JP3488291B2 - 記録又は再生装置、記録装置 - Google Patents

記録又は再生装置、記録装置

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JP3488291B2
JP3488291B2 JP25021094A JP25021094A JP3488291B2 JP 3488291 B2 JP3488291 B2 JP 3488291B2 JP 25021094 A JP25021094 A JP 25021094A JP 25021094 A JP25021094 A JP 25021094A JP 3488291 B2 JP3488291 B2 JP 3488291B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば光磁気ディスクな
どの、ウォブリンググルーブにより記録トラックが形成
されているディスク状記録媒体に対応する記録又は再生
装置、及び記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種のデジタルデータ記録媒体が
実用化され、例えばコンパクトディスクシステムのよう
に光ディスクを用いた再生専用のシステムや、光磁気デ
ィスクを記録媒体としてユーザーが音声データを記録/
再生することができるミニディスクシステムが知られて
いる。
【0003】ミニディスクシステムで用いられる光磁気
ディスクでは、図8に示すようにディスク1上にウォブ
リンググルーブ1aが形成されている。1bはランド部
である。このウォブリンググルーブ1aは、いわゆる記
録トラックを形成するとともに、ディスク状の絶対位置
情報をFM変調した信号を用いてウォブリング(蛇行)
されていることにより、絶対位置アドレスを表現するも
のとなっている。そして、光学ヘッドが記録トラックに
レーザーSPを照射した際に、反射光を検出するディテ
クタのプッシュプル信号は、ウォブリングされたグルー
ブの情報となり、このグルーブ情報をデコードすること
で、光学ヘッドの現在の走査位置の絶対位置アドレスを
得ることができる。なお、以下グルーブ情報から検出さ
れる絶対位置アドレスをグルーブアドレスといい、デー
タとして記録されてデータデコード時に検出されるアド
レスと区別する。
【0004】また、CDやプリマスタードタイプのミニ
ディスクなどの再生専用光ディスクでは、ディスクを回
転させるスピンドルモータのCLV(線速度一定)サー
ボのためのクロックは、ディスクから読取られたデータ
であるいわゆるEFM信号を用いてを生成しているが、
一方、図8のようにウォブリンググルーブ1aが形成さ
れている光磁気ディスクでは、上述したようにウォブリ
ンググルーブから検出される情報を用いてCLVサーボ
を行なっている。つまり、グルーブ情報からFM復調を
行ない、さらにバイフェーズデコードを行なうことによ
りグルーブアドレスが得られるが、同時にこのグルーブ
アドレスのクロックを生成している。そして、このグル
ーブアドレスクロックを用いてCLVサーボ情報を生成
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
グルーブ情報によりCLVサーボを実行する場合、次の
ような問題があった。まず、アクセス時などにおいてト
ラッキングサーボがオフになっている場合、当然グルー
ブ情報は正しく検出されない。通常、アクセス時などは
CLVサーボをオフとしているが、例えばディスク内周
側にアクセスする場合など、アクセス後のディスク回転
速度は速くしなければならないため、アクセス後の回転
速度の整定を早めるためにアクセス中にCLVサーボを
オンとする場合がある。このような場合、グルーブ情報
が正確に抽出されないことから、スピンドルモータが暴
走してしまうことが多々発生するという問題がある。ま
た、アクセス中に限らず、トラッキングサーボが外れた
場合にグルーブ情報が乱れてスピンドルが暴走すること
も発生する。
【0006】さらに、グルーブ情報によりCLVサーボ
を実行する場合は、システムはディスク回転数を検出で
きない。このために、所定の目的のための動作時に、ス
ピンドル回転数に応じて精密な制御を行なうことができ
ないという問題もあった。例えば再生などの停止操作が
なされた場合に、どの時点までスピンドル回転のブレー
キ制御を行なって、どの時点でモーター駆動オフとする
という判断を、スピンドル回転速度に応じて正確に実行
するということができない。
【0007】また、記録動作時には、ディスク回転速度
はCLV制御により所定の線速度に安定していなければ
ならない。もしスピンドルサーボが安定する前に記録を
行なってしまうと、線速度のずれたデータが記録され、
再生時に良好なデータ読出ができなくなるためである。
ところが、グルーブ情報によりCLVサーボを実行して
いる場合は、システムはディスク回転数を検出できない
ため、記録開始のタイミングを正確に判定できない。こ
のため、例えばトラックジャンプ後などのCLVサーボ
をオンとした直後などにおいて、CLV制御がまだ安定
する前に記録を開始してしまうことも発生することがあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたもので、グルーブ情報によりCLV
サーボを実行する場合に、スピンドル回転情報を得るこ
