JPH0767236A - ジャンパー線の横振れ防止装置 - Google Patents

ジャンパー線の横振れ防止装置

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JPH0767236A
JPH0767236A JP5230821A JP23082193A JPH0767236A JP H0767236 A JPH0767236 A JP H0767236A JP 5230821 A JP5230821 A JP 5230821A JP 23082193 A JP23082193 A JP 23082193A JP H0767236 A JPH0767236 A JP H0767236A
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JP
Japan
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jumper wire
steel tower
polymer insulators
jumper
polymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP5230821A
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English (en)
Inventor
Takeo Munakata
武男 宗像
Atsushi Kato
淳 加藤
Yutaka Matsuzaki
豊 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2本のポリマー碍子21A、21Bの先端部を連
結金具35で連結すると共に、基端部を棒状部材23で連結
して、ほぼ三角形状の支持体25を構成する。棒状部材23
を鉄塔主脚13に固定し、2本のポリマー碍子21A、21B
の先端連結部で鉄塔の横のジャンパー線17を支持する。 【効果】 三角形の2辺を構成する2本のポリマー碍子
によりジャンパー線の中間部を支持するので、ジャンパ
ー線の横振れを確実に防止できる。構造的に簡単なので
コスト安であり、軽量なので鉄塔への取付けも容易であ
る。ポリマー碍子の可撓性によりジャンパー線の線路方
向への移動にも対応でき、ジャンパー線に無理な応力が
作用せず、ジャンパー線を損傷しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線におけるジ
ャンパー線の横振れ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】強風などによりジャンパー線に過大な横
振れが発生すると、ジャンパー線が鉄塔に接近して閃絡
事故などを起こす。このような事故を防止するには、鉄
塔にジャンパー線の横振防止装置を取り付けることが有
効である。
【0003】従来のジャンパー線横振れ防止装置として
は、ジャンパー線の中間部を、その上の鉄塔アームと、
その下の鉄塔アームとに碍子で連結する構造のものが公
知である(特公昭61-42486号公報等)。この構造はタイ
ダウン方式と呼ばれるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】タイダウン方式のジャ
ンパー線横振れ防止装置では、ジャンパー線の上と下に
鉄塔アームが存在しなければならない。通常の耐張鉄塔
の場合、上相および中相のジャンパー線にはそれぞれ上
と下に鉄塔アームがあるが、下相のジャンパー線の下に
は鉄塔アームが存在しない。このためタイダウン方式を
採用するためには特別に第4の鉄塔アームを設ける必要
があり、横振れ防止対策の費用が高くつく欠点がある。
【0005】また径間の本線にギャロッピング等の大振
幅振動が生じたときには、ジャンパー線にも線路方向に
流れる動きが発生するが、従来の横振れ防止装置では、
ジャンパー線が上下の碍子によって拘束され、線路方向
へはほとんど移動できないため、ジャンパー線の碍子取
り付け部に無理な応力が作用し、疲労損傷が発生するお
それがある。
【0006】本発明の目的は、上記のような問題点に鑑
み、第4の鉄塔アームを設ける必要がなく、構造的に簡
単で安価であり、しかもジャンパー線に無理な応力が作
用し難い、ジャンパー線の横振れ防止装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、2本のポリマー碍子の先端部を連結する
と共に、基端部を1本の棒状部材の両端に連結して、2
本のポリマー碍子と1本の棒状部材とでほぼ三角形状の
支持体を構成し、前記棒状部材を鉄塔に固定すると共
に、2本のポリマー碍子の先端連結部で鉄塔の横に位置
するジャンパー線またはジャンパースペーサーを支持す
るか(請求項1)、または、2本のポリマー碍子の先端
部を連結すると共に、基端部を先端部より大きい間隔で
鉄塔に固定して、2本のポリマー碍子と鉄塔の一部とで
ほぼ三角形状の支持体を構成し、2本のポリマー碍子の
