JPH0766820A - フロー制御方式 - Google Patents

フロー制御方式

Info

Publication number
JPH0766820A
JPH0766820A JP20934293A JP20934293A JPH0766820A JP H0766820 A JPH0766820 A JP H0766820A JP 20934293 A JP20934293 A JP 20934293A JP 20934293 A JP20934293 A JP 20934293A JP H0766820 A JPH0766820 A JP H0766820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
state
ring
transmission
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20934293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiko Ito
由起子 伊藤
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Hiroshi Yokota
博史 横田
Tatsuro Ikoma
達郎 生駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP20934293A priority Critical patent/JPH0766820A/ja
Priority to US08/293,586 priority patent/US5539747A/en
Priority to CA002130593A priority patent/CA2130593A1/en
Publication of JPH0766820A publication Critical patent/JPH0766820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L12/5602Bandwidth control in ATM Networks, e.g. leaky bucket
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/50Overload detection or protection within a single switching element
    • H04L49/501Overload detection
    • H04L49/503Policing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5603Access techniques
    • H04L2012/5609Topology
    • H04L2012/5612Ring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5614User Network Interface
    • H04L2012/5615Network termination, e.g. NT1, NT2, PBX
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5614User Network Interface
    • H04L2012/5616Terminal equipment, e.g. codecs, synch.
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5629Admission control
    • H04L2012/5631Resource management and allocation
    • H04L2012/5636Monitoring or policing, e.g. compliance with allocated rate, corrective actions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5638Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
    • H04L2012/5646Cell characteristics, e.g. loss, delay, jitter, sequence integrity
    • H04L2012/5647Cell loss
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5678Traffic aspects, e.g. arbitration, load balancing, smoothing, buffer management
    • H04L2012/5681Buffer or queue management
    • H04L2012/5682Threshold; Watermark
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 セルバッファ116、117が輻輳した場合
には、その原因となるセルを送出するユーザからのセル
の流入を止める制御を、セルバッファとユーザ間に接続
された伝送路121〜124上のセルのヘッダ領域を用
いて、ユーザにセル送出の権利を与えないことにより行
う。 【効果】 スイッチ内部でのセル廃棄を回避でき、発信
ユーザからセルの再送を行う場合に比べてユーザユーザ
間では、スループットが向上し、伝送遅延も小さくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチメディア情報を統
一的にATM(Asynchronous Transfer Mode)方式に
よって通信する通信網でのフロー制御方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ATM方式のセルスイッチは、構造的に
大きく分けて、以下の2種類がある。入力側にバッファ
をもたせて交換を行う入力バッファ型スイッチと、交換
を行った後にバッファをもたせて出力する出力バッファ
型スイッチである。入力バッファ型スイッチでは、入力
ポートからのセルを入力バッファで待たせて、出力ポー
トの帯域を複数の入力ポートからのトラヒックで共有で
きるように制御を常におこなっている。この制御を行う
ことによって入力バッファ長が長くなり、バッファが輻
輳すると、セル廃棄が起こる。出力バッファ型スイッチ
では、入力トラヒックはスイッチ内で交換が行われてそ
のまま出力バッファに送られる。そして、出力ポートか
ら送出する帯域量に比べて出力バッファに入るトラヒッ
ク量が多いために出力バッファが輻輳しそうになっては
じめてセル廃棄などの処置がとられる。このような制御
方式の違いにより、一般に、出力バッファ型スイッチの
方が入力バッファ型スイッチよりも性能がよい。
【0003】しかし、出力バッファ型スイッチでは、複
数の入力ポートからのトラヒックが1つの出力ポートに
送出されることにより、トラヒック量が出力ポートの帯
域量よりも多くなる場合がある。このときには、出力バ
ッファが輻輳して、セル廃棄を起こす可能性がある。
【0004】セル廃棄を防ぐために、あらかじめトラヒ
ックの送出するセルのピーク速度を保証する様に帯域を
確保することも考えられる。しかし、LANデータのよ
うに、ピーク速度は大きいがトラヒック密度は小さいよ
うなトラヒックに対してこのような方法で帯域を確保す
れば、スイッチのスループットは非常に小さくなる。ス
イッチのスループットをあげるためには、要求品質が厳
しくないものに対して、ピーク速度を保証するように帯
域を確保せず、トラヒックの平均速度などをもとに帯域
を確保するものを設けることが必要である。この場合に
は、トラヒックの送出がかさなり、セル廃棄が発生する
こともある。セル廃棄が発生すると、受信先ではそれを
検出し、送信元にセルの再送を要求し、廃棄されたセル
を再送してもらうことによって修復を行っていた。
【0005】このようなセルの再送を減少させるため
に、特開平4−291851「ループ型LANにおける
ノード状態通知方法」(以後、「文献1」と記する)で
は、自ノードがビジーである場合には、ビジー通知用セ
ルにより他ノードに前記自ノードのビジー状態を通知す
ることによって、前記他ノードから前記自ノードへの送
信を停止する方法を提案している。この方法をスイッチ
の入出力ポートの制御に用いれば、スイッチ内でのセル
廃棄は減少し、その結果セルの再送は減少するであろう
と予想される。以上の方法を用いてセルスイッチでは、
セル廃棄に対処あるいはセル廃棄を回避していた。
【0006】セルスイッチには、また、複数のユーザが
1つの入出力ポート接続された形態の通信も可能とする
ことが要求されている。この点に関連して、電子情報通
信学会技術研究報告SSE91-95「ATM−UNIにおける
GFCプロトコルの評価」(以後、「文献2」と記す
る)において、複数のユーザ端末を1UNIに収容する
際の、複数のユーザ端末相互間での網へのセル送出量を
制御する方式を提案している。
【0007】ここでの方式についてユーザ端末の基本的
な動作を次に説明する。複数のユーザ端末と網側の制御
装置は、制御をおこなうために、論理的にリング形態に
なっている。各ユーザ端末には、あらかじめリング上に
送信可能なセル数の上限値と送出したセル数を計数する
カウンタを用意されている。各端末が送信している状態
を1周期とみなし、1周期内には少なくとも前記上限値
まで送信可能である。リング上のセルには、リセットセ
ルであることを示すための領域と、全端末が送信終了で
あることを示すための領域が設けられている。ここでい
う送信終了とは、送信可能なセル数の上限値まで送信し
終わった状態または送出すべきセルがない状態をさす。
【0008】リング上のセルより、全端末の送信終了を
検出すると、各端末のカウンタをリセットする信号(リ
