JPH076499A - スピンドルサーボ装置 - Google Patents

スピンドルサーボ装置

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JPH076499A
JPH076499A JP16595493A JP16595493A JPH076499A JP H076499 A JPH076499 A JP H076499A JP 16595493 A JP16595493 A JP 16595493A JP 16595493 A JP16595493 A JP 16595493A JP H076499 A JPH076499 A JP H076499A
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JP
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spindle
servo
control signal
signal
disk
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JP16595493A
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Hideki Takahashi
英樹 高橋
Hiroshi Saito
浩 斉藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US08/255,467 priority patent/US5592446A/en
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Priority to DE69420192T priority patent/DE69420192T2/de
Priority to KR1019940013577A priority patent/KR100287312B1/ko
Publication of JPH076499A publication Critical patent/JPH076499A/ja
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Priority to US08/643,228 priority patent/US5598390A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピンドルモータが暴走状態となることを有
効に防止し、また暴走が発生してもただちに正常回転動
作に復帰可能なスピンドルサーボ装置の提供。 【構成】 光磁気領域の情報からスピンドル制御信号を
生成する第1のスピンドル制御信号生成手段(10,8
a,9)と、ピット領域の情報からスピンドル制御信号
を生成する第2のスピンドル制御信号生成手段(8b,
9)と、回転数検出手段21からの信号に基づいてスピ
ンドルモータ制御信号を生成する第3のスピンドル制御
信号生成手段(11a,11b,9)を設け、第1,第
2,第3のスピンドル制御信号生成手段からのスピンド
ル制御信号を選択してスピンドルサーボ制御を行なうこ
とができるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク、光磁気ディ
スク等のディスク状記録媒体に対する記録装置、再生装
置に具備されるスピンドルサーボ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、光磁気ディスク等のディス
クに対する記録装置、再生装置においては、ディスクを
スピンドルモータにより回転駆動しながら、光学ヘッド
による再生や光磁気ヘッドによる記録を行なうようにし
ている。ここで、スピンドルモータの駆動はスピンドル
サーボ回路からのドライブ信号によりCLV(線速度一
定)又はCAV(角速度一定)となるように制御され
る。
【0003】図8は、ディスク記録装置、再生装置にお
いて搭載されている従来のスピンドルサーボ系を示した
ものである。30は光ディスク又は光磁気ディスクであ
り、スピンドルモータ31により回転駆動される。32
は光学ヘッドであり、ディスク30に対してレーザダイ
オードLDからのレーザ光を照射し、その反射光をディ
テクタPDで検出してディスク30に記録された情報を
読み出す。
【0004】ディスク30が、ユーザーが例えば音楽等
を記録できる光磁気ディスクの場合、図9に示すよう
に、ディスク最内周側はピット領域30a(読出専用の
ROM領域)とされ、ディスクの属性や記録されたデー
タの管理等を行なうTOC情報が記録されている。そし
て、つづいてMO(光磁気)領域30bが設けられ、こ
のMO領域30bは書換用の管理情報(U−TOC)や
音楽等の一般データ等が記録できるようになされてい
る。
【0005】MO領域30bにはウォブリンググルーブ
が形成されており、このグルーブはアドレス情報が例え
ばFM変調された信号によりウォブル(蛇行)されてい
る。これによって、データが記録されていない領域につ
いても、ウォブリンググルーブに基づく反射光情報によ
りアドレス情報(絶対位置情報)が抽出できるようにな
されている。データの記録時においては、当然データと
してのアドレスは存在しないため、このウォブリンググ
ルーブから得られるアドレス情報により、記録動作の制
御が行なわれる。
【0006】ピット領域30aとMO領域30bについ
ては、データの読出方法に関する互換性はなく、従っ
て、それぞれの領域からデータを読み出す際には、図示
しないシステムコントローラが光学ヘッド32が走査し
ている領域に応じて読出モードを切り換えるように制御
している。
【0007】光学ヘッド32により一般データを読み出
しているとき、つまりMO領域30bからのデータを読
み出しているときは、ディテクタPDにより検出された
データはRFアンプ33に供給され、演算処理、増幅処
理がなされる。RFアンプ33ではディテクタPD(4
分割ディテクタ、一対のサイドスポット用ディテクタ、
及び一対のRF信号用ディテクタ)の出力の演算処理に