先端連結部で鉄塔の横に位置するジャンパー線またはジ
ャンパースペーサーを支持したことを特徴とする(請求
項2)。
【0008】
【作用】上記構成によると、ジャンパー線は、先端部を
連結されて三角形の2辺を構成する2本のポリマー碍子
によって支持されるため、強い横風を受けてもジャンパ
ー線の横振れを確実に防止できる。また構造的に簡単で
あり、第4の鉄塔アームも必要としないため、費用も安
価である。
【0009】またポリマー碍子は、FRPロッドを中心
芯材とし、そのまわりにポリマー(シリコンゴムまたは
エチレンプロピレンゴム等)を多段傘形にモールド成形
したものであるため、通常の磁器碍子に比べ軽量で、し
かもある程度の可撓性を有している。このためジャンパ
ー線は2本のポリマー碍子に支持されてはいても、ポリ
マー碍子の可撓性により線路方向へのある程度の移動は
可能である。したがって本線にギャロッピング等が発生
した場合でも、ジャンパー線が線路方向に移動するた
め、ジャンパー線に無理な応力が作用し難くなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図3は本発明の第一の実施例を
示す。図において、11は耐張鉄塔、13は鉄塔11の主脚、
15は鉄塔11のアーム、17はジャンパー線、19はジャンパ
ースペーサーである。
【0011】このジャンパー線横振れ防止装置は、2本
のポリマー碍子21A、21Bと1本の棒状部材23により構
成されるほぼ三角形状の支持体25により、ジャンパー線
17の中間部を支持するものである。ポリマー碍子21A、
21Bは図2に示すように、FRPロッド27を中心芯材と
し、そのまわりにシリコンゴムまたはエチレンプロピレ
ンゴム等のポリマー29を多段傘形にモールド成形すると
共に、先端にアイ金具31を、基端にフランジ金具33を一
体に取り付けた構造である。
【0012】鉄塔主脚13の横に位置するジャンパースペ
ーサー19には上下方向にのびる連結金具35が固定されて
いる。この連結金具35は両端にクレビス金具37を有して
いる。ポリマー碍子21A、21Bの先端のアイ金具31は、
このクレビス金具37にボルトナット等により連結されて
いる。これにより2本のポリマー碍子21A、21Bの先端
部は、連結金具35により連結された状態となる。
【0013】また2本のポリマー碍子21A、21Bの基端
部のフランジ金具33は、鋼材などからなる棒状部材23の
両端にボルトナット等により連結されている。棒状部材
23の長さは連結金具35より十分長くなっている。このた
め2本のポリマー碍子21A、21Bの間隔は先端部より基
端部の方が大きくなり、ポリマー碍子21A、21Bと棒状
部材23は、ほぼ三角形状の強固な支持体25を構成する。
【0014】棒状部材23は固定金具39により鉄塔主脚13
に固定される。またポリマー碍子21A、21Bの先端連結
部はジャンパースペーサー19を支持する。これによりジ
ャンパー線17は中間部を、三角形の2辺を構成する2本
のポリマー碍子21A、21Bにより強固に支持された状態
となり、強風による大きな横振れを確実に防止できる。
【0015】またポリマー碍子21A、21Bはある程度の
可撓性を有しており、かつ2本とも鉄塔主脚13を含むほ
ぼ垂直な面内に位置しているため、ジャンパー線17の線
路方向の移動に対してはポリマー碍子21A、21Bの撓み
で追従できる。このため本線にギャロッピングが発生し
た場合でもジャンパー線17の支持部に無理な応力が作用
し難く、ジャンパー線17の疲労損傷を防止できる。
【0016】次に図4を参照して本発明の第二の実施例
を説明する。図4は第一の実施例の図2に対応する正面
図である。この実施例が第一の実施例と大きく異なる点
は、図2における棒状部材23を使用せずに、2本のポリ
マー碍子21A、21Bの基端部を個々に鉄塔主脚13に取り
付け、2本のポリマー碍子23A、23Bと鉄塔主脚13の一
部とでほぼ三角形状の支持体25を構成したことである。
【0017】具体的には、2本のポリマー碍子21A、21
Bは基端部がアイ金具41で構成されており、このアイ金
具41にはそれぞれ、取付け部材43のクレビス金具45がボ
ルトナットにより連結され、この取付け部材43が固定金
具39によって鉄塔主脚13に固定された構造である。
【0018】このようにすると鉄塔主脚13への取付け部
材43の取付け間隔Dを変えることにより、2本のポリマ
ー碍子21A、21Bの傾き角度を変えられるので、鉄塔11
とジャンパー線17との絶縁間隔Lの変化に容易に対応で
きる。その他の構成は第一の実施例と同様であるので、
同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0019】次に図5を参照して本発明の第三の実施例
を説明する。図5は第一の実施例の図3に対応する平面
図である。正面図は第一の実施例の図2と同じである。
この実施例は、片側2本の鉄塔主脚13にそれぞれ支持体