とができるようにし、これにより的確なスピンドルサー
ボ制御や記録動作制御を行なうことができるようにする
ことを目的とする。
【0009】このため、絶対位置情報に基づいてウォブ
リングされているグルーブにより記録トラックが形成さ
れているディスク状記録媒体に対応する記録又は再生装
置において、情報読取手段と、周波数情報抽出手段と、
周波数計測手段と、回転サーボ手段と、制御手段とを設
ける。情報読取手段は、反射光情報などによりディスク
状記録媒体から情報を読み取る。周波数情報抽出手段
は、情報読取手段により抽出された情報からグルーブ周
波数情報を抽出する。周波数計測手段は、周波数情報抽
出手段によって抽出された周波数情報の周波数を計測す
る。回転サーボ手段はディスク状記録媒体の回転速度を
制御する。そして制御手段は、周波数計測手段による計
測結果に応じて回転サーボ手段の動作を制御するように
構成する。
【0010】また、上記構成において、制御手段は、周
波数計測手段による計測結果と、操作内容に応じて、回
転サーボ手段の動作を制御するようにもする。
【0011】次に、絶対位置情報に基づいてウォブリン
グされているグルーブにより記録トラックが形成されて
いるディスク状記録媒体に対応する記録装置において、
情報読取手段と、周波数情報抽出手段と、周波数計測手
段と、記録手段と、制御手段とを設ける。情報読取手段
は、反射光情報などによりディスク状記録媒体から情報
を読み取る。周波数情報抽出手段は、情報読取手段によ
り抽出された情報からグルーブ周波数情報を抽出する。
周波数計測手段は、周波数情報抽出手段によって抽出さ
れた周波数情報の周波数を計測する。記録手段は、ディ
スク状記録媒体に対して記録動作を実行する。そして制
御手段は、周波数計測手段による計測結果を用いて記録
手段による記録動作タイミングを制御することができる
ように構成する。
【0012】
【作用】グルーブ情報の周波数情報を得ることにより、
スピンドル回転速度を判別することができる。従って、
その周波数計測結果、及び場合によっては周波数計測結
果とユーザーの行なった操作内容に応じて、より的確に
スピンドル動作制御を行なうことが可能となる。また、
同様にスピンドル回転速度状態に応じて記録タイミング
の制御を行なうことも可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例となる記録再生装置を
説明する。図2は実施例の記録再生装置(ミニディスク
記録再生装置)のブロック図である。図2において、1
は光磁気ディスクであり、ディスク1はスピンドルモー
タ2により回転駆動される。3はディスク1に対して記
録/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、光
磁気ディスクに対して記録時には記録トラックをキュリ
ー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をな
し、また再生時には磁気カー効果により反射光からデー
タを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を実行
する。
【0014】ディスク1からのデータ読出動作を行なう
ため、光学ヘッド3はレーザ出力手段としてのレーザダ
イオードや、偏向ビームスプリッタや対物レンズ等から
なる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが
搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によって
ディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可
能に保持されており、また、光学ヘッド3全体はスレッ
ド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされてい
る。
【0015】反射光を検出するためのディテクタとして
は、図3のように4分割ディテクタ(A,B,C,D)
と、サイドスポット用のディテクタ(E,F)、及びR
F検出用のディテクタ(I,J)が搭載される。これら
のディテクタにはウォラストンプリズム3bを介してデ
ィスク1からの反射光が照射される。
【0016】また、6aは供給されたデータによって変
調された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを
示し、ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置
に配置されている。磁気ヘッド6aは光学ヘッド3とと
もにスレッド機構5によってディスク半径方向に移動さ
れる。
【0017】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報、即ちディテクタA,B,
C,D,E,F,I,Jの出力はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号、グルーブ情報(図8のような光磁気ディ
スク1上のウォブリンググルーブの情報)等を抽出す
る。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デ
コーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され
る。
【0018】RFアンプ7においてRF信号はディテク
タ(I,J)の出力が用いられて生成される。即ち、光
磁気ディスク上のデータはI−Jの処理により抽出され
る。なお、光磁気ディスク上のピットデータや、ディス
ク1がプリマスタード光ディスクであった場合のデータ
はI+Jの処理により抽出される。またフォーカスエラ
ー信号は、RFアンプ7において、4分割ディテクタ
(A,B,C,D)の出力の演算処理(A+C)−(B
+D)が実行されて生成される。トラッキングエラー信
号はディテクタ(E,F)の出力が用いられ、E−Fの
演算により生成される。さらに、(A+D)−(B+
C)のプッシュプル信号はグルーブ情報としてアドレス
デコーダ10に供給される。
【0019】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントロ
ーラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令によ
り各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレ
ッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御
を行なう。また後述するようにグルーブ情報及びグルー
ブ情報からデコードされたグルーブアドレスのクロック
を用いて、スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)
に制御する。また、システムコントローラ11からのス
ピンドルキック、スピンドルブレーキなどの制御信号に
より、スピンドルモータ2の駆動、停止などの制御を行
なう。
【0020】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、ACIRC等のデコード処理され、メモ
リコントローラ12によって一旦バッファRAM13に
書き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディス
ク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッ
ファRAM13までの再生データの転送は1.41Mbit/sec
で(間欠的に)行なわれる。
【0021】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナロ
グ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給さ
れて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号とし
て出力される。
【0022】このようにディスク1から読み出されたデ
ータを一旦バッファRAM13に高速レートで間欠的に
書き込み、さらに低速レートで読み出して音声出力する
ことで、例えば一時的にトラッキングサーボが外れてデ
ィスク1からのデータ読出が不能になっても音声出力は
そのままとぎれることなく継続されるという、いわゆる
ショックプルーフ機能が実現される。
【0023】アドレスデコーダ10は、RFアンプ7か
ら供給されたグルーブ情報に対してFM復調及びバイフ
ェーズデコードを行なってグルーブアドレスを出力す
る。このグルーブアドレスや、エンコーダ/デコーダ部
8でデコードされたアドレス情報はエンコーダ/デコー
ダ部8を介してシステムコントローラ11に供給され、
各種の制御動作に用いられる。
【0024】ディスク(光磁気ディスク)1に対して記
録動作が実行される際には、端子17に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18
によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコ
ーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施さ
れる。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された
記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッ
ファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読
み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そし
てエンコーダ/デコーダ部8でACIRCエンコード、
EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆
動回路6に供給される。
【0025】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号SLPを供給する。
【0026】システムコントローラ11はマイクロコン
ピュータにより構成され、ユーザー操作や内部のプログ
ラムに従って、上述のように各部の動作制御を行なうも
のである。19はユーザー操作に供されるキーが設けら
れた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによっ
て構成される表示部を示す。21は周波数計測部であ
る。この周波数計測部はグルーブ情報についての周波数
を計測し、計測結果となるデータをシステムコントロー
ラ11に供給できるように構成されている。
【0027】このような記録再生装置においてスピンド
ルサーボ系は図1のように構成されることになる。上述
したようにRFアンプ7からはグルーブ情報がプッシュ
プル信号として出力される。このプッシュプル信号はア
ドレスデコーダ10においてまずバンドパスフィルタ1
0aに供給され、帯域制限されることで、ノイズ成分が
除去されたグルーブ情報ADFGとされる。バンドパス
フィルタ10aで帯域制限されたグルーブ情報ADFG
は、FM復調部10bで復調され、バイフェーズデコー
ダ10cの処理を介してアドレスデータFMDTとして
出力される。また、FM復調部10bの出力はクロック
リカバー部10dの処理を介してアドレスクロックFM
CKとして出力される。
【0028】このアドレスデータFMDTとアドレスク
ロックFMCKは、エンコーダ/デコーダ部8における
アドレスデコーダ8aに供給される。アドレスデコーダ
8aはアドレスクロックFMCKによるデコードタイミ
ングでアドレスデータFMDTをデコードしていくこと
で、グルーブアドレスを得る。このグルーブアドレスは
システムコントローラ11に供給され、システムコント
ローラ11は光学ヘッド3による現在の走査位置を知る
ことができる。
【0029】一方、バンドパスフィルタ10aの出力で
あるグルーブ情報ADFG、及びアドレスクロックFM
CKは、サーボ回路9におけるCLVサーボ部9aに供
給され、スピンドルサーボ制御に用いられる。CLVサ
ーボ部9aは、まずスピンドル立ち上げ時などのラフサ
ーボを行なう場合は、グルーブ情報ADFGを用いて、
スピンドル回転制御を行なう。そしてラフサーボから通
常サーボに切り換えた後は、アドレスクロックFMCK
を用いる。つまりアドレスクロックFMCKを基準クロ
ックと比較してスピンドルエラー信号を生成し、モータ
ドライバ9bからスピンドルモータ2に対してスピンド
ルエラー信号に応じた電力印加を実行させる。なお、ス
ピンドル起動命令、停止命令などはシステムコントロー
ラ11からCLVサーボ回路9aに供給される。
【0030】本実施例では上述したように周波数計測部
21が設けられているが、周波数計測部21にはグルー
ブ情報ADFGが供給されており、グルーブ情報ADF
Gについての周波数を計測することができるように構成
されている。そして計測結果に応じてスピンドル回転速
度情報IV を生成し、これをシステムコントローラ11
に供給する。
【0031】周波数計測部21は、スピンドル回転速度
情報IV を次のように出力する。まず、定格の線速度時
のグルーブ情報ADFGの周波数を基準として、計測さ
れた周波数が±4%以内であった場合は、スピンドルモ
ータ2の回転速度は安定状態であることを示す、速度O
K信号を出力する。一方、計測した周波数が基準周波数
よりも2倍以上であった場合は、スピンドルモータ2の
回転速度がかなり高速となっており、つまり暴走状態で
あることになる。そこで、このような場合はスピンドル
暴走状態を示す高速検出信号を出力する。逆に、計測し
た周波数が基準周波数よりも1/3倍以下となるのは場
合は、スピンドルモータ2の回転速度がかなり低速とな
っている場合である。そこで、このような場合はスピン
ドル低速状態を示す低速検出信号を出力する。
【0032】このような周波数計測部21からのスピン
ドル回転速度情報IV に基づいて、システムコントロー
ラ11は各種的確な制御を行なうことが可能となる。以
下、本実施例で実現可能なシステムコントローラ11の
制御動作について3例をあげる。
【0033】まず図4の処理は、システムコントローラ
11が周波数計測部21からの高速検出信号を受信した
場合である。高速検出信号によりシステムコントローラ
11はスピンドル暴走状態を知ることができるため、C
LVサーボ部9aに対してスピンドル減速コマンド(ス
ピンドルブレーキ信号)を発信する (F101→F102) 。こ
れにより、何らかの原因でスピンドルモータ2が暴走し
てしまっても、即座に減速制御し、整定状態に回復させ
ることが可能となる。
【0034】次に図5の処理は、ユーザーが停止操作を
した場合である。システムコントローラ11は、操作部
19からの停止操作に応じて、まずCLVサーボ部9a
に対してスピンドルブレーキ信号を発信し、スピンドル
モータ2を減速制御することになる(F201)。ここで、周
波数計測部21からの低速検出信号を待機し(F202)、低
速検出信号が受信されたら、スピンドルモータの駆動を
オフとする(F203)。つまり、低速検出信号により、スピ
ンドルモータの駆動をオフとする最も適切なタイミング
を得ることができ、効率的な停止制御を実行できること
になる。
【0035】図6の処理は、ディスク1へのデータ記録
時において、アクセスを実行した場合の例をあげてい
る。記録時にはデータをディスク上のフリーエリア(未
記録領域)に記録していくことになるが、例えばフリー
エリアがディスク上で離散的に存在していた場合は、或
るフリーエリアでの記録がなされた後、他のフリーエリ
アにアクセスして記録を継続していくことになる。この
ようなアクセスを行なった場合(F301)、アクセス終了後
