JPH0767169A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

Info

Publication number
JPH0767169A
JPH0767169A JP5207854A JP20785493A JPH0767169A JP H0767169 A JPH0767169 A JP H0767169A JP 5207854 A JP5207854 A JP 5207854A JP 20785493 A JP20785493 A JP 20785493A JP H0767169 A JPH0767169 A JP H0767169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
wireless
asynchronous interference
slot
wireless connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5207854A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Hagio
尾 稔 萩
Tatsuya Yoshida
田 達 也 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5207854A priority Critical patent/JPH0767169A/ja
Publication of JPH0767169A publication Critical patent/JPH0767169A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の無線接続装置によりマルチゾーンを構
成し、複数の移動機との通信を行なう時分割多重方式移
動体通信システムにおいて、非同期干渉発生時に無線回
線を切断することなく通信を続行する。 【構成】 無線接続装置において、受信スロットの両端
を含む複数ポイントの受信レベルを測定することにより
非同期干渉波の検出が可能な非同期干渉検出部107を
設け、予め非同期干渉回避用の予備チャネルを用意して
通信信号とともに移動機に対して通知しておき、非同期
干渉を検出したときに予備チャネルへの切り替えを行な
う。非同期干渉検出部は各移動機に設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の無線接続装置に
よりマルチゾーンを構成し、複数の移動機との通信を行
なう時分割多重方式移動体システムにおいて、非同期干
渉発生時にチャネルを切り替えて無線回線の切断を防ぐ
ようにした無線通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信の普及は目覚ましいも
のがある。増大する需要に対応するため、従来のアナロ
グ方式の代わるディジタル方式の移動体通信システムの
開発が活発に進められており、特に時分割多重方式の移
動体通信システムが現実のものとなりつつある。以下、
図面を参照しながら従来の時分割多重方式の移動体通信
システムにおける非同期干渉発生時のチャネル切り替え
方式について説明する。
【0003】まず、移動体通信システムの構成について
図6を参照しながら説明する。1は一般公衆網または他
の移動体通信システムとシステム内無線回線との交換制
御と移動機の移動管理とシステムの無線管理を行なう無
線回線制御装置、2、3、4、5は無線回線制御装置1
の管理下で移動機との無線回線の設定・解放をするとと
もに無線チャネルの監視を行なう無線接続装置、6、
7、8、9はシステム内を移動しながら無線接続装置
2、3、4、5および無線回線制御装置1を介して通信
を行なう移動機、10A、10B、10C、10Dは無
線接続装置2、3、4、5に対してそれぞれ設定される
無線ゾーンである。
【0004】次に、上記移動体通信システムにおける従
来の無線接続装置の構成について図7を参照して説明す
る。11は移動機(図示せず)との間で無線信号の送受
信を行なうアンテナ部、12はアンテナ部11で送受信
される無線信号と後述するモデム部から入出力される信
号との変換を行なう無線部、13は無線部12から入出
力される信号に対して変復調を行なうモデム部、14は
モデム部13から入出力されるベースバンド信号に対し
TDMA信号の生成・分解を行なうとともにフレームの
生成・分解を行なうフレーム生成・分解部、15は制御
チャネルに関する制御を行なう制御チャネル制御部、1
6は通信チャネルに関する制御を行なう通信チャネル制
御部、17は無線チャネルをモニタして受信レベルの検
出を行なう受信レベル検出部、18は無線回線制御装置
1と無線接続装置とのインターフェイスを取るインター
フェイス部、19はインターフェイス部18で受信され
た信号からスロット同期信号を抽出してフレーム生成・
分解部14のスロットタイミングを制御するスロット同
期部である。移動機の構成は、インターフェース部18
が送受話器に対するインターフェイス部に代わるだけ
で、他は無線接続装置とほぼ同じである。
【0005】以上のように構成された従来の無線接続装
置について、以下その動作を説明する。通信を行なうの
に先立って、まず、制御チャネルを設定する必要があ
る。電源投入時、制御チャネル制御部15は、フレーム
生成・分解部14に対して予め決められた制御チャネル
用のスロットを指定して、通信に必要な制御データを送
出させる。制御データは、フレーム生成・分解部14で
予め決められたフレームフォーマットに変換された後、
指定されたスロットに配置される。この信号は、モデム
