JPH11115448A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH11115448A
JPH11115448A JP32899797A JP32899797A JPH11115448A JP H11115448 A JPH11115448 A JP H11115448A JP 32899797 A JP32899797 A JP 32899797A JP 32899797 A JP32899797 A JP 32899797A JP H11115448 A JPH11115448 A JP H11115448A
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裕 市谷
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孝行 嶋内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの内気導入口を有する2層ユニットにおい
て、内気導入口での吸込騒音による乗員の不快感を低減
する。 【解決手段】 遮音ケース部30は、例えばビス等の締
結部材にて内外気ユニット1の下方部位に取り付けられ
ている。内外気ユニット1には、車両の前方側に延び、
第2内気導入口21と連通する内気用流路31が構成さ
れる。従って、内外気ユニット1の実質的な内気導入口
は、第2内気導入口21では無く、仕切り壁2の近傍で
車両前方側に向かって開口した、遮音ケース部30と空
調ケース3とで構成される内気取入口32となる。この
ため、第2通路5bには、図1中矢印Bで示すように仕
切り壁2の近傍から、内気が導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置内
を2つの空気通路に仕切り、一方の空気通路に外気を取
り入れ、他方の空気通路に内気を取り入れて、暖房能力
の向上と防曇性の向上を両立する車両用空調装置(以
下、2層ユニット)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2層ユニットとして、特開平8−
318727号公報に記載されているものがある。この
車両用空調装置の内外気ユニットは、図15に示すよう
に内気用の第1通路100と外気用の第2通路101と
を有する。そして、内外気ユニットには、これら空気通
路100、101に対応して、1つのモータ103にて
駆動される第1のファン110および第2のファン11
1が設けられている。
【0003】内外気送風ユニットには、図中上方でモー
タ103の回転軸線方向の一端側に、第1内気導入口1
02および外気導入口104が形成されている。これら
第1内気導入口102と外気導入口104は、第1内外
気切換ドア106にて開閉される。また、内外気送風ユ
ニットには、図中下方でモータ103の回転軸線方向の
他端側に、第2内気導入口105が形成されている。こ
の第2内気導入口105は、第2内外気切換ドア107
にて開閉される。
【0004】そして、内外気送風ユニットには、第1の
ファン110と第2のファン111との各吸込口を連通
させるように連通路108が形成されており、この連通
路108は、上記第2内外気切換ドア107にて開閉さ
れる。内外気モードを上記2層モードに切り換えるに
は、第1内外気切換ドア106にて第1内気導入口10
2を閉塞するとともに、上記外気導入口104を開口す
る。一方、第1内外気切換ドア107にて連通路108
を閉塞するとともに、第2内気導入口105を開口す
る。
【0005】これにより、第1通路100には、第2内
気導入口105より内気が取り入れられ、第2通路10
1には外気導入口105より外気が取り入れられる。第
1通路100および第2通路101の両方に外気を取り
入れる場合は、第1内外気切換ドア106にて第1内気
導入口104を閉塞するとともに、外気導入口104を
開口する。さらに第2内外気切換ドア107にて連通路
108を開口するとともに、第2内気導入口105を閉
じる。これにより、外気導入口104からの外気は、図
中矢印Aで示すように第2のファン111に吸い込まれ
るとともに、図中矢印Bで示すように連通路108を通
じて第1のファン110に吸い込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような2層ユニットでは、2つの空気通路100、10
1に対応して、第1内気導入口102と第2内気導入口
105とを設けているが、このものを実際に車両に搭載
して、本発明者が検討した結果、以下の問題が発生する
ことが分かった。
【0007】例えば、本発明者は、上記2層ユニット
を、図15中上方を天方向、図中下方を地方向として車
両に搭載して見た。すると、通常、内外気送風ユニット
の上方部位には、車両のインストルメントパネル(図示
しない)が覆うようにして配置されるため、第1内気導
入口102では、インストルメントパネルが遮音壁とな
り、乗員には、第1内気導入口102での吸込騒音が聞
こえにくくなる。
【0008】しかし、インストルメントパネルは、内外
気送風ユニットの保守点検等を考慮して、車室内の下方
側が途切れている。このため、インストルメントパネル
の下方部では内外気送風ユニットが露出し、第2内気導
入口105は、丁度乗員の足元に開口する。これによ
り、第2内気導入口105での吸込騒音は、何ら妨げる
ものが無く、耳障りで不快感を与えるという問題があ
る。さらには、第2内気導入口105は、乗員の足の配
置によって騒音レベルが変化するという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、2つの内気導入口を有