セットセル)がリング上に発せられ、次の周期に移行す
る。また、リセットセルをリング上から検出した場合に
も、次の周期に移行する。端末間の公平性は1周期単位
で守られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、セル廃棄が起こったものについて、送信元に再送
を要求する方式では、出力バッファが輻輳状態であって
もセルを送信する。このため、再送により余分なトラヒ
ックが増大し、セル廃棄が起こりやすい状態となり、そ
れがさらに再送によるトラヒックの増大をまねく。この
ことにより、システムの信頼性が低下するという課題が
ある。このような問題点に着目した文献1による方法に
おいても、送信元でのビジー通知用セルの組立てや受信
先でのセルの解析をおこなうことにより、制御遅延が大
きくなるという問題点を有していた。
【0010】また、この問題はスイッチだけではなく、
複数の入力ポートをもち、そこからのトラヒックを1本
の伝送路に集線する装置でも同様の問題を有していた。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、スイッチをは
じめとした装置のスループットをあげつつ装置内でのセ
ル廃棄を回避するようなフロー制御方式で、迅速に制御
できる方式を提供し、とくに、パケットを伝送する場合
に、パケットレベルでの、スループットを向上させ、伝
送遅延を減少させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のフロー制御方式は、次に示す構成を備えた
ものである。
【0013】リング状に接続された装置間を周回するセ
ルに、リセット表示情報領域を設け、装置に設けられた
ウィンドウの状態によって、前記装置からリングへのセ
ル送出を決定し、リセット表示領域によりウィンドウの
状態をリングへのセルの送出を許可された状態とする装
置すべてに関して、前記ウィンドウの状態がリングへの
セルの送出が禁止された状態であるかまたはリング上に
送出するセルが存在しない状態で、特定の1つの装置
が、前記リセット表示情報領域により、リセットの指示
をおこない、前記ウィンドウの状態をリングへのセルの
送出が禁止された状態からセルの送出を許可された状態
とする方式において、前記特定の1つの装置内の、リン
グから自装置宛のセルを取り出し、とりだしたセルを扱
うセル受信部のセル廃棄可能性判定部において、セル廃
棄しそうであることを検出した場合には、リセット表示
情報領域を用いてリセットの指示をおこなうセルをリン
グ上に送出しないようにする。
【0014】スイッチのように、セルバッファを持つ装
置では、セルバッファへのセルの格納を制御する機能を
もつトラヒック制御装置を介して伝送路が接続されてお
り、ユーザは、伝送路に接続された、ユーザから伝送路
へのセルの送出を制御する機能をもつユーザ側装置を介
してセルを伝送路に送出することにより、セルバッファ
に格納するセルの送出を行い、セルバッファに格納され
ているセル数が規制通知設定値となったときに、セル廃
棄可能性判定部が前記トラヒック制御装置に対しセルの
流入規制の通知をおこない、伝送路上では、ユーザ側装
置とトラヒック制御装置間でセルを周回させ、伝送路上
のセルにはリセット表示領域があり、そこで上記に述べ
たリセット制御による方式を用いてフロー制御を行って
いる。
【0015】また、上記問題点を解決するために以下の
構成としてもよい。リング状に接続された装置間を周回
するセルに、リセット表示情報領域を設け、各装置に設
けられたウィンドウの状態によって、前記装置からリン
グへのセル送出を決定し、前記リセット表示情報領域に
よりリセット指示をうけると前記ウィンドウの状態をリ
ングへのセルの送出が許可された状態とする装置では、
前記ウィンドウの状態がリングへのセルの送出が禁止さ
れた状態であるかまたはリング上に送出するセルが存在
しない状態で、リセットを指示してもよい状態となり、
前記装置では、自装置がリセットを指示してもよい状態
であるかどうかをリング上のセルの情報領域により他装
置に示し、前記装置は、他装置がリセットを指示しても
よい状態であるかどうかを前記情報領域により検出し、
全ての装置がリセットを指示してもよい状態であること
を確認した場合に、前記リセット表示情報領域により、
リセットの指示をおこない、前記ウィンドウの状態をセ
ルの送出を許可された状態とする方式において、特定の
装置内において、リングから自装置宛のセルを取り出
し、とりだしたセルを扱うセル受信部のセル廃棄可能性
判定部で、セル廃棄しそうであることを検出した場合、
リセットを指示してもよい状態であってもそれを前記情
報領域を用いて他装置にしらせることをしないととも
に、リセット表示情報領域を用いてリセットの指示をお
こなうセルをリング上に送出しないようにする。
【0016】また、このような制御を行ったときには、
システムの一部故障時にリセットを指示するセルを送出
しなくなったままになり、ユーザ側装置がそのためにセ
ルを送出できなくなることもありうる。このような事態
を避けるために、本発明では、リセット指示を行わない
時間がある一定時間経過したときにはリング上のセルの
リセット表示領域でリセットの指示を行うという構成を
備えている。
【0017】さらに、出力バッファでセル廃棄が起こら
ないように以下の構成を備えたものとすることもでき
る。
【0018】ウィンドウがリングへのセルの送出が許可
された状態であるときに送出することができるセル数は
送出可能セル数としてあらかじめ決められており、前記
送出可能セル数をリング上に送出した後には、前記ウィ
ンドウはリングへのセルの送出が禁止された状態とな
り、規制通知設定値は、前記特定の1つの装置宛のセル
を送出する装置の前記送出可能セル数を合計した値をW
total、前記バッファ長の減少セル速度をV、Wtotal
セルを送出するのに必要となる最短の時間をTとしたと
きに、WtotalからVとTを乗じたものを減じた値に等
しい値以上のバッファ残量を持つ値に決定する。
【0019】これをいいかえ、規制通知設定値を、その
出力バッファに格納されるセルを送出するユーザ側の装
置の送出可能セル数を合計した値をWtotal、トラヒッ
ク制御装置jが出力バッファに、そこからの送出可能セ
ル数分セルを入力するのに必要となる最短の時間をTj
とし、出力バッファの減少セル速度をVとし、Tjの値
が最も大きいものから順に、トラヒック制御装置から出
力バッファへのセルの最大送出速度を加算し、その合計
値がV以下となる最大数のトラヒック制御装置からの送
出可能セル数を合計した値をWとしたときに、Wtotal
からWを減じた値に等しい値以上のバッファ残量をもつ
値に決定する。
【0020】また、同様の理由で、ユーザ側の装置のウ
ィンドウの状態が、リングへの送出を許可された状態で
あるときに、トラヒック制御装置に対して送出すること
ができるセル数を合計したものの最大値は、出力バッフ
ァの大きさを上限値として決める。
【0021】また、トラヒック制御装置に対してセルの
流入規制の通知をする手段としては、出力バッファに格
納されているセル数が規制通知設定値に達したときにセ
ルの流入規制の通知をする手段のほかに、セルの流量測
定をおこない、その測定値が規制通知設定値を越えてい
るときにセルの流入規制の通知をおこなうこともでき
る。
【0022】
【作用】本発明は上記した構成によって、スイッチ内部
の、出力バッファが輻輳状態となりセル廃棄が発生する
前に、ユーザがスイッチにアクセスする部分において、
ユーザとスイッチをつなぐリング上の伝送路にリセット
状態のセルを送出しないようにすることにより、ユーザ
からスイッチへのセルの流入を止めることができ、セル
廃棄と廃棄されたセルの再送を回避することができる。
【0023】また、網側装置にリセット指示タイマを設
けて、リセットを送出しない時間が一定時間をすぎた
ら、リセット指示を必ずおこなうようにすることによ
り、システムの一部が故障した場合にも、ユーザがセル
を送出できる状態に復帰することが可能となる。
【0024】さらに、ユーザ側装置の送出可能セル数の
合計値を出力バッファの大きさを上限とし、出力バッフ
ァの規制通知設定値を上記に示した値以上に設定するこ
とによって、スイッチ内部でのセル廃棄が起こらないよ
うにすることができる。
【0025】同様に、複数の入力ポートをもち、そこか
らのトラヒックをを1本の伝送路に集線する装置でも本
発明の方式を適用することにより、同じ効果を得ること
ができる。
【0026】
【実施例】以下本発明の1実施例のフロー制御方式につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0027】図1は本発明の実施例におけるフロー制御
をおこなう部分の、ブロック構成図である。図1におい
て、101、102、103、104、105はユーザ
ーがもつ制御部分となるユーザー側装置を示す。110
はN×Nスイッチ側のフロー制御に関する部分である網
側装置を示す。111、112、113、114はスイ
ッチの入出力ポート毎に存在する網側のトラヒック制御
装置、115はN×Nスイッチ、116、117はスイ
ッチの入出力ポート毎に存在する出力バッファ、118
はN×Nスイッチ内の出力バッファの輻輳を検出し、そ
の通知をトラヒック制御装置に対しておこなうセル廃棄
可能性判定部を示す。121、122、123、124
はユーザーがユーザ側装置101〜105及びトラヒッ
ク制御装置111〜114を介して網にセルを送出した
り、網からのセルを、トラヒック制御装置及びユーザ側
装置を介してユーザーが受信する伝送路を示したもの
で、図に示すように、ユーザ側装置とトラヒック制御装
置は論理的にリング状に接続されている。ユーザーが1
つの入出力ポートに複数接続される場合には、伝送路1
21のように、トラヒック制御装置とユーザー側装置複
数がリング状伝送路に接続される構成となる。同図で
は、説明に必要となる部分のみを概念的に示しており、
実際には、トラヒック制御装置及び出力バッファ、伝送
路は、N×Nスイッチの場合には、入出力ポート数Nだ