より再生データ、フォーカスサーボ信号、トラッキング
サーボ信号等を生成して出力するが、これらの信号及び
これらに対応する回路系の説明は省略する。
【0008】スピンドルサーボ系の動作のための信号と
しては、RFアンプ33の演算アンプ33aにおいて例
えば4分割ディテクタからの情報からアドレス変調情報
(グルーブ情報)として抽出されるプッシュプル信号が
用いられる。アドレスデコーダ34は上述したウォブリ
ンググルーブからの情報を復調してアドレス情報を抽出
する回路部であるが、スピンドルサーボ用の信号は、こ
のアドレスデコーダ34により抽出される。例えばアド
レスデコーダ34ではグルーブ情報を所定の中心周波数
のバンドパスフィルタを介した後2値化し、PLL復調
によってバイフェーズデータを抽出する。さらにこのバ
イフェーズデータからPLL処理により所定周波数のク
ロック再生を行なって、このビットクロックをスピンド
ル回転速度情報として用いるようにしている。
【0009】そして、アドレスデコーダ34から抽出さ
れたスピンドルサーボ用の信号は信号処理部35(デジ
タルシグナルプロセッサ)に供給され、信号処理部35
は、スピンドルサーボ動作を行なうサーボ回路36がス
ピンドルモータ31の回転数をコントロールするために
必要なスピンドルエラー信号ESADを生成して出力す
る。
【0010】また、光学ヘッド32がピット領域33a
を操作している際には、RFアンプ33における演算ア
ンプ33bで得たRF信号(EFM信号)が信号処理部
35に供給され、信号処理部35では、再生されるビッ
トクロックからスピンドルエラー信号ESEFM を生成し
て出力している。例えば再生データとしてEFM信号か
ら同期信号を抽出してPLL回路に注入して再生ビット
クロックを得、これを基準システムクロックと比較して
スピンドルエラー信号ESEFM を生成する。
【0011】サーボ回路36は、入力されるスピンドル
エラー信号ESAD又はESEFM のレベルを所定の基準値
と比較することにより、現在のスピンドルモータ31の
回転が規定の回転数より早いか遅いかを判別する。そし
て、回転数が規定の回転数ではない場合は、これを是正
するためのモータ制御信号SPOを発生させ、モータド
ライバ37に供給している。
【0012】スピンドルモータ31はモータドライバ3
7から印加される電流の向き(正負)によって正方向回
転状態において加速又は減速され、規定の回転数が保持
されることになる。つまり、回転速度が遅い場合は、モ
ータ制御信号SPOに基づいて、加速するために正回転
方向の電流が印加され、また回転速度が早い場合は、モ
ータ制御信号SPOに基づいて、減速するために逆回転
方向の電流が印加される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のスピンドルサーボ装置を備えた記録装置、再生装
置では、スピンドルモータ31が高速回転や逆回転を起
こすサーボ暴走状態となってしてしまうことがあるとい
う問題があった。
【0014】例えばディスク30のMO領域30bのデ
ータを読み取っているときに、衝撃や振動等の外乱が装
置に与えられたり、或は、何らかの原因で読み出したデ
ータに大きな誤りが発生して、光学ヘッド32によるレ
ーザ走査がピット領域30aに入ってしまったとする。
【0015】上記のようにピット領域30aとMO領域
30bではスピンドルサーボ方式が異なるため、例えば
MO領域30bの読出モードのままピット領域30aに
入ってしまうと、信号処理部35に供給される信号は全
くでたらめな信号となってしまう。そのためスピンドル
エラー信号ES以降の信号も例えばCLV制御信号とし
ては機能しない信号となり、このようなでたらめな信号
が印加された状態でスピンドルサーボループが機能して
逆回転を始めることがある。つまり、減速電流である逆
回転方向の電流が継続して印加されてしまって逆回転状
態となる。もしくは正回転方向であっても甚だしく高速
となることもある。このようなサーボ暴走状態になる
と、もちろんサーボ制御によって暴走状態を落ち着かせ
ることはできなくなり、正常動作に復帰ができないこと
になる。
【0016】特に、一旦逆回転を始めてしまった場合
は、光学ヘッド32が例えMO領域30bに復帰するこ
とができたとしても、読み出されるデータは当然正常な
データではないため、サーボ情報を正確に抽出できず、
スピンドルサーボにより適正回転状態に復帰させること
はできない。つまり逆回転動作から抜け出さなくなって
しまい、記録/再生動作は不能となる。これらのこと
は、外乱等により光学ヘッド32がピット領域30aか
らMO領域30bに入ってしまった場合も同様である。
【0017】なお、このようにスピンドルサーボが機能
しなくなった状態からは、例えばモータ電源を切ってし
まってスピンドルモータ31が停止することを待ち、一
旦スピンドル暴走状態を解消するということも考えられ
るが、もちろんこれによっては迅速に正常動作に復帰す
るということはできない。
【0018】また、このようにMO領域とピット領域で
の移動の場合だけでなく、例えば同一の領域内のアクセ
ス時の場合でも、問題が発生する(従って、ピット領域
しか存在しないディスクに対応する再生装置の場合でも
問題は発生している)。つまり、光学ヘッド32がアク
セス移動中はトラッキングサーボ、スレッドサーボ共に
オフとしなければならないが、このためスピンドルエラ
ー信号ESを生成するための上記した信号を読取ること
ができない。このためスピンドルサーボ引込可能範囲内
にスピンドルモータの回転数を維持することが非常に困
難である。
【0019】また、光学ヘッド32がディスクの最内周
位置又は最外周位置にいってしまい、所謂ミラー面にお
いて読出動作をしてしまった場合も、スピンドルエラー
信号ESを生成するための信号を読取ることができず、
スピンドルサーボを適正にかけることができない。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたもので、スピンドルモータが暴走状
態となることを有効に防止し、また例え何らかの原因で
