風ユニットは、上記の
作用で示したように、内外気切替ケースの軸方向寸法が
ファンケースの軸方向寸法より僅かに大きな寸法に設け
られても、外気導入口および内気導入口開口面積を大き
く設け、かつ外気開閉ダンパおよび内気開閉ダンパが内
外気切替ケース内で回動できるため、車両用送風ユニッ
トの軸方向寸法を大変短くできる。つまり、車両用送風
ユニットが薄くできる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の車両用送風ユニットを、図に
示す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図6は本発明の実施例を示
すもので、図1および図2は車両用送風ユニットの左側
面断面図、図3は車両用送風ユニットの上面図、図4は
車両用送風ユニットの後面図である。車両用送風ユニッ
ト1は、軸方向の寸法が小さく抑えられた薄型のもの
で、軸方向が車両の進行方向に沿い、後述する外気導入
口13が天方向に開口する状態で、助手席前部のダッシ
ュボード内に配置される。また、車両用送風ユニット1
は、車両用空気調和装置に用いられるもので、車室内に
吹き出される空気の温度を調節する温調ユニット2に外
気または内気を切り替えて供給する。なお、温調ユニッ
ト2に送られた外気または内気は、温調ユニット2で温
度が可変された後、図示しない吹出ユニットに供給さ
れ、この吹出ユニットの各吹出口(例えばフェイス吹出
口、フット吹出口、デフロスタ吹出口)から、車両の各
部へ向けて吹き出される。
【0009】車両用送風ユニット1は、温調ユニット2
および吹出ユニットを介して車室内に向かう空気流を生
じさせる送風機3、およびこの送風機3に外気または内
気を切り替えて導く内外気切替手段4を備える。送風機
3は、回転駆動されて空気を駆動し、空気流を生じさせ
る遠心式のファン5、このファン5を収納するスクロー
ルケース6(本発明のファンケース)、および通電を受
けることによってファン5を回転駆動する電動モータ7
から構成される。なお、電動モータ7は、後方側(車両
後方側)よりスクロールケース6に装着されている。
【0010】本実施例の送風ユニット1は、空気調和装
置のフェイスモード時に、フェイス吹出口から吹き出さ
れる風量が450m3 /h(大風量)を達成するよう
に、ファン5の径が150mm、軸方向寸法が65mm
のファン5を採用している。そして、ファン5を電動モ
ータ7によって3000rpmで駆動することによっ
て、上記大風量を達成する。
【0011】スクロールケース6は、収納するファン5
の発生する空気流を効率良く温調ユニット2へ導くべ
く、ファン5の径方向を覆う側面ケース部8がスクロー
ル形状に形成されている。また、スクロールケース6の
軸方向寸法は、ファン5の軸方向寸法よりやや大きい8
0mmに設けられている。スクロールケース6は、ファ
ン5が吸引する空気をスクロールケース6内に取り入れ
るベルマウス形状の取入口9、およびファン5が発生し
た空気流をスクロールケース6の外部(温調ユニット
2)へ導くダクト状の吐出口10を備える。また、本実
施例のスクロールケース6には、ファン5が装着された
電動モータ7を、スクロールケース6に装着するための
装着用開口11が設けられている(図5参照)。
【0012】電動モータ7は、図示しない電力供給装置
より供給される印加電圧に応じて、回転速度が制御され
るもので、電動モータ7の回転速度が制御されることに
よって、ファン5の発生する風量が制御される。
【0013】内外気切替手段4は、スクロールケース6
の全体を覆う内外気切替ケース12を備える(これによ
って、内外気切替ケース12は、取入口9を覆うととも
に、側面ケース部8の全てを覆う)。この内外気切替ケ
ース12の上方(天方向で、図1の上方)において側面
ケース部8を覆う部分(図1の一点鎖線Aより上の部
分)には、外気を内外気切替ケース12内に導くための
2つの外気導入口13、および内気を内外気切替ケース
12内に導くための2つの内気導入口14が設けられて
いる。2つの外気導入口13は、内外気切替ケース12
の上面(天方向側の面で、図1の上側の面)で幅広に設
けられ、2つの内気導入口14は、内外気切替ケース1
2の前面(車両進行方向側の面で、図1の左側の面)お
よび後面(車両後方側の面で、図1の右側の面)の上辺
に沿ってそれぞれが幅広に設けられている。なお、内外
気切替ケース12の上面には、外気を外気導入口13に
導くための外気導入ダクト(図示しない)が接続され
る。
【0014】また、内外気切替ケース12内には、2つ
の外気導入口13のうちの前方(図1の左側)の外気導
入口13、あるいは2つの内気導入口14のうちの前方
の内気導入口14のいずれか一方を塞ぐ板状の内外気切
替ダンパ15(本発明の外気開閉ダンパと内気開閉ダン
パとを兼ねたもの)を収納するとともに、2つの外気導
入口13の内の後方(図1の右側)の外気導入口13、
あるいは2つの内気導入口14の内の後方の内気導入口
14のいずれか一方を塞ぐ板状の内外気切替ダンパ15
(本発明の外気開閉ダンパと内気開閉ダンパとを兼ねた
もの)を収納する。
【0015】それぞれの内外気切替ダンパ15は、一辺