部13に入力されて変調信号となり、無線部12に入力
され、ここで周波数変換および増幅され無線信号とな
る。無線信号周波数は、制御チャネル制御部15により
指定され、アンテナ部11から送出される。制御チャネ
ルは、一度送信を開始すると、同一スロットで送信を継
続し続ける。インターフェイス部18は、無線回線制御
装置1と通信データ、制御データの送受信を行なうが、
無線回線制御装置1からの信号には、スロット同期信号
が挿入されており、スロット同期部19は、スロット同
期信号を抽出し、フレーム生成・分解部14がTDMA
信号を発生させるタイミングを制御している。その結
果、各無線接続装置のスロット同期を取ることができ
る。一方、無線接続装置から制御信号を受信した移動機
は、無線接続装置からの制御チャネルの送出タイミング
に合わせて制御信号を送り返す。移動機からの制御信号
は、アンテナ部11により受信され、無線部12、モデ
ム部13、フレーム生成・分解部14を経由して制御チ
ャネル制御部15に入力される。制御チャネル制御部1
5は制御信号の内容に応じて動作を行なう。
【0006】次に、移動機と通信を行なう場合の動作に
ついて説明する。通信を行なうに当たり、通信チャネル
制御部16は、通信チャネル用のスロットをフレーム生
成・分解部14に指定するとともに、無線部12に対し
て無線信号周波数を指定する。無線回線制御装置1から
送信された通信データは、インターフェイス部18によ
り抽出され、フレーム生成・分解部14により所定のフ
レームフォーマットに変換された後、通信チャネル制御
部16により指定されたスロットに配置され、モデム部
13に入力されて変調信号となる。この変調信号は、無
線部12で通信チャネル制御部16により指定された周
波数の無線信号に変換され、アンテナ部11から送出さ
れる。逆方向も同様であり、移動機からの通信信号は、
アンテナ部11により受信され、無線部12、モデム部
13、フレーム生成・分解部14、インターフェイス部
18を経由して無線回線制御装置1に入力される。
【0007】無線チャネルモニタを行なう場合、受信レ
ベル検出部17は、現在通信中スロットのある1ポイン
トの受信レベルを測定し、その結果を通信チャネル制御
部16へ報告する。また、通話チャネルのスロットを切
り替える場合、通信チャネル制御部16は、通信中の移
動機に対して通信チャネルを使用してスロット切り替え
を指示した後、スロット切り替えを実行する。
【0008】次に、上記無線接続装置を使用した従来の
非同期干渉回避方法について図8を参照して説明する。
ここで非同期干渉とは、同じ周波数を使用して通信を行
なっているシステム間で、時間の経過と共にシステムク
ロック周波数の違いにより干渉波が発生することであ
る。図8は無線接続装置2と移動機6との間の通信チャ
ネル切り替えのシーケンスを示し、ここでは4多重時分
割多重方式としてるが、以下の説明は多重数に左右され
ないし、時分割全二重方式を使用しても構わない。な
お、図中では通信チャネルをTCH、制御チャネルをC
CHと省略する。無線接続装置2は移動機6との間でチ
ャネル切り替えが必要な場合、どのチャネルに切り替え
るかは既知であるものとする。無線接続装置2は、受信
レベル検出部17で現在通信中チャネルの受信レベルを
検出する。受信レベルが基準値以下の場合は、移動機6
に対して現在使用中の通信チャネルに載せてTCH切り
替え指示を送出する。無線接続装置2と移動機6との間
で同期バーストのやり取りを行ない、スロット切り替え
を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の非同期干渉回避方法では、切り替え先の通信チ
ャネル情報を、干渉を受けた通信チャネルに載せて送信
するため、この情報が正確に届くという保証はない。ま
た非同期干渉の特徴として、急に強力な干渉波が現れる
ことが挙げられ、この非同期干渉波は通信中スロットの
前方または後方から接近するため、受信スロットの1ポ
イントだけのレベル測定では正確に検出できない場合が
あり、通信チャネルの切り替えがうまく行なわれず、無
線回線が切断されるといった問題点も存在する。
【0010】本発明は、上記問題を解決し、非同期干渉
発生時でも無線回線を切断することなくチャネル切り替
えを行なうことのできる無線通信装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、無線接続装置または移動機に、他システ
ムによる非同期干渉を検出する非同期干渉検出部を設
け、非同期干渉を検出した場合、予め決めておいた予備
チャネルに切り替えることで無線回線の切断を防ぐよう
にしたものである。
【0012】
【作用】本発明は、上記構成により、非同期干渉検出部
が、受信スロットの両端を含む複数ポイントの受信レベ
ルを測定することによって非同期干渉波の検出を行なう
ことにより、非同期干渉が発生した場合でも、無線回線
を切断することなく通信を続行することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。システムの全体構成は従来例と同様なの
で、図6を参照する。図1は本発明における無線接続装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、101は移動機(図示せず)との間で無線信号の
送受信を行なうアンテナ部、102はアンテナ部101
で送受信される無線信号と後述するモデム部103から
入出力される信号との変換を行なう無線部、103は無
線部102から入出力される信号に対して変復調を行な