け存在する。
【0028】ユーザは、ユーザー側装置101〜105
を介して伝送路121〜124にセルを送出する。13
1は、ユーザがユーザ側装置に送出するセルの流れを概
念的に示したものである。また、132、133、13
4、135、136、137、138、139はユーザ
側装置から伝送路を通り、トラヒック制御装置111〜
114に送出されるセルの流れを概念的に示したもので
ある。トラヒック制御装置に送出されたセルは、スイッ
チに入力されて交換が行われ、行き先となる出力バッフ
ァに入る。140、141、142、143は、トラヒ
ック制御装置から出力バッファ117に格納されるセル
の流れ、144は、トラヒック制御装置から出力バッフ
ァ116に格納されるセルの流れを概念的に示したもの
である。出力バッファ116に格納されたセルは、14
5に示した様に、トラヒック制御装置111を介して伝
送路121に送出され、ユーザ側装置がセルを受信す
る。同様に、出力バッファ117に格納されたセルは、
146に示した様に、出力バッファ117から出力さ
れ、行き先となる伝送路に送出される。147、14
8、149、150は、トラヒック制御装置から伝送路
を通ってユーザ側装置に受信されるセルの流れを概念的
に示したものである。また、151はユーザ側装置が伝
送路より受信したセルをユーザに送出する様子を概念的
に示したものである。たとえば、ユーザが送出したセル
は、ユーザ側装置102から伝送路121をとおり、ト
ラヒック制御装置112を経てスイッチ内部にはいる。
そしてスイッチで交換が行われ、行き先が出力バッファ
117である場合には、セルは、出力バッファ117に
送出される。
【0029】トラヒック制御装置111〜114には、
リセットを指示する情報をもつセルを送出する機能があ
り、ユーザ側装置101〜105と連携して、複数のユ
ーザから網に送出されるセル数を次のように制御し、ユ
ーザ間でのセル送出量に関するフェアネス性を保ってい
る。ユーザ側装置では、リセットを指示する情報をもつ
セルを検出すると、あらかじめ決められているセル数を
与えられ、次にリセットを指示する情報を持つセルを検
出するまでに、そのセル数までの数のセルを送出するこ
とができる。トラヒック制御装置111〜114は、す
べてのユーザ側装置101〜105がセルを送出できな
いあるいは送出するセルが存在しない状態であることを
確認したときに、リセットを指示する情報を持つセルを
送出する。
【0030】セル廃棄可能性判定部118は、出力バッ
ファの輻輳及び輻輳解除を検出し、その際規制の対象と
なるトラヒック制御装置を限定し、セルの流入規制及び
規制解除を通知する。152は、セル廃棄可能性判定部
118が出力バッファ117の輻輳及び輻輳解除を検出
すること、153、154、155、156はセルの流
入規制及び規制解除の通知をトラヒック制御装置にたい
して行うことを概念的に示したものである。規制の対象
となるトラヒック制御装置は、この通知によってセルの
流入規制及び規制解除をおこなう。
【0031】これら一連の動作についてその仕組みを次
に説明する。セルスイッチは複数の入力ポートをもち、
異なる入力ポートに同一タイミングで到着したセルが、
同一出力ポート宛である場合がある。このような同時到
着の場合でもセル廃棄が発生しないように、同時到着の
複数セルを1つの出力ポート用の出力バッファに格納す
る仕組みが必要となる。以下、その仕組みをN×Nスイ
ッチの入力ポート全てにセルが同時到着して交換される
場合を例に、図5を用いて説明する。
【0032】図5の(a)は、N×Nスイッチの入力ポ
ート全てにセルが同時到着してスイッチ内で交換され、
出力される様子を概念的に示したセル交換の概念図であ
る。図5において、501、502、503、504
は、入力ポートからスイッチに到着するセルを示す。セ
ル501はポート#1から入力され、セル502はポー
ト#2から入力され、セル503はポート#3から入力
され、セル504はポート#Nから入力されている様子
を示している。セルは、N個の入力ポートから同時到着
している。505はN×Nスイッチを示し、506、5
07、508、509はスイッチの出力ポートから出力
されるセルを示す。セル506はポート#1から出力さ
れ、セル507はポート#2から出力され、セル508
はポート#3から出力され、セル509はポート#Nか
ら出力されている様子を示している。
【0033】同図(b)、(c)はスイッチ内部におい
て、N個のポートから同時到着したN個のセルを交換す
る前に行う処理の様子を示した図である。同図(b)に
おいて、510、511、512、513はスイッチ内
部でのセル501、502、503、504を示す。5
14、515、516は、514で示した点線と515
で示した点線の間及び515で示した点線と516で示
した点線の間が1クロック時間であることを示す補助線
である。同図(c)において、517、518、51
9、520はスイッチ内部でのセル501、502、5
03、504を示す。521、522、523、524
は、それぞれで示した点線の間が1クロック時間である
ことを示す補助線である。
【0034】スイッチ内部での、セル501、502、
503、504をはじめとして、N個のポートから同時
到着したセルに対して行う動作を以下に説明する。ま
ず、同図(b)のようにN個のセルを、1クロックずつ
遅延させる。次に、直列並列変換して同図(c)のよう
に、時分割の形にする。そして、1クロック毎にセルを
宛先の出力ポート用バッファに格納していく。すなわ
ち、入力ポート#nに到着したセルは、第n番目のクロ
ックタイミングで行き先の出力バッファに格納される。
このように時分割の形を取れば、複数入力ポートから同
一出力ポート宛の同時到着でも、出力バッファに格納す
ることができる。
【0035】一方出力バッファでは、輻輳制御用のスレ
ッシュホールド値を設定しておき、セル廃棄可能性判定
部118は常にバッファ長とスレッシュホールド値の大
小を観測する。スレッシュホールド値としては、規制通
知設定値と規制解除設定値の2種類を設ける。
【0036】まず規制通知設定値に関する動作を説明す
る。出力バッファへのセルの書き込みは、前述したよう
に時分割であるから、バッファの規制通知設定値に達し
たクロックタイミングを基に、どの入力ポートに到着し
たセルを書き込んだことが原因で設定値に達したかが算
出できる。また、設定値を越えているのにもかかわらず
到着しているセルの入力ポートも知ることができる。以
上のように規制通知設定値に達しても到着するセルは、
そのままにしておくとさらに到着する恐れがある。出力
バッファから出力されるセル以上の数のセルが出力バッ
ファに到着すると、出力バッファ長を越えてしまいセル
が廃棄されることになる。これを防止するために、セル
廃棄可能性判定部118は、規制通知設定値に達しても
到着するセルに対しては、そのセルの入力ポートのトラ
ヒック制御部に対してセル流入を規制するように通知す
る。
【0037】このときのトラヒック制御装置の動作につ
いて以下に説明する。セル廃棄可能性判定部118から
セルの流入規制の通知を受け取ったときには、リセット
を指示する情報を持つセルの送出を禁止する。このとき
には、すべてのユーザ側装置がセルを送出できないある
いは送出するセルが存在しない状態であることを確認し
ても、リセットを指示する情報を持つセルを送出しな
い。
【0038】次に、規制解除設定値に関する、セル廃棄
可能性判定部の動作について説明する。セル廃棄可能性
判定部がトラヒック制御装置に対してセルの流入の規制
を指示したままであるとセルが到着しなくなる。一方出
力バッファからはセルが出力されるから、バッファ内に
格納されているセル数は減少する。バッファ内セル数が
規制解除値に達したことを観測したならば、トラヒック
制御部に対してセルの流入規制解除を通知する。
【0039】このときのトラヒック制御装置の動作につ
いて以下に説明する。セルの流入の規制を指示されたト
ラヒック制御部では、セルの流入規制解除の通知によっ
て、リセットを指示する情報を持つセルの送出の禁止を
解除し、セル流量規制を解除する。
【0040】規制通知設定値及び規制解除設定値の決定
法を以下に説明する。ここで、まず、リセット指示を行
ってから次のリセット指示を行うまでに、ユーザ側装置
が送出することのできるセル数の最大値を送出可能セル
数とする。ある出力バッファに着目し、その出力バッフ
ァに格納されるセルを送出するユーザ側装置の送出可能
セル数を合計したものをWtotalとする。トラヒック制
御装置jがバッファに、送出可能セル数分セルを入力す
るのに必要となる最短の時間をTjとし、出力バッファ
の減少セル速度をVとしたときに、Tjの値が最も大き
いものから順に、トラヒック制御装置から出力バッファ
へのセルの最大送出速度を加算する。その合計値がV以
下となる最大数のトラヒック制御装置からの送出可能セ
ル数を合計した値をWとする。WtotalからWを減じた
値に等しい値以上のバッファ残量をもつ値に、規制通知
設定値を設ける。
【0041】その理由を以下に説明する。出力バッファ
に格納されているセル数が規制通知設定値に達している
ときに、出力バッファにセルを格納するトラヒック制御
装置にたいしては、セルの流入規制の通知が行われる。
セルの流入規制の通知が行われたトラヒック制御装置
は、リセットを指示しなくなるので、このトラヒック制
御装置からバッファに送出されるセル数は最大でも、そ
こからの送出可能セル数を合計した値である。トラヒッ
ク制御装置kのこの値をWkとする。今、注目している
出力バッファに格納するセルを送出するトラヒック制御
装置すべてについて、Wkを合計すると、Wtotalとな
る。すなわち、Wtotalは、出力バッファに格納されて
いるセル数が規制通知設定値に達しているときに、新た
にその出力バッファに格納されるセル数の最大値であ
る。
【0042】一方、出力バッファからは、そこに格納さ
れたセルが出力される。出力バッファに格納されたセル
が出力される速度は、すなわち出力バッファの減少セル