する2層ユニットにおいて、内気導入口での吸込騒音に
よる乗員の不快感を低減することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1ないし4記載の発明では、内外気ユニット
(1)の上方部位に設けられ、第1通路(5a)に内気
を導入するための第1内気導入口(26)と、内外気ユ
ニット(1)のうち第1内気導入口(26)より下方部
位で、仕切り壁(2)の近傍から、第2通路(5b)に
内気を導入するようにしたことを特徴としている。
【0011】これにより、第2通路には、車室内の前
方、かつ仕切り壁の近傍で、乗員から離れた位置から内
気が導入されるため、ここでの吸込騒音は、乗員には聞
こえにくい。これにより、吸込騒音による乗員の不快感
を低減できる。また、請求項2記載の発明では、内外気
ユニット(1)のうち、下方部位に設けられ、第2通路
(5b)に内気を導入するための第2内気導入口(2
1)と、第2内気導入口(21)を開閉する開閉部材
(27)とを有し、内外気ユニット(1)には、車両の
前方側に延び、第2内気導入口(21)と連通する内気
用流路(31)を構成する遮音ケース部(30)が接続
されていることを特徴としている。
【0012】これにより、第2内気導入口の形成位置に
係わらず、遮音ケース部により第2通路に仕切り壁の近
傍から内気を導入することができる。また、請求項4記
載の発明では、内外気ユニット(1)と車両幅方向に並
ぶように配置され、空気の温度を調整する温調ユニット
(10)を有し、第1、第2のファン(6a、6b)
は、内外気ユニット(1)のうち車両前方部位で、車両
幅方向に空気を前記温調ユニット(10)に吹き出すよ
うになっており、温調ユニット(10)は、前記内外気
ユニット(1)から吹き出される空気が、車両前方側か
ら車両後方側に向かって流れるようになっていることを
特徴としている。
【0013】これにより、第2内気導入口は内外気ユニ
ットの車両後方側に形成せざるを得ないが、上記遮音ケ
ース部により第2通路に仕切り壁の近傍から内気を導入
することができる。また、請求項5記載の発明では、イ
ンストルメントパネル(P)のうち助手席側、かつ内外
気ユニット(1)の車両後方側には、内外気ユニット
(1)と対向配置されて、物品を収納する容器状の収納
部材(20)が設けられて車両に搭載される車両用空調
装置に適用され、第2内気導入口(21)は、収納部材
(20)のうち車両前方側の外壁面(20a)と対向す
る位置に設けられていることを特徴としている。
【0014】これにより、車室内側へ伝わる第2内気導
入口での吸込騒音は、上記外壁面に遮蔽されることにな
り、この吸込騒音は乗員に聞こえにくくなる。この結
果、吸込騒音による乗員の不快感を低減できる。また、
請求項6記載の発明では、外壁面(20a)には、第2
内気導入口(21)での吸込騒音を吸音する吸音部材
(33)が設けられていることを特徴としている。
【0015】これにより、第2内気導入内での吸込騒音
は、吸音部材にて吸音されることで小さくなり、乗員に
聞こえなくなる。この結果、吸込騒音による乗員の不快
感をさらに低減できる。また、請求項7記載の発明で
は、内外気ユニット(1)の上方部位で、インストルメ
ントパネル(P)内の上方側に配置され、前記第1通路
に内気を導入するための第1内気導入口(26)を有
し、内外気ユニット(1)の上方部位、かつ第1内気導
入口(26)と近接して、第2通路に内気を導入するた
めの第2内気導入口(21)を配置したことを特徴とし
ている。
【0016】これにより、第2内気導入口が内外気ユニ
ットの下方部位に設けられている場合に比べて、インス
トルメントパネルが遮音壁の役目を果たすため、第2内
気導入口での吸込騒音を低減できる。この結果、吸込騒
音による乗員の不快感を低減できる。また、請求項9記
載の発明では、内外気ユニット(1)のうち第1内気導
入口(26)より下方部位で、車両の幅方向に向かって
開口し、車両の前記幅方向のうち助手席側の車室内壁と
対向配置され、第2通路(5b)に内気を導入する第2
内気導入口(21)を有することを特徴としている。
【0017】これにより、第2内気導入口は、乗員に向
かって開口するので無く、車両の幅方向に向かって開口
しているため、第2内気導入口での吸込騒音は、車室内
の乗員および全域に向かって広がらない。このため、乗
員が実際に耳にする吸込騒音を低減できる。また、運転
者を中心に考えると、第2内気導入口が助手席側の車室
内壁の近傍に開口しているため、ここでの吸込騒音を、
運転者に聞こえにくくすることができる。この結果、吸
込騒音による乗員の不快感を低減できる。
【0018】また、請求項11記載の発明では、内外気
ユニット(1)と車両幅方向に並ぶように配置され、空
気の温度を調整する温調ユニット(10)を有し、第
1、第2のファン(6a、6b)は、内外気ユニット
(1)のうち車両前方部位で、車両幅方向に空気を前記
温調ユニット(10)に吹き出すようになっており、温
調ユニット(10)は、内外気ユニット(1)から吹き
出される空気が、車両前方側から車両後方側に向かって
流れるようになっており、第2内気導入口(21)を、
前記運転席側に向かって開口させて前記温調ユニット
(10)の助手席側外壁(52)と対向配置したことを
特徴としている。
【0019】これにより、第2内気導入口は、車両の幅
方向の運転席側に向かって開口しているため、第2内気
導入口での吸込騒音は、車室内の後方全域に向かって広
がらない。このため、乗員が実際に耳にする吸込騒音を
低減でき、吸込騒音による乗員の不快感を低減できる。
また、助手席者を中心に考えると、運転席側に向かって
開口しているため、ここでの吸込騒音を、助手席者に聞
こえにくくすることができる。一方、運転者を中心に考