うモデム部、104はモデム部103から入出力される
ベースバンド信号に対しTDMA信号の生成・分解を行
なうとともにフレームの生成・分解を行なうフレーム生
成・分解部、105は制御チャネルに関する制御を行な
う制御チャネル制御部、106は通信チャネルに関する
制御を行なう通信チャネル制御部、107は無線チャネ
ルのモニタを行なって非同期干渉波の検出を行なう非同
期干渉検出部、108は無線回線制御装置1(図6参
照)と無線接続装置とのインターフェイスを取るインタ
ーフェイス部、109はインターフェイス部108で受
信された信号からスロット同期信号を抽出してフレーム
生成・分解部104のスロットタイミングを制御するス
ロット同期部である。移動機の構成は、インターフェー
ス部108が送受話器に対するインターフェイス部に代
わるだけで、非同期干渉検出部を含めて他は無線接続装
置とほぼ同じである。
【0014】以上のように構成された無線接続装置につ
いて、以下その動作を説明する。通信を行なうのに先立
って、まず、制御チャネルを設定する必要がある。電源
投入時、制御チャネル制御部105は、フレーム生成・
分解部104に対して予め決められた制御チャネル用の
スロットを指定して、通信に必要な制御データを送出さ
せる。制御データは、フレーム生成・分解部104で予
め決められたフレームフォーマットに変換された後、指
定されたスロットに配置される。この信号は、モデム部
103に入力されて変調信号となり、無線部102に入
力され、ここで周波数変換および増幅され無線信号とな
る。無線信号周波数は、制御チャネル制御部105によ
り指定され、無線信号はアンテナ部101から子機に向
けて送出される。インターフェイス部108は、無線回
線制御装置1と通信データおよび制御データの送受信を
行なうが、無線回線制御装置1からの信号にはスロット
同期信号が挿入されており、スロット同期部109は、
スロット同期信号を抽出し、フレーム生成・分解部10
4がTDMA信号を発生させるタイミングを制御してい
る。その結果、各無線接続装置のスロット同期を取るこ
とができる。一方、無線接続装置から制御信号を受信し
た移動機は、無線接続装置からの制御チャネルの送出タ
イミングに合わせて、制御信号を送り返す。制御信号
は、アンテナ部101により受信され、無線部102、
モデム部103、フレーム生成・分解部104を経由し
て制御チャネル制御部105に入力される。制御チャネ
ル制御部105は、制御信号の内容に応じて動作を行な
う。
【0015】次に、移動機と通信を行なう場合の動作に
ついて説明する。通信を行なうに当たり、通信チャネル
制御部106は、通信チャネル用のスロットをフレーム
生成・分解部104に指定するとともに、無線部102
に対して無線信号周波数を指定する。無線回線制御装置
1から送信された通信データは、インターフェイス部1
08により抽出され、フレーム生成・分解部104によ
り所定のフレームフォーマットに変換された後、通信チ
ャネル制御部106により指定されたスロットに配置さ
れ、モデム部103に入力されて変調信号となる。この
変調信号は、無線部102で通信チャネル制御部106
により指定された周波数の無線信号に変換され、アンテ
ナ部101から送出される。逆方向も同様であり、移動
機からの通信信号は、アンテナ部101により受信さ
れ、無線部102、モデム部103、フレーム生成・分
解部104、インターフェイス部108を経由して無線
回線制御装置1に入力される。
【0016】無線チャネルモニタを行なう場合、従来の
場合とは異なり、非同期干渉検出部107は、現在通信
中スロットの両端を含む複数ポイントの受信レベルを測
定し、その結果を通信チャネル制御部106へ報告す
る。また、通話チャネルのスロットを切り替える場合、
通信チャネル制御部106は、予め非同期干渉回避用通
信チャネルを用意しておき、これを通信信号とともに移
動機に対して通知しておき、無線接続装置または移動機
のいずれかが非同期干渉を検出した場合、予め決めてお
いた予備チャネルに切り替える。移動機が検出した場合
は、検出したことを無線接続に通知、その無線接続装置
が予備チャネルへ切り替える。
【0017】次に、予備チャネル切り替える具体的な方
法について図2を参照しながら説明する。いま、移動機
6と無線接続装置2は、周波数f1のスロット2を使用
して通信中であるとする。無線接続装置2に通常は使用
しない予備チャネル用スロット(この場合はスロット
4)を用意しておき、そのスロットを使って、空きキャ
リアをサーチしておく。この空きキャリアに関する情報
は、通信中スロット2に載せて空きキャリア情報通知と
して移動機6へ通知しておく(この場合は周波数f2、
スロット4)。空きキャリアが使用不可能となった場合
は、新たな空きチャネルをサーチし、更新して通知して
おく。この間無線接続装置2は、非同期干渉検出部10
7で通信中スロットの複数ポイントの受信レベルを測定
し、その結果を通信チャネル制御部106へ報告する。
この測定結果に伴い、通信チャネル制御部106は、非
同期干渉の検出を行ない、非同期干渉が検出された場合
は、空きキャリア情報として通知しておいた通信チャネ
ル(周波数f2、スロット4)へ切り替える。移動機6
は、今まで受信できた通信信号が受信できないことを検
出し、予め通知されていた通信チャネル(周波数f2、
スロット4)へ切り替える。この結果、干渉を受けた通
信チャネルを使用することなく通信チャネル切り替えを
行なうこととなり、無線回線の切断を防ぐことができ
る。また空きキャリアでの通信終了時には、このスロッ
トを空きスロットとして同様に動作する。