速度Vである。出力バッファに格納されているセル数
は、セルが出力バッファに入力される速度がVに比べて
大きい場合、増加する。そして、セルが出力バッファに
入力される速度がVに比べて小さい場合、減少する。
【0043】出力バッファに格納されているセル数が最
大となるのは、常にそのセル数が増加するような速度で
出力バッファにセルを最大数まで入力し続けた場合であ
る。すなわち、出力バッファにセルを格納する速度が常
にV以上であるような速度でセルを、最大送出セル数の
合計値Wtotalまで格納し続けたときである。上記条件
下では、どのような格納の仕方をしても、出力バッファ
に格納されるセル数の最大値は変わりがない。
【0044】規制通知設定値に達してから新たに出力バ
ッファに蓄積されるセル数の最大値は、出力バッファか
ら出力されるセル数をWとしたときに、WtotalからW
を減じた値である。この値以上のバッファ残量をもつよ
うに規制通知設定値を定めればよい。
【0045】次に、セル数Wの値を確定する。以前に示
した様に、出力バッファに格納されるセル数の最大値
は、格納の仕方には依存しないので、ここでは、トラヒ
ック制御装置すべてが、送出可能セル数分、それぞれの
装置の最大送出可能速度で送出する場合を考え、Wを求
める。
【0046】このとき、それぞれのトラヒック制御装置
の最大送出速度を加算したときに、V以下となるトラヒ
ック制御装置から送出される最大送出セル数を合計した
値はすくなくとも、バッファから出力されるということ
がいえる。言い替えれば、トラヒック制御装置jがバッ
ファに、送出可能セル数セルを入力するのに必要となる
最短の時間をTjとしたときに、Tjの値が最も大きいも
のから順に、トラヒック制御装置から出力バッファへの
最大送出速度を加算し、その合計値がV以下となる最大
数のトラヒック制御装置から送出されるセルは、少なく
とも、バッファから出力される。Wはそのようなトラヒ
ック制御装置からの送出可能セル数を合計した値といえ
る。Wtotalから、以上に示した値Wを減じた値に等し
い値以上のバッファ残量をもつ値に、規制通知設定値を
定めれば、セル廃棄を回避することができる。規制解除
設定値は、規制通知設定値よりもバッファ残量が大きい
値に定める。
【0047】以上に説明したフロー制御を実現するユー
ザ側装置及びトラヒック制御装置の構成について次に説
明する。ユーザ側装置101〜105及びトラヒック制
御装置111〜114では、伝送路121、122、1
23、124を周回するセルに制御情報を設けて、それ
を操作することによりスイッチへの入出力動作を実現し
ている。
【0048】伝送路121、122、123、124を
周回するセルのフォーマットの例を図2に示す。図2に
おいてセルは53バイトから構成され、5バイトのヘッ
ダ部が設けられている。そのヘッダ部には、4ビットの
GFCフィールドがあり、そのGFCフィールド内には
リセット判定ビット(T);1ビット、セルタイプ表示
ビット(CT);1ビット、リセットビット(RS
T);1ビットが含まれる。CTビットでは、未使用状
態、使用状態の2種類を識別する。Tビット、RSTで
は、それぞれ、ON状態とOFF状態を識別する。CT
ビットは、セルの情報領域が使用されている場合には、
使用状態となっており、使用されていない場合には、未
使用状態となっている。RSTビットは、リセット情報
をもつ領域に相当し、リセットを指示する状態であると
きには、ON状態となる。Tビットは、トラヒック制御
装置が、すべてのユーザ装置がセルを送出できないある
いは送出するセルが存在しない状態であることを確認す
るために用いる。セルのヘッダ部には、また、そのセル
の宛先となるユーザ側装置またはトラヒック制御装置を
示す領域が存在する。
【0049】以上に説明したセルを用いてフロー制御を
実現するユーザー側装置の構成について、図1及び図3
を用いて説明する。図3はユーザ側装置の構成を示すブ
ロック図である。図1においては、ユーザ側装置102
を例にとり説明する。ユーザ側装置102には、伝送路
121上のセルが入力される。このセルに対してユーザ
側装置102では、図3に示す機能が処理をおこなう。
図3において、301は伝送路121からユーザ側装置
に入力されるセルのヘッダ情報を解析するヘッダ解析部
を示す。302はヘッダ解析部301で解析したヘッダ
情報により、ヘッダ変換を判定するヘッダ変換判定部を
示す。ヘッダ変換判定部302での、状態遷移図を図6
に示す。
【0050】303は伝送路121に送出するセルのキ
ューを示す。305は送出することができるセル数を示
すウィンドウカウンタを示す。ウィンドウカウンタ30
5には、伝送路121から入力したセルのリセットビッ
トがON状態である場合に、新たに送出することができる
セル数を与えられる。以降、新たに与えられるこのセル
数のことをウィンドウカウンタの初期値とよぶことにす
る。304はセル送出判定部を示し、ヘッダ変換判定部
302を通過したヘッダ情報とウィンドウカウンタ30
5の値、キュー303の長さにより、セルの送出可否を
判定する。セルの送出が認められた場合には、ウィンド
ウカウンタ305で示された、送出することができる帯
域クラス2のセル数は減少する。このときの状態遷移図
を図7に示す。
【0051】ウィンドウカウンタの初期値の決定方法に
ついては、スイッチに接続されているユーザ側装置のう
ち、同じ出力バッファが行き先であるトラヒックをもつ
ユーザ側装置のウィンドウカウンタの初期値を合計した
ものが、行き先出力バッファの大きさ以下になるように
定める。その範囲でどんな値に定めるかについては、例
えば、ユーザ側装置間のフェアネス性を考慮してウィン
ドウカウンタの初期値が配分される。
【0052】つぎに、網側装置110の制御を実現する
構成について、図1と図4を用いて説明する。図4は網
側装置の構成を示すブロック図である。図1において
は、トラヒック制御装置111を例にとり説明する。ト
ラヒック制御装置111には、伝送路121上のセルが
入力される。このセルに対して網側装置110では、図
4に示す機能が処理をおこなう。図4において、401
は伝送路121からトラヒック制御装置111に入力さ
れるセルのヘッダ情報を解析するヘッダ解析部を示す。
402は受信セルバッファを示し、網側装置110内の
出力バッファ115や出力バッファ116に相当する。
403はセル廃棄可能性判定部であり、セル廃棄可能性
判定部118に相当する。404はリセット判定部であ
り、ヘッダ解析部401とセル廃棄可能性判定部403
及びハント状態記憶部を表す405からの情報により、
リセットの可・不可を判定する。また、406はリセッ
ト指示タイマであり、リセット指示タイマ406がタイ
ムアウトすると、リセット判定部404はリセットを送
出するように407で示したヘッダ変換判定部に要求す
る。リセット指示タイマは、リセットを指示するセルを
送出すると起動し、一定時間リセットを指示するセルを
送出しないと、タイムアウトする。ヘッダ変換判定部4
07では、図8に示した状態遷移をおこなう。409は
伝送路121に送出するセルのキューを示す。408は
セル送出判定部を示し、ヘッダ変換判定部407を通過
したヘッダ情報とキュー409の長さにより、セルの送
出可否を判定する。このときの状態遷移図を図9に示
す。
【0053】以上のように本実施例によれば、トラヒッ
ク制御装置にリセット指示を行う機能を集中させ、スイ
ッチ内部の出力バッファ長が規制通知設定値となった
ら、リセット指示を行わない仕組みにすることにより、
スイッチ内のバッファでのセル廃棄を回避することがで
きる。
【0054】さらに、同じ出力バッファが行き先である
トラヒックをもつユーザ側装置の送出可能セル数の合計
値を、行き先出力バッファの大きさ以下になるように定
め、出力バッファの規制通知設定値をこれまでに説明し
た値に設定することによって、スイッチ内部でのセル廃
棄が起こらないようにすることができる。
【0055】また、網側装置にリセット指示タイマを設
けて、リセットを送出しない時間が一定時間をすぎた
ら、リセット指示を必ずおこなうようにすることによ
り、システムの一部が故障した場合にも、ユーザがセル
を送出できる状態に復帰することが可能となる。
【0056】以上、本発明を実施例にもとづき説明した
が、本発明は上記実施例に限定されないのは勿論であ
る。すなわち、 (1)セル廃棄可能性判定部は、出力バッファ毎に設け
られている場合も、スイッチ内の1箇所に存在する場合
も、さらには、複数箇所に存在する場合もあり、図1で
示した図は概念的なものである。 (2)セルのフォーマットはセルの情報領域が未使用で
あるか使用であるかを示す領域と、リセットを指示して
いるかどうかを示す領域、リセットを送出してもよい状
態であるかどうかを判断する領域が存在するセルであれ
ば図2の限りではない。 (3)ユーザ側装置のウィンドウカウンタの初期値をそ
れぞれのユーザ側装置についてどんな値に定めるかの基
準については、本実施例で示した限りではない。 (4)リセットの指示は、トラヒック制御装置だけでな
く、ユーザ側装置が指示を行う場合も考えられ、その場
合には、トラヒック制御装置は、セル廃棄可能性判定部
からセルの流入規制の通知を受け取ると、リセットを指
示してもよい状態であってもそれをユーザ側装置に知ら
せず、リセットの指示を行わない状態となる。 (5)セル廃棄可能性判定部は、セル流量測定を行い、
その測定値が規制しきい値を越えていることを検出し
て、セルの流入規制の通知を行うことも可能である。 (6)リセットにより送出制御を行うトラヒックの他
に、スイッチに接続された伝送路に別のトラヒックが混
在する場合にも適用できる。この適用例としては、以下
のようなものがある。トラヒックに複数の品質クラスを
設け、優先クラスに対しては、ピーク帯域により受け付
けを判断し、その帯域分の使用を保証する。非優先クラ
スに対しては、優先クラスが使用していない帯域を使用
し、ここで本発明の方式を用いて、リセットにより送出
制御をおこなう。 (7)スイッチを例にとり説明したが、複数の入力ポー
トをもち、そこからのトラヒックを1本の伝送路に集線