に各サーボをオンとしてスピンドル整定、フォーカス/
トラッキングの整定を行なうことになるが、スピンドル
整定前に記録が開始されてしまうと、線速度のずれたデ
ータが記録されてしまうことになる。
【0036】そこで、この処理例では、システムコント
ローラ11はアクセス終了後において周波数計測部21
からの速度OK信号を待機している(F302)。そして、速
度OK信号が受信され、スピンドル整定完了が確認され
た後において、リンキングポイントを検出して記録動作
を開始するようにしている(F303,F304) 。つまり、レー
ザーパワーを記録レベルとする。
【0037】なお、リンキングポイントとは記録開始の
ポイントとなる。ミニディスクシステムでは、図7のよ
うに記録されるデータはクラスタという単位で分けら
れ、これが記録時の最小単位となる。1つのクラスタは
36セクターで構成される。このセクターのうち示す
『00』〜『1F』までの32セクターはメインデータ
セクターとされ、実際の音声データや管理情報などは、
このセクターに記録される。残りの『FC』〜『FF』
の4セクターはサブデータセクターとされているが、実
際にはダミーデータによるリンキング領域とされてい
る。クラスタ単位の記録動作はリンキング領域における
セクターFDの中央位置から開始され、『00』〜『1
F』までの32セクターにデータが記録されていくこと
になる。
【0038】つまり上記図6の処理では、スピンドル整
定を確認した後、セクターアドレスを監視し、セクター
FDとなった時点で記録動作を開始することになる。図
6のステップF302の処理によってスピンドル整定を確認
することで、線速度のずれたデータが記録されてしまう
ことは解消される。なお、記録エリア間のアクセス後の
処理として説明したが、記録開始時(つまり、最初のフ
リーエリアへのアクセス後)の処理としても適用できる
ことはいうまでもない。
【0039】以上のように3種類の動作制御例をあげた
が、周波数計測部21からのスピンドル回転速度情報I
V に基づいて、またスピンドル回転速度情報IV とユー
ザーの操作目的に応じて、これ以外にもシステムコント
ローラ11は各種的確な制御を行なうことが可能とな
る。例えばスピンドル立ち上げ時にラフサーボから通常
サーボに切り換えるタイミングを的確に把握できる。ま
た、記録継続中に速度OK信号を確認しており、何らか
の原因でスピンドルモータ回転速度が不安定になって速
度OK信号が得られなくなったような場合に、一時記録
動作を中断させ、スピンドル安定を計る制御を実行する
なども可能となる。再生中も同様である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、グルーブ
情報の周波数情報を得ることにより、スピンドル回転速
度を判別することができるため、その周波数計測結果、
及び場合によっては周波数計測結果とユーザーの行なっ
た操作内容に応じて、より的確にスピンドル動作制御を
行なうことが可能となるという効果がある。例えばスピ
ンドル暴走状態を迅速に制止させたり、回転停止操作時
に短時間で効率よく停止させることなどが可能となる。
また、同様にスピンドル回転速度状態に応じて記録タイ
ミングの制御を行なうことも可能となるという効果があ
り、これによって正しい線速度状態において記録動作が
実行されるように制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置のCLVサーボ
系のブロック図である。
【図2】実施例の記録再生装置のブロック図である。
【図3】実施例の光学ヘッドにおけるディテクタの説明
図である。
【図4】実施例の制御動作例のフローチャートである。
【図5】実施例の制御動作例のフローチャートである。
【図6】実施例の制御動作例のフローチャートである。
【図7】ミニディスクのセクター構造の説明図である。
【図8】ミニディスクのウォブリンググルーブの説明図
である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 スピンドルモータ 3 光学ヘッド 7 RFアンプ 8 エンコーダ/デコーダ部 9 サーボ回路 9a CLVサーボ部 9b モータドライバ 10 アドレスデコーダ 10a バンドパスフィルタ 10b FM復調部 10c バイフェーズデコーダ 10d クロックリカバー部 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 14 エンコーダ/デコーダ部 19 操作部 21 周波数計測部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−58347(JP,A) 特開 平1−302575(JP,A) 日経エレクトロニクス、No.542 (1991年12月9号),p.160〜168,平 成3年12月,日経BP社 前田、日本音響学会誌,Vol.49, No.4,p.277〜283,平成5年4月

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶対位置情報を変調した信号が記録され
    ているウォブリングされたグルーブから成る記録トラッ
    クが形成されているディスク状記録媒体に情報を記録、
    もしくはディスク状記録媒体から情報を再生する記録又