逆回転や高速回転等が発生したとしても、ただちに正常
回転動作に復帰させることができるスピンドルサーボ装
置を提供することを目的とする。
【0021】このため、ディスク状記録媒体における光
磁気記録領域の情報及びピット記録領域の情報を読み込
むことができるデータ読出手段と、光磁気記録領域から
読み込まれた所定のデータに基づいてスピンドル制御信
号を生成する第1のスピンドル制御信号生成手段と、ピ
ット記録領域から読み込まれた所定のデータに基づいて
スピンドル制御信号を生成する第2のスピンドル制御信
号生成手段と、例えばFG(周波数発生器)等のによる
スピンドルモータの回転数検出手段と、回転数検出手段
からの信号に基づいてスピンドルモータ制御信号を生成
することができる第3のスピンドル制御信号生成手段
と、第1,第2,第3のスピンドル制御信号生成手段か
らのスピンドル制御信号を選択してスピンドルサーボ制
御に用いてディスク状記録媒体を回転駆動するスピンド
ルモータの回転制御を行なうことができる制御手段とを
備えてスピンドルサーボ装置を構成する。
【0022】特に制御手段は、データ読出手段がディス
ク状記録媒体に対して所定距離以上のアクセス(トラッ
クジャンプ)動作を実行する際に、第3のスピンドル制
御信号生成手段からのスピンドル制御信号を選択してス
ピンドルサーボ制御を実行するように構成する。
【0023】また、制御手段は、光磁気記録領域とピッ
ト記録領域の両方を備えたディスク状記録媒体に対し
て、データ読出手段がいづれか一方の記録領域の情報の
読出動作が実行するように制御されている際において、
他方の記録領域の情報の読出動作を実行してしまった場
合に、第3のスピンドル制御信号生成手段からのスピン
ドル制御信号を選択してスピンドルサーボ制御を実行す
ることができるように構成する。
【0024】
【作用】例えばFGを利用したスピンドルモータの回転
数検出手段からの情報によりスピンドルサーボ制御信号
を得る第3のスピンドル制御信号発生手段を設けること
により、ディスク状記録媒体からスピンドル制御のため
の所定のデータ再生ができない場合であっても、その第
3のスピンドル制御信号発生手段を機能させてスピンド
ルサーボをかけることができる。
【0025】
【実施例】以下、図1〜図7により本発明のスピンドル
サーボ装置の一実施例を説明する。この実施例は光磁気
ディスク及び光ディスクに対応した記録再生装置に搭載
されたスピンドルサーボ装置として説明する。図2は記
録再生装置の要部を示したブロック図である。
【0026】図2において、1は光磁気ディスク又は光
ディスクであり、ディスク1はスピンドルモータ2によ
り回転駆動される。3はディスク1に対して記録/再生
時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、光磁気ディ
スクに対して記録時には記録トラックをキュリー温度ま
で加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、また再
生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出す
るための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0027】なお、ディスク1としては、全てピット情
報で構成される再生専用のプリマスタードディスク(光
ディスク)と、TOC情報がピットで形成され、楽曲や
ユーザーTOCは光磁気記録される記録再生可能ディス
ク(光磁気ディスク)が存在し、さらに光磁気ディスク
としては、楽曲等の音声データトラックとしてもピット
によるトラックと光磁気によるトラックが形成されるハ
イブリッドディスクが存在する。
【0028】データをCDと同様にピット形態で記録し
ている光ディスクの場合は、光学ヘッド3は磁気カー効
果ではなくCDプレーヤの場合と同様にピットの有無に
よる反射光レベルの変化に応じて再生RF信号を取り出
すものである。もちろん光ディスクに対しては後述する
磁界記録動作は実行されない。
【0029】このようにディスク1からのデータ読出動
作を行なうため、光学ヘッド3はレーザ出力手段として
のレーザダイオードや、偏向ビームスプリッタや対物レ
ンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのデ
ィテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構
4によってディスク半径方向及びディスクに接離する方
向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全
体はスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能
とされている。
【0030】また、6は供給されたデータによって変調
された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示
し、ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に
配置されている。
【0031】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給され
る。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、
再生RF信号(EFM信号)、トラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号、絶対位置情報(光磁気ディ
スク1にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として
記録されている絶対位置情報)となるグルーブ情報、フ
ォーカス情報(FOK信号)等を抽出する。そして、抽
出された再生RF信号(EFM信号)はエンコーダ/デ
コーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され
る。