えると、第2内気導入口は自分の方に開口しているので
あるが、第2内気導入口は温調ユニットの助手席側外壁
と対向配置されているため、丁度吸込騒音源である第2
内気導入口と運転者との間には、温調ユニットが存在
し、上記助手席側外壁が遮音壁の役割を果たす。これに
より、助手席者だけで無く、吸込騒音を、運転者にも聞
こえにくくすることができる。
【0020】
【発明の実施形態】
(第1実施形態)図1に本実施形態における車両用空調
装置の内外気ユニット1の搭載図を示す。図2に図1中
上方から下方に向けてみた内外気ユニット1の上面図を
示す。なお、本例の車両用空調装置は、右ハンドル車用
のものである。
【0021】内外気ユニット1は、車両用空調装置の最
空気上流部を構成するものである。内外気ユニット1
は、車室内のうち車両前方側の意匠面をなすインストル
メントパネルPの車両前方側に配置されている。内外気
ユニット1は、エンジンルーム(E/G)と車室内とを
区画する鉄板製の仕切り壁2の車両後方側に配置されて
いる。
【0022】つまり、内外気ユニット1は、仕切り板2
とインストルメントパネルPとの間に配置されている。
また、インストルメントパネルPのうち助手席側、かつ
前記内外気ユニット1の車両後方側には、内外気ユニッ
ト1と対向配置されて、物品を収納する容器状の収納部
材(以下、グローボックス20)が設けられている。グ
ローボックス20は、インストルメントパネルPに回動
可能に支持された回動軸20bにて、図1中矢印C方向
に回動するようになっている。これにより、グローボッ
クス20の開閉が行える。
【0023】内外気ユニット1は、車室内への空気流路
をなす空調ケース3を有する。空調ケース3内は、水平
方向に延びる仕切り板4にて2つの通路に仕切られてい
る。具体的には、空調ケース3は、流路がスクロール状
となるスクロールケース部3aを有し、このスクロール
ケース部3a内が、仕切り板4にて上下(天地)方向に
仕切られて、上下方向に並ぶように第1、第2通路5
a、5bが形成されている。
【0024】第1、第2通路5a、5bの空気下流側に
は、空調風の温度を調整する温調ユニット10が配置さ
れている(図3参照)。温調ユニット10は、実際には
上記内外気ユニット1と車両幅方向に並び、車両幅方向
の中央部位に配置されており、これを図3に模式的に示
した。簡単に温調ユニット10について図3に基づき説
明する。温調ユニット10内は、仕切り板11にて2つ
の通路(第1通路5a、第2通路5bとする)に仕切ら
れている。温調ユニット10内には、冷却用熱交換器で
ある周知のエバポレータ12が配置されている。また、
温調ユニット10内で、エバポレータ12の空気下流側
(車両後方側)には、周知のヒータコア等にて構成され
る温度調整部13が設けられている。温度調整部13
は、エバポレータ12を通過した空気の加熱量を調整す
ることで、空調風の温度を調整する。
【0025】この温度調整部13は、例えば車両のエン
ジン冷却水を熱源とするヒータコアや、エバポレータ1
2を通過した冷風のうち、ヒータコアを通過する風量を
調整する周知のエアミックスドア等からなる。そして、
内外気ユニット1から吹き出される空気は、図3中紙面
表側から裏側に向かって流れ、空気取入口50a、50
bから取り入れられ、車両幅方向に流れて、温調ユニッ
ト10内に導入される。温調ユニット10内に導入され
た空気は、図3中矢印Aで示すように車両前方側から車
両後方側に流れるように向きを変えて、エバポレータ1
2や上記ヒータコアを通過する。
【0026】温度調整部13の空気下流側には、乗員の
上半身に向けて空調風を送風する上半身用送風路をなす
フェイス用送風路14、車両のフロントガラス15(図
1参照)に向けて空調風を送風するデフロスタ用送風路
16、および乗員の下半身に向けて空調風の送風する下
半身用送風路をなすフット用送風路17が形成されてい
る。
【0027】これら送風路14、16、17は、開閉部
材である吹出口切換ドア18、19にて開閉される。こ
れにより、以下の吹出口モードが切換可能となる。(デ
フロスタモード)吹出口切換ドア18にて、デフロスタ
用送風路16を開口するとともに、フェイス用送風路1
4を閉塞し、さらに吹出口切換ドア19にてフット用送
風路17を閉塞する。これにより、空調風は、デフロス
タ用送風路16のみに送風される。
【0028】(フェイスモード)吹出口切換ドア18に
て、デフロスタ用送風路16を閉塞するとともに、フェ
イス用送風路14を開口し、さらに吹出口切換ドア19
にてフット用送風路17を閉塞する。これにより、空調
風は、フェイス用送風路14のみに送風される。(バイ
レベルモード)吹出口切換ドア18にて、デフロスタ用
送風路16を閉塞するとともに、フェイス用送風路14
を開口し、さらに吹出口切換ドア19にてフット用送風
路17を開口する。これにより、空調風は、フェイス用
送風路14とフット用送風路17の双方に送風される。
【0029】(フットモード)吹出口切換ドア18に
て、デフロスタ用送風路16を開口するとともに、フェ
イス用送風路14を閉塞し、さらに吹出口切換ドア19
にてフット用送風路17を開口する。これにより、空調
風は、デフロスタ用送風路16とフット用送風路17の
双方に送風される。
【0030】上述の内外気ユニット1の説明を続ける
と、第1通路5aおよび第2通路5b内には、図1、2
に示すようにそれぞれ車室内への空気流を発生するファ
ン6a、6bが配置されている。ファン6a、6bは、
本例では遠心式多翼ファン(シロッコファン)であり、
樹脂にて一体形成されている。これらファン6a、6b
は、回転軸線方向が上下方向を向くように配置されてい
る。つまり、ファン6a、6bは、この軸線方向(上下
方向)の両側から吸い込む両吸込式のファンとなってい