【0018】次に、予備チャネル切り替える別の方法に
ついて図3を参照して説明する。この方法では、無線接
続装置2には予備チャネル専用のスロットを特別に設け
ず、通常使用しているスロットの中の空きスロットを用
いて同様の動作を行なう。空きスロットが存在しない場
合は、制御チャネル用スロットを用いて空きキャリアを
サーチする。以下、制御チャネル用スロットを用いた場
合の動作について説明する。現在移動機6と無線接続装
置2は周波数f1のスロット2を使用して通信中である
とする。無線接続装置2は、空きスロットがないため、
制御チャネル用スロットを使って空きキャリアをサーチ
しておく。制御チャネル用スロットは、間欠的に使用さ
れるので、この合間で空きキャリアのサーチが可能とな
る。この空きキャリアに関する情報は通信中スロット2
に載せて空きキャリア情報通知として移動機6へ通知し
ておく(この場合は周波数f2、スロット4)。空きス
ロットが使用不可能となった場合は、新たな空きチャネ
ルをサーチし、更新して通知しておく。この間、無線接
続装置2は、非同期干渉検出部107で通信中スロット
の複数ポイントの受信レベルを測定し、その結果を通信
チャネル制御部106へ報告する。この測定結果に伴い
通信チャネル制御部106は、非同期干渉の検出を行な
い、非同期干渉が検出された場合は、空きキャリア情報
として通知しておいた通信チャネル(周波数f2、スロ
ット4)へ切り替える。移動機6は、今まで受信できた
通信信号が受信できないことを検出し、予め通知されて
いた通信チャネル(周波数f2、スロット4)へ切り替
える。この結果、干渉を受けた通信チャネルを使用する
ことなく通信チャネル切り替えを行なうこととなり、無
線回線の切断を防ぐことができる。
【0019】次に、予備チャネル切り替えるさらに別の
方法について図4および図5を参照して説明する。図5
は各無線接続装置のスロット使用状況を表わしている。
無線回線制御装置1の管理下に置かれている無線接続装
置2、3、4、5に複数の予備チャネル候補用のスロッ
トを設けておき、各接続装置で順番に空きキャリアのサ
ーチ行なう。現在移動機6と無線接続装置2はスロット
2を使用して通信中であるとする。無線接続装置2は、
空きスロットがないため、空きキャリアをサーチするこ
とは不可能である。無線回線制御装置1は、各無線接続
装置2、3、4、5のスロットの使用状況を全て把握し
ており、空きスロットが存在する各無線接続装置3、
4、5に対して順番に空きキャリアサーチ要求を送出す
る。この要求を受けた各無線接続装置3、4、5は、空
きキャリアをサーチして結果を無線回線制御装置1へ報
告する。この結果を受信した無線回線制御装置1は、現
在通信中である無線接続装置2と同じスロット2の空き
キャリアをサーチを行なった無線接続装置4からの空き
キャリア情報を無線接続装置2へ空きキャリア情報とし
て通知する。この情報を受信した無線接続装置2は、通
信中スロット2に載せて空きキャリア情報通知として移
動機6へ通知しておく。空きキャリアが使用不可能とな
った場合は、各無線接続装置3、4、5は、新たな空き
チャネルをサーチして無線回線制御装置1へ更新して通
知しておく。この更新情報は、無線接続装置2へ空きキ
ャリア情報として通知される。この間無線接続装置2
は、非同期干渉検出部107で通信中スロットの複数ポ
イントの受信レベルを測定し、その結果を通信チャネル
制御部106へ報告する。この測定結果に伴い、通信チ
ャネル制御部106は、非同期干渉の検出を行ない、非
同期干渉が検出された場合は、空きキャリア情報として
通知しておいた通信チャネルへ切り替える。移動機6
は、今まで受信できた通信信号が受信できないことを検
出し、予め通知されていた通信チャネルへ切り替える。
この結果、干渉を受けた通信チャネルを使用することな
く通信チャネル切り替えを行なうこととなり、無線回線
の切断を防ぐことができる。この方式では、予備チャネ
ルと同じスロットを使用しているため、スロットに空き
が無くサーチできない無線接続装置に代わり、周辺の接
続装置がサーチを行なえるというメリットがある。
【0020】上記各実施例は、無線接続装置に非同期干
渉検出部を設けた例であるが、各移動機に同様な非同期
干渉検出部を設けて同様に動作させることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明は、無線接続装置
または移動機に、非同期干渉の検出が可能な非同期干渉
検出部を設けるとともに、予め非同期干渉回避用の予備
チャネルを用意して通信信号とともに移動機に対して通
知しておくことにより、非同期干渉発生時に無線回線を
切断することなく通信を続行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線接続装置の構成
を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例における非同期干渉回避の方
法を示すシーケンス図。
【図3】本発明の一実施例における非同期干渉回避の別
の方法を示すシーケンス図。
【図4】本発明の一実施例における非同期干渉回避のさ
らに別の方法を示すシーケンス図。
【図5】図4の実施例におけるスロットに対するチャネ
ル割当の例を示す模式図。
【図6】移動体通信システムの構成を示すブロック図。
【図7】従来の無線接続装置の構成を示すブロック図。
【図8】従来の通信チャネル切替の方法を示すシーケン
ス図。
【符号の説明】