【0032】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントロ
ーラ11からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、
スピンドルエラー信号ES等により各種サーボ駆動信号
を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御して
フォーカス及びトラッキング制御をなし、またスピンド
ルモータ2を一定線速度(CLV)に制御する。なお、
後術するがスピンドルエラー信号ESは加算器23を介
して供給する。
【0033】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、メモリ
コントローラ12によって一旦バッファRAM13に書
き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク
1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッフ
ァRAM13までの再生データの転送は1.41Mbit/secで
(間欠的に)行なわれる。
【0034】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナロ
グ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給さ
れて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号とし
て出力される。
【0035】このようにディスク1から読み出されたデ
ータを一旦バッファRAM13に高速レートで間欠的に
書き込み、さらに低速レートで読み出して音声出力する
ことで、例えば一時的にトラッキングサーボが外れてデ
ィスク1からのデータ読出が不能になっても音声出力は
そのままとぎれることなく継続されるという、いわゆる
ショックプルーフ機能が実現される。
【0036】アドレスデコーダ10から出力される、グ
ルーブ情報をデコードして得られた絶対位置情報、又は
データとして記録されたアドレス情報はエンコーダ/デ
コーダ部8を介してシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。またエンコーダ/デ
コーダ部8からはシステムコントローラ11に対してさ
らに同期信号検出情報、サーボモニタ信号等が供給され
る。
【0037】ディスク(光磁気ディスク)1に対して記
録動作が実行される際には、端子17に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18
によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコ
ーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施さ
れる。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された
記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッ
ファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読
み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そし
てエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、E
FM変調等のエンコード処理された後磁気ヘッド駆動回
路15に供給される。
【0038】磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理
された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0039】19はユーザー操作に供されるキーが設け
られた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによ
って構成される表示部を示す。
【0040】21は回転検出部を示し、例えばスピンド
ルモータドライバより得られる逆起電流を利用してスピ
ンドル回転数に応じた周波数を発生させるFGにより構
成される。出力されたFGパルスはシステムコントロー
ラ11に供給される。
【0041】なお、光磁気ディスク1においては、楽曲
等のデータが記録されているエリアや未記録エリアを管
理するデータ等がTOC情報として記録されている。そ
して、ディスク1が装填された時点或は記録又は再生動
作の直前等において、システムコントローラ11はスピ
ンドルモータ2及び光学ヘッド3を駆動させ、ディスク
1の例えば最内周側に設定されているTOC領域のデー
タを抽出させる。そして、RFアンプ7、エンコーダ/
デコーダ部8を介してメモリコントローラ12に供給さ
れたTOC情報はバッファRAM13の所定の領域に蓄
えられ、以後そのディスク1に対する記録/再生動作の
制御に用いられる。
【0042】このような図2の記録再生装置において、
本実施例のスピンドルサーボ装置としての構成部分のみ
を抽出して図1に示す。光学ヘッド3においてはレーザ
ダイオードLDからディスク1に照射したレーザの反射
光を検出するディテクタPDとして、4分割ディテクタ
(A,B,C,D)、サイドスポット用ディテクタ
(E,F)、RF用ディテクタ(I,J)が設けられて
いる。
【0043】そして、RFアンプ7においては、I+J
の演算によりピット情報としての再生RF信号(EFM
信号)を、I−Jの演算によりMO情報としての再生R
F信号(EFM信号)を得、また、E−Fの演算により
トラッキングエラー信号が生成される。さらに、(A+
D)−(B+C)の演算が実行されてフォーカスエラー
信号が生成される。また、(A+B)−(C+D)の演
算によるプッシュプル信号によりグルーブ情報が抽出さ
れる。
【0044】図1においてRFアンプ7における演算ア
ンプ7aは(A+B)−(C+D)の演算によりグルー