る。そして、ファン6aは、上方から下方に向けて空気
を吸い込み、ファン6bは、下方から上方に向けて空気
を吸い込む。
【0031】そして、本例では、上述の温調ユニット1
0では、車両前方側から空気を導入する必要があるた
め、スクロールケース部3aの空気吹出部3cが車両前
方に配置されている(図1、2参照)。つまり、ファン
6a、6bは、内外気ユニット1のうち車両前方部位
で、車両幅方向に空気を上記温調ユニット10に吹き出
すように配置されており、温調ユニット10は、内外気
ユニット1から吹き出される空気が、車両前方側から車
両後方側に向かって流れるようになっている。
【0032】ファン6a、6bは、図1に示すように1
つの電動モータ7にて一体的に駆動され、この電動モー
タ7は、下方から上方に向かってファン6aの吸込口か
ら挿入されている。従って、ファン6aの吸込抵抗は、
電動モータ7により大きくなり、空調風の風量がでにく
くなる。そこで、本例では電動モータ7の吸込抵抗の増
加分を見込んで、ファン6aの送風能力を高めるため
に、ファン6aよりファン径を大きくしている。
【0033】なお、電動モータ7は、取り付けステー8
にてスクロールケース部3aの外壁面に取り付けられて
いる。内外気ユニット1の上方部位には、第1通路5a
に内気を導入するための第1内気導入口26と、第1通
路5aおよび第2通路5bに外気を導入するための外気
導入口22が形成されている。
【0034】外気導入口22は、図1に示すように仕切
り壁2の上方部位に開口した外気取入口23と、ダクト
24にて連通している。第1内気導入口26は、インス
トルメントパネルP内の上方部位に開口している。ま
た、これら外気導入口22および第1内気導入口26
は、ファン6aの上方部位に形成されており、開閉部材
である第1内外気切換ドア25にて選択的に切り換えら
れるようになっている。
【0035】内外気ユニット1内で、第1内気導入口2
6とファン6aとの間には、塵埃を除去するフィルター
部材40が設けられている。このフィルター部材40
は、容易に脱着可能となっており、フィルター部材40
の内外気ユニット1から取り外しは、以下のように行
う。先ず、グローボックス20をインストルメントパネ
ルPから取り外す。すると、フィルター部材40を取り
出すための蓋部41が車室内に露出する。さらにこの蓋
部41を取り外すと、フィルター部材40の端部が車室
内に露出して、この露出した部分を取っ手として、フィ
ルター部材40を車両後方側に引き抜く。これにより、
フィルター部材40を内外気ユニット1から取り外すこ
とができる。なお、フィルター部材40を内外気ユニッ
ト1内に装着する場合は、上述の手順を逆に行う。
【0036】内外気ユニット1の下方部位で、ファン6
bの下方部位には、第2通路5bに内気を導入するため
の第2内気導入口21が形成されている。この第2内気
導入口21は、開閉部材である第2内外気切換ドア27
にて開閉される。さらに内外気ユニット1内には、車両
後方側に、上下方向へ延びるようにして外気導入口22
とファン6bの吸込口28とを連通する連通路29が設
けられている。この連通路29は、上記第2内外気切換
ドア27にて開閉される。まり、第2内外気切換ドア2
7は、前記第2内気導入口21と連通路29を選択的に
開閉するようになっている。
【0037】連通路29は、第1通路5aおよび第2通
路5bに共に外気を導入する全外気モードを達成するた
めにある。全外気モードでは、第1内外気切換ドア25
が、第1内気導入口26を閉塞するとともに、外気導入
口22を開口し、第2内外気切換ドア27が第2内気導
入口21を閉塞して、連通路29を開口する。これによ
り、第1通路5aには、外気導入口22から外気が導入
され、第2通路5bには、図1中矢印Eで示すように外
気導入口22から連通路29を通じて外気が導入され
る。
【0038】また、本例では、上記全外気モードの他
に、内外気モードとして全内気モードと2層モードとが
切換可能となっている。全内気モードでは、第1内外気
切換ドア25が、第1内気導入口26を開口するととも
に外気導入口22を閉塞し、第2内外気切換ドア27が
第2内気導入口21を開口するとともに、連通路29を
閉塞する。これにより、第1通路5aには、第1内気導
入口26から内気が導入され、第2通路5bには、第2
内気導入口21から内気が導入される。
【0039】2層モードでは、第1内外気切換ドア25
が、第1内気導入口26を閉塞するとともに外気導入口
22を開口し、第2内外気切換ドア27が第2内気導入
口21を開口するとともに、連通路29を閉塞する。こ
れにより、第1通路5aには、外気導入口22から内気
が導入され、第2通路5bには、第2内気導入口21か
ら内気が導入される。
【0040】この結果、上記フットモードにおいては、
第1通路5aに比較的低湿な外気が導入されるので、フ
ロントガラス15の防曇性を確保でき、さらに第2通路
5bには、比較的高温の内気が導入されることで、暖房
能力を向上できる。ここで、上述の全外気モードは、連
通路29を設けなくても、例えば、内外気ユニット1の
下方部位に、もう1つ外気導入口を設ければ達成でき
る。しかし、このようにすると、この外気導入口と外気
取入口23とを連通させるために上述のようなダクト2
4を設ける必要がある。
【0041】このため、ダクト24のとりまわしが複雑
になったり、もう1つ外気取入口23を形成する必要が
あるため、実用上好ましくない。そこで、本例では、上
述のような連通路29を設けることで、1つの外気導入
口24にて容易に全外気モードを達成できる。また、連
通路29は、図1に示すように内外気ユニット1のう
ち、車両後方側に形成されているが、この理由は、以下