する装置をはじめとした、他の装置でも適用可能であ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフロー制御
方式により、スイッチ内部の出力バッファが輻輳状態と
なりセル廃棄が発生する前に、セル廃棄と廃棄されたセ
ルの再送を回避することができる。
【0058】また、リセット指示を行わない時間がある
一定時間経過したときにはリング上のセルのリセット表
示領域でリセットの指示を行うという構成を備えること
により、システムの一部が故障した場合にも、ユーザが
セルを送出できる状態に復帰することが可能となる。
【0059】さらに、同じ出力バッファが行き先である
トラヒックをもつユーザ側装置の送出可能セル数の合計
値を、行き先出力バッファの大きさ以下になるように定
め、出力バッファの規制通知設定値をこれまでに説明し
た値に設定することによって、スイッチ内部でのセル廃
棄が起こらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるフロー制御をおこなう
部分の、ブロック構成図
【図2】同実施例における、ユーザ側装置と網側装置と
の間の通信で用いるセルのフォーマットを示す図
【図3】本発明の実施例におけるユーザ側装置の構成を
示す図
【図4】本発明の実施例における網側装置の構成を示す
【図5】本発明の実施例におけるセルの流入規制及び規
制解除をおこなう仕組みを説明する図
【図6】本発明の実施例におけるユーザ側装置内のヘッ
ダ変換判定部での状態遷移図
【図7】本発明の実施例におけるユーザ側装置内のセル
送出判定部での状態遷移図
【図8】本発明の実施例における網側装置内のヘッダ変
換判定部での状態遷移図
【図9】本発明の実施例における網側装置内のセル送出
判定部での状態遷移図
【符号の説明】
101〜105 ユーザ側装置 110 網側装置 111〜114 トラヒック制御装置 115 N×Nスイッチ 116、117 出力バッファ 118 セル廃棄可能性判定部 121〜124 伝送路 131 ユーザからユーザ側装置に送出されるセルの流
れ 132〜139 ユーザ側装置からトラヒック制御装置
に送出されるセルの流れ 140〜143 出力バッファ117に格納されるセル
の流れ 144 出力バッファ116に格納されるセルの流れ 145、146 出力バッファから取り出されるセルの
流れ 147〜150 トラヒック制御装置からユーザ側装置
に送出されるセルの流れ 151 ユーザ側装置からユーザに送出されるセルの流
れ 152 出力バッファの輻輳及び輻輳解除の検出 153〜156 セルの流入規制及び規制解除の通知 301 セルのヘッダ解析部 302 ヘッダ変換判定部 303 ループ121〜124に送出するセルのキュー 304 セル送出判定部 305 ウィンドウカウンタ 401 ヘッダ解析部 402 受信セルバッファ 403 セル廃棄可能性判定部 404 リセット判定部 405 ハント状態記憶部 406 リセット指示タイマ 407 ヘッダ変換判定部 408 セル送出判定部 409 ループ121〜124に送出するセルのキュー 501 ポート#1よりスイッチに入力されるセル 502 ポート#2よりスイッチに入力されるセル 503 ポート#3よりスイッチに入力されるセル 504 ポート#Nよりスイッチに入力されるセル 505 N×Nスイッチ 506 ポート#1より出力されるセル 507 ポート#2より出力されるセル 508 ポート#3より出力されるセル 509 ポート#Nより出力されるセル 510〜513 セル 514〜516 1クロック時間間隔を概念的に示す補
助線 517〜520 セル 521〜524 1クロック時間間隔を概念的に示す補
助線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生駒 達郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状に接続された装置間を周回するセ
    ルに、リセット表示情報領域を設け、装置に設けられた
    ウィンドウの状態によって、前記装置からリングへのセ
    ル送出を決定し、リセット表示領域によりウィンドウの
    状態をリングへのセルの送出を許可された状態とする装
    置すべてに関して、前記ウィンドウの状態がリングへの
    セルの送出が禁止された状態であるかまたはリング上に
    送出するセルが存在しない状態で、特定の1つの装置
    が、前記リセット表示情報領域により、リセットの指示
    をおこない、前記ウィンドウの状態をリングへのセルの
    送出が禁止された状態からセルの送出を許可された状態
    とするフロー制御方式において、 前記特定の1つの装置内の、リングから自装置宛のセル
    を取り出し、とりだしたセルを扱うセル受信部のセル廃
    棄可能性判定部において、セル廃棄しそうであることを
    検出した場合には、リセット表示情報領域を用いてリセ
    ットの指示をおこなうセルをリング上に送出しないよう
    にするフロー制御方式。
  2. 【請求項2】リング状に接続された第1の装置間を周回
    するセルに、リセット表示情報領域を設け、各装置に設
    けられたウィンドウの状態によって、前記第1の装置か
    らリングへのセル送出を決定し、前記第1の装置のう
    ち、前記リセット表示情報領域によりリセット指示をう
    けると前記ウィンドウの状態をリングへのセルの送出が
    許可された状態とする第2の装置では、前記ウィンドウ
    の状態がリングへのセルの送出が禁止された状態である
    かまたはリング上に送出するセルが存在しない状態で、
    リセットを指示してもよい状態となり、前記第1の装置
    では、自装置がリセットを指示してもよい状態であるか
    どうかをリング上のセルの情報領域により他装置に示
    し、前記第1の装置は、他装置がリセットを指示しても
    よい状態であるかどうかを前記情報領域により検出し、
    全ての装置がリセットを指示してもよい状態であること
    を確認した場合に、前記リセット表示情報領域により、
    リセットの指示をおこない、前記ウィンドウの状態をセ
    ルの送出を許可された状態とする方式において、 特定の装置内において、リングから自装置宛のセルを取
    り出し、とりだしたセルを扱うセル受信部のセル廃棄可
    能性判定部で、セル廃棄しそうであることを検出した場
    合、リセットを指示してもよい状態であってもそれを前
    記情報領域を用いて他装置にしらせることをしないとと
    もに、リセット表示情報領域を用いてリセットの指示を
    おこなうセルをリング上に送出しないようにするフロー
    制御方式。
  3. 【請求項3】セル廃棄可能性判定部は、特定の1つの装
    置がリングより取り出す自装置宛セルのためのバッファ
    の残量が一定値以下になった場合に、セル廃棄しそうで
    あると検出することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のフロー制御方式。
  4. 【請求項4】ウィンドウがリングへのセルの送出が許可
    された状態であるときに送出することができるセル数は
    送出可能セル数としてあらかじめ決められており、前記
    送出可能セル数をリング上に送出した後には、前記ウィ
    ンドウはリングへのセルの送出が禁止された状態とな
    り、前記自装置宛セルのためのバッファの残量の一定値
    は、前記特定の1つの装置宛のセルを送出する装置の前
    記送出可能セル数を合計した値をWtotal、前記バッフ
    ァ長の減少セル速度をV、Wtotalのセルを送出するの
    に必要となる最短の時間をTとしたときに、Wtotal
    らVとTを乗じたものを減じた値に等しい値以上とする
    ことを特徴とする請求項3記載のフロー制御方式。
  5. 【請求項5】特定の1つの装置がリングより取り出す自
    装置宛セルのためのバッファの大きさから、前記特定の
    1つの装置が宛先であるセルをリングに送出するトラヒ
    ックが存在する装置の前記送出可能セル数の、合計値を
    決定することを特徴とする請求項3記載のフロー制御方
    式。
  6. 【請求項6】合計値は、前記特定の1つの装置がリング
    から取り出す自装置宛セルのためのバッファの大きさを
    上限とすることを特徴とする請求項5記載のフロー制御
    方式。
  7. 【請求項7】セル廃棄可能性判定部は、装置がリングよ
    り取り出す自装置宛セルの一定時間内の流量が一定値を
    越えた場合に、セル廃棄しそうであると検出することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のフロー制御方
    式。
  8. 【請求項8】リセット指示を行わない時間がある一定時
    間経過したときにはリング上のセルのリセット表示領域
    でリセットの指示を行うことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のフロー制御方式。
  9. 【請求項9】セルバッファとセル廃棄可能性判定部を持
    つ装置には、単数または複数の伝送路がそれぞれ、トラ
    ヒック制御装置を介して接続されており、ユーザは、前
    記伝送路に接続された、前記ユーザから前記伝送路への
    セルの送出を制御する機能をもつユーザ側装置を介して
    セルを前記伝送路に送出することにより、前記セルバッ
    ファに格納するセルの送出を行うネットワークにおい
    て、前記伝送路上で、前記ユーザ側装置と前記トラヒッ
    ク制御装置間でセルを周回させ、前記伝送路上のセルに
    はリセット表示領域があり、前記ユーザ側装置に設けら
    れたウィンドウの状態によって、前記ユーザ側装置から
    前記伝送路へのセル送出を決定し、前記ウィンドウの状