25を固定し、1相のジャンパー線17を2組の支持体25で
支持したものである。その他の構成は第一の実施例と同
様であるので、同一部分には同一符号を付してある。こ
の横振れ防止装置は大型のジャンパー線に適しており、
小型軽量なポリマー碍子で強大な外力に対応可能であ
る。
【0020】次に図6は本発明の第四の実施例を示す。
この実施例は単導体ジャンパー線に本発明を適用した例
である。この場合は、ポリマー碍子21A、21Bの先端の
アイ金具27を連結金具47で連結し、その連結金具47に取
り付けられたクランプ49でジャンパー線17を把持する構
造としてある。その他の構成は第一の実施例と同様であ
るので、図2と同一部分には同一符号を付してある。
【0021】次に図7は本発明の第五の実施例を示す。
この実施例は単導体ジャンパー線に本発明を適用した例
であるが、この場合は、2本のポリマー碍子21A、21B
が水平配置となっている。すなわち、2本のポリマー碍
子21A、21Bの基端部を2本の鉄塔主脚13に別々に固定
し、その先端部を連結金具47で連結し、この連結金具47
に取り付けられたクランプ49でジャンパー線17を把持す
る構造としてある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、三
角形の2辺を構成する2本のポリマー碍子によりジャン
パー線の中間部を支持するので、ジャンパー線の横振れ
を確実に防止することができる。また構造的に簡単であ
るのでコスト安であり、軽量であるので鉄塔への取付け
も容易である。さらにポリマー碍子の可撓性により、ジ
ャンパー線の線路方向への移動にも対応できるので、ジ
ャンパー線に無理な応力が作用し難く、ジャンパー線を
損傷する危険性が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例に係るジャンパー線横
振れ防止装置を取り付けた鉄塔を示す正面図。
【図2】 図1におけるジャンパー線横振れ防止装置の
正面図。
【図3】 図1におけるジャンパー線横振れ防止装置の
平面図。
【図4】 本発明の第二の実施例を示す正面図。
【図5】 本発明の第三の実施例を示す平面図。
【図6】 本発明の第四の実施例を示す正面図。
【図7】 本発明の第五の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
11:耐張鉄塔 13:鉄塔主脚 15:鉄塔アーム 17:ジャンパー線 19:ジャンパースペーサー 21A、21B:ポリ
マー碍子 23:棒状部材 25:三角形状の支
持体 35:連結金具 39:固定金具 43:取付け金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のポリマー碍子の先端部を連結すると
    共に、基端部を1本の棒状部材の両端に連結して、2本
    のポリマー碍子と1本の棒状部材とでほぼ三角形状の支
    持体を構成し、前記棒状部材を鉄塔に固定すると共に、
    2本のポリマー碍子の先端連結部で鉄塔の横に位置する
    ジャンパー線またはジャンパースペーサーを支持したこ
    とを特徴とするジャンパー線の横振れ防止装置。
  2. 【請求項2】2本のポリマー碍子の先端部を連結すると
    共に、基端部を先端部より大きい間隔で鉄塔に固定し
    て、2本のポリマー碍子と鉄塔の一部とでほぼ三角形状
    の支持体を構成し、2本のポリマー碍子の先端連結部で
    鉄塔の横に位置するジャンパー線またはジャンパースペ
    ーサーを支持したことを特徴とするジャンパー線の横振
    れ防止装置。
JP5230821A 1993-08-25 1993-08-25 ジャンパー線の横振れ防止装置 Pending JPH0767236A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003023726A (ja) * 2001-07-04 2003-01-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 架空送電線用ジャンパ装置
CN102361301A (zh) * 2011-08-26 2012-02-22 安徽省电力设计院 输电线路刚性跳线非对称v型绝缘子串布置结构
JP2012060711A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Asahi Electric Works Ltd 吊架式ジャンパ装置
CN103259234A (zh) * 2011-08-26 2013-08-21 安徽省电力设计院 输电线路刚性跳线非对称v型绝缘子串布置结构
CN114256796A (zh) * 2020-09-23 2022-03-29 国网湖北省电力有限公司电力科学研究院 一种防止转角塔边相跳线风偏的液压减震型阻尼装置及其使用方法

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