の通りである。本例では、上述したようにスクロールケ
ース部3aの吹出部3cが、内外気ユニット1の車両前
方側に配置されている。このため、連通路29を吹出部
3cと同様に車両前方側に形成しようとすると、空調ケ
ース3の形状が複雑になったり、内外気ユニット1の車
両前後方向の体格が大きくなる。
【0042】また、連通路29と第2内気導入口21と
が、1つのドア部材である第2内外気切換ドア27にて
選択的に開閉されるようにしており、上記2層モードを
達成するためには、第2内外気切換ドア27は、ファン
6bより車両後方側に配置する必要がある。このため、
本例では、第2内気導入口21は、内外気ユニット1の
うち車両前方側に形成せざるを得ない。さらに、第2内
気導入口21は、当然ながら車室内と連通する必要があ
り、さらにインストルメントパネルPは、図1に示すよ
うに内外気ユニット1の保守点検等を考慮して、車室内
の下方側が途切れて内外気ユニット1が露出している。
【0043】従って、本例では、上記2層モードおよび
全内気モードにおいて、第2内気導入口21から内気を
導入してしまうと、第2内気導入口21が丁度乗員の足
元に開口することになる。これにより、第2内気導入口
21での吸込騒音は、何ら妨げるものが無く、耳障りで
不快感を与える。さらには、この吸込騒音は、乗員の足
(F)の配置によって騒音レベルが変化する。
【0044】そこで、本例では、図1に示すように内外
気ユニット1には、この騒音レベルを低減すべく遮音ケ
ース部30が接続されている。この遮音ケース部30の
単体図を図4に示す。遮音ケース部30は、ポリプロピ
レン等の樹脂材にて形成されている。遮音ケース部30
は、四角平板状の底部30aを底面とした容器のうち、
一壁部を取り除いたような形状に形成されている。
【0045】そして、遮音ケース部30は、例えばビス
等の締結部材にて内外気ユニット1の下方部位に取り付
けられている。すると、図1に示すように内外気ユニッ
ト1には、車両の前方側に延び、第2内気導入口21と
連通する内気用流路31が構成される。従って、内外気
ユニット1の実質的な内気導入口は、第2内気導入口2
1では無く、仕切り壁2の近傍で車両前方側に向かって
開口した、遮音ケース部30と空調ケース3とで構成さ
れる内気取入口32となる。
【0046】このため、第2通路5bには、図1中矢印
Bで示すように仕切り壁2の近傍から、内気が導入され
る。これにより、遮音ケース部30が無い場合に比べ
て、第2内気導入口21での吸込騒音は、第2内気導入
口21が遮音ケース部30にて覆われることで、遮音ケ
ース部30が遮音される。この結果、第2内気導入口2
1での騒音が低減される。
【0047】さらに内気取入口32が、車室内の最前方
で仕切り壁2の近傍で、乗員から離れた位置に形成され
ているため、ここでの吸込騒音は、乗員には聞こえにく
い。これにより、乗員が実際に耳にする内気取入口32
での吸込騒音を低減できる。この結果、乗員への不快感
を低減できる。なお、図5に本発明者が検討した実験デ
ータを示し、斜線の部分が本発明の騒音低減効果を表
す。また、この実験条件は、電動モータ7に12Vを印
加して、ファン6a、6bを最大能力で使用した。
【0048】また、このように内気取入口32を仕切り
壁2の近傍に設けることで、乗員の足Fの位置によっ
て、内気取入口32での吸込騒音の変化をも低減でき
る。さらに本例では、図1に示すように遮音ケース部3
0の底面を平面状に形成しているため、内外気ユニット
1の上下方向の体格を小さくできる。 (第2実施形態)次に本発明の第2実施形態について説
明する。本例では、上記第1実施形態と比べて、上記遮
音ケース部30を設けておらず、さらに第2内気導入口
21の形成位置が異なる。
【0049】本例における第2内気導入口21は、図6
に示すようにグローボックス20のうち車両前方側の外
壁面20aと対向する位置に設けられている。これによ
り、車室内側へ伝わる第2内気導入口21での吸込騒音
は、上記外壁面20aに遮蔽されることになり、この吸
込騒音は乗員に聞こえにくくなる。この結果、第2内気
取入口21での吸込騒音を低減でき、乗員の不快感を低
減できる。図7に本発明者が検討した実験データを示
す。
【0050】この実験データは、上記第1実施形態と同
じ条件で、第1実施形態における遮音ケース部30を設
けなかったものと、本例とを比較したものである。図中
斜線部部分が騒音低減量を表し、これを見て分かるよう
に特に乗員にとって耳障りな周波数1kHz付近の騒音レ
ベルが低減されていることが分かる。 (第3実施形態)次に本発明の第2実施形態について説
明する。
【0051】本例では、さらに上記第2実施形態に加え
て、外壁面20aに第2内気導入口21での吸込騒音を
吸音する吸音部材33が設けられている。この吸音部材
33は、例えば発泡密度の高いウレタンフォーム等に
て、板状に形成されており、外壁面20に接着材等にて
はりつけられている。これにより、第2内気導入内21
での吸込騒音は、吸音部材33にて吸音されることで小
さくなり、乗員に聞こえなくなる。この結果、吸込騒音
をさらに低減でき、乗員への不快感を低減できる。な
お、図9に本発明者が検討した実験データを示す。
【0052】この実験データは、上記第1実施形態と同
じ条件で、第1実施形態における遮音ケース部30を設
けなかったものと、本例とを比較したものである。 (第4実施形態)次に本発明の第4実施形態について説
明する。本例では上記各実施形態と比べて、第2内気導
入口21の形成位置が異なる。図10に本例における内
外気ユニット1の構成図を示す。
【0053】本例における第2内気導入口21は、内外
気ユニット1の上方部位、かつインストルメントパネル
P内の上方側に、第1内気導入口26と近接して配置さ