    は再生装置において、 前記ディスク状記録媒体から情報を読み取る情報読取手
    段と、 前記情報読取手段により抽出された情報からグルーブ周
    波数情報を抽出する周波数情報抽出手段と、 前記周波数情報抽出手段によって抽出されたグルーブ周
    波数情報を復調する復調手段と、 前記復調手段にて復調された復調信号からアドレスクロ
    ックを抽出するアドレスクロック抽出手段と、 ラフサーボ時には前記周波数情報抽出手段によって抽出
    されたグルーブ周波数情報に基づいて前記ディスク状記
    録媒体の回転速度が制御され、通常サーボ状態では前記
    アドレスクロック抽出手段にて抽出されたアドレスクロ
    ックに基づいて前記ディスク状記録媒体の回転速度が制
    御される回転サーボ手段と、前記周波数情報抽出手段によって抽出されたグルーブ周
    波数情報の周波数を計測し、計測結果に応じた回転速度
    情報を出力する周波数計測手段と、 前記周波数計測手段からの回転速度情報により高速回転
    状態を検知することに応じて、前記ディスク状記録媒体
    の回転速度が減速されるように前記回転サーボ手段の動
    作を制御する制御手段と、 を有して構成されることを特徴とする記録又は再生装
    置。
  2. 【請求項2】 絶対位置情報を変調した信号が記録され
    ているウォブリングされたグルーブから成る記録トラッ
    クが形成されているディスク状記録媒体に情報を記録、
    もしくはディスク状記録媒体から情報を再生する記録又
    は再生装置において、 前記ディスク状記録媒体から情報を読み取る情報読取手
    段と、 前記情報読取手段により抽出された情報からグルーブ周
    波数情報を抽出する周波数情報抽出手段と、 前記周波数情報抽出手段によって抽出されたグルーブ周
    波数情報を復調する復調手段と、 前記復調手段にて復調された復調信号からアドレスクロ
    ックを抽出するアドレスクロック抽出手段と、 ラフサーボ時には前記周波数情報抽出手段によって抽出
    されたグルーブ周波数情報に基づいて前記ディスク状記
    録媒体の回転速度が制御され、通常サーボ状態では前記
    アドレスクロック抽出手段にて抽出されたアドレスクロ
    ックに基づいて前記ディスク状記録媒体の回転速度が制
    御される回転サーボ手段と、 前記周波数情報抽出手段によって抽出されたグルーブ周
    波数情報の周波数を計測し、計測結果に応じた回転速度
    情報を出力する周波数計測手段と、 停止操作に応じて前記ディスク状記録媒体の回転速度を
    減速させ、さらに前記周波数計測手段からの回転速度情
    報により低速回転状態を検知することに応じて、前記デ
    ィスク状記録媒体の回転駆動をオフとするように前記回
    転サーボ手段の動作を制御する制御手段と、 を有して構成されることを特徴とする 記録又は再生装
    置。
  3. 【請求項3】 絶対位置情報を変調した信号が記録され
    ているウォブリングされたグルーブから成る記録トラッ
    クが形成されているディスク状記録媒体に情報を記録す
    る記録装置において、 前記ディスク状記録媒体から情報を読み取る情報読取手
    段と、 前記情報読取手段により抽出された情報からグルーブ周
    波数情報を抽出する周波数情報抽出手段と、 前記周波数情報抽出手段によって抽出されたグルーブ周
    波数情報を復調する復調手段と、 前記復調手段にて復調された復調信号からアドレスクロ
    ックを抽出するアドレスクロック抽出手段と、 ラフサーボ時には前記周波数情報抽出手段によって抽出
    されたグルーブ周波数情報に基づいて前記ディスク状記
    録媒体の回転速度が制御され、通常サーボ状態では前記
    アドレスクロック抽出手段にて抽出されたアドレスクロ
    ックに基づいて前記ディスク状記録媒体の回転速度が制
    御される回転サーボ手段と、 前記ディスク状記録媒体に対して記録動作を実行する記
    録手段と、前記周波数情報抽出手段によって抽出されたグルーブ周
    波数情報の周波数を計測し、計測結果に応じた回転速度
    情報を出力する周波数計測手段と、 前記周波数計測手段からの回転速度情報により、前記デ
    ィスク状記録媒体の回転整定状態を検知した後に、前記
    記録手段による記録動作を開始させるように制御する制
    御手段と、 を有して構成されることを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスク状記録媒体に記録される情
    報は、サブデータセクタとメインデータセクタとから成
    るクラスタ単位で記録が行われ、前記記録手段の記録動
    作は、前記サブデータセクタから開始されることを特徴
    とする請求項3に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
前田、日本音響学会誌,Vol.49,No.4,p.277〜283,平成5年4月
日経エレクトロニクス、No.542(1991年12月9号),p.160〜168,平成3年12月,日経BP社

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