に内外気切替ケース12に回動自在に支持されたシャフ
ト16を備え、シャフト16を中心に回動することによ
り、外気導入口13あるいは内気導入口14のいずれか
一方を塞ぐ。なお、シャフト16は、図示しないリンク
機構を介して使用者に回動操作される。あるいは、図示
しないアクチュエータ(例えば電動サーボモータ)によ
って回動操作される。内外気切替ダンパ15には、ダン
パの回動によってダンパがスクロールケース6に接触し
ないように、スクロールケース6側に凹んだ凹部15a
が設けられている。
【0016】本実施例の内外気切替ケース12の軸方向
寸法は、150mmに設けられている。これは、軸方向
寸法が80mmのスクロールケース6を覆って、かつ内
外気切替ケース12とスクロールケース6との間に、外
気導入口13あるいは内気導入口14から吸い込まれた
外気あるいは内気をスクロールケース6の取入口9へ導
くための隙間B(図1参照)が、前面側と後面側とにそ
れぞれ35mmづつ設けられたものである。この隙間B
を小さくすることによって、車両用送風ユニット1を薄
く設けることが可能になるが、隙間Bを小さく設けるこ
とによって、通風抵抗が大きくなってしまう。そこで、
本実施例では、内気モードによるフェイスモード時に、
フェイス吹出口から吹き出される風量が450m3 /h
(大風量)を達成するように、隙間Bを図6に示すグラ
フから設定した。このグラフは、隙間Bを変化させた際
の風量変化を示す(実線C)。なお、実線Dは、参考に
示したもので、送風機3に本実施例と同一のものを用い
た従来の車両用送風ユニット(図13参照)による内気
モードによるフェイスモード時の風量(504m3
h)を示す。この図6に示すように、隙間Bを35mm
まで減少させても、従来技術の車両用送風ユニット1と
比較した風量の低下量は、40〜50m3 /hに抑えら
れ、フェイス吹出口から吹き出される風量が450m3
/h以上となる。なお、外気モードによるフェイスモー
ド時におけるフェイス吹出口から吹き出される風量は、
従来技術の車両用送風ユニット(図13参照)と比較し
た場合、風量の低下量が10m3 /hに抑えられる。
【0017】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を簡単に説明する。 (外気導入モード)外気導入モードが選択されると、図
1に示すように、2つの内外気切替ダンパ15がそれぞ
れ内気導入口14を閉じ、2つの外気導入口13が開
く。すると、図1の矢印に示すように、外気が、内外気
切替ケース12の外部から内外気切替ケース12の内部
に進入し、送風機3の取入口9に吸引される。そして、
取入口9より吸引された外気は、ファン5に駆動されて
スクロールケース6から、温調ユニット2、吹出ユニッ
トを通って車室内へ吹き出される。
【0018】(内気導入モード)内気導入モードが選択
されると、図2に示すように、2つの内外気切替ダンパ
15がそれぞれ外気導入口13を閉じ、2つの内気導入
口14が開く。すると、図2の矢印に示すように、内気
が、内外気切替ケース12の外部から内外気切替ケース
12の内部に進入し、送風機3の取入口9に吸引され
る。そして、取入口9より吸引された内気は、ファン5
に駆動されてスクロールケース6から、温調ユニット
2、吹出ユニットを通って車室内へ吹き出される。
【0019】〔実施例の効果〕本実施例の車両用送風ユ
ニット1は、軸方向の寸法が、150mm(電動モータ
7の突出分は除く)に設けられる。このため、車両用送
風ユニット1の軸方向を、車両の進行方向に沿って配置
させたことによって、車両用送風ユニット1を収納する
例えば助手席前部のフロントボードの前後方向の寸法を
薄くでき、結果的に車両助手席の室内スペースを広くと
ることができる。
【0020】〔第2実施例〕図7および図8は第2実施
例を示すもので、図7は車両用送風ユニット1の後面
図、図8は車両用送風ユニット1の上側断面図である。
本実施例は、内外気切替ケース12の前面および後面に
内気導入口20を追加したもので、この内気導入口20
は内外気切替ケース12に回動自在に支持された板状の
内気開閉ダンパ21によって開閉される。内気導入口2
0は、スクロールケース6の側面ケース部8の左側(図
7の左側)を覆う内外気切替ケース12に設けられたも
ので、内外気切替ケース12の左側の辺に沿って縦長に
設けられている。この内気導入口20は、後面のみに設
けた場合、風量が20m3 /h増大する。また、内気導
入口20を前面のみに設けた場合、風量が10m3 /h
増大する。
【0021】〔第3実施例〕図9は第3実施例を示す車
両用送風ユニット1の側面断面図である。本実施例は、
スクロールケース6の取入口9を、前面の他に、電動モ
ータ7が取り付けられる後面にも設けたもので、モータ
7の周囲に、内外気切替ケース12内に導入された外気
または内気を吸引する取入口9が設けられている。これ
によって、外気導入口13あるいは外気導入口13から
吸い込まれた外気または内気が2つの取入口9へ導かれ
るため、スクロールケース6と内外気切替ケース12と
の間の通風抵抗が減り、車両用送風ユニット1の風量が
アップする。