れている。このため、第2内気導入口21が内外気ユニ
ット1の下方部位に設けられている場合に比べて、イン
ストルメントパネルPが遮音壁の役目を果たすため、第
2内気導入口21での吸込騒音を低減できる。
【0054】また、このように第1内気導入口26およ
び第2内気導入口21と近接して設けることで、全内気
モードにおいて1つのフィルター部材40にて、第1、
第2通路5a、5bの両方に導入される内気に含まれる
塵埃等を除去できる。 (第5実施形態)次に本発明の第5実施形態について説
明する。本例では、上記各実施形態において、上記連通
路29と第2内気導入口21の形成位置が異なる。図1
1に本例の車両用空調装置の概略車両搭載図を示す。図
12に図11中上方から下方に向けて見た上面概略図を
示す。
【0055】本例の連通路29は、内外気ユニット1の
うち、第1、第2のファン6a、6bの助手席側に形成
されている。さらに、上記第2内気導入口21は、第
1、第2のファン6a、6bの助手席側で、連通路29
に開口形成されている。そして、第2内気導入口21
は、車両の幅方向に向かって開口し、車両の幅方向のう
ち助手席側の車室内壁51と対向配置されている。つま
り、内外気ユニット1は、車室内の最前方部位に配置さ
れているとともに、第2内気導入口21は、乗員に向か
って開口するので無く、車両の幅方向に向かって開口し
ているため、第2内気導入口21での吸込騒音は、車室
内の乗員および全域に向かって広がらない。このため、
乗員が実際に耳にする吸込騒音を低減できる。
【0056】また、運転者を中心に考えると、第2内気
導入口21が助手席側の車室内壁51の近傍に開口して
いるため、ここでの吸込騒音を、運転者に聞こえにくく
することができる。 (第6実施形態)次に本発明の第6実施形態について説
明する。本例では、さらに上記各実施形態において、上
記連通路29と第2内気導入口21の形成位置が異な
る。図13に本例の車両用空調装置の概略車両搭載図を
示す。図14に図13中上方から下方に向けて見た上面
概略図を示す。
【0057】本例の連通路29は、図13、図14に示
すように内外気ユニット1のうち第1、第2のファン6
a、6bと前記温調ユニット(10)との間に位置して
いる。第2内気導入口21は、この連通路29に開口形
成されている。さらに第2内気導入口21は、図13、
図14に示すように運転席側に向かって開口させて、温
調ユニット10の外壁のうち助手席側の助手席側外壁5
2に対向配置されている。なお、この外壁52とは、上
記エバポレータ12やヒータコアを収納する樹脂性のケ
ース部材である。
【0058】つまり、内外気ユニット1は、車室内の最
前方部位に配置されているとともに、第2内気導入口2
1は、車両の幅方向の運転席側に向かって開口している
ため、第2内気導入口21での吸込騒音は、車室内の後
方全域に向かって広がらない。このため、乗員が実際に
耳にする吸込騒音を低減できる。また、助手席者を中心
に考えると、運転席側に向かって開口しているため、こ
こでの吸込騒音を、助手席者に聞こえにくくすることが
できる。一方、運転者を中心に考えると、第2内気導入
口21は自分の方に開口しているのであるが、丁度吸込
騒音源である第2内気導入口21と運転者との間には、
温調ユニット10が存在し、上記外壁52が遮音壁の役
割を果たす。これにより、助手席者だけで無く、運転者
にも聞こえにくくすることができる。
【0059】(変形例)上記各実施形態において、内外
気ユニット1と温調ユニット10とのレイアウトを説明
したが、本発明はこれに限らず、どのようなレイアウト
に適用しても良い。また、上記第5実施形態において、
内壁51のうち第2内気導入口21に対向する部位に、
上記第3実施形態のような吸音部材を配置しても良い。
【0060】また、上記第6実施形態において、外壁5
2のうち第2内気導入口21に対向する部位に、上記第
3実施形態のような吸音部材を配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における内外気ユニット
の車両搭載図である。
【図2】上記第1実施形態における内外気ユニットの上
面図である。
【図3】本発明の第1〜第4実施形態における温調ユニ
ットの構成図である。
【図4】上記第1実施形態における遮音ケース部の単体
図である。
【図5】上記第1実施形態の効果を表す実験データであ
る。
【図6】本発明の第2実施形態における内外気ユニット
の車両搭載図である。
【図7】上記第2実施形態の効果を表す実験データであ
る。
【図8】本発明の第3実施形態における内外気ユニット
の車両搭載図である。
【図9】上記第3実施形態の効果を表す実験データであ
る。
【図10】本発明の第4実施形態における内外気ユニッ
トの車両搭載図である。
【図11】本発明の第5実施形態における内外気ユニッ
トの車両搭載図である。
【図12】図11を上方から下方に向けて見た概略上面
図である。
【図13】本発明の第6実施形態における内外気ユニッ
トの車両搭載図である。
【図14】図13を上方から下方に向けて見た概略上面
図である。
【図15】従来の内外気ユニットの構成図である。
【符号の説明】
1…内外気ユニット、3…空調ケース、5a…第1通
路、5b…第2通路、26…第1内気導入口。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ケース(3)内を2つの第1、第2
    通路(5a、5b)に仕切り、前記第1通路(5a)に
    外気を導入するとともに、第2通路(5b)に内気を導
    入可能となっており、車両のインストルメントパネル
    (P)の車両前方側、かつエンジンルーム(E/G)と
    車室内とを仕切る仕切り壁(2)の車両後方側に配置さ