    態が前記伝送路へのセルの送出が禁止された状態である
    かまたは前記ユーザ側装置から前記伝送路に送出するセ
    ルが存在しない状態で、前記トラヒック制御装置が、前
    記リセット表示情報領域により、リセットの指示をおこ
    ない、前記ウィンドウの状態を前記伝送路へのセルの送
    出が禁止された状態からセルの送出を許可された状態と
    する方式において、 前記セルバッファに格納されているセル数が規制通知設
    定値に達しても前記セルバッファにセルを送出する前記
    トラヒック制御装置に対し、前記セル廃棄可能性判定部
    はセルの流入規制の通知をおこない、セルの流入規制の
    通知をうけとった前記トラヒック制御装置は、リセット
    表示情報領域を用いてリセットの指示をおこなうセルを
    リング上に送出しないようにするフロー制御方式。
  10. 【請求項10】セルバッファとセル廃棄可能性判定部を
    持つ装置には、前記セルバッファへのセルの格納を制御
    する機能をもつトラヒック制御装置を介して伝送路が接
    続されており、ユーザは、前記伝送路に接続された、前
    記ユーザから前記伝送路へのセルの送出を制御する機能
    をもつユーザ側装置を介してセルを前記伝送路に送出す
    ることにより、前記セルバッファに格納するセルの送出
    を行うネットワークにおいて、前記伝送路上で、前記ユ
    ーザ側装置と前記トラヒック制御装置間でセルを周回さ
    せ、前記伝送路上のセルにはリセット表示領域があり、
    前記ユーザ側装置に設けられたウィンドウの状態によっ
    て、前記ユーザ側装置から前記伝送路へのセル送出を決
    定し、前記ウィンドウの状態が前記伝送路へのセルの送
    出が禁止された状態であるかまたは前記ユーザ側装置か
    ら前記伝送路に送出するセルが存在しない状態で、前記
    ユーザ側装置はリセットを指示してもよい状態となり、
    前記ユーザ側装置では、リセットを指示してもよい状態
    であるかどうかをリング上のセルの情報領域により示
    し、前記ユーザ側装置またはトラヒック制御装置では、
    他装置がリセットを指示してもよい状態であるかどうか
    を前記情報領域により検出し、全ての装置がリセットを
    指示してもよい状態であることを確認した場合に、前記
    リセット表示情報領域により、リセットの指示をおこな
    い、前記ウィンドウの状態をセルの送出を許可された状
    態とする方式において、 前記セルバッファに格納されているセル数が規制通知設
    定値となったときに、前記セル廃棄可能性判定部は前記
    トラヒック制御装置に対しセルの流入規制の通知をおこ
    ない、セルの流入規制の通知をうけとった前記トラヒッ
    ク制御装置は、リセット表示情報領域を用いてリセット
    の指示をおこなうセルをリング上に送出しなくなるとと
    もに、リセットを指示されてもよい状態であっても、そ
    れをセルの情報領域を用いて前記ユーザ側装置に知らせ
    ることをしないようにすることを特徴とするフロー制御
    方式。
  11. 【請求項11】規制通知設定値の値は、その出力バッフ
    ァに格納されるセルを送出するユーザ側の装置の送出可
    能セル数を合計した値をWtotal、トラヒック制御装置
    jが出力バッファに、そこからの送出可能セル数分セル
    を入力するのに必要となる最短の時間をTjとし、出力
    バッファの減少セル速度をVとし、Tjの値が最も大き
    いものから順に、トラヒック制御装置から出力バッファ
    へのセルの最大送出速度を加算し、その合計値がV以下
    となる最大数のトラヒック制御装置からの送出可能セル
    数を合計した値をWとしたときに、WtotalからWを減
    じた値に等しい値以上のバッファ残量をもつ値とする請
    求項9または請求項10記載のフロー制御方式。
  12. 【請求項12】リング状に接続された装置間を周回する
    セルに、アイドル状態、使用状態、権利放棄状態を識別
    する領域を持たせ、前記セルの状態と前記装置に設置さ
    れたウィンドウの状態によって、前記装置からリングへ
    のセル送出を決定する方式で、優先情報のピークトラフ
    ィックの所定倍の帯域を優先情報のセル送出ウィンドウ
    サイズとして前記装置の第1ウィンドウに割り付け、優
    先情報は前記第1ウィンドウがセル送出許可状態の場合
    にリング上にセルを送出してリング上のセルを使用状態
    とし、第1ウィンドウがセル送出許可状態であってもリ
    ング上に送出すべき優先情報がない場合には、権利放棄
    状態のセルをリング上に送出し、前記装置に設けられた
    非優先情報が送出可能であるかどうかを示す第2ウィン
    ドウにより、非優先情報のリングへの送出を判断し、前
    記第2ウィンドウがセル送出許可状態の場合に、リング
    上の権利放棄状態のセルを用いて非優先情報のセルをリ
    ング上に送出してリング上のセルを使用状態とし、非優
    先情報の送出が一定数に達したら前記第2ウィンドウを
    セル送出禁止状態とし、リング上を周回するセルに、第
    2ウィンドウのセル送出禁止状態をセル送出許可状態に
    するためのリセット表示領域を設け、前記第2ウィンド
    ウの状態がリングへのセルの送出が禁止された状態であ
    るかまたはリング上に送出するセルが存在しない状態
    で、特定の1つの装置が前記リセット表示情報領域によ
    り、前記装置全てにリセットの指示をおこない、前記第
    2ウィンドウの状態をリングへのセルの送出が禁止され
    た状態からセルの送出を許可された状態とする方式にお
    いて、 前記特定の1つの装置内の、リングから自装置宛のセル
    を取り出し、とりだしたセルを扱うセル受信部のセル廃
    棄可能性判定部において、セル廃棄しそうであることを
    検出した場合には、リセットの指示をおこなうセルをリ
    ング上に送出しないようにするフロー制御方式。
  13. 【請求項13】リング状に接続された装置間を周回する
    セルに、アイドル状態、使用状態、権利放棄状態を識別
    する領域を持たせ、前記セルの状態と前記装置に設置さ
    れたウィンドウの状態によって、前記装置からリングへ
    のセル送出を決定する方式であって、 権利放棄状態のセルには、そのセルの宛先装置を示す領
    域を設け、優先情報のピークトラフィックの所定倍の帯
    域を優先情報のセル送出ウィンドウサイズとして前記装
    置の第1ウィンドウに割り付け、優先情報は前記第1ウ
    ィンドウがセル送出許可状態の場合にリング上にセルを
    送出してリング上のセルを使用状態とし、第1ウィンド
    ウがセル送出許可状態であってもリング上に送出すべき
    優先情報がない場合には、自装置宛の権利放棄状態のセ
    ルをリング上に送出し、前記装置に設けられた非優先情
    報が送出可能であるかどうかを示す第2ウィンドウによ
    り、非優先情報のリングへの送出を判断し、前記第2ウ
    ィンドウがセル送出許可状態の場合に、リング上の権利
    放棄状態のセルを用いて非優先情報のセルをリング上に
    送出してリング上のセルを使用状態とし、非優先情報の
    送出が一定数に達したら前記第2ウィンドウをセル送出
    禁止状態とし、リング上を周回するセルに、第2ウィン
    ドウのセル送出禁止状態をセル送出許可状態にするため
    のリセット表示領域を設け、リング上のから自装置宛の
    権利放棄セルを受け取った場合には、前記第2ウィンド
    ウの状態がリングへのセルの送出が禁止された状態であ
    るかまたはリング上に送出するセルが存在しない状態で
    あるものとして、リセット状態のセルを送出し、前記第
    2ウィンドウの状態をリングへのセルの送出が禁止され
    た状態からセルの送出を許可された状態とするフロー制
    御方式において、 特定の装置内の、リングから自装置宛の使用セルを取り
    出し、とりだしたセルを扱うセル受信部のセル廃棄可能
    性判定部において、セル廃棄しそうであることを検出し
    た場合には、自装置宛の権利放棄状態セルを受け取って
    もリセット状態のセルを送出せず、他装置宛の権利放棄
    状態セルを受け取った場合には、そのセルをアイドル状
    態とすることを特徴とするフロー制御方式。
  14. 【請求項14】リング状に接続された装置間を周回する
    セルに、アイドル状態、使用状態、権利放棄状態を識別
    する領域を持たせ、前記セルの状態と前記装置に設置さ
    れたウィンドウの状態によって、前記装置からリングへ
    のセル送出を決定する方式であって、 権利放棄状態のセルには、そのセルの宛先装置を示す領
    域を設け、優先情報のピークトラフィックの所定倍の帯
    域を優先情報のセル送出ウィンドウサイズとして前記装
    置の第1ウィンドウに割り付け、優先情報は前記第1ウ
    ィンドウがセル送出許可状態の場合にリング上にセルを
    送出してリング上のセルを使用状態とし、第1ウィンド
    ウがセル送出許可状態であってもリング上に送出すべき
    優先情報がない場合には、自装置宛の権利放棄状態のセ
    ルをリング上に送出し、前記装置に設けられた非優先情
    報が送出可能であるかどうかを示す第2ウィンドウによ
    り、非優先情報のリングへの送出を判断し、前記第2ウ
    ィンドウがセル送出許可状態の場合に、リング上の権利
    放棄状態のセルを用いて非優先情報のセルをリング上に
    送出してリング上のセルを使用状態とし、非優先情報の
    送出が一定数に達したら前記第2ウィンドウをセル送出
    禁止状態とし、リング上を周回するセルに、第2ウィン
    ドウのセル送出禁止状態をセル送出許可状態にするため