ブ情報を得、アドレスデコーダ10に供給している。ま
た演算アンプ7bはI+Jの演算によりピット情報とし
ての再生RF信号(EFM信号)を生成し、エンコーダ
/デコーダ部8に供給している。スピンドルサーボには
これら演算アンプ7a,7bの出力が用いられる。
【0045】即ち、光学ヘッド3が光磁気ディスク1に
おけるMO領域を再生走査している際には、アドレスデ
コーダ10ではグルーブ情報からのアドレス復調動作以
外に、グルーブ情報を2値化した後PLL復調によって
バイフェーズデータを抽出し、このバイフェーズデータ
からPLL処理により所定周波数のクロック再生を行な
って、このビットクロックをスピンドル回転速度情報と
している。
【0046】そして、アドレスデコーダ34から抽出さ
れたスピンドルサーボ用の信号はエンコーダ/エコーダ
部8におけるスピンドルエラーデータ発生部8aに供給
され、スピンドルエラー信号ESAD(サーボ回路9がス
ピンドルモータ2の回転数をコントロールするために必
要なサーボ制御信号)が生成される。
【0047】また、光学ヘッド32が光磁気ディスク1
のピット領域、もしくは光ディスク1の再生走査をして
いる際には、RFアンプ7における演算アンプ7bで得
たRF信号(EFM信号)がエンコーダ/エコーダ部8
におけるスピンドルエラーデータ発生部8bに供給され
る。スピンドルエラーデータ発生部8bではEFM信号
から同期信号を抽出してPLL回路に注入して再生ビッ
トクロックを得、これを基準システムクロックと比較し
てスピンドルエラー信号ESEFM (サーボ回路9がスピ
ンドルモータ2の回転数をコントロールするために必要
なサーボ制御信号)を生成する。
【0048】スピンドルエラー信号ESADは出力切換部
8cのT1 端子に供給され、またスピンドルエラー信号
ESEFM はT2 端子に供給されている。出力切換部8c
の出力は加算器23を介してサーボ回路9に供給され
る。出力切換部8cの切換制御は通常はシステムコント
ローラ11によって、MO情報再生時にはT1 端子、ピ
ット情報再生時にはT2 端子に制御されているが、後述
する制御処理プログラムにも応じてシステムコントロー
ラ11が切換制御を実行する。
【0049】サーボ回路9は、入力されるスピンドルエ
ラー信号ESAD又はESEFM に基づいて、現在のスピン
ドルモータ31の回転が規定の回転数より早いか遅いか
を判別し、回転数が規定の回転数となるようにモータ制
御信号SPOを発生させ、モータドライバ22に供給し
ている。
【0050】スピンドルモータ2はモータドライバ22
から印加される電流の向き(正負)によって正方向回転
状態において加速又は減速され、規定の回転数が保持さ
れることになる。つまり、回転速度が遅い場合は、モー
タ制御信号SPOに基づいて、加速するために正回転方
向の電流が印加され、また回転速度が早い場合は、モー
タ制御信号SPOに基づいて、減速するために逆回転方
向の電流が印加される。
【0051】また、回転検出部21からのFGパルスは
システムコントローラ11におけるFG入力部11aに
供給され、その周波数からスピンドル回転数が検出され
る。その情報はスピンドルエラーデータ発生部8cに供
給される。スピンドルエラーデータ発生部8cではスピ
ンドル回転数情報に応じてスピンドルモータ2が少なく
ともラフサーボ状態(サーボ引込可能範囲内)となるよ
うに加速又は減速を行なうスピンドルエラー信号ESFG
を生成する。このスピンドルエラー信号ESFG加算器2
3を介してサーボ回路9に供給され、この場合スピンド
ルモータ2はラフサーボ制御される。なお、このとき出
力切換部8cはT3 端子に切り換えられることになる。
【0052】つまり、本実施例のスピンドルサーボ装置
では、MO情報再生時とピット情報再生時とでスピンド
ルエラー信号ESAD,ESEFM が切り換えられるととも
に、さらに所定の場合にスピンドルエラー信号ESFG
用いられるように切り換えられる。以下、スピンドルサ
ーボがスピンドルエラー信号ESFGによるものに切り換
えられる場合を、システムコントローラ11の処理を示
した図3〜図5のフローチャートで説明し、またスピン
ドルエラー信号ESFGを用いたサーボ動作を図6のフロ
ーチャートで説明する。
【0053】上述したように、通常はスピンドルエラー
信号ESAD又はESEFM が用いられてスピンドルサーボ
が実行されているが、まず、本実施例では何らかの原因
で光学ヘッド3による走査がエリア間を移動してしまっ
た場合にFGパルスに基づくサーボに切り換えるように
している。
【0054】まず、光磁気ディスク1に対してピット領
域を走査している際に、外乱等の影響で光学ヘッド3が
MO領域に入ってしまった場合を想定する。図3はこの
ような場合のシステムコントローラ11の処理であり、
まず、光磁気ディスク1に対してピット領域を走査して
いる際には(F100)、EFM信号から同期信号抽出が適正
に行なわれているかを監視している(F101)。或る程度の
期間以上同期信号の正常検出ができなくなった場合は、
光学ヘッド3が外乱等でMO領域に入ってしまったと判
別する (F101→NO) 。そして、まず回転数検出部21か
らのFGパルスを取り込んでスピンドル回転数を検出
し、現在、少なくともラフサーボ範囲内にあるか否かを
判別する(F102)。
【0055】ラフサーボ範囲内にあれば、MO領域に応
じたサーボ、即ち出力切換部8cをT1 端子に切り換え
てスピンドルエラー信号ESADを用いたサーボが実行さ
れるようにすれば(F114)、移動してしまったMO領域内
で、適正にスピンドルサーボが実行され、動作を正常状
態として所要の処理を実行することができ、例えばピッ
ト領域へ復帰させるなどの対処をすることができる。
【0056】ところが、ステップF102でスピンドル回転
状態がラフサーボ範囲外であるときは、スピンドル暴走
中もしくは暴走の危険のある状態と判別できる。そこ
で、出力切換部8cをT3 端子に切り換え、またスピン
ドルエラーデータ発生部11bにおいて、スピンドルエ
ラー信号ESFGの出力を実行させる(F103)。
【0057】このようにFGパルスに基づいたスピンド