    れた内外気ユニット(1)を有する車両用空調装置であ
    って、 前記内外気ユニット(1)の上方部位に設けられ、前記
    第1通路(5a)に内気を導入するための第1内気導入
    口(26)と、 前記内外気ユニット(1)のうち前記第1内気導入口
    (26)より下方部位で、前記仕切り壁(2)の近傍か
    ら、前記第2通路(5b)に内気を導入するようにした
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記内外気ユニット(1)のうち、前記
    下方部位に設けられ、前記第2通路(5b)に内気を導
    入するための第2内気導入口(21)と、 前記第2内気導入口(21)を開閉する開閉部材(2
    7)とを有し、 前記内外気ユニット(1)には、車両の前方側に延び、
    前記第2内気導入口(21)と連通する内気用流路(3
    1)を構成する遮音ケース部(30)が接続されている
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記内外気ユニット(1)の上方部位に
    設けられ、前記第1通路に外気を導入するための外気導
    入口(22)と、 前記外気導入口(22)と前記第1内気導入口(26)
    とを開閉する内外気開閉部材(25)と、 前記第1、第2通路(5a、5b)それぞれに車室内に
    向かう空気流を発生するとともに、回転軸線方向が上下
    方向を向くように配置された第1、第2のファン(6
    a、6b)とを有し、 前記第1のファン(6a)は、上方から下方に向けて空
    気を吸い込むようになっており、前記第2のファン(6
    b)は、下方から上方に向けて空気を吸い込むようにな
    っており、 前記外気導入口(22)および前記第1内気導入口(2
    6)は、前記第1、第2のファン(6a、6b)の上方
    部位に形成されており、 前記第2内気導入口(21)は、前記第1、第2のファ
    ン(6a,6b)の下方部位に形成されており、 前記内外気ユニット(1)内には、車両後方側に、上下
    方向に延びるようにして前記外気導入口(22)と前記
    第2のファン(6b)の吸込口(28)とを連通する連
    通路(29)が設けられており、 前記開閉部材(27)は、前記第2内気導入口(21)
    と前記連通路(29)を開閉するようになっていること
    を特徴とする請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記内外気ユニット(1)と車両幅方向
    に並ぶように配置され、空気を温度を調整する温調ユニ
    ット(10)を有し、 第1、第2のファン(6a、6b)は、前記内外気ユニ
    ット(1)のうち車両前方部位で、車両幅方向に空気を
    前記温調ユニット(10)に吹き出すようになってお
    り、 前記温調ユニット(10)は、前記内外気ユニット
    (1)から吹き出される空気が、車両前方側から車両後
    方側に向かって流れるようになっていることを特徴とす
    る請求項3記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 空調ケース(3)内を仕切ることで設け
    られた2つの第1、第2通路(5a、5b)と、前記第
    1通路(5a)に内気を導入するための第1内気導入口
    (26)と、前記第2通路(5b)に内気を導入するた
    めの第2内気導入口(21)と、少なくとも前記第2通
    路(5b)に外気を導入するための外気導入口(22)
    とを有するとともに、車両のインストルメントパネル
    (P)の車両前方側に配置された内外気ユニット(1)
    を備え、 前記インストルメントパネル(P)のうち助手席側、か
    つ前記内外気ユニット(1)の車両後方側には、前記内
    外気ユニット(1)と対向配置されて、物品を収納する
    容器状の収納部材(20)が設けられて車両に搭載され
    る車両用空調装置に適用され、 前記第2内気導入口(21)は、前記収納部材(20)
    のうち車両前方側の外壁面(20a)と対向する位置に
    設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記外壁面(20a)には、前記第2内
    気導入口(21)での吸込騒音を吸音する吸音部材(3
    3)が設けられていることを特徴とする請求項5記載の
    車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 空調ケース(3)内を2つの第1、第2
    通路(5a、5b)に仕切り、前記第1通路(5a)に
    内気を導入し、前記第2通路(5b)に外気を導入可能
    となっており、車両のインストルメントパネル(P)の
    車両前方側に配置された内外気ユニット(1)を有する
    る車両用空調装置であって、 前記内外気ユニット(1)の上方部位で、前記インスト
    ルメントパネル(P)内の上方側に配置され、前記第1
    通路に内気を導入するための第1内気導入口(26)を
    有し、 前記内外気ユニット(1)の上方部位、かつ前記第1内
    気導入口(26)と近接して、前記第2通路に内気を導
    入するための第2内気導入口(21)を配置したことを
    特徴とする車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記内外気ユニット(1)内で、前記第
    1内気導入口(26)と前記第2内気導入口(21)と
    の空気下流側に、塵埃を除去する1つのフィルター部材