    のリセット表示領域を設け、リング上のから自装置宛の
    権利放棄セルを受け取った場合には、前記第2ウィンド
    ウの状態がリングへのセルの送出が禁止された状態であ
    るかまたはリング上に送出するセルが存在しない状態で
    あるものとして、リセット状態のセルを送出し、前記第
    2ウィンドウの状態をリングへのセルの送出が禁止され
    た状態からセルの送出を許可された状態とするフロー制
    御方式において、 特定の装置内の、リングから自装置宛の使用セルを取り
    出し、とりだしたセルを扱うセル受信部のセル廃棄可能
    性判定部において、セル廃棄しそうであることを検出し
    た場合には、自装置宛の権利放棄状態セルを受け取って
    もリセット状態のセルを送出せず、他装置宛の権利放棄
    状態セルを受け取った場合には、そのセルの宛先を自装
    置宛とすることを特徴とするフロー制御方式。
JP20934293A 1993-08-24 1993-08-24 フロー制御方式 Pending JPH0766820A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20934293A JPH0766820A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 フロー制御方式
US08/293,586 US5539747A (en) 1993-08-24 1994-08-22 Flow control method
CA002130593A CA2130593A1 (en) 1993-08-24 1994-08-22 Flow control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20934293A JPH0766820A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 フロー制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0766820A true JPH0766820A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16571366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20934293A Pending JPH0766820A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 フロー制御方式

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5539747A (ja)
JP (1) JPH0766820A (ja)
CA (1) CA2130593A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208653B1 (en) 1997-03-18 2001-03-27 Nec Corporation Method and apparatus for controlling a flow between terminals in an ATM network
WO2007114435A1 (ja) * 2006-04-03 2007-10-11 Kyocera Corporation 基地局装置及び基地局装置の制御方法
US7457238B2 (en) 2003-10-15 2008-11-25 Fujitsu Limited Transmission system with congestion state-based flow control

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134218A (en) * 1994-04-28 2000-10-17 Pmc-Sierra (Maryland), Inc. Many dimensional congestion detection system and method
JPH0823332A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Mitsubishi Electric Corp リング型atmノードのアクセス制御装置
US5901139A (en) * 1995-09-27 1999-05-04 Nec Corporation ATM cell buffer managing system in ATM node equipment
KR100217527B1 (ko) * 1995-10-11 1999-09-01 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 멀티 캐스트 커넥션 제어 장치
JP2833555B2 (ja) * 1995-10-31 1998-12-09 日本電気株式会社 優先制御方式
JP2737726B2 (ja) * 1995-11-20 1998-04-08 日本電気株式会社 バッファ制御装置
KR100318956B1 (ko) * 1995-12-26 2002-04-22 윤종용 비동기전송모드의셀을다중화하는장치및방법
JP3156752B2 (ja) * 1996-02-09 2001-04-16 日本電気株式会社 Atmスイッチ装置及びその制御方法
US5960215A (en) * 1996-09-12 1999-09-28 Digital Equipment Corporation Transmit data FIFO for flow controlled data
US5940367A (en) * 1996-11-06 1999-08-17 Pluris, Inc. Fault-tolerant butterfly switch
KR100194604B1 (ko) * 1996-11-07 1999-06-15 이계철 일반 흐름제어를 이용한 유동 셀 제거장치 및 방법
WO1998020652A1 (en) * 1996-11-08 1998-05-14 Integrated Telecom Technology, Inc. Method and apparatus for detecting disabled physical devices and deleting undeliverable cells
US6018782A (en) * 1997-07-14 2000-01-25 Advanced Micro Devices, Inc. Flexible buffering scheme for inter-module on-chip communications
US6041039A (en) * 1997-03-20 2000-03-21 Nokia Telecommunications, Oy System and method for determining network bandwidth availability using priority level feedback
US5974487A (en) * 1997-07-14 1999-10-26 Advanced Micro Devices, Inc. Data transfer network on a chip utilizing a mesh of rings topology
US6324165B1 (en) * 1997-09-05 2001-11-27 Nec Usa, Inc. Large capacity, multiclass core ATM switch architecture
US6147970A (en) * 1997-09-30 2000-11-14 Gte Internetworking Incorporated Quality of service management for aggregated flows in a network system
JP3733784B2 (ja) * 1999-05-21 2006-01-11 株式会社日立製作所 パケット中継装置
US6879995B1 (en) * 1999-08-13 2005-04-12 Sun Microsystems, Inc. Application server message logging
US6697330B1 (en) * 1999-11-26 2004-02-24 Hewlett-Packard Development Company L.P. Method and system for output flow control in network multiplexers
US6665298B1 (en) * 2000-01-31 2003-12-16 Motorola, Inc. Reassembly unit and a method thereof
US6975626B1 (en) * 2000-03-31 2005-12-13 Sun Microsystems, Inc. Switched network for low latency communication
US7065580B1 (en) 2000-03-31 2006-06-20 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for a pipelined network
US7020161B1 (en) 2000-03-31 2006-03-28 Sun Microsystems, Inc. Prescheduling arbitrated resources
US6813275B1 (en) * 2000-04-21 2004-11-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for preventing underflow and overflow across an asynchronous channel