ルサーボを実行させることにより、後述するように暴走
状態であったとしても、ラフサーボ状態まで安定させる
ことができる。そこで、スピンドルエラー信号ESFG
よるサーボを継続し、ラフサーボ範囲内に入った時点で
MO領域に応じたスピンドルエラー信号ESADを用いた
サーボに切り換える(F104)。
【0058】次に、光磁気ディスク1に対してMO領域
を走査している際に、外乱等の影響で光学ヘッド3がピ
ット領域に入ってしまった場合を想定する。図4はこの
ような場合のシステムコントローラ11の処理であり、
まず、光磁気ディスク1に対してMO領域を走査してい
る際に(F200)、例えばサーボモニタ信号により正常にス
ピンドル制御が実行されているかを監視し(F201)、正常
なスピンドル制御が不能となったら光学ヘッド3が外乱
等でピット領域に入ってしまったと判別する (F201→N
O) 。この場合、まず回転数検出部21からのFGパル
スを取り込んでスピンドル回転数を検出し、現在、少な
くともラフサーボ範囲内にあるか否かを判別する(F20
2)。
【0059】ラフサーボ範囲内にあれば、ピット領域に
応じたサーボ、即ち出力切換部8cをT2 端子に切り換
えてスピンドルエラー信号ESEFM を用いたサーボが実
行されるようにすれば(F214)、移動してしまったピット
領域内で適正にスピンドルサーボが実行され、動作を正
常状態として所要の処理を実行することができ、例えば
MO領域へ復帰させるなどの対処をすることができる。
【0060】ところが、ステップF202でスピンドル回転
状態がラフサーボ範囲外であるときは、スピンドル暴走
中もしくは暴走の危険のある状態と判別できるため、出
力切換部8cをT3 端子に切り換え、またスピンドルエ
ラーデータ発生部11bにおいて、スピンドルエラー信
号ESFGの出力を実行させる(F203)。このようにFGパ
ルスに基づいたスピンドルサーボを実行させることでラ
フサーボ状態まで安定させ、ラフサーボ範囲内に入った
時点でピット領域に応じたスピンドルエラー信号ES
EFM を用いたサーボに切り換える(F204)。
【0061】また、システムコントローラ11は比較的
長距離のトラックジャンプ(トラックアクセス)を実行
する際にも、FGパルスを用いてスピンドルサーボを実
行するようにしている。即ち、図5に示すようにトラッ
クアクセスを実行する際には(F300)、まずジャンプトラ
ック数が100トラック以上であるか否かを判別する(F
301)。100トラック以内であったらそのままトラック
アクセスを行ない、アクセス終了後に立ち上げ処理を行
なって次の動作(例えば再生動作)の処理に移る (F30
2,F303,F308) 。この間、スピンドルサーボ方式の切り
換えは特に実行しない。
【0062】ところが、比較的長距離のアクセス時にお
いては(上述したようにアクセス時にはスピンドルエラ
ー信号ESAD又はESEFM によるスピンドルサーボはフ
リー状態となる)、スピンドルをラフサーボ範囲内に維
持しておくことが困難になるだけでなく、場合によって
はスピンドルの静止状態や高速回転状態になることがあ
る。例えばMO領域内でアクセスする際には、グルーブ
を横切ることになるが、このときの反射光情報からスピ
ンドルエラー信号ESADとして得られる信号はCLV制
御周波数(例えば22.05KHz)に対して比較的低周波数
(例えば5KHz程度)となる。この場合、サーボ回路9は
スピンドルエラー信号ESADとしてのエラー信号周波数
がCLV制御周波数に合わせるために加速制御を行なう
ことになり、場合によっては非常に高速回転されてしま
うことがある。
【0063】このようなことを回避するため、ステップ
F301で100トラック以上のアクセスと判断した場合
は、出力切換部8cをT3 端子に切り換え、またスピン
ドルエラーデータ発生部11bにおいて、スピンドルエ
ラー信号ESFGの出力を実行させる(F304)。これによっ
てアクセス中(F305,F306) にラフサーボがかかるように
し、アクセス終了時点で通常のサーボ方式(スピンドル
エラー信号ESAD又はスピンドルエラー信号ESEFM
よるサーボ)に戻している(F307)。
【0064】このように長距離アクセス時にFGパルス
に基づいたスピンドルサーボを実行させることでアクセ
ス中に容易にラフサーボ状態で安定させることができ、
スピンドル暴走や停止を回避するとともに、常にスピン
ドルラフサーボ状態が得られているためアクセス後の立
ち上げ処理の迅速化が実現される。
【0065】なお、この図3〜図5で説明した以外に
も、FGパルスに基づいたスピンドルサーボに切り換え
るようにしてもよい。例えばフォーカス引込範囲まで対
物レンズを制御するフォーカスサーチ時においてもスピ
ンドルエラー信号ESFGを用いたスピンドルサーボが行
なわれるようにすれば、光学ヘッドとディスク面の相対
速度を一定にしやすく、フォーカスサーチの信頼性を向
上できる。
【0066】FGパルスに基づいて生成したスピンドル
エラー信号ESFGによるスピンドルサーボは以上のよう
に実行されるが、このスピンドルエラー信号ESFGは図
6のように生成されて出力されることになる。
【0067】まず、FGパルス周波数を計測しスピンド
ル回転数を把握する(F100)。そして、そのFGパルス周
波数がラフサーボ範囲内の周波数であるか否かを判別す
る(F401)。ラフサーボ範囲外であれば、ステップF402
で、ラフサーボ状態より高速回転状態か (F402→NO) 、
ラフサーボ状態より低速回転状態か (F402→NO) を判別
する。
【0068】高速回転状態であれば、スピンドルエラー
信号ESFGとして減速キックパルスを出力し(F406)、即
ちサーボ回路9及びモータドライバ22によりスピンド
ルモータ2に対して減速方向の電流を印加させて減速さ
せる。一方、低速回転状態であれば、スピンドルエラー
信号ESFGとして加速キックパルスを出力し(F403)、即
ちサーボ回路9及びモータドライバ22によりスピンド
ルモータ2に対して加速方向の電流を印加させて加速さ
せる。
【0069】即ち、F400→F401→F402→F406→F407→F4