    (40)が設けられていることを特徴とする請求項7記
    載の車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 空調ケース(3)内を2つの第1、第2
    通路(5a、5b)に仕切り、前記第1通路(5a)に
    外気を導入するとともに、第2通路(5b)に内気を切
    換導入し、車両のインストルメントパネル(P)の車両
    前方側に配置される内外気ユニット(1)を有する車両
    用空調装置であって、 前記内外気ユニット(1)の上方部位に設けられ、前記
    第1通路(5a)に内気を導入するための第1内気導入
    口(26)と、 前記内外気ユニット(1)のうち前記第1内気導入口
    (26)より下方部位で、車両の幅方向に向かって開口
    し、車両の前記幅方向のうち助手席側の車室内壁と対向
    配置され、前記第2通路(5b)に内気を導入する第2
    内気導入口(21)とを有することを特徴とする車両用
    空調装置。
  10. 【請求項10】 前記内外気ユニット(1)の上方部位
    に設けられ、前記第1通路に外気を導入するための外気
    導入口(22)と、 前記外気導入口(22)と前記第1内気導入口(26)
    とを開閉する内外気開閉部材(25)と、 前記第1、第2通路(5a、5b)それぞれに車室内に
    向かう空気流を発生するとともに、回転軸線方向が上下
    方向を向くように配置された第1、第2のファン(6
    a、6b)とを有し、 前記第1のファン(6a)は、上方から下方に向けて空
    気を吸い込むようになっており、前記第2のファン(6
    b)は、下方から上方に向けて空気を吸い込むようにな
    っており、 前記外気導入口(22)および前記第1内気導入口(2
    6)は、前記第1、第2のファン(6a、6b)の上方
    部位に形成されており、 前記内外気ユニット(1)内には、前記第1、第2のフ
    ァン(6a、6b)の助手席側に、上下方向に延びるよ
    うにして前記外気導入口(22)と前記第2のファン
    (6b)の吸込口(28)とを連通する連通路(29)
    が設けられており、 前記第2内気導入口(21)は、前記第1、第2のファ
    ン(6a、6b)の助手席側で、前記連通路(29)に
    開口形成されており、 前記開閉部材(27)は、前記第2内気導入口(21)
    と前記連通路(29)を開閉するようになっていること
    を特徴とする請求項9記載の車両用空調装置。
  11. 【請求項11】 空調ケース(3)内を2つの第1、第
    2通路(5a、5b)に仕切り、前記第1通路(5a)
    に外気を導入するとともに、第2通路(5b)に内気を
    切換導入し、車両のインストルメントパネル(P)の車
    両前方側に配置される内外気ユニット(1)を有する車
    両用空調装置であって、 前記内外気ユニット(1)は、その上方部位に前記第1
    通路(5a)に内気を導入するための第1内気導入口
    (26)が設けられており、 前記内外気ユニット(1)は、前記内外気ユニット
    (1)のうち前記第1内気導入口(26)より下方部位
    で、前記第2通路(5b)に内気を導入する第2内気導
    入口(21)が設けられており、 前記内外気ユニット(1)と車両幅方向に並ぶように配
    置され、空気の温度を調整する温調ユニット(10)を
    有し、 第1、第2のファン(6a、6b)は、前記内外気ユニ
    ット(1)のうち車両前方部位で、車両幅方向に空気を
    前記温調ユニット(10)に吹き出すようになってお
    り、 前記温調ユニット(10)は、前記内外気ユニット
    (1)から吹き出される空気が、車両前方側から車両後
    方側に向かって流れるようになっており、 前記第2内気導入口(21)を、前記運転席側に向かっ
    て開口させて前記温調ユニット(10)の助手席側外壁
    (52)と対向配置したことを特徴とする車両用空調装
    置。
  12. 【請求項12】 前記内外気ユニット(1)の上方部位
    に設けられ、前記第1通路に外気を導入するための外気
    導入口(22)と、 前記外気導入口(22)と前記第1内気導入口(26)
    とを開閉する内外気開閉部材(25)と、 前記第1、第2通路(5a、5b)それぞれに車室内に
    向かう空気流を発生するとともに、回転軸線方向が上下
    方向を向くように配置された第1、第2のファン(6
    a、6b)とを有し、 前記第1のファン(6a)は、上方から下方に向けて空
    気を吸い込むようになっており、前記第2のファン(6
    b)は、下方から上方に向けて空気を吸い込むようにな
    っており、 前記外気導入口(22)および前記第1内気導入口(2
    6)は、前記第1、第2のファン(6a、6b)の上方
    部位に形成されており、 前記内外気ユニット(1)内には、前記第1、第2のフ
    ァン(6a、6b)と前記温調ユニット(10)との間
    に、上下方向に延びるようにして前記外気導入口(2
    2)と前記第2のファン(6b)の吸込口(28)とを
    連通する連通路(29)が設けられており、 前記第2内気導入口(21)は、前記連通路(29)に
    開口形成されており、 前記開閉部材(27)は、前記第2内気導入口(21)
    と前記連通路(29)を開閉するようになっていること
    を特徴とする請求項9記載の車両用空調装置。
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