US7006505B1 (en) * 2000-10-23 2006-02-28 Bay Microsystems, Inc. Memory management system and algorithm for network processor architecture
JP3885484B2 (ja) * 2000-11-07 2007-02-21 カシオ計算機株式会社 データ通信処理装置及び記録媒体
US6701389B2 (en) 2001-06-07 2004-03-02 International Business Machines Corporation Bandwidth allocation in accordance with shared queue output limit
US8145787B1 (en) * 2001-10-16 2012-03-27 Cisco Technology, Inc. Adaptive bandwidth utilization over fabric links
US7464180B1 (en) 2001-10-16 2008-12-09 Cisco Technology, Inc. Prioritization and preemption of data frames over a switching fabric
US7352741B2 (en) * 2002-02-21 2008-04-01 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for speculative arbitration
KR100523486B1 (ko) * 2002-12-13 2005-10-24 한국전자통신연구원 트래픽 측정 시스템 및 그의 트래픽 분석 방법
US7397796B1 (en) 2003-08-21 2008-07-08 Smiljanic Aleksandra Load balancing algorithms in non-blocking multistage packet switches
US8018851B1 (en) * 2004-06-30 2011-09-13 Marvell Israel (Misl) Ltd. Flow control for multiport PHY
US7544105B2 (en) * 2005-08-23 2009-06-09 Utilx Corporation Cable and cable connection assembly
US8510833B2 (en) * 2005-10-27 2013-08-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Connection-rate filtering using ARP requests
US9215754B2 (en) * 2007-03-07 2015-12-15 Menu Networks Wi-Fi virtual port uplink medium access control
JP4878936B2 (ja) * 2006-06-28 2012-02-15 富士通セミコンダクター株式会社 故障検出方法、試験回路及び半導体装置
JP2008287558A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Renesas Technology Corp 半導体装置及びマイクロコンピュータ
US8159948B2 (en) * 2007-07-11 2012-04-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods and apparatus for many-to-one connection-rate monitoring
JP5419493B2 (ja) * 2009-03-03 2014-02-19 キヤノン株式会社 データ処理装置、データ処理装置の制御方法、およびプログラム
JP5942706B2 (ja) * 2012-08-29 2016-06-29 富士通株式会社 監視装置,監視プログラム,監視方法
US11159456B2 (en) 2017-08-03 2021-10-26 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Control apparatus

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4955016A (en) * 1989-08-29 1990-09-04 At&T Bell Laboratories Interconnect fabric providing connectivity between an input and arbitrary output(s) of a group of outlets
JPH04291851A (ja) * 1991-03-20 1992-10-15 Fujitsu Ltd ループ型lanにおけるノード状態通知方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208653B1 (en) 1997-03-18 2001-03-27 Nec Corporation Method and apparatus for controlling a flow between terminals in an ATM network
US7457238B2 (en) 2003-10-15 2008-11-25 Fujitsu Limited Transmission system with congestion state-based flow control
WO2007114435A1 (ja) * 2006-04-03 2007-10-11 Kyocera Corporation 基地局装置及び基地局装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2130593A1 (en) 1995-02-25
US5539747A (en) 1996-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0766820A (ja) フロー制御方式
US6628613B1 (en) Flow control method in packet switched network
EP0688481B1 (en) Device and method for atm end system cell flow regulation
US5896511A (en) Method and apparatus for providing buffer state flow control at the link level in addition to flow control on a per-connection basis
US5042029A (en) Congestion control method and apparatus for end-to-end packet communication
EP0275678B1 (en) Packet switching system arranged for congestion control through bandwidth management
JP3123447B2 (ja) Atm交換機のスイッチ制御回路
CA1279392C (en) Packet switching system arranged for congestion control
EP0647081B1 (en) Method and apparatus for controlling congestion in a communication network
AU719514B2 (en) Broadband switching system
EP2442498B1 (en) Method and device for controlling switching network traffic
US20080304503A1 (en) Traffic manager and method for performing active queue management of discard-eligible traffic
US6298042B1 (en) Packet switching apparatus adapted to control allowed transmission rate in packet switching network, and method of controlling allowed transmission rate
WO1997003549A2 (en) Prioritized access to shared buffers
US8693492B2 (en) Quality of service half-duplex media access controller
KR100411447B1 (ko) 티씨피 혼잡 제어 방법
JPH1155314A (ja) データ転送制御方法
EP1361709B1 (en) Using shadow Mcast/Bcast/Dlf counter and free pointer counter to balance unicast and Mcast/Bcast/Dlf frame ratio
JPH11510009A (ja) 割付型並びに動的交換機フロー制御
JPH0766845A (ja) 情報流量制限装置
JP3627444B2 (ja) データ転送装置およびデータ転送方法
JPH0779253A (ja) パケット交換機
JP3454230B2 (ja) Atm交換機のスイッチ制御回路
JPH07212368A (ja) アクセス制御方式
WO1997004557A1 (en) Minimum guaranteed cell rate method and apparatus