101 アンテナ部 102 無線部 103 モデム部 104 フレーム生成・分解部 105 制御チャネル制御部 106 通信チャネル制御部 107 非同期干渉検出部 108 インターフェイス部 109 スロット同期部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線ゾーンの無線回線制御を行な
    う無線回線制御装置と、前記無線回線制御装置と有線に
    より接続されてそれぞれ前記無線ゾーンを形成する複数
    の無線接続装置と、前記無線接続装置と無線回線により
    通信を行なう1以上の移動機から構成される時分割多重
    方式による移動体通信システムにおいて、前記無線接続
    装置に他システムによる非同期干渉を検出する非同期干
    渉検出部と、非同期干渉を検出した場合、予め決めてお
    いた予備チャネルに切り替えることで無線回線の切断を
    防ぐ制御部とを備えた無線通信装置。
  2. 【請求項2】 無線接続装置に予備チャネル用として通
    常は使用しないスロットを用意しておき、前記無線接続
    装置は、そのスロットを使って空きキャリアをサーチし
    ておき、この空きキャリアの情報を通信チャネルに載せ
    て送信し、非同期干渉検出時は、この空きキャリアにチ
    ャネルを切り替えて通信を行なうことを特徴とする請求
    項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 無線接続装置に予備チャネル用として通
    常使用しているスロットの中の空きスロットを使って空
    きキャリアをサーチしておき、前記無線接続装置は、前
    記空きスロットが存在しない場合は、制御チャネル用ス
    ロットを使用して空きキャリアをサーチすることによっ
    てチャネル切り替えを行なうことを特徴とする請求項1
    に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 1つの無線回線制御装置の管理下にある
    複数の無線接続装置に予め複数の予備チャネル候補用の
    スロットを用意しておき、各接続装置で順番に空きキャ
    リアをサーチすることによってチャネル切り替えを行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 移動機に非同期干渉検出部を備え、無線
    接続装置または移動機のいずれかが非同期干渉を検出し
    た場合に、予め決めておいた予備チャネルに切り替える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無
    線通信装置。
JP5207854A 1993-08-23 1993-08-23 無線通信装置 Pending JPH0767169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5207854A JPH0767169A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5207854A JPH0767169A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 無線通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0767169A true JPH0767169A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16546634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5207854A Pending JPH0767169A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0767169A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505605A (ja) * 2005-08-22 2009-02-05 キム、サン−キュ 双方向無線通信のための設定情報を自動的に同期化する装置及びその方法
US7558236B2 (en) 2002-06-05 2009-07-07 Ntt Docomo, Inc. Communication method and system for improving control signal receiving quality during handover
EP2088811A1 (en) * 2008-02-07 2009-08-12 Qualcomm Incorporated Asynchronous interference management based on timeslot overlap
JP2010273250A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Casio Computer Co Ltd 無線通信システム及び無線通信方法
JP2012239067A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動局装置
US8483620B2 (en) 2008-02-07 2013-07-09 Qualcomm Incorporated Asynchronous interference management
US9094986B2 (en) 2008-02-07 2015-07-28 Qualcomm, Incorporated Synchronous and asynchronous interference management