00のループ、もしくはF400→F401→F402→F403→F404→
F400のループの処理により、ラフサーボに引き込むよう
にする。
【0070】ところで、場合によってはスピンドルモー
タが減速方向に暴走して逆回転状態に入ってしまうこと
も考えられる。しかしながら、FGパルス周波数の計測
のみでは回転方向は判別できない。そこでステップF40
4,F407 の処理を行なっている。
【0071】図7にスピンドル回転速度に応じたFGパ
ルスを示している。仮にRSの部分をラフサーボ範囲と
する。例えばスピンドル回転速度が速度の状態にある
ときはステップF402からF406に進んで減速キックパルス
が出力され、速度として示すようなラフサーボ範囲R
Sに向かって制御されるため問題ないが、速度と同速
度で逆回転状態となる速度の場合を想定すると、回転
方向は周波数から検出していないため、このときも処理
はステップF402からF406に進んで減速キックパルスが出
力されてしまう。つまり、速度として示す方向に制御
され、さらに逆回転暴走状態が促進されてしまう。
【0072】また、速度の状態に或ることを仮定する
と、周波数はラフサーボ範囲RSより低いため、ステッ
プF403に進み、加速キックパルスが出力されて、正回転
方向に制御されるが、停止速度に戻ってからさらに速
度の状態まで加速されることになり、ラフサーボ引込
までに非常に時間がかかる。これらを解消するために、
ステップF404でFGパルス周波数がアップしたか、また
ステップF407でFGパルス周波数がダウンしたかを確認
している。
【0073】つまり、正方向回転に或る状態であれば、
加速キックパルスを出力すれば必ずFGパルス周波数は
高くなり、また減速キックパルスを出力すれば必ずFG
パルス周波数は低くなるはずである。従って、加速キッ
クパルスを出力したのにFGパルス周波数が低くなった
場合、もしくは減速キックパルスを出力したのにFGパ
ルス周波数が高くなった場合は、スピンドルモータ2が
逆回転状態にあると判断できることになる。従ってこの
場合は、ステップF405もしくはステップF408に進んで、
正回転復帰のための十分な期間加速キックパルスを出力
して正常回転に強制的に復帰させる。
【0074】なお、ステップF405,F408での加速キック
パルスの出力は、スピンドルモータが如何なる速度で逆
回転している場合でも、正回転に復帰できるようにする
ため、最大速度での逆回転状態からでも復帰できるよう
に十分な期間、継続して行なわれるようにするとよい。
このため、場合によっては正方向回転に復帰した状態
で、回転数が早すぎる状態となるが、正回転状態にあれ
ば図6のスピンドルサーボループの働きによりラフサー
ボ範囲内に制御されるため問題はない。
【0075】以上のようにスピンドルエラー信号ESFG
を発生させることで、光学ヘッド3によりスピンドルサ
ーボのための適正なデータ読取りが不能な場合、例えば
MO領域とピット領域で事故的に移動してしまった場合
や、アクセス時、フォーカスサーチ時などにおいて、ス
ピンドルラフサーボ制御を良好に行なうことができ、上
述した図3〜図5のようにスピンドルエラー信号ESFG
によるスピンドルサーボを実行することで、スピンドル
暴走の防止が可能となり、もしくは暴走状態から正常動
作への復帰が可能となる。また、スピンドルモータの動
作の安定化により、アクセス後の立ち上げ処理の迅速化
も実現される。
【0076】なお、以上本発明の実施例について説明し
てきたが、本発明のスピンドルサーボ装置は上記実施例
に限定されず各種変更可能である。例えば回転数検出手
段はFGでなくてもよい。また、回転数検出手段自体で
回転方向を判別できるようにすることも可能である。例
えば2つのFGパルスの位相差をみることで回転方向を
検出できる。また、図3〜図5の場合やフォーカスサー
チの場合以外であっても、スピンドルサーボ不能状態と
なった時点には強制的に回転数検出手段(FG)に基づ
くスピンドルサーボに切り換えるようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスピンドル
サーボ装置は、光磁気領域の情報からスピンドル制御信
号を生成する第1のスピンドル制御信号生成手段と、ピ
ット領域の情報からスピンドル制御信号を生成する第2
のスピンドル制御信号生成手段と、回転数検出手段から
の信号に基づいてスピンドルモータ制御信号を生成する
第3のスピンドル制御信号生成手段を設け、第1,第
2,第3のスピンドル制御信号生成手段からのスピンド
ル制御信号を選択してスピンドルサーボ制御を行なうこ
とができるように構成したため、ディスク状記録媒体か
らスピンドル制御のための所定のデータ再生ができない
場合であっても、その第3のスピンドル制御信号発生手
段を機能させてスピンドルサーボをかけることができ、
常にスピンドルモータ動作を安定させることができ、サ
ーボ暴走状態を防止することができるという効果があ
る。また、もし何らかの原因でサーボ暴走状態(高速回
転又は逆回転)となってしまっても、第3のスピンドル
制御信号発生手段により必ず適正状態に復帰できるとい
う利点もある。
【0078】また、所定距離以上のアクセス動作を実行
する際に、第3のスピンドル制御信号生成手段からのス
ピンドル制御信号を選択してスピンドルサーボ制御を実
行することで、アクセス動作の安定化、アクセス時のス
ピンドル暴走の防止、及びアクセス後の立ち上げ処理の
迅速化が実現される。
【0079】さらに、光磁気記録領域とピット記録領域
の両方を備えたディスク状記録媒体に対して、データ読
出手段がいづれか一方の記録領域の情報の読出動作が実
行するように制御されている際において、他方の記録領
域の情報の読出動作を実行してしまった場合に、第3の
スピンドル制御信号生成手段からのスピンドル制御信号
を選択してスピンドルサーボ制御を実行することで、ス
ピンドル制御不能状態となることを回避し、正常動作へ
の復帰も可能となるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルサーボ装置の実施例のブロ