【0022】〔第4実施例〕図10および図11は第4
実施例を示すもので、図10は車両用送風ユニット1の
正面図、図11は内気導入モードを示す車両用送風ユニ
ットの左側面断面図である。内外気切替ケース12の前
面の内気導入口14(電動モータ7が取り付けられる側
とは異なった側の内気導入口14)から吸い込まれる空
気の流れは、後面の内気導入口14から吸い込まれる空
気の流れに比較して、非常に整っている。そこで、本実
施例では、整流空気が導入される内外気切替ケース12
の前面の内気導入口14を拡大して、内気の導入抵抗を
低減して内気の風量アップを図ったものである。
【0023】具体的には、内外気切替ケース12の前面
の内気導入口14を塞ぐ前面側の内外気切替ダンパ15
を、スクロールケース6に接触することなく回動するほ
ぼ最大面積に設け、前面側の内気導入口14の面積を前
面側の内外気切替ダンパ15によって塞がれる最大開口
に設けたものである。そして、本実施例では、第1実施
例の前面の内気導入口14の面積に比較して、5400
mm2 の面積の拡大を果たしている。なお、前面側の内
気導入口14と後面側の内気導入口14は、内気モード
時は重なり合って、2つの外気導入口13を完全に塞ぐ
ものである。
【0024】外気導入モードの作動は、第1実施例と同
様である。内気導入モードでは、前面の内気導入口14
から吸い込まれた空気は、前面側の内外気切替ダンパ1
5の付近で僅かな空気の乱れがあるものの、ほぼ整った
流れで送風機3の取入口9に吸い込まれる。後面の内気
導入口14から吸い込まれた空気は、前面側の内外気切
替ダンパ15に妨げられることなく、整った流れで送風
機3の取入口9に吸い込まれる。そして、内気モードで
は、前面側の内気導入口14の開口面積を増大したこと
により、第1実施例に比較して、約10m3 /hの風量
の増加が可能である。
【0025】〔変形例〕上記の実施例では、内外気切替
ケースが、側面ケース部の全体を覆った例を示したが、
図12に示すように、内外気切替ケース12が、側面ケ
ース部8の一部を覆うように設けても良い。上記の実施
例では、車両用送風ユニットの軸方向を車両の進行方向
に沿って配置する例を示したが、車両用送風ユニットの
軸方向を車両の幅方向に向けたり、上下方向へ向けるな
ど、他の方向へ向けて設置しても良い。上記の実施例で
は、内外気切替ケースを立方体形状に設けた例を示した
が、搭載スペース等に応じて他の形状に設けても良い。
上記の実施例では、送風機に遠心式送風機を例に示した
が、軸流式送風機に本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】外気導入モードを示す車両用送風ユニットの左
側面断面図である(第1実施例)。
【図2】内気導入モードを示す車両用送風ユニットの左
側面断面図である(第1実施例)。
【図3】車両用送風ユニットの上面図である(第1実施
例)。
【図4】車両用送風ユニットの後面図である(第1実施
例)。
【図5】スクロールケースおよび内外気切替ケースの分
解斜視図である(第1実施例)。
【図6】隙間と風量との関係を示したグラフである(第
1実施例)。
【図7】車両用送風ユニットの後面図である(第2実施
例)。
【図8】車両用送風ユニットの上側断面図である(第2
実施例)。
【図9】車両用送風ユニットの左側面断面図である(第
3実施例)。
【図10】車両用送風ユニットの正面図である(第4実
施例)。
【図11】内気導入モードを示す車両用送風ユニットの
左側面断面図である(第4実施例)。
【図12】車両用送風ユニットの断面図である(変形
例)。
【図13】車両用送風ユニットの断面図である(従来技
術)。
【図14】車両用送風ユニットの断面図である(従来技
術)。
【符号の説明】
1 車両用送風ユニット 3 送風機 4 内外気切替手段 5 ファン 6 スクロールケース(ファンケース) 7 電動モータ 8 側面ケース部 9 取入口 13 外気導入口 14 内気導入口 15 内外気切替ダンパ(外気開閉ダンパ、内気開閉ダ
ンパ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流を発生するファン、このファンを収
    納し、前記ファンが吸引する空気を取り入れる取入口を
    有するとともに前記ファンの径方向を覆う側面ケース部
    を有するファンケース、および前記ファンを回転駆動す
    るモータを備えた送風機と、 車室外空気を取り入れる外気導入口および車室内空気を
    取り入れる内気導入口を有し、前記外気導入口より取り
    入れられた車室外空気あるいは前記内気導入口より取り
    入れられた車室内空気を前記取入口に導く内外気切替ケ
    ース、前記外気導入口を開閉する板状の外気開閉ダン
    パ、および前記内気導入口を開閉する板状の内気開閉ダ
    ンパを有した内外気切替手段とを備えた車両用送風ユニ
    ットにおいて、 前記内外気切替ケースは、 前記取入口を覆うとともに、前記側面ケース部の少なく
    とも一部を覆うように設けられるとともに、 前記側面ケース部を覆う部分に、前記外気導入口と前記