JP2016092431A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 Necエンジニアリング株式会社 無線通信装置および無線通信方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7558236B2 (en) 2002-06-05 2009-07-07 Ntt Docomo, Inc. Communication method and system for improving control signal receiving quality during handover
JP2009505605A (ja) * 2005-08-22 2009-02-05 キム、サン−キュ 双方向無線通信のための設定情報を自動的に同期化する装置及びその方法
EP2088811A1 (en) * 2008-02-07 2009-08-12 Qualcomm Incorporated Asynchronous interference management based on timeslot overlap
WO2009100076A1 (en) * 2008-02-07 2009-08-13 Qualcomm Incorporated Asynchronous interference management based on timeslot overlap
US8483620B2 (en) 2008-02-07 2013-07-09 Qualcomm Incorporated Asynchronous interference management
US9094986B2 (en) 2008-02-07 2015-07-28 Qualcomm, Incorporated Synchronous and asynchronous interference management
JP2010273250A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Casio Computer Co Ltd 無線通信システム及び無線通信方法
US8345590B2 (en) 2009-05-25 2013-01-01 Casio Computer Co., Ltd. Wireless communication system and wireless communication method for switching wireless channels
JP2012239067A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動局装置
JP2016092431A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 Necエンジニアリング株式会社 無線通信装置および無線通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4872205A (en) Radio communication system having autonomously selected transmission frequencies
EP0132406B1 (en) Power saving system for time-division multiple access radiocommunication network
JPS632504B2 (ja)
EP0318033A2 (en) Handoff method for cellular digital mobile communication system and mobile station
JPH0767169A (ja) 無線通信装置
US6061338A (en) Mobile communication system
JP3278505B2 (ja) ディジタル無線電話装置
JPH10145847A (ja) フレーム同期方法およびフレーム同期装置
JPH05308334A (ja) Tdma方式無線基地局のフレーム同期方式
US20020151319A1 (en) Method for controlling the transmission and reception activities of a local radiocommunications system
JP2658879B2 (ja) 多方向多重通信システムの監視方法および監視方式と端局
JP3165085B2 (ja) デジタル無線送受信装置
JPS6225521A (ja) 無線通信装置
KR100241693B1 (ko) 무선호출 데이터 위성전송 시스템의 다중화부 채널카드 절체방법
JP2001285177A (ja) 無線電話システムの基地局、無線電話システム
JP2001044893A (ja) 無線方法および無線装置
JP3190863B2 (ja) 無線装置の回線切替方式
JPH07143563A (ja) ディジタルコードレス電話装置
JP2004254058A (ja) 移動無線装置及び移動無線装置を用いたデジタル移動通信システム
JPS6376533A (ja) 多方向多重通信装置
JPH0759136A (ja) 広域無線呼出システムの局間位相補償方式
JPH07250019A (ja) 多方向多重通信システム
JPH07212833A (ja) 無線通信装置
JPS6195626A (ja) 送信出力制御方式
KR20000014855A (ko) 주파수 도약/시분할 전이중 방식을 사용한 이중 모드단말 장치