ック図である。
【図2】実施例のスピンドルサーボ装置が搭載される記
録再生装置の要部のブロック図である。
【図3】実施例におけるスピンドルサーボ切換動作のフ
ローチャートである。
【図4】実施例におけるスピンドルサーボ切換動作のフ
ローチャートである。
【図5】実施例におけるスピンドルサーボ切換動作のフ
ローチャートである。
【図6】実施例におけるFGパルスに基づくスピンドル
サーボ動作のフローチャートである。
【図7】実施例のFGパルスに基づくスピンドルサーボ
動作時の回転方向検出動作の説明図である。
【図8】従来のスピンドルサーボ装置のブロック図であ
る。
【図9】光磁気ディスクの領域の説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 スピンドルモータ 3 光学ヘッド 7 RFアンプ 8 エンコーダ/デコーダ部 8a,8b,11b スピンドルエラーデータ発生部 9 サーボ回路 10 アドレスデコーダ 11 システムコントローラ 11a FG入力部 21 回転数検出部 22 モータドライバ 23 加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体における光磁気記録
    領域の情報及びピット記録領域の情報を読み込むことが
    できるデータ読出手段と、 光磁気記録領域を有するディスク状記録媒体の光磁気記
    録領域から前記データ読出手段によって読み込まれた所
    定のデータに基づいてスピンドル制御信号を生成する第
    1のスピンドル制御信号生成手段と、 ピット記録領域を有するディスク状記録媒体のピット記
    録領域から前記データ読込手段によって読み込まれた所
    定のデータに基づいてスピンドル制御信号を生成する第
    2のスピンドル制御信号生成手段と、 スピンドルモータの回転数検出手段と、 前記回転数検出手段からの信号に基づいてスピンドルモ
    ータ制御信号を生成することができる第3のスピンドル
    制御信号生成手段と、 前記第1,第2,第3のスピンドル制御信号生成手段か
    らのスピンドル制御信号を選択してスピンドルサーボ制
    御に用いてディスク状記録媒体を回転駆動するスピンド
    ルモータの回転制御を行なうことができる制御手段と、 を備えて構成されたことを特徴とするスピンドルサーボ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記データ読出手段が
    ディスク状記録媒体に対して所定距離以上のアクセス動
    作を実行する際に、前記第3のスピンドル制御信号生成
    手段からのスピンドル制御信号を選択してスピンドルサ
    ーボ制御を実行するように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のスピンドルサーボ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、光磁気記録領域とピッ
    ト記録領域の両方を備えたディスク状記録媒体に対し
    て、前記データ読出手段がいづれか一方の記録領域の情
    報の読出動作が実行するように制御されている際におい
    て、前記データ読出手段が他方の記録領域の情報の読出
    動作を実行してしまった場合に、前記第3のスピンドル
    制御信号生成手段からのスピンドル制御信号を選択して
    スピンドルサーボ制御を実行することができるように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピン
    ドルサーボ装置。
JP16595493A 1993-06-14 1993-06-14 スピンドルサーボ装置 Pending JPH076499A (ja)

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US08/255,467 US5592446A (en) 1993-06-14 1994-06-08 Dual mode recording and reproducing apparatus having two recording regions using differing reproduction principles
EP94108898A EP0628964B1 (en) 1993-06-14 1994-06-09 Recording and/or reproducing apparatus
DE69420192T DE69420192T2 (de) 1993-06-14 1994-06-09 Aufzeichnungs- und/oder Wiedergabegerät
KR1019940013577A KR100287312B1 (ko) 1993-06-14 1994-06-14 디스크형 기록매체의 기록 및 재생장치
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003003358A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Sony Corporation Support d'enregistrement de donnees, appareil et procede d'enregistrement/lecture de support d'enregistrement
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US8291643B2 (en) 2006-03-27 2012-10-23 Turnstyle Intellectual Property, Llc Gate support device
US8296998B2 (en) 2006-03-27 2012-10-30 Turnstyle Intellectual Property, Llc Powered actuator

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