    内気導入口を備え、 前記外気開閉ダンパおよび前記内気開閉ダンパを収納す
    ることを特徴とする車両用送風ユニット。
JP30945293A 1993-07-06 1993-12-09 車両用送風ユニット Pending JPH0769035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30945293A JPH0769035A (ja) 1993-07-06 1993-12-09 車両用送風ユニット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-167088 1993-07-06
JP16708893 1993-07-06
JP30945293A JPH0769035A (ja) 1993-07-06 1993-12-09 車両用送風ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0769035A true JPH0769035A (ja) 1995-03-14

Family

ID=26491238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30945293A Pending JPH0769035A (ja) 1993-07-06 1993-12-09 車両用送風ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0769035A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0924722A (ja) * 1995-05-10 1997-01-28 Nippondenso Co Ltd 車両用空調装置
JPH0924723A (ja) * 1995-05-10 1997-01-28 Nippondenso Co Ltd 車両用空調装置
JPH10109516A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Denso Corp 車両後席用空調装置
JP2014513645A (ja) * 2011-05-20 2014-06-05 ヴァレオ システム テルミク 熱交換器をバイパスする空気流路を含む加熱、換気、および/または空気調和装置
WO2019230554A1 (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社デンソー 車両用空調装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0924722A (ja) * 1995-05-10 1997-01-28 Nippondenso Co Ltd 車両用空調装置
JPH0924723A (ja) * 1995-05-10 1997-01-28 Nippondenso Co Ltd 車両用空調装置
JPH10109516A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Denso Corp 車両後席用空調装置
JP2014513645A (ja) * 2011-05-20 2014-06-05 ヴァレオ システム テルミク 熱交換器をバイパスする空気流路を含む加熱、換気、および/または空気調和装置
WO2019230554A1 (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社デンソー 車両用空調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08318727A (ja) 車両用空気調和装置
JP2780471B2 (ja) 車両用空調装置
JPH0769035A (ja) 車両用送風ユニット
JP3257547B2 (ja) 車両用空調装置
JP3205353B2 (ja) 車両用送風装置
JP3823480B2 (ja) 車両用空調装置
JP3855391B2 (ja) 車両用空調装置
JP3882357B2 (ja) 車両用空調装置
JPH11115448A (ja) 車両用空調装置
JP2005219658A (ja) 車両用空調装置の内外気切替装置
JP3814986B2 (ja) 車両用空調装置の送風ユニット
JP4457775B2 (ja) 車両用空調装置
JP3719459B2 (ja) 車両用内外気切換ユニット
JP2006264430A (ja) 車両用換気装置
JP3991410B2 (ja) 車両用空調装置の内外気ユニット
JP2006007890A (ja) 車両用空調ユニット
JP4061949B2 (ja) 車両用空調装置
JP2018008552A (ja) 空気吹出装置
JPH10175420A (ja) 自動車用空気調和装置の排気装置
JPH07246827A (ja) 車両用送風装置
JPH0725223A (ja) 車両用空気調和装置
JPH0439046Y2 (ja)
JP2003341339A (ja) ベントグリル構造
JP2004291683A (ja) 車両用空調装置
JPH1058940A (ja) 空調装置